update 2012/01/17


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ME-0245 AIGUES VIVES / Water Of Seasons CD \2800
 81年リリースの男女ヴォーカル・レア・フォーク。ゲルマンの森深くからフルートやヴァイオリンを伴ない津々と彼らのサウンドは流れ出る。パンフルートやエレクトリック・ギターなども交え、美声の女性ヴォーカリストが上澄みを優しく撫でるように歌う。その神秘的な翳りや、奥深さはかのヘルダーリンの1stを思わせるほど。特に1曲目は最高! 身も心もとろけるといったまどろみが心地よい幻想感を生む。アナログが欲しくなる音。名作だ。未発に終わった2ndアルバムから4曲ボーナス入り。英語。
ME-0480 ANYONE'S DAUGHTER / Adonis CD \2300
 2000枚限定盤。2010年リマスター&ボーナス3曲入りで出直した必聴名作として名高い79年リリースの1st。キャメルにも匹敵する珠玉のメロディアスなサウンドとハートフルなヴォーカルが感動を呼び、最後には衝撃となって体を駆け巡る。70年代の英国のシンフォニック・バンドから強く影響を受けながらも、メンバーのフレッシュなフィルターを通し、ゲルマンの叙情性に染めてドラマチックに聴かせる。多くのドイツのバンドにありがちな遊びや間延びが無いスタイリッシュさはエモーショナルでもあり、大きく捉えれば本作こそが現在のシンフォニック・ロックの最初の1枚なのかもしれない。ちょうど、本作を初めて聴いたのが80年だったので、なにか年代の節目に伴う、新しさ、新鮮を感じとって、妙に納得したことを思い出す。ボーナスとして77年のライヴから未発表曲2曲(約20分)とエンハンスドにより78年のスタジオでのプロモ・ライヴ映像(約7分)を追加収録。*当時のコンサート・ポスターをミニサイズ(47cm x 33cm)で復刻した特典がスリップケースでセットになった2000枚限定エディション。
ME-0406 ANYONE'S DAUGHTER / Piktors Verwandlungen CD \2500
 2000枚限定盤。彼らの81年リリースの3作目。巧みな演奏力、素晴らしい楽曲、作品に宿るゲルマンの深い叙情美、感動の波が次から次へと押し寄せてくる珠玉の1枚。叙情派シンフォの必聴傑作! これが、ライヴ録音であったことはあまりにも有名だ。ヘッセの詩が朗読され、バンドが情景をドラマチックに演出していく。*当時のコンサート・ポスターをミニサイズ(47cm x 33cm)で復刻した特典がスリップケースでセットになった2000枚限定エディション。08年リマスター、70年代後半に録音された同曲のスタジオ・デモのボーナス入り。
ME-0150 ANYONE'S DAUGHTER / Requested Document Live 1980-1983 2CD \2980
 2001年にリリースされた、全盛期のライヴ2枚組。組曲形式を取るADONISやTANZ UND TODもノー・カットで演奏されている。また、彼ららしいコンパクトな名曲群も収録。シンフォニックな叙情性が、フレーズ、アンサンブルからきらきらとこぼれ落ちる。繊細なパートはもちろん、メロディーの印象度にかけてはトップクラス。84年のLIVE盤より数段良い。
ME-0202 ANYONE'S DAUGHTER / Requested Document Live 1980-1983 Vol.2 CD+DVD(PAL) \2980
 2001年に出たREQUESTED DOCUMENT LIVEの続編。今回はCDとDVDのセット。CDは前の盤とダブりがなく、2曲の未発曲とUKのIN THE DEAD OF NIGHTのカヴァー(ギター・ソロは、かなりいい線。だけどドイツ語で歌っている!)含む全13曲収録。DVDのほうは81年のライヴで、PIKTORS VERWANDLUNGEN(フル)、ADONIS I-IV(フル)、MORIA、LA LAなど名曲群をたっぷりに、先ほどのUKのカヴァーも加え、あっという間の2時間以上の内容。MORIA、LA LAのキーボード・リフにギター・ソロなど、やっぱりUKが好きだったのね、と。UK来日時のジョブソンのカッコ良さを思い出しました。
ME-0503 ANYONE'S DAUGHTER / Calw Live 2CD \2700
 ゲルマン叙情の極み! 感動的な名作であり大作のPIKTORS VERWANDLUNGENの再現演奏を含む02年のライヴ2枚組2011年盤。125 YEARS OF HERMAN HESSE IN 2002のイヴェントに出演した時のステージを収録したもので、01年にリリースされたDANGER WORLD期のメンバーではあるものの、約20年振りに通してプレイされた。元もライヴ録音なので彼ら自身もやりやすかったのかもしれないが、ギターやキーボードなどハートフルなテクニックが必要とされる美しくも難曲である。それが、ファン感涙の再現となった。他、2ndから3曲、後半はDANGER WORLDから続けて5曲、ラストはイマジンのカヴァーで幕を閉じる。録音状態も良い。何故、この音源がすぐにリリースされなかったのか不思議なほど。
ME-0501 ARMAGGEDON / Same CD \1980
 2011年英国リマスター盤。ジャーマン・ハードの名門、KUCKUCKから70年にリリースされた重要作。ギターにジミヘンの影響を感じさせるも一辺倒のハードではなく、エレピなど曲によってプログレ色やエコーを効かせた緩いサイケ色、時にジャズ・フィーリングも持つ。ジャーマン・レア・ハードの中では質の高い1枚で、古くからコレクターの間で知名度と人気があったもの。JEFF BECK GROUPのRICE PUDDINGのカヴァー入り。単発ハード作品の多いドイツだが、彼らもこの1枚のみだったなんて、もったいない。
ME-0116 BIRTH CONTROLL / Plastic People CD \2500
 エディ・ジョブソン!がゲスト参加している75年リリースの6作目。コンセプト・アルバムとしてリリースされたもので、最もプログレ色が強い。シアトリカルに展開していく。HOLDERLINからも、フルート、チェロ、ヴィオラの3人をゲストに迎えクラシカルな面を演出。ジャーマン・プログレならではの濃い1枚。英語。デジタル・リマスター盤。
ME-0504 BIRTH CONTROL / Backdoor Possibilities + Story Live (Expanded Edition) 2CD \2200
 76年作7thのボーナス入り2枚組での2011年リマスター・エクスパンデッド・エディション。エディ・ジョブソンがゲスト参加した前作、PLASTIC PEOPLEでプログレ色を強め、コンセプト作となった本作ではジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるテクニカルなシンフォニック・ロックに昇華。クラシックやジャズも織り込み、かなり作り込まれたアトラクティヴな曲調で一気に聴かせる力作となっている。ディスク1には77年のライヴ3曲、ディスク2には76年のライヴ7曲、合わせて100分以上のボーナスを収録。バンドの絶頂期だった演奏で、特にキーボード・ソロはウェイクマン風だ。
ME-0009 BLACK SPIRIT / Same CD \2800
 あのキャロル・オブ・ハーヴェストと同じ超マイナー・レーベルのBRUTKASTENから73年にリリースされたウルトラ・メガ・レア・アイテム。とはいっても、こちらは終始殺気立ったヘヴィネスを展開。メンバーはイタリア人とドイツ人の混合。ジャーマン・レア・ハード真の幻の1枚。英語。
ME-0012 BROSELMASCHINE / Same CD \2800
 71年リリースの1st。HOLDERLINの1stやEMTIDIと並ぶPILZレーベルにおけるプログレ・フォークの名作。サイケ&ヒッピー色も適度に漂い、男女ヴォーカル(女性Voのポイント高し)、フルート、アコ・ギ、シタール、メロトロンetc.による夢想的な色彩が浮遊するゲルマンの最良の部分と言える。英語(一部ドイツ語)。2曲目はSTEELEYE SPANもやっているスコティッシュ・トラッド。デジパック。
ME-0454 CAROL OF HARVEST / Ty I Ja CD \2700
 アンダーグラウンド・フォーク・ロック・ファン必聴! 78年に幻の名作を残したジャーマン・プログレッシヴ・フォーク・バンドが突然復活し、なんと31年振りに新作となる2ndアルバムを自主リリースした。オリジナル・メンバーで、ギター&キーボードのAXEL SCHMIERERと、ポーランド出身の美声女性ヴォーカリストEWA GRAMSの二人を中心に、さらにギタリストを加え、当時のゲルマンの翳りと幻想色たっぷりに聴かせる。透明感のあるCELIA HUMPHRISをイメージさせるような美声女性ヴォーカリストの多重が美しく響き、いかにもドイツ的なサイケデリック色や、クラシカルな要素、そして、シンフォニック性を取り入れたフォーク・サウンドは、当時の彼らの面影を色濃く映し出している。時代を経ての復活作だが、当時のアルバムが好きな人にもおすすめ出来るアルバム。ポーランド語。
ME-0013 DIES IRAE / First CD \2800
 71年にリリースされた、PILZレーベルにしてはめずらしいハード・ロック・バンド。かなり攻撃的なサウンド。英語で歌われているものの、エコーがビンビンだったりするので、初期ジャーマン色は感じる。英国ハードに影響された本格派と言えるのでは。ジャーマン・ハードのマスト・アイテムの1枚。レーベル方針と合わなかったため、本グループも単発に終わったが、そりゃそうだよね。
ME-0132 ELECTRA / 3 CD \2500
 思わずのけぞるドラマチックな出だしで始まる79年リリースの3rd。URIAH HEEPあたりの影響下のハード・プログレだが、クラシカルな重厚さがいかにも旧東欧的。泣きのバラードもシンフォニックな趣に包まれ、胸を締め付けられる。その哀愁感は当時の西ドイツ産のバンドには無かったもの。リマスター盤。ボーナス3曲入り。
ME-0259 ELECTRA / Die Original Amiga-Alben 8CD BOX \7200
 紙ジャケット&リマスターにて、前身バンドのELECTRA COMBO(73年リリース)も含み8枚のアルバムが収納された限定BOX。80年のDIE SIXTINISCHE MADONNAまではCD化されているが、彼らのもうひとつの重要作である82年のEIN TAG WIE EINE BRUCKEはこのBOXにて初CD化。タルが東欧へ渡りクラシカル・ロックに挑戦したかのような泣きとドラマチックさが入り混じるハード・シンフォのこれまた名作だ。後の2作も初CD化で、LIFTやSTERN MEISSEN同様ポップ化するが、これはこれでメロディアスで哀愁があり良い。8枚目の89年作は未発アルバム(ポップ・ロック指向) だったもの。カラー・ブックレット付き。
ME-0154 EL SHALOM / Frost CD \2800
 たまらなく、ジャーマンしている76年リリースのレア・シンフォ。MINOTAURUSやSIDDHARTHAなどに通じるコレクター系の音。特有の冷たいストリングス・シンセ、いかにものシンセ・フレーズ、ゲルマンの森に木霊するフルート、叙情的に歌い上げるヴォーカル(独語)、そしてこのジャケ、6人のメンバーのハートがこもった通好みの1枚。ボーナス4曲入り。
ME-0309 EMMA MYLDENBERGER / Same CD \2800
 女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・コレクター必携の、ジャーマン・レア・フォークが待望の初CD化。本作は78年にリリースされた1stアルバム。フルート、オーボエ、ホルン、オートハープ、グロッケンスピール等を含むアコースティック・アンサンンブルを重視した、OUGENWEIDEのような中世古楽色と、当時のドイツ特有の夢想感も持つ。男女ヴォーカルで歌うが、美声の女性ヴォーカルがリード・ヴォーカルをとる曲も。ボーナス・トラックとして77年の貴重なライヴ音源を4曲と、78年のオムニバス(FOLK&ROCK) に収録された、アルバム未収曲(絶品の女性ヴォーカル必聴曲!)を1曲追加収録。
ME-0418 EMTIDI / Same CD \2800
 ドイツ人とカナダ人の男女デュオが70年にリリースした1st。オリジナルLPは激レアでトップランクの価格を持つ。英語で歌われ、前半はくせのないフォークを聴かせるが、後半になるとサイケ色とドリーミィーさが加わり、女性ヴォーカルに虚ろさが混じる。6弦や12弦のアコギの響きに金属的なブズーキが入り、アンサンブルの繊細さも見せ、その演奏力などポテンシャルは高く、フルートを攻撃的に用いるラストは闇が広がりプログレッシヴだ。当時この1曲を聴かされたらコレクターは大枚を注ぎ込むしかなかっただろう。オフィシャル初CD化。
ME-0020 EMTIDI / Saat CD \2500
 名門PILZレーベルから72年にリリースされた知られた名作。この時代と環境でしか生まれ得なかった屈指の産物。天国のフォーク・ミュージックと言えそうな浮遊感が全編に流れる。オルガン、ピアノ、ハープシコード、メロトロン、フルート、女性ヴォーカル、かげろうのように、はかなくも美しい美意識とファンタジー。あなたも夢の中へ。英語(1曲のみ独語)。デジパック。
ME-0021 EPIDAURUS / Earthly Paradise CD \2800
 77年、自主制作でリリースされたレア・シンフォニック・ロック・アルバム。とにかくダブル・メロトロンと女性ヴォーカル(英語)が効いている。CAMELファンなら手離しで飛びついてしまうような、終始叙情的なメロディーが流れる。かといって、雰囲気だけで終るのではなく、ドラマーらのテクニックもあって全体にメリハリのある出来となっている。1曲目で決まり。
ME-0273 EPITAPH / Same CD \2980
 UNIVERSAL DIGITAL REMASTER&DIGIPACK盤。71年リリースの彼らの1st。神秘的な泣きのメロトロンを導入し、クリムゾンの「エピタフ」や「宮殿」を思わせる叙情ナンバーが哀愁をさそう好作。後にハード・ロック・バンドとなるが、この1stが一番プログレ色が強かった。5曲ボーナス入り。
ME-0119 ERLKOENIG / Same CD \2800
 オークション・クラスのオルガン・激レア・プログレ。73年に自主制作でリリースされたもの。終始、オルガン攻めで、ゲルマン特有の暗さが漂い、マイナー調。わずかながら英語のヴォーカルが入る。あえて例えるならベガーズ・オペラの1stのような、、、クラシカルでもあります。ちなみに原盤は2000ドル以上? ボーナス4曲入り。
ME-0024 EULENSPYGEL / 2 CD \2800
 4枚のアルバムをリリースした彼らの71年の1st(前身バンドROYAL SERVANTSの唯一のアルバム、WEからカウントし、2と付けられている)。当時の典型的なジャーマン・ハード・プログレッシヴ・サウンドに、ハモンドやフルートの持つ叙情性を生かした、メロディアスで聴き応えのある内容。ヴァイオリンも入るラストも印象的。ドイツ語。
ME-0025 EULENSPYGEL / Ausschub CD \2800
 ダンボール貼り付け変型ジャケットでオリジナルLPが有名だった72年リリースの2nd(通算3作目)。プログレッシヴなハモンドを生かしたややヘヴィなサウンドに、フルートやアコ・ギの叙情性を生かし、時にはNICEのようなクラシカルさや、メロトロンをフィーチャーし、マニアックに盛り上げる。ドイツ語。7曲のボーナス入りで8トラック・カセット音源から。3rd以降は普通のロックになってしまった。
ME-0300 FAITHFUL BREATH / Fading Beauty CD \2800
 ノヴァリス・ファン必聴アイテム。ゲルマンの叙情が脈々と流れる、ジャーマン・シンフォを語る上で外せない73年の名作。当時、自主制作でリリースされ、ハモンドと、メロトロンに似たトーンのファルフォイッサ・ストリングスが生み出すヨーロッパ然とした響きがクラシカルな特色を生み、メロディアスなヴォーカル(英語)、ギター、シンセ、雰囲気をうまく支えるリズム・セクションで、思い入れたっぷりに演奏されていく。泣き一色。
ME-0370 FAITHFUL BREATH / Back On My Hill CD \2800
 雰囲気で聴かせるノヴァリス風であったデビュー作から構築的なシンフォへ変った80年リリースの2nd。実際には77年のシングルに78年録音を足して翌々年にやっと陽の目を見た作品だが、まずは大量にフィーチャーされるメロトロンとその響きの素晴らしさに惚れる。バンクス風のシンセ・ソロを挟む1曲目や、メロトロンのルナティックな泉に浸れる16分を超えるラストなど、もし、このバンドが本作後メタル化しなければANYONE'S DAUGHTERに近いラインを取っていたかもしれない。80年のシングルから1曲ボーナス入り。
ME-0508 FLAMING ROW / Elinoire CD \2500
 現STERN-COMBO MEISSENのキーボーディストが在籍している、女性ヴォーカルをフロントに配した4人編成のバンドの2011年デビュー作。ビリー・シャーウッド、シャドウ・ギャラリーの2人のギタリスト、スポックス・ビアードにも参加したヴォーカリストJIMMY KEEGANらを筆頭に、ゲストを多数加えた、ロック・オペラを展開するコンセプト・アルバム。随所にヘヴィなギターをフィーチャーし、メタルを基本にしながらも、それ一辺倒ではなく、メロディックなキャッチーさがあり、フルートとアコギのアンサンブルが美しいクラシカルな繊細さ、美声女性ヴォーカルをメインに聴かせるメロディアス・サウンド、ロマンチックなポスト・ロック系、シンフォニック性など、曲により様々なスタイルを見せる。
ME-0472 FRAME / Frame Of Mind CD \2500
 72年リリースの彼らの唯一作。ハモンド・オルガンをフィーチャーしたメロディックなジャーマン・ハードで出来は良い。ギター、ピアノ、ベース、パーカッション、ドラムスetc.をバランスよくアレンジ。叙情、哀愁感の漂うメロディー・ラインやヴォーカル(英語)は、当時の英国のバンドを思わせる。メンバーはその後、後期のPELL MELLへ参加。デジパック仕様。
ME-0031 GILA / Bury My Heart At Wounded Knee CD \2800
 メンバー・チェンジ後にFLORIAN FRICKEらをゲストに迎え、73年にリリースされた名作2nd。ゲルマンの香りと、憂いのあるプログレ・フォーク・タッチへサウンドが変化した。女性ヴォーカル(英語)をフィーチャーし、ジャーマン・フォーク・ロックの必聴名作の名をほしいままにする。メロトロンやフルートもドリーミィーで、HOLDERLINの1stあたりに近いところも。ボーナス1曲入り。
ME-0512 GUILDENSTERN / Same CD \2800
 ジェネシス、キャメル、イエスに影響を受けたバンドの78/79年の未発物。12弦やダブルネックなど見た目にもそれっぽさが出ており、シェイクスピアのハムレットを題材にしたスタジオ録音8曲と、オリジナルのロック・オペラ(と言ってもインストが主体)をライヴ演奏した3曲の計11曲を収録。この年代のドイツにはNEUSCHWANSTEINを始め叙情派シンフォの単発作が多いが、彼らも当時にアルバムを出していたなら名作になっていただろう。ラミアを思わせるギターソロの6曲目など、その予感十分。英語で歌われているがゲルマンの哀愁も幻想的に香る。
ME-0401 GURNEMANZ / Fair Margaret And Sweet William CD \2800
 72年の1stカセットの初CD化。女性ヴォーカル入りで、ジョン・レンボーンを思わせるギターをバックに中世フォークを聴かせるグループ。アコギの他にリュートやリコーダー、シタールも曲に合わせてフィーチャーし、英国バラッドや北欧トラッドから影響された楽曲にシェイクスピアの詩まで取り込んだ、夢想的な甘みと例えばヴァシュティ・バニヤンのような虚ろさが魅力。ゲルマン色も漂い当時のPILZレーベルあたり音にも通じるが、ドラッグ色が無くスコアをきちんと演奏している姿が若々しい。73年のライヴから3曲ボーナス入り。
ME-0037 GURNEMANZ / No Rays Of Noise CD \2800
 77年、プライベート・プレスによるリリースのレア・プログレ・フォーク。彼らの2nd。廃盤コレクターの間ではCD化以前から知られて来た。曲によっては、TUDER LODGEを少々感じさせる叙情が漂う。男女ヴォーカルだが基本的に女性がメインで、雰囲気も上々。11曲のボーナス入りで、当時のLIVE音源より。英語。英フォーク・プログレ・ファンも注目!
ME-0039 HANUMAN / Same CD \2800
 71年リリースの名作。リリカルなフルートと、ヘヴィ&プログレッシヴ然と迫るハモンドをフィーチャーし迫るヘヴィ・プログレ。それぞれがテクニックの持ち主で、バンドとしての演奏力や、インスト・パートでの力のこもったプレイなど、かなり聴き応えのある1枚。重厚なサックスと邪悪なハモンドにゾクゾク! ドイツ語。良い。後にLIED DES TEUFELSへ改名。
ME-0506 HOLDERLIN / Holderlins Traum CD \2500
 珠玉の傑作。72年、PILZレーベルからリリースされた必聴名作。憂いと翳りに染まったゲルマンの哀愁が冒頭からあふれだし、あまりにも深く、あまりにも詩情的に、とどまることなく流れ出していく。メロトロン、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、フルートら、すべてが美のしもべとなる。シンフォニック・ファンも、フォーク・ファンも、そして、女性ヴォーカル・ファンにとっても涙の1作。ドイツ語。
ME-0335 HOELDERLIN / Same CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。75年リリースの2nd。メロトロンを効かせ初期クリムゾン色の叙情をベースに1stでの幻想色を加えながら独自のシンフォニック・ロックを作り上げた。後半ではピアノとヴィオラが息の合ったプレイを展開、オルガンも入り、中部ヨーロッパならではのクラシカルな佇まいを見せる。英語で歌われ、ヴォーカルはジェネシスの影響を感じさせ、ゲルマンの神秘とも言えるヘンヴリーな最終章へと流れ込んでいく。よく聴くとフォーク色の強い傑作1stからそんなに遠くない音。優しいロマンの香りあふれる名作となっている。74年のライヴ1曲をボーナス収録。
ME-0336 HOELDERLIN / Clowns & Clouds CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。76年リリースの3rd。シアトリカルなコンセプトをレコードでは片面ずつ持ち、ジェネシスを思わせるシンフォニック・ロックを完成させた。2人のリード・ヴォーカリストにより、一人はガブリエル、もう一人はハミルといった感じ。曲が構築的になったものの、ハートフルなフルートや郷愁を誘うヴィオラをフィーチャーし、それがらすべてゲルマンの叙情に優しく包まれる独自の御伽シンフォを聴かせる。後半の桃源郷は1stにも通じるもので、ナチュラルな響きが美しく幻野で夢を見る。74年のライヴから1stのTRAUMをボーナス収録。
ME-0337 HOELDERLIN / Rare Birds CD \2500
 07年デジタル・リマスター盤。77年リリースの4作目。霧がかったロマン色の濃い2ndや3rdから、より洗練されたサウンドへ成りつつ、初期のフォーキーさも持ち合わせるという、彼らならではの作品。次作、LIVE-TRAUMSTADTでシンフォニック・ロック・バンドとしての集大成を見せるわけだが、NOVALISと並ぶドイツ屈指の叙情派バンドに成長した。神秘的な光景を映すストリングス・シンセ、アコ・ギとクラヴィのリリカルなアルペジオ、看板となったヴィオラの調べ、優しいヴォーカル。。。雄大な展開のタイトル曲から後半はバンドのひとつの完成型だ。同時期の未発デモ2曲をボーナス収録。
ME-0267 HOELDERLIN / Live - Traumstadt 2CD \3600
 プログレ名ライヴ盤のひとつ。デジタル・リマスター05年盤。通算5作目。彼らの集大成と言える2枚組ライヴ・アルバム。77年の録音。2ndから3rd期のあの中部ヨーロッパ特有の優しい色彩と暖かみを持つ、ファンタジックなシンフォニック・ロック・バンドとしての彼らの演奏が聴ける。エレクトリック・ヴィオラをフィーチャーし、ギターにリズム・セクションなどスタジオ盤に比べて幾分エキサイティングな盛り上がりを見せる。同ライヴからLP未収だった曲を1曲と、同年の別ライヴから1stの曲を1曲ボーナス収録。
ME-0421 IBLISS / Supernova CD \2800
 72年リリースの管楽器入りジャズ・ロック。ドラムにパーカッションが加わるのでドイツ特有の瞑想型にもなるが、ギターとサックスのソロの質感はハードでテクニカルさがあり、また、フルートのまどろみが甘美で、浮遊感を持ちながらも雰囲気だけで流していくのではなく、ベースがシビアにリズムをキープし、それが大きなポリリズムを生みジャーマンならではのオリジナリティーを出している。ドラッグ等による陶酔の結果ではなく、曲作りの最初から計算されたこの微妙さがポイントだ。オフィシャル初CD化。
ME-0047 IKARUS / Same CD \2800
 71年リリース作。ハモンドをメインにし、ギター、ストリングス、フルート、サックス、を加え、ヘヴィかつややジャージーなリズムでメロディアスに聴かせるジャーマン・オルガン・プログレの好作。曲がよく練られており、全4曲という大曲指向を飽きさせる事なく聴かせる。英ヴァーティゴのオルガン・ロックに通じるものがある。英語。DIGIPACK
ME-0362 JANE / Here We Are CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。72年の2nd。彼らの初期作品はBRAINのレーベル・マネージャーであったGUNTER KORBERのプロデュースにより、中期以降とは違った重厚なハード・プログレを聴かせている。ハモンドをフィーチャーした、ヒープ影響下のブリティッシュ・ナイズされたサウンドながら、切々と歌われるヴォーカル・パートの哀愁感、荘厳に現れるストリングス・キーボードを効かせたサウンド、女性コーラスを加えるなど、特に本作はシンフォニックな場面が多い。正統派ハード・ロックと思うなかれ。ヨーロピアン・プログレッシヴ・ロック・ファンにおすすめの1枚。
ME-0281 JOY UNLIMITED / Schmetterlinge CD \2800
 女性ヴォーカリスト、JOY FLEMINGをフィーチャーした彼らの71年作2nd。PILZという独自のカラーを持ったレーベルからリリースされた。メロトロンは使っていないが、ジュリアンズ・トリートメントやサンドローズ、アース・アンド・ファイアーの1stに通じる音。フルートやオルガンが生み出すPILZらしい暗いファンタジーが十分に添えてあり、エネルギッシュなサウンドと好対比。クラシカルな響きがドイツっぽく感じる。名作です。JOY FLEMINGは本作後脱退し、ソロへ。当時のライヴやシングルからボーナス4曲入り。英語。
ME-0371 JOY UNLIMITED / Reflections CD \2800
 73年リリースの3作目。女性ヴォーカリストは抜けてしまったが、サウンドはよりプログレ的になり、鳴りのいいハモンドが見せ場を作っていく。英語で歌われブリティッシュ指向の為、カリスマ・レーベルにあったような、フォーク、ジャズ、プログレを取り混ぜてクラシカルな美学も入れました、みたいなサウンドで聴き所が多い。途中の暗い流れと、フルートがリリカルに使用される点、ハモンドがシンフォニックに使用される点など、そこはゲルマン的であの泣き色に染められる。71年、72年の未発音源、シングルから10曲ボーナス入り。
ME-0403 JOY UNLIMITED / Minne CD \2800
 75年リリースの4作目。フォーク風味が立ち、メロトロンやフルートが幽幻に響くオープニングから雰囲気たっぷりだ。ドイツ語で歌われるようになり、前作までのクラシカルな感じやクリムゾン系のジャズ・ロック・テイストをよりゲルマン色に染めたと言え、プログレッシヴな聴かせ所を持つ5曲目、リコーダーを叙情的に配し泣き一色で歌われる9曲目、ハイライトのラストの組曲などシンフォニック色もあり、聴き終える頃には充実さが増す。71年から72年の未発テイクとシングルから9曲ボーナス入り。
ME-0120 KALACAKRA / Crawling To Lhasa CD \2800
 72年リリースの激レア・サイケ・プログレ。のっけから、くらくらするような空気が立ち込め、浮遊するフルートやパーカッションに導かれて、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ギター、ヴォイスらが、あやしげな煙のように流れ出す。屈指のジャーマン・サイケ・アイテムの1枚。
ME-0456 KARUSSELL / Die 5 Original Amiga-Alben 5CD BOX \4200
 旧東ドイツを代表する知られた叙情派バンドの1stから5thまでを各09年リマスター&紙ジャケットにて収納した限定ボックス。ノヴァリスのようなオープニング曲が印象的で、ツイン・ギターとオルガンが泣く79年の1作目ENTWEDER(アルバム以前のシングルからボーナス1曲入り)、ドラマチックなヘヴィ・プログレも披露され、プロコル・ハルムにも通じるプログレッシヴな内容を見せる80年の2作目DAS EINZIGE LEBEN、ハード・ポップと民俗色を絡めた82年の3作目SCHLARAFFENBERG、同年代に東西ドイツで人気を誇っていたB.J.H.を思わせる84年の4作目WAS KANN ICH TUN(ボーナス1曲入り)、ポップさを増しながらも旧東欧らしいメロディアスさを残す87年の5作目CAFE ANONYM(ボーナス4曲入り)の5枚。すべてドイツ語で歌われ、暗さと哀愁を秘めた歌心が彼らの最大の魅力。
ME-0052 LIED DES TEUFELS / Same CD \2800
 71年に名作をリリースしたHANUMANの改名バンド。73年リリースの1st。サックスやフルートをフィーチャーし、ヘヴィでかつジャージィーな演奏を聴かせる。ドラムの切れはなかなかのもの。当時の英国VERTIGOの、この手のバンドに十分に対抗できる。ジャーマン・ハード・ファンはぜひ。ドイツ語。75年に2ndをリリース。
ME-0351 LIFT / Same + Meeresfahrt CD \2800
 旧東ドイツの名作2in1。メロトロン入りで昔から知られてきた77年リリースの1stと、メロディアスさを増した78年リリースの2ndが2006 BMG ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズで出直した。メロトロンが効果的に何度も登場し、クラシカルな陰影をハモンドと共に醸し出し、アルバム・ラストではシンフォニーのように高鳴る1st。キーボード・ワークが多彩になり、弦楽四重奏をバックにした曲や、ハモンドと合唱が印象に残るヘヴィ・プログレまで展開する2nd。どちらも東欧然としたリリシズムに感銘を受け、忘れられない。
ME-0460 LIFT / Spiegelbild + Nach Hause CD \2800
 言わずと知れた旧東ドイツのバンド。81年作3rdと87年作4thの2010年リマスター2in1。メロトロンを大々的に取り入れた1stが有名だが、シンセをSTERN COMBO MEISSEN張りにフィーチャーした2曲目や、ヘヴィ・シンフォを聴かせる4曲目、NOVALISを思わせる5曲目、8曲目、フルートを織り交ぜシンフォをエキゾチックに聴かせる9曲目など、3rdに関してはテクニック、コンポジション共に初期の上を行っている。数年のブランクの後でリリースされた4thはポップながら、ハードさとメロディアスさが泣きの感情で混ざった良い出来で、ヒットも放ち、当時のラスト作となったものの、東西統一後の再活動の原動力となった。ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズ。
ME-0191 LIGHTSHINE / Feeling CD \2800
 76年リリースの謎レア・ハード。とにかくメロディーが臭く泣いていてB級マニアにはたまらない1枚。たいていのマニア・コレクターは本作を良いと語っております。ギターが泣く1曲目、ヘヴィの王道サバス風の2曲目、プログレ風叙情バラードの3曲目、なんか、わけのわからない4曲目、ドリーミィーな淵に溺れる5曲目、と、恐いもの知らずで、聴き終えればかなりの満足感あり。
ME-0263 MADISON DYKE / Zeitmaschine CD \2800
 NEUSCHWANSTEINの名作、BATTLEMENTと同じレーベルから77年にリリースされた叙情派シンフォ。全4曲という大作指向で、リリカルなフルートとストリングス・シンセが耳に残る。12弦ギターを初期ジェネシス風に配したアコースティックなナンバーもなかなか。幾度の場面展開で乗り切っていく後半も力が入っており、メロディアスさだけでなく意外と音が厚い。実にマニアックな組み立て。ラストにも華がある。75年のプログレッシヴな好シングルからボーナス2曲入り。英語。
ME-0425 MARTIGAN / Vision CD \2500
 シンフォ・ファン注目のバンドが急浮上。09年最新4thアルバム。95年にデモを兼ねたデビュー作をリリース。あまりドイツさを感じさせず、中期のジェネシス、またはマリリオン、甘美さにキャメル、ソリッドさにサーガあたりを映し出し、メリハリの中にファンタジーをたたえたドラマチックなサウンドを聴かせる。テクニカルなスリリングさも十分で、しかもエモーショナルな泣きがヴォーカルやギター・ソロに満ちると言った、もう円熟味すら帯びている。20分以上の大作2曲を含むトータル70分越えの必聴作。めちゃ良い! 何故、こんなバンドが埋もれていた? 自主リリース。
ME-0054 MCCHURCH SOUNDROOM / Delusion CD \2800
 71年にPILZレーベルからリリースされた謎めいた1枚。全編に流れるハモンドとフルートはプログレッシヴかつアンダーグラウンド感覚にあふれ、ダークなジャーマン・プログレ・ハードとも言えるが、アコースティック・ギターのうまい絡め方など流石PILZレーベルならではの味わいがある。ドラッグ・カルチャーに根差していたところもあったようだ。英語。DIGIPACK
ME-0196 MINOTAURUS / Fly Away CD \2800
 78年に自主でリリースされたレア・シンフォ。初のマスターからによる出直しCDで、キャメルの1stのようなノリで始まる1曲目を聴くと、こんなに良かったっけ、と思ってしまった。重厚なレスリー・トーンのオルガン、ゲルマンの哀愁を感じさせるストリングス・キーボード、プログレ然と使用されるアープ・シンセ、泣きのギター、ヴォーカル(英語)などFAITHFUL BREATHやEPIDAURUSらに共通する叙情性。ややヘヴィな側面もあり、また、ジャケも手伝ってトップ・オブ・レア・シンフォ的な扱い時期もあったほど。未発曲のボーナス入り。
ME-0489 MURPHY BLEND / First Loss CD \1980
 2011年英国リマスター盤。71年にミュンヘンを拠点とするポリドール傘下のKUCKUCKレーベルからリリースされたヘヴィ・プログレの必殺作だ。ハードロックの要素も残しながら、レスリーの効いたクラシカルなハモンドを全編でフィーチャーし、曲によってはハープシコードを絡め、まるで、イタリアン・ヘヴィ・シンフォのようなサウンドを聴かせる。英語のヴォーカルと脇役的ながら厚みをもたらすギター、そこに、ゲルマン特有の叙情が流れ込みマニアックな味わいを形成。中盤ではエクセプションあたりも思わせる。今聴くと荒さもあるが、未聴の方は飛びつくしかない1枚。
ME-0226 NECRONOMICON / Tips Zum Selbstmord CD \2800
 4曲のボーナスを加え、リマスターにて出直し。72年リリースの激レア物。耳をつんざくような強烈ファズ・ギター、睨み付けるようなオルガン、ヘヴィなリズムが支配するサイケ・ハード系のサウンドで、かなり気合が入っている。ところが、ヴォーカルが入ると、一転マイナー調へ。メロ、ハモリがおごそかだったりして、この場違いさが通にはたまらない魅力。混声合唱の部分だけを聴かされるとシンフォと誤解してしまう。それほど、奇怪・屈折した内容。ボーナスは71年と74年のテイク(以前4LPで出ていたもの)。ドイツ語。
ME-0427 NEUSCHWANSTEIN / Alice In Wonderland CD \2500
 79年に叙情派シンフォの愛聴盤、BATTLEMENTをリリースしたあのバンドの幻の1stが500枚限定で遂にCD化。76年にコンセプト・アルバムとして録音されていたもので、ジェネシスに没頭したBATTLEMENTと比べると同じ叙情派でも音の傾向はやや違い、こちらはフルートを上手く配したより70年型ゲルマン・シンフォで、クラシカルな情緒を取り混ぜたリリカルなサウンドで聴かせる。メンバーはBATTLEMENTからヴォーカリストを抜いた5人で、ツイン・キーボード編成。このファンタジックさはもし女性ヴォーカルが入っていたならEDENを思わせたかもしれない。極上のジャーマン・シンフォ。限定盤なのでお早めに。
ME-0061 NEUSCHWANSTEIN / Battlement CD \2500
 79年リリース。初期ジェネシスをもっと線を細くし、詩的にしたような叙情派シンフォ。出た当時はけっこう聴き込んだ記憶が。この年代は英国やイタリアが転換期を迎えていたため、時期をずらしてピークを迎えていたフランス、スペイン、そして、単発ながらドイツのこうしたシンフォ物が良かった。英語で歌われているが、ゲルマンのロマンティシズムは充分漂う。愛聴作。
ME-0063 NIGHTWATCH / Same CD \2600
 98年の作品。まるで、バーバラ・ガスキンのような女性ヴォーカルと、すぐさまスパイロジャイラの3rdを連想させる、ギター、リコーダー、ホイッスル、ヴァイオリン、グロッケン、キーボード、ドラム、ベースetc.による憂いにあふれた幻想的なプログレッシヴ・フォーク・ロック・サウンド。英語、独語、オランダ語、スウェーデン語で歌われる。実は廃盤ディーラーが意図して作ったグループで、まずは、ナンバーリング入りペインティング・ジャケで超限定アナログ・リリースされ、いきなりプレミア価格での販売だった。
ME-0067 NOVALIS / Sommerabend CD \2500
 美しく幻想的なジャケットに溶け込んでいきそうな必聴名作。76年リリースの3rd。多分、バンドの作品中最も有名なアルバムだろう。溜め息が出る程のロマンチズムと、美しい情景美、そして、ゲルマンの詩情が香り立つ、ロマンチックで叙情的なジャーマン・シンフォの傑作。ドイツ語。
ME-0366 NOVALIS / Vielleicht Bist Du Ein Clown ? CD \2800
 デジタル・リマスター&デジパック仕様。07年版。前作から2年の時を経てリリースされた79年リリースの6作目。心に浸み入る叙情があまりにも印象に残るが、前作までの幻想文学から派生した空想ではなく、生身の感性で描き出されている。前作までを初期ノヴァリスとするなら、本作が後期ノヴァリスの第1作目と言えるだろう。ヴァイオリンの調べやメロトロンが美しく響く1曲目は名曲。やはりメロトロンとピアノが美しいラストまで、途中に親しみやすいナンバーをはさみながら歌心をストレートに伝える。ノヴァリス然とキャメル風に聴かせるインスト曲も2曲含む。ジャケットはヒプノシス。
ME-0461 NOVALIS / Letztes Konzert 1984 2CD \2800
 リリースが遅れていた未発の84年のライヴ2枚組。現在CDが入手困難な後期の曲で占められ、主にAUGENBLICKE(80年作)、STERNTAUCHER(83年作)、BUMERANG(84年作)から選曲されている。フルートが印象的なディスク1の4曲目、雨の冷たさを感じる9曲目など初期から変わらぬ叙情美。ディスク2ではFLOSSENENGEL(79年作)のシンフォニックな曲や、ファンにはうれしい終盤のメドレー(2ndのプログレッシヴな名曲、WER SCHMETTERLINGE LACHEN HORTからBRANDUNGの曲へ)も含む。ポップとも言い切れず、ハードなノリに哀愁が漂う曲や、重厚な力強さを伴った説得力のある曲など、この時期ならではの内容だ。EROCによる09年リマスターで音質は悪くないが、野外ライヴのライン録りの為、ハモンドやギターなどスタジオ盤では聴けない激しさがある反面、欲を言えば、彼ら特有のミスティさを残響処理で足してほしかった。3面開きデジパック。
ME-0439 OCTOPUS / The Boat Of Thoughts CD \2500
 キャメルを思わせるギターで幕を開ける77年リリースの1st。典型的な叙情派シンフォだがドラマーがジャズ系のテクニシャンであることと女性ヴォーカルのドイツ語訛りの英語がポイントとなって他のバンドに無いテイストを出している。構築的に整理されたシンセ、オルガン、ピアノ、メロトロンっぽいストリングスの組み合わせも良く、2曲目や3曲目のイントロではラティマー+バーデンスのような甘美さを持ち、しかし、アルバムも終盤になるとドラマーがキリコ並みにヒートアップ。この人の世界だけマハヴィシュヌへ。デジパック&リマスター。
ME-0492 OCTOPUS / An Ocean Of Rocks CD \2500
 ジャズ・ロックの土台にシンフォが乗っていた1stからドラマーがチェンジし、78年にリリースされた2nd。キャメル、イエス、ジェネシスあたりの影響をシンプルにキャッチーにまとめたサウンドはノリがよく、オルガン、シンセ、ソリーナ、ギターらのインストゥルメンタルと、少しソーニャ・クリスティーナを思わせる女性ヴォーカリストがメインとなって聴かせる。ドイツというよりも北欧の、例えば初期ルーファスにも近く、澄んだ叙情をたたえている。後半がこのバンドのハイライトだろう。デジパック&リマスター。
ME-0493 OCTOPUS / Rubber Angel CD \2500
 ギタリストがチェンジし、ハードポップになった79年作3rd。女性ヴォーカルをフロントにし、キーボードやギターがリフを刻むロックな作品になっており、この時期、数多くのライヴをこなしていたようだ。シンフォ色は薄れてしまったが、シンセのアルペジオが印象的な3曲目や、アコギにポリシンセで聴かせる叙情的なバラードのラストなど、コマーシャルな面と合わせて、シーンと過渡期を共にしているようなアルバム作りとなっている。バンドはもう1枚リリースして解散した。デジパック&リマスター。
ME-0216 ORANGE PEEL / Same CD \2800
 デジパック&デジタル・リマスターにて。BELLAPHONレーベルから70年にリリースされた必殺のジャーマン・ハード&ヘヴィ・プログレ。引き裂くようなギターに挑むかのように、クラシカルなフレーズを絡めながら暴れるハモンド! 重いリズム、ヘヴィなヴォーカル。非常にダークでパワフルなサウンド。何か邪悪な塊が形成されていくような沸点を迎えた音。ドロドロとしているが、テクニックはしっかりとしている。ヘヴィ・プログレ・ファン必聴!
ME-0316 OUGENWEIDE / Ougenweide + All Die Weil Ich Mag CD \2800
 長らく廃盤状態だった73年作の1stと、初CD化となる74年作の2ndの2作品を完全収録。ジャーマン・トラッド・フォ−クを語る上では外せない重要バンドの06年リマスター、ドイツ盤CD化。自作曲と中世トラッドを奏でる古楽調のエレクトリック・トラッド・バンド。1stはRENEE KOLLMORGENとBRIGITTE BLUNCKの2人の女性ヴォーカリストの美声ハーモニーと、ウォーム・ハートな男性ヴォーカル、ギター、リュート、シタール、ブズーキ、グロッケンスピール、フルート、リコーダー、ハルモニウム等を導入した、深い霧に浮かぶゲルマン民族の幻想をかき立てる、70年代のジャーマン・フォークの代表作。メンバー・チェンジを経てリリースされた2ndは、女性ヴォーカリストがMINNE GRAWに代わり、エレクトリック色が増した中にも、宮廷音楽調のクラシカルな調べが優美に響く曲や、哀愁に満ちたアコースティック・メロディーが泣かせる曲など、さらに楽器のアンサンブルに磨きがかかった作品。ドイツ語。ブックレット(40P)には当時の貴重な写真や、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0317 OUGENWEIDE / Ohrenschmaus + Eulenspiegel CD \2800
 初CDとなる76年リリース作の3rdと、長らく廃盤だった76年作の4thの2作品を完全収録。ジャーマン・トラッド・フォ−クを語る上では外せない重要バンドの06年リマスター、ドイツ盤CD化。フランスにMALICORNE、ドイツにはOUGENWEIDE在り。3rdアルバムは、ハンマー・ダルシマー、ピアノ、リコーダー等によるアンサンブルが物悲しく響く中、美声女性ヴォーカリストのMINNE GRAWが歌い、全体を包むマイナー調のサウンドが70年代の一連のアンダーグラウンド・プログレッシヴ・フォークの香りを漂わせる名作。IAN ANDERSONを彷彿させるフルートも印象的。4thでは、前作の流れを汲んだサウンドながら、クルンホルンを加え、グリフォンを連想させる洗練された中世アンサンブルも奏でる。MINNE GRAWの厳かに響く美声も心に残る。どちらも男女ヴォーカルによるドイツ語。ブックレット(40P)には当時の貴重な写真や、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0353 OUGENWEIDE / Fryheit + Ousflug CD \3200
 初CD化となる78年作の6作目「FRYHEIT」と、79年作の「OUSFLUG」の2作品を完全収録。07年リマスター、ドイツ盤。「FRYHEIT」は、当時ドイツのドキュメンタリーTVシリーズとして制作された曲を収録したもので、一連の作品の流れを汲みつつも少々毛色の違うものになっていて非常に興味深い。彼らならではのアコースティックな中世色をメインに、イマジネイティヴな情景が広がる、近年のジャーマン・メディヴァル系バンドのルーツを感じさせるようなサウンド。IAN ANDERSONを彷彿させるフルートや、MINNEの美声女性ヴォーカルももちろん聴ける。「OUSFLUG」は、ジャーマン・トラディショナルと、エレクトリック・カラー、フォーク色がほどよく一体となり、洗練されたモダンなフォ−ク・ロック作品となった。また、宮廷音楽調のメロディーに乗ったMINNEのヴォーカルも特筆。ブックレット(32P)には当時の貴重な写真や、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0354 OUGENWEIDE / Ja-Markt + Noch Aber 1st April CD \3200
 初CD化となる80年にリリースされた8作目の「JA-MRKET」と、81年の最終作「NOCH ABER 1ST APRIL」の2作品を完全収録。07年リマスター、ドイツ盤。MINNEの女性ヴォーカルを前面に置き、また男性ヴォーカルもメインを取る、穏やかな空気に満ちた、ハートフルなフォーク・ロック作品となった黄昏のサウンド。木管楽器も導入。惜しくも当時のラスト・アルバムとなった「NOCH ABER 1ST APRIL」では、ギターとパイプが絡むロック色がKORMORANを思わせるスラブ色を始め、新たな試みを感じさせる異色作となった。ブックレット(44P)には当時の貴重な写真や、インタビュー(ドイツ語)、原盤のジャケット写真などを掲載。
ME-0474 OUGENWEIDE / Herzsprung CD \2500
 14年振りとなる2010年新作。73年のデビュー・アルバムをリリースしたジャーマン中世トラッド・フォークの先駆けバンド。後のFAUN他、現在のメディバル系バンドにも影響を与えた重要バンド。ヴォーカル・パートでは、女性ヴォーカリストSABIE MARIA REISSを中心にし、各種アコースティック楽器でコンテンポラリーな味付けでフォーク・ロックを聴かせるが、往年を思わせるドイツ伝承の中世音楽のテキストを取り上げた本格的なトラッドや、また、英国の詩人でラファエル前派の絵のモデルでも知られるクリスティーナ・ロセッティの詩を引用したLILIEN&ROSEN、ECHOなどの曲も美しい。ドイツ語。デジパック仕様。
ME-0484 OUT OF FOCUS / Wake Up CD \1980
 2010年英国リマスター盤。著名なジャーマン・コレクターが、ドイツのプログレッシヴ・ロック過程の恰好の見本、と言った71年リリースの1st。たしかに、ヘヴィ・ロック、ジャズ・ロック、サイケデリック色に加え、オルガンのクラシカルさ、鍵となるフルートが醸し出すフォーキーまでもあり、暗く混沌としているわりにはメロディーやアレンジが明瞭で、英語で歌われるヴォーカル・パートと長尺インストのバランスも良く、10分越えのラストなどドイツというよりはジェスロ・タルやV.D.G.G.から影響を受けたイタリアン・ロックのようにも聴える。
ME-0490 OUT OF FOCUS / Same CD \1980
 2010年英国リマスター盤。ごった煮が、ごった煮にならない、音楽性の妙な共存が最大の魅力だったデビュー作から間を開けずにリリースされた71年作2nd。アルバムの中でベクトルがまとまっており、トーキング気味のヴォーカル、狂うサックス、ハードなギター、プログレッシヴなハモンドをフィーチャーしたヘヴィなサウンドはジャズ・ロック寄りの統一感があり、また、フォーキーなナンバーではアコギやフルートをリリカルに配し、英語で歌われるものの、ドイツ的な叙情も持ち合わせている。ジャケの印象とは違う、マジな演奏&曲で聴かせるバンド。
ME-0373 P2O5 / Vivat Progressio - Pereat Mundus CD \2800
 オリジナルLPはポコラ皿5つ。78年作。本作以前のマテリアルが93年にCDのみでリリースされていたが、結成は70年に遡ると言う。当時のドイツにはこういった地道なバンドの活動の場となるライヴ・ハウスやラジオ・プログラムがあり、プログレ系も支援していた。そんなローカルなバンドが何かのきっかけでアルバムを単発リリースするわけだが、本作も熱き思いを込めて録音された激レア盤で、荒くハードながら泣きもこぼすギター&ヴォーカル、歪みのあるオルガン、ストリングス・キーボードも少し入りマニアック。未発ボーナス2曲入り。
ME-0382 PANCAKE / Out Of The Ashes CD \2800
 初CD化。デビュー作からメンバーを入れ替え、キーボーディストとヴァイオリンも弾けるベーシストを加え77年にリリースされた2nd。オルガンがたなびきストリングス・シンセが広がりギターが泣く典型的な叙情派ゲルマン・シンフォと、改めて聴き直すとジェントル・ジャイアントの影響が見られるテクニカルな曲調を持ち合わせ、特に2曲で構成された旧B面が良く、バンドのやろうとしていた方向性をプログレッシヴに表している。ヨーロッパ然とした哀愁と幻惑ムードが霧のように覆い、良き日のヴィンテージ感が伝わる。78年の熱いライヴ・ボーナス1曲入り。
ME-0075 PELL MELL / Marburg CD \2500
 ハモンド・オルガンや、ダリル・ウェイに匹敵するかのようなヴァイオリンをフィーチャーし、いかにもジャーマン・ロックらしい重厚で厳格なクラシカル・ロックを展開する、72年リリースの1stアルバム。スメタナのMOLDAUでは、ヴァイオリン、リコーダーが、原曲の物悲しさをうまく表現しているが、やはりバンドの曲の方が、クラシカル・ハード・プログレ然としていて良い。1stにしてすでに完成度が高い。英語。
ME-0256 POPOL VUH / Hosianna Mantra CD \2500
 デジタル・リマスター盤、デジパック仕様、ボーナス・トラック1曲(MARIA-AVE MARIA)追加収録。PILZレーベルから72年にリリースされた3作目。POPOL VUH風に解釈されたミサ曲を集めたという、静かではかり知れない奥深さを持つ。彼らの最高作であるとともにジャーマン・ロック史に残る傑作。浮遊する幽幻な女性ヴォーカル、オーボエ、ピアノ、ギターetc.神秘的な至高の響きなど、今、たとえば、コンテンポラリー音楽の観点から接しても非常に新鮮。はじめの1枚として本作を。
ME-0121 POSEIDON / Found My Way CD \2800
 76年リリースの唯一のアルバム。バンド名からクリムゾン・タイプを連想させるが、英語で歌われるメロディアスなブリティッシュ・タイプのサウンド。ハモンドやピアノも控え目ながら、いい味を出している。幻想的なジャケでも知られていたが、シンセやギターがまどろみ感を出し、後半あたりはどこかフロイドへ通じる。8曲のボーナスはライヴでクリームのカヴァー他。
ME-0208 PROSPER / Broken Door CD \2800
 75年にプライヴェート・プレスでリリースされた激レア物。ミニ・ムーグ、メロトロンをフィーチャーし攻撃的なギターを絡め、この年代ならではのヴェンテージ・テイストを持ったマニアックなサウンドで聴かせる。部分的にクリムゾンの影響を感じるフレーズやジャズ・ロック・テイストも突きつけ、ジャーマン・ロックらしい熱い塊で押す。当時、ベラフォンやメトロノームといったレーベルからリリースされていれば、現在、もっと知られた存在になっていたはず。英語。
ME-0166 RAMSES / La Leyla + Eternity Rise CD \2800
 76年1stと78年の2ndの2in1。クラシカルにたなびくハモンドと、メロトロン(ストリングス、フルート、合唱)は最良のシンフォニック・ロックを演出する。シンセ系もかなり大胆にフィーチャーし、終始大掛かりな叙情派シンフォを力強くドラマチックに聴かせる。英語で歌われているためブリティッシュのバンドに近い印象。
ME-0167 RAMSES / Light Fantastic CD \2500
 84年リリースの3作目。1stと2ndでメロトロンやオーケストラをフィーチャーして、ドラマチックな叙情派シンフォを聴かせてくれた彼らのラスト作。シンフォニック度は薄くなってしまったが、メロディアスさはかわりなく、例えば80年代前後のB.J.H.あたりを思わせる。もちろん英VERTIGOのRAMASESとは別バンド。
ME-0109 REBEKKA / Phoenix CD \2500
 リリース当時、ドイツのILLUSIONと言われた女性ヴォーカル・ファン注目のグループ。82年作1st。ジョン・ホウクンのような美しいピアノや、女性ヴォーカル(英語)が印象的だが、演奏の聴かせどころもなかなか多い。明らかに80年代型のシンフォ・サウンドだ。なお、シタールなどをフィーチャーしたフォーク色も隠し味で入っていて、オリジナリティーを生み出している。ボーナス1曲入り。
ME-0502 RIGONI-SCHOENHERZ / Victor - A Symphonic Poem CD \2500
 75年に2枚組でリリースされたアルバムが2in1でCD化。2011年リマスター盤。直接の音が似ているという訳ではないが、大胆なオーケストラの導入や、コーラス、SEなど、ピンク・フロイドの手法を感じさせる壮大なコンセプト・アルバムとなっており、オルガン・ロック、ジャズ・ロック、シンフォニック・ロック、または、歌物的なパートなど、いろいろな面を持つ。ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラもドイツ的に重く厳格に演奏されているが、ギターやオケなどエニドを連想させる場面も。レコードでは1面1曲という構成だった大作指向。デジパック仕様。オリジナル24ページ・フル・カーラー・ブックレットも再現。
ME-0453 ROUSSEAU / Flower In Asphalt CD \2500
 長らく入手困難だった79年の1stが限定紙ジャケット・ロシア盤にてリリース。同年にデビューしたエニワンズ・ドーターが80年代以降のスタイリッシュさを身に付けていたのに対し、本バンドは70年代の風味を纏いながら浮上した。フルートを効果的に配した全編インストによる叙情的なサウンドは未完ながらも人を虜にするハートを持っており、作品を出すごとにキャメル色を強めていく。今聴くと淡白さを感じるも、自然に溶け込んだドイツの美しい中世の街並み、優しいロマンの風、そんな情景にあふれる作品だ。
ME-0462 ROUSSEAU / Retreat CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。ぼんやり聴いているとまるでキャメルな83年作2nd。キーボーディストのアレンジ力がアップしており、月夜の叙情にクラシカルな気品を配した2曲目や、新任のギタリストのアコギがフィーチャーされる3曲目などオリジナリティーも見せ、それでも4曲目のリリカルなフルートやギターは、もうキャメルのアウトテイクかとさえ思わせる。後半はアコースティックなアンサンブルを織り交ぜ、泣きの感情はもちろん、心がこもったシンフォニック・ロックが演奏されていく。7曲目、9曲目のフルート+ピアノに涙。
ME-0469 SCHIKE FUHRS & FROHLING / Symphonic Pictures 2CD \1980
 2010年リマスター&ボーナス盤付き英国盤。妥協のない美学と独創性を追求した、スーパー・シンフォニック・トリオ、SFF。テクニカルな曲調にダブル・メロトロンがプログレ然と鳴り響く必聴名作の76年1st。ムーグも弾くドラマーと、複数の鍵盤を自在に操るキーボーディストと、バンドのキーマンと言えるギター/ベース/キーボードをマルチにこなすプレイヤーの3人がロックという枠にとらわれず繰り広げる頭脳的なモンスター・アルバム。年代を考えると恐ろしいほどモダンなことをやっていた。75年のライヴを7曲収録したボーナス・ディスク付き。内4曲はアルバム未収。
ME-0470 SCHIKE FUHRS & FROHLING / Sunburst CD \1980
 2010年リマスター&英国盤。妥協のない美学と独創性を追求した、スーパー・シンフォニック・バンド、SFF。メロトロンをフィーチャーし、1作目の延長線上にある音で聴かせる77年2nd。鋭角的でテクニカルに畳み掛けるオープニングに早くもガツーンとくらってしまうが、一方でリズムを押さえキーボードや甘美なロングトーンのギターの響きを重視させた幻想的な広がりも見せ、そのどちらもレヴェルが高い。前作も含めてヴォーカルが入らない全編インストであることに気付かないほどイメージが沸く。なお、本作にはベーシストがクレジットされ4人になっている。
ME-0475 SCHIKE FUHRS & FROHLING / Ticket To Everywhere CD \1980
 2010年リマスター&英国盤ボーナス入り。79年の3rd。妥協のない美学と独創性を追求したスーパー・シンフォニック・トリオ。テクニカルな構築性とドラマチックに広がっていくシンセ群の美しさは本作でも格別。ブリリアントさでは1stや2ndにも引けを取らないが、本作では1曲ながらヴォーカルもフィーチャーしており、確実に次世代のサウンドを取り入れた意欲作となっている。スタイルは違うがアルバム・ラストなどエニワンズ・ドーターも見えるスタイリッシュさだ。78年のライヴからボーナス3曲(2曲はブレイン・フェスティヴァルから)入り。
ME-0471 FUHRS & FROHLING / Ammerland CD \1980
 2010年リマスター&英国盤。SCHIKE FUHRS&FROHLINGのキーボーディストとギタリストによるデュオの78年作1st。美しいアコースティック・シンフォ作で、中世色もロマンチックに香らせ、どこかゲルマン叙情の影を薄く持つ。ドラムは入らないが、1曲目のようなダイナミックなメロトロンやラストの深い幻想性などプログレを愛したミュージシャンならではの作風だ。主にギタリストが曲を書いており、キーボーディストがシンセやストリングス、ベースパートを的確に加え、彼が書いた14分近い7曲目はSFFを感じさせるモダンな作りとなっている。2人の才能が映る。
ME-0441 SHAA KHAN / The World Will End On Friday CD \2500
 ジャケからはクラウト・ロックを想像してしまうが、実は叙情派シンフォの隠れた1枚。78年リリースの1st。バンドは70年代初期から活動しており、ライヴ等で影響されたのかGROBSCHNITTに近く、リリカルなギターやキーボード、物語りを説いていくヴォーカル、アルバムに封じ込められたファンタジーなどROCKPOMMEL'S LANDを思わせる魅力を持っている。ジャーマン・ロックのジャケット・センスは周知の通りで、このアルバムもかなり損をしてきたのでは。コンセプトとは裏腹に御伽の国を彷徨っているような光景を持ち引き込まれていく。デジパック&リマスター。
ME-0500 SHADES OF DAWN / Graffity's Rainbow CD \2500
 ドイツの正統派シンフォ・プログレ・バンド。純粋なアルバムとしては98年のデビュー作以来となる、13年振りの2011年2nd。06年にデビュー以前の未発マテリアルに手を加えたアルバムをリリースした彼らの待たれた新作。4つの組曲で構成された大作指向のコンセプト・アルバムで、ジェネシス影響下のバンドながら、ダイナミックなピアノ・ソロや、幻惑的なメロトロン、オルガン、荘厳なパイプ・オルガンとシンセ・オーケストレーションによるクラシカルな重み、エモーショナルなギターなど、哀愁を帯びたフレーズの応酬で、その根底に流れる胸を打つ深遠なる叙情は、まさにジャーマン・ロック以外の何者でもない。アレンジも良く練られた入魂の1枚。時間をかけて丁寧に作り上げられた力作。英語。
ME-0086 SIDDHARTHA / Weltschmerz CD \2800
 75年にプライベート・プレスでリリースされたレア・シンフォ。EARTH AND FIREのような出だして始まるが、全体としては、泣きのギター、キーボード、フルート、ヴァイオリン、女性ヴォーカルもフィーチャーし、ゲルマン叙情を含み聴かせる自主制作然としたクラシカル・ロックである。近年に発見された1枚だが、海外では6ケタの原盤価格。英語とドイツ語。
ME-0342 STERN COMBO MEISSEN / Weisses Gold CD \2700
 旧東ドイツが生んだ必聴傑作シンフォの感動作が2006 BMG ORIGINAL AMIGA MASTERSシリーズで出直した。錬金術をコンセプトにした78年リリースの2nd。ハモンド、メロトロン、シンセ、クラヴィなどのキーボード群にフル・オーケストラと合唱団も加えた、テクニカルなバンド演奏とオケの雄大さが本格的に融合する、まさにクラシカル・シンフォニック・ロックの頂点。悲愴的な哀愁感は重く、旧東欧然とした独特の幻想性もあり、しかし、軟弱なところがまったく無いという凄みに圧倒される。ドイツ語。
ME-0510 STERN COMBO MEISSEN / Die Original Amiga Alben 1977-1987 7CD \4800
 旧東ドイツのシンフォニック・ロックの頂点を極めた彼らの、77年のデビュー作から当時のラスト・アルバムとなった87年作までの7枚のアルバム、SAME (1977)、WEISSES GOLD (1978)、DER WEITE WEG (1979)、REISE ZUM MITTELPUNKT DES MENSCHEN (1980)、STUNDENSCHLAG (1982)、TAUFRISCH (1985)、NACHTE (1987)を収納した2011年限定ボックス。クラシカル・ロックをドラマチックに展開する初期、テクニカルなシンフォニック・ロックを聴かせる中期、ポップなフォームにエイジアからの影響を感じさせる後期、旧共産時代の必聴バンドの全盛期をコンプリート。各紙ジャケット、バイオ・フォト・作品データを掲載したカラーブックレット付き。シンフォ・ファン必携!
ME-0511 STERN COMBO MEISSEN / Lebensuhr CD \2700
 かつて、旧東ドイツの頂点と言われたシンフォニック・ロック・バンドの24年振りのスタジオ・アルバムとなる2011年作。WEISSES GOLD、REISE ZUM MITTELPUNKT DES MENSCHENらの傑作を作り上げたキーボーディストを中心に若いメンバーを加え、ヴォーカルをメインにしながらも、翳りが立ち込めるシンフォ色を配した味わい深い作品に仕上げている。ツイン・キーボードにギターレスという彼ららしい編成にて、旋律が目を腫らして泣いている曲、クラシカルな雰囲気で力強く聴かせる曲、往年の輝きを見せるインストの組曲など、一方で今日のポップさも見せているものの、それはそれで歌心が円熟しており、重く歴史を感じさせ、とても説得力のある内容となっている。デジパック。
ME-0491 SUNDENFALL II / Same CD \2800
 ジャケットが「激レア」オーラを放っているが、LIGHTSHINEと同じレーベルから71年に200枚のマイナー・プレスでリリースされた作品。ゲルマンの哀愁を持ったフォーク・プログレで、英語の男女ヴォーカルをフィーチャーし、フルート、ピアノ、サックス、アコギ、パーカッションらが、いかにもレアといった雰囲気を醸し出しながら演奏される。陽があるようで陽がない、この感じはジャーマン・フォーク独特の翳りで、ドラッグ的な陶酔ではない、アシッドさが魅力。曲によって、ジャージィだったりする。
ME-0308 SYLVAN / Posthumous Silence CD \2500
 メロディック・シンフォの傑作となった06年作5th。切れ目なく続く70分の大作コンセプト・アルバム。録音、プロデュースのクオリティーがトップ・クラスまで上がり、全編通して、エモーショナルなサウンド美学で聴かせる作品となった。まずは荘厳な合唱団が入るオープニングに驚かされるが、ゲストで入るチェロが各場面で叙情をリアルに磨き、フロイド張りの効果音が劇的な展開を予感させていく。泣きという感情を超え、悲壮な思いがヴォーカルと各楽器に託され、重厚かつドラマチックに映し出される。メロディーの洪水に時の経つのも忘れるほど。
ME-0330 SYLVAN / Presets CD \2500
 メロディック・シンフォの傑作だった前作のPOSTHUMOUS SILENCEと平行して制作されていた07年作。バンドのソング・ライティング力はピークに達し、アルバムのトータル性を考えた結果で、これを2枚組にしてリスナーのキャパシティーを一度に占領するよりも、このほうがベターだと思う。バンドもレコーディングやミックスに余裕を持って時間を掛けれたはずだ。前作でトップ・クラスまで上り詰めた、エモーショナルなサウンド美学はより磨きがあるようにも思われ、まさに悲壮で壮大な、幻想と現実が入り乱れる傑作になっている。あのドラマチックさ再び、あのメロディーの洪水が再び襲う。エンディングも感動的。
ME-0446 SYLVAN / Force Of Gravity CD \2500
 新しいギタリストを迎えての09年作。傑作POSTHUMOUS SILENCEで相当の自信を付けた彼らがデビュー10周年として満を持してリリースした7枚目のスタジオ・アルバム。ヘヴィな曲はより煽情的に、切々と聴かせる曲は極限までリリカルに作られており4曲でストリングス・カルテットをクラシカルに導入するなど全編通して非常に丹念な磨きを放つ。一辺倒にならないオーケストレーションのドラマチックさ、1曲ながらゲストによる美声の女性ヴォーカルなどバンドの心が作品に映っているようで素直に感動的だ。前作PRESETSを経てさらに可能性に挑んだ渾身の1枚。これでもかと泣いている。自主盤。
ME-0426 TETRAGON / Nature CD \2500
 長らく入手困難だったレア作が限定紙ジャケット・ロシア盤にてリリース。71年リリースのオルガン・ロックで、ギターも加わり、バッハをモチーフにするなど当時のドイツに多かったタイプだが、混沌とした感じはあるものの他のマイナー物に比べると、クラシカルなスタイルのキーボーディストとやたらスキルの高いギタリストが見せる即興アンサンブルは気品があり、またスリリングだ。初期パープルのハードロック色をクリムゾン風のジャズロックで薄めたような4曲目、より技巧的に速さで畳み掛ける5曲目など、今こそ再評価の必要性あり。ラスト(旧盤と同ボーナス)はナイスにオリー・ハルソールが入ったなら風でシメ。
ME-0091 TIBET / Same CD \2500
 78年リリース。彼らの唯一のアルバム。英語で歌われているためドイツ色はそんなに強くはないけれど、マイナー進行のメロトロンや哀愁のハモンド・メロはやっぱりゲルマン・シンフォの特有のもの。全体にガッチリとした構成も聴きやすい。秀曲がいくつかあり、昔から人気の高かったアルバム。
ME-0495 TRAUMPFAD / Aufbruch CD \2500
 RPWLのブレーンでキーボード奏者のYOGI LANGがプロデュースを手掛けた2010年新作3rd。70年代のジャーマン・ロックの流れを受け継いだ、深いゲルマン叙情をたたえたサウンドを聴かせる5人編成のバンド。全曲ドイツ語で歌われていてそれがサウンドに合っていて、非常にドイツらしい幻想色とヴィンテージ感を醸し出している。幻惑的なメロトロンのドラマチックな導入や、オルガン、シンフォニックなキーボードの多用と、泣きを含んだ味わい深いメロディ・ラインにYOGIの影響を感じさせる。また、ゲストで参加したジャズ女性ヴォーカリストも味を出している。プロデュースが細部まで行き届き丁寧に作り上げられた1枚。作品にメンバーの愛着を感じる。約10分のボーナス・トラックを1曲追加収録。デジブック仕様。
ME-0204 TRIKOLON / Cluster CD \2800
 BRIAN AUGERとEMERSONに影響を受けたという彼らが70年に自主制作でリリースした激レア物。手探り状態の混沌としたヴィンテージ感いっぱいの中、徹底的にオルガンをフィーチャーし、長いインプロヴィゼーションが続く。ロンドを取り上げるなど、ナイスに近いクラシカル・オルガン・ロックが売り。ラストもバッハのフーガを20分以上暴走ぎみに演奏。このオルガニストが吹くトランペットもポイント。ラフなライヴ録音だが熱気が音質を上回っている。その後、TETRAGONと改名し71年にNATUREをリリース。
ME-0184 TRIUMVIRAT / Mediterranean Tales CD \2000
 72年リリースの1stアルバム。EL&P、ナイスから影響されたキーボード・トリオ・バンド。かつてLPではA面の全てを費やしたクラシカル・ロックの組曲「アクロス・ザ・ウォーターズ」では、序曲と終曲のみモーツァルトをモチーフにしているが、それ以外は自作曲で、攻撃的なオルガン、テクニカルなピアノ・プレイなどがせめぎ合い、また、メロディ、和声の使用、曲の展開等に、ヨーロッパ大陸的なものを感じさせる、よく練られたサウンド。次作に比べるとまだナイスの影響が色濃く感じられるバンドの黎明期的なサウンドだが、ここには愛すべきドイツ的なものもまた色濃く匂わせている。リマスター&ボーナス4曲追加収録。
ME-0185 TRIUMVIRAT / Illusions On A Double Dimple CD \2000
 より洗練されたサウンドとなった74年リリースの2ndアルバム。次作の「スパルタカス」と並ぶ代表作。かつてLPでは両面各1曲ずつで組曲2曲という大作指向のアルバムで、オルガン、ピアノに、ムーグ・シンセや、ケルン・オペラ・ハウス・オーケストラ、ブラス・セクション、女性コーラス等を加えた、シンフォニック・プログレとなっている。オルガン・ソロなどのパートを聴くと、EL&P、ナイス影響下と言われるのも頷けるが、やはり英国のバンドとは違うヨーロッパ大陸のバンドならではのサウンドとオリジナリティー。リマスター&ボーナス4曲追加収録。
ME-0186 TRIUMVIRAT / Spartacus CD \2000
 75年リリースの3rdアルバム。今に通用するような曲の構成力、疾走感を伴ったスペクタクルなサウンドが広がる彼らの最高傑作。EL&P影響下というのはいまさら言うことも無いが、そんな中にも、スタイルは違うもののカヤックあたりをイメージさせるようなリリカルなピアノをフィーチャーしたヨーロピアン然とした軽やかな展開や、今のジャーマン・シンフォ・バンドに通じるようなシンセを導入したダイナミックなシンフォニック性、メロディアスでたおやかなヴォーカル・パートもいかにもヨーロッパ大陸的な叙情を醸し出している。30年以上前のアルバムとは思えない醍醐味。リマスター&ボーナス2曲追加収録。
ME-0187 TRIUMVIRAT / Old Loves Die Hard CD \2000
 76年リリースの4thアルバム。前期の頂点を極めた前作SPARTACUSが、あまりにもEL&P的だったのに対し、本作から専属のヴォーカリストBARRY PALMERを加え、彼のヴォーカル・パートを多くフィーチャーし、キーボードもハモンドではなく、ピアノ主体となっている。メロディーが非常に良く、このバンドの特徴とも言える。リマスター&ボーナス1曲追加収録。
ME-0188 TRIUMVIRAT / Pompeii CD \2000
 メンバー・チェンジの後、77年にリリースされた5thアルバム。イタリアのベスビオ火山の噴火で瞬時にして灰と化した都市ポンペイの悲劇をテーマにしたもので、オーケストラ、合唱団入りのコンセプト・アルバム。アレンジはC.PLANK。EL&Pサウンドをベースに雄大なシンフォニック・ロックを展開している。リマスター&ボーナス1曲追加収録。
ME-0112 TROYA / Point Of Eruption CD \2800
 76年にプライヴェート・プレスでリリースされたレア・シンフォ。オルガン、エレピ、ストリングス・シンセ(メロトロンじゃないよ)を叙情的にフィーチャーし、いかにもドイツらしいゲルマンの陰影を落す。SIDDHARTHAやFAITHFUL BREATHあたりを思わせるサウンドで、クラシカルなフレーズがマニア心をとらえる。英語。昔はMINOTAURUSと並んで幻の1枚と崇められていたもの。
ME-0097 TYBURN TALL / Same CD \2800
 6ケタのプレミアムが付いているジャーマン・オルガン・ハード・プログレ。終始、ケン・ヘンズレーのようなハモンドが荒れ狂う内容はまさに必殺の1枚と言える。オリジナルLPは200枚のみのリリースであった。ハモンド・ファン、ジャーマン・ハード・プログレ・ファン必聴アイテム。英語。2曲のボーナスはコロシアムのカヴァー等。余談ですが、原盤のジャケットは超厚紙ですごいです。
ME-0496J WALLENSTEIN / Blitzkrieg CD \3300
 「ヴァレンシュタイン / ファースト (電撃戦)」 結成時のバンド名だったBLITZKRIEGをタイトルにした72年作1st。アメリカ人やオランダ人も含む多国籍メンバーで録音。クラヴィが終始テクニカルに弾き倒されるオープニング・ナンバーからパワー全開で、ギターも負けじとフレーズを詰め込み、スペーシィさを醸し出すフェイズ処理が少々時代を感じさせるが、メロトロンやクラシカルなピアノが彩る次曲も途中から相当テンションが上る。無機質なジャケットからは想像出来ない叙情も秘めたハード寄りの力作。見開き紙ジャケット仕様・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0497J WALLENSTEIN / Mother Universe CD \3300
 「ヴァレンシュタイン / マザー・ユニヴァース」 テクニカルさとパワーで押し切るハードなナンバーと、ピアノやメロトロンを配しヴォーカルを聴かせる叙情的なナンバーを共存させたバンドの早くも名作。72年作2nd。ジャケットのイメージが先立ち、実際のサウンドを掴み難い1枚だが、構築されたアンサンブルとソロの応酬をバランス良くまとめ、ドラッグ頼りのクラウトロックとはまったく別物の、いわゆるシンフォニック・ロックの土台上で作り上げられている。ある程度、ヨーロッパでは成功したアルバムだったらしい。見開き紙ジャケット仕様・解説・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0498J WALLENSTEIN / Cosmic Century CD \3300
 「ヴァレンシュタイン / コズミック・センチュリー」 ゲルマンの香りに満ちたシンフォニック・ロックの名作。タロット等のコズミックセッションを経て、またメンバー・チェンジや新たにヴァイオリニストを加え、音楽性を変化させ73年にリリース。クラシカルでプログレッシヴなパートからヴォーカルが入る1曲目の5分30秒あたりのドラマチックな深淵さは格別。この曲が素晴らし過ぎて、あとの曲がすべてボートラのように感じてしまう、と言ったら大袈裟か。本作ではヴォーカル担当が変わっており、彼の内気な歌声が雰囲気を高めるのに功を奏している。紙ジャケット仕様・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0499J WALLENSTEIN / Stories, Songs & Symphonies CD \3300
 「ヴァレンシュタイン / ストーリーズ、ソングス&シンフォニーズ」 メロディックさとコンパクトなシンフォニックさで聴かせる75年リリースの4作目。ジャケットのファンタジックなイメージへ吸い込まれていくオープニング・ナンバーを経て、彼らの世界は広がっていく。ヘルダーリンの2ndや3rdあたりにも通じる中部ヨーロッパの気品あふれる美しさが魅力を放ち、気球で持ち上げられているかのような心地よいウエイト感も本作の特徴だ。4曲目はバンド最高のコンポジションで聴かせるが、この後、一時解散してしまう。紙ジャケット仕様・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD。国内盤
ME-0249 WANIYETULA / A Dream With A Dream CD \2800
 別名GALAXYから改名し、83年に単発でリリースされたジャーマン・シンフォの傑作。ANYONE'S DAUGHTERにも似た引き締まったサウンドを展開。かつ、UKなどから影響を受けた次世代へのアンサンブルや音使いも非常にカッコ良く聴かせる。アコ・ギやメロトロンを配したパートもクラシカルなユーロ陰影を醸し出し、まさに、80年代屈指の内容。あのCODAに迫る出来だと思う。分厚いコーラスもそんじょそこらのシンフォ・バンドとは違う。実は60年代末期から活動しており、71年にはWANIYETULA名義でライヴを収録。そのライヴ盤等からボーナス3曲入り。本作の歌詞でも見られるように、エドガー・アラン・ポーの世界を持ち込んでいる。全曲英語。必聴!
ME-0463 WIND / Seasons CD \2500
 オルガン・ハードの良質作として知られる71年リリースの1stがオフィシャル・リマスターで出直した。ユーライア・ヒープかと思う出だしの凶暴なハモンドが本作を象徴しており、メルヘン・ロックとなった次作のモーニングとの違いにまず驚かされるが、2曲目、3曲目の物静かな佇まい、4曲目の中間部のクラシカルなピアノにはやはりモーニングも若干見える。旧B面は2曲で構成され、トップのCD4曲目はまた凶暴なオルガン・ハード。ラストは16分近い大作で、寂しげな郷愁とワイルドな演奏が交差するヘヴィ・プログレッシヴ色を全開。
ME-0104 WIND / Morning CD \2700
 メロトロンをフィーチャーするロマンティックなジャーマン・シンフォの傑作。英国のSPRINGに似た温かみのあるフォーク・ロック・サウンドをベースとし、メロトロンがシンフォニックに湧き出るように流れ出す様は初期KING CRIMSONのそれを思わせる。ヨーロッパの極上のファンタジーとロマンにあふれる。英語。72年リリースの2nd。ボーナス1曲入り。
ME-0505 YACOBS / Time Machine CD \2500
 ドイツのシンフォ・バンドARGOSのドラマーULF JACOBSのソロ・アルバム。2011年新作4th。H.G.ウェルズのSF小説「タイム・マシン」をテーマにしたコンセプト・アルバムで、バンド譲りのジェネシスチックで叙情的なシンフォニック・サウンドを聴かせる。アンソニー・フィリップスを思わせる内面的なロマンチックさもあり、また、幻惑的なメロトロンの使用法はBIG BIG TRAIN辺りを思い起こさせる。そして、ジャーマン・ロックならではの幻想感もあり。キーボード、英語で歌われるヴォーカルも自身がマルチにこなし、ARGOSのベース/フルート、数名のギタリストらがゲスト参加し、好サポートを見せている。
ME-0200 ZOMBY WOOF / Riding On A Tear CD \2800
 レア盤でかつ英語で歌われているものの、非常にクオリティーの高いシンフォ作品。IVORYと同じJUPITERレーベルから77年にリリースされたもの。クラシカルなピアノの調べにハモンドが重なり、WINDのMORNINGのようなゲルマンの叙情を浮かび上がらせる。70年代ならではのプログレ然とした様相と浸れるメロディー。さらに、ANYONE'S DAUGHTERの登場が予感される締まりのある演奏と次世代へ通じるドラマチックな展開。ヴォイス・メロトロンにもゾクゾクする。全体にヘヴィさもあり、テクニカルだ。シングル等から4曲ボーナス入り。
ME-0459 ZOPPO TRUMP / Same CD \2800
 76年にリリースされた6バンド入りの激レア・コンピ盤のみに2曲収録されていたプログレ・バンド。クレジットにメロトロンとあり、コレクターを悩ませていたが正体はストリングス・アンサンブルだ。そのコンピ盤の2曲に71年と72年の未発スタジオ録音を7曲加え初CD化。オルガン入りの曲ではクレシダあたりのクラシカルさを感じさせ、またインディアン・サマーのようなハード・ロックとジャズ・ロックが混ざったホットなサウンドも聴かせる。英語で歌われており、当時のブリティッシュ・ロックから強い影響を受けたバンドだったようだ。テクニックもしかっりとしていて、チャンスさえあれば良いアルバムを残せたはず。

〓[HOLLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-1240 AFTER TEA / Jointhouse Blues CD \1980
 初期のサイケ・ポップを経て、ハードなサウンドにハモンドを効かせツウを唸らせる69年リリースの3rd。堅実なリズム・セクションに支えられて、強力なヴォーカル、ヘヴィに歌うギター、そして、ツボを押さえたハモンドが聴き所を作っていく。典型的なハード・プログレの2曲目、アコギの爪弾きがなかなか郷愁を誘う3曲目。でも、ハイライトは3つのテーマで25分に渡りインプロヴィゼーションが繰り広げられる後半で、少しツェッペリン風な展開を見せる。マニアックな1枚だが、英国のバンドにも負けない強度あり。リマスター盤。
ME-1001 ALQUIN / Marks + Mountain Queen CD \2500
 メロディアスなサウンドのグループ。叙情的なフルートをフィーチャーし、曲によってはB.J.H.のような歌心を聴かせてくれる72年の2作目(1曲カット)と、ラストではクラシカルなオルガンとヴァイオリン、リリカルなフルートをメインにしたクラシカル・ロックを展開する73年の3作目のカップリング2in1。あまり知られていないグループですが、なかなか良いですよ。
ME-1002 ALQUIN / Nobody Can Wait Forever + Best Kept Secret CD \2500
 メロディアスなロック・グループ。74年の4作目と76年の5作目の2in1 CD。フルート、ハモンド、ギターにフォーカスの影響色も発見できる。あくまでもヴォーカル中心のグループだが、インスト部分が前に出てくると流石オランダのバンドはうまい。メロディーもオランダらしくセンスが良い。レスリーの効いたハモンドもなかなか盛り上げている。
ME-1266 AMBEON / Fate Of A Dreamer - Expanded Edition 2CD \2300
 2011年リマスター&完全版! MAGENTA、THE REASONINGファンにおすすめの、今の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの先駆けとも言える注目盤。AYREONのアイデア・マンARJEN LUCASSENが、当時14歳の美声女性ヴォーカリストを迎えてリリースし話題を集めた2001年の唯一作「FATE OF A DREAMER」からアルバム全曲と、シングルから3曲、当時の未発ライヴ音源14曲をコンプリートに収録した2枚組。泣きを含んだギターもフィーチャーしたドラマチックなシンフォニック・ロックを展開し、曲によりイリアンパイプやフィドルも加えたケルト色もあり。現在活動中のバンドと比べても遜色の無い出来だ。ゲストでLANA LANE(バッキング・ヴォーカル)、ERIK NORLANDERら参加。ライヴは、チェロ、フルート、アコギと女性ヴォーカルによる、クラシカルなアレンジも美しい絶品のアコースティック・ライヴ。3面開きデジパック仕様。
ME-1242 CHRIS / Making Sense CD \2300
 2010年新作2nd。バンドでの演奏かと思わせるような高いスキルを持つマルチ・ミュージシャンCHRISTIAAN BRUINによるソロ・プロジェクト。前作からの流れを汲んだ、カヤックを連想させるような美しいメロディ・ラインが印象的な、シンフォニック・ロック作。優美なギター、透明感のあるリリカルなピアノ、メロトロン系やオーケストレーションを奏でるキーボード、ドラムス、そして、ハートフルなヴォーカルと多重によるコーラスまで、才能豊かに聴かせるコンセプト作。クラシカルなフレーズも取り入れたエレガントな気品はオランダ産ならではのもの。最近のIQのようなジェネシスチックな部分もあり。叙情的。英語。デジパック仕様。
ME-1197 CODA / Sounds Of Passion - The Album - The Demos 2CD \3200
 86年のファースト・アルバムに、ボーナス・ディスクが付いた2枚組、リマスター盤。何といっても旧B面に尽きる。アナログ盤では組曲の最終章がA面に収まりきらず、B面にはみ出るといった収録だったが、そこはちゃんと計算されており、B面の最初から聴くとこれがとんでもなくドラマチックで、手に汗を握る展開がこれでもかと続く。本CDで言うと19分13秒から。圧倒的なパイプ・オルガンから始まり、24分08秒ぐらいから始まるハートフルなポリシンセのソロに息が詰まる。この感動は超名曲のクレイジー・フールで、さらに涙することになる。本編にはリミックス・ヴァージョンや、アルバム未収シングル曲など5曲追加収録。ボーナスCDには83、84年の未発表デモ・ヴァジョンを8曲収録。スリップ・ケース付き。07年オランダ盤。
ME-1007 EARTH & FIRE / Same CD \2500
 当時のオランダで最も有名で、成功を収めたバンド。71年リリースのデビュー・アルバムにして名作。後の作品に比べるとワイルドなノリだが、それがまた、たまらない。メロディアスでホットなサウンドをバックに、女性ヴォーカリスト、ジャーネイ・カーグマンが熱く歌い込んでいく。ボーナス・トラックとしてレア・シングル曲9曲入り。ロジャー・ディーンによるUK盤のジャケット。
ME-1251 EARTH & FIRE / Song Of The Marching Children CD \1500
 71年リリース2ndの2010年リマスター・オランダ盤。クラシカルなオルガンがもたらすプログレッシヴ性、しのびよるメロトロンによるシンフォニック性、そして、女性ヴォーカリストの資質を活かしたメロディアスさで、フルートやハープシコードも印象的にフィーチャーした旧A面、7つのパートで構成された大作のタイトル曲を収めた旧B面を一気に聴かせる。今聴くとシンプルだが、それゆえに感動してしまうドラマチックさと泣きがあり、名作と言わざるを得ない。
ME-1252 EARTH & FIRE / Atlantis CD \1500
 単体のオランダ盤としては初CD化となる、73年リリース3rdの2010年リマスター盤。前作から受け継がれたドラマチックな大作指向のプログレッシヴ性の中に、ポップな大衆性も見せる女性ヴォーカル・シンフォの傑作だ。オルガンに加え、テクニカルなギターがアンサンブルの要となり、サウンドが一気にカラフルになった。メロトロンやシンセが幾重にも敷き詰められ、ジャーネイ・カーグマンが全身全霊で歌い上げる後半のハイライトなど何十年経っても色あせない感動の瞬間!
ME-1254 EARTH & FIRE / To The World Of The Future CD \1980
 女性ヴォーカル・シンフォの傑作「アトランティス」の次作となる75年4th。クールなシンセをフィーチャーしたスペイシーなオープニングから、泣きのギターやオルガンを交えた約12分のタイトル曲からスタートするコンセプト・アルバム。特に4曲目はバンドの真骨頂で、オランダらしいエレガントなメロディに乗せてメロトロンをフィーチャーし、優美に聴かせる。ドラマ性を帯びたメロディの美しさは他のアルバムと共通ししているが、切り立った泣きのシンフォニック性を見せる。ボーナス・トラックとして、74年〜76年のアルバム未収シングル5曲を追加収録。2011年リマスター盤。
ME-1070 EARTH & FIRE / Atlantis + To The World Of The Future + Gate To Infinity 2CD \3500
 メロトロン入りのドラマチックな女性ヴォーカル・シンフォの傑作として名高い、73年リリースのATLANTIS(3rd)と、同じく、切り立った泣きのシンフォニック性を見せる75年作TO THE WORLD OF THE FUTURE(4th)と、77年作GATE TO INFINITY(5th)に、シングル曲など9曲をボーナス・トラックとして追加収録した、3in2CD。シンフォ・ファンはマスト。
ME-1096 EARTH AND FIRE / The Ultimate Collection 3CD \3500
 32BITデジタル・リマスター、3枚組のコンピレーション。長らく廃盤で入手困難となっている、EARTH&FIRE名義での最終作となった89年のアルバムPHOENIXからも3曲を含む。PHONIXはTON SCHERPENZEELを迎えて再結成されたアルバムで、キーボードと作曲を彼が手掛け、実質上KAYAKとEARTH&FIREが合体したような、輝きと哀愁に彩られたサウンドとなっているファン必聴作。それ以外に彼らが残した全アルバム8作からと、アルバム未収録のシングル曲、オランダのバンドのオムニバスZING JE MOERTAALから(DE TIJD ZEGT NIETS)、他にジャーネイ・カーグマンのソロ2作(1stソロもTON SCHERPENZEELが曲・キーボードで参加)、ソロ・シングル曲なども収録した全45曲。ファンなら持っていたい究極のコンピ。
ME-1110D EARTH & FIRE / Greatest Hits DVD(PAL) \3000
 ファン必見! 待望のDVDが遂にリリース。スタジオ・ライヴ、ヴィデオ・クリップやTVショウの映像等を集めたもの。70年の1stから、89年の最終作PHOENIX(TON SCHERPENZEELもバッチリ映ってます) の曲まで、彼らが残した全アルバム(9作品)から各2曲ずつぐらいと、ヒット・シングルから、まんべんなく選曲。ワイルドでサイケデリックな映像の初期から、メロトロンをフィーチャーしたシンフォ・プログレへ、そして中期から後期のポップな曲まで。SEASONSを始め、2ndからはSTORM ANDTHUNDER、3rdからはMAYBETOMORROW MAYBE TONIGHT、シングル曲のMEMORIESなど、メロトロンもバッチリフィーチャー。全20曲を収録。ボーナスとしてジャーネイ・カーグマンの04年のインタビューと、SONG OF THE MARCHING CHILDRENの組曲を通して演奏したライヴ(!)と、MAYBE TOMORROW MAYBE TONIGHTのライヴを追加収録。当時のインタビューも少々。蓋を開けて中身を丸見えにして弾くメロトロンの映像も珍しい。大満足! PAL方式。
ME-1114 EKSEPTION / Same + Beggar Julia's Time Trip + 3 + 00.04 2CD \3500
 69年の1st、70年の名作BEGGAR JULIA'S TIME TRIP、同年の3rd、71年の4thというプログレ・ファン必聴初期4作が4in2という形でCD化。パワフルなクラシカル・ロックを演奏するデビュー当時から、メロトロンなどを導入し、トレース・スタイルのシンフォニック・ロックへと変貌していく彼らの道程を堪能出来る。クラシックのカヴァーであふれる中、メロディアスなヴォーカル・パートを生かしたオリジナル曲に注目したい。4作目の後半はオーケストラとの共演作。リマスター。
ME-1207 EKSEPTION / The Lost Last Live Concert Tapes 2CD BOX \3200
 ファン必携の2枚組限定ボックス。各紙ジャケット&リマスター、B4サイズのポスター封入、48Pスペシャル・ブックレット付きでリリース。EKSEPTIONの93年ドイツでの再結成ライヴ(94年にTHE REUNIONというタイトルでリリースされたマテリアルの09年リマスター盤)と、RICK VAN DER LINDENと、EKSEPTIONのトランペット奏者REIN VAN DEN BROEKとの連名アルバム”CUM LAUDE”の79年1stアルバム(09年リマスター盤)の2枚を収録。ライヴは、KAYAKのMAX WERNERらが参加し、クラシックの曲ながらどの曲もしっかりロックしていて、オルガン、ピアノ・ソロや、トランペット・ソロなどの聴かせどころが散りばめられ、ジャズ・ロック・テイストのあるテクニカルなクラシカル・ロックをダイナミックに聴かせる。”CUM LAUDE”は、美声女性スキャット&コーラスもフィーチャーした、パイプ・オルガン、ハープシコード、トランペットによる作品で、彼が敬愛していたバロック音楽や教会音楽を取り上げた荘厳なアルバム。心が洗われるこの尊さは彼ならでは。
ME-1177J FINCH / Galleons Of Passion CD \3000
 「フィンチ / ガレオンズ・オブ・パッション」 リマスター盤、紙ジャケット仕様。サンディー・ロバートンをプロデューサーに迎えた77年3rdアルバムにして最終作。ハモンド、アープ、ソリーナ等のシンセと、泣きのギターをフィーチャーした、テクニカルなジャズ・ロック寄りにサウンドが変化した。憧憬あふれるメロディー・ラインがオランダのバンドらしいインスト・シンフォ。ボーナス・トラック3曲追加収録。国内盤
ME-1171 FLAIRCK / Twee En Twintig Oeuvre CD Box 22CD BOX \12800
 現在、バンドのホームページでしか買えない22枚組限定CDボックス! 未CD化だった作品や、長らく廃盤で入手困難だったアルバムなどを含む、78年作の1stから04年作のERIK VISSERのソロ・アルバムまでを22枚組(全228曲)収録! 全てオリジナル・マスター・テープ使用&07年リマスター盤CDで、このボックスの為に新たに制作された。36ページ・ブックレット付き。ファン必携盤! [収録アルバム] 1.VARIATIES OP EEN DAME 2.GEVECHT MET DE ENGEL 3.LIVE IN AMSTERDAM 1&2(2CD) 3.CIRCUS 4.FLAIRCK EN ORKEST 5.MOUSTAKI EN FLAIRCK 6.MAL MASQUE 6.SLEIGHT OF HAND 7.ENCORE 8.DE EMIGRANT 9.ALIVE 1&2(2CD) 10.DE OPTOCHT 11.KAMERS 12.EN VIVO EN CHILE 1&2(2CD) 13.DE GOUDEN EEUW 14.CUERPOS TOCADOS 15.SYMPHONY FOR THE OLD WORLD 1&2(2CD) 16.ERIK VISSER-EENMANSOPTOCHT
ME-1016 FLAIRCK / 3 Originals (Variaties Op Een Dame + Gevecht Met Eeen Engel + Circus) 2CD \3500
 78年作の1stアルバムVARIATIES OP EEN DAME、80年作の2作目GEVECHT MET EEEN ENGEL、81年作の4作目CIRCUSが全曲収録された、初期の名作3枚を2枚組でCD化。アコースティック・ギター、ヴァイオリン、フルートetc.といった楽器で、スリリングでテクニックのある演奏と、夢想的な叙情に満ちた美しいアコースティック・アンサンブルを聴かせる。KENSOがカヴァーしたSOFIAはこの1stアルバムに収録されている。2作目はアイリッシュ・トラッドも取り上げ、4作目ではサーカスをテーマに、サーカスが見せるユーモラスで儚い夢を見事に表現している。詩情豊かなアコースティック・インスト・サウンドは人気が高い。
ME-1267D FLAIRCK & BASILY / Global Orchestra CD+DVD(NTSC) \3200
 <NTSC仕様で入荷> 18年振りとなる来日公演も大好評だったフレアーク。来日のラインナップとは異なる、ジプシー・ヴァイオリンや、ギタリストから成るBASILY GYPSY BANDと、フレアークとのコラボレートによる2010年5月28日のオランダでのライヴ映像。シンフォニー・ジプシー・オーケストラというコンセプトでのステージで、インドネシア人女性ヴァイオリニスト、ボスニアのアコーディオニスト、フラメンコ・ギタリスト、ルーマニアのツィンバロム・プレイヤーら多国籍のソリストらも加わり、総勢12人で超絶パフォーマンスを繰り広げる。全員の息がぴったり合ったラジカルでスリリングな演奏に目を見張る。DVDは約2時間の収録。CDライヴ音源もセットになった2枚組。自主盤。
ME-1031 FOCUS / Moving Waves CD \2200
 72年リリースの2nd。絶妙なアンサンブルと、見事なバンド演奏は早くも頂点に達した。クラシックとジャズを掛け合せたサウンドは、あらためて本作がプログレッシヴロックの傑作だと感じさせられるもの。文句なしの必聴盤。レロレロホヘヘとヨーデル調で知られる超有名曲、悪魔の呪文が入っているのがこれ。リマスター盤。
ME-1032 FOCUS / 3 CD \2200
 オリジナルは2枚組でリリースされた72年の大作。コンセプト物ではないが、FOCUS III、SYLVIA(よく、スポーツ・ニュースなんかで使われている)といった、彼らの名曲中の名曲が収録されている。当時の彼らの収まりきらない才能があふれ出る力作。リマスター盤。
ME-1034 FOCUS / Hamburger Concerto CD \2200
 Live At The Rainbowをはさみ、74年にリリースされた5作目。宮廷音楽調のナンバーや、厳格なハープシコードをメインにフィーチャーする曲など、全体にクラシカルな気品が漂う。ジャージィーな演奏が苦手な人には本作をおすすめ。後半のクラシカルな組曲も聴き物。個人的にもこれが好き。リマスター盤。
ME-1255 FRANCK CARDUCCI / Oddity CD \2500
 初期ジェネシスのファンタジックさを継承したギタリストの2011年ソロ作。ドラマー、キーボーディスト、ヴォーカリスト、さらにゲストで1曲ながらジョン・ハケットも加わっており、完全なバンドの音で仕上がっているシンフォニックな力作だ。特にオープニングの組曲の出来が良く、2曲目や5曲目も近頃のバンドに無い良さがあり、12弦やメロトロンも取り入れ、ソリッドさが無い、ロマンチックな世界を聴かせる。後半ではフロイドを感じさせるも、マッキャベルを思い出させる幻想感、また少々ポップな歌メロも特徴だ。心のこもった温かみがいい。カーペット・クローラーズのボーナス入り。
ME-1037 GOLDEN EARRING / Moontan CD \2500
 EARTH AND FIREやFOCUS以上に、オランダ国内で成功したロック・グループと言える彼ら。どのアルバムもメロディアスで上質のポップ・ロックとなっているが、特に73年にリリースされた本作以降の何枚かはKAYAKに通じるものがあって、プログレ・ファンも充分に聴けるもの。ただしポップ・ロックですが。ラストはプログレ色あり。デジタル・リマスター盤。
ME-1038 GOLDEN EARRING / Switch CD \2500
 74年リリース作。本作からSUPERSISTERのリーダーでありキーボード奏者のROBERT JAN STIPSが加入。以前からのメロディアスなサウンドに加えてアレンジの厚みが増し、さらに本作ではオーケストラを加えるなど、作品の完成度を高めている。基本的にはポップ・ロックだがKAYAKあたりに通じ、また、各メンバーのテクニックも申し分ない。デジタル・リマスター盤。
ME-1039 GOLDEN EARRING / To The Hilt CD \2500
 SUPERSISTERのキーボード奏者のROBERT JAN STIPSの加入により、そのキーボードを多くフィーチャーし、プログレ的な隠し味が増した名作。もともとテクニックがあり、ポップ・ロック・バンドとしてメロディーには定評がある彼らだけに、R.J.STIPSの加入により、インスト部分や弦アレンジなどがさらに充実。オランダらしい質の高い完成度を見せる。75年作。デジタル・リマスター盤。
ME-1075 KAYAK / The Last Encore CD \2500
 76年リリースの4作目。MAX WERNERのヴォーカルをフィーチャーした初期の区切り的な作品。カヤック流のエレガンスなポップ・ナンバーからオーケストラをフィーチャーしたドラマチックで叙情的なナンバーまで、メロトロンもフィーチャーしハートフルに聴かせる。
ME-1244 KAYAK / Starlight Dancer CD \1500
 単体では初CD化となる77年作5thの2010年リマスター盤。コンポーズなど重要な位置に居たPIM KOOPMAN脱退後の初のアルバムながら、初期のシンフォニックな音楽性とヨーロッパの気品あふれるポップ感覚が見事に融合。その研ぎ澄まされたサウンドは今聴いても新鮮だ。オーケストラをフィーチャーしたダイナミックなタイトル曲の他、美しく哀愁に染まった、IRENE、MAYといった泣きの名曲を含み、メロトロンやハモンドを用いながら、ポリシンセの華やかさも加わった、この年代らしいサウンドへ変化。RICK VAN DER LINDENがゲスト参加している。
ME-1245 KAYAK / Phantom Of The Night CD \1500
 単体では初CD化となる78年作6thの2010年リマスター盤。MAX WERNERがドラムに専念し、新たにシンガーのEDWARD REEKERSをフィーチャーし制作されたアルバムで、前作をより磨き上げたサウンドを聴かせる。女性コーラスやオーケストラを配したクラシカルでドラマチックなDAPHNEは後の傑作MERLINを予感させる名曲だが、チャート入りしたバラードのRUTHLESS QUEENや、痛快なアップテンポのナンバー、NO MAN'S LANDなど曲がそろっており、円熟とメンバー・チェンジによって得たフレッシュさの均等が美しい心に残る1枚だ。
ME-1261J KAYAK / Merlin CD \3300
 「カヤック / マーリン」 ヨーロピアン・ロック史上に残る傑作シンフォ。81年リリースの8作目。クラシカルで華麗なキーボードにシンフォニック・オーケストラを加え、エレガントにドラマチックに展開。ヴォーカルやギターソロに息吹く哀愁は今も色あせない。前半の25分近くに及ぶ大作の組曲は、アーサー王伝説にインスパイアされたもの。当時リアルタイムで本作を買った時、まだバンドが継続していたことに驚いたのと、英国やイタリアではプログレが死滅しかかっていたこともあり、初めて聴いた時の感動と言ったら夢のようだった。08年のライヴ(既発)を1曲追加収録。2011年リマスターSHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
ME-1262J KAYAK / Eyewitness CD \3300
 「カヤック / 目撃者」 当時のラスト・アルバムとなった81年作。3曲の新曲と9曲の旧曲をスタジオでオーディエンス無しで生録し、少々のダブ処理を加え整えた変則盤。CDはその純マスターが採用されているが、オリジナル・レコードは後で拍手が重ねられた擬似ライヴ盤となっており、そのテイクは今も未CD化である。旧曲はSTARLIGHT DANCERやPHANTOM OF THE NIGHTを中心に、3rd収録の名曲CHANCE FOR A LIFETIMEも好演。また、新曲であったタイトル曲はカヤックらしい好ナンバー。旧盤CDと同じボーナス2曲に加え、新たに08年のライヴ(既発)を1曲追加収録。2011年リマスターSHM-CD紙ジャケット・解説・対訳付き。国内盤
ME-1204 KAYAK / The Anniversary BOX (4CD+DVD/NTSC) 4CD+DVD(NTSC) \5980
 ファン必携の完全盤(4CD+DVD)のNTSC仕様が入荷! 08年に行われた35周年記念アニヴァーサリー・コンサートのライヴ2CD(完全収録)+2CD(ファンが選曲した愛すべき23曲のベスト+アンリリースド4曲 - Cried For Love / Love Lies / Never Before / Dear Lover)+DVD(ライヴ映像を完全収録!+ボーナス映像入り)の限定盤。最新作COMING UP FOR AIRのほとんどの曲と、往年の名曲&代表曲を網羅した、まさにアニヴァーサリー・コンサートならではの素晴らしい選曲で、ポテンシャルの高い円熟のライヴがドラマチックに繰り広げられる。DVDには、2時間を越えるライヴ本編の映像と、リハーサルやメンバーのインタビュー(英語字幕入り)などを収録したバックステージ20分の全2時間半の収録。
ME-1221 KAYAK / Letters From Utopia 2CD \2800
 2枚組の大作となった09年新作。オーケストレーションを纏うクラシカルなコード進行、透明感あふれるリリカルなピアノ、劇的な展開が生むダイナミックさ、そして、柔らかくウォーム・ハートなヴォーカルで織り成すメロディアスでエレガントな美的空間は、まさにカヤック意外には出せない音世界。やはりEDWARD REEKERSのヴォーカルが彼らの優美なメロディにしっくり馴染むが、シンプルなバックに美声の女性ヴォーカルが映える曲では黄昏る。静かな曲のバックでかすかに流れるシンセの絶妙さはTONの右に出る人はいないとさえ思ってしまう。カヤック節が炸裂する中で、本作では曲によりロック・オペラのようなスタイルを取る場面もあり、ここに来てまた作品の構成力が増しているのでは。もちろんお馴染みのケルティックなメロも導入され、寸分の妥協も無い渾身の81分!
ME-1259 KAYAK / Anywhere But Here CD \2300
 2011年新作。09年にドラマーのPIM KOOPMANが亡くなり、しばらく活動を休止していたカヤックの復活作。故PIMに捧げられたアルバムということで、もちろんカヤックならではのメロディ・ラインを聴かせつつも、前作までに比べてどこか路線が違う、メモリアル的なものを感じさせる作品となっており、TON SCHERPENZEELの紡ぎ出すエレガントで美しいフレーズも哀愁を帯びた影を落とし、涙を誘う。昨日と明日の背中合わせのような黄昏にじ〜んと来る。前作同様、EDWARD REEKERSと、女性ヴォーカリストCINDY OUDSHROORNによるツイン・リード・ヴォーカルで情感豊かに歌い聴かせ、また、導入されるTONのアコーディオン・ソロやゲストによるフルート・ソロも取り入れた趣のあるアレンジも印象に残る。
ME-1183 KINGFISHER SKY / Hallway Of Dreams CD \2980
 美声女性ヴォーカル・シンフォ・プログレ・ファン注目作! WITHIN TEMPTATIONのドラマーが新たにスタートさせたバンドの07年デビュー作。伸びやかで艶のある美声で歌う美形ヴォーカリストのJUDITH RIJNVELDをフロントに、バンドに加えて、優美に舞うヴァイオリンや、アコギの切ないメロディー、詩情豊かなピアノ、ティン・ホイッスル等を、随所に織り込んだ繊細でファンタジックなカラーと、エッジの効いたギターをバランス良く溶け込ませ、ダイナミックでドラマチックなサウンドを終始繰り広げる。IONAや、マギー・ライリーが歌っていた頃のMIKE OLDFIELDを連想させる曲もあり、どの曲もクオリティーが高い。ジャンルを越えた傑作。3面開きデジパック仕様。
ME-1107 KNIGHT AREA / The Sun Also Rises CD \2500
 若手の注目シンフォ・バンド。ドラマチックな泣きとメロディアスさは、カヤックxペンドラゴンxキャメルといったところか。冒頭でのアコーディオンの音色にオランダを感じ、コンセプト作への旅の始まり。落ち着きを払った深遠な幻想感が、中世とのタイムトンネルのように幾度も現れる。キーボーディストであり、ドラマーのGERBEN KLAZINGAがバンドの核であるようだが、小技も利くギタリストの存在も大きい。気持ちがいいノリの良さ。メロディーの妙。オランダのバンドらしさ満載。04年デビュー作。
ME-1172 KNIGHT AREA / Under A New Sign CD \2500
 すべての作曲を手掛けるキーボーディストのGERBEN KLAZINGA一人に、多勢のオール・ゲスト的なワンマン作だった前作から、メンバーを7人に絞りバンドとしてリリースされた07年作2nd。のっけから美しい波のようなメロトロンにシンセにタウラスとドラマチックなジェネシス色に包まれる。オルガンの鳴りや、キーボードとギターのハーモニー、強力なリズムのコンビネーション、メロディアスに歌うヴォーカルなど、文句のないアンサンブル、ハッとさせる転調やマイナーセブンスなど、作曲面やアレンジ面でもその充実振りが確かな手応えとなって感動的に伝わってくる。フルート、チェロ、12弦ギターも美。イエス張りのソロで畳み掛ける加速も圧巻。
ME-1222 KNIGHT AREA / Realm Of Shadows CD \2500
 3作目となる09年作。ジェネシス、ペンドラゴンのライン上にあるサウンドで、なんと言ってもバンドとの距離感が近く感じられるメロディアスさが最大の魅力。メンバーを5人に絞った分スタイリッシュさが輝く前半もいいが、切々とした7曲目、オランダならではのノリで引き付ける8曲目など聴かせようとする真面目さにファンになってしまう。さっと翳りが差すようなメロトロンの使い方、硬いメリハリを和らげるコーラス、テクニカルで速い曲での甘美な主旋など曲作りの妙はさらに冴え、ドラマチックなラストも押しと引きがどこか懐かしく、歌心を持ったシンフォとはこういう作品のことだ。
ME-1263 KNIGHT AREA / Nine Paths CD \2200
 4作目となる2011年作。前作と同じメンバーで録音されており、バンドとしての強固な演奏がドラマチックに繰り広げられる。エンジニアの好みでエッジの立ったサウンドに仕上げられているが、ジェネシス、ペンドラゴンといった彼らの過去作のラインを外しておらず、歌心を持ったヴォーカル、壮大に響くキーボード、メロディックなギター、堅実なリズム・セクションが生み出すシンフォニック・ロックは非の打ち所が無い。叙情が泣きに染まっていくラストなど、初々しさがあり、新境地を見せている。作り手のハートが伝わるオランダならではの出来。
ME-1248 LEAP DAY / Skylge's Lair CD \2300
 FLAMBOROUGH HEAD&TRIONのギター、FLAMBOROUGH HEADのドラムス、KING EIDERのキーボード、NICE BEAVERのベーシストら、オランダのシンフォ・バンドのメンバーが集結した6人編成によるバンド。2011年新作2nd。丁寧に作曲されたツイン・キーボードと甘美なギター、ガブリエル風ヴォーカルをメインに、オランダらしい美メロに彩られたリリカルなサウンドを聴かせる。アコギとメロトロンで幻惑する4曲目以降の後半が抜き出ており、キャメルやジェネシスを感じさせながらも曲が大変よく練られていて、ややもするとアンサンブルが曖昧になりがちなところにも気を配り、メンバーの音楽に対する愛情が伝わってくる力作となっている。優しさと憂いが織り成す叙情派。
ME-1214 MANGROVE / Beyond Reality CD \2500
 鮮やかな成長を遂げた5作目となる09年作。ジェネシスを後に大きく巣立った印象を受け、彼ら流のドラマチックさを身に付けた。もちろん、バンクスタイプのシンセ、オルガン、メロトロン系を的確に配しながら、ギターのエモーショナルさが格別に良くなりキーボードやバンド全体に包まれながらリスナーを惹き付ける。ピアノやアコギをバックに切々と歌われるオランダらしいハートフルさや、悲愴感のある深いクラシカルさを一気にシンフォニックに突き抜ける緩急の対比など劇的で、また少しカヤック的なノリも見せるようになった。4曲目、6曲目など絶対的なヨーロッパの音だ。今のところ彼らの最高作だろう。自主盤。
ME-1256D MANGROVE / Live Beyond Reality DVD(PAL) \2500
 今まで5作品をリリースしているオランダのシンフォニック・ロック・バンド、初のライヴDVD。最高作と言われる5作目「BEYOND REALITY」と同年の09年6月27日オランダでのライヴを収録。バンクス・タイプのキーボードや、エモーショナルなギターをフィーチャーし、オランダらしいハートフルなヴォーカルを加えたドラマチックなサウンドをダイナミックに聴かせ、優美かつミステリアスなメロディーがヨーロッパ大陸の雄大な幻影を映し出している。ライヴはセット1 (THE BLACK SHOW) と、セット2 (THE WHITE SHOW) に分かれていて、前半では1st〜4th(ライヴ盤)までの7曲を、そして後半では、今のところ最新作となる09年の5thから6曲全曲を演奏。全13曲。約2時間。2011年リリース作。デジパック仕様。自主盤。
ME-1265D MANGROVE / More Or Less...An Acoustic Evening DVD(PAL) \2500
 今までライヴ盤を含めCD5作品をリリースしているオランダのシンフォニック・ロック・バンド。本作は、ライヴ3部作として計画されているDVDの第2弾で、今年リリースされた「LIVE BEYOND REALITY」に続く作品。バンクス・タイプのキーボードや、エモーショナルなギターをフィーチャーし、オランダらしいハートフルなヴォーカルを加えたドラマチックなサウンドに定評があるが、このライヴでは、グランド・ピアノ(&チェンバロの音色等を使用するシンセ)、アコースティック・ギター、アコースティック・ベース、ドラムスで構成され、バンドの1st〜4thまでのアルバムの曲を叙情的に聴かせる。ピーター・ガブリエルのHERE COMES THE FLOODもカヴァー。デジパック仕様。自主盤。
ME-1249 NINE STONES CLOSE / Traces 2CD \2500
 ギタリストのソロ・プロジェクトだった前作を経て、復活マンダラバンドのヴォーカリストら英国ミュージシャンを加え、本格的なシンフォニック・ロック作としてリリースされた2010年作。ポーランドのビリーヴあたりを思わせるメランコリック指向のサウンドで、ドリーミィさと甘美な哀愁が織り交ざる、スケールの大きい作品となっている。ギターなど、まさにMIREK GILのようだ。ジャケットはタンジェント等で知られるED UNITSKYが手掛けている。なお、メンバーの英国組はシンフォ・バンドのRIVERSEAを結成しており、今春、デビュー・アルバムをリリース予定。自主盤デジパック+4曲入りボーナス盤「ReTraced」付き。*ボーナス盤付きは今回の入荷分のみとなります。
ME-1193 PYTHAGORAS / After The Silence CD \2600
 初CD化。81年リリース。メロトロン・アイテムとしてコレクターに知られてきた叙情派シンフォ。デュオによる作品だがドラマーがおり、また、ゲストでフルートやヴァイオリンが入るのでバンドの質感を持って聴かせる。1曲ながら若き日のARJEN LUCASSENもギターで参加しており、その頃からプログレ好きだったのかと、興味深い。ストリングス系のキーボードが重ねられた、まさにサブタイトルにある「シンフォニック・ポエム」という言葉がぴったりのサウンドが、リリカルに時にクラシカルに流れていく。特に、後半がいい。リマスター&見開き紙ジャケット。
ME-1180D RICK VAN DER LINDEN / An Ekseptional Trace DVD(NTSC) \3200
 ユーロ・プログレ・ファン必見! TRACEの77年のお宝ライヴ映像と、03年のEKSEPTIONのライヴを収録したDVD。どちらも未発ライヴで、TRACEは、メロトロン、ハモンド、山のように積まれたシンセ群に取り囲まれたRICK VANDER LINDENと、HANS JACOBSEのなんとツイン・キーボード! ギター&ベースはJAAP VAN EIK、そしてドラムスはIAN MOSLEYという4人での好演。TRACEの演奏曲は、KING'S BIRD、SCULPTURE BIRD、PATHETIQUE、SURRENDER、メドレー(CONFRONTATION〜PREACHER BIRD〜A MEMORY)。EKSEPTIONでは、RICK VAN DER LINDENの弾くパイプ・オルガン、ピアノ、ハモンドを中心に、女性ソプラノ・ヴォーカルも加えた、クラシックをモチーフにしたロック・アレンジをテクニカルに聴かせる。ボーナスとして73年のTOCCATA等も追加収録。全約60分。
ME-1231 SILHOUETTE / A Maze CD \2500
 正統派のジェネシス系シンフォで話題を呼んだ06年デビュー作が再プレス。イントロでの印象付け、ギター・アルペジオや柔らかなシンセ、展開部分でのあふれる出るメロトロン系など、曲の組み立てはデータに沿ったものだが、ヴォーカルも含めてメロディーが赤裸々に泣いており、幻惑的なキーボードをバックに切々と歌い出される7曲目など最近のバンドが忘れがちな自分達の本当の姿があって、メタル色とは無縁のギターが好プレイを連発する後半へつながっていく。ギターとシンセが泣き合うラストは純情としか言いようがない名演! 自主リリース。
ME-1224 SILHOUETTE / Moods CD \2500
 ジェネシス、キャメルの路線を伝承する彼らの待望の2作目。09年作。さらに磨きのかかったシンフォを完成させており、ソロはもちろんバッキングであろうと赤裸々に泣くギターや、ありったけの思いを歌うヴォーカル、往年のファンも必ず満足させるキーボードなど、これだけプログレの純情でまとまったバンドはそうは居ない。さらにリズムのノリの良い7曲目、8曲目、9曲目あたりはメロトロン系も交えオランダ然とした胸キュンがあり、マニアックさと翳りというか哀愁が後半へ一気に流れ込む。タイトル曲ではそれらをすべて受け入れたかのような強いせめぎ合いがあり、大泣きのラストを待たずとしても感激してしまう。堂々の力作!
ME-1238 SKY ARCHITECT / Excavations Of The Mind CD \2200
 カヤックを思わせるアルバムをリリースしたCHRISのメンバーが居るシンフォ・バンドの2010年デビュー作。オランダらしいメロディアスさと、同国ならスーパー・シスターのようなテクニカルさ、そして、ジェントル・ジャイアントを思わせる変拍子のひねりを持ち、ヴィンテージ・スタイルのプログレとアップデイトされた音色をミックスさせ、ワイルドなオルガンや哀愁のメロトロン系に泣きのギターソロも聴かせるなど、一口でハイブリッド型と言ってしまえない高度な音楽性と演奏力で展開。部分的にはフラワー・キングスにもっと翳りを加えたようなサウンドにも。
ME-1050 SUPERSISTER / Present From Nancy + To The Highest Bidder CD \2500
 かなり古くから知られてきた個性派。70年の1stと71年の2ndの2in1。変拍子系のテクニカルなリズム・セクションに、フルート、そしてDAVE STEWARTのようなエフェクティヴなオルガンをワイルドにかつクラシカルにフィーチャーし、叙情性と攻撃的な曲調をうまく交えプログレッシヴに展開してゆく。メロディアスなヴォーカルもオランダらしく良い。
ME-1189 SUPERSISTER / Present From Nancy CD \2500
 08年リマスター盤。70年リリースの1st。カンタベリーから触発された同世代のバンドで、マシーンのような変拍子のテクニカルなリズム・セクションに、フルート、エフェクティヴなオルガンをフィーチャーし、叙情性と攻撃的な曲調を交えプログレッシヴに展開。構築性が貫かれるも、サイケ色とハードなとんがりがあり、若さで突破してしまうエネルギーが火花を散らす。クラシカルというより、今聴くとポップに感じるコード進行やヴォーカルはオランダならでは。アルバム未収シングル4曲ボーナス入り。
ME-1190 SUPERSISTER / To The Highest Bidder CD \2500
 08年リマスター盤。小曲で構成されていたデビュー作から、全4曲と長尺な作曲を見せた71年リリースの2nd。10分超えの1曲目からそのレベルアップは明らかで、鮮やかなパート分けやコンテンポラリーなクラシカルさが見事。一転、甘くメロウに歌われる2曲目、ストイックさとサイケデリックさがテクニカルに同居し、さわやかでかつ翳りのある独特のカラーリングの3曲目など、バンドのスキルとポテンシャルは今も光る。本作収録曲のシングル・ヴァージョン2曲とアルバム未収シングル2曲のボーナス入り。
ME-1051 SUPERSISTER / Pudding En Gisteren + Superstarshine CD \2500
 72年リリースのPUDDING EN GISTEREN(3rd)と、当時、レア・トラック集としてリリースされたSUPERSTARSHINEの2in1。3rdに収録されている長い曲の4曲目と5曲目は、エフェクティヴなオルガンとフルートをメインにし、EGGやハットフィールドを思わせるカンタベリー・タッチの、メロディアスでかつテクニカルな演奏を独自のサウンドで繰り広げている。今、聴いても実にモダンだ。
ME-1191 SUPERSISTER / Pudding En Gisteren CD \2500
 08年リマスター盤。さらに曲作りが飛躍した72年リリースの3rd。20分超えのタイトル曲が素晴らしく、緻密なスコアにストイックに臨むテクニカルなキーボードと、柔らかなフルートの組み合わせがバンドの個性となり、非常に聴き応えのある演奏とシンフォニックに映るユートピアを展開。全体にイメージがシャープながらも、キャラヴァン風のハートフルなヴォーカル・ナンバーがあったり、アフター・クライングが持って行った4曲目のコンテンポラリーさなど、孤高の音楽性を再確認したい。アルバム未収シングル1曲と72年のライヴ1曲のボーナス入り。
ME-1052 SUPERSISTER / Iskander + Spiral Staircase (Sweet Okay Supersister) CD \2500
 彼らが最も完成されたプログレッシヴ・ロックを聴かせる73年リリースの4作目と、リーダーのソロ色の強い74年の5作目の2in1 CD。ISKANDERにはゲストで、PIERRE MOERLENも参加しており、キーボード類や管楽器をフィーチャーし、一大コンセプトを力強く、そしてテクニカルに演奏している。タイプは違うがFOCUSのライバルであった。シンフォ・ファンよりも、カンタベリー系ジャズ・ロック・ファンへ強くアピールすると思う。
ME-1192 SUPERSISTER / Iskander CD \2500
 08年リマスター盤。アレクサンダー大王をコンセプトにした73年リリースの4th。前作までのテクニカルさを引き継ぎながら、ハモンドの音色がアンプ鳴りから歪んだレスリー系へ、管楽器がフルートから鉄っぽいサックス中心になっており、この変化が、サウンドを太くヘヴィにし、ハードな質感を加えている。イメージがシャープな前作、PUDDING EN GISTERENとは対照的なのが興味深い。ゲストでPIERRE MOERLENが参加。カンタベリー系ジャズ・ロック・ファンへ強くアピールする。シングル・ヴァージョンと、アルバム未収シングル3曲のボーナス4曲入り。
ME-1054 TRACE / Same CD \2500
 74年リリースの1st。よく、3枚のうちで最初の1枚としてどれが良いか聞かれるが、純なクラシカル・ロックを求めるならこの1st、インパクトや演奏をとるなら2nd、大作好きなら3rd、とおおまかにアドヴァイス。本作の良さは、メロトロンやシンセが、中部ヨーロッパならではのシンフォニックなロマンティシズを醸し出す点にもある。特に1曲目の中盤。ボーナス2曲も必聴。
ME-1055 TRACE / Birds CD \2500
 1曲目のインパクトで椅子から転げ落ちる75年リリースの2nd。イアン・モズレー、ダリル・ウェイをフィーチャーし、スリリングなクラシカル・ロックを全面展開。旧B面の組曲もクラシカルで良いが、アルバム全体を通すと、なぜか1曲目しか印象に残らない。僕だけでしょうか。
ME-1056 TRACE / The White Ladies CD \2500
 コンセプト・アルバムの大作となった76年リリースの3rd。インストながらも、各曲のパートのテーマ・メロディーや、曲調変化がはっきりとしていて、物語りの流れと場面が目に浮かんでくるようだ。オーケストラも加えているが、逆にメリハリがなくなってしまっているのも事実。ドラマチックな力作には違いないが。
ME-1258 US / The Road Less Travelled CD \2300
 もう9作目となる2011年作。今回もマルチプレイと多重により、ほぼ一人で作り上げられた作品で20分越えの大作から始まる。シャッフルするリズムを金物を抑えたドラムスと存在感のあるベースがキープし、ギター、キーボード、そして優しいヴォーカルがハートフルなメロディを聴かせる、といったこれまでの路線と同じだが、マニアックなシンフォ・アレンジを見せる2曲目などキャリアを感じさせ、アンソニー・フィリップスにも通じるプライヴェートな叙情性に浸ったラストまで、大切に守ってあげたい箱庭的な良さがある出来。

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ME-2011 COS / Postaeolian Train Robbery CD \2500
 74年リリースの1st。日本へ紹介当時、ベルギーのMAGMAなどともと言われた。女性ヴォーカルを配したチェンバー&ジャズ・ロック個性派サウンド。そのサウンドはテクニカルで力強く、アカデミックな気品も漂う。以後、VIVA BOMA、BABELと、傑作群をリリース。
ME-2012 COS / Viva Boma CD \2500
 知性派ジャズ・ロック・バンド76年リリース作2nd。前作に比べて、COSならではのオリジナリティーが感じられる傑作。PASCALE SONの美声ヴォーカルを前面にフィーチャーし、まるでスキャットのようなスタイルで、カンタベリー・タッチのクールなジャズ・ロック・サウンドの間をひらひらと自由に舞う。ボーナス・トラックとして、当時の未発表曲 (2曲)、デモ・ヴァージョン (1曲)、ヴォーカル・インプロヴィゼーション (1曲) の4曲を追加収録。
ME-2057 COS / Babel CD \2500
 78年にリリースされた3rdアルバムが待望の海外初CD化! MAGMA、ZAO等のフレンチ・ジャズ・ロック・シーンから影響を受けたベルギーの知性派バンド。音の合間を縫うように軽やかに歌う女性ヴォーカリストPASCALE SONのキュートな美声ヴォーカルをフィーチャーし、カンタベリー・タッチのポップでファンキーなジャズ・ロックを聴かせる。ZAOのカーンや、後にAKSAK MABOULを結成するMARC HOLLANDER (オルガン、サックス)らがゲスト参加し、それぞれの個性を持ち込んでいる。日本盤と同じ7曲のボーナス(ライヴ)を追加収録。09年リマスター&フランス盤。
ME-2032 COS / Pasiones CD \2500
 79年の4thアルバムSWISS CHALETをリリース後、しばらく活動を休止し、その後83年にリリースされたアルバム。MAGMA等のフレンチ・ジャズ・ロック・シーンから影響を受けた、ジャズ・ロックをベースに展開されるロック・オペラ作。といっても、1936年のスペイン内戦をテーマにしたもので、よくあるクラシカルな作風になることはなく、女性ヴォーカルとコーラスをダイナミックに配し、アカデミックな趣で仕上げたところはさすが奇才DANIEL SCHELLといったところ。ボーナス・トラックとして84年フランスでのライヴ7曲と、リハーサル、84年にミニLPとしてリリースされたHOTEL ATLANTICから2曲を追加収録。
ME-2001 ISOPODA / Acrostichon CD \2500
 明らかにYES影響下の曲構成とアレンジで聴かせる叙情派シンフォ。78年リリースの1st。この年代にリリースされた叙情派シンフォの中ではかなり良質な作品であり、LP廃盤時代から人気のあった1枚。哀愁を帯びたフルートも好ポイント。ボーナス1曲入り。こちらは、76年録音でコンピ・アルバムに収録されていた彼らの初レコーディングのもの。
ME-2002 ISOPODA / Talking Root CD \2500
 81年リリースの2nd。LPも当時、レギュラーで入荷し知られるところとなった。ハモンドとシンセを効かせたイエス風のサウンドは1stの流れをくむものだが、よりヴォーカルをメインとしている。ブリティッシュ・タイプのメロディアスな音作り。2曲のボーナスは1stとの間、79年リリースのシングルから。
ME-2050J JULVERNE / Ne Parlons De Mahleur CD \3300
 「ジュルヴェルヌ / 不幸な話は止めるべし」 紙ジャケット仕様。SHM-CD。86年4thアルバム。2ndのA NEUFからの流れを汲んだ総勢11人による近代クラシック風のチェンバー・サウンドを聴かせ、メンバーのずば抜けた作曲力を感じさせる渾身の1枚。マーラーやドビュッシーといった辺りの作曲家からの影響を感じさせ、管弦楽による荘厳な大曲でスタートする。また、ヒキガエルのスープなど、2分程度の小曲ながらも、くるみ割り人形を思い起こさせるようなファンタジックな曲もあり、1曲1曲が良く出来ている。ジャズ・ロックから影響された即興演奏も交えた才気あふれるサウンド。解説付。国内盤
ME-2038 LAIS / Documenta 3CD \4200
 完全限定盤。書籍型4面開き特殊デジパック仕様。ポスター・スタイル (彼女らの美麗写真) のインサート付き。ベルギー・フランダース地方の美声女性ヴォーカル・トリオの、結成10周年記念盤3枚組CD。トラッドをベースにロック色を加え、コンテンポラリーに美しくアレンジ。彼女らの神聖で鋭角的なヴォーカル・ハーモニーが螺旋のように舞い上がる、フランダース語の響きがよりオリジナリティーを感じさせる。DISC 1は、04年ベルギー・アントワープでの未発表ライヴを11曲収録。ハモンド・オルガン、キーボード、ギター、ベース、ドラムス、ヴァイオリン、アコーディオン等を導入し、生き生きとダイナミックな美しいサウンドを、ほの暗い哀愁感を交えて聴かせる。DISC 2は、SCRAPBOOKと題した、新曲、リミックス・ヴァージョン、ライヴ等を含む16曲入りのベスト盤。DISC 3は、A CAPELLA 1996と題され、彼女らが初めて録音したという最初期の貴重な未発表音源を10曲収録。ベルギーVIRGIN / CCCD盤。
ME-2044 LAIS / The Ladies' Second Song CD \3200
 ベルギー・フランダース地方の美形女性ヴォーカル・トリオ。約3年振りとなる07年新作4thは、彼女らの鋭く研ぎ澄まされたヴォーカル・ハーモニーに加え、より斬新でラジカルな部分も持つ最高の出来となった。ギター、ダブル・ベース、ドラムス、ピアノ、ヴァイオリン等によるコンテンポラリーなアコースティック・サウンドと、ループを取り入れたエレクトリック・サウンドがダークに混ざり合う。トラッド色は無くなり、より洗練されたアレンジで聴かせる。アコギをバックに3人の声が絡まる8曲目のセレナーデに流れる独特のほの暗さなどは特にLAISらしい。白鳥と戯れるニンフのような乙女たち。一見平和に見える美しいジャケットの女性の手にはドクロが・・・。それもまたサウンドに反映されている。フランダース語と英語。美麗3面開きデジパック仕様。
ME-2062 LAURELIE / Same CD \2500
 初CD化。70年にマイナー・レーベルからリリースされたレア・プログレッシヴ・ロック・アルバムで、フルートやアコギをリリカルに織り込んだメロディアスなサウンドが特徴。ギターのハード味や凝ったテクニカルな曲調など、この年代にしては感覚優先のアートロックから抜け出ており、ストリングス・オケの導入やクラシカルなハモンドなどクレシダやジャクソン・ハイツにも近く、かなり付き合える内容だ。旧B面は組曲になっており、コーラスやチェレスタなど細やかな仕掛けを伴って最後まで飽きさせない。リマスター。
ME-2059 MACHIAVEL / Jester CD \1980
 2010年英国リマスター盤。ベルギー最大のロック・バンドの77年リリースの2nd。日本人が聴いて分かりやすく、ヨーロッパのクラシカルな哀愁を強く感じるバンドのひとつだ。そういった意味ではフランスのタイ・フォンとも似ている。ハードロックがベースにあるものの、ムーグ、ソリーナ、ピアノ、メロトロンなどキーボードが終始ミスティックに使われ、ミドルテンポの多い本作はどこか女性的な魅力を持つ。シンフォニックさで取るなら次作よりこちら。2曲のボーナスは以前のCDと同じで74年録音のアーカイヴ。
ME-2060 MACHIAVEL / Mechanical Moonbeams CD \1980
 2010年英国リマスター盤。ベルギー最大のロック・バンドの、ゴールド・ディスクに輝いた78年リリースの3rd。彼らの代表作であり必聴作である。メロディーを磨き、リズムを鍛え、シンフォニック・ロックの叙情性とパワフルでキャッチーなノリを合体させ、メロトロンを含む多彩なキーボード、重要なパートを占める巧みなギター、メロディアスなヴォーカル、畳み掛けるリズム、暮れなずむヨーロッパが目に浮かぶ哀愁感、など、どれを取っても文句なし。メロトロンでのリフという荒業も痛快。2曲のボーナスは以前のCDと同じ。
ME-2061 MADELGAIRE / (Im)Patience CD \2500
 中部ヨーロッパのメルヘンチックな香りが魅力のシンフォニック・ロック・バンドの2010年作。プログフェスで注目を浴び、EPを経てのデビュー・アルバムだ。1曲目は英語で歌われ、澄んだヴォーカルなどまさにマキャヴェルの黄金期を思わせるサウンド。他はフランス語で歌われ、やはりマキャヴェルに似たノリのよさにジェネシスを持ち込んだ感じのスタイルを、メロトロン、ハモンド、ムーグ等のマニアックなキーボード、ドラマチックさを際立たせるギター、堅実なリズム・セクションの5人編成で聴かせる。シアトリカルな深み、アコギ等の叙情性など、ユーロ・シンフォの鏡とも言える必聴作。デジパック自主盤。

〓[FRANCE]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-3517 ANDRE BALZER / Entre L'Alpha Et L'Omega - Opus Un CD \2500
 ATOLLの伝説のヴォーカリスト、ANDRE BALZERである。彼の歌唱力なしにロック・パズルは完成しなかったと断言出来る。そんな彼が復活し、サード期のメンバーでATOLLが再編ライヴを行うという話を聴いた時には本当に驚いた。今や日本のユーロ・ロック・ファンに最も神格化されたバンドだ。本CDはそんな大事件を裏付けるかのように彼がリリースした2011年ソロ作で、なんとATOLLのサード収録B1のセルフ・カヴァーもラストに収められている。シンプルなアレンジだが曲調は変わらず、さらに驚嘆があのハイトーンにも衰えが無い、ということだ。アルバムには20人近いミュージシャンが参加しており、彼のヴォーカルをフランスのエスプリが効いたバツグンの演奏で盛り立てている。EMMANUEL BOOZにも通じる圧巻の存在感。ATOLLが頭の中で甦り、泣きます。
ME-3483 ANGE / Caricatures CD \2500
 2010年リマスター&紙ジャケット・フランス盤。72年にリリースされた記念すべき1stアルバム。モヤモヤとした変調過多のオルガンをフィーチャーし、まだメロトロンは使われていないものの、アルバム制作へ向けてプログレッシヴ・ロックの軸からブレないアレンジが今聴いても驚くほど詰め込まれており、暗い幽閉感のあるシンフォニック・ロックを作り上げている。クリスチャンの声の若さと、全盛期にはフィーチャーされなくなったギタリストによるメロディアスなフルートが新鮮。タイトル曲の風格はまさにアンジュ!
ME-3497 ANGE / 4 Albums Originaux 4CD \2980
 各紙ジャケットにて彼らの初期傑作群を収納した2010年限定ボックス。2ndのLE CIMETIERE DES ARLEQUINS ('73)、3rdのAU-DELA DU DELIRE ('74)、4thのEMILE JACOTEY ('75)、5thのPAR LES FILS DE MANDRIN ('76)の4枚。シングル・スリーヴではあるものの、アートワークと音源が別々の版権の為、フランス国外では紙ジャケ等に現時点で出来ないと言われるだけにファンは持っていたいボックスだ。それに、このフロントのフォト。彼らの世界観を見事に映し出しており、強くそそられる。盤は、リマスターではないが、旧盤のフィリップス・ロゴのフレンチ・プレスではなく、ドイツでプレスされたユニヴァーサル盤を使用。4枚通して聴くと、彼らの独創性の素晴らしさを改めて実感。廉価プライスにて。
ME-3467 ANGE / Guet-Apens CD \2500
 09年リマスター&紙ジャケット・フランス盤。初期の集大成となったライヴ作のTOME VIを挟み78年にリリースされた7作目。当時を限定して言えば、彼らが打ち出してきたシアトリカル・シンフォニック・ロックとしては、このアルバムで一区切りだと思う。より細部までアレンジが行き届き、深い夢想をたっぷりと味わうことが出来る。あの、もやもやとしたメロトロンもまだ健在。次作のVU D'UN CHIENで見事に新境地へ脱するのだが、本作の後半あたりにその片鱗が見られ、常に進化を求める気迫が感じ取れる。聴いておきたい1枚。
ME-3030 ANGE / Vu D'un Chien CD \2500
 メンバー・チェンジ後、80年にリリースされた傑作かつ異作。ギタリストが変ったため、ハードでソリッドになったが、彼らのポリシーそのものは変っておらず、その結果、ANGEの全アルバムの中で、最もインパクトがあってわかりやすい物となった。70年代の作品にあった、やぼったい感じに抵抗感があった人はぜひ本作を聴いてみて。OKのハズ。
ME-3503 ANGE / Moteur ! CD \2500
 デジタル・リマスター盤。フランス盤見開き紙ジャケット仕様にてCD化。中期の傑作「VU D'UN CHIEN」の次に発表された81年作。映画をテーマにしたコンセプト・アルバムで、ロンドンで録音された。一聴すると、シアトリカルな部分は控えめに、この年代のシーンを感じさせるニューウェイヴ系のサウンドが混ざったようなポップ・ロックを聴かせているように感じるのだが、特に、1曲目、5曲目など、クリスチャン・デカンのヴォーカルを活かしたアンジュ・カラーが色濃い曲もあり、フランシス・デカンのキーボードがファンタジックな幻想を奏でる3曲目、ジョン・レノンに捧げられているのにしっかりフレンチ・ロックしている2曲目、そして9曲目はドラマ性のあるシンフォニック・ロックとなっていて、聴き所があったりする。
ME-3451 ANGE / Souffleurs De Vers Tour CD+DVD(PAL) \3200
 ファン必見の傑作ライヴ! 結成35周年を迎えダントツの存在感を見せつけた07年最新アルバム「SOUFFLEURS DE VERS」発表時の08年10月のツアーからのライヴDVDとCDのセット。オープニングから、とにかくカッコイイ! ステージ上のライトニングから、女性ヴォーカルを含むメンバーの動きまで全てが緻密に計算し尽くされたような統制感のあるパフォーマンスと、テクニカルな演奏でダイナミックに繰り広げられる。アルバムでも感じたことだが、ここまで来てもまだ過去のアンジュの呪縛を解き、凄みをさらに増した一級のシンフォニック・プログレとしての新たなサウンドを生み出せるところが何より凄い。EMILE JACOTEYからのAURELIAもアンプラグドでタイトに決め、AU-DELA DU DELIRE、VU D'UN CHIEN等や、80〜90年代のアルバムからも選曲。ボーナスとしてロング・ヴァージョンなど他のライヴを2曲と、フォトギャラリーを収録。全部で約2時間。デジパック仕様。
ME-3472 ANGE / Le Bois Travaille, Meme Le Dimanche CD \2500
 結成40周年を迎えた重鎮の2010年新作! 本作はエコロジーの観点から現代文明に警鐘を鳴らしたコンセプト作で、強力な圧迫感で迫り来るサウンドの中にも、オーケストレーションを導入したクラシカル・ロック性やファンタジックな展開も見せ、ストリングスをスリリングに絡めたダイナミックな世界観と、そのスケール感で、絶対的なオリジナリティーを誇る。現在、クリスチャン・デカン以外は息子のトリスタンを含め若手ミュージシャンで固められているが、それがデカンの狙い通りかどうか、常に音に「今」を感じさせる新鮮さを与えている。40枚目のアルバムにして、いまだ進化を続け、寸分の隙も感じさせないその姿勢に圧倒される極めて密度の濃いアルバム。デジパック仕様。
ME-3011 ARACHNOID / Same CD \2500
 78年にリリースされたフレンチ・シンフォの名盤。唯一作。ツイン・キーボードによるオルガン、シンセ、ピアノ、メロトロン、フリップ影響下のギター、そして、フルート、サックスも加えた、クリムゾン的なダークさと、PULSARを連想させるような湿った翳りを帯びた、モヤモヤとしたアンサンブル、そしてアンジュのクリスチャン・デカン・タイプのヴォーカルが入ると、まさにフランチ・ロックのイメージそのもの。独自の屈折度で展開される圧巻のサウンド。ボーナス・トラック4曲追加収録。
ME-3495 ASGARD / Tradition & Renouveau CD \2600
 78年にワーナーからリリースされたフレンチ・プログレッシヴ・フォークの名盤2nd。先ずはこのキーフのようなジャケットに惹かれるが、まさに幻想と哀愁に彩られた世界が広がる内容もそれに負けてはいない。メロトロンとアープでドラマチックに幕を閉じる6曲目、そして、中世フランスの詩人フランソワ・ヴィヨンをテーマにした7曲目でもメロトロン、フルートが導入されたミステリアスな趣で、これぞフレンチ・シンフォという圧巻のサウンドを聴かせる。アコギとフルートで繊細に綴られる8曲目を経て、そして、9曲目での胸に迫る悲哀感に涙する。隠れたメロトロン・アイテム! 見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
ME-3014 ASIA MINOR / Crossing The Line CD \2500
 79年リリースの1st。フランスらしい詩情あふれる曲調からハードに、エネルギッシュに無理なく七色に変化するサウンドは次作を先に聴いてしまうと幾分シンプルだが、あくまでもデリケートさを失わず、退廃的なヴォーカルと幽幻なフルートも交えてプログレッシヴな雰囲気を満たしていく。
ME-3015 ASIA MINOR / Between Flesh And Divine CD \2500
 80年代を代表するフレンチ・シンフォの傑作。80年リリースの2nd。特に1曲目はダントツの出来で、この1曲がこのバンドのイメージを決定付けてしまうほど。歌詞は英語。脱フランス語といい、サウンドのスタイルといい、フレンチ・シンフォの新世代の幕開け的な1枚でもある。ただ、PULSARにも通じる湿地帯のような茂みがあって、フランスのカラーを誇示している。
ME-3076 ATLANTIDE / Same CD \2500
 76年リリース。VISITORSと同じプロデューサーによる作品としても知られていたが、ヴォーカルとギタリストがVISITORSのメンバーだったことが判明。イエス・フレーズがモロに使われているわりには、ヴォーカル・メロが泣いていて、フランス語の響きもファンタスティック。硬派でかつ叙情派。唯一作。ボーナス4曲入り。
ME-3216 ATOLL / Musiciens Magiciens CD \2600
 74年リリースの1st。日本でのユーロピアン・プログレの火付け役となった次作L'ARAIGNEE-MALの印象からすると、落ちてしまうが、次作や3rdのTERTIOは別格で、もし、本作が単発だったらその評価は違ってくると思う。ANGEとはまた別次元の空想的なイマジネーションがエキゾチック。未発表曲2曲を含むライヴ4曲のボーナス・トラック入り。デジタル・リマスター、紙ジャケット仕様。
ME-3377 ATOLL / L'araignee-Mal CD \2500
 ヨーロピアン・プログレッシヴの最高峰として語り継がれる75年リリースの傑作2nd。本作からクリスチャン・ベア(G)が参加し、アンサンブルの密度と、曲やアルバム全体の構成力がケタ違いにアップした。ギター、シンセ、ヴァイオリンがバトルする様は何回聴いてもスリリング。75年のライヴがボーナス・トラックとして1曲入っている。
ME-3019 ATOLL / Tertio CD \2500
 個人的にユーロピアン・ロックにハマリだした頃にリリースされた3rd。初めて聴いた時の衝撃を思い出す。フランス的リリシズムと、完ペキなテクニックから生み出されるクリスタルのような至高のシンフォニック・サウンド。ドラマチック以外に何物でもない。当時はまだ、シンフォニック・ロックっていう言葉は使われていなかったが、とにかくその音の洪水を全身で浴びていた。77年リリース。
ME-3328 ATOLL / Rock Puzzle CD \2600
 聴き狂った前作だっただけに、最初はちょっとポップかなぁ、と思った80年リリースの4th。でも、即、そのカッコよさにぞっこん。生の管弦楽が入っており、派手な曲では粋に、静かな曲では泣きに使用。デジタル・リマスター、紙ジャケット仕様。
ME-3348 ATOLL / L'Ocean CD \2500
 06年リマスター盤。クリスチャン・ベヤ以外のメンバーを一新し再結成され、ロック・パズル以来約10年振りにリリースされた5作目のアルバム。この年、ATOLLとして初来日も果たした記念すべき1枚。派手でポップな印象の曲が多いが、アルバムの中盤では初期のATOLLを連想させるようなスタイルで、ファンタジックな面も持つ。ベヤの華麗なギター・プレイはもちろん、ヴォーカリストの声も合っている。89年作。ボーナス・トラック3曲のうち、2曲はL'AGE D'ORを含む89年の日本でのアンリリースド・ライヴ音源。あと1曲はクリスチャン・ベヤがSYNOPSISのドラマーらと83年に録音したアルバム未収曲のTRY NOT TO WORRYを収録。
ME-3022 CARPE DIEM / En Regardant Passer Le Lemps CD \2500
 75年リリースの1st。サックスをメインにしたフランス特有の浮遊感のあるメロディアスなジャズ・ロック。ナイーヴな感性を滲ませる繊細さと、つかみどころのない曲想が彼らの魅力といえる。見開きオリジナルLPのアートワークは本作の音を語る上で重要な逸品であった。懐古趣味と切って離せない魅力を持った名作。
ME-3023 CARPE DIEM / Cueille Le Jour CD \2500
 76年リリースの2nd。線の細いギターと、浮遊感のあるサックス、フルート、キーボードは前作をコンパクトにした感じ。全体を暗めのメロディーとトーンで統一された、いかにもフランス的な陰の音楽。ジャズ・ロック的だが、ヴォーカルは詩情を絶やさない。CDはオリジナルLPとA/Bが逆。ボーナス・トラック入り。
ME-3026 CLEARLIGHT / Les Contes Du Singe Fou CD \2500
 76年リリースの3rd。他のアルバムはメディテーション色の強いものだが、本作は違う。メロディアスなヴォーカル(英語)と3人のキーボーディストによるリリカルなプレイ、クラシカルなピアノ、力強いリズム・セクション、ロックウッドの卓越したヴァイオリン・プレイらでドラマチックに展開してゆく。シアトリカルさも感じる叙情派シンフォの必聴名作。
ME-3494 DELUSION SQUARED / Same CD \2500
 THE REASONING、MAGENTAといった英国女性ヴォーカル・バンドと肩を並べる、注目バンドの2010年デビュー・アルバム。ツイン・キーボード、エレクトリック&アコースティック・ギター、ベース、ドラムスを3人のメンバーでマルチにこなし、今のところメンバーの経歴は謎に包まれているが、全員の演奏が非常にプロフェッショナルで上手く、現在のプログレ・シーンの名だたるバンドに匹敵するようなサウンドで迫る。また、女性ヴォーカル(英語)も湿り気のある美声で情感豊かに聴かせ、シンフォニック、テクニカル、叙情が、ドラマ性を帯びてタイトに溶け合った4つの組曲から成るコンセプト・アルバム。3面開きデジパック仕様。自主盤。
ME-3200 EDEN ROSE / On The Way To Eden CD \2500
 サンドローズの前身バンド。70年作。女性ヴォーカリストは在籍しておらず、全編インスト。キーボードもハモンドをメインにし、JEAN-PIERRE ALARCENのギターとソロを取り合うジャズ・ロック的なサウンド。スピーディーなリズムの上を両者のホットなプレイがメロディアスに滑走していく。曲の導入部分やテーマに、サンドローズの面影がちらほらと。ヴォーカルが入っていれば、かなり締まった作品になっていたと思う。ハモンド・ファンには手放しで推薦したいセンスに長けた内容。
ME-3160 EDITION SPECIALE / Allee Des Tilleuls CD \2500
 流れるようなジャズ・ロックを強力に聴かせる彼らの1st。76年作。女性キーボーダーをフィーチャーし、彼女はキーボードのテクニックはもちろん、受け持つコーラスやヴォーカルもうまくイケてる。フランスのジャズ・ロックといえばマグマやザオといった連中の音をすぐに連想してしまうが、このバンドのようなブリティッシュ・シーンの影響下の音も捨て難い。サウンドの組み立て方、フランス語のヴォーカル&メロディーなどオリジナリティーも確立。
ME-3395 EDITION SPECIALE / Horizon Digital CD \2500
 フランスのジャズ・ロックではめずらしくサックスなどの管楽器が入らない、キーボードがサウンド・カラーを決定付ける彼らの78年リリースの3rd。緊張感を途切れさせず、粘着的なシンセとヴィブラフォン&マリンバの金属的な音色にギターやフレンチならではの歯切れよく歌うベースが絡み、低域から高域までバランスのとれた組み立てで畳み掛ける。そこへ、スタイリッシュな男女コーラスが斬り込むアクセントもあり、厚みのある仕上がりになっている。イタリアやスペインのバンドにも通じる海の匂いがあるのも特徴か。予定されていた4作目用の80年のボーナスを5曲収録。
ME-3476 ELIXIR / Sabbat CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤86年。70年代のアンジュやモナリザの音楽性を受け継ぎ、ネオ・プログレの影響も交え80年代のフォームに転換。常にサウンドのメインを陣取る明るいシンセ群とアルペジオを多用するギターの暗いバッキング、そして、感情豊かなフランス語のヴォーカル。このコンビネーションが独特で、アルバムどこを切ってもシンフォを貫き通している。この年代のヨーロピアン・ロックは、MUSEA、MSIの2つのレーベル、専門雑誌HARMONIE、かつてはボルドーにあった専門店SHOP 33らが制作・媒体・販売のチームとなりフランスがリードしていた。レコードに付いていたインサートが4つ折りで封入。
ME-3041 ELOHIM / Mana Perdu... CD \2500
 83年リリース。ジャケットから想像出来るような、典型的なフレンチ・シアトリカル・シンフォ。ANGEよりはMONA LISAに近い。MONA LISAファンならきっと気に入るでしょう。4曲のボーナスの内、1曲はムゼアのコンピに収録されていたもの。他2曲はライヴで1曲はレアコンピに収録されていたらしい。もちろん仏語。
ME-3508J EMMANUEL BOOZ / Le Jour Ou Les Vaches... CD \3300
 「エマニュエル・ブーズ / 迷宮の扉」 74年リリースの2nd。ウィリアム・シェラー率いるオーケストラとバンドが一体となり、暗雲を雷光が切り裂く圧巻のスケールで聴かせるフレンチ・プログレの必聴傑作。ヴォーカル物としては極めて異端・異質であり、地の底から湧き上がるようなコーラスが妖しく、マグマ級のヘヴィさと天上の叙情美が交差していく。ハモンドが唸りフルートがリリカルに演奏される終盤はまるでオペラの如く意味深い印象を残し、何か謎めいたまま熱く幕を閉じる。この凄みがまた強烈。歌物的なボーナス3曲入り。見開き紙ジャケット・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD国内盤。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3518 EMMANUEL BOOZ / Clochard CD \2500
 JEAN-PASCAL BOFFOによるリマスタリング・フランス盤・紙ジャケット仕様。74年リリースの3rd。インパクトの強い2枚に挟まれた作品ながら、クリアライトのメンバーが参加するなど、本作のみクローズアップするなら、これも強力だ。フォーク的な部分もあるものの、うねるシンセやベースの厚みなどフランス特有の重厚さがあり、アシッドな叙情性を発散させるラストはサックスやエレクトリック・ヴァイオリンもフィーチャーされ、プログレ・ファンが惹かれるサウンドでカリスマテックなヴォーカルを聴かせる。83年のシングル(MANU名義)等ボーナス3曲入り。フォト数点掲載の36ページ・ブックレット付き。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3509J EMMANUEL BOOZ / Clochard CD \3300
 「エマニュエル・ブーズ / 聖なる浮浪者」 74年リリースの3rd。インパクトの強い2枚に挟まれた作品ながら、クリアライトのメンバーが参加するなど、本作のみクローズアップするなら、これも強力だ。フォーク的な部分もあるものの、うねるシンセやベースの厚みなどフランス特有の重厚さがあり、アシッドな叙情性を発散させるラストはサックスやエレクトリック・ヴァイオリンもフィーチャーされ、プログレ・ファンが惹かれるサウンドでカリスマテックなヴォーカルを聴かせる。80年代の録音と思われるニューウェイヴ風ボーナス3曲入り。紙ジャケット・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD国内盤。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3519 EMMANUEL BOOZ / Dans Quel Etat J'erre CD \2500
 JEAN-PASCAL BOFFOによるリマスタリング・フランス盤・紙ジャケット仕様。79年リリースの4th。ディディエ・ロックウッドら強力なメンバーを従え怒涛の展開を見せるフレンチ・プログレの必聴傑作。アナログではA面すべてを使った1曲目からそのインパクトは絶大で、ジャズ・ロック系のミュージシャンがバックを占めているもののテクニカルな演奏とヴォーカルは気迫に満ち、圧倒的なヘヴィ感で襲い掛かって来る。そしてイメージ作りの巧みさ、地が裂け空が落ちてくるような緊迫感、メロトロンのアグレッシヴな切り込み、壮絶ヴァイオリン・ソロなど、頂点に達するラストまで終始絶句! 80年録音のニューウェイヴ風ボーナス1曲入り。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3510J EMMANUEL BOOZ / Dans Quel Etat J'Erre CD \3300
 「エマニュエル・ブーズ / 彷徨の歌」 79年リリースの4th。ディディエ・ロックウッドら強力なメンバーを従え怒涛の展開を見せるフレンチ・プログレの必聴傑作。アナログではA面すべてを使った1曲目からそのインパクトは絶大で、ジャズ・ロック系のミュージシャンがバックを占めているもののテクニカルな演奏とヴォーカルは気迫に満ち、圧倒的なヘヴィ感で襲い掛かって来る。そしてイメージ作りの巧みさ、地が裂け空が落ちてくるような緊迫感、メロトロンのアグレッシヴな切り込み、壮絶ヴァイオリン・ソロなど、頂点に達するラストまで終始絶句! 80年録音のニューウェイヴ風ボーナス1曲入り。紙ジャケット・解説・歌詞・対訳付き。SHM-CD国内盤。*極力ノイズが消去されたアナログ・レコード盤起し。
ME-3336 EMMANUELLE PARRENIN / Maison Rose CD \2800
 06年リマスター再発。77年にBALLON NOIRからリリースされた、ファンタジックな女性ヴォーカル・レア・フォークの名作。アシッド感覚を持ったサウンドに美声ヴォーカルが夢想的に響く。彼女の弾くハーディ・ガーディー、スピネッタ、ダルシマーと、ゲストによるフルート、ギター等のアコースティックなアンサンブルは中世的な香りを漂わせ、彼女のヴォーカルをサポートする。自作曲以外にケベックのトラッドを1曲取り上げている。ボーナス・トラックは同年のサントラからで同指向の佳曲。フランス語。
ME-3520 EYE 2 EYE / One In Every Crowd CD \2500
 99年に自主盤でアルバムを1枚残したADNのキーボード奏者とドラムスが、新メンバーを加えてリリースした06年1st。マリリオンやフロイドに影響されたという彼ら。歌詞は英語ながら、泣きを含んだ湿った空気に覆われていくような、フランス然としたリリカルな叙情派シンフォを聴かせる。メロトロン系などキーボードを効果的に導入し、哀愁と翳りに包まれたサウンドにギターもメリハリを付けている。大作指向の曲が並び、16分を越えるラストの曲ではヴァイオリンも導入。
ME-3521 EYE 2 EYE / After All... CD \2500
 09年作2nd。メロトロンの音色も配し、ギターはやや細い線で泣き、ヴォーカルは英語で紳士的に歌い込む。マリリオンに隠れて、キャメルも見えるのでオランダのバンドにも近いが、甘美さは湿った霧を纏いフランスの芳香を感じさせてくれる。このロマンチックさの違いはワインのテロワールと同じだ。ヴァイオリンを交え、きらきらと美旋律が舞い上がっていく4曲目あたりで本作の良さがさらに染み込んで来るが、ラストの2曲はもう泣き泣きの名曲で、特に7曲目は最高。タイ・フォン張りの美の化身だ。
ME-3522 EYE 2 EYE / The Wish CD \2500
 ヴァイオリンの物悲しいセレナーデから荘厳なパイプ・オルガンが鳴り響く感動的なオープニング。シンフォニック・プログレとはなんたるかを描いている2011年作3rd。最近のバンドは演奏ばかり上手く、夢とか幻想とかそういったヨーロッパ的な雰囲気を作り出せない輩が多いが、本バンドは泣きのメロディーや文学的な展開を踏まえた上で、メロトロン系で幻惑しながらフレンチ・シンフォ独特のミスティなワールドを最大限に膨らませている。オスカー・ワイルドのドリアン・グレイの肖像のテーマに恥じない、デカダンな媚薬と美への執着が閉じ込めたれたドラマチック作。
ME-3236 FLAMEN DIALIS / Symptome-Dei CD \2800
 79年リリース。メロトロンが全編を覆うアイテムとして昔から知られていたもの。出だしのクリムゾン風メロトロンにゾクゾクと期待が膨らむが、基本的にはキーボードを主体とした、ややシリアス系のシンフォ物。シリアス系といっても、人工的なランプでぼんやりと照らされたような幻想色が広がっていてフランス風味十分。フルートやシンセも効果的に入る。78年のシングルからボーナス2曲入り。こちらもメロトロン入りで、よりシンフォニック・ロック調。リマスター。
ME-3144 FRANCOIS BREANT / Sons Optiques CD \2500
 ロックウッドも参加した彼の1stソロ。当時、新興レーベルだったEGGから78年にリリースされたアルバムの待望のCD化。非常に研ぎ澄まされた視覚的なサウンドで、そのアンサンブルや音色が発する鋭角さはエディ・ジョブソンを思わせる。スリリングな1曲目にすべてがあるような気がするが、中盤のリリシズムもロマンチックで良い。フランスならではのエスプリが効いた作品。シンフォ・ファンにもジャズ・ロック・ファンにもおすすめ。2001年に録音された2曲をボーナス・トラックとして追加収録。
ME-3223 FRANCOIS BREANT / Voyeur Extra-Lucide CD \2500
 79年作2nd。鋭角的な独創性という点では、1stソロのSONS OPTIQUESにインパクトを見い出せるが、DIDIER LOCKWOODやSTELLA VANDERらのゲストの特性を生かし、アンサンブル的に肉付けされた本作も興味深い出来。ジャズ・ロック指向の曲はよりジャズ・ロックへ、クラシカルな曲は多重にてよりシンフォ調へ完成されている。ミステリアスなイメージ漂う音の映像。彼の感性がきらめくように流れていく。LOCKWOODが好演する6曲目あたりも見逃せない。02年に録音された3曲のボーナス入り。
ME-3034 GERARD MANSET / La Mort D'orion CD \3200
 70年リリースの驚異的な傑作! クラシカルな弦や、オルガン、美しいピアノ、フルート、感動的な女性ヴォーカル、バロック調のハープシコード、交差するロック・リズム、包み込むオーケストレーション、ドラマチックな展開、詩情あふれる叙情性、などポイントを挙げればきりがない超1級作品。デジパック。
ME-3492 HECENIA / Legendes CD \2500
 限定見開き紙ジャケット・ロシア盤。ヨーロッパのシンフォニック・ロックが絶滅危惧種に認定されようとしていた80年代末期に、荘厳な雰囲気を芳わせ登場し光を射したのが本1stだった。83年にモナリザ・タイプのアルバムを出したELOHIMのメンバーが結成したバンドだがスタイルを一新しており、フランス語で歌われながらもハケットの影響を思わせる幻想感をクラシカルに漂わせ、ポリシックスの淡いストリングスやアコギがファンタジックに溶け合い、ムーグがきらめく。アナログ・リリースは89年。91年のCD化の際にギター・ソロがドラマチックに足され、リミックスになっている。改めて必聴作だと思う。
ME-3447 HONEYELK / En Quete D'Un Monde Meilleur CD \2500
 限定紙ジャケット09年ロシア盤。79年リリースのアルバム、STOYZ VI DOZEVELOYのリミックスに、同年のライヴ、さらに82年録音の未発表3曲を加えた95年リリースのCDヴァージョン。クリムゾンら英国のバンドが好きだったメンバーらが次第にマグマの影響を受け作ったジャズ・ロック作で、ベースあたりにその筋を感じるものの、全体にはサックスやメロウなヴォーカルをフィーチャーしたテクニカルで流れのあるサウンドを形成しており、湿った雰囲気はカルプ・ディアンに近い。未発曲はヴァイオリンが入ったカンタベリー・タッチ。
ME-3338 ILOUS & DECYPER / Same CD \2800
 06年リマスター再発盤。71年リリース作。ファンタジックでメロディアスなプログレッシヴ・フォーク・ロック作。JEAN PIERRE ALARCENが参加していることでも昔から知られるアルバムだが、彼らの歌心にあふれる叙情的で美しいメロディーは、一連のケベック産のバンドを連想させる部分も。2人の連名作になっているが、音数は多く、ギター、オルガン、ピアノ、ベース、ドラムス、そして曲によりフレンチ・ホルンも導入。ボーナス・トラック2曲はレア・シングルから。こちらもJ.P.ALARCEN参加。
ME-3438 JUPITER SUNSET / Back In The Sun CD \2500
 メロウでファンタジックな内容で聴かせる72年作。英語で歌われるヴォーカルをメインに置いたものだが、クラシカルなオーケストラの響きが良く例えばプロコル・ハルムを思わせるバンドだ。おごそかなコーラスやオルガンの感じはヨーロッパ的で英国とはまた違う翳りというか暗さがあり、あまり甘さはないもののイタリアで言うならディク・ディクあたりに通じる雰囲気を持っている。シングルから5曲と未発1曲のボーナス入りで、アルバムのインスト・ヴァージョンやサイケ色を纏う曲を聴かせている。リマスター。
ME-3323 LAURENT THIBAULT / Mais On Ne Peut Pas Rever Tout Le Temps CD \2500
 マグマなど数多くのアーティストのプロデュースを手掛ける彼の唯一のソロ・アルバム。78年リリース。まずこのルソーのジャケットに目を引かれ、インスピレーションが高まる。デヴィッド・ローズらをゲストに迎え、たしかにベースラインなどマグマを感じさせる部分もあるが、それはこの年代のフランスらしさであって、本作はマグマを忘れてぜひ聴いてほしい。美声の女性ヴォーカル、フルート等もフィーチャーし、ルソーが感じ取った川辺の幻夢の奥へ誘われる。傑作なのは間違いなし!
ME-3498 MAGNESIS / Le Royaume d'Oceanea CD \2500
 ANGEやMONA LISA影響下のフレンチ・シンフォの王道バンド。新たに若手ギタリストや2人の女性コーラスを加え、若干のメンバー・チェンジを経てリリースされた約5年振りとなる2010年新作7thアルバムで、約23分の組曲を含む大曲指向の壮大なコンセプト・アルバム。彼らは93年のデビュー作から17年も活動を続けているベテラン・バンドで、フレンチ・シアトリカル・シンフォの伝統を守り、ストーリー性のあるミステリアスなサウンドを聴かせている。滑らかな叙情とフレンチらしい詩情も持ち合わせた美しいメロディアスさもあり、また、オーケストレーションとコーラスによるクラシカルな場面展開も彼らの真骨頂。デフォルメされた不思議なストーリーを展開しその中へと引き込んでいく。フランス語。
ME-3307 MALICORNE / L'extraordinaire Tour De France... CD \2600
 78年作、通算6作目。REPAILLEや、EMMANUELLE PARRENINで知られる、当時新鋭のBALLON NOIRへ移籍後初のアルバム。4作目以降エレクトリック色が強くなり、また本作ではアレンジもさらに凝ったものとなり、リリース当時からプログレ・ファンにも注目されてきた。LAURENT VERCAMBREによるストリングス・アレンジが、彼ら特有の中世ロマネスク風味をより際立たせている。ADELARD ROUSSEAUという架空の人物の旅行記をテーマにした、見事な構成力によるコンセプト作。レコードには旅日誌風の綴じ込みブックレットが付いていたが、本CDのPDFで、それを見ることが出来る。
ME-3309 MALICORNE / Le Bestiaire CD \2600
 79年作、通算8作目。本作からGRYPHONのBRIAN GULLANDが正式にメンバー加入し、新たな風が吹き込んだ後期の傑作。BRIAN GULLANDのフルート、クルンホルン、バスーンなどを導入し、彼の持ち込んだ英国ルネッサンス・スタイルと、マリコルヌの持つ中世ロマネスクが混ざり合い、独特のファンタジックな印象を残している。また、本作ではシンフォニック・ロック的な要素も含み、プログレ・ファンには、本作までのBALLON NOIRのレーベル・カラーに染まった3作品がおすすめ。この後バンドはELEKTRAへ移籍する。PDFで、歌詞、曲のコメント、当時の写真や、レコード・ラベルなどの、アルバム資料を見ることができる。
ME-3310 MALICORNE / Balancoire En Feu CD \2600
 前作まではトラッドをベースにしていたが、本作では初の自作曲に挑戦。当時の音楽的な時代背景を反映したようなニュー・ウエイヴ&ポップ色を加えたフォーク・ロック作品へと大胆にイメージ・チェンジした。彼らが持つ中世ロマネスクはデカダンへとスタイルを変え、MARIEのヴォーカルはフレンチ・ポップス歌手のようにキュート。マリコルヌらしい中世色は影を潜めているが、コンセプト作としてよく練られた快作。81年9作目。PDFで、歌詞、曲のコメント、当時の写真や、レコード・ラベルなどの、アルバム資料を見ることができる。
ME-3282 METABOLISME / Tempus Fugit CD \2500
 CARPE DIEM、WAPASSOUと並んでクリプト・レーベルの神秘さを際立たせていた77年リリース作。悪魔の棲むジャケットとその発色も音の妖しさを掻き立てる。オルガン、ピアノ、シンセ、陰湿なギターをプログレ然と配し、エネルギッシュに動き回るパートと中世ゴシックを垣間見る叙情パートが絶え間なく交差する。そして伝統的なシアトリカルなヴォーカル。モナリザより深い闇と複雑な展開。ジェネシスが生んだ形態が強く流れる。フランスならではの個性派シンフォ。
ME-3046 MONA LISA / Le Petit Violon De Mr.Gregoire CD \2500
 ANGEと並び、フレンチ・シアトリカル・シンフォニックの2大バンドと言える彼らの77年リリース3rd。誇張されたイメージ付けと、パワフルでダイナミックな演奏はANGE以上。逆さまな別世界へ吸い込まれていく。周りに、はばかることなく制作されたようなタイトル・チューンの組曲をはじめ、突出した独創性に圧倒される。ボーナス・トラック1曲入り。
ME-3047 MONA LISA / Avant Qu'il Ne Soit Torp Tard CD \2500
 ジャケット違いでCD化された77年リリースの4th。個人的にはこれが最高作。ANGE、GENESISから強い影響を受けながらも、独自の仮想世界を作り出している。デフォルメされた幻想性を思う存分加味し、ヘヴィかつリリカルに展開されていく。同じ仮想世界でも、ファンタジーを感じるANGEに対して、幽閉されてしまうような圧迫感がある。もう、振り向けない。3曲のボーナス入り。
ME-3050 MORMOS / The Great Wall Of China CD \2500
 71年リリースの1st。アメリカ人によるフランスの女性ヴォーカルを含むフォーク・プログレ・バンド。英語で歌われるが、チェロ、フルート、クラリネット等のアンサンブルと、世紀末的な雰囲気は、例えば、スロヴェニアのSEDMINAを思わせる翳りがある。ボーナス2曲入り。デジパック。
ME-3367 MOTIS / Prince Des Hauteurs CD \2500
 メロトロン・ヴォイス(荘厳!)&メロトロン・ストリングスを劇的かつ幽幻に導入した04年作3rd。エレクトリック&アコースティック・ギター、マンドリン、ブズーキ、フルート、ドラムス、タウラス、そしてキーボードはメロトロンだけを使用。メロトロンと同等に使用されるタウラス・ベースも作品に重厚な重みと深みを与えている。メロトロンと重なるその時のドラマチック度はジェネシス級。
ME-3368 MOTIS / L'homme-Loup CD \2500
 メロトロン・ヴォイス、メロトロン・ブラス、メロトロン・ストリングスが全開! フランスのASGARDやRIPAILLEタイプの暗黒中世トラディショナル・カラーを持つ、シンフォニック・プログレ・バンド07年新作4th。荘厳かつ幽幻なメロトロンに、ハモンド・オルガン、ムーグ等を加えさらにパワー・アップ。フルート、トランペット、ヴァイオリン、ブズーキ、タウラス・ベースをフィーチャーし、ドラマ性のあるダイナミックな曲展開で聴かせ、また、アコースティック・ギターの繊細な爪弾きと、フルートが優美に響く。その場面展開が絶妙。
ME-3513 MOTIS / Ripaille CD \2500
 メロトロンを大胆に導入した、フランスのASGARDやRIPAILLEタイプの中世トラディショナル・フレイヴァーを織り込んだシンフォニック・ロック・バンド。2011年新作5th。メロトロン・ストリングスや、メロトロン・ヴォイスも随所に導入し、ハモンドや、シンセをフィーチャーした重厚感のあるサウンドでダイナミックに聴かせる。プログレッシヴ・サウンドの中に、時折り織り込まれるアコギやブズーキなどによる繊細なアコースティック・パートも絶妙。マルチ・ミュージシャンでシンガーのMOTISことEMMANUEL TISSOTと、ドラマーによるデュオで、フランス語でファンタジックな歌詞を歌うコンセプト・アルバムで、ANGEを連想させる部分もあり。
ME-3482 M.O.T.U.S / Machine Of The Universal Space CD \2500
 英国のメルコリ・サーカスに在籍していたギタリストがフランスへ渡り、アリスに加入する前に結成していたカンタベリー・タイプのバンドの72年リリース作。そのギタリストが担当するヴォーカルなどキャラバンの影響を感じさせ、転調しながらオルガンがソロを取っていく7曲目はグレイとピンクといった風だ。他の曲ではオルガンもレスリーを通し歪みを効かせそれがアクセントになり、ギターはジャズ・ロック的なソロ・パートを持続させる。この年代のフランスらしいアシッド色もあり、そこに英国の紳士らしさが混ざった配合が独特。
ME-3496 NEMO / La Machine A Remonter Le Temps 2CD+DVD(PAL) \4200
 1000枚限定でリリースされた濃密な2010年盤。2枚組CDは新曲2曲を含むベストとなっているが、リミックス6曲、リレコーディング4曲、シングルヴァージョンも1曲収録した計18曲入り。つまり、5曲を除いてはアレンジや録音に手が加えられており、再録された1stや2ndの曲も現在の彼らのレベルにヴァージョン・アップされている。また、新曲のインパクトは半端じゃなく、隙間無く込み入ったテクニカルな楽曲を最上のドラマチックさで聴かせ、ヨーロッパ、フランスの芳香が強烈に放たれる。もう、新作アルバムと言ってもいい内容だ。DVDは2010年4月のコンサートをマルチカメラで捉え制作された、10曲約2時間弱の本格的なライヴ作品で、オフステージのボーナス入り。ヘヴィでソリッド、シンフォニックな幻影にミステリアスさが潜む、彼らのプログレッシヴなパワーとスキルをあますところなく堪能出来る。4面開きデジパック。
ME-3504 NEMO / Revolusion CD \2500
 アンジュらのフレンチ・シンフォの伝統にネオ・プログレをミックスさせ、作品を追う毎に最新のデザインでハイブリッド化して来た彼らの2011年作。ギターが押し出され、鋭く絡み付くシンセとフレーズを編み出し、ハードでスピード感のある作風で迫ってくる前半。妖しげな雰囲気と感情豊かなヴォーカルで聴かせる中盤。近年作と比べると幾分シンプルだが、後半の24分越えの大作など、かなり作り込まれており、密度の濃いテクニカルな演奏で圧倒。強固なミュージシャンシップで畳み掛ける力作だ。初回プレス限定デジパック仕様・自主盤。
ME-3057 PULSAR / Pollen CD \2500
 個人的にも非常に思入れのあった(過去形ですが、今も)グループ。興味ない人が聴くと、吹けば飛ぶようなサウンドだが、フレンチ叙情派シンフォの最も核となる良さが滲み出た音。極めて陰湿で暗い。75年リリースの1st。ラストの曲は中でも泣きの名曲。英デッカからもリリースされた。
ME-3058 PULSAR / The Strands Of The Future CD \2500
 76年リリースの2nd。今でもピュルサーという呼び方には馴染めない。やっぱり、パルサーのほうが好き。暗い凍えた幻想世界へ溺れてしまいそうな音像が押し寄せてくる。シンフォニックで、叙情的だが、絶望感が渦巻く。それを、ドラマチックと捉えれば、もう、この世界から抜け出せない。回りくどい旧A面の組曲よりも、メロトロンやフルートが優美に使用される旧B面を愛聴していた。キャメル・ファンなら一発で虜になる佳曲あり。
ME-3059 PULSAR / Halloween CD \2500
 彼らが77年にリリースした大傑作3rd。これは絶対に聴かないとダメ。バンドの創造性と、ANGE、ATOLLといったフレンチ・プログレ・シーンが頂点を迎えていた時代背景によって、半ば必然的に生み出された作品だったと思う。迷い込んでしまう底のない幻想感、メロトロンが醸し出す演出、現実なのか、夢なのか、もう感覚がすべて、彼らの深淵な音に呑み込まれていく。最も幻想的なフレンチ叙情派シンフォ。
ME-3107 PULSAR / Bienvenue Au Conseil D'administration! CD \2500
 演劇のOSTとして制作された81年リリースの4作目。シンセやヴォイスがリードするダークで陰湿な空間は、紛れもなく彼らのサウンド。LPリリース当時の散漫な印象も、こうしてCDでA/B面の区別なく聴いていると、なくなってしまう。ボーナスは86年にカセットのみで出たJ.ROMAN名義の映像的なコンテンポラリー作品。
ME-3484 PULSAR / Gorlitz CD \2500
 89年に突如再結成を果たしリリースされ、当時ファンを驚かせた5thアルバム。ベーシスト以外は全員オリジナル・メンバーによるもので、第2次世界大戦後、ポーランドと旧東ドイツに分断されたゲルリッツ市。その国境に掛かる橋を走り抜け悲しい歴史と忘却への旅が始まる。約20分の壮大なタイトル曲で幕を開け、ハケットを連想させるギターをフィーチャーしたシンフォニックかつダイナミックな曲想から、クラシカルなフレーズが高鳴り、シアトリカルなドラマ性を生む展開部に感動。淡く儚い情景美、退廃と悲哀が入り混じったコンセプチュアルなサウンドは非常に彼ららしく、フレンチ・シンフォの真髄を感じさせる。作風は違うが初期の名作群にも引けを取らない出来。
ME-3393 PULSAR / Memory Ashes CD \3500
 突然の復活新作! 自主盤でリリースされた初回限定デジパック仕様。07年通算6作目。89年のGORLITZと同様に、オリジナル・メンバーで制作されたアルバム。MEMORY ASHES PART1〜PART4までの組曲を中心に構成されたコンセプチュアルな作風がなんともパルサーらしいが、往年のファンの期待を裏切らない彼らならではの円熟したサウンドを聴かせている。儚い情景美を鮮やかに音像に映し出し、また、グレゴリアン・チャントをロックに融合させたMONKSでは、シンセに生のチェロやフルートを重ね、哀愁とあふれ来る叙情が静かに押し寄せる、当時のサウンドを今にアップデイトさせたような印象。美声女性ヴォーカルも随所に効いている。フレンチ・シンフォの真髄。
ME-3322 RIPAILLE / La Vieille Que L'On Brula CD \2500
 77年にバロン・ノアールからリリースされた彼らの唯一の作品で、中期グリフォンをフランス流にシアトリカルにしたような、非常に完成された孤高の内容を誇る。各種アコースティック楽器とシンセやリズム・セクションが綿密に絡み、とても技巧的なのに中世ロマネスク色が神秘的に漂い、作品に閉じ込められたファンタジーが奥深くイマジネイティヴで、聴くその日のコンディションによって、幾通りものイメージが浮き立つ。ボーナス3曲入り。
ME-3232 LA ROSSA / A Fury Of Glass CD \2500
 85年に自主制作でリリースされた、テクニカルでかつリリカルなサウンドを持つフレンチ・シンフォ。ヴォーカルは英語だが少々ピーター・ハミルのようなクセを持っている。全体にハイ・レベルな演奏で、シンフォとチェンバー系の中間をいくような個性派。ボーナス・トラックとして、当時の未発表スタジオ・テイクを4曲追加収録。
ME-3061 SAGA DE RAGNAR LODBROCK / Same CD \2500
 79年リリースの傑作。全編に深い中世の霧が立ち込め、アコースティック楽器やロック・アンサンブル、エレクトロニクスにより、PIERROT LUNAIREのGUDRUNとEMMANUEL BOOZが合体したかのような信じ難い出来を見せる。前半は中世トラッド、宗教性をひたすら叙情を帯び聴かせる。後半はまさにBOOZ張り。ボーナス7曲入り。
ME-3062 SANDROSE / Same CD \2500
 73年リリースの大傑作。JEAN PIERRE ALARCENの優美なギター・ワークと、プログレッシヴなハモンド、洪水の如きメロトロン、歌い上げる女性ヴォーカル(英語)らが、翳りと深淵な叙情性をまとい、ロックのダイナミズムとの融合から生まれた屈指の名盤。当時、英国盤も出たように、ブリティッシュ系プログレ・ファンも必聴作。
ME-3064 SHYLOCK / Gialorgues CD \2500
 2ndがジュネーヴ録音だったため、当時はスイスのバンドとも言われていた彼らの77年リリース1st。フリップ・ナイズされた攻撃的なギターと、プログレ然としたキーボード類をフィーチャーし、旧A面はヨーロッパ然としたシンフォ調で哀愁を帯び、旧B面は後期クリムゾンを想わせる硬派なサウンドで迫る。どちらもテクニカル。ボーナス5曲入り。81年のテイクはアコースティックだが良い。
ME-3065 SHYLOCK / Ile De Fievre CD \2500
 78年リリースの2nd。前作はトリオだったが、新たにメンバーが加わってサウンドに幅が出た。腕数の多いドラマーにまくし立てられるように、テクニカルなサウンドで進行していく。シンフォ調の曲もあるが、即興的な曲や、クリムゾンがフレンチ・ジャズ・ロックになったような曲も。6曲目は美狂乱のようでもある。ボーナス1曲入り。
ME-3384 SKRYVANIA / Same CD \2500
 78年に自主盤で300枚のみリリースされたバンドの唯一作。原盤は激レアでコレクター垂涎の1枚。CDも長らく廃盤だったアルバムが再発。ツイン・キーボードをフィーチャーし、整合感のとれた各メンバーによる演奏はアトール並みで、フレンチ・シンフォの頂上の7合目あたりまでは行っていると思うが、いかんせん当時の自主録音が難点となってしまい、時代的な音質の遜色がどうしてもマイナス・ポイントとして評価の一部となってしまうことが非常に残念だ。ボーナス・トラックとしてジェネシス、イエスのカヴァーなど5曲収録。
ME-3490 SOURDELINE / La Reine Blanche CD \2300
 アンダーグラウンド・フォーク・ファン必聴! 76年にリリースされたレア・フレンチ・フォークの1stアルバム。2010年リマスター&初CD化。このジャケットを見ただけでもグッとくるが、サウンドの方もそれに引けをとらない出来。ヴァイオリン、ダルシマーやクルムホルン、ギターなどによる、中世音楽風味を帯びたマイナー調の翳りある物悲しいサウンドと、美声女性ヴォーカルで品良く綴られる。全曲フランス語で歌われ、やはり同国のマリコルヌを連想させる部分も少しあるものの、MIDWINTER、STONE ANGELといった英国マイナー・フォークのバンドも思い起こさせる。マニアックなサウンド。
ME-3491 SOURDELINE / Jeanne D'Ayme CD \2300
 アンダーグラウンド・フォーク・ファン必聴作。77年にリリースされたレア・フレンチ・フォークの2ndアルバムにしてラスト作品。2010年リマスター&初CD化。中世音楽風のサウンドに、アシッド感覚を取り入れ、厳かな男女コーラスや、曲によりエレクトリック・ギターも導入したプログレッシヴ・フォークを聴かせる。メインはもちろんのこと、ウォームハートな男性ヴォーカルのバッキングで浮遊するように歌う、美声女性ヴォーカルも絶品。バンドはペンタングルや英国フォークから影響を受けたと語るが、やはり同国のマリコルヌ辺りをイメージさせる。尚、CD化にあたり、メンバーの意向でレコードのB面からのスタートとなっている。隠しトラック1曲追加。フランス語。
ME-3408J SPEED LIMIT / Same CD \3000
 「スピード・リミット / スピード・リミット」 見開き紙ジャケット仕様。初CD化。74年作1st。メンバーがやってきたジャズ・ロックをコンテンポラリー化し作曲された2ndに比べると本作は演奏の個人技をぶつけ合い聴かせるので、今となってはこちらのほうが色褪せず感じる。ヨシコ・セファーの鉄っぽいサックスを始め、各楽器の輪郭が太く、唯一ギターがファズ系で歪み独特のうねりを出し、プログレ的なロック色をキープ。自在に弾き込まれる透明感のあるピアノもポイント。リマスター盤。国内盤
ME-3409J SPEED LIMIT / 2 CD \3000
 「スピード・リミット / スピード・リミット2」 紙ジャケット仕様。初CD化。ヤニック・トップが参加した76年作2nd。ジャズ・ロックが苦手な人も聴いておいたほうがいい名盤だ。シュールなジャケットそのままの導入部分や、妖しいコーラス、ストリングス・セクションが加わった後半など演奏技術に加えスピリチュアルな要素を持っており、弦楽四重奏入りだったZAOのSHEKINAも思わせるが、本作はよりクラシカルだったり、サイケデリックだったりして幽玄さを纏っている。リマスター盤。国内盤
ME-3412 STEP AHEAD / Same CD \2500
 長らく廃盤だったフレンチ・シンフォ屈指の1枚。82年リリース。英語で歌われ、セバスチャン・ハーディー、イエス、キャメル、タイ・フーンといったあたりを思わせるテクニカルでかつ優美なサウンドを聴かせる。ゲストで加わるフルートやチェロも叙情性の深みを出し、当時のポンプとは無縁の70年代の雰囲気を持った高純度のプログレ・エッセンスで本作を作り上げた。キーボードは元カルプ・ディアンでバンドに合ったエレガントな音色を溶け込ましている。3曲のライヴ・テイク(82年)と2曲の未発表曲(82年)をボーナスとして追加収録。
ME-3337 SUBWAY / Same CD \2600
 コレクター垂涎の激レア・プログレッシヴ・フォーク。超ド級アルバムの初CD化。72年唯一作。メンバーはイギリス人とアメリカ人で構成されているが、原盤はフランスのみで200枚だけリリースされた超レア盤で、廃盤時代から注目されてきた1枚。ヴァイオリン、チェロによるストリングス・アンサンブルがドラマチックに鳴り響き、幽幻なメロトロンも導入される。ギターやハモンドなど、初期フォルムラ・トレを思わせるようなプログレ色があり、また、ジョン・レンボーンのようなアコースティックな中世色や、まどろむようなアシッド・フォーク感覚も持つ傑作。紙スリップ・ケース付き。
ME-3296 TAI PHONG / Same CD \2600
 75年リリースの1st。彼らの傑作その1。甘いヴォーカルとハイトーンのヴォーカルを対比させ、サウンドもソリッドでテクニカルな部分とシンフォニックで優美な幻想に浸れる部分を曲によって使い分け、フランス屈指の名作に仕立て上げた。永久の名曲と言われる2曲目のSISTER JANEの儚さはアルバム後半で拡張され、感動の嵐となる。泣き。
ME-3297 TAI PHONG / Windows CD \2600
 76年リリースの2nd。彼らの傑作その2。スリリングな前半と月光のように優美な後半の2部構成が印象的な1曲目、SISTER JANEの流れを汲む2曲目でこのアルバムの価値が決まるほどズバ抜けた名曲を聴かせる。JEAN JACQUES GOLDMANは後に国民的スターになり、ヴォーカリスト、ソングライターとして活躍。1st、2nd合わせて聴くべし。
ME-3070 TERPANDRE / Same CD \2500
 80年リリース。彼ら唯一のアルバムだが、ASIA MINOR、ARACHNOID、LA ROSSA、SYNOPSISらと並んで発掘当時に話題となっていた。本作の場合、売りはなんと言ってもメロトロンで、これはメロトロン・ファンならたまらない。全体としては、シンフォニックな曲とジャズ・ロック指向の曲に分かれる。2曲ボーナス・トラック入り。
ME-3364 VISITORS / Same CD \2500
 74年に仏デッカからリリースされた、ヘヴィ・シンフォの傑作。オペラチックなその作風からジガンティのテッラ・イン・ボッカを思い出させる。テープの逆回転から劇的にスタートし、コーラスも妖しく、ハモンド、ギター、シンセが唸り、ピアノ、ヴァイオリンがクラシカルに舞うオープニングの怒りの日(DIES IRAE)で、いきなり脳天をかち割られる。原盤は激レアで、まさに幻の1枚であったが、メンバーについてもロックウッド兄弟の参加以外、当時はほとんど不明の謎のグループであったことを思い出す。(CD化の際、それらが一気にブックレットで解明された)
ME-3246 WAPASSOU / Messe En Re Mineur CD \2500
 76年リリースの2nd。クラシカルに浮遊するヴァイオリン、ファズ・ギター、エコーいっぱいの女性スキャットらによって織り成されるロマネスク幻想。ドラム、ベース抜きのリズム・レスのバンド構成が、より彼らの詩的な美意識を際立たせている。ドイツのEMTIDIにも通じる夢想サウンド。全1曲、切れ目無しに演奏が続く。まさにフランス特有の感性だ。
ME-3465 WAPASSOU / Ludwig CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。79年リリースの4作目。フランスらしい夢想を織り成すマジカルなグループ、ワパスー。個性的なフレンチ・プログレの中でもひときわ異彩を放っており、ドラムレスだがチェンバーにはならず、ヴァイオリン、キーボード、ギターらがエフェクターを多用し独自の音色でスコア化された楽曲を演奏していく。可憐なゲスト女性ヴォーカルも効果的にフィーチャーし、初期のアシッド・浮遊感からより展開を明確にさせ、クラシカルなハモンドも導入した充実作。クリプト・レーベルと共に一旦消滅してしまうが、本CDのボーナスには同年代のドラム入りの未発曲が収録されており、非常に興味深い。
ME-3355 WEIDOREJE / Same CD \2500
 マグマ周辺バンドの最重要作。78年唯一作。パガノッティ、パトリック・.ゴーティエがマグマ脱退後にリリースしたセッション・アルバムで、フリーリィな管楽器を加え、MAGMAとHELDONからの流れを感じさせながらも、ジャズ・ロックの鋭角さとヘヴィなロック魂を持ち合わせたスリリングなサウンドを展開する。単なるハイブリッドで終わらない新種の攻撃型パワーに圧倒される。ボーナス・トラックとして78年10月のアルバム未収録曲のライヴ音源(RONDEAU / KOLINDA)を2曲追加収録。
ME-3139 WURTERMBERG / Rock Fantasia Opus 9 CD \2500
 独創的な楽器作りのマエストロが中心となり、80年にリリースされたフレンチ・プログレの孤高の1枚。ジャケットにもあるような、オリジナルの手作りのリラやハンマー・ダルシマーをフィーチャーし、フルート、アコ・ギ、ピアノ、シンセ、らによって厳格な美アンサンブルを奏でる。引き締まったリズム・セクションと、テクニカルなピアノが核となり、中世音楽、クラシック、ジャズなどがミックスされたハイ・ポテンシャルなサウンドを聴かせる。86年録音の2曲のボーナス入り。こちらは、クラシックの本格的なカヴァー。
ME-3426 WURTEMBERG / Rock Fantasia Opus 10 CD \2500
 85年に録音されていたがお蔵入りになっていた未発表2ndアルバムが、08年になってようやく初リリースとなった。80年に当時の唯一作ROCK FANTASIA OPUS 9をリリースしたが、その続編とも言えるハイ・クオリティーな内容。独創的な楽器作りのマエストロが中心となったバンドで、自作のリラ、プサルテリーといった手作り弦楽器を奏で、オリジナリティーあふれる音を響かせる。メンバー3人による弦楽アンサンブルと、キーボード、ギターに加え、ギタリストと、かつてアンジュにも参加したベーシストによる5人編成で、随所に中世音楽風味の美旋律を取り入れ、ジャズ・ロック、クラシカル・ロックなどをミックスした、テクニカルなフレンチ・プログレを聴かせる。86年に録音されたアリアなどをボーナス・トラックとして2曲追加収録。
ME-3081 ZAO / Z=7L CD \2500
 73年リリースの1st。アヴァンギャルドなイメージの強いフレンチ・ジャズ・ロックにおいて、見事なまでに整ったアレンジとメロディーで聴かせる彼ら。スピーディーなテクニックは言うに及ばないが、この作曲に長けた連中だったからこそ、ZAOがここまで評価されているのだと思う。女性スキャットやサックスが流れるように演奏されていく。入りやすい作品。
ME-3082 ZAO / Osiris CD \2500
 74年リリースの2nd。1曲目からスピーディーに畳み掛けるZAO特有の繊細なジャズ・ロック・アンサンブルが繰り出されていく。バンドの余裕のせいか、ソロ・プレイも前作より目立つ。ただ、やはりここでも、そのメロディーのセンスは良く、引き付ける魅力を十分に持っている。ボーナス・トラック1曲入り(1曲とはいえ12分に及ぶ大曲。73年のスタジオ録音)。
ME-3346 ZAO / Shekina CD \2500
 75年リリースの3rd。新たな試みの弦楽四重奏をユニットとしてバンドに加えた意欲作。この弦アンサンブルがもたらすシリアスなクラシカル美とバンド本体とのバランスが、緊張の糸を切らさずに最後まで続く。硬派のジャズ・ロック・ファンにはマグマの流れを汲む1stのZ=7Lや、ロックウッド入りの次作KAWANAのほうが人気があるようだが、個人的には2曲目あたりのエキゾチックさがエロティックにさえ感じる本作が好き。
ME-3347 ZAO / Kawana CD \2500
 一般に最高作と言われる76年リリースの4th。ヴァイオリニストのロックウッドを迎えた、超メンバーによるスリリングかつダイナミックな演奏は、まさに超絶の一言。そして美しい。プレイヤー&バンドの技量を見せつけられる。スライダーとカットボールを組み合わせたようなキレと難しさ。ハイ・テンションの連続で、聴き手も、よし聴いてやるぞ!と言う意気込みと集中力が欠かせない。73年のスタジオ・テイクからボーナス・トラック1曲入り。

〓[AUSTRIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-4031 BLANK MANUSKRIPT / Tales From An Island CD \2500
 発掘物シンフォニック・プログレ08年作。オーストリアのザルツブルグで、クラシックを学んだキーボーディストやギタリストらが07年に結成したバンドのコンセプト・アルバム。フルート奏者や女性ヴォーカリストも含む10人編成で録音され、キャメルやフロイドを思わせる泣きと、中世ヨーロッパのクラシカルな情緒がドラマチックに融合。同国のイーラ・クレイグを思わせるストーリー性を持った奥行きと展開が魅力だ。本作後はフィンランド雑誌企画の仏盤オムニバス4作(スウェーデン物ではダイスをカヴァーするなどマニアックさを誇示)にも参加しており、オリジナル・アルバムの存在が注目されていた。自主盤。
ME-4001 EELA CRAIG / Same CD \2800
 6ケタ・クラスの激レア・アイテム。自主制作で71年にリリースされた1作目。後のようなクラシカルなサウンドではなく、マイナー調にオルガンとフルートが響き、泣きのヴォーカルとギターでメロディーをつなぐ、といったジャーマン叙情派を思わせる音作り。ややヘヴィな部分もあり暗い。凝った音作りと演奏は流石。原盤は1度しか手にしたことがない。ボーナス4曲入り。
ME-4002 EELA CRAIG / One Niter + Hats Of Glass CD \2800
 5枚のアルバムをリリースする彼らの2nd(76)と3rd(78)のカップリング2in1。オーケストラの導入や、クラシカルなハープシコード、泣きのギター、プログレッシヴな構成を組み立てるシンセ、荘厳感のあるヴォイス・メロトロン、中部ヨーロッパの豊かな美しい叙情が流れ出す。哀愁感の強い、どこか逃避的なメロディーが散りばめられた2枚。リマスター盤。
ME-4003 EELA CRAIG / Missa Universalis CD \2800
 78年リリースの4作目。スケールと完成度という点では、ミサ組曲に取り組んだ本作をおすすめ。あまり、そのスタイルにこだわらず、大胆な解釈で演奏している。1曲目の泣きまくるギター・ソロが早くも山場だったりする。マニアックなプログレ・サウンドという点ではONE NITER(2nd)とHATS OF GLASS(3rd)も見逃せない。叙情派中の叙情派。リマスター盤。81年にVIRGIN OILANDをリリース(未CD化)。
ME-4019 GANDALF / To Another Horizon CD \2800
 83年リリースの3rdアルバム。彼のギター、シンセ類、オルガンの他、本作ではフルート、リズム陣を新たに迎え、シンフォニック・ロック然としたサウンドとなり、TALE FROM A LONG FORGOTTEN KINGDOMと並び、初期の代表作と言える。自然破壊などをテーマにしたトータル・アルバムで、ファンタジー作品ながら、そのテーマから他作とは違い、ただ美しさや理想を追求するだけでなく、ややシリアスな面を持つ。
ME-4016 GANDALF / The Fountain Of Secrets CD \3500
 WEAに再び移籍し、リリースされた2002年作。ギリシャ人の美声女性ヴォーカリストを加え、シリアスかつダイナミックなガンダルフ・ワールドを展開。ギリシャ語で歌われているため、彼女がソロを取る曲ではアンティパス・アレンジのアルヴァニタキのようにも聴こえる。そこで、謎解き。実はスタマティス・スパノダキスを高く評価しているそうで、本作におけるブズーキの使用や、分厚いパーカッション、波打つオーケストレションなど、ギリシャのコンテンポラリー音楽から影響を受けているようだ。また、いつになくエネルギッシュなギター・プレイも特筆。どこまでもクリアーで感動的なシンフォ美・美・美!
ME-4026 GANDALF & FRIENDS / Live In Vienna CD+DVD(PAL) \3200
 ガンダルフ初のDVDが遂にリリース! スティーヴ・ハケット他、多数のゲスト・ミュージシャンを迎えて01年に行われた20周年記念ライヴ。アコギ&エレクトリック・ギター、シタール、キーボードとマルチに弾くガンダルフを中心にしたバンド編成でのライヴで、メンバーには、フルート、ヴァイオリン、ベース、ドラムスや、かつてアルバムでも共演したランヴァルも参加。ファンタジックでシンフォニックなガンダルフ・ワードに包まれる。ちなみに、ハケットはアコギではなくエレクトリック・ギターで参加し、彼ならではのロング・トーンが効いた優美な音色を溶け込ませ、FACE IN THE MIRRORでプレイしている。また、ボーナス映像も多彩で、2000年のライヴ映像2曲や、インタビュー、ディスコグラフィー、そして美形&美声女性ヴォーカリストのJULIA MARTINS(彼女はライヴ本編でも華を添えている)を、ヒロインに仕立てたプロモ・クリップJUST GO ON BELIEVINGを収録。
ME-4030 GANDALF / Erdenklang & Sternentanz CD \1980
 30周年記念盤としてリリースされた2011年新作は、2年の歳月をかけて作り上げられた渾身の1枚。「SYMPHONIC LANDSCAPES」以来となる、本格的なオーケストラとの共演作で、彼がソロで表情豊かに奏でるアコースティック&エレクトリック・ギター、サズ、シタール、ピアノ、オルガン、キーボード、パーカッションと、幽玄に響くサンスクリット語による合唱も取り入れた、美旋律が広がる優美なシンフォニック作品。自身が30年以上に渡り書いてきたダイアリーを元に書き上げた壮大なストーリーに沿ったコンセプト・アルバム。タイトルのEARTHSONG AND STARDANCEからもわかるように、スケール感のある力作。4面開きデジパック仕様。
ME-4025 MILESTONES / Emigration CD \2500
 ラスト・ストック。ドイツ、オランダなど多国籍のメンバーによるオーストリアのグループ。73年リリースの2nd。ドイツ語により男女ヴォーカルで歌われ、フォーク・ロック・タッチの前半、そして、本作を名盤と言わしめる後半の大作。ストリングス・オーケストラをフィーチャーし、フルート、ピアノ、オーボエ、チェンバロがリリカルに流れ、いかにも中部ヨーロッパ的なハモンドの響きなど、この叙情的な光景はWINDのMORNINGを引き合いに出せる。1stアルバムから選曲された75年リリースのベスト盤がそのまま全12曲ボーナス入り。
ME-4014 VITA NOVA / Same CD \2800
 71年にオーストリアでリリースされた激レア物。原盤はオークションで1000$以上。ドイツ、ハンガリー、セルビア、スイス人の多国籍バンド。プログレッシヴなハモンドに、ピアノ、ヘヴィなギター、太いリズム、それらを取り巻くダークな雰囲気は、もうレア・プログレとしての貫禄十分! おまけにパイプ・オルガンまで入る。ごった煮のわりには、けっこう聴けます。詞はラテン語。ボーナス2曲入り。

〓[SWITZERLAND]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ME-5070 BRAINTICKET / Psychonaut CD \1980
 英国リマスター2010年盤。72年リリースの2nd。スイスで結成されたものの、本作ではベルギー出身の中心人物、JOEL VANDROOGENBROECK(キーボード&フルート&シタール)がメンバーを一新。活動の拠点をイタリアに移し(彼は同年リリースのRICCARDO COCCIANTEのMUに参加)ミラノで録音。ジャケットから難解なイメージを受けるが、女性ヴォーカルをフィーチャーしたサイケ・フォークとしても聴け、パーカッションもピアノもエコーで浮遊するかと思えば、ギターが唸りヘヴィ・ロックへも突入。ハモンドがいい味を出し、イタリアのCIRCUS 2000あたりにも近い。スタジオ・プロジェクト的な次作とは違って、こちらはバンド作。
ME-5071 BRAINTICKET / Celestial Ocean CD \1980
 英国リマスター2010年盤。前作からギタリストやベーシストが抜け、変則トリオ編成にてローマで73年に録音された3rd。RCAイタリアーナからリリースされた(独盤と英盤もあり)為、イタリアン・プログレのカテゴリーにも加わっている作品で、「エジプトの死者の書」にインスピレーションを受けて制作された。オルガンに、シンセなどエレクトロニクスと、パーカッション、ヴォイス、フルート、アコギ、シタール等サイケデリックな音像がエコーを交え乱れ飛ぶが、よくあるジャーマン式ではなく、計算されたコラージュや美意識などバッティアートの最初の2枚を思い出させ、数年イタリアで活動していたその匂いが染み込んでいる。
ME-5001 CIRCUS / Movin' On CD \2500
 77年リリースの傑作2nd。ユーロ・プログレ史に残るスイスが生んだ大傑作である。クリムゾン影響下の、攻撃的なサウンドは圧巻の一言で、フリッツのドラミングはアルティでのフリオ・キリコに匹敵するものだが、フルートやアコ・ギ、ピアノ、ヴォーカルらの絶妙なバランスとコンビネーションから生み出されるメロディーの美しさも絶品。必聴盤。
ME-5006 ELYSIUM / Fogdays CD \2500
 6人編成の叙情派シンフォ。多くのスイスの名作が生れた80年代初期に、本作もまた自主制作で単発リリースされた。美しいシンセやリリカルなピアノ、シンフォ色を彩るフルート、メロディアスなヴォーカル、ギター、らが奏でるのはジェネシスやキャメル影響下の絵に描いたようなシンフォニック・ロック。思わず原盤(LP)が欲しくなる!
ME-5075 NUCLEUS TORN / Golden Age CD \2500
 詩情と闇が広がる2011年作4th。メロウな女性ヴォーカルをフィーチャーし、オーボエ、フルート、ヴァイオリン、チェロをクラシカルに絡め、ピアノや12弦のアコースティック色で幽幻に聴かせる前半を経て、ヘヴィなギターが唸りハモンドやメロトロンも導入した後半へ展開していく。アンソニー・フィリップスやアイランズ期のクリムゾンを思わせる詩情、愁いのあるロマンチックさ、霧が立ち込める森を彷徨うかのイメージらは深化し、中世のミステリアスさも秘めたチェンバー・シンフォニック・ロックとでも呼べるサウンドを確立。3面開き変型紙ジャケット限定盤。
ME-5016 SISYPHOS / Moments CD \2980
 97年に突如、自主リリースされた驚愕作品。CIRCUSやISLANDも脅かす超強力な4人組。変拍子ビシバシ系のドラムス、そして、ハモンド、メロトロン、ピアノ、シンセで核を作るキーボード、唸るフレットレス・ベースと少々ウェットン似のヴォーカル、バランスの取れたアグレッシヴなギター、スイスならではの知的なインパクトと楽曲の独想性で全プログレ・ファンをまちがいなく圧倒!
ME-5048 SISYPHOS / Paraphernalia CD \2800
 4年掛けて録音され、7年振りにリリースされた04年作。メロトロンやハモンドはもちろん、本作ではヴィオラやチェロも加えられその完成度は恐ろしいまでに高められている。今やスポックスでもお馴染みとなったマルチ・コーラスも中世風に決め、リコーダーやクラヴィでの軽やかな切り返し、ジョブソン風のヴィオラ・ソロなどその筋のファンにはたまらないはず。もちろん、オリジナル性も高く、ヴォーカル・メロや展開が重厚でヨーロッパの影に満ち、静の曲ではハミルのような悲愴感にあふれる。古城のようなドラマチックさ。荘厳さ。厳格さ。ロマネスク・ヘヴィ・シンフォと呼びたい。
ME-5068 SISYPHOS / Retromania CD \2800
 5年振りとなる09年作。タイトルが予感させるヴィンテージ・スタイルの強力な最高レヴェルのプログレが展開されており、ハモンドの哀愁とメロトロンの緊迫感がギターの斬り込みと共に常にテンションをもたらし、ジェントルなヴォーカル、ダークなコーラス、妥協を許さないリズム・セクションらがクラシカルでかつオリジナリティーのあるサウンドを作り上げている。変拍子のスリリングさと溶け合うメロディックさ、そして追い討ちを掛けるドラマチックな重厚さは圧巻。絶えないヨーロッパのロマンと光景。すべてのプログレ・ファンへ。衝撃的だった97年作、ロマネスク・ヘヴィ・シンフォと化した前作の04年作、そして今回の凄さ。恐るべしグループ!
ME-5063 WALTI HUBER / A Sense Of Touch CD \2700
 84年に自主リリースされたスイスの男女ヴォーカルによるプログレッシヴ・フォーク・ロック作。レア度の高いコレクターズ・アイテムとしても隠れた名作だった。ウイリアム・ブレイクの詩に曲を付けたもので、神秘主義を伴いファンタジックでかつメロディーが瑞々しいサウンド。さすがスイスならでは、といった感じでクオリティーが高く、音に弛みがなく澄んでいる。微妙な翳りがあり、女性ヴォーカルが重なると初期フェアポートに見える。けっこう良いです。後身バンドのJETSAMから3曲ボーナス入り。スリップ・ケース付き。


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