ELPに強い影響を受けたキーボーディストと初期AMAROKに参加していたドラマーのデュオによる90年デビュー作が、35周年を記念して2025年新装ジャケット&リマスターで再発。「エマーソンに捧げる」とクレジットがあり、派手なポリシンセやオルガンの弾き倒しなど、ELP傾倒ナンバーを軸に、一部パートによってはピアノの独奏や、美しく幽玄に広がる幻想サウンドも織り込んだインスト・シンフォを聴かせるフレッシュな内容だ。勢いだけでなく、エキゾチックさや、現代音楽的な要素を持ち合わせているのが特徴だろう。ライヴ盤や編集盤を含めて4枚のCDをリリースしており、ある程度知られる存在だが、本1stはバルセロナの超マイナーレーベルだった為、市場に出回っていない幻のデビュー作だった。ボーナスとして89年の未発ライヴを1曲収録。3面開き紙ジャケット限定盤。
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