update 2008/05/04


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ME-0245 AIGUES VIVES / Water Of Seasons CD \2800
 81年リリースの男女ヴォーカル・レア・フォーク。ゲルマンの森深くからフルートやヴァイオリンを伴ない津々と彼らのサウンドは流れ出る。パンフルートやエレクトリック・ギターなども交え、美声の女性ヴォーカリストが上澄みを優しく撫でるように歌う。その神秘的な翳りや、奥深さはかのヘルダーリンの1stを思わせるほど。特に1曲目は最高! 身も心もとろけるといったまどろみが心地よい幻想感を生む。アナログが欲しくなる音。名作だ。未発に終わった2ndアルバムから4曲ボーナス入り。英語。
ME-0157 ANYONE'S DAUGHTER / Piktors Verwandlungen CD \2800
 2002年ヘルマン・ヘッセ生誕125周年記念の特別限定盤として再発された、彼らの81年リリースの3作目。巧みな演奏力、素晴らしい楽曲、作品に宿るゲルマンの深い叙情美、、、感動の波が次から次へと押し寄せてくる珠玉の1枚。叙情派シンフォの必聴傑作! これが、ライヴ録音であったことはあまりにも有名。ヘッセの詩が朗読され、バンドが情景をドラマチックに演出する。
ME-0150 ANYONE'S DAUGHTER / Requested Document Live 1980-1983 2CD \2980
 2001年にリリースされた、全盛期のライヴ2枚組。組曲形式を取るADONISやTANZ UND TODもノー・カットで演奏されている。また、彼ららしいコンパクトな名曲群も収録。シンフォニックな叙情性が、フレーズ、アンサンブルからきらきらとこぼれ落ちる。繊細なパートはもちろん、メロディーの印象度にかけてはトップクラス。84年のLIVE盤より数段良い。
ME-0241 ANYONE'S DAUGHTER / Requested Document Live 1980-1983 Vol.2 (+NTSC) CD+DVD(NTSC) \2980
 2001年に出たREQUESTED DOCUMENT LIVEの続編。今回はCDとDVDのセット。CDは前の盤とダブりがなく、2曲の未発曲とUKのIN THE DEAD OF NIGHTのカヴァー(ギター・ソロは、かなりいい線。だけどドイツ語で歌っている!)含む全13曲収録。DVDのほうは81年のライヴで、PIKTORS VERWANDLUNGEN(フル)、ADONIS I-IV(フル)、MORIA、LA LAなど名曲群をたっぷりに、先ほどのUKのカヴァーも加え、あっという間の2時間以上の内容。MORIA、LA LAのキーボード・リフにギター・ソロなど、やっぱりUKが好きだったのね、と。UK来日時のジョブソンのカッコ良さを思い出しました。
ME-0008 ARMAGGEDON / Same CD \2800
 ジャーマン・ハードの名門、KUCKUCKから70年にリリースされた重要作。一辺倒のハードではなく、曲によってプログレ色やエコーをきかせたサイケ色や時にジャズ・フィーリングも持つ。ジャーマン・レア・ハードの中では質の高い1枚で、古くからコレクターの間で知名度と人気があったもの。英語。単発ハード作品の多いドイツだが、彼らもこの1枚のみだったなんて、もったいない。
ME-0116 BIRTH CONTROLL / Plastic People CD \2500
 エディ・ジョブソン!がゲスト参加している75年リリースの7作目。コンセプト・アルバムとしてリリースされたもので、最もプログレ色が強い。シアトリカルに展開していく。HOLDERLINからも、フルート、チェロ、ヴィオラの3人をゲストに迎えクラシカルな面を演出。ジャーマン・プログレならではの濃い1枚。英語。デジタル・リマスター盤。
ME-0009 BLACK SPIRIT / Same CD \2800
 あのキャロル・オブ・ハーヴェストと同じ超マイナー・レーベルのBRUTKASTENから73年にリリースされたウルトラ・メガ・レア・アイテム。とはいっても、こちらは終始殺気立ったヘヴィネスを展開。メンバーはイタリア人とドイツ人の混合。ジャーマン・レア・ハード真の幻の1枚。英語。
ME-0010 BLACK WATER PARK / Dirt Box CD \2500
 71年にドイツの名門BASFからリリースされた、ジャーマン/ヨーロピアン・ハードの傑作。DEEP PURPLE、BLACK SABBATH、URIAH HEEPといったバンドの影響下ながらも、よりヨーロピアン・スタイルで、湿ったハード・ロック・サウンドで聴かせる。攻撃的かつメロディアスなギター・プレイに話題多し。英語。デジパック。
ME-0012 BROSELMASCHINE / Same CD \2800
 71年リリースの1st。HOLDERLINの1stやEMTIDIと並ぶPILZレーベルにおけるプログレ・フォークの名作。サイケ&ヒッピー色も適度に漂い、男女ヴォーカル(女性Voのポイント高し)、フルート、アコ・ギ、シタール、メロトロンetc.による夢想的な色彩が浮遊するゲルマンの最良の部分と言える。英語(一部ドイツ語)。2曲目はSTEELEYE SPANもやっているスコティッシュ・トラッド。デジパック。
ME-0013 DIES IRAE / First CD \2800
 71年にリリースされた、PILZレーベルにしてはめずらしいハード・ロック・バンド。かなり攻撃的なサウンド。英語で歌われているものの、エコーがビンビンだったりするので、初期ジャーマン色は感じる。英国ハードに影響された本格派と言えるのでは。ジャーマン・ハードのマスト・アイテムの1枚。レーベル方針と合わなかったため、本グループも単発に終わったが、そりゃそうだよね。
ME-0129 DOM / Edge Of Time CD \2800
 うつろなアシッド・テイストがある72年リリースのレア物。フルートや、パイプ・オルガン風に荘厳に流れるオルガン・トーンに印象付けられる通好みの内容。ピルツ系にも似た雰囲気もあり、当時のコレクターの心を捉えるのに充分な要素を持っていた。本編は英語。5曲のボーナスは、ややアヴァンギャルドな面ものぞかせている。デジパック。
ME-0131 ELECTRA / Die Sixtinische Madonna + Adaptionen CD \2500
 旧東ドイツのグループ。ADAPTIONEN(75年/2nd)と名作DIE SIXTINISCHE MADONNA(80年/4th)の2in1。2ndは全曲クラシックのアレンジ。ハモンドを中心に、フルート、シンセ、ギターも入り、クラシカルかつ攻撃的に攻める。4thは昔から知られてきた傑作必聴シンフォ。混声合唱団をフィーチャーし、ラッテ・エ・ミエーレの受難劇を思い出させるような組曲をドラマチックに展開する荘厳感動作。リマスター盤。
ME-0132 ELECTRA / 3 CD \2500
 思わずのけぞるドラマチックな出だしで始まる79年リリースの3rd。URIAH HEEPあたりの影響下のハード・プログレだが、クラシカルな重厚さがいかにも旧東欧的。泣きのバラードもシンフォニックな趣に包まれ、胸を締め付けられる。その哀愁感は当時の西ドイツ産のバンドには無かったもの。リマスター盤。ボーナス3曲入り。
ME-0258 ELECTRA / 35 Jahre Electra 2CD \3500
 DISC IはELECTRA COMBOとしてアルバムをリリースする以前の71年のデビュー・シングルから後期の84年までのシングル14曲を集めたもの。内10曲が70年代のもので影があるハードなサウンドが聴ける。ニーメンのカヴァーもあり、湿ったメロディアスさはどこを切っても東欧模様。DISC IIは当時のアルバム未収のヘヴィ&クラシカルなレア曲が中心に並ぶ。ヒープ、タル、プロコル・ハルムらからの影響をずばり感じる音だ。ライヴも含む。35周年記念盤。
ME-0259 ELECTRA / Die Original Amiga-Alben 8CD BOX \7200
 紙ジャケット&リマスターにて、前身バンドのELECTRA COMBO(73年リリース)も含み8枚のアルバムが収納された限定BOX。80年のDIE SIXTINISCHE MADONNAまではCD化されているが、彼らのもうひとつの重要作である82年のEIN TAG WIE EINE BRUCKEはこのBOXにて初CD化。タルが東欧へ渡りクラシカル・ロックに挑戦したかのような泣きとドラマチックさが入り混じるハード・シンフォのこれまた名作だ。後の2作も初CD化で、LIFTやSTERN MEISSEN同様ポップ化するが、これはこれでメロディアスで哀愁があり良い。8枚目の89年作は未発アルバム(ポップ・ロック指向) だったもの。カラー・ブックレット付き。
ME-0154 EL SHALOM / Frost CD \2800
 たまらなく、ジャーマンしている76年リリースのレア・シンフォ。MINOTAURUSやSIDDHARTHAなどに通じるコレクター系の音。特有の冷たいストリングス・シンセ、いかにものシンセ・フレーズ、ゲルマンの森に木霊するフルート、叙情的に歌い上げるヴォーカル(独語)、そしてこのジャケ、6人のメンバーのハートがこもった通好みの1枚。ボーナス4曲入り。
ME-0309 EMMA MYLDENBERGER / Same CD \2800
 女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・コレクター必携の、ジャーマン・レア・フォークが待望の初CD化。本作は78年にリリースされた1stアルバム。フルート、オーボエ、ホルン、オートハープ、グロッケンスピール等を含むアコースティック・アンサンンブルを重視した、OUGENWEIDEのような中世古楽色と、当時のドイツ特有の夢想感も持つ。男女ヴォーカルで歌うが、美声の女性ヴォーカルがリード・ヴォーカルをとる曲も。ボーナス・トラックとして77年の貴重なライヴ音源を4曲と、78年のオムニバス(FOLK&ROCK) に収録された、アルバム未収曲(絶品の女性ヴォーカル必聴曲!)を1曲追加収録。
ME-0333 EMMA MYLDENBERGER / Tour De Trance CD \2800
 アンダーグラウンド・ジャーマン・レア・フォーク。79年2ndアルバム。女性2人を含む6人編成で、前作同様アコースティック・アンサンブルを重視したOUGENWEIDEのような中世古楽色に加え、夢想的なファンタジック色や、ミステリアスなサイケデリック感覚も取り入れ当時のドイツらしい雰囲気が漂う。男女ヴォーカルの曲も含むが、フルート、オーボエ、クルンホルン、マンドリン、グロッケンスピール等によるインスト曲が中心。ボーナス・トラック4曲は79年ベルリンでの貴重ライヴ音源。
ME-0020 EMTIDI / Saat CD \2500
 名門PILZレーベルから72年にリリースされた知られた名作。この時代と環境でしか生まれ得なかった屈指の産物。天国のフォーク・ミュージックと言えそうな浮遊感が全編に流れる。オルガン、ピアノ、ハープシコード、メロトロン、フルート、女性ヴォーカル、かげろうのように、はかなくも美しい美意識とファンタジー。あなたも夢の中へ。英語(1曲のみ独語)。デジパック。
ME-0021 EPIDAURUS / Earthly Paradise CD \2800
 77年、自主制作でリリースされたレア・シンフォニック・ロック・アルバム。とにかくダブル・メロトロンと女性ヴォーカル(英語)が効いている。CAMELファンなら手離しで飛びついてしまうような、終始叙情的なメロディーが流れる。かといって、雰囲気だけで終るのではなく、ドラマーらのテクニックもあって全体にメリハリのある出来となっている。1曲目で決まり。
ME-0273 EPITAPH / Same CD \2980
 UNIVERSAL DIGITAL REMASTER&DIGIPACK盤。71年リリースの彼らの1st。神秘的な泣きのメロトロンを導入し、クリムゾンの「エピタフ」や「宮殿」を思わせる叙情ナンバーが哀愁をさそう好作。後にハード・ロック・バンドとなるが、この1stが一番プログレ色が強かった。5曲ボーナス入り。
ME-0119 ERLKOENIG / Same CD \2800
 オークション・クラスのオルガン・激レア・プログレ。73年に自主制作でリリースされたもの。終始、オルガン攻めで、ゲルマン特有の暗さが漂い、マイナー調。わずかながら英語のヴォーカルが入る。あえて例えるならベガーズ・オペラの1stのような、、、クラシカルでもあります。ちなみに原盤は2000ドル以上? ボーナス4曲入り。
ME-0314 ESTHETIC PALE / Hope CD \2500
 2人の女性ヴォーカルをフィーチャーする叙情派シンフォ。2000年に自主レーベルからリリースされた3作目。ゲルマン・シンフォ特有の曲作りで、10分前後の曲が5曲もあり、バンドのアンサンブルはシンプルながらもメリハリのあるリズム・チェンジや、まどろむアコースティック・パート、泣きのギター・ソロ、ツイン女性ヴォーカルを活かした清涼感など、通して聴くと全体で1曲のような統一感があるのに気づく。かつてのフランスMSIのリリース群に似た、ネオ・ユーロの懐かしい空気がある。
ME-0024 EULENSPYGEL / 2 CD \2800
 4枚のアルバムをリリースした彼らの71年の1st(前身バンドROYAL SERVANTSの唯一のアルバム、WEからカウントし、2と付けられている)。当時の典型的なジャーマン・ハード・プログレッシヴ・サウンドに、ハモンドやフルートの持つ叙情性を生かした、メロディアスで聴き応えのある内容。ヴァイオリンも入るラストも印象的。ドイツ語。
ME-0025 EULENSPYGEL / Ausschub CD \2800
 ダンボール貼り付け変型ジャケットでオリジナルLPが有名だった72年リリースの2nd(通算3作目)。プログレッシヴなハモンドを生かしたややヘヴィなサウンドに、フルートやアコ・ギの叙情性を生かし、時にはNICEのようなクラシカルさや、メロトロンをフィーチャーし、マニアックに盛り上げる。ドイツ語。7曲のボーナス入りで8トラック・カセット音源から。3rd以降は普通のロックになってしまった。
ME-0300 FAITHFUL BREATH / Fading Beauty CD \2800
 長く廃盤になっていましたが、ドイツから再発されました。特にノヴァリス・ファンは必聴アイテムで、ゲルマンの叙情が脈々と流れる、ジャーマン・シンフォを語る上で外せない73年の名作。当時、自主制作でリリースされ、ハモンドとメロトロンに似たトーンのファルフォイッサ・ストリングスが生み出すヨーロッパ然とした響きがクラシカルな特色を生み、メロディアスなヴォーカル(英語)、ギター、シンセ、雰囲気をうまく支えるリズム・セクションで思い入れたっぷりに演奏されていく。泣き一色。
ME-0370 FAITHFUL BREATH / Back On My Hill CD \2800
 初CD化。流れと雰囲気で聴かせるノヴァリス風であったデビュー作から構築的なシンフォへ変った80年リリースの2nd。実際には77年のシングルに78年録音を足して翌々年にやっと陽の目を見た作品だが、まずは大量にフィーチャーされるメロトロンとその響きの素晴らしさに惚れる。バンクス風のシンセ・ソロを挟む1曲目や、メロトロンのルナティックな泉に浸れる16分を超えるラストなど、もし、このバンドが本作後メタル化しなければANYONE'S DAUGHTERに近いラインを取っていたかもしれない。80年のシングルから1曲ボーナス入り。
ME-0027 FRAME / Frame Of Mind CD \2500
 72年リリースの彼らの唯一作。ハモンド・オルガンをフィーチャーしたメロディックなジャーマン・ハードで出来は良い。ギター、ピアノ、ベース、パーカッション、ドラムスetc.をバランスよくアレンジ。叙情、哀愁感の漂うメロディー・ラインやヴォーカル(英語)は、当時の英国のバンドを思わせる。メンバーはその後、後期のPELL MELLへ参加。
ME-0028 GALAXY / Nature's Clear Well CD \2500
 83年に唯一のアルバムをリリースしたWANIYETULAの前身バンドの78年作。ガッチリとした、テクニカルなプログレッシヴ・サウンドはイエスの影響をちらつかせる。メロトロンも効果的に導入し、他のドイツ産にはあまり見られない畳み掛けも見せ、又、エニワンズ系の叙情もディープ。当時はスイスのバンドという説もあり、また、ジャケ違いのUS盤LPも出た。英語。デジパック。
ME-0031 GILA / Bury My Heart At Wounded Knee CD \2800
 メンバー・チェンジ後にFLORIAN FRICKEらをゲストに迎え、73年にリリースされた名作2nd。ゲルマンの香りと、憂いのあるプログレ・フォーク・タッチへサウンドが変化した。女性ヴォーカル(英語)をフィーチャーし、ジャーマン・フォーク・ロックの必聴名作の名をほしいままにする。メロトロンやフルートもドリーミィーで、HOLDERLINの1stあたりに近いところも。ボーナス1曲入り。
ME-0368 GROBSCHNITT / Jumbo CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。75年にリリースされた3作目。英語ヴァージョンと、後でリリースされたドイツ語ヴァージョンの2枚を全曲収録。初期の重い音から、メロトロン、ハモンド等に、美しいギターを絡めたジェネシス系のアンサンブルへ変化した次作ROCKPOMMEL’S LANDと同傾向の、ファンタジックさを持つ美しい構築型のシンフォニック・プログレ。ボーナス・トラックとして、ノヴァリスを思わせるような76年のアルバム未収必聴シングル曲のSONNEFLUGと、アルバム収録曲のDER CLOWNのシンヴル・ヴァージョンの2曲を追加収録。
ME-0361 GROBSCHNITT / Rockpommel's Land CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。このグループの本作だけは押さえておきたい。彼らの作品の中で、最もシンフォニック・ファン向きの77年リリースの4作目。初期の重苦しさも影を薄め、中期ジェネシスあたりから影響されたかのようなロマンチックな曲調が香る。美の極限を行くオープニングから、ファンタジック極まりない感動的なラストまで、まさに夢見シンフォの傑作。バイノーラル録音も導入され、楽器の音像がリアルかつミスティで、目を閉じてヘッドフォンで聴くとほんとうに御伽の国に佇んでしまう。ボーナス・トラックとして、ROCKPOMMEL'S POTT PUREE(約17分のライヴ)を追加収録。
ME-0037 GURNEMANZ / No Rays Of Noise CD \2800
 77年、プライベート・プレスによるリリースのレア・プログレ・フォーク。彼らの2nd。廃盤コレクターの間ではCD化以前から知られて来た。曲によっては、TUDER LODGEを少々感じさせる叙情が漂う。男女ヴォーカルだが基本的に女性がメインで、雰囲気も上々。11曲のボーナス入りで、当時のLIVE音源より。英語。英フォーク・プログレ・ファンも注目!
ME-0039 HANUMAN / Same CD \2800
 71年リリースの名作。リリカルなフルートと、ヘヴィ&プログレッシヴ然と迫るハモンドをフィーチャーし迫るヘヴィ・プログレ。それぞれがテクニックの持ち主で、バンドとしての演奏力や、インスト・パートでの力のこもったプレイなど、かなり聴き応えのある1枚。重厚なサックスと邪悪なハモンドにゾクゾク! ドイツ語。良い。後にLIED DES TEUFELSへ改名。
ME-0356 HIGH WHEEL / 1910 CD \2500
 07年リマスター盤。93年に自主レーベルからリリースされたジャーマン・シンフォ。デビュー作。4人編成でギタリストがフルートも演奏し、テクニカルにデザインされたサウンドを聴かせてくれる。構築された中に淡いイメージが灯り、英語で歌われるものの、この年代のドイツのバンドが忘れかけていたゲルマンのハートが滲み、愛好家から注目された。特に後半の15分や23分の大曲が良く、カヤックのようなノリもあり、プログレッシヴな演奏、アイデア共に古さを感じさせない。ANYONE'S DAUGHTERの後継者だったと思う。
ME-0357 HIGH WHEEL / Remember The Colours CD \2500
 07年リマスター盤。94年の2作目。コーラスやサウンド・プロダクションの質が上がり、今、これを新譜として持って来ても十分に通用するレヴェルに達している。テクニカルな演奏、ヴォーカルの良さ、曲調のメリハリは正にANYONE'S DAUGHTERの太い支流。前作と同じく大作も含まれ、フルートをフィーチャーし美しい叙情を織り交ぜながら進行していく。曲によってややハードさも見せるが、90年代以降のメロディック・シンフォに成り切らないゲルマン・シンフォの中世的な幻惑性を秘め、ドラマチックな泣きも現れた。
ME-0358 HIGH WHEEL / There CD \2500
 07年リマスター盤。96年リリースの3作目。収録曲のほとんどが劇的な組曲で、70分を超える大作となった。テクニカルなサウンド・デザインにコーラスによる中世的な幽玄さが混じり、パイプ・オルガン系の音色やアコースティック・ギターによるクラシカルなパートを絡める事によって印象をさらに強め、切々としたヴォーカルが歌い上げ、オリジナリティーのあるゲルマン・シンフォを完成させている。中でも特にタイトル曲が良い。本作も英語で歌われているが、今回のリマスター化にあたり、ぜひ、ドイツ語のヴァージョンも企画してほしい。
ME-0335 HOELDERLIN / Same CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。75年リリースの2nd。メロトロンを効かせ初期クリムゾン色の叙情をベースに1stでの幻想色を加えながら独自のシンフォニック・ロックを作り上げた。後半ではピアノとヴィオラが息の合ったプレイを展開、オルガンも入り、中部ヨーロッパならではのクラシカルな佇まいを見せる。英語で歌われ、ヴォーカルはジェネシスの影響を感じさせ、ゲルマンの神秘とも言えるヘンヴリーな最終章へと流れ込んでいく。よく聴くとフォーク色の強い傑作1stからそんなに遠くない音。優しいロマンの香りあふれる名作となっている。74年のライヴ1曲をボーナス収録。
ME-0336 HOELDERLIN / Clowns&Clouds CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。76年リリースの3rd。シアトリカルなコンセプトをレコードでは片面ずつ持ち、ジェネシスを思わせるシンフォニック・ロックを完成させた。2人のリード・ヴォーカリストにより、一人はガブリエル、もう一人はハミルといった感じ。曲が構築的になったものの、ハートフルなフルートや郷愁を誘うヴィオラをフィーチャーし、それがらすべてゲルマンの叙情に優しく包まれる独自の御伽シンフォを聴かせる。後半の桃源郷は1stにも通じるもので、ナチュラルな響きが美しく幻野で夢を見る。74年のライヴから1stのTRAUMをボーナス収録。
ME-0337 HOELDERLIN / Rare Birds CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。77年リリースの4作目。霧がかったロマン色の濃い2ndや3rdから、より洗練されたサウンドへ成りつつ、初期のフォーキーさも持ち合わせるという、彼らならではの作品。次作、LIVE-TRAUMSTADTでシンフォニック・ロック・バンドとしての集大成を見せるわけだが、NOVALISと並ぶドイツ屈指の叙情派バンドに成長した。神秘的な光景を映すストリングス・シンセ、アコ・ギとクラヴィのリリカルなアルペジオ、看板となったヴィオラの調べ、優しいヴォーカル。。。雄大な展開のタイトル曲から後半はバンドのひとつの完成型だ。同時期の未発デモ2曲をボーナス収録。
ME-0267 HOELDERLIN / Live - Traumstadt 2CD \3600
 プログレ名ライヴ盤のひとつ。デジタル・リマスター05年盤。通算5作目。彼らの集大成と言える2枚組ライヴ・アルバム。77年の録音。2ndから3rd期のあの中部ヨーロッパ特有の優しい色彩と暖かみを持つ、ファンタジックなシンフォニック・ロック・バンドとしての彼らの演奏が聴ける。エレクトリック・ヴィオラをフィーチャーし、ギターにリズム・セクションなどスタジオ盤に比べて幾分エキサイティングな盛り上がりを見せる。同ライヴからLP未収だった曲を1曲と、同年の別ライヴから1stの曲を1曲ボーナス収録。
ME-0338 HOELDERLIN / New Faces CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。79年リリースの通算6作目。集大成2枚組ライヴ、LIVE-TRAUMSTADTを78年にリリースした後、バンドは存続を掛け、また、ミュージシャンとして新たな方向性を生み出した。結果、ポップでコマーシャルなサウンドのアルバムとなったが、CONNY PLANKのスタジオで録音され、プロデューサーとエンジニアにジェネシスのブロードウェイで知られるDAVE HUTCHINGSを起用。シンフォニックなインスト曲も2曲含み、当時のB.J.H.にも通じるコンテンポラリーな美サウンドを生み出した。メロウさは十分。同時期の未発デモ1曲をボーナス収録。
ME-0339 HOELDERLIN / Fata Morgana CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。81年リリースの7作目でこの時点でバンドのラスト・アルバムとなった。プロデューサーのDAVID HUTCHINGSやレーベルとの契約がごたごたした中で、バンドに無許可でリリースされたとも伝えられる。だいたい最後はこうだ。前作同様のコンテンポラリーな音作りだが、ドイツ語で歌われ、キーボードが大胆に導入され、その響きが美しい。やはり当時のB.J.H.を思わせるサウンドで、ドイツでのB.J.H.の影響力を改めて思い知らされる。未発曲を含む同時期のデモ4曲をボーナス収録。また今回のリマスター盤はそれぞれ年代にそった未発フォトや英独のライナー入り。
ME-0340 HOELDERLIN / 8 CD \3600
 25年の時を経て再結成された彼らの07年新作。堂々のメジャー・リリース。ヴァイオリンもこなす美声の若手女性ヴォーカリストをフロントに配し、幻想的なポップ寄りのロックを聴かせる女性ヴォーカル・バンドに生まれ変わった。彼女がもたらすフレッシュな香りと、バンドの円熟したサウンド、プログレッシヴなフレーヴァーが混じり、そのテイストは実は現代のHOELDERLIN'S TRAUMじゃないか、と思うゲルマンの湿った翳りがあり、恋しいほどに美しい。視点を変えれば最近のバンドに対抗出来る磨きにも満ち、PAATOSのようなダークなスタイルでもあり、シンフォ・ファンも十分にターゲットにしている。全編通してじっくりと聴きたい。かなり良い!
ME-0176 HORCH / Mittelalternativ CD \2800
 打ち込みながらリズムを加え、極度にチューンアップした91年作。グリフォンにイアン・アンダーソンが加わったようなテクニカルで緻密なアンサンブルと、マリコルヌのようなコーラス・ワーク。グリフォンの2ndと比べても引けも感じないユーロ・プログレッシヴ・トラッドの最高峰。エレクトリック化されたリュートのジャケが本作を物語っている。中世の扉を開けたようなリリシズムと幻想性も絶品。
ME-0209 HORCH / Nachtgesang CD \3500
 傑作となった彼らの03年作7th。グリフォンとタルをミックスしたような音楽性で知られる旧東ドイツ出身のグループ。前作から5年振りとなる本作。まるで、イアン・アンダーソンのようなフルートをフィーチャーし、タルにグリフォンのハーヴェイやガーランドが入ったような曲調とアンサンブルで聴かせる。完ペキなまでに洗練された楽曲と演奏は、親しみやすいポップ・センスまで加味され、ルネッサンス音楽やトラッドをベースにした力強くてドラマチックなポピュラリティーのあるもの。まさに、バロックン・ロール。詞はシェイクスピアやノヴァリスも使用。ユーロ・トラッドの枠を超えて、もうプログレです。自主リリース。
ME-0287 HORCH / Best Of Horch - Live 25 Jahre Das Jubilaumskonzert CD \3200
 ユーロ・トラッド・ロックの最高峰のひとつは旧東ドイツにあった。彼らの集大成となった25周年記念ライヴ05年盤。グリフォンやタルを思わせる音楽性をプログレッシヴに加味し、ドイツ・トラッドを混入。本作はライヴということもあり、叙情的なリアルさと、フレアークのようなヨーロッパの大道芸人ノリが伝わってくる。彼らのどの作品よりも演奏が激しくロックのメリハリが効いている。この手の音だとハンガリーのコルモランと双璧か。自主レーベルより。
ME-0047 IKARUS / Same CD \2800
 71年リリース作。ハモンドをメインにし、ギター、ストリングス、フルート、サックス、を加え、ヘヴィかつややジャージーなリズムでメロディアスに聴かせるジャーマン・オルガン・プログレの好作。曲がよく練られており、全4曲という大曲指向を飽きさせる事なく聴かせる。英ヴァーティゴのオルガン・ロックに通じるものがある。英語。DIGIPACK
ME-0049 IVORY / Sad Cypress CD \2500
 80年リリース。中期ジェネシスを思わせるロマンティシズムで染められたシンフォニック・ロック作品。日本で紹介された当時にはかなり話題になった。転換期だった英国のバンドとは趣を別にし、70年代のくすんだ良さを持つ。詞は中世ラテン語を使用。4曲のボーナス入りで、83年〜87年に録音されたボーナス・トラックも良く、特にラストの曲は月の妖しい光に濡れたかのようなロマンを持つ秀曲。
ME-0362 JANE / Here We Are CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。72年の2nd。彼らの初期作品はBRAINのレーベル・マネージャーであったGUNTER KORBERのプロデュースにより、中期以降とは違った重厚なハード・プログレを聴かせている。ハモンドをフィーチャーした、ヒープ影響下のブリティッシュ・ナイズされたサウンドながら、切々と歌われるヴォーカル・パートの哀愁感、荘厳に現れるストリングス・キーボードを効かせたサウンド、女性コーラスを加えるなど、特に本作はシンフォニックな場面が多い。正統派ハード・ロックと思うなかれ。ヨーロピアン・プログレッシヴ・ロック・ファンにおすすめの1枚。
ME-0363 JANE / Lady CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。DULL KNIFEのベーシストと、キーボード奏者のGOTTFRIED JANKOが加入し、オープニングや曲中のオルガン・ソロで、その存在感をアピールしている。メンバー・チェンジを経てリリースされた75年の5th。前作までと同様に、ハモンドをフィーチャーした、ヒープ影響下のサウンドながら、メロディアスな場面も取り入れ、コンパクトでキャッチーなハード・ロック・サウンドへと変化した。JANKOのヴォーカル・スタイルやゴスペル調のコーラスなど、どこかアメリカンな雰囲気が漂う。
ME-0364 JOY UNLIMITED / Same (Over Ground) CD \2500
 70年にリリースされた1stアルバムの初CD化。当時、レコードのドイツ原盤はOVERGROUND、イギリス盤はTURBULANCE、アメリカ盤はJOY UNLIMITEDというタイトルで同一のアルバムが3種類リリースされた。ボーナス・トラックとしてそのTURBULANCEのみに収録されていた2曲と、アルバム未収のシングル曲(ビートルズのOH DARLIN')の3曲を追加収録。ブラスやオーケストラを導入した時代がかったサイケ&ポップな曲や、JOY FLEMINGのブルージーな女性ヴォーカルとオルガンをフィーチャーしたAFFINITYを思わせる曲もあり、ドイツというよりも英国的な雰囲気。
ME-0281 JOY UNLIMITED / Schmetterlinge CD \2800
 女性ヴォーカリスト、JOY FLEMINGをフィーチャーした彼らの71年作2nd。PILZという独自のカラーを持ったレーベルからリリースされた。メロトロンは使っていないが、ジュリアンズ・トリートメントやサンドローズ、アース・アンド・ファイアーの1stに通じる音。フルートやオルガンが生み出すPILZらしい暗いファンタジーが十分に添えてあり、エネルギッシュなサウンドと好対比。クラシカルな響きがドイツっぽく感じる。名作です。JOY FLEMINGは本作後脱退し、ソロへ。当時のライヴやシングルからボーナス4曲入り。英語。
ME-0371 JOY UNLIMITED / Reflections CD \2800
 初CD化。73年リリースの3作目。女性ヴォーカリストは抜けてしまったが、サウンドはよりプログレ的になり、鳴りのいいハモンドが見せ場を作っていく。英語で歌われブリティッシュ指向の為、カリスマ・レーベルにあったような、フォーク、ジャズ、プログレを取り混ぜてクラシカルな美学も入れました、みたいなサウンドで聴き所が多い。途中の暗い流れと、フルートがリリカルに使用される点、ハモンドがシンフォニックに使用される点など、そこはゲルマン的であの泣き色に染められる。71年、72年の未発音源、シングルから10曲ボーナス入り。
ME-0374 JULIANE WERDING / Ruhe Vor Dem Sturm CD \3500
 08年新作。かつてMAGGIE REILLYとのコラボ作品をリリースし注目されたドイツの女性ヴォーカリスト。アンニュイでマイナー調のメロディーがヨーロピアンな叙情を醸し出している。ドイツのメランコリックさに、どこかチェコやポーランドの女性ヴォーカル物に通じる気配があり、東欧色のある翳りの哀愁に染まっていく。シンフォ・ファンにもおすすめの女性ヴォーカル物。いつもながらどの曲も良い。ドイツ語。
ME-0120 KALACAKRA / Crawling To Lhasa CD \2800
 72年リリースの激レア・サイケ・プログレ。のっけから、くらくらするような空気が立ち込め、浮遊するフルートやパーカッションに導かれて、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ギター、ヴォイスらが、あやしげな煙のように流れ出す。屈指のジャーマン・サイケ・アイテムの1枚。
ME-0268 KIN PING MEH / Same CD \3200
 DIGITAL REMASTER&DIGIPACK盤。昨年リリースされたNOVALIS / Sameと同シリーズでのCD化。72年リリースの1st。ハモンド・オルガンをフィーチャーした、ユーライア・ヒープ、ディープ・パープル影響下のブリティッシュ・ナイズされたサウンドをゲルマン叙情で加工。泣きのバラードではメロトロンが流れ出し哀愁感に包まれ涙にくれる。ハード・プログレと真正面に向き合う傑作アルバム。英語。
ME-0052 LIED DES TEUFELS / Same CD \2800
 71年に名作をリリースしたHANUMANの改名バンド。73年リリースの1st。サックスやフルートをフィーチャーし、ヘヴィでかつジャージィーな演奏を聴かせる。ドラムの切れはなかなかのもの。当時の英国VERTIGOの、この手のバンドに十分に対抗できる。ジャーマン・ハード・ファンはぜひ。ドイツ語。75年に2ndをリリース。
ME-0351 LIFT / Same + Meeresfahrt CD \2800
 旧東ドイツの名作2in1。メロトロン入りで昔から知られてきた77年リリースの1stと、メロディアスさを増した78年リリースの2ndが2006 BMG ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズで出直した。メロトロンが効果的に何度も登場し、クラシカルな陰影をハモンドと共に醸し出し、アルバム・ラストではシンフォニーのように高鳴る1st。キーボード・ワークが多彩になり、弦楽四重奏をバックにした曲や、ハモンドと合唱が印象に残るヘヴィ・プログレまで展開する2nd。どちらも東欧然としたリリシズムに感銘を受け、忘れられない。
ME-0191 LIGHTSHINE / Feeling CD \2800
 76年リリースの謎レア・ハード。とにかくメロディーが臭く泣いていてB級マニアにはたまらない1枚。たいていのマニア・コレクターは本作を良いと語っております。ギターが泣く1曲目、ヘヴィの王道サバス風の2曲目、プログレ風叙情バラードの3曲目、なんか、わけのわからない4曲目、ドリーミィーな淵に溺れる5曲目、と、恐いもの知らずで、聴き終えればかなりの満足感あり。
ME-0263 MADISON DYKE / Zeitmaschine CD \2800
 NEUSCHWANSTEINの名作、BATTLEMENTと同じレーベルから77年にリリースされた叙情派シンフォ。全4曲という大作指向で、リリカルなフルートとストリングス・シンセが耳に残る。12弦ギターを初期ジェネシス風に配したアコースティックなナンバーもなかなか。幾度の場面展開で乗り切っていく後半も力が入っており、メロディアスさだけでなく意外と音が厚い。実にマニアックな組み立て。ラストにも華がある。75年のプログレッシヴな好シングルからボーナス2曲入り。英語。
ME-0054 MCCHURCH SOUNDROOM / Delusion CD \2800
 71年にPILZレーベルからリリースされた謎めいた1枚。全編に流れるハモンドとフルートはプログレッシヴかつアンダーグラウンド感覚にあふれ、ダークなジャーマン・プログレ・ハードとも言えるが、アコースティック・ギターのうまい絡め方など流石PILZレーベルならではの味わいがある。ドラッグ・カルチャーに根差していたところもあったようだ。英語。DIGIPACK
ME-0236 MESSAGE / The Dawn Anew Is Coming CD \2500
 シングルからボーナスを1曲加え、リマスターによる出直し。BACILLUSレーベルから72年にリリースされた1st。インパクトのあるジャケットの次作か、後期のジャズ・ロック作は知られるところだが、メロトロンも深淵にフィーチャーし、典型的なハード・シンフォを聴かせる本作は意外と認知度が低い。ヒープの影響モロ出しの1曲目、キーボードを効果的に配した旧B面の大曲2曲など、再評価に値する。英語ながらドイツらしさも十分。
ME-0196 MINOTAURUS / Fly Away CD \2800
 78年に自主でリリースされたレア・シンフォ。初のマスターからによる出直しCDで、キャメルの1stのようなノリで始まる1曲目を聴くと、こんなに良かったっけ、と思ってしまった。重厚なレスリー・トーンのオルガン、ゲルマンの哀愁を感じさせるストリングス・キーボード、プログレ然と使用されるアープ・シンセ、泣きのギター、ヴォーカル(英語)などFAITHFUL BREATHやEPIDAURUSらに共通する叙情性。ややヘヴィな側面もあり、また、ジャケも手伝ってトップ・オブ・レア・シンフォ的な扱い時期もあったほど。未発曲のボーナス入り。
ME-0055 MURPHY BLEND / First Loss CD \2800
 71年にKUCKUCKレーベルからリリースされたヘヴィ・プログレの必殺名作。レスリーの効いたクラシカルなハモンドをフィーチャーし、ハープシコードを絡め、まるで、イタリアン・ヘヴィ・シンフォのようなサウンド構成を見せる。そこに、ゲルマン特有の叙情が流れ込みマニアックな味わいを形成する。イタリアン・プログレ・ファンへもおすすめ。英語。
ME-0226 NECRONOMICON / Tips Zum Selbstmord CD \2800
 4曲のボーナスを加え、リマスターにて出直し。72年リリースの激レア物。耳をつんざくような強烈ファズ・ギター、睨み付けるようなオルガン、ヘヴィなリズムが支配するサイケ・ハード系のサウンドで、かなり気合が入っている。ところが、ヴォーカルが入ると、一転マイナー調へ。メロ、ハモリがおごそかだったりして、この場違いさが通にはたまらない魅力。混声合唱の部分だけを聴かされるとシンフォと誤解してしまう。それほど、奇怪・屈折した内容。ボーナスは71年と74年のテイク(以前4LPで出ていたもの)。ドイツ語。
ME-0231S NEKTAR / Journey To The Centre Of The Eye SACD \2700
 SACD 5.1 SURROUND REMIX LAYER盤。ハイブリッド仕様につき、通常のCDプレイヤーで再生できます。71年リリースの1stアルバム。ハモンド・オルガンをフィーチャーした、ブリティッシュ・ナイズされたサイケ・ハード・ロック・サウンドながら、終始ハードに押し捲るようなタイプではなく、哀愁を感じさせる泣きをたっぷりと含み、練られたアレンジで、聴かせるタイプ。ここぞというところでドラマチックに流れ出す、メロトロンも圧巻。トータル・アルバム。英語。この1stの時点で、すでに他の何にも似ていない唯一無二のプログレッシヴ性をドラマチックに確立。ボーナス・トラック2曲(1-2-3-4 / DO YOU BELIEVE IN MAGIC?)追加収録。
ME-0232 NEKTAR / A Tab In The Ocean CD \2700
 72年にリリースされた2nd。ドイツ盤の72年オリジナルMIXと、さらに76年にLARRYFASTの手によってリミックスされたUS MIX ヴァージョンをボーナス・トラックとして収録。堂々としたクラシカルなハモンドをフィーチャーし、当時の英国組プログレッシヴ・ロック・バンドの影響を感じさせる16分を越える大曲の1曲目をはじめ、力強くドラマチックに展開していく。後半は一転し、ノリを重視したハード・ナンバーとなるが、重厚な全体を包む哀愁感がこの年代を象徴している。英語。デジタル・リマスター盤。
ME-0238S NEKTAR / Remember The Future SACD \2700
 SACD 5.1 SURROUND MIX盤。ハイブリッド仕様につき、通常のCDプレイヤーで再生できます。スタジオ・ライヴを挟み73年にリリースされた4作目。レコードでいうとA、B面各1曲ずつPART-1、PART-2から成る2曲で、全編ハモンド・オルガンをフィーチャーしたブリティッシュ・ナイズされたサウンド。重厚な中に豪快さもあった初期に比べ、幾分サウンドやアレンジも洗練され、インターナショナル指向へ。シンフォ色が加味されたSF的なトータル作。英語。ボーナス・トラックは、REMEMBER THE FUTURE のヴァージョン違いと、プロモ・シングルの2曲(LONELY ROADS/LET IT GROW) の3曲を収録。
ME-0061 NEUSCHWANSTEIN / Battlement CD \2500
 79年リリース。初期ジェネシスをもっと線を細くし、詩的にしたような叙情派シンフォ。出た当時はけっこう聴き込んだ記憶が。この年代は英国やイタリアが転換期を迎えていたため、時期をずらしてピークを迎えていたフランス、スペイン、そして、単発ながらドイツのこうしたシンフォ物が良かった。英語で歌われているが、ゲルマンのロマンティシズムは充分漂う。愛聴作。
ME-0063 NIGHTWATCH / Same CD \2600
 98年の作品。まるで、バーバラ・ガスキンのような女性ヴォーカルと、すぐさまスパイロジャイラの3rdを連想させる、ギター、リコーダー、ホイッスル、ヴァイオリン、グロッケン、キーボード、ドラム、ベースetc.による憂いにあふれた幻想的なプログレッシヴ・フォーク・ロック・サウンド。英語、独語、オランダ語、スウェーデン語で歌われる。実は廃盤ディーラーが意図して作ったグループで、まずは、ナンバーリング入りペインティング・ジャケで超限定アナログ・リリースされ、いきなりプレミア価格での販売だった。
ME-0064 NOSFERATU / Same CD \2800
 ハモンド、フルート、サックスをフィーチャーした邪悪なハード・プログレ。屈折したサウンドと曲調はパワーとヴォルテージ十分。ツバ飛しフルートをメインにジャージィーに畳み掛けるパートや、ドリーミィーに深くよどむパートなど、レア・アイテムながら質の高い1枚。70年リリース。やはり、単発作品であった。英語。
ME-0260 NOVALIS / Same CD \2800
 DIGITAL REMASTER&DIGIPACK盤。ボーナス・トラックとして本編のハイライトとも言える、IMPRESSIONENの75年のライヴを追加収録。このライヴ音源もリマスターされており、何か胸に熱くこみ上げてくるような、ノヴァリス・サウンドを10分以上に渡って堪能できる。75年リリースの2nd。本作からギタリストのDETLEF JOBが参加し、歌詞もドイツ語になり、あのロマンチックなサウンドとなった。また、本作ではゲスト・キーボード・プレイヤーが加わっており、2作目にしてかなりの出来を見せている。溜め息が出る程のロマンチズムは次作、SOMMERABENDと変わらない。本当に感動的で優しく美しい音楽だ。
ME-0366 NOVALIS / Vielleicht Bist Du Ein Clown ? CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。前作から2年の時を経てリリースされた79年リリースの6作目。心に浸み入る叙情があまりにも印象に残るが、前作までの幻想文学から派生した空想ではなく、生身の感性で描き出されている。前作までを初期ノヴァリスとするなら、本作が後期ノヴァリスの第1作目と言えるだろう。ヴァイオリンの調べやメロトロンが美しく響く1曲目は名曲。やはりメロトロンとピアノが美しいラストまで、途中に親しみやすいナンバーをはさみながら歌心をストレートに伝える。ノヴァリス然とキャメル風に聴かせるインスト曲も2曲含む。ジャケットはヒプノシス。
ME-0216 ORANGE PEEL / Same CD \2800
 デジパック&デジタル・リマスターにて。BELLAPHONレーベルから70年にリリースされた必殺のジャーマン・ハード&ヘヴィ・プログレ。引き裂くようなギターに挑むかのように、クラシカルなフレーズを絡めながら暴れるハモンド! 重いリズム、ヘヴィなヴォーカル。非常にダークでパワフルなサウンド。何か邪悪な塊が形成されていくような沸点を迎えた音。ドロドロとしているが、テクニックはしっかりとしている。ヘヴィ・プログレ・ファン必聴!
ME-0316 OUGENWEIDE / Ougenweide + All Die Weil Ich Mag CD \2800
 長らく廃盤状態だった73年作の1stと、初CD化となる74年作の2ndの2作品を完全収録。ジャーマン・トラッド・フォ−クを語る上では外せない重要バンドの06年リマスター、ドイツ盤CD化。自作曲と中世トラッドを奏でる古楽調のエレクトリック・トラッド・バンド。1stはRENEE KOLLMORGENとBRIGITTE BLUNCKの2人の女性ヴォーカリストの美声ハーモニーと、ウォーム・ハートな男性ヴォーカル、ギター、リュート、シタール、ブズーキ、グロッケンスピール、フルート、リコーダー、ハルモニウム等を導入した、深い霧に浮かぶゲルマン民族の幻想をかき立てる、70年代のジャーマン・フォークの代表作。メンバー・チェンジを経てリリースされた2ndは、女性ヴォーカリストがMINNE GRAWに代わり、エレクトリック色が増した中にも、宮廷音楽調のクラシカルな調べが優美に響く曲や、哀愁に満ちたアコースティック・メロディーが泣かせる曲など、さらに楽器のアンサンブルに磨きがかかった作品。ドイツ語。ブックレット(40P)には当時の貴重な写真や、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0317 OUGENWEIDE / Ohrenschmaus + Eulenspiegel CD \2800
 初CDとなる76年リリース作の3rdと、長らく廃盤だった76年作の4thの2作品を完全収録。ジャーマン・トラッド・フォ−クを語る上では外せない重要バンドの06年リマスター、ドイツ盤CD化。フランスにMALICORNE、ドイツにはOUGENWEIDE在り。3rdアルバムは、ハンマー・ダルシマー、ピアノ、リコーダー等によるアンサンブルが物悲しく響く中、美声女性ヴォーカリストのMINNE GRAWが歌い、全体を包むマイナー調のサウンドが70年代の一連のアンダーグラウンド・プログレッシヴ・フォークの香りを漂わせる名作。IAN ANDERSONを彷彿させるフルートも印象的。4thでは、前作の流れを汲んだサウンドながら、クルンホルンを加え、グリフォンを連想させる洗練された中世アンサンブルも奏でる。MINNE GRAWの厳かに響く美声も心に残る。どちらも男女ヴォーカルによるドイツ語。ブックレット(40P)には当時の貴重な写真や、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0352 OUGENWEIDE / Ungezwungen CD \3200
 ジャーマン・トラッド・フォークを語る上で外せない重要バンド。彼らの1st〜4thまでの4作品が昨年CD化され話題となったが、残りの5作品(3タイトル)も同シリーズから初CD化となった。本作は77年に2枚組でリリースされたライヴ・アルバムを1枚に全曲収録した初CD化。07年リマスター、ドイツ盤。前4作からの代表曲を取り上げ、MINNE GRAWの美声女性ヴォーカルに、独創的なメロディーを奏でるリコーダー、フルート類や、パーカッション・ソロなどを大幅に加え、よりロック色のあるダイナミックなアレンジで聴かせる、彼らの集大成的なライヴ盤。RONDEは本作でしか聴けない中世アコースティック・セット。ブックレット(24P)には、当時の貴重写真やインタビュー(ドイツ語)、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0353 OUGENWEIDE / Fryheit + Ousflug CD \3200
 初CD化となる78年作の6作目「FRYHEIT」と、79年作の「OUSFLUG」の2作品を完全収録。07年リマスター、ドイツ盤。「FRYHEIT」は、当時ドイツのドキュメンタリーTVシリーズとして制作された曲を収録したもので、一連の作品の流れを汲みつつも少々毛色の違うものになっていて非常に興味深い。彼らならではのアコースティックな中世色をメインに、イマジネイティヴな情景が広がる、近年のジャーマン・メディヴァル系バンドのルーツを感じさせるようなサウンド。IAN ANDERSONを彷彿させるフルートや、MINNEの美声女性ヴォーカルももちろん聴ける。「OUSFLUG」は、ジャーマン・トラディショナルと、エレクトリック・カラー、フォーク色がほどよく一体となり、洗練されたモダンなフォ−ク・ロック作品となった。また、宮廷音楽調のメロディーに乗ったMINNEのヴォーカルも特筆。ブックレット(32P)には当時の貴重な写真や、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0354 OUGENWEIDE / Ja-Markt + Noch Aber 1st April CD \3200
 初CD化となる80年にリリースされた8作目の「JA-MRKET」と、81年の最終作「NOCH ABER 1ST APRIL」の2作品を完全収録。07年リマスター、ドイツ盤。MINNEの女性ヴォーカルを前面に置き、また男性ヴォーカルもメインを取る、穏やかな空気に満ちた、ハートフルなフォーク・ロック作品となった黄昏のサウンド。木管楽器も導入。惜しくも当時のラスト・アルバムとなった「NOCH ABER 1ST APRIL」では、ギターとパイプが絡むロック色がKORMORANを思わせるスラブ色を始め、新たな試みを感じさせる異色作となった。ブックレット(44P)には当時の貴重な写真や、インタビュー(ドイツ語)、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0071 OUT OF FOCUS / Wake Up! CD \2800
 ジャーマン・コレクターにはポイントの高いKUCKUCKレーベルから70年にリリースされた1st。初期ジャーマン・プログレの名作のひとつと言われる。オザンナを思わせる妖し気なフルートが全編に流れ、暗く、ヘヴィなカオスを見せる。その底は深い。音楽的にもしっかりとしたものを持っており、メディティーション系とは明らかに違う。英語。
ME-0373 P2O5 / Vivat Progressio - Pereat Mundus CD \2800
 初CD化。オリジナルLPはポコラ皿5つ。78年作。本作以前のマテリアルが93年にCDのみでリリースされていたが、結成は70年に遡ると言う。当時のドイツにはこういった地道なバンドの活動の場となるライヴ・ハウスやラジオ・プログラムがあり、プログレ系も支援していた。そんなローカルなバンドが何かのきっかけでアルバムを単発リリースするわけだが、本作も熱き思いを込めて録音された激レア盤で、荒くハードながら泣きもこぼすギター&ヴォーカル、歪みのあるオルガン、ストリングス・キーボードも少し入りマニアック。未発ボーナス2曲入り。
ME-0073 PARZIVAL / Legend CD \2800
 ブレーメンの室内弦楽団のメンバーを中心に結成された3人編成のクラシカルなロック・グループ。71年リリースの1st。ゲストで、もう3人加わっており、ギター、ベース、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、フルート、ピアノ、オルガン、ドラムスによる楽曲はバロッキーな美と叙情をたたえる。ヴォーカルが英語のため、曲によってはグリフォンやアメイジング・ブロンデルを思わせる。ボーナス3曲入り。
ME-0075 PELL MELL / Marburg CD \2500
 ハモンド・オルガンや、ダリル・ウェイに匹敵するかのようなヴァイオリンをフィーチャーし、いかにもジャーマン・ロックらしい重厚で厳格なクラシカル・ロックを展開する、72年リリースの1stアルバム。スメタナのMOLDAUでは、ヴァイオリン、リコーダーが、原曲の物悲しさをうまく表現しているが、やはりバンドの曲の方が、クラシカル・ハード・プログレ然としていて良い。1stにしてすでに完成度が高い。英語。
ME-0272 PELL MELL / Rhapsody CD \2500
 リストやラフマニノフを取り上げ、彼らの最も完成されたクラシカル・ロックを印象強く聴かせる76年リリースの3rd。奥深い展開を見せる前半は、ほんとうに良く出来ており、ヴァイオリン、オルガンetc.の動のパートから、クラシック・ギターがつま弾かれ、ヴォーカル(英語)が入るところは、何回聴いても鳥肌物。WALLENSTEINのCOSMIC CENTURYと並ぶ名作。デジパック仕様。
ME-0256 POPOL VUH / Hosianna Mantra CD \2500
 デジタル・リマスター盤、デジパック仕様、ボーナス・トラック1曲(MARIA-AVE MARIA)追加収録。PILZレーベルから72年にリリースされた3作目。POPOL VUH風に解釈されたミサ曲を集めたという、静かではかり知れない奥深さを持つ。彼らの最高作であるとともにジャーマン・ロック史に残る傑作。浮遊する幽幻な女性ヴォーカル、オーボエ、ピアノ、ギターetc.神秘的な至高の響きなど、今、たとえば、コンテンポラリー音楽の観点から接しても非常に新鮮。はじめの1枚として本作を。
ME-0284 POPOL VUH / Letzte Tage-Letzte Nachte CD \2500
 05年デジタル・リマスター盤。デジパック仕様。未発表ボーナス・トラック3曲追加収録。76年リリース作。彼らの他のアルバムとは違い、しっかりとした女性ヴォーカルのメロディー・ラインが印象的。他と同様に浮遊感をともなってはいるものの、フォーク・タッチに歌うYUNの声と、幻惑的なサウンドに包まれていく。サウンドの趣向は違うが、HOELDERLINの1stや、BROSELMASCHINEといったバンド同様に、ゲルマン女性ヴォーカル・フォークのフィールドからも聴くことが出来る。POPOL VUHは難解だし・・・と敬遠されていた方にも、おすすめの1枚。
ME-0121 POSEIDON / Found My Way CD \2800
 76年リリースの唯一のアルバム。バンド名からクリムゾン・タイプを連想させるが、英語で歌われるメロディアスなブリティッシュ・タイプのサウンド。ハモンドやピアノも控え目ながら、いい味を出している。幻想的なジャケでも知られていたが、シンセやギターがまどろみ感を出し、後半あたりはどこかフロイドへ通じる。8曲のボーナスはライヴでクリームのカヴァー他。
ME-0208 PROSPER / Broken Door CD \2800
 75年にプライヴェート・プレスでリリースされた激レア物。ミニ・ムーグ、メロトロンをフィーチャーし攻撃的なギターを絡め、この年代ならではのヴェンテージ・テイストを持ったマニアックなサウンドで聴かせる。部分的にクリムゾンの影響を感じるフレーズやジャズ・ロック・テイストも突きつけ、ジャーマン・ロックらしい熱い塊で押す。当時、ベラフォンやメトロノームといったレーベルからリリースされていれば、現在、もっと知られた存在になっていたはず。英語。
ME-0166 RAMSES / La Leyla + Eternity Rise CD \2800
 76年1stと78年の2ndの2in1。クラシカルにたなびくハモンドと、メロトロン(ストリングス、フルート、合唱)は最良のシンフォニック・ロックを演出する。シンセ系もかなり大胆にフィーチャーし、終始大掛かりな叙情派シンフォを力強くドラマチックに聴かせる。英語で歌われているためブリティッシュのバンドに近い印象。
ME-0167 RAMSES / Light Fantastic CD \2500
 84年リリースの3作目。1stと2ndでメロトロンやオーケストラをフィーチャーして、ドラマチックな叙情派シンフォを聴かせてくれた彼らのラスト作。シンフォニック度は薄くなってしまったが、メロディアスさはかわりなく、例えば80年代前後のB.J.H.あたりを思わせる。もちろん英VERTIGOのRAMASESとは別バンド。
ME-0146 RENFT (KLAUS) COMBO / Same CD \2800
 旧東ドイツのグループ。その名のとおりKLAUS RENFT率いるグループの73年リリースの1st。メンバー2人はその後KARUSSELLに参加。KARUSSELLでやっている曲をすでに本作でも収録。年代的なサイケ色が残ったロックといった感じ。メロディアスなナンバーやバラード系に東欧色が滲み、フルート、ヴァイオリンらがアクセントを付けている。3曲のボーナス入りで、レア・シングル収録。
ME-0183 ROUSSEAU / At The Cinema CD \2500
 再結成後14年振りにリリースされた2002年作。通算4作目。オーボエやヴィオラもフィーチャーし、彼ららしいメロディアスなサウンドで聴かせる。ドイツの美しい自然が映し出されたようなインスト曲と、キャメルやB.J.H.のような歌心を持ったヴォーカル・ナンバーがバランスよく並べられている。過去3作同様、ノヴァリスが香らせていたあの霧に煙るゲルマンの森の芳香と、ナチュラルな叙情美が受け継がれている。叙情派シンフォ・ファンの心をそっと照らすような暖かな幽閉さあり。
ME-0375 RPWL / The RPWL Experience CD \2800
 08年新作。ボーナス・トラック2曲入り限定盤。今や現在のジャーマン・プログレ・シーンを代表するバンドのひとつとなった彼らの6作目。昨年ギタリストが別バンドとして結成したBLIND EGOが注目されたりと、なにかとホットな注目バンド。リッチなキーボード・ワークと優美なギターで奏でられる、泣きを含んだメロディーにぐっと引き寄せられ胸を打たれる。フロイドや最近のマリリオンの影響を感じさせる叙情的でメロディアスなサウンドだが、バンド初期から持つ彼ら独特のナチュラルな美的感覚は失われず、他にはないオリジナリティーを感じさせる。メロトロンの幻惑的な美しい響きもとても印象的。また、甘いヴォーカルも全体に溶け合っていて心地よい。最後の2曲はこの限定盤のみでしか聴けないボーナス・トラック。英語。スリップ・ケース付き。
ME-0242 SAHARA / Sunrise CD \2800
 SUBJECT ESQから改名し、74年にリリースされたジャーマン・プログレの隠れた名作のひとつ。特に旧B面、2つのパートが計7つに分かれて構成された30分近い組曲に尽きる。妖し気なシンセ、メロトロン、ハモンドをフィーチャーし、ネクターやイタリアン・ロックを思わせるプログレッシヴなサウンドをマニアックに展開する。英盤(DAWNから)、米盤も当時リリースされた。英語。
ME-0086 SIDDHARTHA / Weltschmerz CD \2800
 75年にプライベート・プレスでリリースされたレア・シンフォ。EARTH AND FIREのような出だして始まるが、全体としては、泣きのギター、キーボード、フルート、ヴァイオリン、女性ヴォーカルもフィーチャーし、ゲルマン叙情を含み聴かせる自主制作然としたクラシカル・ロックである。近年に発見された1枚だが、海外では6ケタの原盤価格。英語とドイツ語。
ME-0123 STERN COMBO MEISSEN / Live 1976 CD \2500
 76年のアンリリースド・ライヴ。すでにツイン・キーボードで演奏されており、2曲目以外はアルバム未収。暗い哀愁感が漂う旧東ドイツらしいクラシカル・ロックで、後のアルバムに比べてシンセ系よりもハモンドが多く活用されている。全体の印象は1stと似ている。ラジオ・ショーのものらしく音質、バランスは良い。
ME-0342 STERN COMBO MEISSEN / Weisses Gold CD \2700
 旧東ドイツが生んだ必聴傑作シンフォの感動作が2006 BMG ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズで出直した。錬金術をコンセプトにした78年リリースの2nd。ハモンド、メロトロン、シンセ、クラヴィなどのキーボード群にフル・オーケストラと合唱団も加えた、テクニカルなバンド演奏とオケの雄大さが本格的に融合する、まさにクラシカル・シンフォニック・ロックの頂点。悲愴的な哀愁感は重く、旧東欧然とした独特の幻想性もあり、しかし、軟弱なところがまったく無いという凄みに圧倒される。ドイツ語。
ME-0308 SYLVAN / Posthumous Silence CD \2500
 メロディック・シンフォの傑作となった06年作5th。切れ目なく続く70分の大作コンセプト・アルバム。録音、プロデュースのクオリティーがトップ・クラスまで上がり、全編通して、エモーショナルなサウンド美学で聴かせる作品となった。まずは荘厳な合唱団が入るオープニングに驚かされるが、ゲストで入るチェロが各場面で叙情をリアルに磨き、フロイド張りの効果音が劇的な展開を予感させていく。泣きという感情を超え、悲壮な思いがヴォーカルと各楽器に託され、重厚かつドラマチックに映し出される。メロディーの洪水に時の経つのも忘れるほど。
ME-0330 SYLVAN / Presets