update 2008/05/09

SPAIN PORTUGAL

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SP-0376 ACETRE / Dehesario CD+DVD(PAL) \2980
 ポルトガルに接するエストレマドゥーラ地方のコンテンポラリー・トラッド・バンド。4年振りとなる07年作。前作のルアル・ナ・ルブレ色にブズーキやダルブッカを持ち込んだアラビック色もあり、瑞々しく繊細なサウンドに多彩な色合いが浮き出る。哀愁の女性ヴォーカルやコーラスを配し、美しくも物悲しい詩情と風景画のような叙情が広がっていく。ヴァイオリン、フルート、チェロ、オーボエ、クラリネット、サンフォーナらのアンサンブルはクラシカルにも響き、ケルトも溶け込む。ヴィデオ・クリップ入りの初回DVD付き版。綴じ込み付きデジパック&スリップケース入り。
SP-0297 AGAMENON / Todos Rien De Mi CD \2600
 当時のレーベルからガリシアのバンド説もあり、また、現在ではアルゼンチン系のメンバーを含むマドリッドのバンドだったとも言われる、謎の多いサイケ・フォーク&ロック・バンドが75年に残した唯一作。男女ヴォーカル(スペイン語と英語)をフィーチャーし、ファズ・ギター、ハモンド、メロトロンらがプログレッシヴな香りを振りまく。女性がソロでヴォーカルを取る曲もあってくすぐる。泣き、英国風の70'sポップ色もあり、それらがうまくまとまったアルバム風味を出しており、広範囲にアピール。
SP-0002 ALAMEDA / Same CD \2800
 79年リリースの1st。メロディアスで力強いヴォーカルをメインに、典型的なアンダルシアン・ロックを聴かせる彼ら。キーボードを多用したテクニカルな演奏の中で、流暢に弾かれるフラメンコ・ギターのテクニックに脱帽。流石スペインのバンドだと思ってしまう。旧B面はプログレッシヴに展開していく。IMAN並のスパニッシュ・ジャズ・ロックも聴かせ、プログレ度を求めるなら本作。
SP-0258 ALAMEDA / Same + Misterioso Manantial + Aire Calido De Abril + Noche Andaluzam 2CD \3600
 2枚組による4in2。IMAN並のテクニカルなジャズ・ロックを聴かせる79年の1st、衝撃のスパニッシュ・ギターが印象的な80年の2nd、ラヴェル張りのエキゾチックな生ストリングスを配し、アンダルシア独特の節回しで哀愁を込めて歌われる81年の3rdと83年の4th。どれも甲乙付け難い出来だ。絶妙な光と影のコントラストに胸を打つ叙情があふれんばかりに流れ出す名作4枚。眩い音にくらくら。
SP-0213 ALFREDO CARRION / Los Andares Del Alquimista CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。テディ・バウティスタらカナリオスのブレイン達が生んだ、もうひとつのクラシカルな傑作! スパニッシュ・プログレの必聴作として語られて来た。オペラチックな女性ヴォーカルをフィーチャーし、暗く厳格な中世ロマネスク美をたたえる。特に後半、スピーディーに滑り出すリズムに乗って歌われるグレゴリオ聖歌風の合唱にゾクゾク。オパス・アヴァントラやドネラ・ファンへも強烈にアピールするはず。デジパックにより内ジャケも復刻されているのがうれしい。76年作。
SP-0010 AMAIA ZUBIRIA / Hou Pitxu Hou! CD \2600
 98年リリース。本作もまた、春うららかなバスク・トラッドをややコンテンポラリーな耳あたりで聴かせくれる。フルートやアコーディオン、ギターを始め、各楽器のアンサンブルと、調和のとれた音色がとてもあたたかみがあって良い。彼女にしてはめずらしい地中海色も少々あってスパイスとなっている。結局、HAIZEAの2ndとPASCAL GAIGNEとの共作は彼女にとって、異作であった。
SP-0164 AMAIA ZUBIRIA / Haatik CD \2600
 久々にPASCAL GAIGNEと組んだ2002年作。ここのところトラッド作が続いていた彼女だが、作曲、プロデュースをPASCAL GAIGNEが担当したことによって、幽幻なコンテンポラリー美あるれる傑作となった。さわやかな光がゆれ、風がそよぎ、生命感が宿った音楽が踊る。ジャズ・タッチ、トラッド・タッチ、中世タッチ、シリアス・タッチ、幾多の様相を見せるが、すべてを包み込むようなアマイアのヴォーカルは絶品。哀愁が染み入る。ここ近年だと、GANBARAが98年に放ったITSAS ZABALEANと並ぶバスクの大傑作! うららかなバスク・トラッドに生まれ変わったEGUN ARGI HARTAN!の再録も収録。女性ヴォーカル・ファン文句なしの必聴作。
SP-0377 AMAIA ZUBIRIA / Nabil CD \2600
 バクス・トラッドを取り上げた08年作。PASCAL GAIGNEがギターとキーボードで参加しており、アコーディオン、コンバス、パーカッションを加え、曲によってはジャズ風味も持たせた美作となっている。まどろみがあり、時間がゆっくりと流れていく前半から、感覚が澄んで淡いリズミカルさが出る中盤、思いにふけ、サウダーデのような哀愁が迫る後半などアルバム作りが絶妙で、鳥のさえずりの中でアカペラで歌われるラストは、朝ではなく、何故か夜の幻想を感じてしまう。HAIZEAのHONTZ GAUAを思い出した。デジパック。
SP-0011 AMAROK / Gibra'ara CD \2600
 期待の中、98年にリリースされた3作目。透明感あふれる美しい女性ヴォーカルに、ヴァイオリン、フルート、キーボードが溶け合う独特の作風。クラシカルかつアコースティックで、陰りのあるプログレ色もある。前作2作に比べてアレンジも凝ったものとなった。キーボーディストはジェネシス、UK(ジョブソン)ファンで有名?
SP-0012 AMAROK / Tierra De Especias CD \2800
 2000年にリリースされた4作目。前作までの美声女性ヴォーカリスト、LIDIAが抜け、新たにAN MARI MORON(こちらも美声)が加入。サンプリング・メロトロンを曲により効果的に使用し、またオート・ハープ、サズ、アコーディオン、フルート、ヴァイオリンなども導入。6人のメンバーとゲストのタブラ奏者3人がアラブ風メロディーを奏で、時にトラディショナルに時にプログレッシヴ風味を持つ。スペイン色も豊か。
SP-0296 AMAROK / Mujer Luna CD \2500
 2002年5th。メンバーがリリースした2枚のソロが物語った音楽性を再融合させたような構成。プログレを意識した部分に気負いを感じてしまうが、このバンド本来の夢想的でファンタジックな時空は健在。リリカルなフルートをはじめ、美の波紋を描くダルシマー、アコ・ギ、ヴァイオリンら多種多用の楽器が折り重なってエキゾチックなラビリンスを形成。胸の高鳴りが押さえきれない前半が良い。5曲目は女性ヴォーカル・シンフォ物として評価すべきか。こだわりがいっぱい詰まった力作。ボーナス・トラック1曲追加収録。
SP-0246 AMAROK / Quentadharken CD \2500
 04年作6th。最初の2曲にエキゾチックなトラッド風味を残すものの、他は前作のプログレ趣味をさらに押し出した、スパニッシュ・シンフォニック・ロックと言える内容となっている。アコ派だったVICTOR ESTRADAがゲスト扱いとなっており、この辺が音楽性に強く影響をもたらしているのだろう。全体の大半が組曲で構成されており、オルガン、シンセ、メロトロン・トーン、ギターらに、サズ、ハープ、フルート、ヴァイオリン、オーボエ、魅惑の女性ヴォーカルらが密度高く絡まっていく。4曲のボーナス入りで、内3曲は98年のアーカイヴ。初期を思い出させる作風でこれらも良い。
SP-0340 AMAROK / Sol De Medianoche CD \2500
 MIDNIGHT SUNと題された7作目となる07年作。カバラにおける生命の樹、隠者、千夜一夜物語り、クトゥルー神話の人食い怪物など、シンパシーを感じる興味の尽きない話で展開される。ヴェネズエラでE.L.&P.タイプのバンド、PARTHENONも率いたリーダーでキーボーディストのROBERT SANTAMARIAのオルガンやメロトロン・トーンなどのプログレ趣味と、ヴァイオリン、フルートなどクラシカルな管弦楽器、ケルト・トラッド色、サズ、パーカッションなどアラブ色がエキゾチックにミックス。このバンドのもう一人の才能、VICTOR ESTRADA(本作ではゲスト参加)が抜けて以来、方向性がまとまりきらない部分もあったが、本作では女性ヴォーカルも含めて、かなり凝った上で実にナチュラルに聴かせる。ここ数作の総決算的な円熟作!
SP-0351 AMAROK / Retrospectiva CD \2500
 4曲の未発表曲、ヴァージョン違い1曲、ライヴ1曲を含む16曲入りコンピレーション。現在廃盤の94年の1stから2曲、やはり現在廃盤ながらも傑作と名高い95年の2nd、CANCIONES DE LOS MUNDOS PERDIDOSからも3曲を含み前半は初期4作品からのベストとなっている。ライヴは05年ポルトガルでの収録で、PFMのセレブレーションやJETHRO TULLを織り込んだ演奏で楽しませる。未発表曲は02年から04年に録音されたもので、女性ヴォーカル入りでAMAROK然と聴かせる11曲目、アラビックな12曲目、12弦ギターが美しいジェネシス風の13曲目、チェンバー風の14曲目など、ファン必携の編集になっている。07年メキシコ盤。
SP-0365 ANGY / Same CD \3500
 スペイン期待の新人女性ポップ&ロック・シンガー。08年デビュー作。あのBELEN ARJONAを思わせるノリの良さ。キャッチーな中にも切ない哀愁が滲み、カヴァーも含むものの彼女のカラーに染めて聴かせる。シングル・カットされた1曲目はまさにポストBELEN ARJONAといった感じで、外へ持ち出して聴きたい。バックはバンドによるもので打ち込みをほとんど使わず、ギターやキーボードなどメリハリがありハード目のサウンドで彼女の少しまだ柔らかいヴォーカルを引き立てている。後の曲もシングル・カット出来そうなノリで、ハートがふわふわと浮き出て、終盤のバラードもちょっと大人びていい感じ。
SP-0014 ANTTON VALVERDE / Lauaxeta CD \2600
 バスクのピアニスト。78年の作品。反戦に関するコンセプト作で、バスクの伝統的なヴォーカルをフィーチャーし、ピアノ伴奏にヴァイオリンを絡めたクラシカルな趣きを持っている。全体に暗い。特に一曲目の16分の大曲は、作品全体を象徴した内容で、ピアノ、ヴァイオリン、ヴォーカルが物悲しく流れていく。やや、バッティアートに近い感性か。
SP-0015 ANTTON VALVERDE / Urte Giroak Ene Begian CD \2600
 バスク地方のバッティアートと言われる彼の86年作。四季を題材にしたコンセプト作で、その美しさと、バスクならではの自然の厳しさが詩情豊かに描き出されている。朗々とした歌心のヴォーカル、そしてヴァイオリン、フルートを絡め、ピアノに重なってくる生のストリングスはあたかも季節のなごりのように奏でられる。哀愁感もたまりません。
SP-0016 ANTTON VALVERDE / Larogeitamazazpi CD \2600
 97年作。本作もまた美しい作風で、クラシカルなピアノ、美しいギター(PASCAL GAIGNE)、哀愁を奏でるチェロ、たおやかなフルート、アコーディオン、紡がれるハープ、バスク特有の朗々としたヴォーカル。心に浸み入る歌心で、ピュアーに聴かせる。BENITO LERTXUNDIに近い作品となった。
SP-0366 ANTTON VALVERDE / Hamabi Amodio Kanta CD \2600
 バスク北部に伝わる曲や19世紀にフランスの作曲家が書いた曲を歌った07年作。シンガーであり、作曲家、ピアニストでもある彼の10年振りのソロ作で、悲しみ色に染まるオーケストラをフィーチャーし、ピアノ、ヴァイオリン、フルート、ギター、ブズーキを詩情的に織り交ぜ、同郷のBENITO LERTXUNDIを思わせるバスクの心「ベルチョラリ」を聴かせる。室内楽風の気品あふれるクラシカルさや、曲によってケルト色もあり、さらに、コンセプトからサロン・ミュージック的な香りも立ち、憧憬が見えてくる。
SP-0378 ASFALTO / Same (1st) CD \2800
 伝説のレーベル、CHAPAの1番として78年にリリースされた1st。実際にはビートルズのカヴァー作を76年に出してはいるものの、本作をグループの1作目とカウントしたい。この後、バンドは早くも分裂してしまい、本作の立場も微妙になるのだが、キーボードが効いた以降のサウンドとは違う風味があり、ツイン・ギターやアコギがメロディアスにひっぱる、例えばWISHBONE ASHをアルゼンチンあたりの叙情で歌わせたようなハートフルさが光る。今、改めて聴くと締まった演奏とハードでもありソフトな曲作りが上手い。
SP-0358 ASFALTO / Al Otro Lado CD \2800
 78年リリースの2nd。TOPOを結成する為に抜けたメンバーの代わりにウルグアイからやってきた元PSIGLOのキーボーディスト、JORGE GARCIAが加入。曲も彼が全曲書き、バンドをシンフォニックなスタイルへ一新させた。テクニカルなシンセ、オルガン、ピアノを華麗に配し、ややハードでメロディックなギターとヴォーカルで聴かせる。10分を超えるタイトル曲などJORGE GARCIAのプログレシッヴなキーボードが炸裂。まさにPSIGLOを思い出させるヘヴィさで迫ってくる。彼らの代表作でもあり、CHAPAレーベルの外せない名盤だ。
SP-0359 ASFALTO / Ahora CD \2800
 79年リリースの3rd。本作でもPSIGLOのJORGE GARCIAが曲を書き、シンフォニックなキーボード・アレンジを持ち込んでいる。アンダルシアとはまた違うスペインの哀愁を映し出すメロディアスさが彼らの売りで、メタルへは行かず、がっちりとした構築的な曲作りとヴォーカルのキャッチーさなど、CHAPAの他のバンドにはないキャラクターで、突き抜けるようなハツラツとしたギターやインスト・パートになると一気に走り出すキーボードなどテクニカルさも相俟ってAZABACHEあたりに近い。同じ南米ウルグアイの血が注ぎ込まれているからなのか。
SP-0360 ASFALTO / Same CD \2800
 2枚組のライヴを挟んで83年にリリースされた通算5作目。年代的なキャッチーさがポップ&ハードな方向へ向かっているもの、本作でも引き続きJORGE GARCIAが全曲書いており、テクニカルに駆けるキーボードをアクセントにして、甘さに哀愁の風味が重なったヴォーカルで聴かせる。ポリシンセの音色もなかなかエキゾチックで、カラフルな曲調を広げており、ヒット曲も生んでいる。メタル化したレーベルメイトが多い中で、また、そういった色を強めたCHAPAの中では異色の存在となり、本作と同年に自主レーベルを立ち上げた。
SP-0355 ATILA / Intencion CD \2700
 76年リリースの彼らの2nd。リマスター&ボーナス入りにて出直し。スパニッシュ・ロックとしては初期の作品で、記憶にオルガン・ロック的なイメージが強かったものの、今、改めて聴き直すとソリーナやシンセも配し、けっこう構築的に作られたシンフォだったりして驚く。ギターは凶暴だが泣きまくっており、ユーロピアン・プログレ然とした重厚さと哀愁の1曲目、ベガーズ・オペラとラッテ・エ・ミエーレをくっ付けたような2曲目、クラシカルなフレーズが受け継がれていく3曲目、トッカータを展開させた4曲目と、どれも聴き応えがある。ボーナスは再編された後の99年の4枚目のアルバムから。スリップケース付き。
SP-0266 AZABACHE / Dias De Luna CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ウルグアイのOPUS ALFAのメンバーがスペインへ渡り、AZAHARを経て結成したバンドの1作目。79年作。過去の泥くさい音から一転。きびきびとした展開でテクニカルかつメロディアスに、スペイン香味で一気に聴かせる。万華鏡のようなカラフルさとパエリアを囲むような愉しさ。緩急も鋭く、優しくハートフルなヴォーカルにうっとりと魅せられ、月の海の叙情へ。そして噴き出し、せめぎ合うシンフォニック構築美。彼らが描く空想が飛び交う。必聴傑作シンフォ。
SP-0308 AZABACHE / No Gracias CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。80年リリースの2nd。群を抜く傑作シンフォだった1stと比べると、ヴォーカルをメインにしたサウンドへ変化しており、全体としてはCPなどこの年代の花形キーボードを添えたポップさを感じてしまうが、リーダーが祖国ウルグアイから持ち込んだ南米のバンドを思わせるハートで聴かせてしまう。テクニカルなギターなど、ハツラツとした展開とメロディアスな構成がこのバンドらしい。ラストはシンフォで、前作の余韻を味わえる。
SP-0214 AZAHAR / Elixir CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ウルグアイのOPUS ALFA、DIAS DE BLUESを経てスペインへ渡ったホルヘ・バラルが、グラナダやカナリオスらと活動していたミュージシャンを誘い、マドリッドで結成したグループ。アンダルシア風の濃いムードに満ちた77年リリースの作品。ヴォーカルに絡み付くようなギターと、金属的な音色のソリ−ナらにより内に秘めた炎の如く、メロディアスかつ情熱的に進行してゆく。ただし、ドラムレス! 個性派の多いスパニッシュ・プログレの中でも特に異色と言えるのでは。オリジナルLPのブックレットはラヴェンダーの香り付きであった。1作目。
SP-0309 AZAHAR / Same CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。79年リリースの2nd。ドラムレスながらエキゾチックなアンダルシア色を粘っこく出していた特異な1stとは違い、本作ではドラムスを加えハード・プログレで正面から迫る。曲によってはジャズ・ロック、ヴォーカルは典型的なアンダルシアン・スタイルなので、サウンドは後のAZABACHEへは続かず、CAIに近いポジションを取る。美しいソリ−ナ、熱いギター、フラメンコ・リズム、閃光が走るスパニッシュ・ギターが印象的。ある意味では単発的な存在。
SP-0259 BENITO LERTXUNDI / Zuberoa CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。先のCDではカットされていた曲も完全収録。バスクの歌をベルチョラリと言う。その代表的なベルチョラリスト、ベニト・レルチェンディ。現在までに、13枚のアルバムをリリース。本作は、77年に2枚組でリリースされた4作目の2in1 CD。フルート、ヴァイオリン、ピアノ、パイプ、アコーディオンに加え、マイナー調に流れるハモンドとホルンが印象に残る。心に染み入るバスクの歌がここに。ここから以降、すべて名作。
SP-0260 BENITO LERTXUNDI / Altabizkar CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。先のCDではカットされていた曲も完全収録。本作も2枚組で81年にリリースされた5作目。シリアスな厳格さと、中世的な重みと暗さを持つ傑作。特に20分を越える組曲はオルガンや管もフィーチャーし、バスクとフランス軍の戦いを題材にした、静かなるシンフォニック性が傑出したもの。バスクを代表するフォーク・シンガーが放った異色プログレ作。OLATZ ZUGASTIも参加。歌声も聴かせてくれる。
SP-0261 BENITO LERTXUNDI / Gaueko Ele Ixilen Baladak CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。女性ヴォーカリスト&ハープ奏者のOLATZ ZUGASTI、そしてANTONIO BRESCHIを迎え、85年にリリースされた6作目。生ストリングスも配した、シリアスで美しいアコースティックな内容。極めてピュアーだ。彼の歌声はほんとうに優しく、OLATZのヴォーカルやBRESCHIのピアノらと溶け合って、バスクの森で木霊する。
SP-0262 BENITO LERTXUNDI / Pazko Gaierdi Ondua CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。89年リリースの8作目。彼の作品に欠かすことのできない女性ヴォーカリスト&ハープ奏者のOLATZ ZUGASTIをフィーチャーし、ティン・ホイッスル、リコーダー、ヴァイオリンも加え、さらに、ケルティックな響きも現れた。バスクの感性によるケルティックなメロディーがとても新鮮で詩情的。以降、96年まで彼はしばらく沈黙してしまう。
SP-0263 BENITO LERTXUNDI / Hitaz Oroit CD \2600
 デジパック&リマスターにて出直し。なんとも格調のある屈指の出来となった96年作。室内楽調のクラシカルなヴァイオリンとチェロ、フルートのしっとりとした響きは、今までにない優雅さを漂わせている。もちろん、OLATZ ZUGASTIも参加。あまりにも美しく、バスク詩情あふれる歌心が、肌にやさしい春の風のように、たおやかに流れます。9作目。
SP-0367 BLOQUE / Same CD \2800
 78年デビュー作。北スペインのカンタブリア地方のバンドなので、南のアンダルシア地方のバンドのようなアラビックさは無いものの、それでも妖しい雰囲気は十分に流れており、ツイン・ギターとシンセ&ストリングス・キーボードをフィーチャーし、英国からの影響を残しながらハード・プログレッシヴなサウンドを展開。終盤の邪悪さは次作のHOMBRE、TIERRA Y ALMAへと受け継がれるが、海辺を感じさせる詩情も美しく、4曲目や5曲目あたりのアンサンブル派へ進んでいく。CHAPAレーベルのセカンド・バッターとして、後へつないだと思う。
SP-0028 BLOQUE / Hombre、Tierra Y Alma CD \2800
 ジャケット共々ハード・シンフォしておりインパクト十分な79年リリースの2nd。前作から華麗に変身。クオリティーがアップし方向性がまとまった。ハードといってもNUやMEZQUITAのようなアルバムを一気に畳み掛けるタイプではなく、なめらかなメロディアスさがあり、英国のバンドに影響されたような構築美アンサンブルをテクニカルに聴かせる。特に組曲になっている後半は邪悪でダークな雰囲気の中、劇的で、目まぐるしく展開。密度の高い力作となっている。本作ではアラビック色も放っている。
SP-0029 BLOQUE / El Hijo Del Alba CD \2800
 80年リリースの3rd。ジャケットが地味な分、かなり損をしてきたと思われる作品。あまりスペイン色は強くはないが、80年というスパニッシュ・プログレの全盛期に制作されたものだけに、リッチにオーケストラやメロトロンをフィーチャーし、フラメンコ・ギターもジャージィーに取り入れるなど、リズム・セクションを始めメンバーのテクニックも向上し、曲によってはジャズ・ロックとして持って行ってもいいようなキレと上手さを見せる。完成度は高い。CHAPAレーベルを代表するバンドのひとつ。
SP-0368 BLOQUE / Musica Para La Libertad CD \2800
 81年リリースの4作目。前作のEL HIJO DEL ALBAの流れを拡張した作風で、このバンド特有の品の良さが繊細なハードさとシンフォニック性を生んでいる。完成度で取ると本作がベストだろう。アンサンブル指向のギターとキーボードが織り成すサウンドは質が高く、たびたび幽玄にフィーチャーされるヴォイス・メロトロンとジャージィーなサックスが鍵となり、また、3曲目のようにゆったりとした曲調で感情豊かに歌い込まれるのもこのバンドの特徴で、他のスペイン物とは違う構築美を聴かせる存在だった。良いです。
SP-0361 CAI / Mas Alla De Nuestras Mentes Diminutas 2CD \3200
 自主制作で78年にリリースされたスパニッシュ・シンフォの最高峰のひとつ。レアで知られる彼らの1st。CRACKやGOTICと並ぶがCAIはIMANと同じくアンダルシアの先端の街、カディスのバンドなのでフラメンコ色と地中海色を含有する。鳴り響くストリングス・シンセやテクニカルなエレピ、ジャズ・ロックとしても一級のリズム・セクション、哀愁を絞り出すようなアンダルシアン・スタイルのヴォーカル、泣きとコンビネーション豊かなギターなど、もう、理想型。当時のライヴ(本作から3曲+同傾向の未発4曲で録音・演奏共に良い)を収録した限定ボーナス盤付きスペイン盤2枚組。3面開きデジパック+当時のフォトも掲載された20ページのカラー・ブックレット付き。なお、1stはマスター・テープ消失の為、アナログ盤起しのリマスターとなっています。
SP-0032 CANARIOS / Ciclos CD \3200
 圧巻のクラシカル・シンフォニック・ロックの大傑作。混声合唱団、メロトロンをフィーチャーし、ヴィヴァルディの四季をロック・アレンジ。原曲は華やかなバロックだが、アルフレッド・カリオンのアレンジとバンドのハードでテクニカルな演奏により、中世色がロマネスクのヘヴィさに変ってしまっている。まったく軟弱なところが無く、オペラチックなヴォーカル、グレゴリアン・チャント、プログレッシヴなオリジナル・パートを盛り込んだ独創性も見せる。これを聴かずしてスパニッシュ・シンフォは語れない1枚。74年にリリースされた2枚組で現在のCDは2in1。なお、アフリカに位置するスペイン領のカナリア諸島のバンド。本作で4作目。以前はビート・バンドだった。
SP-0362 CANARIOS / Jesucristo Superstar 2CD \3500
 ANDREW LLOYD WEBERで知られるロック・オペラの、カナリオスが演奏する75年スペイン版2枚組。あの大傑作、CICLOSの翌年に同じメンバーにてフル・オーケストラ入りで制作されており、リーダーのTEDDY BAUTISTAはJUDAS役としても参加。もちろん、シンセ、ピアノ、メロトロンもプレイ。キャスティングされた男女ヴォーカル&混声合唱団がしつこいが、オケと合唱団のアレンジはアルフレッド・カリオン、さらにアリオラからのリリースなので、キーボードやギターが前に出るとバンドの録音質感はCICLOSとほぼ同じになる。あくまでもヴォーカル・メインのロック・オペラだが予想以上にハードな演奏だ。聴き応え十分! リマスター。
SP-0335 CARLOS GALLEGO Y ROBERT SANTAMARIA / El Estigma De Cain:Observaciones Del Sr.Fantasia CD \2500
 AMAROKのギタリストとキーボーディストが01年にリリースした連名作。ヴァイオリン、フルートも加わり、アコースティック寄りのコンテンポラリーな作風でイメージは多彩。AMAROKに在籍した女性ヴォーカリストもフィーチャーし、まどろむフォーク・タッチに、サンプリング・メロトロンも登場するなど、ヴェネズエラでプログレ・バンドのPARTHENONを率いたROBERT SANTAMARIAの趣味が出る。同時にリリースされたAMAROKのベーシストのVICTOR ESTRADAのソロ作品と聴き比べるのも面白い。リリカルさは同じでも、シリアス色に違いがあり、この融合がAMAROKの独特の音楽美を生み出していた。
SP-0379 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / Diumenge CD \2500
 08年リマスター盤。その突出したオリジナリティーや完成度で語るならインパクトの強い3作目のTRAMUNTANAか、かつてフールズ・メイト誌の表紙にもなった最も有名なジャケットの4作目、L'ANGEL DE LA DANSAだろう。だが、75年にリリースされた本1stでは以降の作品とは趣が違う、迫真のスーパー・ジャズ・ロックが繰り広げられている。管楽器やアコギが醸し出す地中海フレーバーも異国情緒あふれ、陽光の叙情性をプラス。イタリアで言うならアゴーラやエトナに近い音。テクニックも超絶。鮮烈だ。
SP-0380 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / L'Oucomballa CD \2500
 08年リマスター盤。76年リリースの2nd。FORTUNY3兄弟によってバルセロナで結成された彼ら。カタルーニャ地方の民俗色を取り込みアイデンティティーを発散させていくが、テノーラというソプラノ・サックスにも似た木管楽器をフィーチャーし、本作ではまだ前作の流れに乗ったギターやエレピがエネルギッシュにせめぎ合う正統派ジャズ・ロックも聴かせる。部分的にはICEBERGあたりにも近い。ノスタルジックな地中海が映り、5曲目の中間部はモナコの海岸をクラシックカーで走るルパン3世を何故か連想してしまう。
SP-0381 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / Tramuntana CD \2500
 08年リマスター盤。77年リリースの3rd。各レビューでチャルメラ風と片付けられてしまっているカタルーニャ独自の民俗管楽器のテノーラ、または高域のティブラをフィーチャーし、この地方のサルダーナという舞踏音楽を取り入れ、アルバム1枚がバルセロナの祭典のようなコンセプトを持っている。地中海独特のワビサビというか哀愁が漂い、ICEBERGのMAX SUNYERに対抗出来る超絶ギタリストのESTEVE FORTUNYのギターが光る。ボーダーラインを行き来する2曲目、3曲目あたりのアレンジが最高だ。サムラ・ファンは必聴!
SP-0382 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / L'Angel De La Dansa CD \2500
 08年リマスター盤。78年リリースの4th。初期のパワーあふれる代表作。グラリャ、テノーラといったカタルーニャの管楽器をフィーチャーし、民俗舞踏音楽を取り入れながら最もプログレッシヴ・ロックなスタイルへ昇華させた。本作のクレジットを見ると各メンバーがジェントル・ジャイアント張りのマルチ・プレイヤーで、ヴァイオリンもこなし、サウンドのカラフルさも一段と増した。ハイレベルな超個性派。クセの強さがダメな人も居るだろうけれど、ハマると病み付きになるモンスター盤であることには間違いない。
SP-0383 COMPANYIA ELECTRICA DHARMA / Ordinaries Aventures CD \2500
 08年リマスター盤。イキなジャケットの79年リリースの5th。カタルーニャの舞踏音楽サルダーナをロックでアレンジし、欠かせない2枚リードの民俗楽器テノーラをフィーチャーした彼ら。(なのでチンドン屋風とかチャルメラ風とか言わないで) いかに彼らがカタルーニャの文化に根ざし民衆から受け入れられているかは近年のDVDを見ればよくわかる。圧倒的な熱狂ぶりはまるで英雄の如し。前作までの流れを集約させながらより多彩なサウンドでハイブリッド化。ボーナス3曲追加。本作後はアーバンなエスノ系へ。
SP-0267 CONEXION / Harmony CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ツイン・キーボードに管楽器を加えた編成で、一人は後にDOLORESやGUADALQUIVIRへ。英国のWALRUSのようなブラス・セクションをフィーチャーしたジャズ・ロック・ノリの中で、ねばっこいギターや、フルート、ハモンド、エレピが奮闘する。ヴォーカルは英語。なので、ヴァーティゴやドーンの多国籍組枠でリリースされていてもおかしくなかった内容。1曲メロトロンもクリムゾン・アイランドチックに登場。73年、彼らの唯一作。
SP-0268 COSES / Perque No Sapagui L'Aire CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。カタルーニャのバンドの3作目。78年作。ストリングスをフィーチャーし、ENBORのような歌と演奏のバランスで聴かせる内容。ピアノ、フルート、ムーグ、オルガン、アコ・ギらを配し、イタリアで言うなればDIK DIKのような存在。ガイタをまねたシンセ・トーンに地中海色も見える。おごそかなオープニングから、合唱を交えやはりおごそかな雰囲気を持つラストまで、一貫したテーマがあるようだ。
SP-0311 CRACK / Si Todo Hiciera CD \2600
 理想のヨーロピアン・シンフォニック・ロック・サウンドを誇るスパニッシュ・プログレ屈指の傑作。79年リリース。フルート、ピアノ、メロトロン、ムーグ、ハモンド、絡むギター、ヴォーカル、畳み掛ける展開らのイタリアン・ロック的なドラマチックさと、キャメルのような優美でメロディアスな叙情がブレンドされたもの。最後まで崩れないアルバムの整合感も特筆で、彼らがアストゥーリアス地方のバンドだったからなのか。これを聴かずしてスパニッシュ・シンフォは語れない1枚。韓国SI-WAN盤。限定入荷。
SP-0269 DANIEL VEGA / La Noche Que Precede A La Batalla CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。このドロドロとしたジャケットからは想像付き難いファンタスティックな名作。フルートやエレピ、ギターなど部分的にはゴティックかと思う技巧的な織り交ざり方を見せ、締まったプログレッシヴ・パートと滑らかな歌の叙情が交差。イタリアのカンタウトーレ・プログレッシヴ一級作をも思い出させるが、ピエール・ガニュエールのメニューのような決定的な発想の違いがあり、今聴いても非常に新鮮美味。芸術的。76年作。
SP-0270 DIEGO DE MORON / Same CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。パコ・デ・ルシアのような凄腕フラメンコ・ギタリストの77年異作で、全8曲をトリアナとグラナダが4曲ずつバックを担当。この時期グラナダはAZABACHEのキーボーディストも加えた編成で、ソリーナやシンセをエキゾチックに配した他にはないコラボレーションを生み出している。主役はあくまでもギターだがグループのイメージと重なり面白さに満ちる。キーボードが誘うプログレッシヴ陰影が印象的。
SP-0215 EDUARDO BORT / Same CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。バレンシア出身のシンガー。アナログ時代には、トリプル・メロトロンのクレジットが話題に。それは、特に旧B面で初期クリムゾンの如く鳴り響く。遠く果てない叙情へ旅立つような味わいの中、ハモンド、ムーグ、メロトロンを配し、時にヘヴィに、時にアコースティックにメリハリを付け展開。そして、ラストで一気にクライマックスに。幾度もメロトロンの波が押し寄せ、大海原へ呑み込まれるように誘われる。シンフォ・ファン至福の瞬間。75年作。
SP-0369 EL HOMBRE PEZ / Contra Viento Y Marea CD+DVD(PAL) \2980
 カンタブリア地方のコンテンポラリー・トラッド・ロック・バンド。07年作。パイプなどガリシアに似たケルト風味を含有し、かつ地中海風味も漂う。可憐な女性ヴォーカリストもフィーチャーし、アコーディオンやフルートにロック系のギターとリズム・セクションを交えたサウンドはなかなかありそうでないポジションを取り、スペインらしい荒涼とした哀愁で聴かせる。女性がしっとりと歌い込むバラードは幻惑ムードでいっぱい。初回はボーナスDVD付きで、ヴィデオ・クリップとメイキング入り。3面開きデジパック。
SP-0035 ENBOR / Same CD \2600
 79年にバスクXOXOAレーベルからリリースされた1st。フルート、キーボード、ギター、男女ヴォーカルをフィーチャーし、ITOIZよりもなめらかで、バスク地方特有の感傷的なメロディーが哀愁を誘う。フォーク・ロック調にまとめられており、ITOIZのあの歌心に打たれた方は、ぜひ本作も聴いてみて下さい。エキゾチックなパイプも響き、最もバスクらしい名作。
SP-0036 ENBOR / Katebegiak CD \2600
 同じくXOXOAレーベルから、80年にリリースされた2nd。1stに比べると、インスト・パートが増し、旧A面すべて使った大作が聴き物。フルート、ギター、リズム・セクションはジャズ・ロック色も加味し、バランスの取れたそのなめらかなサウンドと、メロディアスなヴォーカルで聴かせる。ITOIZに似たバスク特有の色彩と哀愁。ラストで女性ヴォーカルも華を添える。
SP-0200 ERROBI / Same CD \2600
 今や、バスクで元ITOIZのJUAN CARLOS PEREZと1、2を争う人気ポップス・シンガーとなったANJE DUHALDE率いる彼らの77年の1st。ITOIZの1stよりも1年早くリリースされた本作こそ、プログレッシヴな要素を加味したバスク産の最初のロック・アルバムであった。ジャズ・ロック的な完成度を求めるなら、79年作4thのAMETSAREN BIDEAとなるが、初期2枚はバスクならではの朗々としたベルチョラリのスタイルがあり、後の、ITOIZやENBORといったバスク産のシンフォニック・ロックの布石となっている。ウォームハートなフォーク・タッチにバスクの哀愁が滲み出る。名作。原盤LPはコレクターズ・アイテムとしても有名。
SP-0201 ERROBI / Gure Lekukotasuna CD \2600
 ジャズ・ロック・タッチで幕を開ける78年の2nd。前作のようなベルチョラリ・スタイルのフォーク・タッチと、リズムがしっかりとしたジャズ・ロック・タッチに曲によって分かれ、ジャズ・ロック・タッチの曲では、やはり、ITOIZやENBORに通じる泣きのシンフォニック性も見せる。7曲目がいい例。バスクならではのというか、バスクにしかない音。アルバム後半の出来がとても良い。次作のライヴ、BIZI BIZIANはXOXOAレーベルの1番(実際には100番)という記念すべきレーベル始動作となった。
SP-0037 ERROBI / Ametsafen Bidea CD \2600
 XOXOAレーベルの記念すべき1枚目(番号は100番)として、3作目がリリースされた彼ら。本作は79年にリリースされた4作目。バスクの中では異色のジャズ・ロックをスピーディーに展開。切れのよいドラムや、流れるようにプレイされる早弾ギターは圧巻。初期作から受け継がれるアコ・ギやリコーダーの牧歌的な歌もメロディアス。ヴォーカリストのANJE DUHALDEは、後にヒット・シンガーとして成功を収めた。
SP-0370 ESTHER FONSECA / Viaxe CD \2980
 コンテンポラリー・トラッド・バンドのLLANGRESに在籍するアストゥーリアスの女性ヴォーカリスト。ソロ3作目となる07年作。思わず深呼吸をしたくなるような彼女の美声とバックのサウンドの澄み方。詩情的なフォーク・タッチで、バンドと同じくガンバラにも少し似て、ヴァイオリン、ハープ、フルート、アコーディオン、シンセ、ギター、クラリネット、パーカッションらのアンサンブルに、スペイン北部のケルト風味もさわやかに滲み、朝もやにかすむ草木の香りが伝わってくるかのようだ。アコースティックだが、お洒落なポップ感覚を持っているところもポイント。デジパック。
SP-0371 FRANKLIN / Life Circle CD \2700
 カナリオスのギタリストが在籍し、TEDDY BAUTISTAのプロデュースで72年にアリオラからシングルをリリースしたプログレ・バンドの同シングルや74年未発アルバムを収録したレア音源CD。なんと言ってもメロトロンが豪快に多用されており、ハモンドやシンセやギターと共にヘヴィ・シンフォニックなサウンドをメロディックに作り上げている。政治的な圧力を受け遅咲きとなったスパニッシュ・プログレ・シーンの中で、この年代だと抜き出たマニアックな内容だ。バンド休止後、ドラマーはTOPO、ヴォーカリストはドイツに渡りHOELDERLINへ参加する。
SP-0039 FUSIOON / 1st CD \2600
 屈指の激レア・アイテムとして知られてきた72年リリースの1st。ヴァイオリン、フルート、クラシカルなオルガンをメインに、マニアを唸らせること間違いなし。名作、MINORISAのインテリジェンスな曲作りはこの1stを原点とし、押しの強いスパニッシュ・ロックの作品群の中でどこか違うオリジナリティーを見せている。
SP-0040 FUSIOON / 2nd CD \2600
 74年リリースの2nd。終始オルガンと変拍子で曲がねじれてゆく。1曲目はジェントル・ジャイアントもまっ青の変拍子にヴォーカル、2曲目は彼らにしてはわりとオーソドックスなオルガン・プログレ、3曲目はフレーズが印象に残るクラシカル・ロック。などなど、本作と1stが融合されたのが次作MINORISAと言える。
SP-0041 FUSIOON / Minorisa CD \2800
 スパニッシュ・プログレの傑作のひとつ。3作目。コンセプト、アレンジ、楽曲、演奏、プロデュース、等どれも高水準でかなり洗練されたもの。メロトロンが響き、クラシカルに畳み掛け、鐘の音とともに痛快なドラミングがすべり出すタイトル・チューンは衝撃が走る。2ndと同年の74年リリース。バンドのテンションは完全にピークに達していた。必聴!
SP-0042 FUXAN OS VENTOS / Same (1st) + O Tepueletequele (2nd) + Sementeira (3rd) 2CD \3600
 ガリシアを代表する女性ヴォーカル・トラッド・バンド。76年のSame(1st)、77年のO TEPUELETEQUELE(2nd)、79年のSEMENTEIRA(4th)の3枚を2CDに収めた3IN2。哀愁を帯びた独特のメロディーと、曲によって見せるクラシカルさが特徴。女性ヴォーカルもダントツに良い。
SP-0047 GANBARA / Ganbaratik CD \2600
 その昔、KINGのユーロピアン・ロック・コレクションで、2ndのBANAN BANANが出た彼ら。89年リリースの4作目。さらにコンテンポラリー色を身に付け、一段と洗練された音作りとなっている。本作まではトラッド畑の女性シンガーなので、ロック・ポップス系ファンの人には次作以降がおすすめ。どちらにせよ、もっと評価されるべきバスクのトラッド・ロック・グループ。
SP-0048 GANBARA / Buhamien Balleta CD \2600
 92年リリースの5作目。新しい女性ヴォーカリスト(この人、最高!)が加入し、完全にコンテンポラリーなサウンドへ変化した名作。曲によっては、ポップス調にも。OLATZ ZUGASTIやTXOMIN ARTOLAもゲスト参加。ケルティックな透明感と、ファンタジックかつメロディアスな作風は絶品。美しい印象がいつまでも余韻となって残る。一曲目からもう最高です! 美!
SP-0049 GANBARA / Itsas Zabalean CD \2600
 傑作。めちゃくちゃ良いです。98年リリースの6作目。女性美ヴォーカルをメインに、ケルト色も含んだコンテンポラリーで非常に美しいバスク・フォークを聴かせてくれる。前作よりも幾分アコースティックに戻り、しっとりとした叙情美にあふれている。コンテンポラリー・トラッド・フォークの世界・トップ・レベル。気に入らない人はいないと断言!
SP-0271 GRANADA / Hablo De Una Tierra CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。75年リリースの1st。惜しみもなく流れ出す雄大なメロトロンをバックに華麗なギターが舞う、これぞスパニッシュ・ロックの王道。トリアナの1stと共に歴史を変えた1枚。まさに大地の哀愁と情景。また、アンダーソン張りのフルートも加わり、パートや曲によってはブリティッシュ影響下のハードなサウンドに変貌。とにかく3枚のアルバム通して音楽性豊かなグループであった。
SP-0218 GRANADA / Espana Ano 75 CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。後に、アレンジャーとしても名を馳せるマルチ・プレイヤーのカルロス・カルカモを中心とするグループ。作品毎にスタイルを変えており、本作は組曲形式でシンフォニック&ジャズ・ロックを展開する大作指向の2nd。織り綴られていくイマジネーションの豊かさとメロディーの多彩さに驚嘆。スペインのキャラバンか。余談だが、グラナダと名乗るからには、アンダルシアのグループかと思いきや、北スペイン、カンタブリア出身。75年作。
SP-0312 GRANADA / Valle Del Pas CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック&デジタル・リマスター盤。78年リリースの3作目。バルトークやラヴェルあたりを思わせる生のオーケストレーションを導入し、ガイタなど民俗楽器も加えた彼らの最も完成された作品。叙情的で美しいシンフォニックな曲から、カンタベリー、クリムゾン風の攻撃的なナンバーまで、スペインならではのカラフルなサウンドがエキゾチックに展開されていく。曲中のコンパクトな切り返しも見事。リマスターによりこのサウンドの素晴らしさが際立つ。今聴いても新鮮!
SP-0143 GUADALQUIVIR / Same + Camino Del Concierto 2CD \3600
 セビリア出身ならではの、エキゾチックなジャズ・ロックを演奏する彼らの1stと2ndのカップリング2CD。フルートやストリングス・オケも加え、限りなくイメージを掻き立てる78年リリースの1st、より多彩なゲストを迎え鮮やかなコントラストを放つ80年リリースの2nd、両作ともCAIやIMANに並ぶ出来。ややもすればフュージョン・タッチになってしまうICEBERGに比べ彼らはアンダルシアのシュールさとプログレを感じさせ、舞うフラメンコ・ギターやカットインするフラメンコ・タップ&手拍子がなんとも鮮烈。
SP-0272 GUALBERTO / Same (A La Vida、Al Dolor) CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。イスラム細工が妖しく輝くような1作目。75年作。ギターやシタール、ヴァイオリンが独自の哀愁を作り出していく他に類を見ない、強烈な個性派。グラナダのカルロス・カルカモ参加。前半はヴォーカル(英語とスペイン語)をフィーチャーするフォーク・ロック調で、後半になるとファズ・ギターも加わり突如サイケ・プログレ調になる。次作、VERICUETOSではガウディが憑依。シュールな芸術性が爆発。
SP-0219 GUALBERTO / Vericuetos CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。はじめて聴く人すべてに、これ以上ないと思われる異国情緒を与えるのが本作。スマッシュのリーダーだったガルベルト・ガルシアによってセビリアで結成。ギター、シタール、ヴァイオリン、キーボード、リズムが絡み合って、見事に描き切られた情景はあまりにもエキゾチック! 強烈なスパニッシュ色に彩られた、シュールでヴィジュアルな超個性派シンフォ・プログレ。芸術性が高く、まるで、ガウディの作品のようだ。必聴傑作! 76年作。
SP-0313 GUALBERTO / Otros Dias CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック&デジタル・リマスター盤。79年リリースの、室内管弦楽と彼のギターによるチェンバー風のクラシカルな異色作。ピアノも入り、小編成の管弦楽に合わせて彼はアコースティック・ギターを弾いている。アンサンブルから発せられる線の細い模様がここでもガウディの装飾のようで、音楽性は彼ならではの、アコースティック・ガルベルトとでも呼べるもの。優雅で眩しくも、オーボエが物悲しく、地中海風味もイスラム色を交え漂う。王家の黄昏といったシーンが浮かぶ。スペインのシーンの奥深さを知る1枚。
SP-0059 HAIZEA / Same CD \2600
 2枚の作品を残したバスクのグループ。77年に超マイナー・レーベル、IOIOTSからリリースされた1st。GUDRUN張りのプログレッシヴ性を見せる2ndとは違い、優しいノスタルジックな、あたたかみのあるバスク・フォークを聴かせる。魅力いっぱいの女性ヴォーカリスト、AMAIA ZUBIRIAと、詩情あふれる歌声のTXOMIN ARTOLAを中心にせつない哀愁を歌う。女性ヴォーカル・フォーク・ファン必聴作。
SP-0060 HAIZEA / Hontz Gaua CD \2600
 バスクが産み落とした最大の傑作、そして問題作となった2nd。ピュアーなフォーク指向のTXOMINから、XABIER LASAへ主導者が変り、女性ヴォーカリスト、AMAIA ZUBIRIAの存在を最大限に引き出した、オパス・アヴァントラにも通じるプログレッシヴな作品となった。闇に光るAMAIAのヴォーカルに身震いしてしまう。プログレ・ファンも女性ヴォーカル・ファンも必聴。79年リリース。
SP-0384 HANNAH / A Life In Rock Minor CD \2500
 カンタブリア地方のプログレ・バンド。08年デビュー作。英語で歌われスペイン色は感じないものの、美しいサウンドのシンフォを聴かせる。幻想的なアンビエントもセンスよく混ざり、テクニカルに締まったグルーヴ感と密度でプロフェッショナルなインパクトを突きつけられる。キーボーディストのアレンジ力と音色やアイデアは完全に新世代のもので、エディ・ジョブソンに似た発想の持ち主。作品通して、ずっと彼のキーボードやオーケストレーションを聴いていてもまったく飽きず、逆に次はどうくるかワクワクする。隠れた天才の登場か。メロトロンを最後に取っておくなんて、あんた誰?
SP-0220 HILARIO CAMACHO / De Paso CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。ジャケット通りの非常にファンタジックな歌物。75年リリースの3作目。瑞々しいアコ・ギや美しいフルート、さり気ないメロトロンの導入が印象的で、たとえばイタリアのアドリアーノ・モンテデューロ+レアーレを思わせるようなサウンド。温かく味のある彼のヴォーカルも良い。10枚以上の作品をリリースし、最もプログレ色が出たのが本作だった。スペインだと、LUIS EMILIO BATALLONのAHI VENO MAIOと並ぶ出来!
SP-0314 HILARIO CAMACHO / La Estrella Del Alba CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。スペインのシンガー系の好作のひとつ。76年リリース。特にイタリアのカンタウトーレ系が好きな方におすすめ出来るメロディアスな内容で、語りかけるように歌われていく。インスト曲もあり、彼の伝えようとする詩情がギターやストリングスらと安らかに心に染み入る。前作、DE PASOと共に叙情的でファンタジックな内容です。本作でもメロトロン・クレジットがあり、それっぽい音が聴こえる。AZABACHEのJORGE BARRALを始めプログレ系のメンバーが参加。
SP-0330 HILARIO CAMACHO / Una Mirada Diferente CD \2800
 本アルバム録音後、残念ながら他界したスペインきっての叙情派シンガーの06年作。セルフ・カヴァーによる13曲のニュー・ヴァージョンと2曲の新曲で構成。彼の遺作となってしまった。詩情的でファンタジックな音作りは過去のアルバムと変わらず、75年の名作のDE PASOからも印象深い曲が選曲されている。温かくも透明感のある独特の世界が広がり、彼の見つめる思いに包まれる。イタリアのカンタウトーレ系が好きな方はぜひ一度聴いて頂きたいシンガー。デジパック。
SP-0221 IBIO / Cuevas De Altamira CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。印象的なイントロで、いきなりシンフォニックに盛り上がっていく彼らの唯一作。メロトロンとソリーナを使い分け、アルタミラ洞窟というタイトルから、壁画に描かれた古代のロマンが薄明かりに浮かび上がるようなイメージが沸く。実際のところは、彼らの出身カンタブリア地方のサンタンデールの自然と伝統を歌ったもの。グラナダを思わせるジャズ・ロック・テイストも交えながら、ややハード・エッジな面も見せる不思議な魅力のシンフォ。78年作。
SP-0343 IBIO / El Regreso CD+DVD(DVD AUDIO) \2700
 カンタブリアのシンフォニック・ロック・バンド。28年振り!となる彼らの06年新作! いきなりDAEMONIAかと思うイントロ。流麗でテクニカルなキーボードとギターはたしかにあのIBIOの音で、本作ではガイタなどの民俗楽器も加え、少しアップデイトされながらもあの78年作のように彼らの故郷の光景を描いたファンタジーを再び聴かせる。シンセ群のカラフルさ、ヴォーカルの力強さはスペインならではで、美しい構築サウンドを繰り出す。雄大さも覆い、とても丁寧な作りだ。ラストはCUEVAS DE ALTAMIRAの再録。懐かしさが込み上げてくる。5.1サラウンドのDVD AUDIOがセットになった2枚組。地元のレーベルより超マイナー・リリース。
SP-0226 ICEBERG / Tutankhamon CD \2800
 ギタリスト、MAX SUNYER率いるジャズ・ロック・グループ。75年リリースの1st。後のアルバムはジャズ・ロック色が強いが、本作はシンフォニック・ロック色が強い。特に一曲目は衝撃的なシンフォニック・チューン。メロトロン調のキーボードもドラマチックに盛り立てる。クリムゾン的な曲調も。デジパック。
SP-0064 ICEBERG / Coses Nostres CD \2800
 76年リリースの2nd。MAX SUNYERのテクニカルなギターを中心に、スパニッシュ・モードでエキセントリックに展開してゆく。ソロへ絡むシンセや、シンフォニックな広がりを生むストリングス・アンサンブルも効果的。インストだが、スリリングなキメとタメの連発でまったく飽きさせない。デジパック。
SP-0065 ICEBERG / Sentiments CD \2800
 ヘヴィなドライヴ感がさらに加わった77年リリースの3rd。圧巻作。ジャズ・ロック・ファンは必聴だ。初期プリズムにクリムゾン系の攻撃性を加えたような、強力なサウンドに一聴でノックアウト。正視できない程。しかもメロディーが美しく、イタリアのエトナを越えているかも。デジパック。
SP-0067 ICEBERG / En Directe CD \2800
 ライブ盤で78年にリリースされた4th。スタジオ盤未収ナンバーでインプロビィゼーション中心のジャズ・ロックを展開。当時のクロスオーバー・サウンドとも言える。アル・ディ・メオラとリー・リトナーをミックスしたようなMAXのギター・プレイに終始圧倒。キーボードのサポートも見逃せない。
SP-0066 ICEBERG / Arc.En.Ciel CD \2800
 79年リリースの5作目で彼らのラスト作。最も洗練された作品で、スパニッシュ・ジャズ・ロックの極致。アル・ディ・メオラ級のテクニックで弾きまくるMAX SUNYERのプレイに舌を巻く。カラフルなキーボード・アレンジも良い。この時点で、MAXはすでにソロ、BABELをリリースしているが、その後もソロを2作リリース。さらに、よりフュージョン寄りのグループ、PEGASASを結成。5枚のアルバムをリリース。デジパック。
SP-0336 IMAN CALIFATO INDEPENDIENTE / Same + Camino Del Aguila CD \2980
 アンダルシアの風味を息づかせ、かつイタリアン・プログレを彷彿させる必聴名作の78年リリースの1st、IMAN CALIFATO INDEPENDIENTEと、80年にリリースされた2nd、CAMINO DEL AGUILAの06年リマスター2in1CD。カラフルでシュールなイメージが広がる彼らのサウンドは、シンフォニック・ロックとジャズ・ロックの中間を行くもので、かつてスペインNO.1と言われたテクニックから生れる素晴らしいもの。リリカルなピアノやアコ・ギも美しいし、数少ないヴォーカル・ナンバーもノスタルジックで絶品。
SP-0069 ITOIZ / Same CD \2600
 バスク地方が生んだ至宝イトイス。XOXOAレーベルの第2弾として78年にリリースされたオリジナルLPは6ケタのウルトラ激レア・アイテム。観音開きで、ポスターが付いていた。ハモンド、ギター、フルートがソロを取り、ハート・フルなヴォーカルと絡み合ってフォーク・ロックとシンフォニック・ロックがミックスされたような、独特のせつなさを染み出す。ユーロ・ロック必聴盤のひとつ。
SP-0070 ITOIZ / Ezekiel CD \2600
 メンバー・チェンジを経て引きしまった80年リリースの2nd。ヴァイオリンもフィーチャーされ、さらに女性ヴォーカリストのITZIARのゲスト参加もあってバスク地方の特有の哀愁と叙情に染まる、シンフォニック&フォーク・ロックの傑作となった。特にITZIARをフィーチャーする曲はバスクの至高の一曲と言える。プログレ度で選ぶなら1st、完成度で選ぶならこの2nd。でも、甲乙付け難い。
SP-0071 ITOIZ / Alkolea CD \2600
 82年にELKARからリリースされた3rd。バスク特有のあの歌心はそのままで、アンサンブルが最も洗練された作品となっている。前2作と比べると演奏に比重を置いた音作りとなっており、哀愁を帯びたバスク・ロックの代表作の1枚と言える。とてもメロディアス。当時、LPもかなり輸入され、話題になった。ただ、その時点で1stと2ndはほんと幻であった。
SP-0079 ITZIAR / Same CD \2600
 イトイスの2nd、EZEKIELにもゲスト参加していた魅力的な女性ヴォーカリスト、ITZIAR EGILEORをフィーチャーするバスクきっての秘蔵的な名作。79年リリース。フルート(イトイスのメンバー)、アコ・ギなど繊細なバックもファンタジックで、全体にジャケットのような月夜の妖しい美しさが漂う。人里離れた森の中の広場で演奏されたような隠避性。屈指のバスク・フォーク・プログレッシヴ・ロック・アルバム。ノリはイトイスに近いが、暗い。それが、またいい。
SP-0077 IZUKAITZ / Same CD \2600
 XOXOAレーベルの第4弾として、78年にリリースされたバスクきっての女性ヴォーカル・フォーク・プログレの1枚。ドラムレスに、ヴァイオリン、フルート、ホイッスル、ベース、E・ギターらが奏でる、バスク特有の暗さを持つフォーク・ロック調にケルティックな要素も入り、さらにアシッドな雰囲気を加えたまさに幻の逸品! 当時、オリジナルLPを手に入れるのに苦労しました。
SP-0078 IZUKAITZ / Otsoa Dantzan CD \2600
 80年に同じくXOXOAレーベルからリリースされた2nd。アシッド・フォーク色の強かった1stに比べ、よりケルティックな要素が加わり、清涼感のあるバスク・トラッド&フォークを聴かせてくれる。ピアノ、フルート、ホイッスル、パイプ、ギターetc.、そして数曲の女性ヴォーカルがこの作品を印象付ける。
SP-0081 LISKER / Same CD \2600
 XOXOAレーベルから79年にリリースされた作品。ヴォーカル(もちろんバスク語)も少々入るが、二人のギタリストによるファズ・ギターとフルートをメインにしたサイケ・ハード&ジャズ・ロック。だがバスクの独特の風味が強く、他からは絶対生れないオリジナリティーのある作品となっている。オリジナルLPはコレクターズ・アイテムとして知られ特に海外で異様に高い。
SP-0331 LLUIS LLACH / Campanades A Morts CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤。彼の8作目にあたる77年リリースの特異な作品。アルバムの約半分を費やした大曲は、オーケストラと混声合唱団を導入し、クラシカルなサウンドで雄大な大河のように進行していく。彼の哀愁のある歌声とそのサウンドは、シンフォ・ファンにも強くアピールするもの。彼のディスコグラフィーは30枚を超えるが、こういった作風は本作のみであった。イタリアのプログレッシヴ・カンタウトーレの名作群と並ぶ重要作。
SP-0254 LUIS EMILIO BATALLAN / Ahi Ven O Maio CD \2600
 ワーナー・スペインの限定デジパック(3面開き)&デジタル・リマスター盤で出直し。ガリシアのシンガーで、イタリアのファンタジックなカンタウトーレを思わせる内容。GRANADAのカルロス・カルカモが参加しており、彼はフルート、ヴァイオリン、メロトロン(あまり聴こえないけれど)をプレイしている。ヴィオラ、オーボエもフィーチャーし室内楽的なクラシカルな面も。エキゾチックなジャケットに吸い込まれて行きそうだ。HILARIO CAMACHOのDE PASOと並ぶ隠れた名品。75年リリース。
SP-0344 MANGLIS COMPAS MACHINE / Mandala CD+DVD(PAL) \3200
 GUADALQUIVIRのギタリストであり、TRIANAのライヴ・サポートやMIGUEL RIOSのAL-ANDALUSにも参加し、その名が知られるLUIS COBO ALVAREZ率いるジャズ・ロック・バンド。ソロ・バンドのMANGLISから改名し06年に本作をリリース。地中海&エスニックな要素も取り入れたコンテンポラリー・サウンドで、マクラフリンに捧げられた曲もあり、パーカッションを絡めたグルーヴ感のあるリズム・セクションに乗り、鋭角的&視覚的なアンサンブルで迫る。ギター・シンセからフラメンコ・ギターまでその鮮やかさ、テクニカルさは見事。収録曲を含む7曲入りライヴDVD付き。ギター・テクは必見です。4面開きデジパック。
SP-0084 MARIA DEL MAR BONET / Primeres Cancons CD \2600
 70年にアルバム・デビューする以前の67年から69年のシングルを集めたもの。全11曲収録。初期はアコ・ギ・バックのシンプルな歌物だが彼女のファンにとっては貴重な音源。また、プログレ・ファンにとっては噂になっていた69年のシングルのB面、JO EM DONARIA A QUI〜のオルガンやギターをプログレッシヴにフィーチャーした曲が魅力となる。
SP-0091 MARIA DEL