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2008/10/05(12:43:04)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話にてお気軽におたずね下さい。
表示金額は全て税込みです
BS-7890 マリア・イアコヴ (ΜΑΡΙΑ ΙΑΚΩΒΟΥ) / ΜΑΥΡΑ ΜΕΣΑΝΥΧΤΑ CD \3500
 美形セレブ・タッチの女性ヴォーカリスト08年作。エーゲ海のエキゾチックさに染まるポップス系サウンドで、ソフトに加わるアンビエントがセンス良く個性的。1曲目から彼女のまろやかな歌声の魅力が優しく広がり、落ち着きを持った大人の哀愁を感じさせる。それは、2曲目、3曲目、4曲目へも受け継がれ、ミナス風のリズムやアコギなど他のギリシャ物にはあまり見られないアレンジの曲もあり、このジャケットやブックレット中のフォトを眺めながら聴いていると心が和らぐ不思議な癒しあり。瞳が麗しい。 GREECE
BS-7889 デミトリス・パパディミトリュー (ΔΗΜΗΤΡΗΣ ΠΑΠΑΔΗΜΗΤΡΙΟΥ) / ΒΙΟΣ ΕΛΛΗΝΙΚΟΣ CD \3500
 08年リマスター&デジパック盤。90年にリリースされた作品で、ハリス・アレクシーウら5人のヴォーカリストをフィーチャーした、シンフォニックな内容で知られる。作曲者が数人のシンガーを起用しインストを織り交ぜるギリシャ特有のコンセプト物と言え、草原に霧が立ち込めたような雄大な叙情は哀愁が混じり深く、スパノダキスを思わせるストリングス系のシンセとピアノや管弦楽器が美しく響く。デジタル・リマスターが効いており、彼が描いたオーケストレーションをリアルに聴ける。冷たく奏でられるギターも独特。 GREECE
BS-7888 ペギー・ジーナ (ΠΕΓΚΥ ΖΗΝΑ) / Best Of 2CD+DVD(PAL) \5500
 ファン必携限定ボックス。37曲を収録したベスト・コンピ盤2CDと15曲のヴィデオ・クリップを収録したDVDがセット。CDは3曲のニュー・ヴァージョンを含み、ヴィデオ・クリップはライヴ映像も使用されている。最新作までの彼女を追った内容で、なんと言ってもプロモ・クリップはもう抵抗しがたい美しさに満ち、誘惑され、もう危険。どのCDジャケットも魅力的だけど、それらが一気に取り巻くような恍惚と反するこのブラック・ケースもまた秘密が隠されているようでいい。ヴォーカリストとしてレベルアップ中の彼女だが、ヴィジュアル的には今やギリシャNO.1と言えるのでは。 GREECE
BS-7670 スタマティス・スパノダキス (ΣΤΑΜΑΤΗΣ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΑΛΕΞΑΝΔΡΟΣ II CD \3600
 再入荷。08年作。サントラを除く純スタジオ作としては5年振り。オーケストラと混声合唱団に、ギター、ピアノ、シンセらの組み合わせ、そしてあの哀愁のメロディーはもう不変と言え、それらの特性をより細密化させ、より深く、より清らかに、よりダイナミックに描き出している。今まであまり印象になかったアコギの多用や、ソロでフィーチャーされる民俗楽器、舞踏音楽を思わせる早いテンポ、アンビエントとは違うシークエンス・キーボード、かすんで見えないほど遠くの背景描写など、もうすべてを注ぎ込んだ総出演の大作になっている。まさに劇的。ライヴから1曲ボーナス入り。デジパック。 GREECE
BS-7531 V.A. (ΑΝΕΜΟΣ、ΚΡΙΣΤΥ ΣΤΑΣΙΝΟΠΟΥΛΟΥ etc. ) / BALKAN ROUTES CD \3600
 再入荷。ギリシャ・ファン&バルカン・ファン&女性ヴォーカル・ファン必聴作! ユーゴスラヴィアのアーティストとバルカンへ捧げられた08年コンピ盤で、未発曲のアネモスを始め、ギリシャからはクリスティーなど、美の化身とも言える女性ヴォーカル・バンドがこれでもかと入っている。以前、当店でも大プッシュしていたブルガリアのNONA YOTOVAや、同じくブルガリアの期待の美声女性ヴォーカル・バンドのLOT LORIENや、セルビア、トルコ、アルバニア、ルーマニアなど、どの曲もアネモスやシンテシス・クラスのトリプルA超美曲ばかりで、しかも、ほとんどが入手困難なローカル・リリースなので、禁断の扉を開けるには、もうこれしかない、と言った内容。アナトリアの大幻想、ギリシャ系のシンフォニック美もあり、プログレ・ファンが聴くにも絶好のサンプル。 GREECE
BS-7887 REVERIE / Shakespeare、La Donna、Il Sogno CD \2700
 声がアニー・ハスラム似の女性ヴォーカルとTHE WATCHのギタリストをフィーチャーしたルネッサンス調のフォーク・プログレ・バンド。デモ盤を経ての08年デビュー作。ピアノ、ギター、シンセ、オルガンに、フルート、クラリネット、チェロも加え、シェイクスピアの詩も用いアメイジング・ブロンデルやブランデュアルディを思わせる中世のロマンが香る夢を聴かせる。ただ、それだけで終わらず、エスペラント語で歌われる後半などアコースティック・シンフォと呼べる内容で、ジェネシスとGATTO MARTEが混ざったような光景。つまり、プログレで決着しているのがミソ。このあたりが元THE WATCH。自主リリース。 ITALY
BS-7886 THE REASONING / Dark Angel CD \2500
 女性ヴォーカル・シンフォニック・プログレの最高峰バンド、08年新作2nd。MOSTLY AUTUMN、MAGENTAと並ぶ現在の英国3美神!KARNATAKAを抜けた美声女性ヴォーカリストRACHEL、元MAGENTAのベーシストMATHHEW COHENらが結成した注目バンド。ややハードにエッジを刻むドライヴ感のあるツイン・ギター、叙情を帯びたメロディー・ライン、分厚く押し迫る音像の波、そのメジャー指向のダイナミックなサウンドもさることながら、やはりなんと言ってもRACHELの聴く物の心を捉えて離さない、ビロードのようなえも言われぬ天性の美声がポイントで、しっとりと心に浸透していく。メイン・ヴォーカルはもちろん、バッキングでも男性ヴォーカルと絡み合いその存在感を存分に見せつけている。自主盤。 UK
BS-7885B ロック・ダイヴィング・マガジン (RDM) VOL.10 BOOK \1000
 祝10号!「あたし、平成生まれだからぁ、レコードなんて知らなぁ〜い」という若者がほとんどのこの時世に、こんなにも昭和の匂いがぷんぷんする音楽系のミニコミは、他には無いでしょう! 16年かかってやっと区切りの10号と編集者のせみま〜るさんも巻頭で語っていますが、ウチの店もおかげさまで今年で15周年。あぁ、月日が経つのは早いなぁ・・・としみじみしている暇もなく、ウルトラ・ダイヴィング・レコード・レヴュー114枚(UK、US、OTHER EURO&JAPAN / ROCK、SSW、FOLK、PROGRESSIVE、HARD etc.)、クロスレヴュー27枚、B級保存ファイル・激レア自主盤の雄、イサカ系列完全コンプリート大紹介!、お父さんの為のデジタル講座、などなど、みんなでわいわい楽しくマニアッ道を突き進んでます。漫画も載ってます。全96ページ。バックナンバー9号も在庫あり(このページの一番下に載ってますのでぜひご一緒に)!
BS-7884 ALSO EDEN / It's Kind Of You To Ask CD \2500
 シンフォニック・プログレ・ファン必聴の08年新作2nd。キャメル、ジェネシスからの影響を感じさせつつも、このバンド独自のカラーで染め上げた。曲の展開や各楽器のプレイそれぞれに高いスキルがあり、聴いていて気持ちが良くなるアルバムだ。シンセ、ピアノ、オルガン、メロトロン系を導入し、品格のあるプログレッシヴなセンスを感じさせるキーボーダーの存在感が絶大。また、ギターもエレクトリック、アコースティックとバランス良く使い分け、ドラムス、ベースもタイトなリズムを刻む。ファンタジックで色鮮やかな空気がフレッシュに広がっていく。こういった英国の自主系バンドだとBIG BIG TRAINが名実ともにトップ・クラスだが、それに並ぶバンドへと成長を遂げた、正統派シンフォの注目作。自主盤。 UK
BS-7883 ALSO EDEN / About Time CD \2500
 06年デビュー作も再入荷。パッションとメロディーが一体となり、英国ならではの愁いのヴォーカルをテクニカルなバックが盛り立てる。曲にオリジナリティーがあり、ジェネシス、マリリオンを通過した音だが、フレッシュに洗い直されており、近年のバンドを追っているファンにはどんぴしゃくるはず。押さえの効いたギター・ソロもプログレ然とし、なんと言ってもキーボーディストが自分のスタイルを持っており、しかも上手く、彼らが繰り出すサウンドがスリリングでしょうがない。2曲目、4曲目のシンセ・ソロはバンクスまっしぐら。5曲目もたまりません! 自主盤。 UK
BS-7882 RIC SANDERS / Still Waters CD \2500
 現在フェアポート・コンベンションで活動中のヴァイオン奏者のソロ。彼が弾くヴァイオリン、キーボードに加え、イアン・アンダーソン、ゴードン・ギルトラップ、ジョン・エサリッジ、そしてフェアポートのメンバーらを多数迎え、ゲストを贅沢に使って制作された感のある08年新作。アコギ、ベース、ヴァイオリンのストリングス・アンサンブルを効かせ、1曲ながらイアン・アンダーソンのフルートとのコラボなど、クラシカルな室内弦楽風あり、トラディショナルな香り高い曲ありの、アコースティック・チェンバー・サウンド16曲。英国調の気品が漂う優美なインスト作品。デジパック仕様。 UK
BS-7866 PENDRAGON / Pure CD+DVD(NTSC) \3600
 再入荷! 3年振り待望の08年新作。12ページの綴じ込みブックレット付きデジブック仕様&DVD付きで自身のレーベルからリリースされた限定盤! 最近CAAMORAでも注目を集めたキーボード・プレイヤーのCLIVE NOLANが在籍し、メロトロン系の音色などを使用した幻想色のあるキーボード・ワーク、リリカルなピアノ、そして、エモーショナルなギター、ドラマ性のある曲展開で聴かせる、シンフォニック・プログレ・ファン必聴の一級品。英国特有の哀愁を帯びた翳りのある美的感覚に彩られたナイーヴなメロディーは、前作までには無かったフロイド的なスタイルも感じさせ、シーンに沿った次なるものを柔軟に取り入れ表現していき、さすがに完成度も高い。DVDは80分のドキュメンタリー映像をたっぷり収録。*CD&DVDが直入れのためスレが若干あります。 UK
BS-7881 SHEM TOV LEVY / In The Mood CD \2980
 初CD化。彼が在籍したNO NAMESとSHESHETの間にリリースされた76年作1st。フルート奏者として知られるが、まるでイタリアのカンタウトーレを思わせるハートフルなヴォーカルと優美でファンタジックな楽曲はイスラエルならではと言え、ストリングスや管楽器をエキゾチックに持ち込んだ3曲目、SHESHET風のテクニカルなジャズ・ロックで聴かせる5曲目、甘くクラシカルな8曲目など、その作曲センスと優れたプログレッシヴ性には目を見張るものがある。名作です。リマスター&NO NAMESのライヴを含む4曲のボーナス入り。 ISRAEL
BS-7880 IT BITES / The Tall Ships CD \2500
 20年振りの08新作。オリジナル・メンバー2人に、FRANCIS DUNNERYの代わりにARENAのJOHN MITCHELLがギター&ヴォーカルで加入した、新生IT BITESで再スタートしての1作目。新作に先駆けて昨年リリースされたライヴ盤を聴いて期待が高まっていたが、洗練された清涼感のあるコンパクトなキャッチーさと、スローテンポにうねる叙情性が交互に現れる、あのイット・バイツ・サウンドに溢れた、まさに期待を裏切らない出来で、JOHN MITCHELLもバンドにしっかりと溶け込んでいる。また、後半、特に13分を越えるアルバム・ラストでのアレンジを効かせた泣きを含んだドラマ性や哀愁感は、彼と、キーボードのJOHN BECKが現在KINOで活動していることもあり、そういった今の英国シンフォ・プログレ・シーンからの新しい空気を含んでいる。ボーナス・トラック1曲 (WHEN I FALL) 追加収録。 UK
BS-7879 KORMORAN / Balvanyosvar Legendaja CD \2500
 感動の傑作。08年作。ルーマニアの革命後、ハンガリーに移り住みコルモランの音楽とメッセージに共感したミュージシャンが故郷のトランシルヴァニアの古城にまつわる苦難の愛をテーマに書いたコンセプト作。もう、シンフォニック・プログレと言える超ドラマチックな内容で、常に驚かされる新鮮味があり、スパノダキスとバンコが合体したような6曲目などまさにそう。スラヴの民俗楽器の乱舞が続き、ギターがヘヴィに唸りまくる。変拍子のうねり、飛び交うシンセ、狂う管楽器、エモーショナルな叫び、悲愴な幻想感、これはアフター・クライングに並ぶ驚愕の出来! もちろん、美声の女性ヴォーカル入り。 HUNGARY
BS-7878 YOU&I / Same CD \2500
 しばらく廃盤だった95年に自主リリースされたデビュー作が再リリース。後期のギタリストがYESTERDAYを結成するなど、今、再び注目される彼ら。イエス風のシンフォニック・ロックを完成させていった2ndや3rdとはやや違い、女性ヴォーカルをメインに、ケルト・トラッドを取り入れるなどIONA系の美サウンドで魅了。そんな光景がふわーっと優しく広がっていく前半、この後のアルバムにつながるシンフォニックな後半、ハンガリーの新時代到来の風を感じさせる好作だ。 HUNGARY
BS-7854 LISA / Dorole De Creepie CDS \1500
 再入荷! ミレーヌ・ファルメール・ファン必携シングル。ファンの間で注目されていたシングルが限定再入荷。真偽は定かではないが、一部でミレーヌの姪っ子との噂もある11歳の美少女が現れた。本作が08年デビュー・シングルで、なんと作詞はミレーヌ、作曲はロラン・ブトナという注目作。内容はアメリカの子供向けアニメのフランス版主題歌を歌っているのだが、その曲調がいかにもブトナらしく、まさにミレーヌがアルバムで歌っていてもおかしくないような曲。ここには入っていないがPVでダンスを披露し、歌うリサちゃんを見ると、もうすでに妖艶な色気と小悪魔的な魅力があり、末恐ろしい・・・いやいや、今後が楽しみ。ミレーヌの後継者候補(?)そして、コレクターズ・アイテム必至。お早めに。シングル紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-7877 TOMAS BODIN / Cinematograaf CD \2500
 フラワー・キングスのキーボード奏者のソロ・アルバム。08年新作5th。ソロ作品では、バンドとは違った世界を構築し、自分の内なるもの、精神世界に目を向け表現してきた。本作は、そんな彼のインナー・トリップの集大成と言えるような仮想サウンド・トラックの3曲で構成された大作指向のアルバムで、サティのジムノペディを連想させるようなシンセ・ソロに導かれ、彼が作り上げた夢想的な世界に取り込まれて行き、もうそこから抜け出せない。派手なシンセ・ソロなどは無いものの、サンプラーによるパイプ・オルガンのドラマチックな挿入や、リリカルなピアノ・ソロ、ダイナミックなオーケストレーションを取り入れ、随所に北欧シンフォらしい美メロディーを散りばめたファンタジックでイマジネイティヴな仕上がりになっている。インスト作品。自主盤。 SWEDEN
BS-7876 MAYSSAM NAHAS / Mahdoum CD \2980
 美形の人気女性ヴォーカリスト、マイッサム・ナハスの08年作。湾岸に多い強く押すタイプではなく、独特の歌いまわしはあるものの、どちらかと言うとさらりとポップを歌う彼女。バンドにエキゾチックなストリングス・セクションが絡み、少し打ち込みとパーカッションが加わる。厚みは十分。お嬢様的というかセレブな感じが漂い、かつアラビックな色香に包まれる。トルコやギリシャにもありそうな情景だが、中東の幻惑に満ちる4曲目、深い5曲目あたりの哀愁感はこのエリアならでは。その後のバラード系の輝きもいい。スリップケース付き。 LEBANON
BS-7875 AMAL HIJAZI / Kif El Amar CD \2980
 あぶない誘惑度で迫る女性ヴォーカリスト、アマル・ヒジャジの08年作。このフロント・ジャケでもその雰囲気は伝わってくるけれど、ブックレット中の彼女と夜にすれ違ったならかなりやばい。内容もアダルトな魅力にあふれ、速いテンポの多い湾岸物とは少し違いミドルテンポ、またはバラードが全体を占め、ネイなどの民俗楽器も少なめ。打ち込みではなくバンド主体の洗練されたアレンジでしっとりと聴かせる。エキゾチックな歌いまわしと溶け合う独特の哀愁。ありそうでないアラビアン・ポップスと言えるのでは。スリップケース付き。 LEBANON
BS-7874 GANDALF&FRIENDS / Live In Vienna CD+DVD(PAL) \3200
 ガンダルフ初のDVDが遂にリリース!スティーヴ・ハケット他、多数のゲスト・ミュージシャンを迎えて01年に行われた20周年記念ライヴ。アコギ&エレクトリック・ギター、シタール、キーボードとマルチに弾くガンダルフを中心にしたバンド編成でのライヴで、メンバーには、フルート、ヴァイオリン、ベース、ドラムスや、かつてアルバムでも共演したランヴァルも参加。ファンタジックでシンフォニックなガンダルフ・ワードに包まれる。ちなみに、ハケットはアコギではなくエレクトリック・ギターで参加し、彼ならではのロング・トーンが効いた優美な音色を溶け込ませ、FACE IN THE MIRRORでプレイしている。また、ボーナス映像も多彩で、2000年のライヴ映像2曲や、インタビュー、ディスコグラフィー、そして美形&美声女性ヴォーカリストのJULIA MARTINS(彼女はライヴ本編でも華を添えている)を、ヒロインに仕立てたプロモ・クリップJUST GO ON BELIEVINGを収録。 AUSTRIA
BS-7873 FAUN / Faun&The Pagan Folk Festival CD \2800
 39ページの綴じ込みブックレットが付いたデジブック仕様・限定盤。ゲルマン中世の暗黒を奏でる、美声女性ヴォーカル・ジャーマン・メディバル系バンド。ペイガン・フォーク・フェスティヴァルの8つのライヴから厳選された11曲を収録したライヴ盤。SIEBENのMATT HOWDEN、IN GOWAN RINGのB’EIRTHを迎え、それぞれのバンドの曲もFAUNとのコラボで聴かせる。FAUNのアルバムRENAISSANCEと、TOTEMからの曲を中心としているが、2曲の未発表曲を含み、SAHHARAではサズやダラブカ、といった湾岸の楽器も導入しエキゾチックな香りがたっぷりと広がり、フィンランド・トラッドのAISI SISIKKAでは、ゲストのMATTのヴィアナ張りのエレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーし、FAUNサウンドに新たな風が送りこまれている。ファン必聴の傑作ライヴ。 GERMANY
BS-7872 ALQUIMIA / Forever CD \2500
 一時期、KARNATAKAの新ヴォーカリストとして活動し注目されたケルト美声女性ヴォーカリストの07年新作。優美なシンセ・オーケストラや、ピアノ、イリアン・パイプ、ギター、ベースなどを導入し、哀愁を帯びたメロディーに乗せて、幻想的でシンフォニックなタッチで美しく綴っていく。メインのヴォーカルのバックでは彼女のヴォーカルの多重をコーラス風に挿入し、サウンドに広がりと奥行きを感じさせる。トラッド曲と自作曲。さらに、ボーナス・トラックとしてmp3で12曲のアコースティック・ヴァージョンを追加収録。3面開きデジパック仕様。 UK
BS-7871 NAKED RAVEN / Sunday Best CD \2500
 当店では新譜がリリースされると必ず注目を集めてきたオーストラリアの女性ヴォーカル・バンド。ライヴを含め7枚のアルバムをリリースしているが、新曲4曲を含むベスト盤。3曲は新録音、8曲は旧作から選曲された15曲を収録。新曲&新録ではチェロに加えヴァイオリンも導入され、より叙情風味を増しているので、これを聴いていると、どんどん新作が楽しみになる。湿り気を帯びた女性ヴォーカルの声も最高で、チェロの音色に導かれる翳りのあるサウンドと一体となって、憂愁の影を落とす。どの曲も選りすぐりでハイ・クオリティー。3面開きデジパック仕様。 AUSTRALIA
BS-7870 ARCHIMEDES BADKAR / Badrock For Barn I Alla Aldrar CD \2500
 初CD化。カンタベリー・スタイルのジャズ・ロックを聴かせる75年リリースの1st。現在もECM系のクリエイティヴな作品をリリースするキーボード奏者、PER TJERNBERGが在籍しており、ねばっこいギターや管楽器を交え、少しサムラ風のノリも見せながら進行していく。この年代のスウェーデンの表情というか空気が詰まっており、どよーんとしたミニマルさがあり、また、特有のトラディショナルな旋律も混じり、サイケデリックな哀愁が漂う。SILENCEやMNWレーベルが作り出した環境にのみ生息したサウンド。デジパック。 SWEDEN
BS-7869 RAGNAROK / Same + Live CD \2500
 オセアニアン・シンフォニック・ロックの知られた1枚。75年リリースの1st。延々と流れるメロトロンと本作のみの女性ヴォーカリストが決め手となり、ブリティッシュ・スタイルにオセアニアの美しい叙情を溶け込ませ聴かせる。オープニングなどカーヴド・エアあたりも浮かぶが(ファンだったらしい)、アルバムが進むにつれメロトロンの効果が麻酔のように効いてくる。ボーナスとして2ndのNOOKSの曲を中心とした76年のライヴ音源を収録。ピンク・フロイド・メドレーもあり、彼らのルーツを垣間見ることが出来る。ここでもメロトロンの響きがなんとも幻想的。デジパック。 NEW ZEALAND
BS-7868 THINK / We'll Give You A Buzz CD \2500
 76年にアトランティックからリリースされたオセアニアン・プログレッシヴ・ロックの名作。ヴォーカル、ギター、キーボード、リズム・セクションの5人編成で、流石メジャー・リリースと言えるテクニカルに締まった演奏でメロディックな曲調を全編で聴かせる。ちょっとイエスを意識した1曲目からつかみは十分だが、オセアニアの真骨頂とも言えるメロウな2曲目はセバスチャン・ハーディーを思わせる哀愁感がなんともいい。甘いギターもバンドの売りだが、キレのよいハモンドやシンセ・ソロが抜き出ている。必聴作。デジパック。 NEW ZEALAND
BS-7867 ZAZU / Same CD \2500
 初CD化。今となってはレア・アイテム扱いだが、当時は初期スティクスと同じレーベルからリリースされ、同路線で相当期待されながらも本作のみで終わってしまった彼らの75作。清涼感のあるメロディアスなヴォーカルはキャッチーさへ媚を売ることもなく、2曲目の後半や旧B面の組曲ではパーカッシヴなオルガンがテクニカルに見せ場を作り、シンセも唸り、ギターも攻撃を掛ける。このあたりの突出したプログレッシヴ・ロック性は他のアメリカン・シンフォに共通したもの。強力なリズム・セクションと一体になった全力投球は破壊力十分。デジパック。 USA
BS-7865 MAGENTA / Live At The Point 2CD \2800
 08年ライヴ盤。07年にウェールズで収録されたもので、前半はHOMEの曲を中心に、後半はSEVEN、REVOLUTIONSからピックアップ。ライヴ・リリースを意識した選曲で、彼らのステージでは初めてプレイされた曲も含む。前のライヴ盤に比べ、演奏がより繊細になっており、オープニングのパイプ・オルガンなど全盛期のイエスから切り取って持って来たようだ。もちろん、女性ヴォーカリストのクリスティーナの魅力も際立ち、オーケストレーションを意識したバンドと1対1の構図になり、この点では、やはりルネッサンスに似ていると思う。コンパクトにプログレッシヴさを押し出した後半もかなりいい。 UK
BS-7864 BITTERTOWN / Scenes From The Box CD \2500
 オランダらしいクリアーさを哀愁に染めて聴かせるシンフォ08年デビュー作。女性も含む3人のリード・ヴォーカルをフィーチャーしたコンセプト作で、バンクスを感じさせるセンチメンタルなシンセやピアノ、空を翔るギターの叙情性、優しく包むストリングス、ふんわりとしたメロトロン系、歌心を持ったリズム・セクションなどジェネシス、キャメルといったラインが中部ヨーロッパに広がったような印象で、インストの4曲目など広大な光景を目のあたりにする感動を覚える。その後も続くメロウさ、研ぎ澄まされたスタイリッシュさはこのジャケットからはまったく想像出来ません。ラストまでじっくりと美メロを堪能したい。 HOLLAND
BS-7863 AVIVA OMNIBUS / Nutcracker In Fury CD \2500
 ロシアのエマーソンと呼べる人物はいったい何人いるのか。そんな一人、Mr.AVIVAことDMITRI LOUKANIENKOがバンド、AVIVA OMNIBUSとしてリリースした08年作。クラシックを学んだピアニストであり、彼いわく自分がエマーソンに似ているのではなく、エマーソンがロシア、スラヴ系のクラシックに強く感化されているのであって、結果、双方のロックが類似しているのだと。NUTROCKERで知られるチャイコフスキーの3曲目はそれでも偶然なのか? でも、前作に比べ、オリジナリティーが格段に進化。狂気じみた超攻撃的な畳み掛け、異様にとがった音色、ヘヴィなタッチ、雲の切れ間に煌くエニド風のオーケストレーション、ちょっとリトトラに似過ぎた感もあるが、彼はリトトラなんて知らない、って言うのでしょか。毎度、恐るべしロシア軍団。凄まじい内容。 RUSSIA
BS-7862 FOTHERINGAY / 2 CD \2200
 ファン必携! 当時録音されていたテープを、現在残っているメンバーらでミックスし、38年の時を経て遂に完成された幻の2ndアルバム。フェアポート脱退後のサンディー・デニーが在籍し70年に唯一作を残し、翌年には解散した短命バンド。フェアポートとは違った傾向のフォーク・ロックで、サンディーのソロ・アルバムへの布石を感じさせるこのバンドは、その移り変わる流れの中でもひときわ凝縮された輝きを放っていた。あの名曲LATE NOVEMBERや、JOHN THE GUNなど、サンディーの1stソロ・アルバムTHE NORTH STAR GRASSMAN AND THE RAVENSに収録された曲も、この時期にすでにフォザリンゲイで録音されていたという事も興味深い。全11曲。貴重写真も掲載。デジパック仕様。 UK
BS-7861 LINDA PERHACS / Parallelograms CD \2500
 08年リマスター英国盤。8曲ボーナス・トラックを追加収録。最近までハワイ出身と言われ謎に包まれていた彼女だったが、実際にはカリフォルニアだったことが判明。70年にリリースされた唯一作。アシッド・フォークの名盤。美しくも虚ろな彼女のヴォーカルの多重コーラス、流れるようなアコギの他、フルート、サックス、ベース、パーカッション等を導入。エフェクト効果を生かし、霧がかかったような深みと、独特の夢見がちで内省的な雰囲気を湛えている。暗く湿り気を帯びたそのドリーミィーなサウンドは、アメリカ的な部分は感じさせず、一連の英国70sアンダーグラウンド・フォークを思い起こさせる。VASHTI BUNYANファンにもおすすめ。 USA
BS-7860 VALRAVN / Same CD \2850
 アイスランド、デンマーク、スウェーデンらの北欧トラッドにオリジナルを混合し聴かせる女性ヴォーカル・バンドの07年デビュー作。ガルマルナらが確立したラジカル・トラッド・ロック路線の先にあるサウンドで、民俗楽器とアンビエントの組み合わせが進化している。彼女のヴォーカルは純粋さを装った悪の妖精といった風で、美形で、ブックレット中はセミヌードで誘惑。最初はやや押さえ気味で少々アシッドな風味から、ヴァイキングの活力が目覚める展開となり、全体に霧が立ち込めたような視界がポイント。19分超えのラストの静寂は中世とのワームホール。3面開きデジパック。 FAROE
BS-7859 MATERIA GRIS / Oh Perra Vida De Beto CD \2800
 レア・シングル2曲を追加収録した出直し版。72年にEMIからリリースされた唯一作。ACT 1、ACT2から成るコンセプト作で、70年代アルゼンチン物の中でも、ダントツにアレンジ、曲調、展開が凝っている。生のストリングスがまるでメロトロンのように流れ込んだかと思うと、ヘヴィなギターリフや、畳み掛けるリズムで切り返していく。そのリズム陣が強力で、ベースのOMAR COSTANZOは、後にNARANJA MECANICAに、そして、ドラムスのCARLOS RIGANTIは後にALASを結成するが、ここですでにそのプレイにテクニカルなドラミングの片鱗が聴ける。また、歌心あふれる叙情、さらりと横切るフルート、1曲ながらLITO NEBBIAのピアノも印象的で、シンフォ・ファンからヘヴィ・ファンにまで幅広く聴かせる充実の1枚。 ARGENTINA
BELLE081421 サグラド・コラソン・ダ・テッラ / 捧げもの CD \3000
 08年リマスター盤&紙ジャケット仕様。かつてBACAMARTEと同じ頃に日本に紹介され、センセーショナルな衝撃を与えた、ブラジルを代表するシンフォニック・プログレ・バンドの85年デビュー作。ファンタジックな情景美がマルカス・ヴィアナのエレクトリック・ヴァイオリンに乗って目の前に溢れ出す。テクニカルな演奏で聴かせるインスト・パート、リリカルなピアノとヴァイオリンによるクラシカル・アンサンブル、胸を打つ哀愁のヴォーカル&美声女性ヴォーカル、混声合唱もダイナミックに導入した感動作。その構成力は、20年以上も前の作品とは思えない輝きを放っている。ボーナス・トラック1曲追加収録。 国内盤
BELLE081422 サグラド・コラソン・ダ・テッラ / シンフォニア CD \3000
 08年リマスター盤&紙ジャケット仕様。87年の2nd。スリリングなエレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーしたスピード感あふれる1曲目のインパクトに押される。アルバム中盤ではマルカス・ヴィアナや女性ヴォーカルの歌心あるヴォーカルで哀愁たっぷりに聴かせ胸を揺さぶり、また、10分を越える7曲目は、複雑なアレンジ力でコンポーザーとしての力量を見せつけるようなクラシカル・ロックを展開する、サグラド・サウンドが織り込まれ凝縮されたような必聴曲。透明感のあるサウンドで、女性コーラスも華やかに導入される。ボーナス・トラック2曲追加収録。 国内盤
BELLE081423 サグラド・コラソン・ダ・テッラ / 自由の灯 CD \3000
 08年リマスター盤&紙ジャケット仕様。洗練され、よりスケール・アップした91年の傑作3rd。これぞブラジル産シンフォニック・ロックの真骨頂! どれから聴いたらいいか迷ったら先ずは本作を。ダイナミックで緊張感あふれるドラマチック・サウンドを繰り広げる入魂の1枚。2本のフルートや、アコギ、エレクトリック・ヴァイオリン等によるアンサンブルを複雑に絡ませ、エモーショナルなギター、シンセ、女性コーラスを導入し、アイデアがいっぱい詰まったアルバム。マルカス・ヴィアナの才能が所狭しと溢れ出した、最初から最後まで、どこまでも勢いのある名曲揃いのアルバム。ボーナス・トラック1曲追加収録。 国内盤
BELLE081424 サグラド・コラソン・ダ・テッラ / 偉大なる精霊 CD \3000
 08年リマスター盤&紙ジャケット仕様。94年4th。飛翔感のある壮大なシンフォニック・ロック・ワールドが広がる。アルバム中2曲では、前作までには無かった英語の歌詞を取り入れたりと、インターナショナルなサウンドを目指しつつも、南米産らしいオリジナリティーも同時に追求した、自国のアイデンティティーを世界に向けて胸を張って発信した高水準のアルバム。随所にシンセ・オーケストレーションや混声コーラスをドラマチックに取り入れ、ダイナミズム性と優美で繊細なメロディーで織り成す一級品。ここぞというところで流れ出すエレクトリック・ヴァイオリンも泣かせる。ボーナス・トラック1曲追加収録。 国内盤
BS-7858 RICH CASEY / Shadowblack CD \2500
 とても良い出来となった、トニー・バンクス命の彼の3作目となる08年作。メロトロンなどヴィンテージ・キーボード・マニアでもある彼の鍵盤楽器の本物の音と、タメのあるフィル・コリンズを真似たパワフルなドラムスとそのタムの音圧、そして、ジェネシス、またはバンクスのソロ憧憬の曲調とフレーズ。この好きだという思いが曲作りを一気に育てた。前作でまとまりきらなかった方向性を修正し、タッチとトーンを統一。似過ぎたとも思える5曲目など単純に感心して聴き入ってしまう。女性ヴォーカル2曲入り。デジパック自主盤。 USA
BS-7852 TREES / The Garden Of Jane Delawney CD \2200
 英国プログレッシヴ・フォーク・ロックの名盤。08年リマスター&驚きの未発ボーナス・トラック4曲を追加収録し、4曲中、なんと2曲は08年の新録! 当時の未発表曲BLACK WIDOWはファン必聴で、そのヴォーカルはCELIA HUMPHRISだからびっくり。2曲は当時のデモ・ヴァージョン。70年にリリースされた1stアルバム。ヒプノシスのジャケットで知られる2ndアルバムの方が有名だが、本作も甲乙つけ難い出来。次作同様、有名トラッド曲を取り上げているのだが、特にインスト・パートではサイケデリックなツイン・ギターや、ドラムス、ベースにより、原曲を大幅にアレンジし、フェアポートからの影響を感じさせるエレクトリック・トラッド・ロックながらも、よりプログレッシヴ・ロック・テイストを漂わせたサウンドとなっている。CELIA HUMPHRISの儚くも美しいヴォーカルも絶品。本作もまたセプテンバー・プロダクションによる珠玉の1枚。UK SONY-BMGからのリリース。 UK
BS-7851 LEMMUS LEMMUS / Same CD \2800
 女性ヴォーカルやメロトロンも入ったサイケ・フォーク&ロック・バンド。08年作。リーダーはレコード・コレクターでもあるそうで、もう、ジャケからして70年代初期どっぷり。まどろむギター、包み込むオルガン、リリカルなアコギ、クラシカルなピアノ、MKIIメロトロン、ハープシコード、とろける女性ヴォーカル、寄り添うフルート、リコーダー、夢想シタール、甘い男性ヴォーカルらにプログレ幻想もあり、ノルウェーのTHE SMELL OF INCENSEを思わせる佇まいだ。アラブ色は無く、ラストなど英国調で、月に照らされるパートス、または初期クリムゾンの哀愁が満ちていく。自主リリース。 ISRAEL
BS-7850 MAQAMA / Same CD \2500
 ヴォーカルも取る女性キーボーディスト率いるプログレ・バンド。08年デビュー作。ヘブライ語で歌われる彼女のヴォーカルはポップな要素も持ち合わせ、ピアノと技巧的なギターが組み合わさり、クラシカル・ロックへも、ジャズ・ロックへも、ラストではヘヴィ・プログレへも行く。少しサムラを思わせる曲もあり適度に屈折するも、どこでも歌のメロディアスさを失わないところがイスラエルらしく、また、あまり他のバンドに影響されておらず、オリジナリティーを持っている。やや暗さというか、薄明かりの中で演奏しているような雰囲気があり、これも独特。自主リリース。 ISRAEL
BS-7849 LAURA FEDELE / Monna Lizard CD \2800
 イタリアでは知られた女性ジャズ・ヴォーカリスト。08年作。ジャズなのでどうしてもインターナショナルなカヴァー作が多くなってしまっている彼女だが、今回はアンドレなどイタリアの曲のカヴァーとオリジナル曲を収録。ジャズと言ってもポップ寄りのイタリアらしいアレンジ・スタイルで、聴き物はなんといってもPFMのDOVE...QUANDO。美声で洒落た感じで歌っていく彼女のヴォーカルも素晴らしいが、キーボード、ボーイングで弾かれるコンバス、渋いメリハリを付けるドラムスらのコンビネーションは、まさに燻し銀のPFMカヴァー! シングル・モルトが似合う。 ITALY
BS-7848 NINFA GIANNUZZI / Tis Klei CD \2980
 イタリア、ギリシャ、アンダルシア、バルカンなど地中海ファンにぜひ聴いて頂きたい女性ヴォーカリスト07年作。南イタリアの哀愁をたっぷり含むバラードから、アルヴァニタキも取り上げたアルメニアのトラッドまで、ルーツにコンテンポラリーなアレンジを織り交ぜ、ある種、プログレッシヴな、または、アシッドな陰影も漂わせ聴かせる。妖艶と言えるタイプの彼女のヴォーカルだが、アコーディオンがさらりと入るとピュアーになり歌声が微妙に変化する。マリア・デル・マー・ボネットあたりのファンにも強くおすすめ。ハードブック型の見開き紙ジャケット。*CD直入れのためスレが若干あります。 ITALY
BS-7847 ETTA SCOLLO / Il Fiore Splendente CD \3500
 シチリアの女性ヴォーカリスト。中世のアラブの詩にインスパイアされた08年コンセプト作で、ベルリン・オケやゲストでバッティアートをフィーチャーし、クラシックと地中海民俗音楽をミックスさせ、少しのポピュラー性とコンテンポラリーさを織り交ぜたイタリアならではのアカデミックな内容で聴かせる。バッティアートのクラシック趣向のアルバム、さらに彼が傾倒していたアラブ色、といった感じが持ち込まれており、彼女のトラッドまで取り込んだ多彩に変化する天才的なヴォーカルを引き立てている。傑作。約40ページのブックレットとデジパックが紙ケースにセットされた仕様。 ITALY
BS-7846 MURPLE / Io Sono Murple CD \2500
 廃盤だった彼らの74年作が新作のQUADRI DI UN'ESPOSIZIONEに合わせて再プレス。クラシカルな要素を多分に秘めた典型的なイタリアン・プログレで、ハモンドとピアノに印象付けられたサウンドはニュー・トロルスあたりにも近く、また、ラッテ・エ・ミエーレを思わせる構想を持つ。アルバム1枚で1曲と捉えることの出来るコンセプトを元に、イメージをふくらませるシンフォニックな盛り上がりとテクニカルに畳み掛けるスリリングなパートを組み合わせ、高い演奏力もさることながら作曲のスキルを感じさせ展開していく。必聴作。 ITALY
BS-7845 R-U KAISER / Ocelos CD \2800
 チリから自主盤でリリースされた注目の女性ヴォーカル・シンフォニック・プログレ・バンドの07年デビュー作。緻密でテクニカルなキーボード・プレイがJAIME ROSASを思い出させ、スピーディーに畳み掛けるサウンドはENTRANCEに追いつけ追い越せといったところ。めまぐるしい音のラビリンスに捕らわれ翻弄されたかと思うと、パイプ・オルガン風の音色をバックにミサ風の厳かな雰囲気になったりと、押しの一辺倒ではなく、幻惑的なシンセや、クラシカルなタッチのピアノ、エモーショナルなギターもフィーチャーし、緩急を付けた場面展開で引き付ける。アレンジもよく練られている。2人の女性ヴォーカリストもかなり美声。スペイン語。 CHILE
BS-7844 FROMUZ / Overlook CD \2500
 ジャズ・ロックにシンフォニック・ロックのドラマチックさを加味しリリースされた彼らの08年作。音がぶ厚くなり、エモーショナルな大型のサウンドを展開。たしかに、クリムゾン、フロイドを感じさせるも、彼らにとっては単に入り口でその中は本当に濃く中央アジアのオリジナリティーも少し匂わせて聴かせる。すべての楽器が鳴り出すヘヴィさと、すーっと透けるアコースティック感の同居がエキゾチックでありかつ痛快で、アップデイトもきちんとされており、インターナショナル・クラスの堂々とした本格派の作品になった。メロディーの美しさもポイント。後半など、インドネシアのDISCUSに似た面白味があると思う。 UZBEKISTAN
BS-7843 VAIL / Time Tales CD \2500
 しばらく廃盤だったアメリカン・シンフォの必聴作が08年リマスターで出直した。83年に録音され、88年に鳴物入でリリースされたもの。当時はレーベル名と取り違えSYSTEMとバンド名を誤報。またその後にREALM名義で作品をリリースしているので、現在のアーティスト意向はREALM。だけどここはキーボーディストのSTEVE VAILのバンド、VAILで決着したい。ジョン・アンダーソン系のヴォーカルをフィーチャーし、リック・ウェイクマンとスイスのアイランドが組んだような鍵盤王国で、リズム・セクションと一体となったその目まぐるしさは終始圧巻。透明感をかき消すダークさが独特。 USA
BS-7842 TILION / A.M.I.G.D.A.L.A. CD \2500
 5年振りとなる08年作。最近はオムニバスでの活動ばかりで、しかもその内容が良く、新譜への期待が高まっていたが、まさにそれを裏切らない出来で、メロトロンを生々しく使用し、オザンナのLINO VAIRETTIや、PRESENCEとMALAAVIAから2人の女性ヴォーカリストをゲストに迎えシアトリカルさを迷宮化し、扉や階段が入り組んだヘヴィ・シンフォを展開。ピアノがクラシカルに持続し、一転メロトロンが吹きすさぶ5曲目はMASCHERA危うし、といった所だが、でも、この中盤でまだアルバムがどう決着するのか見えないコンセプトの凄さに呑み込まれ肩に力が入る。気が付けば詞は英語。それほどサウンドがイタリア一色に染まっている。 ITALY
BS-7841 EDENSONG / The Fruit Fallen CD \2500
 注目のハイスキルな新人シンフォニック・ロック・バンド。08年デビュー作。英国クラシック・プログレの強い影響下にありながら独自のサウンド・スタイルを確立しており、ヴァイオリン、チェロ、フルートなどの管弦楽や、チャーチ・オルガンまで加えた凝りようで、アコギのアンサンブルなど驚くほどの繊細さを持ち、透明感のある叙情性、ジェネシスやタルに通じる中世風味、ハードな構築性を切り立たせたドラマチックな対比、オルガン、ピアノのクラシカルさらが次から次へと現れ、その色彩に吸い込まれそうなラファエル前派のロマンが灯る。言われなければ、完ペキにヨーロッパの音だ。とにかく芸が細かい。変形デジパック自主盤。 USA
BS-7840 SPACED OUT / Evolution CD \2500
 ALEX ARGENTOら技巧派のキーボーディストがゲスト参加した08年作。なにがなんでも、と言ったパワー演奏の作風からよりテクニックを際立たせる間合いとキレを持たせた曲作りとなっており、1曲目からイメージが広がる。かと言ってパワーが落ちているわけではなく、迫る来る音圧とテンションはけたたましい。ミディ・ギターやシンクに加え鍵盤から繰り出されるシンセが曲を多層化し、パースペクティヴがさらに複雑となり、光線と弾丸が飛び交うようなスリリングさはバンドのスタジオ入り前の想定以上だったかもしれない。これぞ、プログレッシヴ・ジャズ・ロック! CANADA
BS-7839 LA OREJA DE VAN GOGH / A Las Cinco En El Astoria CD \3800
 デジパック限定ヴァージョン。絶大な人気を誇るスペインの女性ヴォーカル・スーパー・グループ。新たな女性ヴォーカリストをフィーチャーしての待望の08年新作。前ヴォーカリストのアマイヤが個性派なら、美形のニュー・ヴォーカリストは翳りを持ったメロウ派と言え、切なさを甘くメロディックに聴かせるバンドの音楽性に彼女もまたフィットしている。全曲シングル・リリース出来そうな素晴らしい内容で、隠しトラックを持つラストまでサウンドそのものも彼女に合わせて高らかに歌っているようだ。そのハートフルさが最高! 愛聴盤になるでしょう。3面開きデジパック。 SPAIN
BS-7836 LOS BRINCOS / Mundo、Demonio Y Carne CD \2500
 ビート・グループだった彼らが70年にリリースしたプログレ作で、後にリリースされた英語ヴァージョンと先のスペイン語ヴァージョンを組み合わせコンプリート盤としてリマスター・リリースされたもの。スペイン最古のプログレと位置付けられるもので、メロトロンが使用され、イタリアで例えるならエキペのIDが思い浮かぶ。オルガン、ワウギター、シタール、パーカッション、おごそかな合唱、効果音などサイケ色もあり、また泣き泣きのヴォーカルをオーケストラがニュー・トロルス張りに盛り上げるなど聴き応えがある。 SPAIN
BS-7835 TRAMTRACKS / Rain CD \2500
 セバスチャン・ハーディーのオリジナル・キーボーディストによるPROGRESSIVE CHILL第2弾。08年作。サウンドが抽象的だった前作に比べ、シンフォニックなキーボード・パートやヴォーカルの比重を多くし、キャメルや、そして彼が居た初期セバスチャン・ハーディーがほんのりと映る美しく叙情的な曲を展開。サウンド・トラック的なイメージも薄くなり、ドラマーやベースを加えたバンドでのアンサンブルとなっているので、プロジェクトとして軌道に乗った充実感がある。イラストが入った12面開きポスター型ブックレット。 AUSTRALIA
BS-7834 PANDORA / Dramma Di Un Poeta Ubriaco CD \2700
 08年度イタリア最大級の新人バンドと噂の彼らのデビュー作。ツイン・キーボードをフィーチャーする4人編成で、ベースはドラマーがダビングしている変則スタイル。サウンド的には80年代末に衝撃デビューを果たしたヌオーヴァ・エラを思い出させる正統派で、今もしトリデント・レーベルがあったなら間違いなくこのバンド獲得へ動いたはずだ。イタリア語の熱唱ヴォーカル、イタリア人にしか弾けないキーボード・ワーク、我が道を行くギター、豪快なドラムス、そして伝統のあらんかぎりを尽くしたプログレッシヴ・ロック・アレンジ。メロトロン系も入りクラシカルでヘヴィな大泣きが洪水の如く押し寄せてくる。イタリアン・プログレ・ファン必聴! 見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-7833 MURPLE / Quadri Di Un'Esposizione CD \2700
 34年振りの新作アルバム! イタリアならではの色彩と情感を失わず、オリジナル・メンバーを中心に再びクラシカルなシンフォを作り上げた。女性コーラスがアクセントで入り柔らかなファンタジックさから急転し畳み掛ける2曲目や、ルネッサンス調のアコギをベースに展開する3曲目など、まさに往年のイタリアン・ミュージシャンらしい作りで、コンチェルト・グロッソのようなキーボード・オケがバロッキーに絡む5曲目、ピアノがレアーレのように響く6曲目、さらに混声合唱団を加えた8曲目などなど、その実力の違いを見せ付けられる必聴作! 見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-7832 ROHMER / Same CD \2700
 FINISTERRE、HOSTSONATEN、LA MASCHERA DI CERAらでそれぞれのスタイルを展開するミスター・イタリアン・シンフォニックことFABIO ZUFFANTIがピアニストとスタートさせた新たなプロジェクトの08年作。他にもFINISTERREのキーボーディストや、MASCHERAのドラマーが参加。なんのことはない本ピアニストもFINISTERREのメンバー。で、今度はどんなシンフォなのかと言うと、管弦楽を加えたメランコリックな音響派。ひたすら詩情的で、キーボードやギターがゆるやかに美旋律を紡いでいく。この人の場合、プログレの基本をきっちりと押さえるのが上手く、ヴォーカル、フルート、ピアノ、メロトロンで聴かせる4曲目など、アイランズ・クリムゾンのようでゾクゾクさせられる。20分超えのラストは、LUCIANO BASSOやROBERTO CACCIAPAGLIAクラスへ到達しており、さらに驚きが隠せない。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-7746 CORAL CAVES / Mitopoiesi CD \2700
 再入荷。パレルモのシンフォ・バンド。デモ盤を経ての08年デビュー作。泣きのギターにシンセやフルートを重ね、ジェネシス、キャメルなど英国からの影響をイタリア色でまとめた70年代の叙情派バンドを思わせる雰囲気バツグンのサウンド。オルガンやメロトロン系もツボで使用され、FABIO ZUFFANTIのLA MASCHERA DI CERA、FINISTERRE、HOSTSONATENにも通じ、伊語で歌われるヴォーカルの良さや、真似でない持って生まれたイタリアン・ロックのDNAが詰まっており、憧憬としての半端なヴィンテージ色ではなく、自然体で作り上げられた、だけどマニアックなイタリアン・プログレ。ラストはまさに! ITALY
BS-7831 STRAWBS / The Broken Hearted Bride CD \2600
 08年新作。DEJA FOU以来4年振りとなる、74年黄金期のメンバー5人に、ゲストを加えた新作アルバム。JOHN HAWKENならではのクラシカルなタッチのピアノ、レトロなオルガンや、エモーショナルなギターをフィーチャーし、そこにDAVID COUSINSのあのヴォーカルが聴こえてくると、懐かしさに胸を締め付けられる。中でも特に聴きどころは、6曲目の8分近いTHROUGH APHRODITE’S EYESで、メロトロンもフィーチャーした、ファンタジックなドラマチック・プログレッシヴ・ロック。全盛期の頃の名曲を彷彿させる好曲だ。また、オーケストレーションをダイナミックに効かせた10曲目や、フィドルを導入した異国情緒が漂う1曲目などもアレンジがよく練られている。かつての往年のアルバムに匹敵するような、バンドの歴史を感じさせる力作! UK
BS-7830 ANATHEMA / Hindsight CD \2500
 5年振りの08年新作は、彼らの持つ悲壮なまでの哀愁感と憂愁が、よりクローズアップされたシンフォニック・ロック作。4作目以降のアルバムからの代表曲を、バンドによるアコースティック・セットで新録し、さらに新曲UNCHAINED (Tales Of The Unexpected) を1曲収録。趣のあるピアノ、繊細なフレーズのアコギ、憂愁のチェロなどが奏でる、ドラマ性を帯びた美旋律に乗って、フロイドから受け継がれたような夢見がちな美学がここに溢れ出す。美声の女性ヴォーカリストLEE DOUGLASが歌うA NATURAL DISASTERも、もちろん収録。FLYINGも泣ける。最近のMARILLIONや、MOSTLY AUTUMNを連想させるような、英国らしい叙情美に満ちたサウンド。 UK
BS-7829 NATIONAL HEAD BAND / Albert 1 CD \2500
 08年リマスター、英国盤。イエスで知られるEDDIE OFFORDのプロデュースにより、71年にリリースされた唯一作。それだけでなく、キーボードのJAN SCHELHAASは、後にキャメル、キャラヴァンに参加し、ドラマーのLEE KERSLAKEは、後にユーライア・ヒープに加入し、その全盛期を支えた。また、ベースのDAVID PAULはこの翌年にJONESYのデビュー作に参加する。英国調のポップ・メロディーの中に、当時の英国らしいハード・タッチな曲などがバランスよく並べられ、単発バンド物の際物風に扱われてきたが、当時LPレコードはワーナーからリリースされたというだけあって、メジャー指向のしっかりとした録音と、メンバーのまとまった演奏力で聴かせる。ラストはカンタベリー調のオルガンをフィーチャーしたプログレッシヴな曲調に。今となっては、意外といける。 UK
BS-7828 FOTHERINGAY / Same CD \1800
 デジパック仕様。04年リマスター英国盤、ボーナス・トラック4曲入り。まもなくリリースされるファン必携の未発表2nd「FOTHERLINGAY/2」に先駆け、70年の名作がデジパック仕様にて入荷。フェアポート脱退後、サンディー・デニーが中心となって活動したが、本作をリリース後、翌年にはバンドを解散した短命バンド。フェアポートとは対照的にトラッド色は無く、サンディーのヴォーカルに重点を置いた、その英国調の物悲しいフォーク・サウンドは、翌年リリースされるサンディーのソロで歴史的名盤の、THE NORTH STAR GRASSMAN AND THE RAVENSへの布石といえる。ボーナス・トラック4曲は70年6月28日オランダでのTHE HOLLAND POP FESTIVALでのライヴ音源を収録。TWO WEEKS LAST SUMMER (未収曲)、MEMPHIS TENNESSEE (未収曲)、NOTHING MORE、BANKS OF THE NILEの4曲。 UK
BS-7827 CLAIRE HAMILL / Touchpaper CD \2500
 ジュディー・ツークと並び、元祖美形女性ヴォーカリストと言われただけあって、当時シングルや12インチを多くリリースしていた彼女の、貴重シングル等を集めたコンピレーション物。デカダンなヨーロピアン調の香りが匂いたつ名曲DENMARKや、SIMON PHILLIPSがドラムを叩き、ジェネシスで知られるHUGH PAGHAMがエンジニアを務めたFIRST NIGHT IN NEW YORK、などに注目。後期のスティーライ・スパンを連想させるようなトラッド・メロディーをエレクトリックに取り入れたULTRA VIOLET LIGHTのドラムスはALAN WHITE。アンビエントなダンス調や、当時の英国の風潮だったニューウェイヴ・カラーのある曲調がいかにも当時のシングルっぽい。さらに4曲ボーナス(83年〜85年のシングル)入り。08年リマスター、英国盤。 UK
BS-7826 PATRYCJA MARKOWSKA / Swiat Sie Pomylil CD \2980
 魅惑にあふれ、ハートフルでドラマチックな内容で聴かせる人気女性ヴォーカリストの07年新作。ポーランド語で歌われ、スタイリッシュさはイタリアあたりにも近く、そこへ東欧系の哀愁が溶け込み透明感と愁いが広がっていく。中盤のロック色が決まっており、プログレ・バンドかと思うようなシンセがヘヴィに飛び出す8曲目、そして、続くオケを薄化粧したアコースティックな9曲目、メロウさが幾重にも引き立つ10曲目など、ポーランドならではのアレンジ・センスが光る。ブックレット中の彼女もまた魅力。お美しい。 POLAND
BS-7825D PATRYCJA MARKOWSKA / Live DVD(NTSC) \3980
 ロック・バンドをバックにしての07年ライヴ。なので、スタジオ作よりもロック寄りで、ややハード目のポップ・ロックとなっており、ポーランド語で歌われる哀愁にカッコ良さがプラス。前作あたりでファンになられた方は必見だ。演奏の重厚さに負けない彼女のヴォーカルは時にパワフルだが、アコギ、またはピアノをバックに切々と聴かせる美声にもほろりとさせられ、もちろん、ルックスも良く、とても完成されたヴォーカリストだと思う。本編は19曲。ボーナスでヴィデオ・クリップが3曲入っており、東欧然とした幻想色にあふれ、これらも必見。トータル約2時間。 POLAND
BS-7824 RSC / Aka Flyrock CD \2500
 ポーランド&東欧のエキゾチックさ満載でレトロなシンフォを聴かせる彼らの08年作。オープニングからアナログ・シンセの音色が決定的に違っており、曲調はややポップであっても、母国語で歌われるヴォーカルは泣き、ギターはとてもメロディックで、オルガン・ソロも入り、女性コーラスがオーヴァーラップしたり、通して欧米化されていない、東欧のシンフォは本来こうだよな、と妙に納得してしまうテイストだ。クラシカルな幻惑へ落ちていく8曲目、デカダンな9曲目、オメガ風の哀愁が覆うラストの10曲目などその典型。ヴィデオ・クリップ入り。 POLAND
BS-7711 CURVED AIR / Reborn CD \3500
 祝来日! 現在バンドのサイトのみで販売中の再結成08新作! カーヴド・エアの名曲群を新録し、よりシンフォニックに、よりドラマチックに現代に甦らせ、さらに本作の為にダリル・ウェイが書き下ろした、まさにカーヴド・エア風の新曲2曲を含むファン必聴作。新曲COMING HOMEではソーニャが歌い、THE FURYはヴァイオリン弾き倒しのインスト曲。メンバーはDARRYL WAY、SONJA KRISTINAと、FLORIAN PILKINGTON-MIKSA、ANDY CHRISTIEの4人で、決して原曲を大きく崩すことなくアレンジをダイナミックに変え、過去の幻影に捕らわれることなく円熟したオトナのサウンドを聴かせてくれる。選曲はカーヴド・エアのアルバムの初期3作からを中心に、AIR CUTからもELFIN BOYを幽玄に演奏。自主盤。 UK
BS-7823 GLEEMEN / Same CD \2700
 改名しガリバルディとなる彼らの70年リリース作。見開き紙ジャケットにて出直し。唸るギターと歌うハモンド、重厚なリズム、伊語のヴォーカル、その熱さはこの年代を物語るに十分で、トリップの初期作を思わせるヘヴィながらもイタリア特有のクラシカルさを浮き立たせたものだ。旧B面の1曲目、2曲目あたりの切々とした感情は後のガリバルディには無いもので、終盤ではよりプログレッシヴな様相を見せる。グループ名をガリバルディに変えての71年シングルからアルバム未収2曲のボーナス入り。これがけっこう強力。 ITALY
BS-7822 DARIO ARGENTO / Same BOOK+CD \4800
 ダリオ・アルジェント・ファン必携本。ハードカヴァー(20cm x 15cm x 2cm)&150ページにて彼のヒストリーと映画を紹介。圧巻は本全体を占めるカラー写真の膨大な量で、映画のショットはもちろん、メイキング・シーン、サントラ・レコードのジャケット、映画のポスターなどそれらのデータと解説(伊語)を加えて掲載。さらに、写真を交えたゴブリンやシモネッティの紹介など、彼らのファンも巻き込む。この本の為にアルジェント映画関連の曲を集めた16曲入りスペシャルCD付きで、モリコーネ、キース・エマーソン、ゴブリン、シモネテッィらのテイクを収録。鮮血に染まり魔女がやってくる! ITALY
BS-7821 ANJA / Leaving The Alley Of The Dead Trees CD \2600
 プログレッシヴ・キーボーダー、PAR LINDHが全面参加し、プロデュースした女性フォーク・シンガーの07年作。録音もCRIMSONIC STUDIOで行われており、PAR LINDHがメロトロンやハモンドを弾いている。リズム・セクションも加わるものの、全体にはドリーミィーな感じで、メロトロンによるストリングス、フルート、コーラスが包み込んでいく。70年代のレア・フォークだと言われれば信用してしまいそうな色合いがあり、5曲目ではハモンド・ソロもロックで入る。女性ヴォーカル・ファンだけでなく、プログレ・ファンにもアピールするように作られているのがミソ。PAR LINDH PROJECTのメンバーも参加。 SWEDEN
BS-7820 RADA&TERNOVNIC / Antologiya 2CD+DVD(PAL) \4980
 ロシアの女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・ロック・バンド。集大成とも言える2CD+DVD。ディスク1は自主盤も含めた複雑なディスコグラフィーの中からピックアップされた15曲に未発表曲を3曲加えたベスト。92年のデビュー作からなど、このバンドが知られだす以前の90年代の音源が貴重だ。薄暗なシャンソン風フォークから徐々にヴァイオリンやギターなど怪奇でダークなロック色を強めていくのが分かる。ディスク2は95年から07年までのライヴ18曲。DVDは02年のライヴで当時のアルバム、SALAMANDRAを中心に全18曲。ファゴット、チェロ入りの6人編成のバンドをバックに女性が歌う。スタジオ作だとあまり全体像が見えないが、中世色もあり、また、美声で、ウクライナのFLEURにも通じる。 RUSSIA
BS-7819 OLGA AREF'EVA I KOVCHEG / Kalligrafiya CD+DVD(PAL) \4800
 クリムゾンのトニー・レヴィンが数曲で参加しているロシアの女性ヴォーカリストのライヴCD+DVD。ずばり、INNA ZHELANNAYAとFARLANDERSを思わせ、翳りを帯び高域までキレのある彼女のヴォーカルと、エキゾチックなバンドの溶け合いが素晴らしい。ギターは激しくディストーションで唸り、そのギターの領域を侵すチェロ、幽玄さを加えるキーボード、効果的な民俗楽器などロシア然としたアレンジが映える。他にもパントマイムでの演出や、フォーク・ギターでの弾き語りなど、03年から08年のステージが収録されており、CDは18曲、DVDは約1時間半のヴォリーム。3面開きデジパック。INNA+FARLANDERSファンはぜひ。*デジパック・トレイのツメが一部欠けています。ご了承ください。 RUSSIA
BS-7818 AJDA PEKKAN / Aynen Oyle CD \2980
 一時期はフランスに拠点を置き、ターキッシュ・ポップスにフレンチの洗練を持ち込んだと言われる女性ヴォーカリスト、アジダ・ペッカンの08年作。彼女のヴォーカルは、打ち込みにパーカッションを加えた厚みのあるサウンドにも負けないキレと、ウドやヴァイオリンがエキゾチックに香るバラードに溶け込む妖艶さを持ち合わせ、南スペインのようなアラビックな唱法まで見せる実力派だ。たしかに後半はヨーロッパ的な風味をトルコへ流し込んだ光景が見え、オクターブを上げてぐっとギアを入れる1曲目から来ます。3面開きデジパック。 TURKEY
BS-7817 EBRU DESTAN / 3 Vakte Kadar CD \2980
 美形。エブル・デスタンの08年作。このフロント・ジャケットで、もう、ぼーっと半悩殺。さらにいろいろな水着でのブックレット中の美脚。グラビア・クィーンだそうで、フォト・ギャラリーといったところ。そんな彼女も本作で3作目となり、打ち込み主体のサウンドにサズやトルコ・リラも交えたエーゲ海色を加え、女性ヴォーカリストとしての独立した作品として仕上げられている。強く歌うシンガーの多いトルコの中でポップでもやや柔らかく歌う彼女。それが色っぽさとなり、歌声でも誘惑。ジャケと合わせるとたまりません。デジパック。 TURKEY
BS-7816 BENGU / Gezegen CD \2980
 エーゲ海に面しギリシャの島々を望む街、イズミール出身の女性ヴォーカリスト、ベンギュの08年作。セゼン・アクスと同郷であり、打ち込みとドラムスとパーカッションによる重厚なリズムにストリングスや民俗楽器が絡むオープニングのつかみから、泣きをたっぷりと交えた展開、さらに、アンビエントと生オケの融合など、アクスの影響を感じさせる大胆さとスタイリッシュさがあり、バンドの演奏部分、細かいアレンジがしっかりと練られており、哀愁を込めて歌う彼女をエキゾチックに演出。ギリシャ・ファンにもおすすめです。 TURKEY
BS-7815 WURTEMBERG / Rock Fantasia Opus 10 CD \2500
 85年に録音されていたがお蔵入りになっていた未発表2ndアルバムが、08年になってようやく初リリースとなった。80年に当時の唯一作ROCK FANTASIA OPUS 9をリリースしたが、その続編とも言えるハイ・クオリティーな内容。独創的な楽器作りのマエストロが中心となったバンドで、自作のリラ、プサルテリーといった手作り弦楽器を奏で、オリジナリティーあふれる音を響かせる。メンバー3人による弦楽アンサンブルと、キーボード、ギターに加え、ギタリストと、かつてアンジュにも参加したベーシストによる5人編成で、随所に中世音楽風味の美旋律を取り入れ、ジャズ・ロック、クラシカル・ロックなどをミックスした、テクニカルなフレンチ・プログレを聴かせる。86年に録音されたアリアなどをボーナス・トラックとして2曲追加収録。 FRANCE
BS-7814 LES FRAGMENTS DE LA NUIT / Musique Du Crepuscule CD \2800
 ストリングス・クァルテット(ヴァイオリン&チェロ)と、ピアノで美旋律を奏でるアコースティック・チェンバー・バンド。08年デビュー作。初期マドレデウスのような哀愁を帯びた室内弦楽風のアンサンブルを艶やかに聴かせ、ストリングスに絡むクラシカルなピアノなど、マドレデウスのキーボード奏者RODRIGO LEAOの初期ソロ作品も思い出させる。そのメランコリックな叙情あふれるサウンドは、月光のような妖しくも幽玄な輝きを放ち、また、まるで天上から響いてくるかのような穢れなき美声女性コーラスを交える曲も美しい。3面開きデジパック仕様。ポルトガル盤。 FRANCE
BS-7813 サヴィナ・ヤナトゥー (ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / Songs Of An Other CD \2800
 08年作。PRIMAVERA EN SALONICOをバックにした地中海トラッド・シリーズ。今回もギリシャだけでなく、アルメニア、マケドニア、セルビア、カザフスタン、ユダヤのトラッドを取り上げ、独特の静謐美を聴かせる。本作はアテネ録音となっており、その分、ストレートなギリシャ・バルカン色が浮き出る。アコースティックだが深いもやに佇む哀愁とその幻想感。イタリアン・トラッドを歌う10曲目は声が違っており、エレーナ・レッダとの共演で触発されたのか、南イタリアの女性ヴォーカリストのような妖艶さで驚く。スリップケース付き。 GREECE
BVCM-35441 リッカルド・コッチャンテ / ムー CD \2730
 初回限定盤、国内盤特殊型抜き紙ジャケット仕様。ルスティケッリ&ボルディーニのキーボーディストらがバックを固める72年作。当時のRCAイタリアーナのプログレッシヴな雰囲気に満ち、オリジナルLPも多面開きの穴あき変型ジャケットが用意された。メロトロンも登場し、熱くかつテクニカルな演奏と組曲風の展開は、シンガーのデビュー作とは思えない内容だ。本作はロック・オペラとしてのコンセプト作だと言うが、近年の彼のヨーロッパでのオペラ作曲活動、そして、その成功を見ると実はここが原点だった。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35442 アドリアーノ・モンテデューロ&レアーレ・アカデミア・ディ・ムジカ / Same CD \2520
 初回限定盤、国内盤見開き紙ジャケット仕様。シンガー兼ギタリストのアドリアーノがメンバー・チェンジを経たレアーレをバックに起用し、74年にリリースした名作。イタリアン・プログレ屈指の童話風ジャケットにサウンドが重なり、とてもたおやかな歌心を浮かび上がらせる。リリカルな一曲目や、シンフォニックに盛り上がる2曲目など、非常に奥深い作風だ。ナイーヴで繊細な情景が映し出されていく、カンタウトーレとプログレ・バンドが叙情的に感性をコラボさせた忘れられない1枚。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35443 ヌオーヴァ・イデア / イン・ザ・ビギニング CD \2520
 初回限定盤、国内盤見開き紙ジャケット仕様。3枚の上位クラスのアルバムを残した彼らの71年リリースの1st。アリストンで先に出たサンプラー盤に収録されていた20分の長い曲と、シングルで構成された作品で、後の2作がシンフォなのに対し、ヘヴィなギター、ハモンド、フルート、重厚なリズム、立ち込める邪悪な雰囲気と言えば、もうあのセリエAの発煙筒のような伝統の音。タイトルは英語だが伊語で熱唱。ヒープ系のクラシカルなフレーズを織り込んだ、ハード・プログレでイタリア然と迫る。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35444 カピトロ・セイ / カグアのための果実 CD \2520
 初回限定盤、国内盤特殊ピンナップ紙ジャケット仕様。原盤は超レア。イタリア黄金期72年にITからリリースされた、ヘヴィ・プログレ・ファン・マスト・アイテム! 旧A面は22分1曲で、噛み付くようなフルートをフィーチャーし、ハードな畳み掛けとオルガンの妖しい淀みが渦巻く。その流れは後半へ引き継がれ、シンセも加わり、ビリエットを思わせるドラマチックさを持ち、数多いイタリアン・ロックの中でも印象に残る3曲目で完全に打ちのめされる。当時は隠れた名作だったが、今は知られるべき名作。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35445 ペリジェオ / 感涙のブルース CD \2520
 初回限定盤、国内盤見開き紙ジャケット仕様。イタリアのソフト・マシーンとも言われる彼らの73年リリースの2作目。エレピとサックスが特徴で、そこにリリカルなアコギを絡めるなど美しい情景を描くかのように作り出されるサウンドはイマジネィティヴな深みに満ち、タイトル曲など絶品だ。弓で弾かれるウッド・ベースなど、切々と各インストルメンタルが歌う哀愁はどこからくるのか。後にはフュージョン色を強めてしまう彼らだが、本作あたりはぜひ押さえておきたい。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35446 ディク・ディク / 物語と告白 CD \2730
 初回限定盤、特殊フォールド・アウト紙ジャケット仕様。初CD化。収録曲のうち半分はエルトン・ジョンなどの伊語カヴァーでリリースされた73年作。ただ、そう言った予備知識は忘れて聴いたほうがいい。ハモンド、ソリーナ、ピアノらで作り上げたシンフォニックな演奏をバックに、アモーレ・ミオとイタリアの哀愁を切々と歌う名曲の2曲目で、もうバラ色だ。ナターレ・マッサーラの生オケも効き、全体に愛が香る統一感でまとめ聴かせる。マウリツィオ・ファブリツィオによるラストも、とてもイタリアしている。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35447 レオーニ / ラ・フォレスタ CD \2520
 初回限定盤、国内盤見開き紙ジャケット仕様。唯一の本LP(71年)とシングルを2枚リリースしたピエモンテのトリオ。VO/KEY、G/B/FLUTE、DRの編成。曲は後にプラヴォやベルテのプロデューサーとして知られる別の人物の手によるもの。イタリア然としたオルガン、美しいピアノ、淋しく響くリコーダー、たおやかな旧ラテン語のヴォーカル、一転して展開される邪悪なヘヴィ・プログレッシヴ・ナンバーなど雰囲気十分。この影と叙情の混在はイタリアならでは。イメージとしてエキペにも近いメロディアスさあり。JVC K2 24Bitリマスタリング。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BVCM-35448 クエッリ / Same CD \2520
 初回限定盤、国内盤紙ジャケット仕様。チョッチョ、プレモリ、ムッシーダ、ピアッツァらが在籍したバンドの69年作。ビート・バンドと言われて来たが、カヴァーも伊語で歌われ、また、イタリア特有の甘いバラードも多く、今聴くとこの年代のニュー・トロルスがいいように、クエッリもまたいい。プレモリとムッシーダが所々見せるワイルドなプレイは注目だ。アルバム・リリース後、バンドはより創造的なロックを求め変名I KRELでシングルをリリース。そして、パガーニを獲得し、PFMへとして始動。66年のデビュー・シングルなど、当時のシングルをフォローした11曲のボーナス入りで、うち1曲はI KRELの70年サンレモ曲。JVC K2 24Bitリマスタリング。ボーナス・トラック11曲追加収録。解説書・歌詞・対訳付き。 国内盤
BS-7812 SYNNOVE ROGNLIEN / Undr CD \2850
 傑作。KIRKELIGレーベルから、また素晴らしい女性ヴォーカル物。08年作。北欧の奇跡をテーマに、コンテンポラリーを極めた美アレンジで聴かせる。シンフォ・ファンも巻き込む美しさ、幽幻さが、ゆるやかに浸透していく。この詩的感覚はまさにKIRKELIGならでは。シンセが醸し出すアンビエントのセンスが傑出しており、ECM周辺でも知られるジャズ系のリズム・セクションやギター、そして、ピアノにはIVER KLEIVEを起用し、さらにグレゴリアン・チャントがオーヴァーラップするという屈指の出来栄え。絶妙に音がドラマチックになる後半、ラストも見事。1秒たりとも聴き逃せません。ERIK HILLESTADのプロデュース。3面開きデジパック。 NORWAY