update 2010/08/14

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US-1247 ADVENT / Cantus Firmus CD \2500
 97年にデビューCDをリリースし、その後はジェントル・ジャイアント・トリビュートなどで名前を見かけた彼らが、シンフォ・スタイルを伴い戻って来た。06年新作2nd。ジェントル・ジャイアント、グリフォン、イエスらをミックスしたようなテクニカルさと、アコースティック・パートではアンソニー・フィリップスに通じる深く美しい叙情性を持つ。細やかで複雑に込み入った組曲風の展開が繰り広げられ、リヴァーブ感も手伝い中世へ御伽旅。リコーダーも活躍する18分の大曲は稀に見る傑出曲。グリフォンの女王失格からバスーンを抜いて、ジャイアント・コーラスを加えた様。ケンソーのベーシストが1曲ゲスト参加。92年録音の未発テイク2曲ボーナス入り。自主リリース。
US-1394 ARABESQUE / Tales Of Power CD \2500
 74年から79年に録音されていたジェネシス影響下の未発シンフォ物で、スタジオ・デモ風ながらも隅から隅までプログレで固められており、構築的なアンサンブルをテクニカルに持続させ、いかにもそれ風のコード進行や変拍子も多用し、どの曲も長く聴き応えがあり、02年に本CDがリリースされた時にはアメリカのアンダーグラウンド・シーンの知られざるバンドの存在に驚かされた。
US-1323 ATLANTIS PHILHARMONIC / Same CD \2500
 08年リマスター&デジパック盤。74年リリースのアメリカン・ヘヴィ・シンフォの必聴名作。ハモンド、シンセ、ピアノ、ハープシコードらに桃源郷の如くメロトロンが響く。ハードなギターとリズム・セクションのバランスもよく、完全なバンドの音ながら実はプログレを愛したデュオによる多重された作品で、その辺りが功を奏しているのだろう。どっしりとした風格があり、イタリアあたりに近い質感も持ち、ヴォーカルもけっしてキャッチーになることなくメロディアスさを保ち、確かな手応えで聴かせる。ずばりの正統派。
US-1377 ATTILA / Same CD \2500
 あのビリー・ジョエルがハモンドを凶暴に弾き倒すキーボード&ドラムスのデュオによる70年リリースのハード物。レスリーとワウを通したオルガン・サウンドが全編で炸裂し、ビリー・ジョエルが絶唱するといったその後のスタイルッシュな彼のイメージからは想像も出来ない内容だ。エクスペリエンス的なノリだが、プログレ的な畳み掛けも見せラストはナイス風のクラシカルな展開へ持ち込んでいる。当時エピックからリリースされ、国内盤も「フン族の大王アッティラ」というタイトルで出ていたのは有名な話。デジパック。
US-1003 BABYLON / Same CD \2500
 78年に自主制作でリリースされ、当時のLPは自主のため音質面で不満が残ったが、リマスター及びリミックスによりその素晴らしい内容が完璧に甦っている。叙情的でかつテクニカルなサウンドはジェネシス・ファン&シンフォ・ファン必聴。
US-1405 BILLY SHERWOOD / Oneirology CD \3200
 現在CIRCA:のベーシストで、かつてイエスにも在籍した彼のソロ新作。2010年4thアルバム。オフィシャル・サイトのみで販売中の自主盤。まさにイエスのDNAを分け与えられたようなシンフォニック・プログレ作。ダイナミックなパートから一転して流れ出す繊細で美しいアレンジ、そして、ファンタジックなシンフォニック性も加えた奥行きのある演奏を聴かせる。エッジの立ったベース、ギター、キーボード、ドラムスなど全ての楽器と、ハートフルなヴォーカル、そして、イエス然とした清涼感のあるコーラスワークまで、マルチな才能を余すことなく発揮した、まるでバンドでの演奏であるかのような構築性とクオリティーで聴かせるポテンシャルの高いアルバム。イエス・ファン、CIRCA:ファン必聴作。
US-1325 BIRDS AND BUILDINGS / Bantam To Behemoth CD \2500
 濃いテクニカル・シンフォを聴かせるCEREBUS EFFECT、DELUGE GRANDERのキーボーディストによる新たな別働隊バンドの08年作で、フルート、クラリネット、サックスもフィーチャーした、高密度のヘヴィ・シンフォ&ジャズ・ロックを繰り広げている。高速化させたクリムゾンといった感じの威圧感とスリリングさは終始圧巻で、爆発的テンションはイタリアのDEUS EX MACHINAに匹敵。とにかく一度始まると手が付けれない。だがそれだけでなく、ヴォーカルの風味と翳り、そして、バンドの2面性を見せるアコギやピアノ、メロトロンなどアコースティックな叙情性もミスティで美しく、十分に配され絵画の如くドラマチック。女性ヴォーカルも少し入る。超力作!
US-1383 BONDAR AND WISE / A Live Legacy CD \2500
 反響が良かったのかレーベルがプレスCDで本格的に再発。キーボーディストとドラマーによるデュオが70年代初期にライヴ録音したアーカイヴ物で、エマーソン&パーマーといった感じの豪快かつテクニカルな演奏が約45分収められている。嵐のようなパワフルなドラミングに支えられてハモンドとアープが弾き倒され、E.L.&P.タイプのバンドはアメリカにも数多いがここまで本家に迫った音は少ないのではと記憶を辿ってしまう。唯一オール・インストなのが違いか。とにかくけたたましく畳み掛けている。収録は先に出回ったCDRと同じです。
US-1400 CANNATA / Watching The World CD \2500
 長らく廃盤だった93年作2ndがリーダーのJEFF CANNATAの手によりCDRで限定再リリース。全編でメロディーが光る、売れ線バリバリのサウンドでキャッチーさと重厚さが程よくミックスされ、エイジアを思わせるヨーロピアン調の哀愁を漂わせる。ツボを心得たギターとプログレ掛かったキーボードのバランス、アコギやコーラスの妙など完全にオンエアを狙ったものだが、クオリティーは高く、当時もっと話題になってもおかしくなかったはず。華麗なシンフォニック性もあり、磨かれた叙情性の詰め込み方など、とてもプロフェッショナル!
US-1251 CANNATA / Mysterium Magnum CD \2500
 60年代末期から70年代中期までプログレッシヴ・ロック・バンド、JASPER WRATHを率い、83年にはARC ANGELのグループ名でヒットを飛ばし、その後、CANNATAに改名。数枚のアルバムを出した、JEFF CANNATAのグループの06年新作。典型的なヴィンテージ型のアメリカン・ハード・プログレッシヴで、ぶ厚いコーラスとキャッチーなメロディーには心を乱される哀愁があり、わかりやすくて、でも隙のないドラマチックなサウンド。テクニックはもちろん、巧みな曲構成でアルバムまるごと聴かせてしまう上手さには、カンサス、フォリナーといったあたりが浮んでくる程の本格派。完全にプロを経験したプロの音で、自主リリースながらプロダクションも見事。メジャー系のバンドが好きな人のど真ん中でしょう。必聴です。凝った3面開きデジパック。
US-1384 CANNATA / My Back Pages CD \2500
 JASPER WRATH、ZOLDAR&CLARK、ARC ANGELとバンド名を変え作品をリリースしてきたJEFF CANNATA率いる現バンドの09年作。60年代〜70年代の名曲をカヴァーしたマイ・フェヴァリット・トリビュートとも言える作品でメロトロンもフィーチャーし、クリムゾンのIN THE COURT OF THE CRIMSON KING、デヴィット・ボウイのSPACE ODDITY、ジェスロ・タルのMOTHER GOOSE、MY SUNDAY FEELING、ドノヴァンのHURDY GURDY MAN、ビートルズのNORWEGIAN WOODなどを雰囲気バツグンに聴かせる。JASPER WRATH時代から盟友、ROBERT GIANOTTIも再び加わっており、アンダーソンやマクドナルドに成りきったフルートを吹いている。英国のバンドが多い中、JEFFERSON AIRPLANE、THE BYRDSといったアメリカのバンドの曲も含まれている。CANNATAの曲をボーナス収録。3面開きデジパック。自主レーベルより。 USA
US-1005 CATHEDRAL / Stained Glass Stories CD \2500
 78年リリースのアメリカン・シンフォの最高峰として知られる彼らの唯一の作品。ジェネシス、イエスの影響下にありながらもオリジナリティーを持つサウンドは見事。メロトロンもフィーチャー。まったくの日本人好みのシンフォ・プログレの傑作。
US-1296 CATHEDRAL / The Bridge CD \2500
 あのSTAINED GLASS STORIESのカテドラルが復活し、29年振りとなる07年新作をリリースした。ギタリスト以外はオリジナル・メンバーで、メロトロンを全編で多用するなどヴィンテージ風味を残し、よりテクニカルなサウンドを展開する驚きの激作となった。かつてのジェネシス色、クリムゾン色に、ジェントル・ジャイアント色など複合化があり、でも、ネオ・プログレにはまったく侵食されておらず、円熟したプログレッシヴ・ワールドを展開。アルバム全体で聴かせる緻密さとミステリアスな深さは、まさにSTAINED GLASS STORIESのカテドラルと言え、新しいギタリストのナイロン・ギターの上手さが新風を吹き込んでいる。デジパック自主盤。
US-1239 CELESTIAL O'EUVRE / Second Chance CD \2500
 注目! イエスの影響を強く感じさせる彼らの05年デビュー作。アメリカらしいテクニカルで重厚なサウンドはスリリングさとドライヴ感を持ち、メロディアスなヴォーカル・ラインとコーラスを生かした組み立てで、ヴィンテージ色いっぱいに迫る。くすんだ質感が泣きと幻想叙情を堂々とたたえ、プログレ然としたハモンド、シンセ、ピアノにハウとホールズワースをミックスしたようなギターが絡む。クラシカルな雰囲気も特徴で、とても日本人にしっくりとくる。あのタイフォンが思い出される。3曲目、5曲目あたりはもしオンエアされると問い合わせ殺到か。自主リリース。
US-1381 CIRRUS BAY / A Step Into Elsewhere CD \2500
 美的シンフォとなった09年作2nd。マルチ・ミュージシャンを中心に、ドラマーと2人の女性ヴォーカリストという編成は前作と同じながらよりバンド然とした音作りで、ジェネシス・ミーツ・ルネッサンスといった雰囲気の絵に描いたような叙情派になっている。自主制作によるプロダクションの弱さはあるものの、キャメルを思わせる甘さ、アンソニー・フィリップスあたりのリリカルな透明感、アコギの繊細さなどポイントはいくつも感じる。彼女らの美声とハケットの3rdあたりに通じるファンタジックさにはシンパシーが勝手に反応し聴き込んでしまう。
US-1149 CRYPTIC VISION / Moments Of Clarity CD \2500
 初期エイジアとカンサスが合体したような必聴シンフォ・バンド。メロトロンも含むキーボードで積み上げられた音の壁の壮大さ、DAVID RAGSDALE(カンサス!)の華麗に舞うヴァイオリン、メロディックに歌う流暢なギター、ドラマチックな曲調をさらにドラマチックに演出する強力なリズム・セクション、重厚なコーラスとキャッチーなヴォーカル・メロ、優美でかつパノラマチックに展開していく、この果てないシンフォニック性。自主制作ながら、完全にメジャーの音。そして、緻密なアレンジと完成度。欠点見当たらず。03年作。
US-1413 DAVE KULJU / Notes In The Margin CD \2200
 テクニカルなシンフォニック・ロック・アルバム2枚を残したELECTRUMの中心的存在で、作曲やギター&キーボードを担当していた彼の2作目となる2010年作。タイトに締まりながらもエレクトリック・ヴァイオリンやメロトロン系をカラフルに取り入れるなど、アメリカらしい美空間が力強い最初の2曲でぐいぐい引っ張られていくが、ケルティック・フレーヴァーのある女性ヴォーカルをフィーチャーした30分近い組曲は傑出しており、ピアノやアコギを織り交ぜ、クラシカルな優麗さと幻影のある曲調が交差し、この素っ気無いジャケットからは想像も出来ない、ファンタジックな扉を幾つも開けて待っている上出来の1枚! 見開き紙ジャケット自主盤。
US-1371 DELUGE GRANDER / The Form Of The Good CD \2500
 変拍子が止まらない激作。09年2nd。メロトロン系に、チェロ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、トランペット、オーボエらの管楽器を加え、ジャズ・ロックの要素を交えた技巧派シンフォを展開。カンタベリーっぽくもあり、クリムゾンっぽくもあり、シリアスっぽくもあり、クラシカルでもあり、ヘヴィでもあり、ファンタジックでもあり、といった曲調が変化していく。前作もそうだったが、よりアングラガルド的な屈折に満ちている。言われなければ北欧のバンドだと思ってしまう美意識だ。後半の幻想的なうねりが圧巻!
US-1011 DISCIPLINE / Push&Profit CD \2500
 アメリカン・ロックにジェントル・ジャイアントのような巧みなアレンジと、10CCのような親しみやすさを持ち込んだ、独自のオリジナリティーで引き付けるグループ。知能派プログレと言える。ステージではシアトリカルな演出で聴かせる。93年作の1st。
US-1012 DISCIPLINE / Unfolded Like Staircase CD \2500
 5曲中、4曲は10分を超え、内1曲は20分を超えるという力作で、曲も良い。ヴォーカル・パートとインスト・パートのバランスも非常に良く、陰うつに流れるメロトロンが最高!でアメリカのバンドらしからぬ70s風ヨーロピアン調のシンフォニック・ヴィジョンを描く。97年の2nd。
US-1408 DISTINGUISHED PANEL OF EXPERTS / Trans-Indulgent CD \2500
 カナダのNATHAN MAHLのキーボーディストGUY LEBLANC、アメリカのFRENCH TVのベース&ドラムス、そしてギタリストによる4人編成のプロジェクト・バンド。09年デビュー作。GUYのカンタベリー・タッチのオルガン・プレイ、インプロヴィゼーション的に鳴り響くピアノ、シンセ、そしてSHAWN PERSINGERの速弾きギター・プレイもダイナミック。メンバーの個性がぶつかり合うような各楽器のソロ・パートも織り交ぜながら展開する、NATHAN MAHLタイプのテクニカルなインスト・ジャズ・ロック。キーボード弾き倒し系ファンにおすすめ。デジパック仕様。メキシコ盤。
US-1217 ECHOLYN / The End Is Beautiful CD \2500
 ラウドな鳴りのドラムスで幕を開ける05年新作。この音が本作を象徴しており、アンビエント&ループも流行に沿って取り入れられ、ダークな厳つさが潜む超強力作となっている。ドライヴするサウンドに透ける美、迫る音圧から抜け出るメロウなヴォーカルとハーモニー、巧みなソロ・ワークなど、かつてのメジャー作、AS THE WORLDを思わせるアルバムとしての充実度。また、スタジオでのダブを最小限にしか感じさせないバンドのグルーブ感、熟練から生まれる重さと言うか、存在感にも圧倒される。デジパック。
US-1344 EDENSONG / The Fruit Fallen CD \2500
 注目のハイスキルな新人シンフォニック・ロック・バンド。08年デビュー作。英国クラシック・プログレの強い影響下にありながら独自のサウンド・スタイルを確立しており、ヴァイオリン、チェロ、フルートなどの管弦楽や、チャーチ・オルガンまで加えた凝りようで、アコギのアンサンブルなど驚くほどの繊細さを持ち、透明感のある叙情性、ジェネシスやタルに通じる中世風味、ハードな構築性を切り立たせたドラマチックな対比、オルガン、ピアノのクラシカルさらが次から次へと現れ、その色彩に吸い込まれそうなラファエル前派のロマンが灯る。言われなければ、完ペキにヨーロッパの音だ。とにかく芸が細かい。変形デジパック自主盤。
US-1401 EPHEMERAL SUN / Harvest Aorta CD \2500
 音楽性をよりプログレッシヴなものとし、5年振りにリリースされた09年作2nd。クリムゾン、ジェネシスといった音像をちらつかせながら、テクニカルでかつダークなヘヴィさも持ち、翳りと哀愁のあるインスト・シンフォを構築。メロトロンの幻惑性、少しハケットを思わせるハートフルなギター、ピアノが叙情的にしたたる落ち着いたアコースティック・パートなど前半だけでも十分に聴かせるが、40分越えのラストなど非常にインテリジェンスな振る舞いがあって、アメリカらしい気密性と解き放たれたドラマチックさが組み合わさり、キーボード弾き倒しのジャズ・ロックへも行き、さらに手応えが増す。IZZに近いセンスが光る注目作。見開き紙ジャケット自主盤。
US-1365J ETHOS / Arder CD \2600
 75年リリースの1st。イエス、クリムゾンの影響を感じさせる名作で、ファンタジックかつ攻撃的に使用されるメロトロンが印象的に残り、テクニカルさと放牧さが織り成す楽曲をグレートアップさせている。後に発掘されるプログレ度を極めたマニアックなバンド群と比べれれば分かりやすいポピュラリティーがあり、全体にとてもメロディックで、メジャー指向のプロデュースもあったのだろうけれど実に幸運に恵まれたバンドだったと思う。若く繊細な感情が美しい。最新デジタル・リマスタリング。完全生産限定盤・紙ジャケット仕様。国内盤
US-1366J ETHOS / Open Up CD \2600
 初CD化。77年リリースの2nd。シェイプアップしたものの、メロトロンなどシンフォニック度はさほど変らず、よりテクニカルでマニアックなスタイルへ持っていっている。QUILL、PENTWATER、CATHEDRAL、BABYLONらがこの年代に完成させていたアメリカ独自のプログレッシヴ・ロックだ。前作にあったヨーロッパ憧憬が薄れた分だけ人気が無いようだが、演奏、オリジナリティーで取るなら本作だろう。これをよく当時のメジャーが出したな、と思うほど一直線。ダークで硬派だ。最新デジタル・リマスタリング。完全生産限定盤・紙ジャケット仕様。国内盤
US-1414 FROGG CAFE / Bateless Edge CD \2200
 初期のギタリストが返り咲きリリースされた2010年作。6人のメンバーがジェントル・ジャイアント張りのマルチ・プレイヤーで、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、トロンボーン、フリューゲルホルンらの管弦がチェンバー色をもたらし、戻って来たギタリストの趣味が出た屈折し奇怪な変拍子で圧倒する曲もあれば、一方でクラシカルなアンサンブルとヒューマンなヴォーカルで聴かせるナンバーも収録。カンタベリー色を持った10分越えの7曲目など傑出しており、曲調のノスタルジックさも手伝って70年代の名作群を彷彿させている。
US-1106 GLASS HAMMER / Lex Rex CD \2500
 02年作。メロトロン、ハモンド、パイプ・オルガンといったキーボード群を目まぐるしく使用し、かつ新鮮味と、メロディアスなヴォーカルを引き立たせたシンフォニック・プログレッシヴ・ワールド。まさに、絵に描いたようなと言える内容。イエスのように完成されたクリスタル美あふれる空想の世界へ誘ってくれる。テクニックやクオリティーを求めるシンフォ・ファンも本作には大満足のハズ。キーボードで埋め尽くされたシンフォの力作。心を解き放てる安らぎ平地もあって、じっくりとのめり込める。
US-1146 GLASS HAMMER / Shadowlands CD \2500
 04年作。黄金に輝くパイプ・オルガンが城壁を作り、ゴチゴチにイコライズされたベースが門を固め、ギターがツバメのように上空をひるがえるといった、ウェイクマンが出戻った後のイエスを想定した音作り。コーラスもしかり。華やかな楽曲を適度に古色が覆っていて心地よい。どこか大陸へ移民してきた貴族風。そんな夢見の舞踏会に招かれるラストの20分の大作に彼らの底力が。やはり、メロトロンは魔力を持つ。また、イエスがやったアメリカを意識してのカヴァー曲も。
US-1210 GLASS HAMMER / The Inconsolable Secret 2CD \3000
 2枚組、エンハンスド仕様でリリースされた05年作。今回の特徴はなんと言ってもその大作に相応しい、生のストリングス・オーケストラや合唱団をフィーチャーした大掛かりなクラシカルさで、パイプ・オルガン、ムーグ、ハモンド、メロトロン、ギター、清涼なコーラスらが構築された従来のイエス型シンフォにリアルさをドラマチックに与えている。女性ヴォーカルをフィーチャーし、特にDISC IIで見せるファンタジックな奥行き、叙情性、夢見は絶品!! 宮崎アニメを思わせるほど。美しい音マジック。スタジオ風景などのヴィデオ・クリップ入り。デジパック3面開き。アートワークはロジャー・ディーン。
US-1410 GLASS HAMMER / Culture Of Ascent CD \2500
 イエスのこわれもの収録の「南の空」のカヴァーで幕を開ける07年作。ジョン・アンダーソンが2曲で参加。以前の彼らのサウンドに、このデータを加えて音を想像し入っていくとやや様子が違い、メロトロンとヴァイオリン&ヴィオラ&チェロが全編で効いた、弦オケ+シンフォニック・バンドと言ったダークな優美さとファンタジーに呑み込まれていく。2枚組だった前作のディスク2での夢見を拡張したような、とも言えるが、本作の奥深いスペクタクルはハリウッド級で、ハートのあるドラマが押し寄せてくる。女性ヴォーカルのパートも多く、バンド史上、最も叙情的でシンフォニック&クラシカルな内容。3曲目はまるで「究極」の未発曲のよう。感動的なラストもたまりません。
US-1327 GLASS HAMMER / The Compilations CD \2500
 ダウンロード販売のみだった96年〜04年のスペシャル音源を集めた07年コンピ盤。彼らのアルバム以外の目的で録音されたテイクを中心にトータル70分以上の収録。96年のキャメル・トリビュート収録の泣きの名曲AIR BORNのカヴァーを始め、雄大なストリングス・オケを重ねたドラマチックなテイク、04年のTHE ODYSSEY PROJECT収録のクラシカルな大曲、ジェントル・ジャイアント張りの見事なコーラスを聴かせる曲等に、97年のPROGDAYでのライヴ、女性ヴォーカルが印象的な06年のライヴをボーナスとして加えた全8曲。ファン必聴曲がそろっている。シングル紙ジャケット。
US-1389 GLASS HAMMER / Three Cheers For The Broken-Hearted CD \2500
 09年作。女性ヴォーカルをフロントにしマジェンタ・タイプへイメチェン。と、言ってもサウンドの核を作ってきた中心メンバーは残っているので、かつての彼らの過去の作品にあったイエス風ブリッジなどヴィンテージ色はコンパクトな中に堅持されているので、うまく新境地へ抜け出ていると思う。キャッチーとも言えるメロディックさの中を駆け抜けるオルガンや、女性ヴォーカルに合わせたような愁いのメロトロン系など流石アレンジは決まっている。7曲目、10曲目あたりのモダンさが実にカッコよく、ピアノで導かれるピュアなバラードのラストとの落差が見事。いい意味でマンネリがかったものを払拭した。
US-1395 HANDS / Same CD \2500
 70年代後半に録音されていた未発音源で、ジェントル・ジャイアントを彷彿させるテクニカルなサウンドに驚きを隠せないが、フルート、オーボエ、ヴァイオリンらの管弦をフィーチャーし、アメリカのバンドとは思えないクラシカルな叙情美を詩情豊かに醸し出している。当時正式なアルバムがリリースされていればハッピー・ザ・マンと双璧と言われていたかもしれない。96年CD化の02年再発盤。
US-1160 HAPPY THE MAN / Same CD \2500
 77年にリリースされた1stアルバム。後にキャメルに参加するKIT WATKINSが74年に結成したシンフォ・プログレ・バンド。テクニカルなキーボード・プレイをフィーチャーし、スリリングなアメリカン・シンフォを聴かせるが、テクニック一辺倒ではなく幻想感もかもし出す。名実共にアメリカを代表するプログレ・バンドだ。
US-1061 HAPPY THE MAN / Crafty Hands CD \2500
 まさにアメリカン・シンフォの頂点を極めた78年傑作2nd。後にキャメルに参加するKIT WATKINSが74年に結成したシンフォ・プログレ・バンド。ダイナミックかつテクニカル。そして透明感あふれるクリアーなサウンドが彼らの持ち味。今聴いても1曲目の衝撃に貫かれる。童話をモチーフにしたトータル・アルバム。
US-1024 HAPPY THE MAN / Better Late... CD \2500
 79年作、最終作となった3rdアルバム。リーダーのKIT WATKINSがキャメルに参加していた頃のアルバムで、1曲目はキャメルのEYE OF THE STORMで始まる。リリカルでスリリングなサウンドは前作からの流れを汲む。5曲目はリミックス・ヴァージョンにて収録。
US-1415 HELMET OF GNATS / High Street CD \2200
 ヴィンテージ色を感じさせながらテクニカルに展開する4人編成のシンフォニック・ジャズ・ロック・バンド。6年振りとなる2010年作3rd。なんと言っても後半の30分越えの大作が素晴らしく、全編インストながら巧みにイメージ分けされた16のパートをメロディアスさとスリリングさを交差させ一気に聴かせる。曲が良く出来ているので、耳がまったくヴォーカルを求めず、緻密に作曲されたアンサンブルの中でギターやキーボードのソロを的確にまとめ、非常にチームワークの取れた集中力で演奏されていく。カンタベリー風味の叙情があり、初期アイン・ソフあたりをも思い出させる。デジパック自主盤。
US-1166 HOBSON'S CHOICE / New Horizons CD \2500
 まるで、ハッピー・ザ・マンなこのサウンド! ハモンド、ピアノ、シンセ、ギター、変拍子リズム、曲調、展開すべてがそう思わせる必聴作。非のないテクニカルな演奏にナイーヴな叙情性。その調和の素晴らしさ。実は、96年に自主でリリースされていた作品。70'sヴィンテージ感覚にもすぐれており、アコ・ギやヒューマンなヴォーカルも含めて、アメリカによくある型で押すタイプとは根っこが別。ハモンドはエマーソンを、ギターはハウを部分的に思わせるが、ここもスマートに決めまくっている。
US-1315 HOLDING PATTERN / Breaking The Silence CD \2500
 来日もした彼らの07年新作。TONY SPADAのぶ厚いギター・アンサンブルをメインにキーボードを重ね、テクニカルな1曲目、ドラマチックな2曲目など前半からハケットやキャメル系のシンフォ・ナンバーが全開する。メロトロンも導入され、メンバーの内3人が鍵盤楽器を担当するというクレジットに負けない重層さで、それを束ねるリズム・セクションがアメリカ然と引き締めスピーディーなパートでも変拍子でも積まれた音群が崩れない。05年の日本公演からライヴ1曲がボーナス入り。完全にラティマーしている。ジャケットはポール・ホワイトヘッド。
US-1416 HOWEVER / Sudden Dusk CD \2200
 2010年リマスター盤。アメリカからしか出てこないプログレッシヴ・センスを持ったバンドの81年リリースの1st。ハッピー・ザ・マン、ジェントル・ジャイアント、カンタベリーらをミックスしたテクニカルで美しいシンフォニック・ロックは今聴いても新鮮。管楽器がもたらす厚み、唸りを上げるギター、隙間を縫うように駆け巡るキーボード、引きの部分のアコギ、クラリネット、リコーダーらによるチェンバー色など多彩で、さらに評価が高まるはず。92年にCD化された際にチェロの追加録音と収録曲の半数がリミックスされており、そのテイクが本盤でも採用されている。
US-1417 HOWEVER / Calling CD \2200
 2010年リマスター盤。アメリカからしか出てこないプログレッシヴ・センスを持ったバンドの85年リリースの2nd。ほとんどの曲に追加録音やリミックスが施された95年のCDヴァージョンから1曲カットし、2曲の未CD化(1曲は未発)を加え、女性ヴォーカルをフィーチャーした曲を1曲目に持ってくるなど新たなアルバム構成となっている。カンタベリー風味を漂わせるメロウなヴォーカルと華麗な演奏で圧倒するインスト・パートを流れるように配置し、非常にモダンなサウンドを展開。現在のシンフォ・バンドにも対抗出来るエモーショナルさは1stには無かったもの。
US-1029 IZZ / Sliver Of A Sun CD \2500
 ジェネシス、キング・クリムゾン、ジェントル・ジャイアント、イエス、ELP、ピンク・フロイドetc.の影響を感じさせながらも、非常に完成されたオリジナリティーと楽曲で聴かせる5人編成のバンド。曲によってフルートや女性ヴォーカルも入り、アメリカというより一級クラスの英国の音に近い。ドラムスやキーボードのテクニックも申し分なく、ヴォーカルもメロディアスで良い。98年デビュー作。
US-1081 IZZ / I Move CD \2500
 2002年2nd。出だしの印象こそ違うものの、前作でも聴けたハケット・ナイズされたトーンが出てくる4曲目あたりから、この作品に隠されている凄さが徐々に見えてくる。そして、7曲目からその本性を剥き出しにし、非常にクリエイティヴなシンフォ・プログレを展開。意表をつく曲構成と、メロディアスなヴォーカル、繊細な装飾と大胆なノリ、クラシカルな切り込み、など、1曲の中に様々な組み合わせがあって、創造性にあふれている。14曲目はさながら全盛期のイエスのようなアイデアに満ちている。型をやぶった力作!
US-1167 IZZ / Ampersand CD \2500
 2ndのI MOVE録音時期の未発マテリアルやライヴを収録したアーカイヴ作。ところが、これが単なるアーカイヴ集とは思えない各曲の完成度で、とにかく、彼らが優れたメロディー・メーカーであることがわかる。美声の女性ヴォーカリストや、ハートフルなシンセ・ソロなどアイデアは尽きず、某バンドなら2枚組にして出しちゃうぜ旦那、みたいな捨て切り方。ライトな3曲目や、5曲目の超洗練されたポップさにも脱帽。初めて、スポックス・ビアードを聴いた時のような、新鮮さが伴う傑作シンフォ・ナンバーがごろごろと入っている。
US-1235 IZZ / My River Flows CD \2500
 05年作。親しみやすいメロディーと複雑なアンサンブルの組み合わせはさらに進化し、さらりと聴くとスポックス・ビアードに接近した印象を受けるが、このバンド特有のどこか英国風のラインと湧き出る曲作りのアイデアが個性となり、無敵の傑作となった。びっくりするほどの素材の多さ、それらを新鮮なまま仕上げていくバンド全員のセンス、そつなくスリリングな演奏、鮮やかな切り返し、全編に満ちるクリエイティヴな強固たる意識、ふと懐かしさを感じさせるクラシックなプログレ風味、それらを統一させるファンタスティックなスタジオ・ワーク、これはもうかつてイエスやジェネシスが到達した創造の域へ踏み込んでいるのでは。
US-1396 IZZ / The Darkened Room CD \2500
 4年振りのスタジオ作となる09年作。ジャケットから窺えるように少しダークな印象でまとめられたコンセプト・アルバムとなった。最初はメランコリックなヴォーカル物へ行くのかと思わせるが、アルバムをじっくりと聴き終える頃には激動に呑み込まれている。ピーンと糸が張る緊張感、設計図を辿っていくようなスリリングさ、そして組み上がっていく多面体の美、そんなクレヴァーさに満ち、だけどこのバンドならではの親しみやすいメロディーがあふれ、ハートフルなドラマチックさがこれでもかと押し寄せてくる。中盤から後半にかけての曲の良さには凄まじい才能がある。シンフォ・ファン必聴!
US-1386 JASPER WRATH / Same CD \2500
 初CD化。CANNATAの前身のARC ANGELのそのまた前身。どれもJEFF CANNATAが率いたバンドで変名のZOLDAR&CLARKがプログレ・ファンに知られるところとなったが、本作は71年にメジャーのMGMからリリースされたJASPER WRATH名義での唯一のアルバム。ドリーミィーな哀愁がアメリカ産とは思わせない魅力で、黙って聴かされたなら英国のバンドだと思ってしまう。メロウなヴォーカル&コーラス、リリカルなピアノ、丹精なギターワーク、ハートフルなフルートなどそれぞれ感性豊かな表情を見せる。ドラマチックなラストはプログレッシヴだがその1曲手前は甘い叙情美を集結させた名曲で聴き逃せない。
US-1392 K2 / Book Of The Dead CD \2500
 2枚の作品をリリースしているATLANTISのメンバーがエジプトの死者の書をコンセプトにし、RYO奥本やアラン・ホールズワース、故ショーン・グエリン(ヴォーカルのみ)らの参加を得て完成させた注目のシンフォニック・ロック作。ホールズワースは全面であのギター・プレイを展開し、メロトロンやRYO奥本の卓越したムーグ、クラシック畑のヴァイオリニストの煌びやかなヴァイオリンがスリリングに絡む。変拍子上で繰り広げられるそのサウンドは何回もUKになる。ドラマーが若干サウンドに合っていないことをのぞけば、05年のトップクラス。特に1曲目の大曲に驚く。
US-1411 LISA LARUE PROJECT 2K9 / World Class CD \2500
 アメリカの女性キーボーディストLISA LARUE率いるプロジェクト・バンドの2010年作。ボーナス・トラックSAVE ME (2K9 REMIX)を加えた、限定紙ジャケット仕様・ロシア盤。ASIAのヴォーカリストJOHN PAYNEや、OLIVER WAKEMAN BANDのギタリストDAVID MARK PEARCE、PAR LINDH PROJECTのドラマーSVELTAN RAKET、ベルギーのBEYOND THE LABYRINTHのメンバーら多国籍のアーティストが集結して創り上げたアルバム。彼女のキーボードを多用しているが、のびやかなギター等、各楽器もフィーチャーされたバンド・スタイルで演奏し、構築性のあるキャッチーでメロディアスなアメリカン・シンフォを聴かせる。また、9曲目では、ケベックの女性ヴォーカリストCLAIRE VEZINAの声も聴ける。
US-1418 LO-FI RESISTANCE / A Deep Breath CD \2300
 マルチ・ミュージシャン、RANDY MCSTINEがスポックス・ビアードのNICK D'VIRGILIOら数人のゲストの協力により制作したメロディアスでシンフォニックな良さも持った2010年作。アメリカ産ながらヴォーカルはどこか英国タッチで、イット・バイツを思わせるタイトで少々ポップなサウンドが売り。フルートをフィーチャーした叙情性とテクニカルに疾走するスリリングさを並べ、そこからダークでヘヴィな展開を見せる7曲目など繊細さとアグレッシヴさが織り成すIZZクラスの名品で、ストリングス・オケを配したラストまで時間を掛けて作り込まれている。このスキルは注目。3面開きデジパック自主盤。
US-1412 MARS HOLLOW / Same CD \2200
 アメリカらしいイエスの影響を感じさせるシンフォ・バンドの2010年デビュー作。ヴォーカルのメロディアスさ、キーボーディストの抜き出たプログレ感覚、ジェネシス的なアコギの使用、見せ場を作るリズム・セクションがバランス良く成り立ち、スタジオで音をあまり重ねず、バンド本来の演奏力を生かしたアレンジで聴かせる。メタル色や音響派的なところがまったく無く、ひたすら古典的なプログレの作りを持つ一方でその鮮度を失っていない、というのがポイントだ。正統派。クリムゾンを手掛けたエンジニアがミックスとプロデュースを担当。
US-1254 MIRTHRANDIR / For You The Old Woman CD \2500
 ADVENTのギタリストらを加え再結成し、06年のプログレ・イヴェントROSFESTに出演した彼らの76年オリジナル作。(LPとはジャケ違う) イエス、ジェントル・ジャイアントらを通過し、アメリカらしいテクニカルなヘヴィ・シンフォ色を強固に打ち出した単発物の必聴作。ドラマーを始め全員が上手く一丸となったサウンドはかなり強力でプレイしたとたん直撃を開始。プログレ然としたレスリー・ハモンド、スクワィアのようなアクセントを取るベース、ポイントとなるトランペット、ヴォーカル、コーラスなど、どっから聴いてもプログレで密度と完成度は群を抜く。
US-1066 NETHERWORLD / In The Following Half-Light CD \2500
 ヨーロッパ産のシンフォが死滅していた80年代初頭に本作(81年作)が出回り、メロトロンやギターをドラマチックに配した旧B面の虜になっていた。オーボエやヴァイオリン、12弦ギターが奏でるリリカルな側面と、アメリカン・プログレならではのテクニカルな攻めがバランス良く組み立てられていて、聴き手を離さない。ジェネシスの香りが感じられるものの、イングランド同様に彼らのオリジナリティーの中に消化されていて、初めてなのに懐かしい味わいとなっている。当時のマテリアルが3曲ボーナス追加となっているが、これらの曲もめちゃ良い。
US-1237 NORTH STAR / Extremes CD \2500
 バンドの自主制作CD-R盤でリリースされたアルバムのCD再発。70年代後期、バンドの極初期に書かれていたマテリアルに手を加え新作としてリリースされた05年作。ずばり、イエスとジェネシスを合体させたようなブリリアントなシンフォニック・ロックが甦った。前作はインストでネオ・プログレの傾向も見られたが、本作ではヴォーカルも入り、彼らの最高作になった。キーボード群が嵐のように舞い、70年代の香りを残し、マイナー・シーンにおける、アメリカン・プログレの最良な部分を伝える。
US-1299 PAVLOV'S DOG / Pampered Menial CD \2800
 07年リマスター盤。75年リリースの1stアルバム。メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、スリリングかつクラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアコースティック・アンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、終始メロディアスで、哀愁を帯びたサウンドのシンフォ・プログレ。ドラマ性、テクニカルな演奏、キャッチーさが一体となった独自のスタイルで聴かせる名作。
US-1317 PAVLOV'S DOG / At The Sound Of The Bell CD \2800
 07年リマスター盤。ビル・ブラッフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでもよく知られ、若干のメンバー・チェンジを経てリリースされた76年の2nd。1stアルバムから受け継がれた独特の黄昏れた哀愁と、テクニカルな演奏、ストリングス・オーケストラとメロトロンの絶妙なハーモニー、天使のような可愛らしい子供のコーラス、ヴァイオリン・ソロなどを導入し、キャッチーな曲からラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる。1stと甲乙付け難い名作。
US-1039 PENTWATER / Out Of The Abyss CD \2500
 78年にリリースされたレアLPが知られてきた彼だが、本CDはそれ以前の73年〜76年の未発表音源。ハモンドをメインにした攻撃的なパートと、ヴァイオリン、フルートをフィーチャーした叙情パートが素晴らしい。全体に湿った感じのヨーロッパ的な翳りがある。
US-1134 PENTWATER / Same CD \2500
 遂にCD化されたアメリカン・シンフォの傑作! 英国の大物プログレ・バンドからの影響を消化し、強固なサウンドを確立。メロトロン(ファルフィッサ?)、ムーグ、ハモンドなどヴィンテージ・キーボードを重厚に配しながら、メロディアスなヴォーカル、時にフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエもリリカルに加え、ドラマチックな展開を繰り返す。8曲目など、EL&Pに迫る曲調も見せ、テクニックも十分。攻撃的かつ、アイデアも豊富で、ほんと聴き所多し。未発音源から4曲ボーナス入り。リミックス&リマスター&デジパックにて。バンドによるリリース。絶対に聴き逃せません! 77年録音。
US-1285 PENTWATER / Ab-Dul CD \2500
 70年代にアメリカン・シンフォの最高峰と言える作品をリリースした、あのPENTWATERの07年新作! 多くは70年代に書かれた未発表曲をリメイクしたもので、中には1932年のクレジットがありミスタイプかと思うが、メンバーの母親が書いた詩に曲を付けたものらしい。約30年間蓄積された濃さがあり、攻撃型ハモンドをメインに、ピアノ、シンセ、メロトロンを加え、ギターとヴォーカルがメロディックにラインを取る。手数の多いドラムスやエッジの立つベースも強力。また、リコーダーやマルチ・コーラスなど、スポックス・ビアードに元祖(といっても本当の元祖はG.G.だが)は俺達だぜ、と言わんばかりの豪作。デジパック自主盤。
US-1419 PJ SHADOWHAWK / Land Of Dreams CD \2200
 古くはレア盤で知られるGABRIEL BONDAGEに関係し、英国のポンプ・ロックのQUASARに最近まで参加していたアメリカのマルチ・ミュージシャンの2010年ソロ作。専門はドラマーだがキーボードやギターなどすべての楽器をこなし、ヴォーカルも自身で取るバンド・スタイルの作品だ。活動歴が長いだけにクラシック・アーティストからスポックス・ビアードまで幅広く影響を受け、コンセプト・アルバムとなった本作も70年代から現在までのプログレが展開されており、彼のマニアック度の高さが表れている。たぶん、レコード・コレクターです。過去のアーカイヴから3曲ボーナス入り。デジパック自主盤。
US-1209 POLYPHONY / Without Introduction CD \2200
 05年リマスター盤。71年にリリースされたE.L.&P.タイプの知られたレア物。ギターとパーカッションも加えた5人編成で、クラシカルさも混ぜ終始攻撃的なヘヴィ・プログレを畳み掛ける。ハモンドとムーグをメインにする演奏スタイルと音色、曲調はE.L.&P.に憧れたものだが、ギターが加わっていることと、アメリカ産である要素が立って、構築的なフレーズが続く場面が違う所。暗く、混沌とした美がヴィンテージへ誘う。避けては通れない1枚。
US-1420 THE PSYCHEDELIC ENSEMBLE / The Art Of Madness CD \2500
 最近はめったと無い実名を隠したシークレット・ミュージシャンによる2009年作。70年代には誰しも知るアーティスト達と共演してきたマルチ奏者だと言う。出だしはフロイド物かと油断させるが全編聴き通すとこれが驚愕の内容で、テクニカルなキーボードが駆け回るシンフォニック・ロックから、重厚な哀愁が襲い掛かる初期クリムゾン風ヘヴィネス、アコギやフルートが幻想美を描くシリアスなインスト、管楽器とシンセとギターが高速にねじれ飛ぶロスト・ワールド級サウンドなどなど、超絶的なコンセプト・アルバムになっている。ヴォーカルやドラムも入っており、本当にこれを一人で作ったなら相当の才能!
US-1125 QUILL / Sursum Corda CD \2500
 77年に25枚だけプロモ・プレスされた幻の傑作シンフォ。10年ほど前にLPサイズ・ジャケで一度CD再発されたが、その音の良さに一瞬で完売になってしまったもの。その時、今回のノーマル・ケース盤も出る予定だったが、結局出なかった。ウェイクマンとエマーソンを掛け合わせたようなキーボードを中心にしたトリオ編成で、メロディアスなヴォーカル・パートに攻撃性を組み合わせ、ドラマチックかつスリリングに展開していく。カスタム・ムーグと2台のハモンドが最大の武器でプログレの美味しさが凝縮。組曲が2曲、という大作指向。シンフォ・ファン垂涎の内容です。必聴!
US-1045 SIGMUND SNOPEK III / Virginia Woolf CD \2500
 72年にリリースされたメロトロン、ヴァイオリン入りのシンフォニック・プログレ・トータル作品。アメリカン・シンフォニックのレア物としても知られてきた1枚。9曲目(73年)と10曲目(94年)の2曲がボーナスとして追加収録されている。
US-1276 STARCASTLE / Song Of Times CD \2500
 新メンバーにオリジナル・メンバーも全員加わり総力を上げてリリースされた07年新作! まさにアメリカのイエスと思わせるカラフルでかつテクニカルなシンフォをメロディアスにキャッチーに展開。優しいメルヘンチックな空想も漂わせ、力強くてその鮮やかさに納得。ぶ厚い演奏にプログレのツボを知り尽くした心憎い仕掛けがあり、コーラス、ソロ、アコースティック・パート等のバランスも見事。タイトル曲から終盤へかけては、世紀の角を曲がったらパラレルの境地、といった風景で、アトラクションを純粋に愉しみたい。音が明らかにヴィンテージで良い。
US-1399 STARDRIVE / Same CD \2300
 キーボード奏者のロバート・メイソンがバンドを率い74年にリリースしたハード・シンフォ物。2作目にあたる。シンセのみの多重の小曲を挟みパトリック・モラーツのような鋭角的なキーボードがテクニカルに乱舞。ギタリストのクレジットもあるがサブ的な使い方で、手数の多いリズム・セクションとのトリオのような印象だ。リスナーにスキを与えない構造は非常にアメリカ的で終始テンションが高く、メロディー・ラインが休む暇も無く正確に次々と生み出されていく。オルガンではなくシンセにこだわり、モノをポリフォニックに録音しているのがミソ。
US-1047 ST.ELMO'S FIRE / Splitting Long In The Ether (Live At The Cleveland Agora + Bonus) CD \2500
 80年リリースの唯一のライヴ・アルバムにボーナスを加え、リマスターした再発CD。アメリカのクリムゾンという名を欲しいままにできるそのサウンドは、鳴り響く邪悪なメロトロン、攻撃的なパーカッション、ラウドなベースと重厚なタウラス・ベース、フリップ・ナイズされたギター、ウェットン張りのヴォーカルらが一体となって、バイブルブラックに、よりシンフォニック性をもたらしている。
US-1382 SYZYGY / Realms Of Eternity CD \2500
 WITSENDからSYZYGYへ改名後、6年振りとなる09年作2nd。ヴァイオリン、チェロ、フルートをクラシカルに配し、エコリンやスポックス・ビアードを思わせるアトラクティヴなシンフォをドラマチックに展開。ジェントル・ジャイアントの影響も残し、このスタイルだとアメリカ最上級へ上り詰めている。リスペクトしながらもモダンな感覚が張り巡らされており、テクニカルさとエモーショナルさが織り成し、アコギなどのヨーロッパ的な叙情性も十分に取り入れ、またヴォーカルのメロディアスさも自然で、緻密に作曲されたこれぞ構築型プログレッシヴ・ワールド。シンフォ・ファン必聴!
US-1051 TEN JINN / As On A Drakling Plain CD \2500
 ex.ハッピー・ザ・マンのギタリストがゲスト参加しているバンドの2nd。サウンドの完成度は非常に高く、そのドラマ性と密度はジェスロ・タルのTHICK AS A BRICKに匹敵する、超怪物作品。圧巻のシンフォニック性、荘厳なクラシカル色、ミステリアスなシアトリカル色...90年代を代表する傑作と言われるに違いない。シンフォ・ファン必聴のド級作品。99年作。
US-1369 TONY SPADA / Balance Of Power CD \2500
 見開き紙ジャケット&リマスター09年盤。ホールディング・パターンのギタリストが93年にバンドでリリースしたシンフォ作。スペクトラル・モーニングス、ディフェクター期のハケット・サウンドを捉えており、本作のリリース後を見渡してもここまで迫った作品はあまり記憶に無い。ガラス細工を感じさせるギター・トーン、包み隠さないハートフルさ、淡くも薄くならないキーボード、シンプルながらも力強いリズム、ロマンチックなナイロン・ギター、意表をつく攻撃性などなど類似値はかなりのものだ。ラストのみヴォーカル入り。今聴いても美しい新鮮さがある。
US-1246 A TRIGGERING MYTH / The Remedy Of Abstraction CD \2500
 二人のマルチ・ミュージシャンを軸にゲスト・プレイヤーの個性を引き出しながら作品を作り上げていく彼らの06年新作。今や彼らには欠かせないギタリストのSCOTT MCGILLや、今回、日本のKBBから壷井氏がヴァイオリンで参加。曲のパーツが非常に細かいというか、丁寧な組み合わせが伝わってくる。それでいてナチュラルな叙情性やダイナミックさを欠いておらず、ナショナル・ヘルスあたりのフレキシブルなサウンドが高次元で創造されており、ジャンルにこだわらない演奏スタイルでプログレッシヴに聴かせる。注目度100。デジパック。
US-1406 TRILLION / Same CD \2300
 2010年24ビット・デジタル・リマスター英国盤。78年に米エピックからリリースされた人気アイテム。スタジオ・ミュージシャンらプロ5人が集まって結成され、確実に売れる音に仕上げられている。1曲目に代表されるテクニカルなキーボードと華麗なコーラスなどプログレ・ファンを打ち落とすにも十分なドラマチックさを持っていた。ポップな曲ではヴォーカリストが後に参加するトトのような磨かれたセンスを放ち、キャッチーなわりにはフックが多い、そして終始メロディアス、といった内容だ。ラストの甘美さも印象的。
US-1346 VAIL / Time Tales CD \2500
 しばらく廃盤だったアメリカン・シンフォの必聴作が08年リマスターで出直した。83年に録音され、88年に鳴物入でリリースされたもの。当時はレーベル名と取り違えSYSTEMとバンド名を誤報。またその後にREALM名義で作品をリリースしているので、現在のアーティスト意向はREALM。だけどここはキーボーディストのSTEVE VAILのバンド、VAILで決着したい。ジョン・アンダーソン系のヴォーカルをフィーチャーし、リック・ウェイクマンとスイスのアイランドが組んだような鍵盤王国で、リズム・セクションと一体となったその目まぐるしさは終始圧巻。透明感をかき消すダークさが独特。
US-1409 VICTOR PERAINO'S KINGDOM COME / No Man's Land CD \2500
 リマスター&ボーナス入りイタリア盤。個人的に本作は音がイタリアン・ロックだと思っているので、このプレスが合う。原盤はたった100枚のプレスだったと言われる激レア物。英国でアーサー・ブラウンズ・キングダム・カムに参加していたキーボーディストがアメリカで75年に自主制作したモンスター・プログレ作。メロトロンを大胆に導入し、ブリティッシュとイタリアが合体したようなヘヴィ・シンフォを繰り広げる。ハモンド、ムーグ、そして噛み付くようなフルートもハードに唸る強力なサウンド。3曲目あたりの過激さと劇的展開はビリエットを越えている!? ボーナスはこちらも激レアEP、WE'RE NEXTから4曲入りで、あのFIREもやっている。プログレ・ファン必聴作。
US-1172 YEZDA URFA / Boris CD \2500
 廃盤コレクター達が夜な夜な夢に見、ある人は取り付かれたようにうなされ続けた超激レア・アイテムが遂に再発。八方破れの展開と曲調を見せるウルトラC・シンフォ75年作。余裕の出だしのあとは、もう止まらない止められない。まさに怒涛。その波間にアコ・ギやリコーダー、フルート、歌メロが心地よくメローに響く。終わったかと思えばまだ終わらないしつこさ。76年のボーナスが1曲入っていて、これがまたイエスとジェントルがこんがらがって赤茶けたサンダーマウンテンから打ち上げられたような凄さ。というか、はちゃめちゃさ。当時メジャーにテープを売り込んだあと、ことごとく断られた手紙の一覧など皮肉たっぷりなブックレットもバンドの味が出ている。
US-1055 YEZDA URFA / Sacred Baboon CD \2500
 76年の録音。BORISのリメイク・アルバムとも言えるが、2曲はこの作品のみの収録で、BORISのメジャーへのプロモーションの失敗(メジャーへはアク強すぎ!)の後、なんとかローカル・レーベルとレコード・リリースの契約を結び本作を新たにレコーディング。コーラス・ワーク、変拍子、リコーダー等にジェントル・ジャイアントの影響が見られるが、よりソリッドになり、アメリカ式に畳み掛け、何か邪悪で暗い翳りがあるものへ仕立てた。なので、BORISとは様相が違い、新たな作品と解釈したい。ただ、契約を結んだレーベルも運営難となり、実際には89年にLPで初リリース。イエス・ファンへも絶対のおすすめ。
US-1421 YEZDA URFA / Live CD \2200
 04年のNEARfestでの再結成ライヴ。ファンの呼びかけでオリジナル・メンバーを中心に復活し、キーボードやヴォーカルのサポート・メンバーを得て、2枚のアルバムから中心に見事な演奏をパワフルに繰り広げている。ジェントル・ジャイアントやイエスから影響を受け、速さと屈折度を独自に高めたサウンドはライヴ向きと言え、フルートもフィーチャーし、アメリカらしいガチなステージを熱演。ただ、繊細になるところは非常に緻密で、75年の伝説のアルバム、BORISの評価が今も上り続けているというのがよく分かる。自主盤。
US-1347 ZAZU / Same CD \2500
 初CD化。今となってはレア・アイテム扱いだが、当時は初期スティクスと同じレーベルからリリースされ、同路線で相当期待されながらも本作のみで終わってしまった彼らの75作。清涼感のあるメロディアスなヴォーカルはキャッチーさへ媚を売ることもなく、2曲目の後半や旧B面の組曲ではパーカッシヴなオルガンがテクニカルに見せ場を作り、シンセも唸り、ギターも攻撃を掛ける。このあたりの突出したプログレッシヴ・ロック性は他のアメリカン・シンフォに共通したもの。強力なリズム・セクションと一体になった全力投球は破壊力十分。デジパック。
US-1331 ZOLDAR&CLARK / Same (The Ghost Of Way) CD \2500
 ARCANGELの前身とも言えるJASPER WRATHが録音していた音源をZOLDAR&CLARKのフェイク名義で77年に半ブート的にリリースされた、いわく付きのシンフォニック・ロック作品。本リリースが初オフィシャルとなり、さらにJASPER WRATHのレア曲やLP未収シングル、CANNATAで収録されたテイクも加えたコンプリート盤。正統派でありながらマニアックさも十分で、イエスから影響されたメロトロン入りのテクニカルなサウンドを軸に、リリカルなピアノやフルートも交え、ハートフルなヴォーカルで印象付けている。当時きちんと出ていれば、スターキャッスルぐらいの知名度になったと思う。アイテムはレア物だが、完全なプロレベルの必聴内容でトップ・クラス! CANNATAのレーベルからリマスター&デジパックにて。
US-1361 V.A. / DANTE'S DIVINE COMEDY Part One - Inferno 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表するバンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ。ダンテの神曲をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによるヴィンテージ・サウンドを繰り広げる! 4枚組、全34バンドが参加。その参加アーティスト名を見るだけでも興奮するが、中でも特に注目はロシアのLITTLE TRAGEDIESやハンガリーのYESTERDAYSらの東欧勢に加えて、RUSTICHELLI E BORDINI、CHERRY FIVEで知られる、あのCARLO BORDINIとTAPROBANTのキーボーディストによるデュオのDE ROSSI E BORDINI、そしてなんとあのNUOVA ERAが復活しオープニングを飾っているなど、ぶっちぎりの話題性を持ちリリースされた。どのバンドも気合が入った、まさに入魂の1曲をここに提供した必聴作! <収録バンド> Nuova Era(Italy)、Yesterdays(Hungary)、Little Tragedies(Russia)、Lady Lake(Holland)、Greenwall(Italy)、Nemo(France)、Nexus(Argentina)、Atlantis1001(Italy)、Flamborough Head(Holland)、Colossus Project(Italy)、Il Court(Italy)、Willowglass(UK)、Wicked Minds(Italy)、Brighteye Brison(Sweden)、Matthijs Herder(Holland)、Garmond(Italy)、Ars Nova(Japan)、Il Castello Di Atlante(Italy)、Groovector(Finland)、CAP(Italy)、Ozone Player(Finland)、Sinkadus(Sweden)、Viima(Finland)、Nota Bene(Italy)、Entrance(Chile)、Advent(USA)、Contrappunto Project(Italy)、Armalite(Italy)、Corte Aulica(Italy)、Raimundo Rodulfo(Venezuela)、De Rossi e Bordini(Italy)、Tempano(Venezuela)、Nathan Mahl(Canada)、Simon Says(Sweden)
US-1374 V.A. / Tuonen Tytar II (A Tribute To Finnish Progressive Rock Of The 70's) 3CD \3980
 フィンランドの雑誌企画によるシリーズ09年リリース作。WIGWAM、NOVA、TABULA RASA、FINNFOREST、HAIKARA、KALEVALA etc.といった70年代のフィンランドを代表するバンドの曲を取り上げ、現在の世界各国のプログレ・バンドがカヴァー。CD化が待たれる叙情派シンフォの名作、FANTASIAやSCAPA FLOWの曲も選曲され、SCARLET THREADと、VIIMAがそれぞれ演奏し、そういった未CD化のマニアックなバンドを取り上げてるのもさすが同国のバンドという感じがする。全編を通して単なるカヴァー・アルバムではなく、メロトロンやオルガンをフィーチャーしたこのシリーズならではのヴィンテージ感に加え、今のシンフォに通じるアレンジと、各バンドの特徴を活かしたサウンドに変化しているので聴いていて面白く聴き応えあり。歌詞もバンドによって新たにスペイン語やイタリア語、英語に訳され歌われている。因みにYESTERDAYSは女性ヴォーカル入り。また、知られていない謎のバンドも多く含まれ、中でもイタリアのFAUNO DI MARMOはヴィンテージ感あふれるテクニカルな王道ヘヴィ・プログレを聴かせ、デビュー作が待ち遠しい。<収録バンド>Jinetes Negros(Argentina)、The Samurai Of Prog(Finland)、 B612(Venezuela)、TOMMY ERIKSSON(Finland)、Overhead(Finland)、Pax Romana(Finland)、Kate(Finland)、Trion(Holland)、Willowglass(UK)、Contrarian(USA)、Simon Says(Sweden)、Cristiano Roversi(Italy)、Ageness(Finland)、The Phase(Finland)、Jeavestone(Finland)、Tkingdkeys(Finland)、Kumina.org(Finland)、Piece Of Cake(Finland)、Pinnacle(USA)、Onsegen Ensemble(Finland)、Karmic Jaggernaut(USA)、Fauno Di Marmo(ITALY)、Ozone Player(Italy)、Yesterdays(Hungary)、Scarlet Thread(Finland)、Mist Season(Finland)、Viima(Finland)、Equilibrio Vital(Venezuela)、Stringpuree Band(Finland)、Kosmos(Finland)、Haikara(Finland)
US-1397 V.A. / THE DIVINE COMEDY PART II - Purgatorio 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表する注目バンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ09年作。ダンテの神曲から、INFERNO(地獄篇)の続編となる第2部の「煉獄篇」をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによる、全35バンドが参加した4枚組。SIMON SAYSがイントロとラストを締めくくり、それぞれのバンドが、メロトロン、ハモンド、ムーグ等をフィーチャーし、テーマに沿った統一感を持ったマニアックなヴィンテージ・サウンドを繰り広げる。特に注目は、もうすぐデビュー作がリリースされる予定のハンガリーのTABULA SMARAGDINAで、YESTERDAYSのギタリストが美声女性ヴォーカルをフィーチャーして新たにスタートしたバンド! <収録バンド> SIMON SAYS(Sweden)、NEMO(France)、KBRIDGE(Italy)、OZONE PLAYER(Finland)、RAIMONDO RUDULFO(Venezuela)、TEN MIDNIGHT(Italy)、SOULENGINE(Italy)、WILLOWGLASS(UK)、ATLANTIS1001(Italy)、CONTRAPPUNTO PROJECT(Italy)、SOPHYA BACCINI(Italy)、NEXUS(Argentina)、NUOVA ERA(Italy)、SURVIVAL(Holland)、LITTLE TRAGEDIES(Russia)、ARMALITE(Italy)、PHIDEAUX(USA)、TOMMY ERIKSSON(Finland)、ENTRANCE(Chile)、MAXWELL'S DEMON(USA)、RAK(Swiss)、COLOSSUS PROJECT(Italy)、MATTHIJS HERDER(Holland)、MAD CRAYON(Italy)、TABULA SMARAGDINA(Hungary)、BLANK MANUSKRIPT(Austria)、LADY LAKE(Holland)、GROOVECTOR(Finland)、MIST SEASON(Finland)、FLAMBOROUGH HEAD(Holland)、YESTERDAYS(Hungary)、B612(Venezuela)、EQUILIBRIO VITAL(Venezuela)、JINETES NEGROS(Argentina) +ボーナス PASINI&RAGOZZA(Italy)
US-1413 V.A. / Cani Arrabbiati - Opening Themes... A Tribute 2CD \2800
 フィンランドの雑誌COLOSSUSの企画による2010年最新版。オムニバスながら、ひとつのテーマに沿ったヴィンテージ感のある統一されたサウンドで人気のシリーズ。本作はイタリアの70年代のホラー&サスペンス映画のサントラを中心にした2枚組で、各国で活躍中の計11バンドが、ゴブリン、オザンナ(ミラノ・カリブロ9)、ニュートロルス(コンチェルト・グロッソ)、そして、ENNIO MORRICONE、LUIS BACALOV、STELVIO CIPRIANIら映画音楽の巨匠から、ルチオ・フルチなどのB級(?)ホラーでお馴染みのFABIO FRIZZIや、クラウディオ・シモネッティの父ENRICO SIMONETTIらが残したサントラの曲を取り上げたもの。リック・ウェイクマンを彷彿させるキーボード・ワークで聴かせるプロジェクト・バンドTHE SAMURAI OF PROG(Italia-Venezuela)からスタートし、ANIMA MORTE(Sweden) 4曲、KATE(Finland) 4曲、SENOGUL(Spain) 1曲、AURORA LUNARE(Italia) 2曲、教会のパイプ・オルガンでコンチェルト・グロッソや、プロフォンド・ロッソを聴かせるMARCO LO MUCIO(Italia) 4曲、EL&P張りのサウンドが印象的なOZONE PLAYER(Finland) 1曲、THE CONSPIRATORS OF THE OCCULT(USA) 4曲、JOHN LA FORGES(Italia) 4曲、いつもながらキーボード・センスが光るENTRANCEのキーボーディストJAIME ROSAS(Chile) は、敢えてのウェスタン物を含む4曲を選曲。ラストは、MIST SEASON(Finland) 4曲の、全33曲を収録。また、ブックレットには各映画の古いポスター写真と解説が掲載され非常に興味深い。

〓[USA FOLK]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-2089 LINDA PERHACS / Parallelograms CD \2200
 ナンバーリング入り、限定見開き紙ジャケット仕様。2010年英国盤。70年にリリースされた唯一作。アシッド・フォークの名盤。美しくも虚ろな彼女のヴォーカルの多重コーラス、流麗なアコギの他、フルート、サックス、ベース、パーカッション等を導入。エフェクト効果を生かし、霧がかかったような深みと、独特の夢見がちで内省的な雰囲気を湛えている。暗く湿り気を帯びたそのドリーミィなサウンドは、一連の英国70sアンダーグラウンド・フォークを思い起こさせる。VASHTI BUNYANファンにもおすすめ。ボーナス・トラックとして、デモや別ヴァージョン、78年の未発表曲、インタビューなど、8曲を追加収録。
US-2085 SUSAN PILLSBURY / Same CD \2200
 フォーク・コレクター垂涎の73年にリリースされた唯一作が初CD化。儚げな美声ヴォーカルを聴かせるアメリカの女性フォーク・シンガー。彼女が爪弾くアコースティック・ギターの他、ギター、ベース、パーカッション、ストリングスなどを導入し、ギターのアルペジオが多用された繊細なメロディ・ラインが印象的で、アメリカ的な中にも、どこか英国の70年代フォークも連想させる翳りを帯びたサウンドに仕上がっている。ボーナス・トラック5曲は、76年に録音された未発表曲。ブックレットには当時の貴重写真と共に、09年のインタビューが掲載され、知られざる彼女のことが説き明かされている。
US-2036 TRANQUILITY / Same CD \2600
 72年リリース1stアルバム。JOHN PERRYが参加しているということもあり、当時は英国のバンドだと思われていたが、実際はアメリカのプログレッシヴ・フォーク・バンド。メンバーのコーラスを生かした曲の構成や、オルガンのドラマチックな導入など、当時のアメリカン・プログレッシヴ・ロックの影響も感じさせる。優しくメロディアスなサウンドながら、エレクトリック・ギター、リズムがしっかりと前に出ていて、ロック色が濃い。
US-2087 WOODLAND / Seasons In Elfland:Shadows CD \2300
 美声女性ヴォーカル・ケルト・バンド。日本ではまだあまり知られていないが、アメリカで開催されているフェアリー・フェスティバルに何度も出演している人気バンド。アルバムのリリースとしては03年のデビュー作以来、7年振りとなる2010年新作2nd。6人編成のバンドで、エレクトリック&アコースティック・ギター、ベース、ピアノ、シンセ、ハープ、ホイッスル、フルート、ベース、ドラムス、パーカッションにゲストを多数加え、幻想色に染まるシンフォニック性を伴ったケルティック・ロック・サウンドを紡ぎ出す。8曲目では、ウドや湾岸のパーカッションを加えたロリーナ・マッケニット風のエキゾチックなサウンドを、また、9曲目ではヴァイオリンを優美に効かせた美しいメロディを奏でる。ドイツのFAUN、スペインの女性ヴォーカリストPRISCILLA FERNANDEZ、オーストラリアの女性ヴォーカリストLOUISA JOHN-KROLらもゲスト参加。4面開きデジパック仕様。自主盤。 USA

〓[CANADIAN PROG]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-3102 BREGENT / Partir Pour Ailleurs CD \2500
 07年リマスター盤&7曲ボーナス入り。プログレの全ての要素がそろった必聴傑作。79年2nd。オペラチックな混声コーラスを時に幽玄に時にマグマチックにフィーチャーし、アレアにも対抗できる超攻撃型ジャズ・ロックから、キーボードを満載した構築型シンフォニック・ロック、ケベックならではの叙情美がドラマを見ているような組み立てで現れる。アコースティックなパートでも緊張感は緩まず、スリルとサスペンスに手に汗を握る。ボーナスは77年のライヴで、壮大なコンセプトのスタジオ作から実体のあるバンドでの強力な演奏力に再び引き込まれる。
US-3062 CONTRACTION / Same CD \2300
 72年リリースのカナディアン・レア待望の初CD化。透明感のある叙情性が放つ香りは同郷のSEGUINを思わせ、それを軽やかなジャズ・ロックに乗せ、ドリーミーにまどろんだ美声女性ヴォーカル(仏語) をメインに聴かせる。そのメロディアスで淡い色彩と雰囲気は、音の傾向は違うが、OPUS 5など他のケベックのバンドと共通したもの。アルバム終盤ではよりジャズ・ロック指向になるが、女性ヴォーカリスト、CHRISTIANEが振り撒く資質がファンタスティックに抜き出ていて作品を決定付けている。隠れた名作。
US-3063 CONTRACTION / La Bourse Ou La Vie CD \2300
 さらに演奏が構築化された74年リリースの2nd。クリムゾンの影響を感じさせるギタリストがもたらした攻撃的なプログレッシヴ・ロック性がジャズ・ロックとインテリジェンスに同化し、テクニカルでエネルギッシュなサウンドへ進化を遂げている。ここでも、美声の女性ヴォーカリスト、CHRISTIANEが情感豊かに歌う。が、よりアンサンブルと一体化したコーラス・ワークやリズムの屈折性など、当時のフレンチ・ジャズ・ロックの流れに乗った感じだ。甲乙付け難い2枚。
US-3142J CONTRACTION / Live 1974 CD \3000
 74年の未発表スタジオ・ライヴ音源が発掘された。72年&74年に2枚のアルバムを残したプログレッシヴ・ジャズ・ロック・バンド。テクニカルな演奏と、なんと言っても存在感のある美声女性ヴォーカリストCHRISTIANEが作り出すファンタジックな空間によって紡ぎ出されるサウンドは、エネルギッシュでいて、どこかSEGUINを連想させるような叙情とケベック特有の淡い色彩に包まれている。地元FM局でのプログレッシヴ・ロック・コンサートで、この時、ジェントル・ジャイアントとの対バンだったということで、バンドのテンションも自然と上がったに違いない。アルバム2作からの曲に加え、3曲の未発表曲と、その曲のスタジオ・ヴァージョン1曲を含む、全10曲。音質も良い。カナダ盤+帯・解説付き、国内盤仕様。
US-3090 CONVENTUM / A L'Affut D'Un Complot CD \2300
 06年リマスターにて再発。ケベックのアコースティック・グループの77年リリースの1st。本作では女性ヴォーカルもフィーチャーし、アコースティック・ギターにヴァイオリンやフルートなど管弦楽を加え、クラシカルな音色で一聴はサロン・フォーク風に聴えるが、ギターの特殊なアルペジオやベースの音取りがヘンで、根本的な音楽発想が違っていた。舞台演劇に付くようなシアトリカルな絵が浮かび上がる。隙があるようでまったく隙ありません。トラッド&フォーク・ファンもぜひ。7曲のライヴ・ボーナス入り。
US-3091 CONVENTUM / Le Bureau Central Des Utopies CD \2300
 06年リマスターにて再発。79年リリースの2nd。カナダのチェンバー・プログレの名作として知られ、ベルギーのジュルベルヌにも通じるアコースティック派ながら、エレクトリック・ギターとベースがロック色を隠し持っており、これがクセ者で本作のポイントとなり、他に無いポテンシャルを感じさせる。トラッドとクラシックを掛け合わせ、本気と滑稽さが絶妙に入り混じり、すごく技巧的なのに、印象は美しい。1作目に比べヴォーカル・パートは少なくインスト指向。2曲のライヴ・ボーナス入り。
US-3005 DILLINGER / Don't Lie To The Band CD \2500
 メロトロンをフィーチャーしていることで昔から人気の高かった76年リリースの2nd。英コロシアムを思わせるサウンドを聴かせる1stの流れを受け継ぎつつも、曲はよりメロディアスなものへと完成されている。メロトロン、ハモンドの響きはグリーンスレイドあたりを思わせるところも多し。叙情派作としても聴ける。
US-3098 L'ENGOULEVENT / L'ile Ou Vivent Les Loups CD \2300
 77年にリリースされたプログレッシヴ・フォークの名作1stアルバム。ヴァイオリン、チェロ、ピアノによる優美なクラシカル・アンサンブルを導入し、また全作自作曲ながら、トラディショナルな香りも随所に取り入れ、ウォーム・ハートなヴォーカル・パート(フランス語)が加わると、ケベックらしいなめらかな叙情と哀愁美が一気に広がる。MALICORNEを連想させるような部分も持つ。ボーナス・トラックとして、79年の激レア2nd「ETOIFILAN」(約25分のミニ・アルバム)から8曲全曲を収録。2ndは当時、児童書の為に作られたもので、美声女性ヴォーカルを導入し、ファンタジックな要素も持つが、サウンドはアルバムと同傾向で、よりプログレッシヴな曲も含む秀作。どちらの作品にもCONVENTUMのメンバーらがゲストで参加。
US-3042 ERE G / Au-Dela Des Ombres CD \2300
 大傑作シンフォ! メロトロン・トーンで埋め尽くされ、月影ジェネシスのようなナイーヴなシンフォ性と、2nd期のハルモニウムのような幻想性がダイナミックにミックス。イエスのような構築美&コーラスも加わり、繊細な12弦ギター、フルート、リコーダー、ヴァイオリン群、優美なフランス語のヴォーカルらが夢幻郷であらんかぎりのシンフォ・プログレ美を創造。先述のハルモニウムのLES CINQ SAISONS(内ジャケのイラストもそっくりなんで、けっこう意識してやっています)や、マネージュのNI VENT... NI NOUVELLEに匹敵するクラス。
US-3006 ET CETERA / Same CD \2500
 76年にリリースされた唯一作。ケベック出身の女性ヴォーカリストを含むジェントル・ジャイアント影響下のグループ。ジェントル・ジャイアント・タイプでは最右翼で、フルートやチェロ等もフィーチャーし、リズムがコロコロ変化する緻密なアンサンブルに、カナダ特有のクールな色彩も美しい。ジェントル・ジャイアント・ファンは絶対の必聴盤。お見事! フランス語。
US-3135J EXCUBUS / Memoires Incubusiennes CD \3000
 メロトロン・ファン必聴! カナダ・ケベックの知られざるプログレ・バンドEXCUBUS(70年代当時はINCUBUS)が残した未発表発掘音源の初CD化。前半の4曲は74年に録音されたもので、メロトロン、ハモンド、アープ・シンセ等をフィーチャーした重厚なヘヴィ・シンフォをマニアックに聴かせる。当時、フランスで録音されたというだけあって、同じような翳りはあっても、音の傾向はイギリスやイタリアのこの手のバンドとは少し違い、やはりフランスのバンド、例えるならVISITORSあたりを思い出させる。また、後半の4曲は73〜74年の曲を08年になって新録したもの。クラシカルなフレーズを交え、ダークなサウンドを継承したかつてと同傾向のヘヴィ・プログレを聴かせているが、曲によりそこにウォーム・ハートなヴォーカルが入る。輸入盤+帯+解説付
US-3015 HARMONIUM / L'heptade 2CD \3800
 76年にリリースされた3作目にしてラスト・アルバム。オーケストラとの共演によるクラシカルで壮大なシンフォニック作で、2ndをさらにスケール・アップしたような2枚組大作。こちらも名作。
US-3037 HARMONIUM / En Tournee 2CD \3800
 76年の「L'HEPTADE」発売当時のライヴで、後の80年にリリースされた。ライヴならではの躍動感が出て素晴らしい内容となっている。メロトロンやフルートも効果的で、とにかく美しい。イマジネイティヴな音像が沸き立つように演奏され、デッサンに色を加えていくような想像性に富む後半は圧巻。泣きのギターもドラマチック。カナダ盤。
US-3129 JACQUES BLAIS / Themes CD \2500
 ギタリストで、シンガー・ソングライターのJACQUES BLAISが75年に残した1stアルバムが初CD化。美声女性ヴォーカリストのCHRISTIANEを始め、キーボード、リズム陣らバックの全員がCONTRACTIONのメンバーで固められている。本作は当時バンドの2ndアルバムと並行して録音されたということもあり、テクニカルなジャズ・ロック・アレンジを施したインスト・パートにCONTRACTIONをイメージさせる部分があるが、繊細なヴォーカルに続くコーラス・ワーク、溢れくる叙情などが、メロディアスなサウンドに溶け込んでいく柔らかな肌触りが残るケベックならではのロマン香る作風で、彼のリーダー・バンドらしい音となっている。カナディアン・プログレの奥深さを物語る1枚。
US-3099 JACQUES TOM RIVEST / Same CD \2300
 POLLENのヴォーカリストでマルチ・ミュージシャンのJACQUES TOM RIVESTが、79年にリリースした1stソロ。哀愁に彩られた泣きのシンフォニック・ロックの隠れた名作。バックにPOLLENのメンバーらが全面参加したバンド・スタイルの演奏で、歌心あふれるヴォーカル(フランス語)、美しいフルート、ピアノ、12弦ギターの音色が印象的。シンセ・オーケストレーションによるドラマチックな盛り上がりに感動を覚える。後半では、ムーグ等を導入し、プログレッシヴな場面展開でテクニカルに迫るパートもあり。ボーナス・トラックとして、アルバム未収シングルを1曲追加収録。
US-3104 LASTING WEEP / 1969-1971 CD \2500
 カナディアン・プログレの最高峰のひとつMANEIGEの、JEROME LANGLOIS(キーボード)とALAIN BERGERON(フルート)が、MANEIGE結成以前に活動していたバンドの69年から71年までに残された未発表音源集。当時、あの英国にも無かったフルートをメインにしたジャズ・ロックで、そのプレイはバッハも取り込んだようなクラシカルさもあり、ハード・ロック色の無いジェスロ・タルだったりもするが、ピアノとギターを同スキルで操るJ.LANGLOISがスタイルを固定しない音楽性を持ち込んでおり、曲によってはすでにMANEIGEの原型がある。年代から来るサイケ色も混ざり、もしアナログが出ていたなら間違いなくコレクターズ・アイテムになっていたはず。
US-3105 LASTING WEEP / Le Spectacle De L'albatros 1976 CD \2500
 カナディアン・プログレの最高峰のひとつMANEIGEの、JEROME LANGLOIS(キーボード)とALAIN BERGERON(フルート)が、MANEIGE結成以前に活動していたバンドの恐るべし未発表音源。71年に書き下ろしたヴォーカル入りのコンセプト大作「L'ALBATROS」を、76年にMANEIGEのメンバーらを加えライヴ録音したもので、緊迫のドラムスなど録音状態が良く、独創的に弾きまくるベースやギター、ピアノらが凄い形相で迫真の演奏をスリリングに繰り広げる。メンバーからMANEIGEの音楽性に近く、かつMANEIGEに引けをとらない。
US-3118 MANEIGE / Same CD \2500
 カナディアン・プログレッシヴ史に輝く彼らの75年リリースの1st。デビュー作にしてこのレヴェルは凄すぎる。LASTING WEEPを結成していた、JEROME LANGLOIS(ピアノ、オルガン、クラリネット)と、ALAIN BERGERON(フルート、サックス)に、ギターとリズム・セクションとこのバンドを印象付ける木琴&鉄琴系が加わった編成。クラシックとジャズと少しのフォークをチェンバー・ロック化した、当時はかなり進んだ内容だった。やたら音符が細かくテクニカルでテンション高く、かつフレキシブルでリリカルに織り成す。漂う世紀末風味も本作のポイントだ。74年のライヴから2曲のボーナス入り。
US-3119 MANEIGE / Les Porches CD \2500
 デビュー作から早くも同年にリリースされた75年2ndアルバム。ヴァイオリンや少編成のストリングス・オケを導入し、同時にロック色の厚みも増した。クラシカルでハートフルなピアノ、ロマンチックなフルートとクラリネット、美しいテンションの木琴&鉄琴がメロディーをスリリングに組み立て、時折りギターとサックスが現代色を塗り込める。ノスタルジックさが絶妙に見え隠れし、演奏はこんなにも細かく技巧的なのに、儚い夢のような切なさが覆ってくる。もちろん、本作は傑作の部類だが、メンバー・チェンジがり、翌年、あの大傑作のNI VENT...NI NOUVELLEをリリース。
US-3086 MANEIGE / Ni Vent...Ni Nouvelle CD \2500
 カナダ盤。06年リマスター盤。カナディアン・シンフォの最高峰。ヴァイオリン、チェロ、フルート、サックスらの管弦アンサンブルと変拍子を取り入れた、ジェントル張りの巧みさと精巧さを持ちながらも、それを堅苦しく感じさせない淡いジャケットのようなロマンチシズムに呑み込まれていく。アルバム全体の構成力も素晴らしい。間違いなく、世界中で最も美しくファンタジックなシンフォニック&ジャズ・ロック・プログレのひとつ。美傑作です。76年作3rd。ボーナス・トラックとして、79年にリリースされたライヴ盤COMPOSITE (未CD化) から、4曲を追加収録。12ページのブックレットには、当時の写真や、ディスコグラフィー等を掲載。
US-3087 MANEIGE / Libre Service-Self-Service CD \2500
 カナダ盤。06年リマスター盤。78年リリースの4th。前作に比べるとアルバム構成はややシンプルになったものの、その分アレンジが引き締まり、前作同様、美しいピアノ、ファンタジックなフルート、メロディアスなギター等で聴かせる一級のシンフォニック&ジャズ・ロック作となっている。本作ではハッピー・ザ・マンがケベック色に染まったような、という構築的な印象も受ける。特に後半へ向けて内に感情を秘め、端正に美しく盛り上がっていく叙情サウンドにしびれる。ボーナス・トラックとして、79年にリリースされたライヴ盤COMPOSITE (未CD化) から、3曲を追加収録。12ページのブックレットには、当時の写真や、ディスコグラフィー等を掲載。
US-3151 MAN MADE / Same CD \2500
 初CD化。72年にリリースされたケベックのヘヴィ・プログレ作。闇に光る妖しさを持ったクラシカルなハモンドと情熱的なヴォーカル、流れ込むキラキラとしたピアノ、透き通ったソリーナ、おごそかな合唱、引き裂くギター、アクセントとなるフルートなどカナダというよりはドイツを思わせる雰囲気がある。バンド名と同じタイトルの旧A面を占めた20分近い大曲はまさにそんなフロイド影響下のジャーマン・ハードのようで濃い聴き応え。ただ、後半は前身バンドと言えるILLUSTRATIONから受け継がれたブルースやブラス・ロックになってしまう。デジパック。
US-3022 MILKWEED / Same CD \2500
 78年リリース作。かつてカナダの幻の1枚と言われた、レア・シンフォ・アルバム。1曲目だけ何故か軽いが2曲目以降はメロディアスでテクニカルなシンフォニック・ロックを聴かせてくれる。クラシカルなピアノと優美なギターで聴かせる4曲目の大作も中々の出来。叙情派。泣きのオーボエもいいです。
US-3110 MORSE CODE / La Marche Des Hommes CD \2500
 プログレッシヴ・ロック・バンドとして再スタートを切った75年作。3rdアルバムの07年リマスター盤、初CD化。曲の良さで取るなら本作であろう。テクニカルでドラマチックな部分は次作へ引き継がれているが、愁いというか、哀愁が作品全体にまどろみ、非常に聴き込める1枚となっている。シンフォニックなハモンド、泣きのメロトロン、ハートフルなヴォーカルらが重厚なサウンドをリリカルな物とし、涙腺に触れる必聴作。ボーナス・トラック2曲はアルバム収録曲のミックス違い&シングル・ヴァージョン。
US-3111 MORSE CODE / Procreation CD \2500
 76年4thアルバムが07年リマスター盤にて初CD化。ケベックという独特の文化を通してのヨーロピアン・シンフォの必聴名作で、強力な演奏のもとメロトロンが深淵に流れ出し、レスリー・ハモンドがクラシカルかつ重厚にバンドの核となる。仏語のヴォーカルも雰囲気が良く、約26分のタイトル曲がハイライトで、骨のある非常に堂々としたプログレッシヴ・ワールドを展開。透けて映る壮大さが違い、ここがカナダ・ケベックらしいところ。ボーナス・トラック2曲は当時のアルバム未収録シングル曲。
US-3112 MORSE CODE / Je Suis Le Temps CD \2500
 77年5thアルバムの07年リマスター初CD化。世間で言われるイエス影響下の中でヘヴィかつキャッチーな部類に入るのが彼らで、本作でもベースやコーラスにそれは顕著に現れるが、例えば雲の隙間から陽が差し込んで来るような爽やかさと叙情はケベックならではのシンフォ・スタイルで、甘美な泣きも加わりヘヴンリーな様相を見せる。同ケベックのPOLLENのようなテクニカルな構築性と重厚なドラマチックさが交差する。メロトロン・ファンには本作も外せない1枚。当時キャピトルというメジャー・レーベルからリリースされたのが頷けるクオリティーだ。
US-3155 MYSTERY / One Among The Living CD \2200
 ケベックのシンフォニック・バンドの3年振りとなる2010年新作。通算6作目となる本作は、22分を越える組曲を軸にエモーショナルな泣きを加えた奥深く繊細なサウンドと、曲の構成力で聴かせ、前作までには無かったジェネシスチックなイメージが加わり、憂愁の美と溢れ来る叙情に染まる、サウンド面でさらに大きく変化したバンドの最高作となった。ジョン・アンダーソンの代役としてイエスの40周年記念ツアーにも参加したBENOIT DAVIDのヴォーカルも良く、他には無い魅力で引き付ける。そして、ゲストで参加したDARYL STURMERのギター・ソロや、OLIVER WAKEMANのムーグ・ソロ、JOHN JOWITT (FROST*)のベースなど1曲ながらも効いている。また、SPACED OUTのベーシストANTONIE FAFARDや、ケベックの女性ヴォーカリストCLAIRE VEZINAらケベック陣も好サポート。デジパック仕様。
US-3130 OFFENBACH / Saint-Chrone De Neant CD \2500
 72年のレア2nd。コレクターズ・アイテムとして知られる当時のレコードには未収録だった7曲(約30分)を追加した完全版で初CD化! 英国のハモンド入りのハードロックから影響されたケベックのバンドが、教会でライヴ録音したアルバム。オケとの共演というのはよくあるが、本作では、教会のパイプ・オルガンが荘厳に鳴り響き、混声合唱団も導入し、ロック・バンドと教会音楽がドラマチックに融合した、他にはあまり無い展開を見せる。ハモンド・オルガンをフィーチャーし、むせび泣くようなギターもカッコイイ。DIES IRAE(怒りの日)も取り上げ、随所にミサのようなシーンも厳かに織り込んだ重厚なハード・プログレッシヴ・オラトリオ。歌詞はラテン語。
US-3131 OFFENBACH / Bulldozer CD \2500
 ケベックとしては稀なハード・プログレッシヴ・ロックを聴かせるバンド。73年の3rdアルバムに2曲のボーナスを加えCD化。カナダというよりも、フランス語であるというところからも70年代のフランスのバンドを連想させ、教会風オルガンに合唱が重なるところや、70年代特有の重厚感、ヘヴィな追い込みなど、あえて例を出すなら少々VISITORSを思い出させる部分もあり、また、サイケデリックな攻撃性はARTHUR BROWNもイメージさせる。全体を通してハモンドやギターをフィーチャーし、サウンド・トラックとして制作されたアルバムだが、サントラ的なムード音楽では無く、例えばOSANNAのミラノ・カリブロのようなロック・バンドとしての作品に仕上がっている。
US-3152 OFFENBACH / Tabarnac CD \2500
 初CD化。ケベックのハード・プログレ・バンドが74年にリリースした2枚組大作(2in1)で彼らの4作目。ドキュメンタリーを制作する為、ヨーロッパ・ツアーを行いその際に録音されたもので、後にポップ化するものの本作がプログレ期のラスト・アルバムとなる。フランス語で歌われ、前作のBULLDOZERの延長線上にあるサウンドで、アーサー・ブラウンを思わせるヴォーカルをフィーチャーし、弾き倒されるハモンドと陶酔したギターがロングパートのソロを展開させていく。クラシカル色を持ち、一気に追い込む終盤は怒涛。ラストはエディット・ピアフの愛の讃歌。デジパック。
US-3055 OPUS 5 / Contre-Courant CD \2500
 76年リリースの必聴傑作。デジタル・リマスターにてオリジナル・テイクが初CD化。70年代のカナディアン・シンフォのベスト3に入る1枚であり、淡いファンタジックさをたたえながら卓越した演奏とアンサンブルで一気に最後まで聴かせてしまう。叙情風味をさらに謎めいた奥ゆかしさに染めるフルートやピアノ、チェンバー系ファンも圧倒する変拍子の連続、マグマ風コーラス、先の読めない展開、ルネッサンス調の中世色などなど多様な音楽性を見事に統一した屈指の内容。初期PFMクラスのヴァリューです。
US-3071 OPUS 5 / Serieux Ou Pas CD \2500
 90年に未発アーカイヴ集としてCDリリースされた作品。完成されたであろう曲の断片的なテープの編集前、といった印象を受けるほどそれぞれのクオリティーは高く、驚く。ピアノのみの曲や、もろジェントル・ジャイアント遊びをした曲、アコ・ギ弾き語り風のフォーク・タッチの曲、CONTRE COURANTから抜け出したような曲など、言葉では散漫になってしまうが、音楽性と打ち出そうとするカラーは見事に揃っており、1枚の作品の重みを持つ。恐るべしバンドであったことを物語る内容。ラスト・ストック品。
US-3072 POLLEN / Same CD \2500
 05年リマスター盤。聴く人によってケベック独特のクールな側面を与えてしまうOPUS 5やMANEIGEに比べると、純シンフォニックなカラフルさで迫るのが76年にリリースされた本作だ。イエスやジェネシス、それにジェントル・ジャイアントの影響を隠せないそのサウンドは、強固なテクニックに裏打ちされ、構築美バランスの取れたスリリングでかつ多彩なメロディーを埋め込んだもの。そこにケベックならではの叙情的な幻想性が絶妙に溶け込み、また切々とした歌心も見逃せない。シンフォ・ファンは外せない必聴名作。
US-3097 PTARMIGAN / Same CD \2800
 06年リマスター再発。74年にリリースされたカナダのレア・プログレッシヴ・フォーク・バンド。リコーダーをフィーチャーし、アコースティック&12弦ギター、ピアノ、ウォーム・ハートなヴォーカルらによる5人編成で、暗く妖し気な雰囲気を放つメロディー・ラインがサイケデリック。曲はそれぞれ組曲形式の大作指向でプログレッシヴ・ロック・テイストも持つ。リリース当時カナダ・コロムビアからリリースされただけあってメジャーらしい完成度の高い作品。英語。ブックレットには当時の貴重写真を多数収録。
US-3113 RED SAND / Human Trafficking CD \2500
 しなやかさと幻想感を増した07年作3rd。とにかくギターがシンフォニックで泣き震える。MR.GILや初期QUIDAMに通じる風情。遠くから包み込むストリングスと、かよわい女性的なシンセがこのギターの本質をよく理解しており(当人なので当然か)マリアージュが素晴らしい。終いにはアコギのアルペジオもシンフォニックに感じ、オーガニックな光景がずーっと広がっていく。メロトロンっぽい音が導き出す3曲目後半のギター・ソロには我を忘れてしまい、その間に始まっている4曲目の良さに気付くのが遅れるほど。自主リリース。
US-3141 RED SAND / Music For Sharks CD \2500
 ハートフルさを際立たせた09年4th。マリリオン系の中では群を抜いて良く、ギター、キーボード、ヴォーカルは歌心に満ち、リズム・セクションがびしっと締める。ソリッドさと柔らかな質感の両方を持っており、そのバランス美から生まれる、もやっとした半透明の叙情性がいかにもケベック産らしい。全体に音色を落ち着かせハケットやキャメルを思わせるファンタジックさが拡散。MKメロトロンのようなトーンを配しメロウな夢がシンフォと溶け合う独自のカラーがなんとも幻想的だ。アコギの瑞々しい響きもまたこのバンドの良さ。自主リリース。
US-3053 SENSE / Out Of Range CD \2500
 エコリンのBRETT KULLやグラスハマーのFRED SCHENDELがゲストで参加し、素晴らしい出来となった04年作2nd。ヴァイオリン、フルート、メロトロンも適材適所に加え、リリカルかつドラマチックな、そして、テクニカルなシンフォニック・ロックを全面展開。グラスハマーも時折見せるようなケルト色もあり、ケベックのバンドらしいファンタジックさが滲む。ヴォーカルや12弦ギターの響きにジェネシスも垣間見えるが、美しい幻想色を哀愁に染めるタッチが独特。2曲目は叙情派シンフォ・ファン涙の必聴曲か。
US-3122 SENSE / Going Home CD \2500
 リズム・セクションが強化されリリースされた07年作3rd。ジェネシスに、ちょっとイエスを足してケベックのファンタジックさを沸き立たせたような出来で、テクニカルな1曲目に圧倒される。ホールズワースとラティマーを混ぜたようなソロもスリリングだ。そして、メロトロンと12弦ギターの調べが幽玄な2曲目はフルートも加わり、このバンドならではの哀愁と叙情を奏でる。こういう温かで、しかも奥行きのあるサウンドを聴かせるバンドは少ない。オランダのUSを思わせる3曲目、ハードな拍子の4曲目、リリカルに幕を開けパイプオルガンと合唱で締めくくられるラストの5曲目等、後半は10分以上の曲が並ぶ。ぜひ、愛聴してください。
US-3156 SOLSTICE / Mirage + Espresso CD \2500
 ケベックのジャズ・ロック・バンド。78年の1stと81年の2ndの2in1。L'ORCHETSRE SYMPATHIQUEの前身のQUARTZから派生した、ギター、キーボード、クラリネット、ベース、ドラムスの5人編成でインストながらがっちりとしたスキの無いテクニカルなサウンドを繰り広げる。カナダらしいモヤのかかった幻想色を秘める1st、スピーディーなリズムに乗りベースがパーシー・ジョーンズ張りにフレーズをこれでもかと繰り出し、シンセやローズなど多彩音色でソロが展開される圧巻の2nd。特に後者は一級品で、ジャズ・ロック・ファン必聴となっている。デジパック。
US-3132 SPACED OUT / Evolution CD \2500
 ALEX ARGENTOら技巧派のキーボーディストがゲスト参加した08年作。なにがなんでも、と言ったパワー演奏の作風からよりテクニックを際立たせる間合いとキレを持たせた曲作りとなっており、1曲目からイメージが広がる。かと言ってパワーが落ちているわけではなく、迫る来る音圧とテンションはけたたましい。ミディ・ギターやシンクに加え鍵盤から繰り出されるシンセが曲を多層化し、パースペクティヴがさらに複雑となり、光線と弾丸が飛び交うようなスリリングさはバンドのスタジオ入り前の想定以上だったかもしれない。これぞ、プログレッシヴ・ジャズ・ロック!
US-3034 SYMPHONIC SLAM / Same CD \2500
 76年にリリースされた、テクニカル・ヘヴィ・シンフォの好作。ギター・シンセ(&ヴォーカル)、ドラムス、後にRAINBOWに加入するキーボード奏者DAVID STONEの技が光るトリオ編成。構築美の中でテクニカルなキーボードが駆け巡るタイプが好きな人には特におすすめ。重厚にドライヴしてます。
US-3153 UNGAVA / Same CD \2500
 初CD化。ケベックのハード&叙情派の77年作。音楽性が独特で、あえて例えるならイエスを思わせるギターやベースがエキサイティングで、フルート、アコギ、ソリーナ、ローズらを配した引きのパーツと対比させながらアルバムをまとめている。フランス語で歌われるヴォーカルのニュアンスにはフォーク色も多々含まれ、曲によってはHARMONIUMも思わせる。後半では、カンタベリー風味のメロウなノリや、管楽器をフィーチャーしたフレンチ・タイプのジャズ・ロックへも発展し、ギター・ヒーロー的なフロント・ジャケからは想像出来ない幅広い趣向を見せている。デジパック。
US-3154 VECTEUR K / La Peur Du Desert CD \2200
 ケベックの5人編成のシンフォニック・プログレ・バンド。フランス語によるハートフルなヴォーカルが煙り、メロディックなサウンドで聴かせる09年デビュー作。ギターは曲によりややハードな面も見せるが、エモーショナルにも変化をし、繊細なタッチのアコースティック・ギター・アンサンブルを取り入れたインスト・パートや、リリカルなピアノの音色も印象に残る。演奏は構築性も持つが、やはりノスタルジックな叙情が加わるとHARMONIUM辺りに通じるような淡い情景美に包まれ、ケベックならではのサウンドが広がる。コンセプト作。
US-3138 V.A. / DANTE'S DIVINE COMEDY Part One - Inferno 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表するバンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ。ダンテの神曲をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによるヴィンテージ・サウンドを繰り広げる! 4枚組、全34バンドが参加。その参加アーティスト名を見るだけでも興奮するが、中でも特に注目はロシアのLITTLE TRAGEDIESやハンガリーのYESTERDAYSらの東欧勢に加えて、RUSTICHELLI E BORDINI、CHERRY FIVEで知られる、あのCARLO BORDINIとTAPROBANTのキーボーディストによるデュオのDE ROSSI E BORDINI、そしてなんとあのNUOVA ERAが復活しオープニングを飾っているなど、ぶっちぎりの話題性を持ちリリースされた。どのバンドも気合が入った、まさに入魂の1曲をここに提供した必聴作! <収録バンド> Nuova Era(Italy)、Yesterdays(Hungary)、Little Tragedies(Russia)、Lady Lake(Holland)、Greenwall(Italy)、Nemo(France)、Nexus(Argentina)、Atlantis1001(Italy)、Flamborough Head(Holland)、Colossus Project(Italy)、Il Court(Italy)、Willowglass(UK)、Wicked Minds(Italy)、Brighteye Brison(Sweden)、Matthijs Herder(Holland)、Garmond(Italy)、Ars Nova(Japan)、Il Castello Di Atlante(Italy)、Groovector(Finland)、CAP(Italy)、Ozone Player(Finland)、Sinkadus(Sweden)、Viima(Finland)、Nota Bene(Italy)、Entrance(Chile)、Advent(USA)、Contrappunto Project(Italy)、Armalite(Italy)、Corte Aulica(Italy)、Raimundo Rodulfo(Venezuela)、De Rossi e Bordini(Italy)、Tempano(Venezuela)、Nathan Mahl(Canada)、Simon Says(Sweden)

〓[CANADIAN FOLK-ROCK&FEMALE VOCAL]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-4126 DEMI-HEURE / Same CD \2600
 78年に自主盤でリリースされたケベックのフォーク・ロック・バンド唯一作。初CD化。美声女性ヴォーカルに、ウォームハートな男性ヴォーカルが溶け合い、フルート&オーボエ、ベース、ドラムス、クラリネット、6&12弦ギター、ピアノ、キーボードらによる7人編成で紡ぎ出される、夢見がちでメロウなサウンド。さらに、ゲストで加わる、ストリングス・クァルテットと木管楽器による室内管弦楽風のアレンジも随所に導入され、味わい深く優美に響く。6曲目ではヴァイオリン・ソロの音色も物悲しい。HARMONIUMやLE TEMPS、BEAU DOMMAGE、SEGUIN辺りを連想させるケベックならではの滑らかさと、叙情美あふれるアルバム。フランス語。韓国MEDIA ARTE盤、紙ジャケット仕様。300枚限定プレス。
US-4002 FABIENNE THIBAULT / Same CD \2500
 かつて「カナダの究極の女性ヴォーカル物」と言われた76年リリースの1st。クラシカルになりすぎないエレガントなストリングス・アレンジが絶品で、ピアノ、アコースティック・ギターを中心としたバックでしっとりと美しく聴かせる。まるで彼女の肌のあたたかさが伝わってくるかのよう。フランス語。
US-4123 GENEVIEVE TOUPIN / Same CD \2500
 デビュー以前から密かに注目し、アルバムのリリースを心待ちにしていたケベックの女性ヴォーカリストが09年秋に遂にデビューを果たした。自主盤ながらも現地のジャーナリストに絶賛されたアルバム。彼女が弾く古いピアノの音色に誘われて、内省的でドリーミィな空間美の中に、深みのある彼女の美声ヴォーカルが心地良く響く。楽器も多彩で、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション、管楽器などミュージシャンも多数参加。静謐で気品のあるメロディに包まれたサウンドは、スザンヌ・ヴェガやKATE RUSBYを連想させる部分もあるが、よりディープな雰囲気で聴かせる。フランス語。カナダ盤。封筒型変型ジャケット仕様。
US-4113J LOREENA MCKENNITT / A Midwinter Night's Dream CD+DVD(NTSC) \3360
 初回限定盤。DVD付き。デジパック仕様の2枚が特殊スリップ・ケースに入った2枚組。08年新作は、美しいケルティック・クリスマス・アルバム。95年にリリースされたミニ・アルバム「ウインター・ガーデン」の5曲に、新たに新曲8曲を加えた全13曲入りのフル・アルバム。有名なクリスマス・キャロルながらも、COVENTRY CAROLのハープ弾き語りや、GOD REST YE MERRY、GENTLEMANのエキゾチックなABDELLI VERSIONなど、アレンジ面でも興味深い。また、ストリングス・アンサンブルが優美なSNOWなどの自作曲も素晴らしいウインター・ソングだ。全編しっとりと聴かせてくれる。DVDは「A MOVEABLE MUSICAL FEAST」と題された、約60分のツアー・ドキュメンタリーで、ロリーナのインタビューやリハーサルシーンでのフル演奏(The Gates of Istanbul、The Highwayman、Never-Ending Roadの3曲)も収録された、ファン必見映像。輸入盤+帯+解説付き・国内盤仕様。
US-4093D LOREENA MCKENNITT / Nights From The Alhambra DVD(NTSC)+2CD \3670
 DVDサイズの4面開きデジパック・デラックス・パッケージ盤。紙ケース付き。06年9月にアルハンブラ宮殿の中庭で行われた「アンシェント・ミューズ〜古代(いにしえ)の女神」のツアーからのライヴを収録。CD2枚とDVDがセットになったファン必見の傑作ライヴ!ロリーナの奏でるハープ、ピアノに加え、総勢12名のバック・ミュージシャンが参加。美人チェロ奏者CAROLINE LAVELLE、ヴァイオリン、ヴィオラ、キーボード、ハーディ・ガーディ、ケルティック・ブズーキや、アルバニタキらギリシャのアーティストとのコラボでも知られる、シリア-アルメニアのウド奏者HAIG YAZDJIAN、中東の弦楽器カヌーン、リラ、などによるエキゾチックな旅愁と、ケルト美が見事に融合。また、ライヴの合間に挿入されるグラナダの風景も異国情緒たっぷり。ロケーションも素晴らしく、見ごたえのあるロマンチックなライヴとなっている。ロリーナ本人の解説(日本語対訳)付き。カナダ盤。
US-4116 LOREENA McKENNITT / A Mediterranean Odyssey 2CD \2800
 限定盤。それぞれデジパック仕様の2枚「THE OLIVE AND THE CEDAR」と、「FROM ISTANBUL TO ATHENS」がスリップ・ケースに入った、24ページ・ツアー・フォト・ブックレット付きの2枚組。「FROM ISTANBUL TO ATHENS」は、09年6月に、トルコ、キプロス、レバノン、シチリア、ギリシャ各地で行われた地中海ツアーからの10曲を収録した最新ライヴ盤! 美人チェロ奏者CAROLINE LAVELLE、アルバニタキらギリシャのアーティストとのコラボでも知られる、シリア-アルメニアのウド奏者HAIG YAZDJIANらが参加。リュート、リラ等の生楽器を加えた異国情緒あふれるエキゾチックな香りが立ち込めたポテンシャルの高い演奏で聴かせ、また、THE DARK NIGHT OF THE SOULやOENELOPE'S SONGなどバラード系でのロリーナの美声にもうっとりする。「THE OLIVE AND THE CEDAR」は、THE VISIT、THE BOOK OF SECRETS、THE MASK AND MIRROR、An ANCIENT MUSICから、彼女自身で選曲した11曲入りベスト盤。
US-4086 MOONSTONE / Same CD \2200
 70sアンダーグラウンド・フォーク・ファン待望のレア盤が遂にCD化。73年にリリースされたケベックのバンドの唯一作。ジャケットも印象的で、廃盤時代から注目されてきた1枚。浮遊するように歌う美声女性ヴォーカルと、柔らかな男性ヴォーカルによる、まどろみ系アシッド・フォーク。バックは12弦&6弦ギターを中心に、曲によりフルート、ピアノ等も導入される。マイナー調の翳りに心奪われる、まさに70s英国プログレッシヴ・フォーク・ファン必聴作。
US-4030 SEGUIN / Recolte De Reves CD \2500
 プログレ風味のあるフォーク・ロック・デュオ。75年の3rd。室内楽風の弦やフルートをフィーチャーし、時に優雅でクラシカル。男女ヴォーカルだが女性ヴォーカリストの声の美しさは最高! 女性ヴォーカル・ファンやフォーク・ファンへはもちろんのこと、シンフォニック・ファンにもおすすめしたいカナダの珠玉の名作。フランス語。

〓[OCEANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-0067 DRAGON / Universal Radio CD \2600
 74年にヴァーティゴからリリースされた1st。オープニングから甘く流れ出すコーラス・ヴォーカルがなんともオセアニアらしく、クラシカルでプログレッシヴな3曲目へと受け継がれていく。堅実なギターと巧みなドローバー・コントロールによって七色に変化するハモンドが売りで、メロトロンこそ使っていないもののベガーズ・オペラの2ndあたりを思わせるメロディックさを持っている。同年のライヴとバンド結成のきっかけとなったメンバーの73年シングルからボーナス3曲入り。リマスター&3面開きデジパック。初オフィシャル・オーストラリア盤。
US-0061 DR.TREE / Same CD \2500
 76年にニュー・ジーランドのEMIからリリースされたジャズ・ロック作。アルティに似ており、ブラインドで聴かされるとイタリアのバンドかと思ってしまう。フリオ・キリコ・タイプの手数と早さを持続させるドラマーとエッジのあるベースで押しまくり、テクニカルなシンセ、鮮やかなエレピ、弾き倒しのギター、海の風味を漂わせるサックスとトランペットが高鳴る。演奏水準の高さとフュージョンにならないプログレッシヴな攻撃性はトップクラスで、ジャケにあるような妖しい雰囲気も放つ。オセアニアの名盤。リマスター&デジパック。
US-0068 MACKENZIE THEORY / Out Of The Blue CD \2600
 73年リリースの1作目。ストリング・ドリヴン・シングを思わせるヴィオラをフロントにしたエキセントリックなサウンドを繰り広げる個性派バンド。メロディアスながらもクラシカルな堅さは無く、ハードなギターとリズム・セクションらがバランスを取りながら全編インストで聴かせる。ジャズ・ロック、フォーク・ロック、プログレが混ざり合い、時に緩く時にテンション高く演奏されていく。後半はかなりテクニカルでウルフのようなプロフェッショナルなサウンドで圧倒。これがライヴ録音であったことに驚く。同年のライヴからボーナス1曲入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0069 MADDER LAKE / Stillpoint CD \2600
 73年リリースの1作目。ハード・プログレとして紹介されることが多い彼らだが、ヒットも記録するなどポップなセンスも持ち合わせ、本作では少しカンタベリーからの影響を感じさせるクレバーなギターとオルガンがグルーヴ感をメロディアスに作り出している。特に1曲目にそれは顕著に表れているが、他の曲もアシッドというか、ヴォーカルも含めて何か暖かい夜の魔法を浴びているような暗い雰囲気が独特。これがオセアニアの音だ。曲調が急転する面白さ。シングルから3曲と同年のライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0070 MADDER LAKE / Butterfly Farm CD \2600
 73年リリースの2作目。デビュー作にあった妙な暗さも捨て難いが、本作は2曲目に代表されるようなハモンドとムーグを合わせた重厚感があり、こちらはたしかにハード・プログレで語っても良いだろう。4曲目のクラシカルなセンスなどヴァーティゴライクながらもやはり英国物とはどこか違うオセアニアの匂いがあり、まとまった曲調で聴かせる後半のキャッチーさなどローカルバンドの域を超えている。プロデュースが行き届いており、アコギの効果的な曲もそのセンスが光る。同年代のシングルやライヴから4曲ボーナス入り。リマスター&3面開きデジパック。
US-0072 MARIO MILLO / Epic III CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。セバスチャン・ハーディーのギタリストが79年にリリースした1stソロ。アルバム・タイトルにもなっている組曲から幕を開け、テクニカルな楽曲を甘美に聴かせる彼らしいシンフォニックなスタイルで展開。ウキウキとした感じと、すーっと夕暮れに溶け込んでいくアコースティックな叙情性がなんともオセアニアらしい。約10人のミュージシャンを起用し、ストリングス・オーケストラも配し、作曲力と細部までこだわったアレンジは円熟味を帯び、インストが続く後半のギターソロなどキャメル・ファンも必聴です。ボーナス1曲(REBECCA)追加収録。
US-0015 McPHEE / Same CD \2600
 ニュージーランド出身のメンバーを中心に、オーストラリアのシドニーで結成された女性ヴォーカリストをフィーチャーする、ブリティッシュ・タイプのグループの71年リリースのアルバム。サイケ色も多く残しているが、ハモンドが前に出る曲では、女性ヴォーカルということもあって、アース&ファイアーの1stあたりを思い出させる。
US-0016 MELISSA / Midnight Trampoline CD \2600
 シドニーで結成されたグループで、71年に唯一のアルバムである本作をリリース。フルートを生かしたキーボード・レスの4人組であるが、ゲストでエレピ等も入る。ツバ飛しフルートがかなり広くフィーチャーされており、かつ英国的な雰囲気もあるのでやはりジェスロ・タルあたりを思わせる。曲によってはややハードにもなるが全体にメロディアス。2曲ボーナス・トラック入り。
US-0053 MEPHISTOPHELES (PAUL GAFFEY) / Same CD \2500
 75年にMADDEN&HARRISのメンバー達をバックに作り上げた壮大なコンセプト・シンフォニック・ロック作品。タイトルから察することが出来るように「ファウスト」の悪魔がテーマになっており、フル・オーケストラ、合唱団、そしてメロトロンを導入。そのメロトロンの登場の瞬間はポセイドンの如し効果があり、全体にはロック・オペラ風仕上げ、ハード・ロック色の無いCIRKUS ONEとも言える。ヴォーカルはハミル似。または、Mr.DOCTOR風。物語から当然ゴシック色もあり、クラシカルに謎めいた大作となっている。かなり聴き応えがある1枚。
US-0062 RAGNAROK / Same + Live CD \2500
 オセアニアン・シンフォニック・ロックの知られた1枚。75年リリースの1st。延々と流れるメロトロンと本作のみの女性ヴォーカリストが決め手となり、ブリティッシュ・スタイルにオセアニアの美しい叙情を溶け込ませ聴かせる。オープニングなどカーヴド・エアあたりも浮かぶが(ファンだったらしい)、アルバムが進むにつれメロトロンの効果が麻酔のように効いてくる。ボーナスとして2ndのNOOKSの曲を中心とした76年のライヴ音源を収録。ピンク・フロイド・メドレーもあり、彼らのルーツを垣間見ることが出来る。ここでもメロトロンの響きがなんとも幻想的。デジパック。
US-0054 RAINBOW THEATRE / The Armada CD \2600
 初となるオーストラリア盤にて、06年デジタル・リマスター&3面開きデジパック仕様で再発。75年リリースの1st。2ndのFANTASY OF HORSESと同様に重厚なメロトロンと管楽器をフィーチャーし、オペラチックなヴォーカルやコーラスを交えながら、リザード、アイランズ期のクリムゾンを思わせるサウンドをテクニカルに展開。リーダー作曲のメルボルン交響楽団演奏によるボーナス・トラックで証明されるように、非常にスコアが本格的で、シンフォニック・ロックと言うよりも、クラシックとロックを融合させた交響ロックといった思想を持ったバンドであった。オセアニアならではの神秘的かつ叙情的な情景も美しい。
US-0052 RAINBOW THEATRE / Fantasy Of Horses CD \2600
 初となるオーストラリア盤にて、06年デジタル・リマスター&3面開きデジパック仕様で再発。76年にリリースされたオーストラリアの屈指のシンフォニック・ロック作。本作は彼らの2ndで、フルート、オーボエ、トランペット、トロンボーン、ヴァイオリン、チェロらの管弦楽をバンドの一部として編成し、クリムゾンのリザードを思わせるジャージィーなアンサンブルと雄大なメロトロンで見せ場を作っていく。畳み掛けるスピーディーなリズム・セクション、クラシカルなピアノも一体となり、オセアニア独特の哀愁とロマンに包まれる。リーダー作曲、メルボルン交響楽団演奏による13分のクラシカルなボーナス新曲入り!
US-0018 SEBASTIAN HARDIE / Four Moments CD \2500
 75年リリースの感動の名作1st。一度聴くとあのサビは忘れられません。
US-0074 SEBASTIAN HARDIE / Windchase CD \2500
 限定紙ジャケット・ロシア盤。ミュージシャンでなくともクリエイターなら1秒のひらめきで後世に残る名作を作った経験が少なくないと言うが、前作のFOUR MOMENTSは間違いなくそいうった瞬間のインパクトを持っている。対し、76年リリースの本2ndはその余韻の中で時間を掛けて作曲されたのが伝わってくる。ロゴを同じにし、風景のみから人を配したジャケット・デザインも内容を表しており、ハートフルな感情美学を甘美なシンフォニック・ロックで紡ぎ上げた。南十字星のキャメルといった感じだ。4つ折りミニ・ポスター入り。
US-0063 THINK / We'll Give You A Buzz CD \2500
 76年にアトランティックからリリースされたオセアニアン・プログレッシヴ・ロックの名作。ヴォーカル、ギター、キーボード、リズム・セクションの5人編成で、流石メジャー・リリースと言えるテクニカルに締まった演奏でメロディックな曲調を全編で聴かせる。ちょっとイエスを意識した1曲目からつかみは十分だが、オセアニアの真骨頂とも言えるメロウな2曲目はセバスチャン・ハーディーを思わせる哀愁感がなんともいい。甘いギターもバンドの売りだが、キレのよいハモンドやシンセ・ソロが抜き出ている。必聴作。デジパック。
US-0073 UNITOPIA / Artificial CD \2500
 リズム・セクションのメンバー・チェンジを経てリリースされた2010年作。3曲ボーナス入り3面開き限定デジパック盤。また少しキャラが変わったような気がする。ジェネシス系から一旦広がった音楽性は各成果を持ち帰り、バンドの目指す方向性を自然と導いていると思う。コンパクトに凝縮されながらも、サックスやフルートの管楽器、生のストリングス・カルテットを加えるなど曲が進むにつれ驚くほどスケールアップし、もともとオセアニアらしい雄大さが持ち味だっただけに、本編の終盤あたりは他国のバンドには出せないドラマチックな夕陽のような光景が映し出される。ボーナス曲のクオリティーも高い。
US-0021 WINDCHASE / Symphinity CD \2500
 77年リリース。SEBASTIAN HARDIEを経たMARIO MILLOとキーボーディストのTOIVO PILTが結成し、リリースした唯一のアルバム。セバスチャン・ハーディーをコンパクトにしたような、メロディアスなサウンドで、当時のCAMELのような甘いサウンドと、メランコリックな雰囲気で聴かせる。ヴォーカルもウォーム・ハート。1曲ボーナス・トラック入り。


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