update 2008/04/15

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US-1247 ADVENT / Cantus Firmus CD \2500
 97年にデビューCDをリリースし、その後はジェントル・ジャイアント・トリビュートなどで名前を見かけた彼らが、シンフォ・スタイルを伴い戻って来た。06年新作2nd。ジェントル・ジャイアント、グリフォン、イエスらをミックスしたようなテクニカルさと、アコースティック・パートではアンソニー・フィリップスに通じる深く美しい叙情性を持つ。細やかで複雑に込み入った組曲風の展開が繰り広げられ、リヴァーブ感も手伝い中世へ御伽旅。リコーダーも活躍する18分の大曲は稀に見る傑出曲。グリフォンの女王失格からバスーンを抜いて、ジャイアント・コーラスを加えた様。ケンソーのベーシストが1曲ゲスト参加。92年録音の未発テイク2曲ボーナス入り。自主リリース。
US-1001 AFTER ALL / Same CD \2500
 69年にリリースされた、ブリティッシュ・ナイズされた隠れた名作。ヴァーティゴ系のハモンド・オルガンを多用し、特にクレシダに通じるような英国調のオルガンが鳴る。ヴォーカルもなかなか良い。
US-1002 ASIA / Same + Armed To The Teeth CD \2500
 ex.WHITE WINGのメンバーが結成したアメリカン・ハード・プログレ・バンド。79年の1stアルバムと、80年の2ndアルバムのカップリングCD。メロトロン、ハープシコード、ピアノを大胆にフィーチャーするそのサウンドは、あまりにもドラマチック! メロトロンの洪水による6曲目に涙。2in1
US-1323 ATLANTIS PHILHARMONIC / Same CD \2500
 08年リマスター&デジパック盤。74年リリースのアメリカン・ヘヴィ・シンフォの必聴名作。ハモンド、シンセ、ピアノ、ハープシコードらに桃源郷の如くメロトロンが響く。ハードなギターとリズム・セクションのバランスもよく、完全なバンドの音ながら実はプログレを愛したデュオによる多重された作品で、その辺りが功を奏しているのだろう。どっしりとした風格があり、イタリアあたりに近い質感も持ち、ヴォーカルもけっしてキャッチーになることなくメロディアスさを保ち、確かな手応えで聴かせる。ずばりの正統派。
US-1003 BABYLON / Same CD \2500
 78年に自主制作でリリースされ、当時のLPは自主のため音質面で不満が残ったが、リマスター及びリミックスによりその素晴らしい内容が完璧に甦っている。叙情的でかつテクニカルなサウンドはジェネシス・ファン&シンフォ・ファン必聴。
US-1325 BIRDS AND BUILDINGS / Bantam To Behemoth CD \2500
 濃いテクニカル・シンフォを聴かせるCEREBUS EFFECT、DELUGE GRANDERのキーボーディストによる新たな別働隊バンドの08年作で、フルート、クラリネット、サックスもフィーチャーした、高密度のヘヴィ・シンフォ&ジャズ・ロックを繰り広げている。高速化させたクリムゾンといった感じの威圧感とスリリングさは終始圧巻で、爆発的テンションはイタリアのDEUS EX MACHINAに匹敵。とにかく一度始まると手が付けれない。だがそれだけでなく、ヴォーカルの風味と翳り、そして、バンドの2面性を見せるアコギやピアノ、メロトロンなどアコースティックな叙情性もミスティで美しく、十分に配され絵画の如くドラマチック。女性ヴォーカルも少し入る。超力作!
US-1251 CANNATA / Mysterium Magnum CD \2500
 60年代末期から70年代中期までプログレッシヴ・ロック・バンド、JASPER WRATHを率い、83年にはARC ANGELのグループ名でヒットを飛ばし、その後、CANNATAに改名。数枚のアルバムを出した、JEFF CANNATAのグループの06年新作。典型的なヴィンテージ型のアメリカン・ハード・プログレッシヴで、ぶ厚いコーラスとキャッチーなメロディーには心を乱される哀愁があり、わかりやすくて、でも隙のないドラマチックなサウンド。テクニックはもちろん、巧みな曲構成でアルバムまるごと聴かせてしまう上手さには、カンサス、フォリナーといったあたりが浮んでくる程の本格派。完全にプロを経験したプロの音で、自主リリースながらプロダクションも見事。メジャー系のバンドが好きな人のど真ん中でしょう。必聴です。凝った3面開きデジパック。
US-1005 CATHEDRAL / Stained Glass Stories CD \2500
 78年リリースのアメリカン・シンフォの最高峰として知られる彼らの唯一の作品。ジェネシス、イエスの影響下にありながらもオリジナリティーを持つサウンドは見事。メロトロンもフィーチャー。まったくの日本人好みのシンフォ・プログレの傑作。
US-1296 CATHEDRAL / The Bridge CD \2500
 あのSTAINED GLASS STORIESのカテドラルが復活し、29年振りとなる07年新作をリリースした。ギタリスト以外はオリジナル・メンバーで、メロトロンを全編で多用するなどヴィンテージ風味を残し、よりテクニカルなサウンドを展開する驚きの激作となった。かつてのジェネシス色、クリムゾン色に、ジェントル・ジャイアント色など複合化があり、でも、ネオ・プログレにはまったく侵食されておらず、円熟したプログレッシヴ・ワールドを展開。アルバム全体で聴かせる緻密さとミステリアスな深さは、まさにSTAINED GLASS STORIESのカテドラルと言え、新しいギタリストのナイロン・ギターの上手さが新風を吹き込んでいる。デジパック自主盤。
US-1239 CELESTIAL O'EUVRE / Second Chance CD \2500
 注目! イエスの影響を強く感じさせる彼らの05年デビュー作。アメリカらしいテクニカルで重厚なサウンドはスリリングさとドライヴ感を持ち、メロディアスなヴォーカル・ラインとコーラスを生かした組み立てで、ヴィンテージ色いっぱいに迫る。くすんだ質感が泣きと幻想叙情を堂々とたたえ、プログレ然としたハモンド、シンセ、ピアノにハウとホールズワースをミックスしたようなギターが絡む。クラシカルな雰囲気も特徴で、とても日本人にしっくりとくる。あのタイフォンが思い出される。3曲目、5曲目あたりはもしオンエアされると問い合わせ殺到か。自主リリース。
US-1220 CEREBUS EFFECT / Acts Of Deception CD \2500
 CD-R作を経て、本作が初のフルレンジ作となる05年デビュー・アルバム。聴いてまず最初に浮かぶのはハッピー・ザ・マン。ドラマーが手数の多いジャズ系なのでカンタベリー風にも聴こえ、早弾きのベースや、キーボード、ギターのソロと合わせて堰を切ったようなテクニカルさで序盤から飛ばしていく。ハミルがマグマに参加したようなヴォーカルもカリスマ性を放つ。サウンドは倍速VDGG、またはサムラ風にも変化していき、しかし、アメリカらしい広大なイメージが再び漂うといった、非常に個性のある緻密な技巧&硬派シンフォ。疲れるほどの音数とテンションが止まない激作。自主リリース。
US-1149 CRYPTIC VISION / Moments Of Clarity CD \2500
 初期エイジアとカンサスが合体したような必聴シンフォ・バンド。メロトロンも含むキーボードで積み上げられた音の壁の壮大さ、DAVID RAGSDALE(カンサス!)の華麗に舞うヴァイオリン、メロディックに歌う流暢なギター、ドラマチックな曲調をさらにドラマチックに演出する強力なリズム・セクション、重厚なコーラスとキャッチーなヴォーカル・メロ、優美でかつパノラマチックに展開していく、この果てないシンフォニック性。自主制作ながら、完全にメジャーの音。そして、緻密なアレンジと完成度。欠点見当たらず。03年作。
US-1256 CRYPTIC VISION / In A World CD \2500
 スタジオ作2nd。スポックス・ビアードのギタリストやカンサスのヴァイオリニストらがゲスト参加。キャッチーなメロディー・ラインと大掛かりなシンフォニック・アンサンブルは彼らならではで、ヨーロッパ調の哀愁も漂う曲作り。細部の録音やコーラス、最後のミックスにかなり時間を要したという。その緻密さと大胆さが前作同様に優美でかつパノラマチック。アコースティック楽器へのチェンジ、迫り来る重厚さ、プログレ然としたスリリングなソロ、オンエアーにも映えるヴォーカルなどドラマチックな演出で最後まで通す、メジャー指向でかつマニアックさを配した70分を超える大作。06年自主リリース。
US-1305 D'ARCANA / Premonitions 2CD \3500
 シンフォ・ファン注目! フラワー・キングスやタンジェントも手掛けたアーティストによるジャケットにまず目が留まってしまうが、そのまま手を出して正解。3作目となる06年作。ヴォーカルはかなりハミル似だが、サウンドにはジェネシス、クリムゾンも浮き出る。オリジナリティーがあり、バンド名を出したのはあくまでもガイドライン。チェロやフルートもフィーチャーし、アメリカと言うよりはヨーロッパ的なヴィジョンで展開される40分を超える組曲が圧巻だ。ゲストのエレクトリック・ヴァイオリンも舞い、壮大で空想的なドラマが迫ってくる。これぞ、プログレ。これぞ、シンフォの醍醐味。必聴! 3面開きデジパック自主盤。
US-1270 DELUGE GRANDER / August In The Urals CD \2500
 技巧&硬派シンフォをハイ・テンションで聴かせるCEREBUS EFFECTから派生した、アメリカで早くも話題のNEWバンド。06年デビュー作。マニアックなメロトロン系も含むクラシカルでプログレ然としたキーボードと自在なスタイルを取るギターを確実なリズム・セクションが支える。イエス、ジェントル・ジャイアントが最初に見えて、その後のハッピー・ザ・マン、アングラガルドといったあたりのデータも多い。音色はヴィンテージ系で統一され、構築的ながら曲全体がイメージを持っており、ヨーロッパのシンフォ・バンドのような重厚な雰囲気に呑み込まれる。来ます! 自主リリース。
US-1320 DIN WITHIN / Awaken The Man CD \2500
 SCOTT MCGILLがゲスト参加しているスポックス・ビアード・タイプのシンフォ07年作。ギタリストとベーシストのデュオだが彼らのマルチ・プレイと強力なドラマーなど助っ人により完全にバンドとしての作品となっている。曲想全体のメロディアスさにアトラクティヴなアレンジをプログレ然と織り込み、ヴィンテージ色も感じさせながら、ヨーロッパ風の翳りとテクニカルな展開を重厚に聴かせる。アメリカではあまりない粘り気のあるギターの泣き、続くシンセ・ソロの泣きもあり、ラストはメロトロン系も流れ典型的ながらマニアックに畳み掛ける。注目!
US-1011 DISCIPLINE / Push&Profit CD \2500
 アメリカン・ロックにジェントル・ジャイアントのような巧みなアレンジと、10CCのような親しみやすさを持ち込んだ、独自のオリジナリティーで引き付けるグループ。知能派プログレと言える。ステージではシアトリカルな演出で聴かせる。93年作の1st。
US-1012 DISCIPLINE / Unfolded Like Staircase CD \2500
 5曲中、4曲は10分を超え、内1曲は20分を超えるという力作で、曲も良い。ヴォーカル・パートとインスト・パートのバランスも非常に良く、陰うつに流れるメロトロンが最高!でアメリカのバンドらしからぬ70s風ヨーロピアン調のシンフォニック・ヴィジョンを描く。97年の2nd。
US-1162 ECCENTRIC ORBIT / Attack of the Martians CD \2500
 こんなジャケットながら、手応えのあるヘヴィ・シンフォを70年代ヴィンテージ感覚でビシバシと繰り広げる04年自主制作。メロトロン・トーンに続き、アネクドテンのような厳ついベース、プログレ愛に満ちたシンセ、オルガン、ねじれた曲調に変拍子など、アメリカのバンドよりもイタリアのバンドを思わせるもの。レオ・ネロが発散させ聴かせるプログレッシヴ感覚に非常に近い。毒気も十分。陰鬱なメロディーに絡まって散布される。インストながら、この手のヘヴィ・シンフォの中では特筆の出来。デジパック。
US-1319 ECHOLYN / As The World CD+DVD(NTSC) \2500
 当時、US EPICソニーからリリースされた95年作。本作リリース直前のライヴDVD付きでの再発盤。彼ら唯一のメジャー作で、屈指のテクニカル・ハード・シンフォを誇っていた。イエスにジェントル・ジャイアント・フレーヴァーを巧妙にミックスしたようなサウンドは衝撃的。メロディーの良さ、オーケストラもフィーチャーしたサウンドの優雅さを高く評価し、過去の作品の中でこれが紛れもなく最高作だと思う。DVDはプロモーションも兼ねて録られたものと思われ、音、カメラ編集ともに良い。8曲約40分の収録。デジパック3面開き。
US-1217 ECHOLYN / The End Is Beautiful CD \2500
 ラウドな鳴りのドラムスで幕を開ける05年新作。この音が本作を象徴しており、アンビエント&ループも流行に沿って取り入れられ、ダークな厳つさが潜む超強力作となっている。ドライヴするサウンドに透ける美、迫る音圧から抜け出るメロウなヴォーカルとハーモニー、巧みなソロ・ワークなど、かつてのメジャー作、AS THE WORLDを思わせるアルバムとしての充実度。また、スタジオでのダブを最小限にしか感じさせないバンドのグルーブ感、熟練から生まれる重さと言うか、存在感にも圧倒される。デジパック。
US-1103 E MOTIVE / Same CD \2500
 キーボーディスト兼ヴォーカリストを中心にニュージャージーで結成された彼ら。ギターは弾きまくりでジャズ・ロック・ファンへアピールするが、エマーソンのような音色のハモンド・プレイを繰り広げるキーボーディストもかなりの腕前で、モーツァルトのシンフォニーを取り上げるなど、シンフォ・ファンも高満足度。ヨーロッパ的なダークな雰囲気も潜む。98年作。
US-1326 FARPOINT / Cold Star Quiet Star CD \2500
 4作目となる08年作。シンフォ・プログレ・バンドとして確実に成長した。アメリカのバンドにしてはめずらしくケルト色を持ち合わせ、曲によって女性ヴォーカルもフィーチャーし、英国のソルスティスを思わせるクリアーで美しいサウンドを聴かせる。ほんの少しイエスも見えるが、アコギとフルートが全体に叙情性を行き渡らせ、今回はキャメルや、マイク・オールドフィールドも映る。シンセもギターもメロディアスなラインを重ね、3曲目、6曲目、7曲目など注目とも言えるミスティーなリリシズムが流れ出す。自主リリース。
US-1016 FINNEUS GAUGE / One Inch Of The Fall CD \2500
 よりテクニカルかつダークな、複雑味まで生まれた彼らの2nd。SCOTT McGILLの卓越したギター・ワークと、ex.ECHOLYNのキーボーディスト、CHRIS BUZBYのプレイを軸に女性ヴォーカルを加え、変拍子を目まぐるしくスピーディーにさばくリズム・セクションと一体となり、終始、前のめり系リズムで、スリリングに引きつける。99年作。
US-1204 FROGG CAFE / Fortunate Observer Of Time CD \2500
 その屈折した曲展開で他と個性化を図っている彼らの05年作3rd。以前のようなダークさはなくなり、サウンドが哀愁を秘めながらファンタジックになった。ヴァイオリン、チェロ、フルート、ホルン、トランペット、トロンボーンら管弦楽をクラシカルにフィーチャーし、複雑で知的なアレンジはカテゴリーを超えていく。ヒューマンなヴォーカル、泣きのギターが変化を付け、アメリカらしからぬ情緒が滲み、ザッパ譲りのジャズ・ロックと配合されたニュー・スタイルのシンフォニック・ロックとなった。ケンソーやハッピー・ザ・マンに迫る傑作!
US-1280 FROGG CAFE / The Safenzee Diaries 2CD \28O0
 ジャズ・ロックにシンフォニック・ロックを配合した独自の知的アンサンブルで聴かせる彼らの07年リリース2枚組ライヴ作。今や登竜門となったNEARfestでの演奏も含む04年から06年の収録で、アルバム未収も3曲入っている。2本のヴァイオリンや、トランペット、フリューゲルホルンなど生の管弦楽器が機能的に絡む曲や、エフェクターを通し、エディ・ジョブソン張りにエレクトリック・ヴァイオリンが唸りを上げる曲など彼らの持ち味が存分に出ている。カンタベリー風の軽やかなタッチの演奏から、ヘヴィな演奏までテクニカルですごくライヴ慣れしているというか、さらりと上手い。3面開きデジパック。
US-1106 GLASS HAMMER / Lex Rex CD \2500
 02年作。メロトロン、ハモンド、パイプ・オルガンといったキーボード群を目まぐるしく使用し、かつ新鮮味と、メロディアスなヴォーカルを引き立たせたシンフォニック・プログレッシヴ・ワールド。まさに、絵に描いたようなと言える内容。イエスのように完成されたクリスタル美あふれる空想の世界へ誘ってくれる。テクニックやクオリティーを求めるシンフォ・ファンも本作には大満足のハズ。キーボードで埋め尽くされたシンフォの力作。心を解き放てる安らぎ平地もあって、じっくりとのめり込める。
US-1146 GLASS HAMMER / Shadowlands CD \2500
 04年作。黄金に輝くパイプ・オルガンが城壁を作り、ゴチゴチにイコライズされたベースが門を固め、ギターがツバメのように上空をひるがえるといった、ウェイクマンが出戻った後のイエスを想定した音作り。コーラスもしかり。華やかな楽曲を適度に古色が覆っていて心地よい。どこか大陸へ移民してきた貴族風。そんな夢見の舞踏会に招かれるラストの20分の大作に彼らの底力が。やはり、メロトロンは魔力を持つ。また、イエスがやったアメリカを意識してのカヴァー曲も。
US-1210 GLASS HAMMER / The Inconsolable Secret 2CD \3000
 2枚組、エンハンスド仕様でリリースされた05年作。今回の特徴はなんと言ってもその大作に相応しい、生のストリングス・オーケストラや合唱団をフィーチャーした大掛かりなクラシカルさで、パイプ・オルガン、ムーグ、ハモンド、メロトロン、ギター、清涼なコーラスらが構築された従来のイエス型シンフォにリアルさをドラマチックに与えている。女性ヴォーカルをフィーチャーし、特にDISC IIで見せるファンタジックな奥行き、叙情性、夢見は絶品!! 宮崎アニメを思わせるほど。美しい音マジック。スタジオ風景などのヴィデオ・クリップ入り。デジパック3面開き。アートワークはロジャー・ディーン。
US-1307 GLASS HAMMER / Culture Of Ascent CD \2500
 イエスのこわれもの収録の「南の空」のカヴァーで幕を開ける07年作。ジョン・アンダーソンが2曲で参加。以前の彼らのサウンドに、このデータを加えて音を想像し入っていくとやや様子が違い、メロトロンとヴァイオリン&ヴィオラ&チェロが全編で効いた、弦オケ+シンフォニック・バンドと言ったダークな優美さとファンタジーに呑み込まれていく。2枚組だった前作のディスク2での夢見を拡張したような、とも言えるが、本作の奥深いスペクタクルはハリウッド級で、ハートのあるドラマが押し寄せてくる。女性ヴォーカルのパートも多く、バンド史上、最も叙情的でシンフォニック&クラシカルな内容。3曲目はまるで「究極」の未発曲のよう。感動的なラストもたまりません。デジパック。
US-1327 GLASS HAMMER / The Compilations CD \2500
 ダウンロード販売のみだった96年〜04年のスペシャル音源を集めた07年コンピ盤。彼らのアルバム以外の目的で録音されたテイクを中心にトータル70分以上の収録。96年のキャメル・トリビュート収録の泣きの名曲AIR BORNのカヴァーを始め、雄大なストリングス・オケを重ねたドラマチックなテイク、04年のTHE ODYSSEY PROJECT収録のクラシカルな大曲、ジェントル・ジャイアント張りの見事なコーラスを聴かせる曲等に、97年のPROGDAYでのライヴ、女性ヴォーカルが印象的な06年のライヴをボーナスとして加えた全8曲。ファン必聴曲がそろっている。シングル紙ジャケット。
US-1160 HAPPY THE MAN / Same CD \2500
 77年にリリースされた1stアルバム。後にキャメルに参加するKIT WATKINSが74年に結成したシンフォ・プログレ・バンド。テクニカルなキーボード・プレイをフィーチャーし、スリリングなアメリカン・シンフォを聴かせるが、テクニック一辺倒ではなく幻想感もかもし出す。名実共にアメリカを代表するプログレ・バンドだ。
US-1061 HAPPY THE MAN / Crafty Hands CD \2500
 まさにアメリカン・シンフォの頂点を極めた78年傑作2nd。後にキャメルに参加するKIT WATKINSが74年に結成したシンフォ・プログレ・バンド。ダイナミックかつテクニカル。そして透明感あふれるクリアーなサウンドが彼らの持ち味。今聴いても1曲目の衝撃に貫かれる。童話をモチーフにしたトータル・アルバム。
US-1024 HAPPY THE MAN / Better Late... CD \2500
 79年作、最終作となった3rdアルバム。リーダーのKIT WATKINSがキャメルに参加していた頃のアルバムで、1曲目はキャメルのEYE OF THE STORMで始まる。リリカルでスリリングなサウンドは前作からの流れを汲む。5曲目はリミックス・ヴァージョンにて収録。
US-1166 HOBSON'S CHOICE / New Horizons CD \2500
 まるで、ハッピー・ザ・マンなこのサウンド! ハモンド、ピアノ、シンセ、ギター、変拍子リズム、曲調、展開すべてがそう思わせる必聴作。非のないテクニカルな演奏にナイーヴな叙情性。その調和の素晴らしさ。実は、96年に自主でリリースされていた作品。70'sヴィンテージ感覚にもすぐれており、アコ・ギやヒューマンなヴォーカルも含めて、アメリカによくある型で押すタイプとは根っこが別。ハモンドはエマーソンを、ギターはハウを部分的に思わせるが、ここもスマートに決めまくっている。
US-1315 HOLDING PATTERN / Breaking The Silence CD \2500
 来日もした彼らの07年新作。TONY SPADAのぶ厚いギター・アンサンブルをメインにキーボードを重ね、テクニカルな1曲目、ドラマチックな2曲目など前半からハケットやキャメル系のシンフォ・ナンバーが全開する。メロトロンも導入され、メンバーの内3人が鍵盤楽器を担当するというクレジットに負けない重層さで、それを束ねるリズム・セクションがアメリカ然と引き締めスピーディーなパートでも変拍子でも積まれた音群が崩れない。05年の日本公演からライヴ1曲がボーナス入り。完全にラティマーしている。ジャケットはポール・ホワイトヘッド。
US-1029 IZZ / Sliver Of A Sun CD \2500
 ジェネシス、キング・クリムゾン、ジェントル・ジャイアント、イエス、ELP、ピンク・フロイドetc.の影響を感じさせながらも、非常に完成されたオリジナリティーと楽曲で聴かせる5人編成のバンド。曲によってフルートや女性ヴォーカルも入り、アメリカというより一級クラスの英国の音に近い。ドラムスやキーボードのテクニックも申し分なく、ヴォーカルもメロディアスで良い。98年デビュー作。
US-1081 IZZ / I Move CD \2500
 2002年2nd。出だしの印象こそ違うものの、前作でも聴けたハケット・ナイズされたトーンが出てくる4曲目あたりから、この作品に隠されている凄さが徐々に見えてくる。そして、7曲目からその本性を剥き出しにし、非常にクリエイティヴなシンフォ・プログレを展開。意表をつく曲構成と、メロディアスなヴォーカル、繊細な装飾と大胆なノリ、クラシカルな切り込み、など、1曲の中に様々な組み合わせがあって、創造性にあふれている。14曲目はさながら全盛期のイエスのようなアイデアに満ちている。型をやぶった力作!
US-1167 IZZ / Ampersand CD \2500
 2ndのI MOVE録音時期の未発マテリアルやライヴを収録したアーカイヴ作。ところが、これが単なるアーカイヴ集とは思えない各曲の完成度で、とにかく、彼らが優れたメロディー・メーカーであることがわかる。美声の女性ヴォーカリストや、ハートフルなシンセ・ソロなどアイデアは尽きず、某バンドなら2枚組にして出しちゃうぜ旦那、みたいな捨て切り方。ライトな3曲目や、5曲目の超洗練されたポップさにも脱帽。初めて、スポックス・ビアードを聴いた時のような、新鮮さが伴う傑作シンフォ・ナンバーがごろごろと入っている。
US-1235 IZZ / My River Flows CD \2500
 05年作。親しみやすいメロディーと複雑なアンサンブルの組み合わせはさらに進化し、さらりと聴くとスポックス・ビアードに接近した印象を受けるが、このバンド特有のどこか英国風のラインと湧き出る曲作りのアイデアが個性となり、無敵の傑作となった。びっくりするほどの素材の多さ、それらを新鮮なまま仕上げていくバンド全員のセンス、そつなくスリリングな演奏、鮮やかな切り返し、全編に満ちるクリエイティヴな強固たる意識、ふと懐かしさを感じさせるクラシックなプログレ風味、それらを統一させるファンタスティックなスタジオ・ワーク、これはもうかつてイエスやジェネシスが到達した創造の域へ踏み込んでいるのでは。
US-1196 K2 / Book Of The Dead CD \2500
 2枚の作品をリリースしているATLANTISのメンバーがエジプトの死者の書をコンセプトにし、RYO奥本やアラン・ホールズワース、故ショーン・グエリン(ヴォーカルのみ)らの参加を得て完成させた注目のシンフォニック・ロック作。ホールズワースは全面であのギター・プレイを展開し、メロトロンやRYO奥本の卓越したムーグ、クラシック畑のヴァイオリニストの煌びやかなヴァイオリンがスリリングに絡む。変拍子上で繰り広げられるそのサウンドは何回もUKになる。ドラマーが若干サウンドに合っていないことをのぞけば、05年のトップクラス。特に1曲目の大曲に驚く。
US-1082 LIFT / The Moment Of Hearing CD \2500
 74年録音のCAVERNS OF YOUR BRAINに、92年にリリースされていたオムニバス・PAST PRESENT FUTURE収録曲と、未発2ndアルバムのための3曲、デモ1曲を加え、リマスターした70分を越えるコンプリート盤。イエス、E.L.&P.影響下のサウンド、これでもかと繰り広げる。そのテクニックと持久力には脱帽するしかない。メロトロンやハモンドで畳み掛けるCAVERNS OF YOUR BRAIN、女性ヴォーカルをフィーチャーし、広大でファンタジックなシンフォ・サウンドとなった後期、ともに、アメリカン・シンフォの最高峰に位置するもの。
US-1129 LITTLE ATLAS / Surface Serene CD \2500
 イエス、ジェネシス、カンサスといったバンドから影響を受けたマイアミのグループ。曲作りが非常に個性的で、前途のバンドを感じさせる部分はあるものの、それ以上にバンドの独自のカラーが突出しており、シンフォ・プログレとして聴き応えのある作品となっている。曲調が曲中でどんどんと変っていき、アメリカらしいテクニックのしっかりとしたメリハリのある演奏が支える。奥の隠し部屋があるようなミステリアスさと、意表を突くアレンジは同じアメリカのDISCIPLINEを思わせる。02年自主制作。マルチ・メディア仕様で映像ボーナス入り。
US-1205 LITTLE ATLAS / Wanderlust CD \2500
 ヴェネズエラの血が混ざったマイアミのシンフォ・バンド。05年作2nd。南米シンフォが持つマニアックで叙情的な良さと、アメリカン・シンフォ特有の構築指向がメロディアスにテクニカルに融合。バンド一体となって練られたアレンジが、のぞき見したくなるようなミステリアスで翳りのある雰囲気に包まれ、曲中で追い切れないほどプログレ然と展開していく。ジェネシスの曲作りに非常に似ていて、展開というよりもメンバーそれぞれが考え出した断片を縫ってひとつの曲にまとめる、といった手法。優しいヴォーカル・パートから閃光を放つように展開する様は、あまりにも鮮やかで眩しい。大化けした必聴作。凝ったエンハンスド仕様で、ライヴ等の映像入り。
US-1130 MAN ON FIRE / The Undefined Design CD \2500
 これが2作目となる彼らの03年作。ヴォーカリスト兼キーボーディストと、このバンドの大きなポイントとなるフレットレス・ベースをヘヴィに弾きまくるギタリストの2人に、助っ人でドラマーと、ゲストにKANSASのヴァイオリニスト、DAVID RAGSDALEを迎え録音されたヘヴィなタッチのメロディック系。と、いっても、メタル・プログレではなく、硬派な演奏の中にきらびやかなヴァイオリン・プレイや、まるで、ジャズ・ロックのようなベースを持ち込み、サンプリング&ループまで絡めたアメリカならではのオリジナリティーで衝撃を与える。陰鬱なヴィジョンが立ち込め、美しい旋律が走り抜けていく。良い。
US-1206 MAN ON FIRE / Habitat CD \2500
 エイドリアン・ブリューが準メンバーとして参加した05年作3rd。前作同様カンサスのヴァイオリニストもゲスト参加しているが、結果、ブリューがもたらした攻撃的なサウンドのハード・プログレッシヴに変化した。幾分ポップなセンスのヴォーカルと過激なサウンドのメリハリは強烈で、シンセ系も打ち込みを含め複雑に絡み、ブリューのギターが吼える。アーバン・シティを舞台に不良警官や聖職者が展開するコンセプト作となっており、サウンドも含め発想がアメリカ的だ。クオリティーはかなり高い。
US-1298 METAPHOR / The Sparrow CD \2500
 3作目となる07年作。以前のネオ・シンフォ・スタイルから、ややこしい変拍子をヘヴィに多用するヴィンテージ・スタイルへと変化し、前作でも見られたシアトリカルな展開に拍車をかけている。オルガンをはじめシンセやメロトロン系などキーボードと屈折したギターの絡め方がプログレ然とマニアックで、YEZDA URFAやANGLAGARDのリズムをやや緩くし、その分、歌うドラマチックさで盛り上がる、と言った感じの仕上がりになっている。メロディアスなヴォーカルに加えて、コーラスが急激なクラシカルさを醸し出す場面がり、印象に残る力作となっている。
US-1254 MIRTHRANDIR / For You The Old Woman CD \2500
 ADVENTのギタリストらを加え再結成し、06年のプログレ・イヴェントROSFESTに出演した彼らの76年オリジナル作。(LPとはジャケ違う) イエス、ジェントル・ジャイアントらを通過し、アメリカらしいテクニカルなヘヴィ・シンフォ色を強固に打ち出した単発物の必聴作。ドラマーを始め全員が上手く一丸となったサウンドはかなり強力でプレイしたとたん直撃を開始。プログレ然としたレスリー・ハモンド、スクワィアのようなアクセントを取るベース、ポイントとなるトランペット、ヴォーカル、コーラスなど、どっから聴いてもプログレで密度と完成度は群を抜く。
US-1066 NETHERWORLD / In The Following Half-Light CD \2500
 ヨーロッパ産のシンフォが死滅していた80年代初頭に本作(81年作)が出回り、メロトロンやギターをドラマチックに配した旧B面の虜になっていた。オーボエやヴァイオリン、12弦ギターが奏でるリリカルな側面と、アメリカン・プログレならではのテクニカルな攻めがバランス良く組み立てられていて、聴き手を離さない。ジェネシスの香りが感じられるものの、イングランド同様に彼らのオリジナリティーの中に消化されていて、初めてなのに懐かしい味わいとなっている。当時のマテリアルが3曲ボーナス追加となっているが、これらの曲もめちゃ良い。
US-1163 NEW EDEN ORCHESTRA / Anyman CD \2500
 実はもう25年もやっているピッツバーグの5人編成のプログレ・バンド。本04年作がデビュー作となる。カンサス、イエスらのような大掛かりでかつキャッチーな音作り。キーボードの配置、絡み方が妙に凝っており、自主制作然としたミックスの甘さは感じるものの、運さえあったならば、アメリカン・シンフォのメインストリームに乗っていたかもしれないポテンシャルを秘めている。やはり、どこかスポックス・ビアードに通じ、場面展開の多いコンセプト力作となっている。演奏のこなれ方もベテランらしい。
US-1328 NO NATION / Illumine CD \2500
 05年にバンドセルフでリリースされていたプログレッシヴ・ロック・オペラの07年リマスター盤。超一流セッションマンやジャーニーのロス・ヴァロリーをベースに、ジョン・アンダーソン、マイケル・ピンダーらがゲスト参加。他にもエレクトリック・ヴァイオリンを加え、クリアーでスケールの大きいサウンドを展開。ロック・オペラと言ってもそのコンセプトだけで、曲構成やヴォーカル・パートはシンフォニック・ロックそのもの。せめぎ合うプロフェッショナルなソロなどインスト・パートをふんだんに盛り込んだアメリカならではのスタイルで聴かせる。7拍子で駆け抜ける曲はジェネシスヴュー、またはTEN POINT TEN風。完全なプロレヴェル作。
US-1237 NORTH STAR / Extremes CD \2500
 バンドの自主制作CD-R盤でリリースされたアルバムのCD再発。70年代後期、バンドの極初期に書かれていたマテリアルに手を加え新作としてリリースされた05年作。ずばり、イエスとジェネシスを合体させたようなブリリアントなシンフォニック・ロックが甦った。前作はインストでネオ・プログレの傾向も見られたが、本作ではヴォーカルも入り、彼らの最高作になった。キーボード群が嵐のように舞い、70年代の香りを残し、マイナー・シーンにおける、アメリカン・プログレの最良な部分を伝える。
US-1308 OBLIVION SUN / Same CD \2500
 HAPPY THE MANのFRANK(キーボード&管楽器)とSTANLEY(ギター&ヴォーカル)によるNEWバンドで、新作のレコーディングの予定が立たないHAPPY THE MANに見切りを付け、07年作をリリース。結果、もうひとつのHAPPY THE MANと言える、いきなり最強の部類に到達した作品が仕上がった。1曲目は、まさにCRAFTY HANDSを思わせる出来で、このレヴェルのテクニカルなナンバーが最後まで続く。メカニカルさ、ドラマチックなヘヴィさ、アメリカらしいエモーショナルさがシンフォニックに合体。構築されたキーボードの美しさ&しなりはもちろん、突き抜けるギターやドラムスの張りなど、トータルな音圧に押し倒される。HAPPY THE MANファン必聴!
US-1322 OCTOBER / After The Fall CD \2950
 限定777枚LPサイズ・見開き紙ジャケットで初CD化! 本作は彼らの2ndにあたり、アナログ原盤は激レア中の激レアで、ポコラ本でもお皿6つの79年作。静寂の嵐を連想させるジャケットだが、所々にジェネシスを感じさせながらも、広大な叙情風景の中に凝ったパースペクティヴがあり、コーダを思わせるような曲作りが美しい。ヴァイオリンをフィーチャーし、絡むツイン・キーボードによるシンセやピアノのテクニカルなプレイ、細かく急き立てるリズム・セクション、ジャズ・ロックへも突入し、一気に上昇するシンフォニック性など、残されたアメリカン・シンフォのトップ・クラスの出来! ナンバー・リング入り。
US-1299 PAVLOV'S DOG / Pampered Menial CD \2800
 07年リマスター盤。75年リリースの1stアルバム。メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、スリリングかつクラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアコースティック・アンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、終始メロディアスで、哀愁を帯びたサウンドのシンフォ・プログレ。ドラマ性、テクニカルな演奏、キャッチーさが一体となった独自のスタイルで聴かせる名作。
US-1317 PAVLOV'S DOG / At The Sound Of The Bell CD \2800
 07年リマスター盤。ビル・ブラッフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでもよく知られ、若干のメンバー・チェンジを経てリリースされた76年の2nd。1stアルバムから受け継がれた独特の黄昏れた哀愁と、テクニカルな演奏、ストリングス・オーケストラとメロトロンの絶妙なハーモニー、天使のような可愛らしい子供のコーラス、ヴァイオリン・ソロなどを導入し、キャッチーな曲からラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる。1stと甲乙付け難い名作。
US-1300 PAVLOV'S DOG / Has Anyone Here Seen Sigfried ? CD \2800
 07年デジタル・リマスター盤。77年に録音されお蔵入りになっていた幻の3rdアルバム。かつてジャケット違いでCDリリースされていたが、今回は、さらに75年〜77年に録音された未発表ライヴ&未発表曲等を10曲を追加収録。2ndの延長上にある、キャッチーでメロディアスなサウンド。アレンジで聴かせる1stに比べると、よりストレートな印象を受けるが、特にファンタジック香る8曲目などは、美しく叙情的。メロトロンも導入。
US-1039 PENTWATER / Out Of The Abyss CD \2500
 78年にリリースされたレアLPが知られてきた彼だが、本CDはそれ以前の73年〜76年の未発表音源。ハモンドをメインにした攻撃的なパートと、ヴァイオリン、フルートをフィーチャーした叙情パートが素晴らしい。全体に湿った感じのヨーロッパ的な翳りがある。
US-1134 PENTWATER / Same CD \2500
 遂にCD化されたアメリカン・シンフォの傑作! 英国の大物プログレ・バンドからの影響を消化し、強固なサウンドを確立。メロトロン(ファルフィッサ?)、ムーグ、ハモンドなどヴィンテージ・キーボードを重厚に配しながら、メロディアスなヴォーカル、時にフルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエもリリカルに加え、ドラマチックな展開を繰り返す。8曲目など、EL&Pに迫る曲調も見せ、テクニックも十分。攻撃的かつ、アイデアも豊富で、ほんと聴き所多し。未発音源から4曲ボーナス入り。リミックス&リマスター&デジパックにて。バンドによるリリース。絶対に聴き逃せません! 77年録音。
US-1285 PENTWATER / Ab-Dul CD \2500
 70年代にアメリカン・シンフォの最高峰と言える作品をリリースした、あのPENTWATERの07年新作! 多くは70年代に書かれた未発表曲をリメイクしたもので、中には1932年のクレジットがありミスタイプかと思うが、メンバーの母親が書いた詩に曲を付けたものらしい。約30年間蓄積された濃さがあり、攻撃型ハモンドをメインに、ピアノ、シンセ、メロトロンを加え、ギターとヴォーカルがメロディックにラインを取る。手数の多いドラムスやエッジの立つベースも強力。また、リコーダーやマルチ・コーラスなど、スポックス・ビアードに元祖(といっても本当の元祖はG.G.だが)は俺達だぜ、と言わんばかりの豪作。デジパック自主盤。
US-1209 POLYPHONY / Without Introduction CD \2200
 05年リマスター盤。71年にリリースされたE.L.&P.タイプの知られたレア物。ギターとパーカッションも加えた5人編成で、クラシカルさも混ぜ終始攻撃的なヘヴィ・プログレを畳み掛ける。ハモンドとムーグをメインにする演奏スタイルと音色、曲調はE.L.&P.に憧れたものだが、ギターが加わっていることと、アメリカ産である要素が立って、構築的なフレーズが続く場面が違う所。暗く、混沌とした美がヴィンテージへ誘う。避けては通れない1枚。
US-1125 QUILL / Sursum Corda CD \2500
 77年に25枚だけプロモ・プレスされた幻の傑作シンフォ。10年ほど前にLPサイズ・ジャケで一度CD再発されたが、その音の良さに一瞬で完売になってしまったもの。その時、今回のノーマル・ケース盤も出る予定だったが、結局出なかった。ウェイクマンとエマーソンを掛け合わせたようなキーボードを中心にしたトリオ編成で、メロディアスなヴォーカル・パートに攻撃性を組み合わせ、ドラマチックかつスリリングに展開していく。カスタム・ムーグと2台のハモンドが最大の武器でプログレの美味しさが凝縮。組曲が2曲、という大作指向。シンフォ・ファン垂涎の内容です。必聴!
US-1152 SCARLET RIVERA / Same CD \2500
 女性ヴァイオリニストの77年にリリースされた1stアルバム。様々に変化を見せるヴァイオリンをふんだんにフィーチャーした、終始息をつかせぬスリリングなバンド・スタイルの演奏で、プログレッヴに展開されていく。女性的な、しなやかさと、大胆かつ攻撃的な面がミックスされたヴァイオリンに、もう釘付け。後半では、バンド全体が一体化となり、スピードをトップ・ギアに入れて、超絶ジャズ・ロックになる。よく歌うベースもポイント。DARRYL WAY&WOLF ファンにもおすすめ。
US-1287 SHADOW CIRCUS / Welcome To The Freakroom CD \2500
 典型的なアメリカン・シンフォ。07年デビュー作。一度は自主でリリースされたものをリミックス&リマスターしたヴァージョン・アップ版と言えるもの。GLASS HAMMERのインスト部分での派手さと、IZZのヴォーカル部分でのメロディアスさを組み合わせたようなサウンドで、ハモンドやメロトロン系などヴィンテージ風味に支えながらも確実に現在進行形を加味した強力な内容。けたたましく畳み掛けるラストの大曲はまさにイエス・ルーツで、スケールの大きい構成力を見せつける。キーボーディストはジョン・アンダーソンのライヴのサポート・メンバーだとか。なるほど、うなづける!
US-1045 SIGMUND SNOPEK III / Virginia Woolf CD \2500
 72年にリリースされたメロトロン、ヴァイオリン入りのシンフォニック・プログレ・トータル作品。アメリカン・シンフォニックのレア物としても知られてきた1枚。9曲目(73年)と10曲目(94年)の2曲がボーナスとして追加収録されている。
US-1077 SIGMUND SNOPEK III / Roy Rogers Meets Albert Einstein CD \2500
 最もプログレッシヴなアレンジを持つ82年作。曲調がどんどんとコロコロ変ってゆき、そのパートごとの内容は非常に計算されたもので、完成度の高さに驚いてしまう。ピアノ、フルート、ヴァイオリンなどのアコースティック楽器も加わるが、決して情に流されず、コーラス等でその片鱗が明確になるが、ジェントル・ジャイアントをファースド・フードの如くコンパクトにまとめ再加工し提供した、というアメリカンな発想。
US-1310 SINGULARITY / Color Of Space Clips CD \2500
 99年作1st。彼らの3タイトルの内、本作のみCD-Rにて人知れずにリリースされていた。メンバー・チェンジを経て、エコリン+D.F.A.風に著しく成長した07年作、OF ALL THE MYSTERIESに比べると、英国シンフォの影響があり、IQ、ジェネシスといったラインを辿っているが、そこはアメリカのバンド然と締まったテクニカルさで構成されており、かつ、この当時のヴォーカリストの資質によるキャッチーさで聴かせる。キーボードのシンフォニックさは後の2作に負けず、彼の力量とマニアックさがバンドを支えている。15分を超えるラストの大作はまさにIQ。自主リリース。
US-1311 SINGULARITY / Between Sunlight and Shadow CD \2500
 02年作2nd。イタリア風のハートフルな展開を見せる3rdと比べると幾分ダークで少しヘヴィだが、変拍子にシンセを乗せてシンフォニックに駆ける5曲目はやっぱり知らなければイタリアのバンドだと思ってしまう。D.F.A.といったあたりが浮かんでくる。後半はテクニカルな部分がエコリン、ヴォーカルがSALEM HILLといった感じか。ハモンドも効いていてドラマチックだ。本作は9.11テロを記憶に留めるコンセプト作でもあり、15のパートに分かれた組曲としてアルバム1曲トータル約45分の力作となっている。自主リリース。
US-1312 SINGULARITY / Of All The Mysteries CD \2500
 スポックス・ビアードのオープニング・アクトを務め、一気に注目され始めたテクニカルなシンフォニック・ロック・バンドの、もうすでに3作目となる07年作。エコリンを思わせる構築サウンドに、イタリアのバンドを思わせるハートフルさが叙情的に加わる。メロトロンが寂しげに流れ、フルートが入り、シンセが突き抜ける2曲目の翳りはまさにイタリア的で、多彩な展開の後のチェロやジェントル風のコーラス、ぐっと引いた優しいピアノと重なるギターのアルペジオ、再びドラマを予感させるメロトロン、哀愁を込めたヴォーカル、そして泣きとクライマックスの到来。このイメージを拡大させたラストの20分の大作も素晴らしい。デジパック自主盤。
US-1071 SOMNAMBULIST / The Paranormal Humidor CD \2500
 <凄い>という評判が広まっていた2001年作の2nd。メタル系に走りそうな予感もあったが、だいじょうぶ。ビシバシの典型的なUSヘヴィ・シンフォで、レコーディング・プロダクションも良く、TRANSATLANTICをもねじ伏せるようなグルーヴ感とテンションあり。それなりに体調の良い日にどうぞ。マッタがききません。
US-1276 STARCASTLE / Song Of Times CD \2500
 新メンバーにオリジナル・メンバーも全員加わり総力を上げてリリースされた07年新作! まさにアメリカのイエスと思わせるカラフルでかつテクニカルなシンフォをメロディアスにキャッチーに展開。優しいメルヘンチックな空想も漂わせ、力強くてその鮮やかさに納得。ぶ厚い演奏にプログレのツボを知り尽くした心憎い仕掛けがあり、コーラス、ソロ、アコースティック・パート等のバランスも見事。タイトル曲から終盤へかけては、世紀の角を曲がったらパラレルの境地、といった風景で、アトラクションを純粋に愉しみたい。音が明らかにヴィンテージで良い。
US-1047 ST.ELMO'S FIRE / Splitting Long In The Ether (Live At The Cleveland Agora + Bonus) CD \2500
 80年リリースの唯一のライヴ・アルバムにボーナスを加え、リマスターした再発CD。アメリカのクリムゾンという名を欲しいままにできるそのサウンドは、鳴り響く邪悪なメロトロン、攻撃的なパーカッション、ラウドなベースと重厚なタウラス・ベース、フリップ・ナイズされたギター、ウェットン張りのヴォーカルらが一体となって、バイブルブラックに、よりシンフォニック性をもたらしている。
US-1295 STENCIL FOREST / The Abyss CD \2500
 アメリカらしい抜けの良いヴォーカルとキャッチーな曲調で聴かせる彼らの06年作。ハッピー・ザ・マンを思わせるキーボードが構築的に合わさるインスト部分もあり、イエスから流れ着いたSTYX、STARCASTにCANNATAも混ざったようなブレンド。シンセやピアノに絡められるトリルがキット・ワトキンス風で、ウェイクマンでも、エマーソンでも、バンクスでもない味を出している。ロマンチックな美旋律と清涼感のあるコーラスは、チャンスがあればラジオヒットしそうな可能性があり、7曲目はカヤック調。ラストの24分の広大な組曲はシンフォとして力作だ。自主リリース。
US-1049 SURPRISE / Assault On Merryland CD \2500
 77年リリースのアメリカン・シンフォの重厚でドラマチックな作品。ハモンド、ムーグ、ピアノ、タウラス・ベース、ギター、リズム、メロディアスなヴォーカルでビシリと決める。フルートも加わり、キャメルを思わせる叙情美も良い。単発物ながら流石アメリカならではの高水準シンフォに仕上っている。
US-1051 TEN JINN / As On A Drakling Plain CD \2500
 ex.ハッピー・ザ・マンのギタリストがゲスト参加しているバンドの2nd。サウンドの完成度は非常に高く、そのドラマ性と密度はジェスロ・タルのTHICK AS A BRICKに匹敵する、超怪物作品。圧巻のシンフォニック性、荘厳なクラシカル色、ミステリアスなシアトリカル色...90年代を代表する傑作と言われるに違いない。シンフォ・ファン必聴のド級作品。99年作。
US-1246 A TRIGGERING MYTH / The Remedy Of Abstraction CD \2500
 二人のマルチ・ミュージシャンを軸にゲスト・プレイヤーの個性を引き出しながら作品を作り上げていく彼らの06年新作。今や彼らには欠かせないギタリストのSCOTT MCGILLや、今回、日本のKBBから壷井氏がヴァイオリンで参加。曲のパーツが非常に細かいというか、丁寧な組み合わせが伝わってくる。それでいてナチュラルな叙情性やダイナミックさを欠いておらず、ナショナル・ヘルスあたりのフレキシブルなサウンドが高次元で創造されており、ジャンルにこだわらない演奏スタイルでプログレッシヴに聴かせる。注目度100。デジパック。
US-1172 YEZDA URFA / Boris CD \2500
 廃盤コレクター達が夜な夜な夢に見、ある人は取り付かれたようにうなされ続けた超激レア・アイテムが遂に再発。八方破れの展開と曲調を見せるウルトラC・シンフォ75年作。余裕の出だしのあとは、もう止まらない止められない。まさに怒涛。その波間にアコ・ギやリコーダー、フルート、歌メロが心地よくメローに響く。終わったかと思えばまだ終わらないしつこさ。76年のボーナスが1曲入っていて、これがまたイエスとジェントルがこんがらがって赤茶けたサンダーマウンテンから打ち上げられたような凄さ。というか、はちゃめちゃさ。当時メジャーにテープを売り込んだあと、ことごとく断られた手紙の一覧など皮肉たっぷりなブックレットもバンドの味が出ている。
US-1055 YEZDA URFA / Sacred Baboon CD \2500
 76年の録音。幻のアルバムとして知られるBORIS(75年)のリメイク・アルバム。ジェントル・ジャイアントを、さらにアメリカ式に畳み掛けるサウンドにしたような作品。コーラス・ワーク、変拍子、リコーダー等に影響が見られるが、全体に何か邪悪で暗いかげりがある。イエス・ファンへも絶対のおすすめ。バリバリです。
US-1318 V.A. / Musicians Benefiting - Serenity House - Hospice Support Doylestown、PA CD \2000
 自主制作CD-R盤でリリースされたベネフィット盤。賛同し、曲を提供したアーティストは全部で17バンド。アニー・ハスラムがアルバム・ジャケットを書き下ろし、2000年のアルバムTHE DAWN OF ANANDAに収録されている美しい曲、Michael Prince Of Angelsを提供している。また、エイジアのアンプラグド・ラジオ・ライヴ (SIRIUS SATELLITE RADIO) から、Don't Cry を収録。オリジナル・メンバーのGEOFF DAWNS、STEVE HOWE、CARL PALMER、JOHN WETTONでの演奏。収録日は明記されていないが06年か?イアン・アンダーソンは、ジェスロ・タルのOne Brown Mouseを、アコギとフルートをバックに歌った07年の新録。他は、アメリカの女性ヴォーカル・フォークや、男性シンガー・ソングライター系、ジャズなどを幅広く収録。限定入荷。

〓[USA FOLK]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-2059 ESPERS / II CD \2500
 美声女性ヴォーカルをフィーチャーしたプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンド。通算3作目となる新作は、ダークな怪奇カラーとプログレ色が強まった彼らの最高傑作となった。6&12弦ギター、ドラムス、ベース、アープ・シンセ、オルガン、チェロ、フルート、リコーダー等が、ほの暗いメロディーを紡ぎ出していく。時にバーバラ・ガスキン風に、メロウ・キャンドルのクローダー・シモンズ風にと歌う、MEG BAIRDのヴォーカルがもう絶品。彼らほど70年代の英国フォークの持つヴィンテージ感やアンダーグラウンド性を継承しているバンドは他には無い。デジパック仕様。
US-2032 LINDA PERHACS / Parallelograms CD \2500
 デジタル・リマスター、4曲ボーナス・トラックを追加収録した、出直し盤。ハワイの女性フォーク・シンガーの70年作。美しくも虚ろな彼女のヴォーカルの多重によるコーラス、流れるようなアコースティック・ギターの他、フルート、サックス、ベース、パーカッションetc.を導入。エフェクト効果を生かし、サウンドに深みと、独特の内省的な雰囲気を湛えている。暗く湿り気を帯びたそのドリーミーなサウンドはハワイ産ながらアメリカ的というよりは英国の一連の70sフォークを連想させる。
US-2057 MICHAELANGELO / One Voice Many CD \2500
 71年にCOLUMBIAからリリースされたサイケ・フォーク・ロック・バンド唯一作。女性ヴォーカリストANGELが、自身の奏でるオートハープをバックに歌う曲では、彼女の美声多重ヴォーカルや、メロディー・ラインがメロウキャンドルを連想させ、また、ウォームハートな男性ヴォーカルがリードの曲では、キャラバンを思わせるなど、かなり英国調のサウンド。オートハープで弾くTAKE IT BACHなどではバロック調の格調高いサウンドを聴かせ、当時メジャーからリリースされただけのことはある、プロデュースも行き届いた仕上がりのよい作品。
US-2049 MICHELE / Saturn Rings CD \2500
 女性ヴォーカル・サイケ・フォーク・レア盤のCD化。60年代に、ソフト・ロック系バンドのセッション女性ヴォーカリストとしていくつかのアルバムに参加していた、MICHELE O'MALLEYが、69年にリリースした1stソロ・アルバム。あどけない可憐さと、大胆さを併せ持った美声の持ち主。ヴァイオリン、ハープシコード、ピアノ等を導入し、優美なストリングス・アンサンブルを聴かせる曲や、ジプシー・ヴァイオリンを導入し気だるいアシッド感覚が別世界へと誘う曲、メロウなバラッドも印象に残る、ソフト・ドリーミィー・フォーク作。
US-2053 RUTHANN FRIEDMAN / Constant Companion CD \2500
 69年にリリースされた女性フォーク・シンガーの唯一作。当時のレア・シングル曲を1曲追加収録しての初CD化。アコースティック・ギターの弾き語りというシンプルな曲構成と、その翳りを帯びたサウンドから、度々VASHTI BUNYANを引き合いに出されてきたが、ドリーミィにまどろんでいくようなスタイルは、当時の英国アンダーグラウンド・フォークの風合いを感じさせる。ブックレットには当時のレア写真など掲載。
US-2055 SILMARIL / The Voyage Of Icarus CD \2500
 アシッド・フォーク・レア盤の初CD化。73年にプライヴェート・プレスでリリースされたアルバムGIVEN TIME…OR THE SEVERAL ROADSからの9曲に、当時の未発表曲などを加えた貴重音源19曲を収録。アコースティック・ギター、リコーダー、ピアノ等による全編翳りを帯びたメロウでドリーミィなマイナー調のサウンドは英国的。美声女性ヴォーカルが闇に舞うように歌い、また、男性ヴォーカルがメインの曲ではMARK FRYあたりを連想させる部分も。SPIROGYRAや、英国アンダーグラウンド・フォーク・ファンにおすすめ。
US-2021 THESE TRAILS / Same CD \2600
 73年リリース。彼ら唯一のアルバムのCD化。ハワイのバンド。リコーダー他各楽器のアンサンブルが美しく素晴しいフォーク・ロック。メロウで物哀しい独特の雰囲気がプログレッシヴなイメージをかもし出している。4曲目はポルトガル語。モチロン女性ヴォーカル!
US-2036 TRANQUILITY / Same CD \2600
 72年リリース1stアルバム。JOHN PERRYが参加しているということもあり、当時は英国のバンドだと思われていたが、実際はアメリカのプログレッシヴ・フォーク・バンド。メンバーのコーラスを生かした曲の構成や、オルガンのドラマチックな導入など、当時のアメリカン・プログレッシヴ・ロックの影響も感じさせる。優しくメロディアスなサウンドながら、エレクトリック・ギター、リズムがしっかりと前に出ていて、ロック色が濃い。
US-2050 THE TREES / The Christ Tree CD \2200
 75年にリリースされたアメリカン・レア・サイケ・フォーク。女性4人を含む8人組みのクリスチャン・コミュニティー・バンド。シタール、ハープ、インド・ギター、ダルシマー等を導入し、当時のジャーマン・ミュージックに通じるようなトリップ感覚を交えたアシッド性と、美声女性ヴォーカルをフィーチャーした、英国アンダーグラウンド・フォークに通じるまどろんだ雰囲気、そして、コーラスを活かした厳かなクリスチャン・フォークへと形を変えながら進んでいく。THE SEARCH PARTYやC.O.B.ファンの方におすすめの1枚。
US-2056 THE WIND IN THE WILLOWS / Same CD \2500
 68年にリリースされたレア・ドリーミィ・サイケ・フォークのCD化。女性ヴォーカル2人を含む7人編成のバンドで、可憐な女性2人のうち、なんとひとりはブロンディーのデボラ・ハリーで、本作が彼女のデビュー作となる。幻惑的なオーケストラ、オルガン、ハープシコード、木管楽器、ドラム、ギターなどをフィーチャーした、60年代後期らしいトリッピーなポップさと夢想感が入り混じったサウンド。男性ヴォーカルと共に歌う、まだ毒気の無いデボラ・ハリーの美声が随所で聴けるが、特に、8曲目の彼女のリード・ヴォーカル曲がアンダーグラウンド・フォーク調で良い。
US-2043 WINDOW / Same CD \2200
 74年に自主制作でリリースされた女性ヴォーカル・レア・フォーク作。いかにもプライヴェート・プレスという感じのジャケットにもそそられる。レリジャス系フォーク・ロックで、英国のWOODEN HORSEやCATHERINE HOWEを連想させるようなビューティフル・フォーク・サウンド。清らかで清々しい美声女性ヴォーカルと、バックに流れる女性コーラス、そして優しく包み込んでいくようなメロディーに癒され、時にはサイケ風味を帯びて聴かせる。ラストではストリングス・アンサンブルが美しく響き陰影を映し出す。

〓[CANADIAN PROG]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
US-3124 AMISH / Same CD \2500
 初CD化。プログレッシヴなオルガンとホットなギターとヴォーカルで聴かせる72年レア作。影のある曲調にワイルドさとストイックさが同居するアレンジは英国のバンドを思わせ、オルガン・ソロがテクニカルに走り出す3曲目などこの乱暴なジャケットからは想像出来ないキレを見せる。一言で言うとヘヴィ・プログレだが、ありがちなサイケ色や、スローな曲でも感覚の緩さがなく、ストリングスを導入するなど、遊びが無いマジな内容に驚かされる。特にブリティッシュ・ロック・ファンにおすすめしたい。デジパック&リマスター。
US-3083 BEAU DOMMAGE / Ou Est Passee La Noce ? CD \2300
 HARMONIUMと共にケベックの70年代初期シーンに影響を残した男女ヴォーカルのロック・バンド。ポップ風味のフォーク・ロックを原点としており、75年作の本2ndでは前半が本来の姿、そして、MANEIGEのようなインスト・ナンバーを挟み後半になると、ツイン・キーボードを活かした多彩なアンサンブルが光り、メンバーのマルチ・プレイによりフルートやグロッケン、さらには20分以上のラストの大作にはオーケストラも導入され、アコースティック部分では女性ヴォーカリストが一段と美しくSEGUINを思わせ、インスト部分では凝った楽器構成で丹精なシンフォ・プログレをテクニカルに、そしてリリカルに綴っている。地味なジャケットのせいか今までほとんど注目されなかったのが嘘のよう。フランス語。
US-3078 BENT WIND / The Lost Ryerson Tapes 2CD \3200
 69年のアルバムSUSSEXと、05年の新曲を中心にした未発表10曲を収録したBENT WIND AT THE PSYCHEDOMEの2枚組。05年デジタル・リマスター盤。DISC 1のSUSSEXは、激レア・ハード・サイケとしてファンの間で知られてきた1枚。ファズ・ギターをフィーチャーした、ダークで妖し気なヘヴィ・サイケ色と、トリッピーなアシッド感覚が渾然となってむせかえる。これにELEANOR RIGBY (91年) や、70年に録音された曲などボーナス・トラックを5曲追加収録。DISC 2は、オリジナル・メンバーのMARTY ROTH (リズム・ギター&ヴォーカル) に、新たなメンバーを加えた05年新曲を7曲と、95年のライヴ音源などを3曲収録。新曲は、より正統派ハード・ロック寄りの音になった印象。3面開きデジパック仕様。
US-3102 BREGENT / Partir Pour Ailleurs CD \2500
 07年リマスター盤&7曲ボーナス入り。プログレの全ての要素がそろった必聴傑作。79年2nd。オペラチックな混声コーラスを時に幽玄に時にマグマチックにフィーチャーし、アレアにも対抗できる超攻撃型ジャズ・ロックから、キーボードを満載した構築型シンフォニック・ロック、ケベックならではの叙情美がドラマを見ているような組み立てで現れる。アコースティックなパートでも緊張感は緩まず、スリルとサスペンスに手に汗を握る。ボーナスは77年のライヴで、壮大なコンセプトのスタジオ作から実体のあるバンドでの強力な演奏力に再び引き込まれる。
US-3001 CANO / Tous Dans I'meme Bateau CD \2500
 10枚近いアルバムをリリースしている、カナダのグループの76年リリースの1st。男女ヴォーカルで、ヴァイオリンやフルートもフィーチャーし、本作ではプログレ風味のあるメロディアスで味わい深いフォーク・ロック・サウンドを聴かせてくれる。透明感のある美しいイメージは、いかにもカナダといったところ。フランス語。
US-3002 CANO / Au Nord De Notre Vie CD \2500
 77年リリースの2nd。カナディアン・フォーク・プログレッシヴの名作のひとつ。ヴァイオリン、フルートetc.をフィーチャーし、美しい女性ヴォーカルで感動的に聴かせる3曲目や5曲目あたりはシンフォ・ファンも完全に魅了してしまう。クリアーで宝石のような美。ドラマチック。
US-3089 CHARLES KACZYNSKI / Lumiere De La Nuit CD \2300
 初CD化。CONVENTUMの1作目に参加していたヴァイオリニストが79年にリリースした作品。アカデミックでクラシカルな作品となっており、チェロ、クラシック・ギター、ピアノ、オルガン、フルート、