update 2008/04/16


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表示金額は全て税込みです

〓[BOSNIA-HERZEGOVINA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0001 BIJELO DUGME / Kad Bi Bio Bielo Dugme CD \3000
 ゴラン・ブレゴヴィッチが率いた、サラエボ出身の旧ユーゴスラビアの代表格。74年リリースの1st。バルカンの情熱的なメロディー、クラシカルなフレーズをDEEP PURPLE、URIAH HEEP調のハード・ロックに転換させ、ドラマチックに聴かせる。起伏、暖急によるインパクトも強烈。イタリアン・プログレ&へヴィ・プログレ・ファンならノックアウト。2曲のボーナス入りで、77年のLIVE、KONCERT KOD HAJDUCCKE CCESMEから。
LV-0002 BIJELO DUGME / Sta Bi Dao Da Si Na Mom Mjestu CD \3000
 メロトロンを印象的に導入した75年リリースの2nd。BIJELO DUGME(ビエロ・ドゥグメ)とは白いボタンという意味。重圧なハモンドとヘヴィなギター、胸をしめ付け、かきむしるようなヴォーカル。ドラマチックな泣き。旧ユーゴが生んだハード&ヘヴィ・プログレッシヴの最高峰! ボーナスは87年のLIVE、MRAMOR KAMEN I ZELJEZOからの。
LV-0003 BIJELO DUGME / Eto! Bas Hocu! CD \3000
 77年リリースの3rd。シンフォニックな超名曲、SANJAO SAM NOCAS DA TE NEMANを収録した彼らの名作のひとつ。メロトロンやハモンドをフィーチャーし、真に衝撃的なシンフォ・ハード・プログレッシヴ・サウンドで、イタリア張りに迫る! 初期5枚はヘヴィ・シンフォ・ファンなら文句なしの必聴アイテム! ボーナス入り。
LV-0004 BIJELO DUGME / Koncert Kod Hajduccke Ccesme CD \3000
 4作目にあたる77年リリースのライヴ。彼らのテーマ・ソングとも言えるプログレッシヴでカッコイイ1曲目や、泣きのメロトロンがあふれ出す5曲目etc.と聴き所は多い。全体にはスタジオ・テイクよりもハードでヘヴィ。この時点で、彼らのアルバムはすべて10万枚から30万枚売れたという。
LV-0005 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza CD \3000
 79年に英国のアビー・ロード・スタジオで録音、さらにベオグラード・フィル・ハーモニー・オーケストラを加えた5作目。彼らが最も充実していた頃の作品で代表作とも言える。彼らならではのメロディアスなハード・ナンバーと、オーケストラを導入したドラマチックなシンフォニック・ロック・ナンバーをバランスよく収録。王道を行く感動の一撃! 衝撃が走ります。ボーナス2曲入り。
LV-0006 BIJELO DUGME / Dozivjeti Stotu CD \3000
 80年リリースの6作目。前作、BITANGA I PRINCEZAのハード・プログレ指向から、バルカン・ロック指向へ変化しはじめた作品。しかし、5曲目に代表されるようなメロトロンを大胆にフィーチャーした、泣きのシンフォ・バラードも収録。3曲のボーナス入り。
LV-0008 BIJELO DUGME / Uspavanka Za Radmilum CD \3000
 83年リリースの8作目。本作リリース後、メンバー・チェンジがあり、バルカン色をさらに強めてゆくが、本作ではボスニア・ヘルツェゴビナが誇るハード・ロック・バンドとして、その雄姿を十分に見せつける。オルガン、シンセも入り、例の熱い泣きのヘヴィ・プログレ・サウンドで迫る。大泣きの8曲目やアコースティックな9曲目も彼ららしい。
LV-0025 BIJELO DUGME / Sanjao Sam Nocas Da Te Nemam CD \3000
 10枚組ボックス収納と同じデジタル・リマスター盤。84年にリリースされた彼らの泣かせ名ベスト・コンピ。旧盤が廃盤になっていた為、単体では入手不可だったもの。バラード集となっており、結果、メロトロン、オーケストラを導入した曲がインパクトを残すシンフォニック・ロック集となっている。ロック・バラードのヴァリエーションの域を超えたタイトル曲や、英国のアビイ・ロード・スタジオで録音、さらにベオグラード・フィル・ハーモニー・オーケストラを加えた12曲目は、激ドラマチック! テイク違いやシングル曲もあり、このCDでしか聴けない曲も。入門作品としても最良です。
LV-0010 BIJELO DUGME / Ima Neka Tajna Veza ('80s Best) CD \3000
 80年代後半のアルバムを中心としたベスト。その後の活躍を予感させるブレゴヴィッチのバルカン・アイデインティティー色に満ち、さらに、旧ユーゴの国内事情の混乱とともに、非常に民族色の濃いロック・サウンドへ変化。女性兵士の行進や、戦場に横たわる英雄など、当時のジャケットも印象的でした。まさに壊れゆくバルカンの哀愁に満ちています。
LV-0021 BIJELO DUGME / Digitally Remastered 10 Albums 10CD \16000
 辺境ファン悶絶の凄い限定BOXが出ました! ラスト3作を除く彼らのすべてを網羅した10枚組。しかも、全デジタル・リマスターで、ブックレットもオリジナルLPにあった歌詞やフォトをカラーで掲載。2枚組のシングル・コンピも入っており、各ジャケットやデータがブックレットにカラーで載るなど資料性もバツグン。だけどなんと言ってもその音質の良さで、オーケストラや合唱団をフィーチャーしたアルバム、 ETO! BAS HOCU!、BITANGA I PRINCEZAなどもともとが英国アビーロード・スタジオ録音だけに、見事にリマスター効果が出ています。SANJAO SAM NOCAS DA TE NEMANやSVE CE TO MILA MOJA PREKRITI RUZMARINといったあのシンフォニックな劇的ナンバーが圧倒的なスケールで迫り来る。旧ユーゴスラヴィアが辿った悲しみと怒り、そして平和の願いがここに。絶叫。完全保存版です! 収録アルバム;Kad Bi Bio Bijelo Dugme (1974)、Sta Bi Dao Da Si Na Mom Mjestu (1975)、Eto! Bas Hocu! (1976)、Koncert Kod Hajduccke Ccesme (1977)、Bitanga I Princeza (1979)、Dozivjeti Stotu (1980)、5.April 1981 (1981)、Singlce 1974-1980 2CD (1982)、Uspavanka Za Radmilu M (1983)、Sanjao Sam Nocas Da Te Neman (1984)
LV-0022 BIJELO DUGME / 4 Albuma 5CD BOX \7800
 未CD化だった後期の3枚のスタジオ作と2枚組ライヴのゴラン・ブレゴビッチによる04年デジタル・リマスターBOX。このスタジオ作3枚はバルカン・ロック&ポップスへ移行した音楽性で、壊れゆくユーゴスラヴィアを強烈なアイデンティティーで歌う悲痛な作品群。戦場に横たわる英雄、行進する女性兵士、もう逃げ出すしかない箱舟が描かれた各ジャケットもあまりにも痛々しい。連邦は統率力を失い激しくなった内戦のためバンドは活動不可能に。リーダーのブレゴビッチは戦火を逃れフランスへ。その後、彼はOSTの作曲家やアレンジャーとして大成功を収める。収録アルバム;Same (1984)、Pljuni I Zapjevaj Moja Jugoslavijo (1986)、Mramor Kamen I Zeljezo (Live 1987)、Ciribiribela (1988)
LV-0023 BIJELO DUGME / 2005 Reunion Tour (Sarajevo、Zagreb、Beograd) 2CD \3800
 旧ユーゴスラヴィアの人達にとってこの再結成ライヴ・ツアーの意味と重さは計り知れない。サブ・タイトルが示すように、ボスニア、クロアチア、セルビアにまたがってツアーが行われている。ヴォーカリストなどオリジナル・メンバーも加わり、キーボードも初期キーボーダーのVLADO PRAVDICのハモンドに、後期キーボーダーのLAZA RISTOVSKIのシンセというツイン編成。さらに、なんとフル・オーケストラ入り! もう内戦後はありえないと思われた彼らの再会と演奏。ブレゴヴィッチ、そして会場のファンはみんな泣いていたはずだ。1st、2ndからのハード・ナンバー、そして、あの名曲、SVE CE TO MILA MOJA、SANJAO SAM NOCASもオーケストラ入りでシンフォニックに熱演。バルカンの平和を願う全32曲。
LV-0011 GORAN BREGOVIC / Same CD \3000
 BIJELO DUGMEのギタリストであり、リーダーであった彼のバンド在籍時75年の1stソロ。バックはBIJELO DUGMEのメンバーが中心で、バンド曲もセルフカヴァーするなど、当時のバンドの音にも近い。女性ヴォーカルもフィーチャーした曲も。その後、王妃マルゴをはじめ多数のOSTや、ギリシャやポーランドの女性ヴォーカリストのプロデュースを手掛け、世界的な成功を。
LV-0012 INDEXI / Modra Rijeka CD \3000
 78年リリースの4作目。BIJELO DUGME、SMAK、TIME、TAKOらの名作群に並ぶ旧ユーゴ・プログレッシヴの必聴名作のひとつ。歌心を大切にし、かつ、プログレッシヴなハモンド、うねるムーグ、美しいアルペジオのアコ・ギetc.で、非常にイタリアに近いシンフォニック・ロックを聴かせてくれる。サラエボ出身。現在も活動中。

〓[SERBIA-MONTENEGRO]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0121 DORDE ILIJIN / Zabranjeno Prisluskivanje! CD \2500
 ベオグラード出身のTAKOのキーボーディストが、83年にKORNI GRUPA(KORNELYANS)のドラマーの参加を仰ぎリリースしたシンフォニックなソロ。彼の名前をアルファベットに正式に直すと、DJORDJE ILIJINが正しい。各種キーボードをフィーチャーし、プログレ然とした涙のシンフォ・ナンバーから、ドリーミィーなナンバーまで幅広く聴かせる。TAKOでも聴けたフルートやリコーダーもリリカル。叙情派の美しい旋律が散りばめられた旧ユーゴ物の決定的な名作! ボーナス4曲収録で、こちらもロマンチックな佳作ぞろい。旧東欧シンフォ・ファン必聴!
LV-0119 GALIJA / Vecita Plovidba CD \3000
 ブルガリア国境近くのニーシェのメロディアスなグループ。現在も活動する地元人気バンドで、10枚以上のアルバムをリリース。アルバム・デビューの79年から91年まで、全14曲収録したベスト・コンピ。イタリアに似たクラシカルなプログレッシヴ・ロックを演奏する1stの曲や、旧ユーゴならではの合唱入りのドラマチックなシンフォ・ナンバーなど、哀愁の歌心を滲ませプログレ・ファンに迫る。
LV-0105 KORNI GRUPA / Same CD \3000
 74年にムゼオ・ローゼンバッハ・タイプの傑作をリリースしたKORNELYANSの前身バンド。本作は72年にリリースされた1stで、後のKORNELYANSを予感させるピアノ、ハモンド、チェレスタ、ギター、ヴォーカル、リズムらが一体となり、ズッシリかつ巧みな演奏を展開する。ヘヴィ・プログレ・ファンはマスト。
LV-0106 KORNI GRUPA / Prvo Svetlo Neobicnog CD \3000
 変名KORNELYANSとしても知られる、彼らの71年〜75年のベスト。1曲目と4曲目は75年3rd、MRTVO MOREから、2曲目は74年のシングルのみの曲、3曲目は17分にも及ぶハモンドがきいたプログレッシヴな未発曲、5曲目は12分のライヴ・テイク、6曲目、7曲目はKORNELYANSのNOT AN ORDINARY LIFEから。
LV-0126 KORNI GRUPA / Kolekcija Singlova CD \3000
 彼らのシングル・コンピ。69年にデビュー・シングルをリリース後、確認出来るだけでも17枚のシングルが存在する。本CDはその中から70年代中期までの、選り抜き14曲を選曲。ハモンドが闇に響くヘヴィな曲、オーケストラ入りのクラシカルな泣きのバラード、畳み掛けるプログレッシヴなナンバーなどアルバムとはまた違った印象を受ける。旧ユーゴの代表格のひとつ。ボーナスとして、これまたプログレッシヴなライヴ・テイクを収録。
LV-0107 LAZA RISTOVSKI / Svetlost U A.Duru CD \3000
 SMAKとBIJELO DUGMEという、セルビアとボスニアの境界線を越えて活動し、又、IPE I LAZAといった旧ユーゴを代表する名作を残した彼のベスト。女性ヴォーカルをフィーチャーしたIPE ILAZAの火を吹く究極のプログレッシヴ・ナンバー、POSLIJE SVEGAを収録! SMAK加入以前の、BEZIMENIなるグループのテイクもムゼオ張りだ。プログレ・ファン失神!
LV-0109 SMAK / Crna Dama CD \3000
 旧ユーゴきってのギタリスト、R.M.TOCAK率いるクラグイエヴァツ出身のグループ。77年リリースの2nd。特に旧B面が圧巻。スリリングなリズムで畳み掛け、イタリアを思わせる情熱的なプログレッシヴ・サウンドで迫る。ラストは一転し、オーケストラをフィーチャーし、せつせつと歌い上げる。
LV-0114 S VREMANE NA VREME / Same CD \3000
 フォーク・ロック・タッチの叙情派バンド。75年リリースの1st。後にも数枚のアルバムをリリースするが、闇と叙情が同居する本作が一番プログレ色が強い。邪悪な雰囲気を発散させる1曲目(チェルベロ?)、ストリングスとフルートが美しい4曲目、イタリア調の6曲目etc.。また、ボーナス曲には女性ヴォーカルがフィーチャーされていて、こちらも興味のあるところ。
LV-0115 TAKO / Same CD \2600
 旧ユーゴ最高峰と言われるヘヴィ・シンフォニック・ロック・バンド。78年リリースの1st。キーボードとフルートを操るDORDE ILIJINを中心に、重厚でかつ泣きのある東欧シンフォを全面展開。クラシカルで物悲しく、重苦しい雰囲気に支配される後半の荘厳な大作が最大の聴き物。ボーナス入り。

〓[CROATIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0201 DADO TOPIC / Neosedlani CD \3000
 79年に2枚組でリリースされた、ex.TIMEのヴォーカリストのソロ。2in1 CD。バックのメンバーはTIMEとKORNELYANSのメンツが中心。特に後半が良く、TIMEというよりは初期SMAKに近い、テクニカルでプログレッシヴな演奏を見せる。中でも8曲目は、タイプは違うがハミルやソレンティのような魂を揺さぶる彼のヴォーカルと、重厚な演奏の交差に圧倒される。新たな感動だろう。
LV-0202 DRUGI NACIN / 1st + GROUPA NEPOCIN / Svijet Po Kojem Gazim CD \3000
 75年リリースの1stと、変名バンドGROUPA NEPOCINでリリースされた77年の2ndのリマスター2in1 CD。ハモンドとヘヴィなギターが効いた、哀愁たっぷりのハード・ロックであった1st。ストリングス・アンサンブルやフルートをリリカルに散りばめ、やはりどこかイタリアを思わせるシンフォニック・ロック寄りのNEPOCIN。どちらも古くから知られてきた典型的な旧ユーゴ・サウンド。
LV-0204 JOSIPA LISAC / Dnevnic Jedne Ljubavi CD \3000
 20枚近くのアルバムをリリースし、現在も活動中のクロアチアを代表する女性ヴォーカリスト。73年のアルバム。オーケストラを導入した歌物だが、バックにあのTIMEを起用。ロック色の強い曲ではハモンド、フルートをきかせたプログレッシヴな演奏が聴ける。全体にはブルージィーなナンバーやバラードも多い。

〓[SLOVENIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0301 DUMA LEVANTINA / Pesmi Spanskih Zidov CD \2800
 SEDMINAを改名し、98年にリリースされた作品。セファルディとなっているが、女性ヴォーカリストKLARISAを中心に聴かせる独特の世界は、スロヴェニアならではの世紀末的な匂いとエキゾチックな闇がある。クラリネットやチェロのメロディーも妖しい。なお、サビナ・ナヤトゥーのセファルディ作に感銘を受けたとブックレットに記されている。
LV-0318 SEDMINA ( Melita&Veno Dolenc ) / Same CD \2500
 リュブリャナ出身。旧ユーゴスラビアのスパイロジャイラと高く評価されてきた彼らの1st。80年リリース。ギター、フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、男女ヴォーカルによる幻視を追うフォーク・プログレ作。音楽性の鍵を握るVENO DOLENCが描き出す世紀末色に、閉ざされた東欧の哀愁、夢見る逃避性が加わり、他にない幻想色を生み出している。虚ろな歌い回しの女性ヴォーカリスト、MELITA OSOJNIKが素晴らしく、すでに孤高の域。女性ヴォーカル・ファンも、フォーク・ファンも、プログレ・ファンも必聴作。*メンバーによるCD-R。インサート付き。

〓[MACEDONIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0402 LEB I SOL / 1st + 2nd CD \3000
 マケドニアの英雄、VLATKO STEFANOVSKI率いるスーパー・グループ。77年の1stと78年の2ndのリマスター2in1。各メンバーのテクニックは圧巻で、そのスピーディーなジャズ・ロックはARTI&MESTIERIクラス。また、ヴォーカルをメインにした曲では、メロトロンやシンセなどを配した美しい叙情性を聴かせる。シンフォ・ファンも、ジャズ・ロック・ファンも必聴名作。
LV-0408 LEB I SOL / Rucni Rad + Beskonacno CD \3000
 VLATKO STEFANOVSKIを中心に、ARTI E MESTIERIを思わせる超強力なジャズ・プログレを聴かせる彼ら。RUCNI RADは79年にリリースされた3rdで、最もジャズ・ロック色が強く完成されたもの。バルカン色に地中海色も加わり、まばゆいばかりのテクニカルなサウンドを閃光のように放つ。BESKONACNOは81年リリースの4th。やはり、テクニカルなサウンドに圧倒されるが、よりバルカン色が強い。リマスターによる2in1 CD。
LV-0411 LEB I SOL / Sledovanje CD \3000
 82年作5th。1曲目から強固なベースに支えられてバルカンチックなサウンドを聴かせる。ちょっとVENEGONI & CO.のようだ。STEFANOVSKIのギターがジャージィーに唸り出すと、もう彼らの独壇場。超絶な初期に比べると緩んだのはたしかだが、彼らのもうひとつの魅力である歌心のあるヴォーカル・ナンバーも不思議なエキゾチックさを放ち、旧ユーゴのバンドの中ではやはり特異な存在。地中海色も淡く回り、その色合いは独特だ。ボーナス4曲入り
LV-0410 LEB I SOL / Akusticna Trauma CD \3000
 82年に2枚組でリリースされたライヴの2in1リマスターCD。VLATKO STEFANOVSKIのギターをメインとし、重厚で破壊力のあるリズム隊と一体となって、テクニカルな演奏が枠を打ち砕くように繰り広げられていく。初期のプログレシッヴ・ナンバーがエネルギッシュに演奏され、また、イタリアを思わせるメロディアスなヴォーカル・ナンバーも織り交ぜられている。バルカン&地中海の光にあふれるダイナミックなサウンド。スピーディーなプレイに圧倒。眩し過ぎるスーパー・ジャズ・ロック!
LV-0403 LEB I SOL / Live CD \3000
 マケドニアのスーパー・グループとして10枚以上のアルバムをリリースしている彼らの90年のLIVE。13曲のうち5曲もがインスト・ナンバーで、VLATKO STEFANOVSKIの超絶ギター・プレイを中心とした、彼らならではのスピーディーなバルカン・ジャズ・ロックを堪能できる。ヴォーカル・ナンバーもポップス調ではあるがバルカン色強し。
LV-0413 SYNTHESIS (DD SYNTHESIS) / De Bog Da Bie CD \2980
 来日もしたマケドニアのコンテンポラリー・トラッド・ロック・バンドの、ライヴ盤を挟み4枚目のアルバムとなる04年作。入手困難だった1枚。シンフォニックなオケ入りの1曲目から郷愁が呼び覚まされ、ドラマチックに盛り上がる。カヴァル、ブズーキ、ガイタ、パーカッションに、このバンドのスタイルを決定付けるエキゾチックな女性コーラスとロック寄りのリズム・セクションとピアノやシンセが音を厚くする。トラッド・アレンジが約半分で、オリジナル曲とうまく混ざり合い、アイデンティティーを保ちながらのそのクリエイティヴさに感動させられる。迫る哀愁感に泣きそうだ。3面開きデジパック。
LV-0405 VLATKO STEFANOVSKI / Trio CD \3000
 圧巻! LEB I SOLのギタリストによるトリオ。とにかくもう弾きまくりで、そのバルカン&地中海のパワーといったら、マウロ・パガーニのフレーズをゲイリー・ムーアがアレアをバックに弾きまくったような、とても表現できる物凄いもの。MIDIギターによるハモンド、フルート、クラリネット、ストリングス等の音色もアンサンブルとして加えられ、カラフルさも倍増。ヴォーカルも味があって良い。

〓[ROMANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0518 CELELALTE CUVINTE / Same (1st) CD \2800
 アルゼンチンのような叙情と現代的なテクニカルさを兼ね備えた、東欧唯一のラテン系ならではのプログレッシヴ・ハード。87年リリースの1st。美しいアコギにリコーダーが郷愁を誘い哀愁を帯びるもさらりと歌われる1曲目、ツイン・ギターが絡み情熱的に盛り上げる2曲目、木陰でフォーク調の3曲目、泣きが入ったカッコいいハードロック調の4曲目、テンポの緩急を付けプログレ然とした展開の5曲目と6曲目など、他の東欧に無い独自のカラーを発散させている。2作目と甲乙付け難い。初CD化。リマスター・ルーマニア盤。
LV-0519 CELELALTE CUVINTE / Same (2nd) CD \2800
 アルゼンチンのような叙情と現代的なテクニカルさを兼ね備えた、東欧唯一のラテン系ならではのプログレッシヴ・ハード。90年リリースの2nd。PFMのようなピアノにオルガンが重なるオープニングはイタリアかと思ってしまう。1stより洗練された分だけキャッチーさ(あくまでも東欧での)も出て来ているが専属キーボーディストが参加している為、プログレ然と畳み掛ける3曲目や5曲目、切々と歌われる7曲目など音が厚くなりシンフォになっている。辺境ファンはぜひ。1作目と甲乙付け難い。初CD化。リマスター・ルーマニア盤。
LV-0502 DRACULA / Same CD \2800
 ロック・オペラとしてリリースされた邪悪でヘヴィな(音ではなく空気が)コンセプト作。不気味なコーラス、呪術的なヴォイス、暗いトラッド調の女性ヴォーカル、重いリズムとヘヴィなリフをきざむギター、プリミティヴなキーボードetc.。これぞ、トランシルヴァニアの血塗られたヘヴィ・プログレ! ただし、サバスのようなサウンドを想像してもらっても困りますけれど。PHOENIXに近い音。
LV-0505 MONDIAL / Remember CD \2800
 辺境ファンにとっては極め付けと言えるグループ。活動は古く60年代後半からすでにアルバムをリリースしている。69年〜71年のベスト・コンピ。オルガン、ファズ・ワウ・ギター、ヴォーカル、そして曲によってはストリングスを加え、ややハード&サイケ調で聴かせる。10分以上の曲があり、そこでは屈折した曲調と展開のプログレッシヴな面を見せる。
LV-0521 PHOENIX / Cei Ce Ne-Au Dat Nume CD \2800
 07年デジパック盤。ルーマニアで最も知られるプログレッシヴ・ロック・バンド。クロアチア寄りの都市、ティミショアラで結成された彼らの69年リリースの1st。フルートやヴァイオリン、12弦ギターを効果的に配し、攻撃的なギターとラウドなベースがバトルする、かなり挑発的なサウンド。この時点ではサイケ色も残っていて当時の東欧の中でも異色。流石、非バルカンのラテン民族国家。エキゾチックなヴォーカルも独特だ。本作以前にも多数のシングル・ヒットを飛ばしていた。それらの8曲ボーナス入り。
LV-0508 PHOENIX / Mugur De Fluier CD \2800
 邪悪な空気を発散させる70年リリースの2nd。ダークながらもメロディアスなヴォーカル、リコーダーやヴィオラによるトラディショナルな味付け、組曲風の展開、重いリズムなど、東欧唯一のラテン系民族だけに、当時の他の共産諸国とはサウンドの趣が違っていた。次作CANT OF A BULEでさらに完成される。リマスター盤。
LV-0520 PHOENIX / Cantafabule CD \2800
 71年に2枚組でリリースされた彼らの3rd。07年リマスター2in1&デジパック盤。東欧の中でも独特のサウンドを展開するルーマニア。古くから知られ、その代表格と言えるのが本バンドの本作。のっけから陰湿なムードを放ち、ギター、シンセ、チェレスタ、ピアノ、リコーダー、フルート、パーカッションを絡め、サイケからプログレへ突入したヘヴィな組み立てに、ポイントとなる古楽がかったフォークローレをアコースティックに織り込んだ、ダークで謎めいた音作りで聴かせる。トラディショナルな教会音楽を思わせるコーラスもエキゾチックさを加味。辺境物の定番。
LV-0517 PROGRESIV TM / Dreptul De A Visa CD \2800
 07年リマスター盤。フルートを変化自在にフィーチャーするルーマニアのヘヴィ・プログレッシヴ・ロック・バンドの74年作。キーボードは入らないものの完成度は高く、歌心のあるヴォーカル&コーラス、入魂のギター、強力なリズム・セクションにより、王道のハード・ロックの風格も見せ、そこに東欧唯一のラテン系民族というカラーが出ており、翳り、邪悪なほとばしり、クラシカルなフレーズなど南米やイタリアを思わせるものがある。辺境ファンを満足させること間違いなし。10分を超えるラストは特筆。
LV-0516 SFINX / Zalmoxe CD \2800
 ファンタジックな色彩を帯びた旧東欧シンフォの最高峰のひとつ。78年リリースの彼らの2nd。旧東欧圏ならEASTの傑作2ndあたりにも近いが、ジェネシスなどの西側のプログレッシヴ・ロックからも影響を受け、空想力豊かな、他にない不思議なイメージがどんどんと広がってゆく。極めてエキゾチックな響き。シンフォ・ファン必聴の1枚! ボーナス・トラック入り。

〓[BULGARIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0630 DIANA EXPRESS / Gold Collection CD \2500
 辺境コレクターに人気の高い74年リリースの1stなど、6枚のアルバムと2枚のシングルから20曲選曲されたコンピ。1stと75年リリースの2ndはクラシカルなシンフォ、またはヴィンテージ感満載のオルガン・ロックを展開するので辺境プログレ・ファンはぜひ聴いておきたいスーパー・アイテム。と、言ってもチャイルド・イン・タイムのフレーズが来たりするので、そこはこの年代の東欧のご愛嬌。はっきり言って全曲良く、嗚呼、この切々としたヴォーカルの哀愁感。FSBにも近く、ノスタルジックなロマンがせつない。デジパック3面開き。
LV-0621 FSB / Single Collection CD \2500
 いかにもレアそうなシングル・ジャケットが並んだこのカヴァー。降参。内容も凄く、全17曲の内、未CD化が7曲、さらに、近年の未発が3曲。しかも、この未CD化の7曲のレア・シングル曲は1stアルバル以前の75年物。しかもしかも、5曲目はPFMのセレブレイションのカヴァー。さらにさらに、7曲目は9月の印象のカヴァー! ブルガリア語のヴォーカルも曲想にマッチしていて、最後にはウェイクマン・ハレルヤが入るわで、もう大変です。他の曲もイタリアのようなドラマチックなシンフォ・ナンバーで辺境ファン直撃!
LV-0604 FSB / Non Stop CD \2500
 77年リリースの1st。メロトロンも含むツイン・キーボードと、確実なリズム・セクションから生み出されるテクニカルでかつ叙情的、そしてドラマチックなシンフォニック・ロック・サウンド。P・モラーツやジェントル・ジャイアントのカヴァーもあり、そのテクニックは証明されれているが、一方でバラード系の歌心にも胸を打たれる。クラシカルなピアノから一気に畳み掛けるラストは圧巻!
LV-0605 FSB / II CD \2500
 傑作。テクニカルかつ叙情的な極上のシンフォニック・ロックを展開する彼らの78年リリースの2nd。旧東欧という枠をはずしてもダントツの出来。ドラマチックなシンフォ・バラードや、フルートもフィーチャーしたジャズ・ロックを交える前半も良いが、女性スキャットから導かれる後半は衝撃まちがいなし。クライマックスへ一気になだれ込む。もう失神!
LV-0609 FSB / Ten Year After CD \2500
 85年リリースの彼らの名作のひとつ。通算8枚目。最も彼らの特徴がよく出たドラマチックな1曲目、エキゾチックなシンフォ・ナンバーの3曲目、1stにも収められていた名曲の4曲目(新録)etc.。メロディーの美しさと、旧東欧とは思えない洗練されかつ巧みなアレンジに驚かされる。ブルガリアが生んだスーパー・グループ、それがFSBである。良い!
LV-0619 FSB / In Concert 2CD \3200
 2枚組で86年にリリースされた彼らの集大成的ライヴ。彼らのプログレッシヴな演奏をあますところなく収録。スタジオ盤以上に内容が濃く、ブルガリアの国民的スーパー・グループ、FSBの必聴作として語られてきたもの。このCD化を心待ちにしておられた方も多いはず。85年5月、ソフィアでの録音。もう、CDでおなじみの曲ばかりだが、よりスケール・アップされ、メリハリがありドラマチック。シンフォニックに引き伸ばされたインスト・パートも聴き物。美しいヴォーカル・メロディーや泣きのギターも印象的。
LV-0633 IRFAN / Seraphim CD \2850
 美しいコンテンポラリー・アコースティック・サウンドの傑作となった新作2nd。美声女性ヴォーカルと、民族楽器を含む各種楽器で、ダイナミックに織り成すエキゾチックな光と影。チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラといったストリングスとリコーダーによる優美なクラシカル・チェンバー・アンサンブルがドラマ性を帯びた叙情を誘う。そのディープな哀愁に満ちたサウンドは、東欧というよりは、黒海の対岸の東方を思わせるアラビックなエキゾチックさが渦巻いている。アルメニアやギリシャのミュージシャンを迎え、アラブ色を持ち込んだロリーナ・マッケニットのサウンドも思わせる。シンフォ・ファンにもおすすめ。限定3面開きデジパック仕様。

〓[RUSSIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-2812 ALEXANDER ZHURBIN (with BOOMERANG) / Two Portraits CD \2980
 アルテミエフで知られるプログレ・バンド、ブーメランがバックにクレジットされている84年リリース作。リマスターでCD化。(LPとはジャケ違い) 2本仕立ての旧ソ連らしいロックオペラで、女性ヴォーカルをメインにオーケストラをドラマチックに配しながら進行していく前半、テクニカルでエキゾチックなバンド演奏を押し出しシンフォニックに展開する後半、共にシアトリカルで合唱団も入り実に壮大。カザフスタン出身のグループであったらしいブーメラン。アルテミエフ張りに煌くシンセや堰を切ったように止まらないドラムス、泣きわめくギターなど、かなり聴かせます。辺境シンフォ・ファン・マスト!!
LV-2820 APPLE PIE / Crossroad CD \2500
 ウクライナ寄りの街、クルスクで結成された期待のロシアン・プログレ・バンド。07年作。LITTLE TRAGEDIESのサックス奏者も参加しベースもプレイ。レーベル・インフォではロシアのスポックス・ビアードとのような紹介だが、1曲目はかなりPFMだったりする。なので、ジェントル・ジャイアントを感じる部分もあり、2曲目の後半のヘヴィ・シンフォな展開は、やっぱりスポックス・ビアード。よりヘヴィ・プログレシッヴな3曲目もそんな感じだが、キーボードがプレモリに似たタッチと音色で、また、英語によるヴォーカルがウォームハートで、テクニカルな音楽性に合っている。ロシア初のインターナショナル指向のシンフォと言え、ずばっと来ます。注目!
LV-0778 ARAKS / Ispoved CD \2980
 80年にリリースされた一大コンセプト・アルバムで、旧ソ・シンフォ必聴物のひとつ。オーケストラと合唱をクラシカルに配し、エキゾチックかつシュールな演奏がテクニカルに繰り広げられていく。多種キーボード、ギター、フルート、チェロなど隙間なく埋められ、シアトリカルなヴォーカルが泳いでいく。まさに絢爛たる詩風。変拍子を自在とする圧迫感のあるリズム・セクションも旧ソ独特のスタイルだ。叙情的でかつヘヴィ。GRUPPA MOSCOWにも似ているが、曲調が最後までバラけず終始プログレッシヴな姿勢を貫き通すのも特筆。かつてのアナログはCONFESSIONという英タイトルが付けられていた。
LV-0794 AUTOGRAPH / 25 Let Spustya 2CD \4800
 25周年記念ライヴ2枚組。今でこそソ連も含めた旧東欧エリアから強力なシンフォニック・ロック・バンドが次々と現れ、最近になってやっと聴く側の垣根もなくなってきたように思うが、その昔は旧ソの代表格だったのに知る人しか知らなかったアフートグラフが復活。ギタリストはスポックス・ビアードのドラマーとソロCDも出し話題にもなった。歴史が長く、また歴史に巻き込まれ、彼らは生きるために音楽性を変え、アメリカへも渡った。レクイエム、アイルランド・スターといった集大成的な選曲で20曲を収録。本ライヴの意味の重さは計り知れない。エマーソン、ウェイクマンを思わせるクラシカルでテクニカルなキーボード、哀愁を振り絞るギター、ハード・ロック・ノリのリズム・セクション、説得力十分の泣きのヴォーカル、言っちゃなんだがリトトラが子供に見える、超重厚感。ドラマチック!
LV-2835 AVIS DEI / Vdali Ot Skal CD \2980
 中世ルネッサンス音楽をコンテンポラリーに映し出し、女性ヴォーカルを入れて聴かせるグループの07年デビュー作。フォーク風味もあり、アメイジング・ブロンデルのEVENSONGあたりのイメージにも近い本格的なものを感じさせる。曲も中世の際立った作曲家のギヨーム・ド・マショーや、ミサ曲で知られるピエール・ファレーズも取り上げ、リュート、バロック・リコーダー、グリフォンでもお馴染みのリード楽器、クルンホルンなど、言われなければロシア産とは思えないが、しのびよる闇と滲む哀愁はフランスや英国とは少し寂び方が違う。中世音楽ファンはぜひの1枚!
LV-2817 AVIVA / Rokus Tonalis CD \2500
 ピアニストでありマルチ・プレイヤーのDMITRI A.LOUKANIENKO率いるプロジェクトの07年デビュー作。すぐに思い浮かぶのが、LITTLE TRAGEDIES。あと、ややBANCOとARSNOVA。リズムは打ち込みなのでワイドレンジが限定されるものの、それを感じさせないダイナミックさと打ち込みのメリットを生かしたメカニカルな変拍子にクラシカルな旋律が重なり合う。LITTLE TRAGEDIESに比べると、あのような四方八方への尖がり方ではなく整合感が取れているほうだが、それでも曲に落ち着きがなく、先が読めず、そうこうしているうちにキーボードの数が蜂のように増え、ロシア特有の音色の嵐になる。LOST WORLDの次は間違いなく、これ。必聴!
LV-2841 ETERNAL WANDERERS / The Door To A Parallel World CD \2500
 女性ヴォーカルをフィーチャーした、シンフォ・バンドの08年デビュー作。英語で歌われているので原産地がカモフラージュされるが、彼女が弾くキーボード群は明らかにロシア的で、エキゾチックさを浮き立たせている。カラフルなサウンドの構築派と言え、イエス風ながらも屈折が止まらない2曲目の4分12秒からのスリリングさや、最初はハツラツとしていたギターがどんよりしてしまう6曲目の後半や、イントロから雰囲気が妖しく何かが起りそうな予感が的中し途中からシンセがリトトラ状態になり、なんでこうなるロシア、みたいな7曲目など面白さがハミ出ている。
LV-0715 GORIZONT / Summer In Town CD \2500
 まるでエニドにハウが参加したような、華麗なシンフォニック・ロックを繰り広げる1作目。特にシンフォニック・ロックとしてのズバ抜けたオリジナリティーと完成度、そして演奏力を聴かせる前半はあまりにも素晴らしく、エニドの2nd、イエスのリレイヤーのイメージに極めて近い。次作へつながるロシア然とした後半も個性的。85年録音。
LV-0716 GORIZONT / The Portrait Of A Boy CD \2500
 旧ソ連・ロシア最大の発掘と言われた、超ド級シンフォニック・ロック・バンドの89年リリースの2nd。のしのしと怪物が歩くような重低音の上を、ギター・シンセとキーボード類がまるで生き物のように絡み合い暴れまくる前半、壮絶なシンフォニック・チューンから感動的なクライマックを迎える後半、もうその音の洪水に、ただ圧倒され呑み込まれるだけ。1stと合せて必聴!
LV-2823 THE GOURISHANKAR / 2nd Hands CD \2500
 ロシア北西部のローカルな街で結成されたプログレ・バンドの2作目となる07年作。これがとんでもない出来と濃縮度で、クリムゾン、イエス、ジェネシスといったあたりから、THE FLOWER KINGS、さらにはPFM、DEUS EX MACHINAといったあたりまでのパーツを組み合わせた驚愕作と言え、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルートなどの管弦楽器、女性ヴォーカル、アンビエントな仕掛けまで自在に取り込まれている。英語で歌われるメロディアスなヴォーカルは流行のファルセットも見せ、これまたどこまでもフレキシブル。それで散漫かと言うとそうじゃない。ころころと変っていく曲調に共通点があり、ロマンが映るシンフォニック・ロックで統一。現在のプログレ産出国としてロシアを決定付ける傑作。必聴!
LV-2813 INNA ZHELANNAYA / Vodorosl' CD \2980
 06年リマスター盤! ロシア孤高の女性ヴォーカリスト。長らく廃盤で入手困難だった95年リリースの彼女の1st。本作以前はロック・バンドのALLIANSに在籍しており、MARI BOINEとの共演で若干知られる程度だったが、ここまで才女だったとは。ソロ・デビュー作にして傑作! 民俗楽器とロック・アンサンブルは見事に融合し、パガノッティのようなベースの上でヴァイオリンらのソロ楽器が踊る。エキゾチックな哀愁感と、ロシアならではの深い幻想色。アレンジ、演奏、個性、曲の良さ、どれも一級。彼女が一声を放っただけで衝撃が駆け抜ける。
LV-2814 INNA ZHELANNAYA&FARLANDERS / Inozemets CD \2980
 ジャケットも新たな06年リマスター盤! ロシア孤高の女性ヴォーカリスト。長らく廃盤で入手困難だった98年リリースの彼女の必殺2nd。哀愁を帯びた彼女のヴォーカルの素晴らしさはもちろん、パガノッティやペッカを思わせる強力なFARLANDERSの演奏に圧倒される。前作でのトラディショナルな風味を残しながら、バンドは変拍子を唸らせプログレッシヴ・ロックの領域に突入。彼女の1stの曲もパワー・アップされ再録されているので、本作はバンドとしての再スタート・リリースと受け止めるべきか。まだの人は必ず聴くべし。
LV-2821 INNA ZHELANNAYA&FARLANDERS / Moments CD \2980
 07年リマスター盤! 女性ヴォーカリスト、INNA ZHELANNAYAをフィーチャーする超絶プログレッシヴ・トラッド・ロック・バンドの99年のライヴ。前作、INOZEMETSを受けてかINNA ZHELANNAYA & FARLANDERS名義でリリースされた。彼女の3作目と取るべきか、バンドの2作目と取るべきか、まぁ、どちらでもよし。スタジオ盤未収曲も興味深いが、収録曲もアレンジが変えてあって、全体を包み込むエキゾチックでミステリアスな空気に圧迫され呑み込まれていく。ラストでそのパワーは爆発するが、それにしても彼女のヴォーカルは素晴らしい! 未発ボーナス1曲入り。
LV-2822 INNA ZHELANNAYA&SERGEY GREBSTEL / Tantsy Teney CD \2980
 07年リマスター盤! FARLANDERSのベーシストとの連名でリリースされた02年作。彼女の作品としては当時限定でリリースされた為、ほとんど出回らずレア度は高い。多弦フレットレス・ベースやパーカッションなど重心を低く保ったダークなアンサンブルに溶け込みながら、影が忍び寄るように時に妖しく、我に陶酔するかの如く時にパワフルに歌われていく。この湿った独特の世界、まだまだ手が届かない異国情緒にあふれた彼方から生まれ出る音。バックは当然FARLANDERSのメンバーらでクセのあるツワモノ揃い! 3曲のリミックス・ボーナス入り。
LV-2825 INNA ZHELANNAYA / The Best + 10 Let CD+DVD(PAL) \4200
 FARLANDERSを含むベスト・セレクションCDに、04年の10周年記念ライヴDVDがセットになった、限定パッケージ07年ロシア盤。CDにはクリムゾンのTREY GUNNが参加したライヴ・テイク3曲も含まれ、またこれが凄まじく、ジャズ・ロックとヘヴィ・プログレッシヴが合体。DVDは12曲入り1時間以上の内容で、ヴァイオリンや管楽器を加えたFARLANDERSの強力な演奏が見もの。キーボーディストの感覚もスタジオ盤で耳にする以上にプログレッシヴだ。INNAは意外に淡々と歌い、ヘヴィな曲でのシャウトに聴える部分も平然と歌っている。声がもともと強い人なのだ。ロシア色炸裂。トラッド・ファン、女性ヴォーカル・ファン、そして、プログレ・ファン必見。3面開きデジパック。
LV-2811 LINDA / Aleada CD+DVD(PAL) \3980
 ロシアに限定すれば当店で最も売れている女性ヴォーカリストの待望の06年新作。本作はなんとギリシャのステファノス・コルコリスがプロデュース! ジャケットを見ても過去の怪奇路線から脱し、これが売れなければ他にない、と思うほどの出来。以前からのプログレチックなアレンジを残しながらも、そこから不要な難解さを払拭。結果、メロディーは暗く悲壮的であっても、曲調はドラマチックでキャッチーですらあり、なのに彼女しか作り出せないエキゾチック・ワールドを展開。そこへコルコリスが持ち込んだクラシカルなストリングス・セクションや幽玄なコーラス、ブズーキ、リラも入り、もう、めちゃくちゃいいです。ギリシャ文化と融合した、ロシアン・フィメールの最高峰!! 本作からの3曲のプロモ・クリップ(必見!)等が収録されたDVD付き限定盤。3面開きデジパック、変形スリップ・ケース付き。ロシア盤。
LV-0743 LITTLE TRAGEDIES / The Sun Of Spirit CD \2500
 98年作。前半は、ARTEMIEVも顔負けのエキゾチックでかつ荘厳なキーボード・ラビリンス。旧ロシア帝国の威厳を描いたような圧迫感が凄い。そのダークな迷宮に迷い込めばもう虜。後半、5曲目はあのエマーソン・タッチのオルガンとヘヴィなリズムで畳み掛けるE.L.&P.風ナンバー。クラシカルな曲調と哀愁感の深いヴォーカル。自在に変化していくシンフォニック構想も彼らならでは。琥珀に閉じ込められたような時と美がある。必聴作。
LV-0727 LITTLE TRAGEDIES / Porcelin Pavilion CD \2500
 RUMBLN'ORCHESTRAに似た華麗なクラシカル・ロックをロシア然と展開する衝撃作。何度も何度も押し寄せてくる劇的なクライマックス、胸をしめつける哀愁、ロシア語のエキゾチックなヴォーカル、見事なテクニックのキーボード、優美な旋律のギター、シアトリカルな深み、それらが相俟って生まれる孤高のオリジナリティー。シンフォ・ファン必聴! 99年作。
LV-0791 LITTLE TRAGEDIES / Return CD \2500
 05年作。(曲クレジットは03年) 今回は、リズム・セクションやギター、管楽器奏者も加えた5人編成で録音されている。E.L.&P.を機械的にスピード・アップしたような演奏が暴発寸前まで暴れ狂っていく様がスリリングでたまらない。ヘヴィなギターや重厚なリズムに重なるキーボードの嵐。TANQUAMもそうだが、これがロシア風交響曲なのか。一転、平常心を取り戻し入る紳士然としたヴォーカル、クラシカルなピアノ・コンチェルト。ギターが甘美になればワルツを奏で、エニド張りの舞踏会の始まり。ラフマニノフも、バッハも、エマーソンも、ジョン・ゴトフリーも、イングウェイも、ニコライ2世もみんなここに。凄すぎ。
LV-2802 LITTLE TRAGEDIES / New Faust 2CD \3200
 2枚組でリリースされた06年作。前作RETURNと同じ5人編成でのバンド録音。本ブックレットでは、98年作のTHE SUN OF SPIRITも、衝撃的だった99年作のPORCELIN PAVILIONも、実はキーボーディストでリーダーのGENNADY ILYINのソロ作に過ぎないと語られている。それを物語るように、本作は前作以上にバンドの音となっており、特にDISC Iで顕著に現れている。E.L.&P.とエニドがいっしょにやって来たような、絢爛豪華なクラシカル・ロックがあらゆる歴史を取り込んで大展開。ドラマチックな重厚さ、スリリングな速さ、哀調を込めたヴォーカル、時にヘヴィに時に優美にとギタリストの存在も大きくなり、幽閉な幻想感に満ちる後半や、ハープシコード系で弾きまくる部分など、ロシアのエキゾチックさもたっぷり。キャパシティーに挑戦したかのような、超力作!
LV-2806 LITTLE TRAGEDIES / The Sixth Sense CD \2500
 早くも次の06年作。前作と同じ5人編成。1曲目はE.L.&パウエルにハードエッジのギターを加えたような、重厚なリズム打ちとほぼダビングの無いバンド・グルーヴ感で聴かせるので、今回はこの路線なのかと思うと、2曲目の途中から、ロシア然と屈折していく。いや、プログレッシヴに壊れていく。3曲目も前後の哀愁のヴォーカル&ギター・パートに対し、はちゃめちゃなシンセ・ソロ (リボン・コントローラー?) の発想が普通じゃない。しかも名演! 全体を聴き通すと、クラシカルさ、ドラマチックさ、スリリングさ、メランコリックさ、エキゾチックさらはそのままで、よりメロディーが整理され、曲を曲として聴かせている。ロシア語のヴォーカルもさらにじっくりと聴かせる。胸躍る完成度!
LV-2824 LITTLE TRAGEDIES / Chinese Songs - Part One CD \2500
 素晴らしい! ゆったりと霧がかった哀調で切々と入っていくオープニング。このまま燃える火を内に秘め1曲目はこれで終わるのかと思いながら、プレイヤーのタイムを見ていると残り1分を切ったところで、劇的な展開。高揚はさっと引いてオーボエが風に消えていく。まだこちらの火照りが残っているところへ2曲目はいきなり怒涛の攻め。ドラマーがカッコよく、コージー・パウエルを彷彿させる。リズム・パターンの変化で飽きさせない。3曲目は繊細なクラシカル美。4曲目のロシアン・タッチ、彼ららしい荘厳さを見せる5曲目、むせび泣く大叙情の6曲目、約束を裏切らないドラマチックなラストの7曲目。アルバムとして最もまとまりを見せた07年作!
LV-2834 LITTLE TRAGEDIES / Chinese Songs - Part Two CD \2500
 CHINESE SONGSの続編07年作。前作と同様に、中世の中国の詩をロシア語に訳し歌っているが、ポイントは我々が思う中国の東洋的なイメージではなく、国境をユーラシア大陸で接したロシア・サイドから見た東欧寄りの中国であり、アルバム・タイトルは片隅においやり、あくまでもロシアを夢見たほうがいい。続編ということもあり、いきなりドラマチックな佳境からスタートし、相変わらずのスリルとサスペンスが情熱と叙情に満たされ次々と展開されるが、セミラミスとソラリスが合体したような早撃ちで畳み掛ける5曲目にはまだこんな隠し技があったのかと足がすくむ。ラストは全盛期のエニドの如く、満天の星空がロマンチックに広がる。時間があればぜひ2作通して聴きたい。
LV-2815 LOST WORLD / Awakening Of The Elements CD \2500
 06年新作。トリオながらもそれぞれがバカテク・マルチ・ミュージシャンで、フルート、ヴァイオリンも加わり、ギターはフリップ級、管弦はフレアーク級の凄さでもって前作同様、同じバンドが演奏しているのかと疑う程、曲によってアンサンブルの組み立て方や曲想まで違う。が、これがバラバラかと言うと、とてつもなくアルバム化しており、ロシア人の発想の偉大さを思い知らされる。アフター・クライングをガチガチにして、東欧だけでなく西欧の色合いも絶妙に混ざった光景で聴かせる唸る出来。その鋭角サウンドにマゾヒスティックな快感!
LV-0786 TANQUAM / Artanasan CD \2500
 フランスのゴシック・レーベルより141枚限定でリリースされ、オペラチックなツイン女性ヴォーカルをフィーチャーしたそのシンフォニック・サウンドが知られるところとなった彼らの03年作。そのロシア盤が遂にリマスター&デジパックでリリース。こちらも少数プレスらしい。10年程前から活動しており、デモ・カセットを数本作っていた。鬼のように弾き込まれ重ねられたシンセ群と、プログラミングも多用した変拍子リズム・セクション、暗黒を突き抜ける女性ソプラノ・ヴォイスが一体となり凄まじいシンフォニック・ロックを展開。中世色も孕む静なる叙情はエニド、鍵盤の嵐はトニー・カルネヴァーレ、エキゾチックな広大さと迫り来るダイナミズムはアルテミエフといった感じ。恐るべしロシアの傑作。
LV-2837 TINTAL / 7 Futov Pod Kiltom CD \2980
 INNA ZHELANNAYAがゲスト参加している07年作2nd。2本のバグパイプと美声のヴォーカルも取るバカウマの女性ヴァイオリニストをフィーチャーしたヘヴィ・トラッド・ロック・バンド。ロシアにはめずらしいケルト色も持ち合わせ、重厚感たっぷりのハード・ロックと本格トラッドが合体。キーボードも入り中世色もあり、ヴォーカルはスラヴ系の哀愁、生オケが爆発する壮大な8曲目などアルテミエフにもなる。続く叙情と泣きに満たされる9曲目でINNAが登場し、空気を一発で変える。全体のクオリティー高し! 3面開きデジパック。

〓[ESTONIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0805 IGOR GARSNEK&NEVIL BLUMBERG / Synopsis CD \2500
 86年リリースのエストニアン・プログレの傑作! ex.RUJAのキーボーディストIGORとex.RADARのギタリストによるシンフォニック・ロック作品で、エキゾチックかつメロディックに聴かせる。やはりシンセの音色が独特で、パートによってはジャケットのようなシュールな幻想感も漂わせる。アコースティックなパートもリリカルで美しい。キャメルやカイパあたりを思わせる極上の叙情派!
LV-0807 IN SPE / Typewriter Concerto In D CD \2500
 85年リリースの2nd。メロディアスなギターと、シンフォニックなキーボード、そして変拍子をうまくアレンジしたインスト作。独自のカラーがある。CDはLPと1曲違いで、このテイクもよい。古くからプログレ・ファンの間で知られてきたグループだ。キーボーディストのALO MATTIISENは、その後にソロを10枚ぐらいリリースし、またクラシック畑でも活躍中。
LV-0808 KASEKE / Poletus + Sonum CD \2500
 エストニアの最高峰。IN SPEとRUJAのメンバーが中心となって結成されたプログレ・バンド。83年のLPに81年の4曲入りEPを加えCD化されたもの。エネルギッシュかつテクニカルに、プログレッシヴなサウンドが繰り出されてゆく。高度なアンサンブルと演奏力で、スピーディーに流れ出すメロディアスなチューンに舌を巻く。フルートもポイント。必聴!
LV-0839 MESS / Kusi Eneselt 2CD \3200
 エストニアが誇るキーボーディスト、SVEN GRUNBERGが70年代に率いていた伝説のプログレ・バンド。以前CD化されていた74年〜75年録音の作品をデジタル・リマスターしたものに、76年のタリンでの未発ライヴ盤をセットした1000枚限定2枚組デジブック (綴じ込みカラーブックレット) ヴァージョン。このライヴ盤はこの限定盤のみでしか手に入らない。また、75年のヴィデオ映像!や、レア・トラックがボーナスとして追加されている。あの独特のチューンのシンセ、ハモンド、ピアノ、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスの編成に、オーボエ、ホルン、パイプ・オルガン、混声合唱団を加えたこれぞ旧ソならではのスーパー・シンフォ。エキゾチックで広大な響きに驚かされる。辺境シンフォ・ファン必聴の1枚。聴くしかない!
LV-0816 SVEN GRUNBERG / Hingus CD \2500
 シンセ・シンフォの傑作。81年リリースの1stソロ。独特の音色と、広大な果てなき次元へ粒子となって流れてゆくようなメロディー、そして、アルテミエフに匹敵する素晴らしい感性と創造力。MESSやVSP PROJEKTとは又違う音楽性だが、彼の才能が最もあふれ出たのが本作である。神秘の中から音像がイメージとなって浮び上る。
LV-0817 SVEN GRUNBERG / Om CD \2500
 名作HINGUSに続く88年リリースの2nd。以前に、ドイツのERDENKLANGからもCDリリースされていたが全曲リミックスされたものだった。初のオリジナル・テイクでのCD化。HINGUSに比べてよりメロディーが浮き出ており、あの光の粒子のような鮮明な音色が極めて美しく、時を越えてどこまでも広がってゆくようだ。美作!

〓[LATVIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0910 BIRUTA OZOLINA / Sirdsgriezi CD \2800
 霊的な美を発散させる女性ヴォーカリストの02年作2nd。前作ではルーツに根差していたが、本作ではシンセやチェロをコンテンポラリーにバックに配し、さながらサヴィナ&レナの北欧版といった幽玄な響きを見せる。エレピはミニマル・アート風に淡々と鳴り、かと思えば、ジャズ・センスで抉りをかける。そこへ、チェロのクラシカルな調べ、パイプ・オルガン風キーボードや民族楽器のコクレ(カンテレ似)が静寂美を重ねていく。バルトの深い森の精霊のような彼女のヴォーカルも絶品。マイナス・イオンが沸き立つような美傑作!
LV-0922 BIRUTA OZOLINA&PATINA / Same CD \2980
 サヴィナ・ヤナトゥーの北欧版といった幽玄な響きで聴かせる傑作、SIRDSGRIEZIをリリースした美声の女性ヴォーカリストがジャズ・ロック・バンドと組んだ06年作。ECMやKIRKELIGレーベルにも似た雰囲気ながら、そこはやはりバルトならではのクリスタルな響きがあり、民俗楽器のコクレやシンセが美を拡散させる。まさにサヴィナを思わせる霊的ヴォイスの2曲目、プログレ的なアレンジをキーボードやギターが見せ、ロシアやポーランド寄りの哀愁を歌い掛ける6曲目などシンフォ・ファンの胸も温める。この幻想感にゆっくりと癒されたい。デジパック。
LV-0913 ILGI / Seju Veju CD \2800
 GARMARNAか、と思わせるオープニングの2000年作。リズム・セクションが強化され、アレンジやテクニックもワールド・クラスに洗練された。ラジカルと言う表現は適切ではないと思うが、前途のGARMARNA、GJALLARHORN、INNA ZHELANNAYAといった最強クラスに通じる音。コクレのキラキラとした鳴りも、斬新な感覚でリズム楽器のように使われ、ギガと呼ばれる弓で弾く民族弦楽器や、フィドル、パイプが入り乱れる。女性ヴォーカル入りのコンテンポラリー・トラッド・フォーク・ファン必聴バンド。フィドルのクラシカルなセンスは旧ソ連エリアならでは。変型プラケース入り。
LV-0918 ILGI / Kaza Kapa Debesis CD \2800
 特異なコンテンポラリー・トラッド・ロックを聴かせる彼らの03年作。コクレ、バグパイプ、ヴァイオリン、ギター、ハープ、ティン・ホイッスル、リズム・セクション、男女ヴォーカルが色彩豊かな音楽を奏でる。叙情的なバラッドになれば、コクレが光の粉のように拡散しアンサンブルを一層装飾する。サウンドが重厚になれば、マリコルヌのような中世風味も浮かばせ、その独自性を強調。インターナショナルなブレークも時間の問題か。北欧枠で括っていいなら、現在ベスト10に間違いなく入るグループに成長した。デジパック。
LV-0921 ILGI / Ne Uz Vienu Dienu CD \2800
 バルトの精霊宿るコンテンポラリー・トラッドを聴かせる彼らの06年作。民俗楽器のバルティック・プサルテリー、コクレの響きは本作でも魔法を奏で、ロシアと北欧が混ざった音楽性を際立たせている。音符が跳ぶヴォーカル・メロはロシア寄り、アンサンブルはコクレがカンテレに似ていることもあってフィンランドに近い。中世色に女性ヴォーカルの2曲目、暗の儀式が浮かぶ呪術的な6曲目などまだまだマイノリティーさが孤立しており、魅力と不可解さがいっぱいで、強烈な個性を放っている。4面開きデジパック。
LV-0919 IVA / Snovideniya CD \2980
 バルトならではの幽玄さを纏う女性ヴォーカリスト。ジャケットの感じからギリシャのマリア・パパドポリューを連想してしまうが、それで思いっきり正解。アレンジはあれをバルト風に凍てつかし、異形と美形を繰り返すエレクトリックな幻想美世界で、ヴォーカルもソフトで高く優麗。そして、聴き進むにつれどんどんと落ち込んでいく孤独感。身を切るようなチェロが入り、シンセサイザーが繭となり彼女を遠くへ奪っていく。このセンスは完全にプログレで、リズムのメリハリも上手く雰囲気に流されない展開を見せる。女性ヴォーカル・ファン注目傑作。ちょっと衝撃的ですよ。希少プレス品。
LV-0925 LANS / Lacenes Un Kazenes CD \2980
 女性4人によるトラッド&フォーク。07年作。バロック・フルートやパイプも取り入れた中世風味を持ち、フィドル、コクレ、パーカッション、手作り楽器などアンサンブルの充実したサウンドを聴かせる。彼女らのヴォーカル・ワークも素晴らしく、ここでも、ソロ、コーラス、アカペラと変化自在の組み合わせで綴り、他の同傾向のグループよりも物悲しい哀愁が取り巻く。解説によるとグループ名はある森を意味し、曲の多くはラトヴィアに伝わる神話とサウダージなウェディング・ソングらしい。人にも自然にも優しい歌。デジパック。
LV-0902 ZODIAK / Disco Alliance + Music In The Universe CD \2500
 80年リリースの1stと83年リリースの2ndの2in1。旧ソ連系ならではのエキゾチックなシンセ・ロックを演奏する。クラフトワーク的なノリの曲も多いが、5曲目、10曲目などはまったくの叙情派シンフォ。泣きのメロディーがなんとも良い。当時の旧ソ連体制の中で、独自のスタイルでロックを演奏し成功した重要グループ。
LV-0904 ZODIAK / Music From The Movies CD \2500
 2つのOSTから編集され、85年にリリースされた彼らの3作目。初期のようなエレクトリック・サウンドも見られるが、曲によってはシンフォニック・ロックと呼べるドラマチックで華麗なサウンドを展開。5曲目、6曲目なんて、アルテミエフのように壮大。旧ソ連時代にあって、国外でもAUTOGRAPHと並び成功したグループ。デジタル・リマスター盤。
LV-0905 ZODIAK / In Memoriam CD \2500
 89年リリースの4作目。以前にバンド自主リリースで出ていたCD、DEDICATIONと同じ内容(DEDICATIONは2曲のボーナス入り)。と言うことは、あれって、バンドによる本作の自主再発だったのね。調査不足でした。本作のみマルカス・ヴィアナ張りのヴァイオリンをフィーチャーし、クラシカルで美しいシンフォニック・ロックに変身。ラトヴィアのエニドと言ってしまおう。彼らの最高作。デジタル・リマスター盤。

〓[LITHUANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-9005 JURGA / Instrukcija CD \2980
 女性ヴォーカル・ポップス物07年作。カンテレを思わせるアコ・ギなど、アレンジにバルトのエキゾチックさとトラッド風味を含み、ロシア系でも北欧系でもない色彩とオリジナリティーで聴かせる。散るアンビエント、エレピ、軽やかなリズム感覚、トリックアートのようなセンス、静かに押し寄せてくる幻惑感、この地域にしかない哀愁、感傷、ヨーロッパでも通用する高域まで艶やかな彼女の美ヴォーカル、ドラマチックな高揚など、聴いていると興味が尽きない。違いが分かる人ほど良さが伝わると思う。デジパック。

〓[BELARUS]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1002 PESNIARY / Gusliar CD \2500
 あまりにも荘厳なクラシカル・シンフォの必聴傑作。彼らが最もプログレに接近していた時期の最高作と言えるもの。ヴァイオリンやキーボードをメインにしたアンサンブルは、本格的なクラシックの手法とテクニックで荘厳に演奏され、ロックとドラマチックに融合・対比する。泣き泣きのヴォーカルとコーラスも特徴。80年リリース。

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LV-1129 ER.J.ORCHESTRA / Gabrielius CD \2980
 98年リリースの1st。ウクライナという地域を感じさせるエキゾチックで独特の幻想色が美しく、ピアノやアコ・ギ、リコーダー、ヴァイオリンらで叙情的な風味を奏でる。全員テクニシャンでかなりの出来。特にヴァイオリンのプレイが独創的で素晴らしい。このデビュー作時点で欧米のレヴェルに達している。05年リマスター&デジパック・ウクライナ盤。
LV-1132 ER.J.ORCHESTRA / On The Hill Again CD+DVD(PAL) \3980
 パット・メセニー・タイプのジャズ・ロックを聴かせる彼らのライヴ録音とス