一般的にギリシャと言うと、エーゲ海の白と青のイメージが強いですが、満天の星空が エーゲ海に広がる夜も格別です。あの胸をしめつけるような哀愁感はどこからくるのだろう、と思っていたのですが、実際に訪れてみてエーゲ海の夜の神秘に感動しました。

 ギリシャのストックには断然の自信があります。もともとロックバンドは少ないですが、 こと女性ヴォーカリストに関しては傑作がいっぱい。ここにストックしてある女性ヴォーカル物ならどれもおすすめ。傑作集だと思ってください。

 ギリシャ語・文字をローマ字に置き換えると発音が変わってしまうので、アーティスト名は、わかりやすくカタカナにしました。ギリシャの友人にレクチャーを受けたものです。  男性の場合、名前の語尾にスペル上には表記されないΣ(ス)を発音することがあります。スタマティス・スパノダキスがCDによって表記がまちまちなのは、このせいだとか。

 簡単なコメントを付けましたので参考にしてください。また、ライカ、レベーティカ、ディモティカといった古いスタイルのギリシャ・ヴォーカル物は扱っていません。

update 2010/02/24

表示金額は全て税込みです
GC-0374 アクシズ(AXIS) / Ela Ela - Osanna CD \2800
 初CD化。フランスで活動していたギリシャのバンドの71年作1st。デリリウムのヒット・シングルで知られるCANTO DI OSANNAのカヴァーで始まるメロウなサイケ・ポップ・ロック作品。ギリシャ色は無く、初期ニュー・トロルスのようなヴォーカルとコーラスを聴かせるタイプで、ハモンドやハープシコードがプログレッシヴに演奏されるラストなどギターもヘヴィでカッコいい。影を落とすクラシカルさはイタリアン・ロックにも通じる。リマスター&シングルから5曲のボーナス入り。73年の2曲はハードさを増しており1曲は次のアルバムにも収録。
GC-0001 アクリタス(ΑΚΡΙΤΑΣ) / Same CD \2980
 ラッテ・エ・ミエーレに似たシンフォニック・ロックを展開する必聴名作。ギリシャでなにかプログレ物をお探しの場合はまず本作から。どこか哲学的な雰囲気のするところがギリシャらしいです。コンセプト・アルバムで彼ら唯一のアルバム。73年作。
GC-0343 アナスタシア・ムツァーツ(ΑΝΑΣΤΑΣΙΑ ΜΟΥΤΣΑΤΣΟΥ) / ΜΙΑ ΝΥΧΤΑ ΣΤΟΥΣ ΑΙΩΝΕΣ - 16 ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ ΤΟΥ ΝΟΤΗ ΜΑΥΡΟΥΔΗ CD \3600
 ギリシャらしいファンタジックさが香る、コンテンポラリー・フォーク系の女性ヴォーカリスト。08年作。哀愁そのものといった感じの色香あふれる彼女のヴォーカルを、ナイロン・ギター、ヴァイオリン、アコーディオン、ブズーキ、ピアノ、フルートらがサポートする。ポルトガルのファドにも似、また、マリア・デル・マー・ボネットあたりの地中海風味もたたえる。声域も広く、高域になると少しアルヴァニタキにも似る。ライカにならないありそうで居ないタイプで、昔のアルレータを思わせるところも。ジャケ買いしてください。外れません。デジパック。
GC-0011 アネモス(ΑΝΕΜΟΣ) / ΙΣΩΣ Η ΑΓΑΠΗ CD \3500
 傑作! 美声・美作の女性ヴォーカリスト物が圧倒的に多いギリシャの中でも最上クラス。本作ではさらにシンフォニック性まで見せ、エーゲ海の美の女神がその透き通った水面に舞い降りたかのような幻想を垣間見せる。まさに奇跡的な美の神秘。2000年作3rd。DIGIPACK
GC-0225 アネモス(ΑΝΕΜΟΣ) / ΚΩΔΙΚΑΣ ΕΝΤΟΣ CD \3200
 04年作。女性ヴォーカリスト、カテリーナの美声に宿る神秘的な魅力はさらに円熟し、高域でふわふわひらひらと舞う。大傑作だった前作、ΙΣΩΣ Η ΑΓΑΠΗに見られた突出したドラマ性が押さえられた分、全体にファンタジックな水性の叙情が満遍なく浮き出て辺りの空気を変えていく。それでいてお洒落でポップだ。ソフト・フォーク・タッチも新たに見られるなか、幻想色がシンフォニックに沸き立つ7曲目はギターもラティマーのようだったりして優美さ一色。美の女神。
GC-0019 アフロディテス・チャイルド(APHRODITE'S CHILD) / End Of The World CD \2980
 ヴァンゲリスとデミス・ルソスが在籍していたグループ。68年リリースの1st。英サイケデリックの影響をもろに受けた内容で、全曲英語で歌われ、サージェント・ペパーズのような仕掛けが曲中あちこちに。RAIN AND TEARSがヒット。メロトロン入り。
GC-0020 アフロディテス・チャイルド(APHRODITE'S CHILD) / It's Five O'clock CD \2980
 69年リリースの2nd。さりげないメロトロンの導入や民族楽器の絡め方などヴァンゲリスの存在が気になる作風。
GC-0210 アポカリプシス(APOCALYPSIS) / Apocalypsis + No CD \3200
 ギリシャEMIの500枚限定リマスター2in1シリーズ。彼らの2ndのNOは以前からCDになっていたが、アクリタスと並ぶシンフォニックな名作1st、APOCALYPSIS(80年作)は初CD化。妖しげな混声合唱から、シンセやオルガンがクラシカルに入り、メロディアスなギター、シアトリカルなヴォーカル(英語)、リズム・セクションが一体となって、ジェネシスや英国プログレ影響下のシンフォニック・プログレを雰囲気たっぷりに力強く展開。英語で歌われているのと、曲調があくまでも70年代の英国&ヨーロピアン・プログレに基づいているので、オランダかベルギーあたりのバンドかと錯覚してしまう。2ndのNOでポップ化。ヴォーカリストはその後、ソロで活躍。
GC-0253 アポストリア・ゾイ(ΑΠΟΣΤΟΛΙΑ ΖΩΗ) / ΑΠΟ ΔΩ ΚΑΙ ΠΕΡΑ CD \3300
 05年作。ポップス、アラビック・ビート、ライカらがバランスよく並んだ内容。艶やかなヴォーカルに民俗楽器も哀愁を帯び絡んでいく。アコ・ギやピアノも加わり、またイスラム風ストリングス・シンセも効果的。ギリシャだけでなく、トルコやアラブ湾岸の音楽要素も取り入れ、コンテンポラリーな感覚も大胆に見せる。サブリーナ、エフリディーキといったあたりのライバルか。ジャケ買いでしょう。デジパック。
GC-0282 アポストリア・ゾイ(ΑΠΟΣΤΟΛΙΑ ΖΩΗ) / Θ' ΑΦΗΣΕΙ ΕΠΟΧΗ CD \3300
 幻想色いっぱいの美ジャケットに目を奪われてしまう彼女の06年作。この雰囲気はブックレット中へ続き、さらにヴォーカルやアンサンブルへ広がり、エーゲ一色という感じが浸透し素晴らしい。前作にも見られたアラビックな火照りが本作でもアクセントとなり、哀愁のアコースティック・サウンドとアンビエントなどギリシャならではのコンテンポラリーさが妖しいまでの青と緑のトーンで入り混じる。透けた底で揺らぐ人影は伝説のマーメイド? そんな想像を掻き立てるドラマチックな美ポップス作。本作もまたジャケ買いでしょう。デジパック。
GC-0356 アポストリア・ゾイ(ΑΠΟΣΤΟΛΙΑ ΖΩΗ) / ΜΕ ΤΟ ΧΕΡΙ ΣΤΗΝ ΚΑΡΔΙΑ CD \3600
 美形女性ヴォーカリスト。08年作。もう、彼女の場合はとにかくジャケ買いです。哀愁を声にたたえ、厚く華麗なストリングス、エーゲの風味を香らせるブズーキ、あまりギリシャではフィーチャーされない泣きのエレクトリック・ギター、力強いバンドと効果的にリズムを加速させるパーカッション系の打ち込み、アラビックなネイなど、彼女にふさわしいゴージャスなアレンジで聴かせる。ヴォーカルの上手さも光っており、アルメニアあたりの半音階がなんとも魅力的で、キレと甘さの両面で持っていかれてしまう。
GC-0285 アマリリス(ΑΜΑΡΥΛΛΙΣ) / Same CD \3500
 これまたギリシャならではのエキゾチックな女性ヴォーカル物の美作品。06年作。近年のヴィッシをアラビックにしたようなアレンジが印象的で、全体にはマンド、サブリーナといったあたりのドラマチックなポップ・サウンド。イスラムの香りが匂い立つ2曲目、3曲目はセルタブやアクスが歌っても映えそうな、濃い日差しを感じさせる好ナンバー。乾いたパーカッションとストリングス、サズが妖しい異国情緒たっぷりに彼女のヴォーカルを引き立て、魅力が誘惑に変り手を差し出す。外カヴァーはミニ・ポスターになっています。
GC-0322 アマリリス(ΑΜΑΡΥΛΛΙΣ) / ΘΕΤΙΚΗ ΕΝΕΡΓΕΙΑ CD \3800
 美形の女性ヴォーカリスト。07年作。前作で彼女の虜になった方も多いはず。ルックスだけでなく、歌唱力も高く評価されており、本作のリリースにあたってもアレンジャーがこぞって手を上げたそうな。アラビックだった前作に比べて、ギリシャ色を強め鮮やかな印象を残している。エーゲ海の哀愁に浸るバラードなど熟した色香があり、いやいやこの目線で見つめられるとたまりません。ブックレット中のフォトもかなりスタイリストが作った出来で、折り返してフロントにしたいようなショットに見入ってしまう。ラストは泣き泣き。
GC-0357 アマリリス(ΑΜΑΡΥΛΛΙΣ) / ΕΙΜΑΣΤΕ ΕΝΑ CD \3600
 美形の女性ヴォーカリスト。早くも08年作。前作の延長線上と言える内容で、彼女のヴォーカルが大人びて良くなっている。ドラマを感じるポップ・ロックな曲、ピアノやアコギがきらめくバラード、パーカッションとブズーキが効いたアラビックな曲などヴァリエーションを持ったアルバム作り。前半は余裕すら感じ取られ、中盤から後半はアンビエントも散り、ギリシャ特有のコンテンポラリーさが目立つ。よりアラビックな芳香に仕立てられた2曲ボーナス入りの初回ヴァージョン。ブックレット中がまた美貌でたまりません。
GC-0017 アルキスティス・プロトプサールティ(ΑΛΚΗΣΤΙΣ ΠΡΩΤΟΨΑΛΤΗ) / ΣΑΝ ΗΦΑΙΣΤΕΙΟ ΠΟΥ ΞΥΠΝΑ CD \3300
 傑作! 98年にリリースされた本作はシンフォニック・ファンにもぜひ聴いていただきたい内容。ニコス・アンティパスによるドラマチックで深淵なコバルト・ブルー・アレンジと、哀愁を帯びたメロディーがなんとも印象に残り感動を生む。まずはの必聴作!
GC-0323 アルキスティス・プロトプサールティ(ΑΛΚΗΣΤΙΣ ΠΡΩΤΟΨΑΛΤΗ) / ΣΤΟ ΩΡΑΙΟΤΕΡΟ ΣΗΜΕΙΟ CD \3800
 ずばり会心作! クリアーでポップな作風となった07年作。アレンジがギリシャ然と宝石のように洗練されており、タイトなバンドがドラマチックに盛り上げる。彼女の98年の傑作、ΣΑΝ ΗΦΑΙΣΤΕΙΟ ΠΟΥ ΞΥΠΝΑ以来とも言える、すべて揃った素晴らしい出来。これぞ、エーゲ海の夜の哀愁。他では絶対に味わえない、独特の哀愁。民俗楽器も加わるが、あくまでもアクセントで、ぶ厚いシンセなど単にコンテンポラリーとだけでは片が付かない感覚の斬新さがある。風味は違うが、イタリアのあの感覚。ラストはもうポップ・シンフォ。初回限定の3面開きデジパック盤。
GC-0364 アンナ・ヴィッシ(ΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗ) / ΑΝΤΙΔΟΤΟ CD \3300
 本国では超ベスト・セラーとなった98年作。この時点でアレクシーウに迫り、ギリシャ女性ヴォーカリストNO.2の座を確実なものにした。ニコス・カルヴェラスによるアレンジはまだビートが席巻しておらず、バンドと民俗楽器とパーカッションをダイナミックに混ぜたものだが、シンセがダークさをうまく引き出しており鮮烈さは十分。彼女のヴォーカルを妖しく照らしている。ヴィデオ・クリップ入り。
GC-0215 アンナ・ヴィッシ(ΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗ) / ΠΑΡΑΞΕΝΕΣ ΕΙΚΟΝΕΣ 2CD \3980
 2枚組でリリースされた03年作。メイクだけでなく1曲目を聴くと感じる彼女の新境地。打ち込みはビートではなく、アンビエント方面へ集中。やたらとカッコいいバンド演奏にブズーキなど民族楽器を絡め、オーケストレーションをドラマチックに加えた、ロック色のあるギリシャ・ポップスが目立つ。相変わらずのサイバネティック・ビート・ナンバーも重く暗い。歌い上げるシンフォニック・バラードも格別。ライカ・ナンバーも乾いたような風通しがあって凝っている。追従者へ向けた彼女の攻めの姿勢が見える力作。ブックレットもフォトいっぱい。
GC-0371 アンナ・ヴィッシ(ΑΝΝΑ ΒΙΣΣΗ) / ΑΠΑΓΟΡΕΥΜΕΝΟ CD \3200
 カルヴェラスから離れ制作された08年作。あのビート色がほとんど無くなり、スタイリッシュな女性らしさを前面に出したファッショナブルな内容に驚く。バンドに若干アンビエントを加えたアレンジは、きらきらとした幻惑さと、アンティパスあたりのドラマチックさと、曲によっては適度なジャズ色を織り交ぜ彼女のステップアップした魅力を引き出している。もちろん、エーゲ海色もたたえ、それがさらにコンテンポラリーな感覚で再投入されたとも言える新鮮さが素晴らしい。めちゃ良い! 3面開き紙ジャケット。*CD直入れの為、スレがあります。
GC-0309 イリーニ・パパ&ヴァンゲリス(ΕΙΡΗΝΗ ΠΑΠΑ&ΒΑΓΓΕΛΗΣ) / ΩΔΕΣ CD \3500
 07年デジタル・リマスター・ギリシャ盤。女優であり歌手でもあった彼女が80年にヴァンゲリスをバックにリリースした作品。ヴァンゲリスとヴォーカリストのコラボはバリョーニやコチャンテなども知られるが、本作ではヴァンゲリスが完全に主導権とコンセプトを握っており、合唱やプリミティヴなパーカッション、早いパッセージのシーケンス、2曲のインスト・ナンバーなどヴァンゲリスが女性ヴォーカリストを起用した作品と言えるプログレッシヴな内容を持つ。ギリシャ人同士のフィーリングだとこうも違うのか、というファン必聴作! リマスターにより音質が格段にアップ。
GC-0310 イリーニ・パパ&ヴァンゲリス(ΕΙΡΗΝΗ ΠΑΠΑ&ΒΑΓΓΕΛΗΣ) / ΡΑΨΩΔΙΕΣ CD \3500
 07年デジタル・リマスター・ギリシャ盤。86年リリースのコラボ2作目。エニドかと思うオープニング。ギリシャ色が迷宮のように充満していた前コラボ作と比べて全体にコンセプトがすっきりとしており、その分、オーケストレーションに厚みと壮大さが持たされている。ギリシャ的なオリジナリティーと神秘性で取るなら前作のほうが断然面白みがあるが、グレード・アップしたヴァンゲリスのキーボード・サウンドを取るなら本作。彼女のヴォーカルを押し流すようにストリングス系もブラス系も荘厳に鳴り響く。リマスターにより音質が格段にアップ。
GC-0023 イリーニ・パパ&ヴァンゲリス(ΕΙΡΗΝΗ ΠΑΠΑ&ΒΑΓΓΕΛΗΣ) / ΡΑΨΩΔΙΕΣ CD \2980
 86年リリースの2作目。再びヴァンゲリスが全面にバックアップ。あの、ヴァンゲリス・サウンドに彼女のヴォーカルが幻想的に響く。
GC-0245 ヴァシア・リガ(ΒΑΣΙΑ ΡΗΓΑ) / ΜΟΝΟ ΜΙΑ ΓΥΝΑΙΚΑ ΞΕΡΕΙ CD \3200
 ギリシャ風味とヨーロッパ色を混ぜ合わせたレシピでジャンルを越えて聴かせる女性ヴォーカリスト。ライカもユーロ・ビートもあり、ポップスもバンド物からバラードまでとレパートリーは広い。イメージの鍵はこのジャケットで、ラグジュアリーに洗練された曲調と彼女の美声でどの曲も美しく輝きに満ちる。ライカがこんなにドラマチックに聴こえたのは初めてだ。ポップなナンバーもちょっとした宝石のようでいい。夜の哀愁です。デジパック。
GC-0024 ヴァンゲリス(VANGELIS) / Earth CD \3200
 今のところギリシャ盤でしか手に入らない彼の初期名作。民族楽器もフィーチャーしたギリシャ特有のプリミティブな部分と、おなじみの壮大なスケールのシンセ・オーケストレーションがうまくブレンドされた傑作。消え入りそうなヴォーカルも良い。73年作。
GC-0377 エヴァンシア・レボウツィカ(ΕΥΑΝΘΙΑ ΡΕΜΠΟΥΤΣΙΚΑ) / ΤΟ ΑΣΤΕΡΙ ΚΙ Η ΕΥΧΗ CD \3200
 美人女性作曲家の作品。彼女はチェロ奏者、アレンジャーでもあり、ストリングスにハープ、アコーディオン、シンセ、ギター、管楽器などを加えたクラシカルな作風。ゲストでエリー・パスパラが歌っている。セミ・クラシック的な作品だが、哀愁と月夜のロマンチックさが格別。98年作。リマスター、3面開きデジパック&スリップケース付き。
GC-0026 エヴァンシア・レボウツィカ(ΕΥΑΝΘΙΑ ΡΕΜΠΟΥΤΣΙΚΑ) / ΜΙΚΡΕΣ ΙΣΤΟΡΙΕΣ CD \3200
 アルヴァニタキやニコラコポリゥーらのギリシャの女性ミュージシャン美女5人の協力を得て2000年にリリースされた2nd。ストリングスを中心としたメロディーは洗練され、哀愁を奏でる。至福の詩情とでも例えるべきか。アルヴァニタキは2曲歌っている。DIGIPACK
GC-0027 エヴリディーキ(ΕΥΡΙΔΙΚΗ) / ΦΘΙΝΟΠΩΡΟ ΓΥΝΑΙΚΑΣ CD \2980
 人気女性ヴォーカリストの一人となった彼女の95年作。ヨーロピアン・ポップス調のドラマチックな内容の好作。今のところ彼女は本作に尽きます。イタリアの女性ヴォーカル物のファンの方へも特におすすめ。
GC-0036 エリー・パスパラ(ΕΛΛΗ ΠΑΣΠΑΛΑ) / ΓΙΑ ΤΗ ΣΥΝΗθΕΙΑ ΤΟΥ ΕΡΩΤ CD \3500
 傑作。ギリシャの女性ヴォーカリスト物はどうしてこうも良いのが多いのでしょうか。ヨーロピアン色を持ったリッチな仕上がりは最高クラス。ハートせつなく胸をしめつけるような哀愁感。このジャケットだけでもたまりません。
GC-0183 エリー・パスパラ(ΕΛΛΗ ΠΑΣΠΑΛΑ) / ΣΕ ΠΟΙΟ ΘΕΟ ΝΑ ΠΙΣΤΕΨΩ CD \3200
 ライヴを除くと97年の傑作、ΓΙΑ ΤΗ ΣΥΝΗΘΕΙΑ ΤΟΥ ΕΡΩΤΑ以来の02年作。美しいピアノが淡々と響き、ストリングスがそっと流れ、静寂なシンセ・シークエンスが漂う、といったギリシャならではの耽美的なアレンジ。落ち着きを払った優しさに包まれ、感情をあるていど押さえながら歌われていく。さやさやと広がっていくエーゲ海のイメージ。キプロス出身の彼女ならではの情景と描写。路地ひとつ入ると人影がまったくなく、海へ突き当たる。白い壁を風が横切っていき、窓が揺れる。エーゲ海の白昼夢。そんな美・作品。感動がこみ上げてくる。
GC-0140 エレーニ・ペータ(ΕΛΕΝΗ ΠΕΤΑ) / ΟΛΑ ΑΡΧΙΖΟΥΝ ΕΔΩ CD \3200
 アルヴァニタキ路線の前作から、さらに洗練されリリースされた2001年作。エーゲ海色と、シンフォ・ファンにも対応可のドラマチックなアレンジ。そして、彼女の美しいヴォーカル。この目線もたまりません。DIGIPACK
GC-0384 エレーニ・ペータ(ΕΛΕΝΗ ΠΕΤΑ) / ΣΤΕΙΛΕ ΣΗΜΑ CD \3200
 とてもムーディなエレガントさをたたえた彼女の09年作。1曲目、2曲目と極上の曲が続く。コンテンポラリー・アレンジだがポップな枠をキープしつつも、オケを本格的にクラシカルに絡め、かなりの線を行く。ピアノ、シンセ、アコギを効果的に配した3曲目、4曲目とその美しさのレヴェルは落ちず、エーゲ海の夜に一人ぽつんと残されたような寂しさと哀愁に包まれる5曲目、アラビックな弦とパーカッションが展開される6曲目までくれば、もう傑作ではと思う。ΑΜΜΟΣのメンバー入り。なるほど出来が違うわけだ。
GC-0390 エレーニ・ペータ(ΕΛΕΝΗ ΠΕΤΑ) / ΑΡΩΜΑ ΠΑΡΑΞΕΝΟ CD \3200
 美形の女性ヴォーカリスト。しっとりとした哀愁が美しくも物悲しく広がっていく09年作。今までのポップ路線からアルヴァニタキを思わせるアコースティックなサウンドへイメチェンしており、リュート、ギター、ブズーキ、ヴァイオリン、ヴィオラ、オーボエ、フルート、クラリネット、シンセ、ピアノ、ベース、ドラムスら10人以上のミュージシャンを起用しギリシャならではのコンテンポラリー・フォークを聴かせる。少しジャズセンスも香らせ、身を切るような切なさが満ちていく。頭から3曲ぐらいでもう彼女の想いに引き込まれてしまうが、続く4曲目、5曲目あたりの良さにもうっとり。デジパック。
GC-0256 エレーニ・ツァリゴポリュー(ΕΛΕΝΗ ΤΣΑΛΙΓΟΠΟΥΛΟΥ) / ΑΓΑΠΗΜΕΝΟ ΜΟΥ ΗΜΕΡΟΛΟΓΙΟ CD \3500
 ヘラスのアイデンティティーをコンテンポラリーに転換させ聴かせる彼女の05年作。地中海楽器がたっぷりと入ったバンドを従えたライヴ録音。サウンドにはジャズ・アプローチも見え、アルヴァニタキを始め、エレーナ・レッダやマリア・デル・マー・ボネットらのファンに強くおすすめ出来る内容となっている。冴えるヴォーカル、会場を染める哀愁感。ライヴ物も多いギリシャのヴォーカル物の中でも、ダントツの出来のライヴ。
GC-0030 エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΜΕΝΩ ΕΚΤΟΣ CD \2980
 アレクシーウの92年作、ΔΙ'ΕΥΧΩΝのプロト・タイプと言われたニコス・アンティパスによる91年作。キーボードや打ち込みにギリシャの民族楽器を絡めたポップス・アレンジは一世を風靡し、ギリシャ・ポップス・シーンの新たなスタイルとなった。名作。
GC-0321 エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΤΑ ΚΟΡΜΙΑ ΚΑΙ ΤΑ ΜΑΧΑΙΡΙΑ CD \3200
 傑作! デメトリス・パパデメトリゥーをプロデューサーに迎え制作された94年作。個人的にもギリシャ女性ヴォーカリスト物のベスト5に入る1枚。あふれでるコントラスト鮮やかな地中海色とエーゲ海の哀愁。ほんとうに感動で鳥肌がおさまりません。必聴! 3面開きデジパック。
GC-0034 エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ ΓΙΑ ΤΟΥΣ ΜΗΝΕΣ CD \3200
 ノート型変型ジャケットでリリースされた96年作。本作もデメトリス・パパデメトリゥーが手掛けたもの。より、ディープなギリシャ音楽のルーツを求め、トルコやアルバニアの音楽も吸収した奥深い作品。12の月(1月、2月の)を歌ったコンセプト作。
GC-0134 エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΕΚΠΟΜΠΗ CD \2980
 前作から5年の歳月を隔ててリリースされた2001年作。ギリシャならではの消えゆくような哀しみの幻影を漂わせ、しっとりと哀愁を込めて歌う。さらに本作は、アネモスのようなケルト色まで取り込んだアレンジも。DULCE PONTESが1曲ゲスト参加。美声デュオでもう失神! 文句なしの傑作。DIGIPACK
GC-0227 エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΟΛΑ ΣΤΟ ΘΟΣ CD+DVD(PAL) \3500
 ボーナスDVDが付いた04年作・初回限定盤。前スタジオ作ΕΚΠΟΜΠΗから3年振り。マリア・パパドポリューやスタマティス・クラウナキスらも絡んでいて、彼女のここ近年の傑作となっている。ギリシャ色を極上に感じさせるコンテンポラリーなスタイルは超一級品。バンド演奏、民族楽器、弦楽四重奏に今回はアンビエントやループまで加えた冴えに冴えたアレンジ。トップ・アーティストの余裕と気品が漂う。ちょっとした微光まで哀愁に染めてしまう彼女のヴォーカルも絶品。DVDには本作のほぼ全曲のメイキングを彼女のインタヴューを交え収録。マリア・パパドポリューがピアノを弾きながら歌メロを伝えるシーンなど見逃せません。自信を持っておすすめします!
GC-0372 エレフセーリア・アルヴァニタキ(ΕΛΕΥΘΕΡΙΑ ΑΡΒΑΝΙΤΑΚΗ) / ΚΑΙ ΤΑ ΜΑΤΙΑ ΚΙ Η ΚΑΡΔΙΑ CD \3200
 ギリシャの哀愁と美的感覚をアコースティックなポップで聴かせる08年作。この透明感のある切なさは彼女にしか出せない、とまで思ってしまう。さらりと流れていくジャズ風味のアコーディオンやフォーク・タッチのアコギなど、洗練されたバックも女性的でキレとしなやかさがなんとも美しい。スペイン系のミュージシャンを加えた少々のアラビックさ、香る東方のエキゾチックさ、染まるエーゲ海色、そして、愁いが宿る哀調の極みとでも言うべき彼女の美声ヴォーカル。来日を最も期待したい。3面開きデジパック。
GC-0380 オマディキ・アポドラシ(ΟΜΑΔΙΚΗ ΑΠΟΔΡΑΣΗ) / ΟΠΩΣ Η ΘΑΛΑΣΣΑ + Cartoon 2CD \3980
 夜のエーゲ海の神秘的な哀愁を聴かせるグループ。サヴィナ・ヤナトゥーがゲストで歌っている98年作1stと、シンフォ・ファンへもアピールする01年作2ndが08年デジタル・リマスター2枚組で再リリース。クリスタル・ヴォイスが幽幻に響き、ピアノやフルートが詩情を奏で、アコギがテンションを高める1st。同じく美声の女性ヴォーカルをフィーチャーし、メロトロンも含むキーボード、ジャズ・ロック調の巧みなリズム・セクション、中にはルネッサンス・クラシカル美へ展開するナンバーも含むインテリジェンスな2nd。やっぱりギリシャの美学は凄い、と思ってしまう必聴作2枚。スリップケース付き。
GC-0286 グリケリア(ΓΛΥΚΕΡΙΑ) / ΒΡΟΧΗ ΤΩΝ ΑΣΤΕΡΙΩΝ CD \3500
 情が深い歌声で心をつかむ彼女の06年作。民俗楽器がエーゲの濃い哀愁を奏で、ストリングスとポップ・アレンジがうまく融合した1曲目、フォーク・タッチで始まる2曲目、アラビックな芳香にアンビエントと幻想感を立てるパーカッションが映える3曲目、コンテンポラリーさが哀愁を縁取る4曲目、ブズーキをメインにしながらもライカの枠を出る5曲目、展開が素晴らしい打ち込みの6曲目、ラテン調のアコースティックな7曲目、浮かぶ島々の夜の詩情が美しい9曲目などなど、全15曲。ずばり傑作。
GC-0373 クリスティー・スタシノポリュー(ΚΡΙΣΤΗ ΣΤΑΣΙΝΟΠΟΥΛΟΥ) / ΣΤΗ ΛΙΜΝΗ ΜΕ ΤΙΣ ΠΑΠΑΡΟΥΝΕΣ CD \3200
 08年リマスター&デジパック盤。近年入手困難だった、ギリシャ女性ヴォーカル物の最高峰のひとつ。93年作2nd。もう、すべての女性ヴォーカル・ファンにぜひとも聴いて頂きたい大傑作。個人的にもギリシャにハマったのは本作がきっかけでした。当時はまだLPも出ていて、CDはボーナス入り。透き通った詩情に溶け合うギリシャならではの極上の哀愁美。エーゲ海の匂いも芳しく洗練された一級のコンテンポラリー・サウンド。本作にはケルト色もあり、シンフォ・ファンへもおすすめです。めちゃくちゃ良い!
GC-0379 クリスティー・スタシノポリュー(ΚΡΙΣΤΗ ΣΤΑΣΙΝΟΠΟΥΛΟΥ) / ΥΦΑΝΤΟΚΟΣΜΟΣ CD \3200
 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。97年リリースの3rd。強烈な地中海色やアラビックなメロディーの導入、トラッド風アレンジ、ロック感覚の混入等より広い音楽性を見せている。地中海ファン、ユーロ・ポップス・ファン、トラッド・ファン、女性ヴォーカル・ファン、みんな必聴!
GC-0040 クリスティー・スタシノポリュー(ΚΡΙΣΤΗ ΣΤΑΣΙΝΟΠΟΥΛΟΥ) / ΗΧΟΤΡΟΠΙΑ CD \3200
 摩可不思議なエレクトリック・サウンドをアンビエント的に取り入れた99年リリースの4th。エキゾチックこの上ないアレンジにクリスティーのヴォーカルがコントラスト鮮やかに絡む。あの特有の哀愁と海の香り。サヴィナと並ぶ才女と評価を極めた。
GC-0229 クリスティー・スタシノポリュー(ΚΡΙΣΤΗ ΣΤΑΣΙΝΟΠΟΥΛΟΥ) / ΤΑ ΜΥΣΤΙΚΑ ΤΩΟ ΒΡΑΧΩΝ CD \2980
 02年作。一聴で彼女とわかるメロディーに、プラトノスも寄せ付けないようなエレクトリックと、民族楽器が恐ろしく混ざり合った超エキゾチックなアレンジ。まちがいなくギリシャ最高級の内容。メロトロン・トーンまで飛び出し、日常の裏側のような非現実的なイマージュが実は超オシャレなポップスの最先端だったりする。現にヨーロッパでは非常に高い評価。あたりまえか。女性ヴォーカル・ファンだけでなく、アレンジとかファッションとか、そういった業界の方々にもぜひ聴いていただきたい未知体験。
GC-0312 クリスティー・スタシノポリュー(ΚΡΙΣΤΗ ΣΤΑΣΙΝΟΠΟΥΛΟΥ) / ΤΑΞΙΔΟΣΚΟΠΙΟ CD \3200
 ギリシャの才女ヴォーカリストの一人。06年作。よりエレクトリック色が強まり、アンビエントやループがトンネルを作る独特のリズム感をマジカルに生み出している。なまめかしい中近東風のメロディーをさらにリアルにするラウート、リラ、ガーイダといったギリシャの民俗楽器がこんがらがり、恐ろしくトラディショナルなアイデンティティーを発散させているにもかかわらず、本作もまた非現実的、と言うよりもぶっ飛んだ感覚で聴かせる。ハープ、タブラ、トランペットなども加わり、このエキゾチックさ! 先端のハイブリッド・デザイン。女性ヴォーカル・ファン必聴! 3面開きデジパック。
GC-0342 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / Lullabies(ΝΑΝΟΥΡΙΣΜΑΤΑ) CD \3500
 リマスター&デジパック盤。85年リリースのΝΑΝΟΥΡΙΣΜΑΤΑのジャケット違いによる再発。本作ではシンセ系を使用せずに、あの幽幻美と幻想色を民俗楽器やアコギ、フルート等で醸し出しているフォーク色の作品。霊体の如く木霊する彼女のヴォーカルのなんと美しいことか。
GC-0044 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΣΕΙ Ο ΒΟΣΙΛΙΑΣ ΑΛΕΞΑΝΔΡΟΣ CD \3500
 アレキサンダー大王は生きている?、というタイトルで86年にリリースされた傑作。クラッシク、ジャズ、ロック、ギリシャの民族色が美という一点で融合し、比類なきオリジナリティーで、エーゲ海の神々の溜息の如く流れ出す。プログレ・ファンからも絶賛。必聴! DIGIPACK
GC-0046 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΑΝΟΙΞΗ ΣΤΗ ΣΑΛΟΝΙ CD \3200
 古楽風のクラシカルなアレンジに彼女のヴォーカルが物悲しく響き溶け合うセファルディー作品。全編アコースティック。厚手のブックレット付きで英語によるくわしい解説が載っている。95年作。外紙ケース付
GC-0345 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ ΤΗΣ ΜΕΣΟΓΕΙΟΥ CD \3500
 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。「地中海の歌」と題された98年作。エレクトリック系は一切排除し、ギリシャ、イタリア、スペイン、サルディニア、コルシカ、トルコ、アルバニア、レバノン、キプロスといった地中海一帯のトラッドを歌う。前作のΑΝΟΙΞΗ ΣΤΗ ΣΑΛΟΝΙ、次作のΠΑΝΑΓΙΕΣ ΤΟΥ ΚΟΣΜΟΥ共に自身のトラッド・バンド、PRIMAVERA EN SALONICOをバックにしたもので、彼女のヴォーカルと呼応。素晴らしさが風化しない。音楽の息吹。
GC-0387 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΠΑΝΑΓΙΕΣ ΤΟΥ ΚΟΣΜΟΥ CD \3200
 09年リマスター&デジパック盤。前作は地中海がテーマになっていたが、各地のマリア像に迫った99年作。自身のトラッド・バンド、PRIMAVERA EN SALONICOをバックに、サルディニア、コルシカ、キプロス、スペインといった地中海地域と、さらに視点を広げ、ルネッサンス音楽、またはアルゼンチン、カリブといったところのトラッドも取り上げている。高域でのヴォーカリゼーションは彼女ならではだが、オクターヴを下げて歌うタランテやアフリカ色などその芸の達者さに驚く。後半を占める切々とした静寂美が絶品。
GC-0339 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / Rosa Das Rosas CD \3500
 07年リマスター&デジパック盤。トラッド作からエレクトリックなスタイルへ戻った2000年作。レナ・プラトノスは居ないが雰囲気は2人の共作に近く、極めて幻想的だ。氷で出来た迷路を彷徨うかのような神秘性があり、終盤では若干、ジャズの要素も混じってくる。フルート、クラリネット、チェロ、パーカッション、そして彼女自身もシンセを操り、もはや霊的にゆらぐ美ヴォーカルに、精霊がしもべのように絡みまとう。ルネッサンス期のテキストも使用。消えゆくほどに物悲しい。
GC-0160 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / Terra Nostra CD \3200
 トラッド・バンド、PRIMAVERA EN SALONICOを率いての2001年アテネでのライヴ。彼女の地中海トラッド&セファルディ・アルバムからの選曲を中心に全20曲収録。エレクトリックはまったく存在しないが、チュニジアの女性ヴォーカリストもフィーチャーし、地中海沿岸の濃いサウンドで聴かせる。哀愁に満ちた美バラッドから、前作で見せたデメトリオ・ストラトスの女性版といったシンギングまで、流石の内容。綴じ込みブックレット付きのデジパック仕様。
GC-0363 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΠΑΩ ΝΑ ΠΩ ΣΤΟ ΣΥΝΝΕΦΟ CD \3500
 真、哀愁に涙する2002年作。マノウ・ハジダキスの曲を取り上げており、彼女がプラトノスとの共作で83年にリリースした、ΤΟ 62 ΤΟΥ ΜΟΝΟΥ ΧΑΤΖΙΔΑΚΙもハジダキスの曲を歌ったものだったが、この新作では、エレクトリック色はまったくなく、ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、クラリネットのみの伴奏でせつせつと歌われる。静寂な時間がロマンチックに流れ、ランプで照らされたようなアンティーク調の佇まい。あの吐息のような究極の美声が記憶を美しく辿ってゆく。夢か真か、幽玄な美の極み。08年リマスター&デジパック盤。
GC-0251 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / Sumiglia CD \3200
 05年作。多彩な音楽性に順応する彼女のトラッド・バンド、PRIMAVERA EN SALONICOをバックにした地中海トラッド・シリーズ。ブルガリア、モルドヴァ、ウクライナらの黒海沿岸や、パレスチナのトラッドも取り上げている。録音はオスロ・レインボー・スタジオ。ECMからのワールド・リリース。よって、KIRKELIG風の響き、またはNORDAN、AGRAMといったWILLEMARK‐MOLLERの路線に近い。あれが地中海に染まる。MOLLERの試みとつながった。グローバルに反応する彼女からの回答。トラッド・ファン必聴。空気も音とするような録音の良さも特筆。
GC-0326 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΜΟΥΣΙΚΗ ΔΩΜΑΤΙΩΝ CD \3500
 MUSIC OF CHAMBERSと題された07年作。アコーディオン、ヴァイオリン、チェロ、コンバスのみのシンプルなバック。美声吐息ヴォーカルを多重した曲、ヘヴィな弦にエロチックなヴォーカルを這わせる曲、セリフのように早口でまくし立てる曲、霊的にゆらぎヴォーカルを漂わせる曲、屈折したチェンバーにうめくヴォーカルの曲、天使が舞い降り嘆くヴォーカルの曲など、ここのところトラッド作が続いていた彼女の作品としては久々にプログレッシヴだ。ただ、どの曲もギリシャの美学で統一され、幻想的で超一級品。隠された地中海風味、古色のクラシカルなリリカルさも絶品。デジパック。
GC-0365 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / Songs Of An Other CD \2800
 08年作。PRIMAVERA EN SALONICOをバックにした地中海トラッド・シリーズ。今回もギリシャだけでなく、アルメニア、マケドニア、セルビア、カザフスタン、ユダヤのトラッドを取り上げ、独特の静謐美を聴かせる。本作はアテネ録音となっており、その分、ストレートなギリシャ・バルカン色が浮き出る。アコースティックだが深いもやに佇む哀愁とその幻想感。イタリアン・トラッドを歌う10曲目は声が違っており、エレーナ・レッダとの共演で触発されたのか、南イタリアの女性ヴォーカリストのような妖艶さで驚く。スリップケース付き。
GC-0291 サヴィナ・ヤナトゥー(ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ)&ELENA LEDDA / Tutti Baci CD \3500
 ファンなら失神級のコラボレーションが実現。その06年ライヴ! SAVINA YANNATOUと彼女が率いるトラッド・バンド、PRIMAVERA EN SALONICOに、サルディニアの歌姫、ELENA LEDDAと彼女の良きパートナーでもある弦楽器奏者のMAURO PALMASが合体し、ギリシャで共演を試みた。彼女らのルーツの真髄を聴かせるが、そのテンションがのっけから半端じゃない。バンドは民俗楽器を含むすべてアコースティックで、2人の天才女性ヴォーカリストがお互いを触発しながら絡まり、トラッドからジャズまで囁き、絶叫する。そのエロティックさは、まさに地中海の女神とエーゲ海の女神の交わり。過去の地中海音楽アルバムのベスト5に入る傑作! スリップ・ケース付き、ギリシャ盤にてのリリース。
GC-0248 サブリーナ(ΣΑΜΠΡΙΝΑ) / ΣΕ ΒΛΕΠΩ... CD \3200
 不可思議なアンビエント・ビートでスタートする彼女の04年作。ミノスへ移籍し、このフロント・ジャケだとライカになったのかと思ってしまったが、いえいえ、彼女は彼女。中低域に重心を置いたポップ&ビート・アレンジで、1曲目同様にアンビエントとループがサウンドをまとめ、その内側にギリシャ色を反射させている。エレクトリック・ビートに追い討ちをかけるパーカション群も刺激的。裏ジャケやブックレット中など十分にエロチックで妖しさが増した。
GC-0329 サブリーナ(ΣΑΜΠΡΙΝΑ) / ΥΠΕΡΠΑΡΑΓΩΓΗ! CD \3600
 実力派へ成長した彼女の07年作。近年のギリシャ全体のアレンジ・センスのレベルアップと共に本作もエーゲの哀愁を力強いダイナミックさで聴かせるインパクトのあるポップな出来となっている。切れ味の鋭いブズーキとリズム・セクションを加速させるパーカッション群、クラリーノ、リラといった民俗楽器と、遠近感を出すアンビエントの組み合わせは常に進化しており、本作でも鳴っている音が多くかつ綺麗に整理されており、シンセ・オケやアコギも美しく映える。ブックレット中のセクシーさは期待を裏切りません。
GC-0298 ジョルジア・ダガキ(ΓΕΩΡΓΙΑ ΝΤΑΓΑΚΗ) / ΣΤΗΝ ΑΚΡΗ ΑΥΤΟΥ ΤΟΥ ΚΟΣΜΟΥ CD \3500
 クレタ島の女性ヴォーカリスト。彼女はクレタ・リラやピアノも演奏し、トラッド・バンドをバックにクレタのニシオーティカ(島歌)を歌う。メロディー・ラインがライカやギリシャ本土のディモティカと少し違っており、楽器もクレタ・ラウート(リュートに近い)など、ご当地のもの。その清楚な哀愁感は初期のクリスティーやアルヴァニタキに近い。映えるクリアーさと女性ならではの色香を兼ね備えるヴォーカルも素晴らしい。綴じ込みブックレットが付いたデジパック仕様。このジャケットが内容を語っています。06年作。
GC-0063 スタヴロス ロガリディス(ΣΤΑΥΡΟΣ ΛΟΓΑΡΙΔΗΣ) / Same CD \2980
 ポール、アクリタスを経た彼の78年リリースの1stソロ。果てなく広がってゆく美しいキーボード群をバックにせつせつと歌われるナンバーや、スリリングなインスト・ナンバーetc.、プログレッシヴな味わいのある好作となっている。
GC-0381 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΚΥΡΙΕ ΤΩΝ ΔΥΝΑΜΕΩΝ CD \3200
 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。82年作。女性ヴォーカリスト、エレーニ・ヴィターリをフィーチャーしミサをテーマにした作品。オーヴァーハイム・シンセの分厚いトーンや、テンポ感のある音の動き、合唱をイメージするヴォコーダーなど、この時点ではまだヴァンゲリスの影響も感じさせる音作りだが、すでに異彩を放っている。キーボードやギターが生み出す薄暗い幻想色が海のように満ちる。次作のΜΕΡΑ ΟΡΓΗΣと並びシンフォ・ファンからも注目された初期の重要作。
GC-0375 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΜΕΡΑ ΟΡΓΗΣ (REMASTER) CD \3200
 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。83年作。彼が最初にプログレ・ファンへ紹介されたのはこの作品だったと思う。90年代以降の洗練された壮大な傑作群に比べればまだ辺境的な部分も持っているが、作風、アレンジからすると本作がたしかに一番プログレ寄りだと思う。リズム・セクションを伴ったクラシカルな展開は彼の作品の中でもバンドを思わせ、フィーチャーされる女性美ヴォーカル、鋭いシンセ群、幽幻なコーラス、泣きのギターらがギリシャらしい響きを見せる力作だ。
GC-0055 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΤΟ ΔΑΚΡΥ ΤΟΥ ΙΩΑΝΝΗ CD \3500
 クラシカルでかつ圧巻のスケールで、すべてを包み込む96年作。シンセ、オーケストラ、民族楽器、パーカッション、M・オールドフィールド風のギター、混声合唱団も加えたダイナミックかつリリシズムあふれる演奏。女性ヴォーカリストが歌うラストで涙。傑作。
GC-0056 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΜΑΡΜΑΡΩΜΕΝΟΣ ΒΑΣΙΛΗΑΣ CD \3500
 98年リリースの大傑作。クラシカルなストリングス群、美しく物悲しいピアノ、優美なギター、哀愁に染まる民族楽器、モーツァルトのレクイエムの如く、あまりにも深い悲しみをたたえる混声合唱団。壮大なスケールはまさに天空の響き。荘厳。神々が舞い降りた。
GC-0058 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΧΙΛΙΑΕΝΝΙΑΚΟΣΙΑΕΝΕΝΗΝΤΑΕΝΝΕΑ CD \3500
 幽幻なサヴィナ・タイプの女性ヴォーカリストとおごそかな合唱団をフィーチャーし、エーゲ海の神秘を奏でるシンセやピアノ、M・オールドフィールド風のギターetc.にオーケストラがドラマチックにオーヴァーラップしてゆく。神々の幻影と夢。本作もまた傑作。99年作。
GC-0145 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΓΙΑ ΤΗΝ ΣΜΥΡΝΗ CD \3500
 2001年作。例によって壮大な生のオーケストレーションに、キーボード、女性ヴォイス、女性コーラス、ソロ・ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ギター、民族楽器を溶け込ませ、幻想感を奥深くかもし出し、クラシカルでかつ幽幻、ドラマチックかつ繊細に展開してゆく。パーカッション系が生み出す立体感にも圧倒され、哀愁のパノラマが大スクリーンに映し出されていくかのようだ。
GC-0195 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΚΟΜΜΑΤΙ ΑΠ ΤΗΝ ΨΥΧΗ ΜΟΥ CD \3500
 傑作! 90年代後半からWEAへ移籍し、傑作群をリリースし続ける彼の待望の2003年作。98年作の大傑作、ΜΑΡΜΑΡΩΜΕΝΟΣ ΒΑΣΙΛΗΑΣ をも上回る出来の超大傑作となった。彼の作品には常にギリシャの神々の幻影が漂っていたが、本作では遂にギリシャ神話の神々の復活を目の前にするような、空前のリアリティーを轟かせ、荘厳という言葉が意味を持たないほどのドラマチックな展開が繰り広げられている。モリコーネの域に達したオーケストラと混声合唱団、マイク・オールドフィールドを思わせるハートフルなギター・ワーク、クリスタルから発せられるようなシンセ・トーン、ルーツを誇示するブズーキなど哀愁極まりないコントラストと、圧倒的な重厚さを生む。ヴァンゲリスの存在がかすむ。
GC-0240 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗΣ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΝΥΦΕΣ CD \3200
 サウンド・トラックとしてリリースされた04年作。だが、まったくのスタジオ新作と言えるまたまた素晴らしい出来で、女性コーラスが幽玄に揺らぎ、ヴァイオリンは悲しみを深く嘆く。海面を木霊し大地に届くようなパーカッションの重み、汚れ無き女性ヴォーカルの調べ、それらは彼ならではの愛と優しさに包まれていく。見果てぬ夢を追いかけているような心地よい壮麗さ。一転、あふれる涙。押し寄せる悲愴感。入り混じるギリシャの民族色。雄大なオーケストラ、古色も今回は加わり、まるでこの映画の中に放り出されたかのような錯覚さえ起こる。当然、傑作。
GC-0358 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗΣ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ) / ΑΛΕΞΑΝΔΡΟΣ II CD \3600
 08年作。サントラを除く純スタジオ作としては5年振り。オーケストラと混声合唱団に、ギター、ピアノ、シンセらの組み合わせ、そしてあの哀愁のメロディーはもう不変と言え、それらの特性をより細密化させ、より深く、より清らかに、よりダイナミックに描き出している。今まであまり印象になかったアコギの多用や、ソロでフィーチャーされる民俗楽器、舞踏音楽を思わせる早いテンポ、アンビエントとは違うシークエンス・キーボード、かすんで見えないほど遠くの背景描写など、もうすべてを注ぎ込んだ総出演の大作になっている。まさに劇的。ライヴから1曲ボーナス入り。デジパック。
GC-0385 スタマティス・スパノダキス(ΣΤΑΜΑΤΗΣ ΣΠΑΝΟΥΔΑΚΗΣ)/ Live In China CD \3200
 07年に北京で行われたライヴを収録した09年作。08年のオリンピックに向けて中国とギリシャの文化交流の一環として行われた大掛かりな内容。ミュージシャン、エンジニアもギリシャから同行させ、オーケストラと混声合唱団の荘厳さをそのまま再現させている。注目はこの時点での新曲がいくつか含まれており、それらは08年作のΑΛΕΞΑΝΔΡΟΣ IIの原曲だったと言う。また、中国を意識した5音階のフレーズや、ギリシャ・リラで胡弓をイメージさせる奏法など、今までの彼の作品に無い特別なイヴェントの為のアレンジが新鮮。録音が非常に良く、圧巻のスケールで迫ってくる。
GC-0065 ソクラテス ドランク ザ コニウム(SOCRATES DRANK THE CONIUM) / Same CD \2980
 ソクラテス ドランク ザ コニウムが正式名。ヘヴィなギターとヴォーカルをメインにしたハード・ロック・トリオとしてデヴュー。72年リリースの1st。DIGITAL REMASTER盤
GC-0066 ソクラテス ドランク ザ コニウム(SOCRATES DRANK THE CONIUM) / Taste Of Conium CD \2980
 72年リリースの2nd。攻撃的なリフとヴォーカルは英米からの影響を受けながらも、ギラギラとした独特のハードネスで迫る。DIGITAL REMASTER盤
GC-0067 ソクラテス ドランク ザ コニウム(SOCRATES DRANK THE CONIUM) / On The Wings CD \2980
 メンバー・チェンジ後、73年にリリースされた3rd。本作ではツイン・ギターとなり、ツェッペリン・タイプの屈折したリフを多用するハード・ロックの名作となっている。英語ながらもギリシャ的なヘヴィネスが重厚。ハード・ファン直撃アイテム。DIGITAL REMASTER盤
GC-0068 ソクラテス(SOCRATES) / Phos CD \2980
 ヴァンゲリスとの共演で知られる76年リリースの4作目。ヴァンゲリスのあのブリリアントなキーボード群が印象に残るシンフォニック・ファン向きの1枚。とういか、あまりにも有名な作品。各国でリリースされた。DIGITAL REMASTER盤
GC-0069 ソクラテス(SOCRATES) / Waiting For The Something CD \2980
 またまたメンバー・チェンジの後、80年にリリースされた5作目で彼らの最高作。より洗練されたアレンジにギリシャ色を加え、オリジナリティーを確立。本作からドラマーは今や超売れっ子アレンジャーのニコス・アンティパス。流石に良い出来。
GC-0070 ソクラテス(SOCRATES) / Breaking Through CD \2980
 さらに、メンバー・チェンジがあり、81年にリリースされた6作目。このモダンなジャケットに象徴されているように、初期のハードさは薄くなり、インターナショナル指向になってしまっている。とはいえ、ツェッペリン風ハード・ナンバーもあり。
GC-0334 ツァノス・ミクルツィコス(ΘΑΝΟΣ ΜΙΚΡΟΥΤΣΙΚΟΣ) / ΚΑΝΤΑΤΑ ΓΙΑ ΤΗ ΜΑΚΡΟΝΗΣΟ CD \3600
 07年リマスター&デジパック盤。ミハリス・グレゴリューの各作品と並んでギリシャのオパス・アヴァントラと言われた76年作。女性ヴォーカリスト、マリア・ディミトリアーデをフィーチャーしたもので、オパスやピエロ・リュネールのグドルンのようだと紹介された。ルーツの差はあるものの、現代クラシックを取り入れ、到底普通とは思えないアヴァンギャルドな弦の絡め方や、非和声的なコーラス、発狂したかのようなヴォイス、うって変わって流れるノスタルジックな女性ヴォーカルなど、ギリシャの闇の美。虐殺など重いテーマのコンセプト作。
GC-0335 ツァノス・ミクルツィコス(ΘΑΝΟΣ ΜΙΚΡΟΥΤΣΙΚΟΣ) / ΤΡΟΠΑΡΙΑ ΓΙΑ ΘΟΝΙΑΔΕΣ CD \3600
 07年リマスター&デジパック盤。77年リリース。孤高の女性ヴォーカリストの一人、マリア・ディミトリアーデをフィーチャーし、クラシカルなピアノやギターをメインに曲によってシンセやリズム・セクションを加えた歌物ながらもプログレッシヴな側面を持つミクルツィコスならではのアレンジで聴かせる。現代クラシックやジャズやロックを持ち込んだ彼流のコンテンポラリーな音楽性だったのだろう。ディミトリアーデのヴォーカルが妖艶でもあり清楚でもあり、まるで女優のように表情を変え迫ってくる。胸を打つ。
GC-0273 ナタリア(NATALIA) / ΕΙΣΑΙ Η ΜΟΥΣΙΚΗ ΜΟΥ CD \3600
 ギリシャ女性ヴォーカルって、なんでこんなにいいでしょうかね。全曲彼女の作詞曲による、イタリアやフランスを思わせる洗練されたポップス作で、そこへ海を越えたギリシャの色彩が哀愁と共に絶妙に加わっている。ドラマチックな美しさと儚さ、優雅な雰囲気、夜1人の感傷感など、全編に効いているストリングス・アレンジがポイントで、メリハリというかサスペンスが入った恋愛小説のよう。ちょっとラヴェッツィのアレンジを思わせます。05年作。6つ折りポスター封入の紙スリップ・ケース入り。
GC-0262 ナーマ(ΝΑΜΑ) / ΕΝΑ ΜΑΚΡΙ ΤΑΞΙΔΙ CD \3200
 ギリシャならではの美傑作となった05年作。ミニ・アルバムも入れると通算8作目。透き通った美声の女性ヴォーカルをフロントに置いたデュオで、初期のフォーク・タッチからロック寄りのアルバムを経て、ここではアネモスやクリスティーのような極上に洗練されたポップスを聴かせる。幻想的なエーゲ海色を適度に持ち、メリハリのあるサウンドでメロウに親しみやすくリスナーに寄り添う。切ないヴァイオリンが舞い、ピアノが詩情を奏で、シンセが幻影を描き哀愁のロマンへ溶け込んでいく。女性ヴォーカル・ファン必聴!
GC-0086 ニコス・ママンガキス(ΝΙΚΟΣ ΜΑΜΑΓΚΑΚΗ- F.G.LORCA) / ΤΟΥ ΕΡΩΤΑ ΚΑΙ ΤΟΥ ΠΑΘΟΥΣ CD \2980
 スペインの詩人、F.G.LORCAを歌ったもの。曲はギリシャの偉大な作曲家ママンガキスによるもの。クラシカルな室内楽風アンサンブルに、シンセやハープシコードを少し加え、オペラチックな女性ヴォーカリストがエレガントに歌う。気品の高いシリアス作。
GC-0351 ニコス・ママンガキス&サヴィナ・ヤナトゥー(ΝΙΚΟΣ ΜΑΜΑΓΚΑΚΗΣ & ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΕΡΩΤΟΚΡΙΤΟΣ CD \3600
 巨匠ママンガキスが85年にリリースした、サヴィナ・ヤナトゥーをフィーチャーする小編成のオペラ作品。彼は本プロットをいたく気に入っており、改変版や拡張版も違うヴォーカリストを起用しリリースしている。オーケストラ、ピアノ、ギターによる現代クラシック風の独特のアレンジは幽玄であり、ダークでかつアカデミック。男性のセリフがやや邪魔をするが、メイン・ヴォーカルはサヴィナが取っており、彼女のファンは逃せない1枚となっている。弦やピアノが不協和音を奏で続けるシーンなどチェンバー・ファンも対象。リマスター&見開き紙ジャケット・綴じ込みブックレット付き。
GC-0352 ニコス・ママンガキス&サヴィナ・ヤナトゥー(ΝΙΚΟΣ ΜΑΜΑΓΚΑΚΗΣ & ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΑΣΜΑ ΑΣΜΑΤΩΝ - ΕΡΩΤΟΡΙΟ III CD \3600
 全曲でサヴィナ・ヤナトゥーをフィーチャーする07年リリース作。閑寂なオーケストラ、クラシカルなギター、幽玄なパーカッションに浮遊するサヴィナの美声。この2人ならではの作風だ。ダークで、時折り不安な情景が立ち込め、室内楽のようでもあり、トラディショナルでもあり、まるで即興で歌われているかのようなラインを取るヴォーカル。アカペラだったかと思うとリズムが入り、かと思えば深いストリングスがもたれ掛かり、ただ、奇をてらったものではなく、巨匠の作曲のなせる技。精神統一が必要のギリシャ音楽の到達点。見開き紙ジャケット・綴じ込みブックレット付き。
GC-0087 ノストラダムス(ΝΟΣΤΡΑΔΑΜΟΣ) / Same CD \2980
 72年リリースのプログレ・バンド。ヴァイオリンやフルートもフィーチャーし、どこか翳りを漂わせメロディアスに展開。クラシカルなハモンドもなかなか。イタリアン・ロックへ通じる音だ。男女ヴォーカルで、女性はその後メロトロン入りのソロ(未CD化)をリリース。
GC-0089 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / 'ΕΙ. . .Ι CD \3200
 前作をさらに推し進めた大傑作。もう、プログレと呼べるぐらいのシンフォニックなキーボード・アレンジ。ニコス・アンティパスによるコバルト・ブルー・サウンドは一度聴くと耳を離れないほど印象に残る。ギリシャのシーンに多大な影響を与えた94年作。
GC-0090 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΟΔΟΣ ΝΕΨΕΛΗΣ'88 CD \3200
 95年作。前2作と比べるとかなりアコースティックな曲調になった。ふと香るエーゲ海の風、まぶしい光、あなたへのつのる思い、そんなシーンが映画のように綴られる。
GC-0091 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΤΟ ΠΑΙΧΝΙΔΙ ΤΗΣ CD \3200
 パリ録音でリリースされた98年作。コンテンポラリーな仕上がりを見せる前半が特に良い。シリアスささえ漂うギリシャ然とした美しい哀愁とヨーロッパの気品。特殊プラスチック・ケース入り。
GC-0092 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΨΙΘΥΡΟΙ CD \3200
 ピアノ、アコ・ギにアコーディオンというシンプルなバックでリリースされた2000年作。詩情豊かな調べのピアノをバックにバラードを歌う。ヨーロッパの落ち着いた雰囲気とギリシャの哀愁がミックス。ライカ色もなく彼女にしてはめずらしい作風だ。DIGIPACK
GC-0093 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΠΑΡΑΞΕΝΟ ΦΩΣ CD \3500
 ロリーナ・マッケニットの曲で始まる、こちらも2000年作。彼女自身のプロダクションへ移籍した第一弾。そして再び、ニコス・アンティパスやリナ・ニコラコポリューらが手掛け、ドラマチックな内容となった。前作から間を開けずしてのリリースで異作だった前作の謎が解明。
GC-0389 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / ΒΥΣΣΙΝΟ ΚΑΙ ΝΕΡΑΝΤΖΙ CD \3200
 06年作。エレクトリックを使用しないアコースティックな作りで、地中海からエーゲ海の民俗色、トラッド色にあふれ、かつイタリアのアグリカントスらエスノバンドが見せるコンテンポラリーなリズムの取り方と、照り付くブラスの導入など、新しい試みも見られる。ギターや笛の音が暖かなフォーク調の曲もまた彼女らしい。スリップケース付き。
GC-0392 ハリス・アレクシーウ(ΧΑΡΙΣ ΑΛΕΞΙΟΥ) / Η ΑΓΑΠΗ ΘΑ ΣΕ ΒΡΕΙ ΟΠΟΥ ΚΑΙ ΝΑ ΣΑΙ CD \3200
 3年振りとなる09年作。アコースティック寄りながらもエレクトリックを絶妙に交え、コンテンポラリーと言うよりはアートソングとでも言えるような斬新な感覚を取り込んでおり、ギリシャのフォーク色にアンビエントを溶け込ませ、彼女にしてはややダークとも思えるサウンドで聴かせる。特に中盤以降はその色合いが強く、ヴァイオリンやアコーディオンらが切なく哀愁を奏で、素晴らしい包容力のヴォーカルで歌心を伝えている。深く悲壮さをたたえた感情移入。その表現力の豊かさに改めて積まれたキャリアを感じる。姿勢に妥協が無く、感動的だ。綴じ込み付き3面開きデジパック。
GC-0094 ピー・エル・ジェイ・バンド(PLJ BAND) / Armagedon CD \2980
 呪術的でヘヴィな空間を、民族楽器とギリシャ特有のメロディーを絡め演出する有名なプログレ・アルバム。当時はギリシャのサード・イヤー・バンドなどと言われた。82年リリース。バンドはこの後、83年に2ndをリリース。その後ΤΕΡΜΙΤΕΣと改名。
GC-0270 フォー・レヴェルズ・オブ・エグジステンス(THE 4 LEVELS OF EXISTENCE) / Same CD \2500
 ポコラ本でお皿6つにフェヴァリット・マーク付きという最強の爆レア・アイテム。76年リリース。ツイン・ギターをフィーチャーしたサイケ・ハードで、キーボードレスながら、ギリシャ語のヴォーカルと影を落とす曲調が雰囲気を醸し出し、アコ・ギやゲストで加わるヴァイオリンなど、小技も効いたコレクター魂を揺さぶる出来となっている。燃え上がるギターに歌心を込めてのヴォーカルは初期ソクラテスにも通じるが、このバンドの持つ遣る瀬ない空気は独特。妖しい魅力も十分。限定1000枚プレス。初CD化。
GC-0201 ペギー・ジーナ(ΠΕΓΚΥ ΖΗΝΑ) / ΜΑΖΙ ΣΟΥ CD \3200
 2003年作。このルックスで買いでしょう。シンセ系を絡めた曲がやはり良く、ブズーキとのユニゾンなんて痛快です。やぱっり彼女にはポップ・アレンジがよく似合い、アラビックな芳香を十分に香らせた後半がいい。アルヴァニタキのような東方のエキゾチックさがあふれるラストまで、少し色っぽさが増したヴォーカルで聴かせてくれます。
GC-0279 ペギー・ジーナ(ΠΕΓΚΥ ΖΗΝΑ) / ΝΟΗΜΑ CD \3800
 ヴィデオ・クリップ入り、初回出荷限定の3面開きデジパック版。特殊紙を使った、なんとも美しいファンタスティックな装丁。エーゲ海の哀愁を含み、ギリシャ女性ヴォーカルのお手本のような風格すら漂わせている、彼女の05年作。メロウな気持ちが込められた1曲目はイタリアン・ポップスへも通じ、ライカ風の曲であろうと宝石のような魅入る魔力を持つ。タイトル曲のヴィデオ・クリップも素敵だ。うっとり。。。
GC-0295 ペギー・ジーナ(ΠΕΓΚΥ ΖΗΝΑ) / ΕΝΑ CD \3500
 06年作。ギリシャのすべての美を集めたエーゲ海の宝の如くきらめくアレンジに彼女のヴォーカルが物悲しく映える。コンテンポラリーなライカと簡単に言ってしまえないポップさとスタイリッシュさがあり、アラビックなパーカッションと東方のエキゾチックさも混ざる。オーケストラが優雅に覆う1曲目はなかなかないスケール。壮大でドラマチックだ。歌声はもちろん、ブックレット中も優麗そのもの。魅入られる魔力は彼女ならではの色香。かなり歌唱力が熟しアップしたと思う。スリップ・ケース付き。
GC-0330 ペギー・ジーナ(ΠΕΓΚΥ ΖΗΝΑ) / ΤΡΕΞΕ CD \3800
 ロックのカッコ良さを持ち込んだ07年作。打ち込みやブズーキも交えたものだが、細工が洗練されていて美しく繊細で、かなりいい。ギリシャの場合、作品によってスタイルやルックスまで変えてしまうディーヴァ達だが、彼女の場合、ここ数年はスタイルを固定させており、かつ作品を出すごとにレヴェル・アップしている。本作をよく聴いていくと、スパイスとして多彩な音楽性を取り込んでおり、それを隠すようにアレンジが磨かれ、まるで一級ブランド品のような気品すら見せている。20ページのブックレットがこれまためちゃくちゃいい。
GC-0386 ペギー・ジーナ(ΠΕΓΚΥ ΖΗΝΑ)/ ΤΟ ΠΑΘΟΣ ΕΙΝΑΙ ΑΦΟΡΜΗ CD \3200
 当店での人気を不動にした女性ヴォーカリストの09年作。今回のジャケはイラストだが、彼女の美貌はもう説明不要だろう。本作ではブズーキなどの民俗楽器をやや控え目にして、イタリアあたりを思わせるセンスのいいアレンジを施したバンドをバックに聴かせる。それでもきらきらとしたギリシャらしい情景はしっとりと保たれており、重厚さを加味するエレクトリック・ギターや泣きのヴァイオリンが哀愁を美しく醸し出していく。エキゾチックなオケが印象的な後半など円熟期に入ったと言えるのでは。初回プレスのみヴィデオ・クリップ入り!
GC-0099 ペロマ・ボキュー(ΠΕΛΟΜΑ ΜΠΟΚΙΟΥ) / Same CD \2980
 イタリアのPANNA FREDDAあたりを思わせるプログレッシヴ・ロック・バンド。メロディアスなヴォーカルとギター、そしてイタリア的な影を落とすプログレ然としたハモンド。72年リリース。6曲のボーナス入り。いいよ。
GC-0102 マリア・ヴァンヴァーキ(ΜΑΡΙΑ ΒΟΥΜΒΑΚΗ) / ΠΡΟΒΕΣ ΑΠΟΧΑΙΡΕΤΙΣΜΟΥ CD \3200
 まるでレナ・プラトノスとサヴィナ・ヤナトゥーの共作を思わせる作風となった彼女の99年作2nd。クラシカルでかつシリアス。ギリシャ然とした透明感と幽幻さが全体に美しく張り詰める。彼女のヴォーカルがそれらの幻想美のなか淡々と流れてゆく。傑作です。DIGIPACK
GC-0300 マリア・ヴァンヴァーキ(ΜΑΡΙΑ ΒΟΥΜΒΑΚΗ) / ΤΟ ΤΕΡΡΑΙΝ ΤΟΥ ΠΑΡΑΔΕΙΣΟΥ CD \3600
 7年振りとなる彼女の06年新作。アコースティック・ピアノにマジカルに響くシンセを組み合わせ、閑寂なオーボエ、ヴァイオリン、アコーディオンが哀愁美を奏で、ギターがきらきらと寄り添う。最近、ほとんどなかったギリシャならではのエレクトリック・アンビエントな作風で、前作と同じく、レナ・プラトノスとサヴィナ・ヤナトゥーの共作を思わせる。あの結晶のささやきが木霊する不思議な感覚。美に徹し、詩を朗読するようなヴォーカルをロマンチックに映し出す。幽玄だが、光が優しく射す美傑作。見開き紙ジャケット。
GC-0268 マリア・スピロプール(ΜΑΡΙΑ ΣΠΥΡΟΠΟΥΛΟΥ) / ΓΙΑ ΤΟ ΧΑΤΙΡΙ ΜΙΑΣ ΑΓΑΠΗΣ CD \3200
 ギリシャならではの女性ヴォーカル05年美傑作。アレンジはエリー・パスパラらの名作を送り出したスタモス・セムシス。クラシカルで気品のある音作りを得意とするアレンジャーで、本作もこの美しいジャケットのイメージそのままで聴かせる。マリアの歌声はアレクシウに少々似ており、スタモスの作り出すセレブな雰囲気にぴったりフィットする。民俗楽器とシンセの使い方も工芸品のように洗練され、後半ではスキャットで歌われる幻想的なナンバーも現れる。エーゲ海の優しい夢香。女性ヴォーカル・ファン必聴。デジパック。
GC-0382 マリア・ソイドゥー、ソクラテス・マラマス(ΜΑΡΙΑ ΘΩΙΔΟΥ、ΣΩΚΡΑΤΗΣ ΜΑΛΑΜΑΣ) / ΤΗΣ ΝΥΧΤΑΣ ΤΑ ΜΑΚΡΙΑ ΜΑΛΛΙΑ CD \3200
 08年リマスター&デジパック盤。サヴィナにも負けない霊的な美声を聴かせるマリア・ソイドゥーをフィーチャーした04年作。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ブズーキ、サックス、パーカッションらがトラッド風味を放ちながら奇怪にゆらぐ。シリアス色をはらむ閑静なギリシャ特有の叙情美がここでは世紀末を回想するかのような閉ざされた幻想へと塗り変えられていく。アコ・ギとローズ・ピアノの絡みがアルトゥーロ・スタルテッリのようだったりして、アカデミックな感性が剥き出しになる曲も。ギリシャならでは。
GC-0107 マリア・パパドポリュー(ΜΑΡΙΑ ΠΑΠΑΔΟΠΟΥΛΟΥ) / ΦΕΓΓΑΡΟΣΤΟΛΙΣΤΑ CD \3500
 幻想色極まりないギリシャならではの女性ヴォーカル物の傑作。このどこまでも透き通ったコバルト・ブルーの哀愁と詩情。幾重にも響く彼女のヴォーカル、ハッとするアレンジの展開、シンセ、ピアノ、民族楽器、生楽器らの絶妙なバランス美。めちゃくちゃ良い。99年作。DIGIPACK
GC-0158 マリア・パパドポリュー(ΜΑΡΙΑ ΠΑΠΑΔΟΠΟΥΛΟΥ) / Σ' ΕΝΑ ΚΟΣΜΟ ΜΥΣΤΙΚΟ CD \3500
 待望の2001年新作! そして大傑作!! 99年の傑作、ΦΕΓΓΑΡΟΣΤΟΛΙΣΤΑ(彼女が木に引っ掛かっているジャケ)の流れを受け継ぎ、さらに幻想的というか、エキゾチックなアレンジを見せ、どこまでも奥深く、限りなく美しく、シンフォニックでドラマチック。これぞギリシャの哀愁の美学。女性ヴォーカル・ファンなら即、失神。シンフォ・ファンにも超おすすめ。とにかく、めちゃくちゃいいです!
GC-0393 ミキス・テオドラキス(ΜΙΚΗΣ ΘΕΟΔΩΡΑΚΗ) / ΜΗΠΩΣ ΖΟΥΜΕ Σ'ΑΛΛΗ ΧΩΡΑ CD \2980
 09年リマスター&デジパック盤。ギリシャの偉大な作曲家の一人。膨大なディスコグラフィーは圧巻で、作曲や録音のストックが多く、実際のリリースが数年後になっているケースも多い。本作も85年に作曲され2度に渡るレコーディングを経て、彼が設立したレーベルから91年にリリースされた作品。クラシカルな室内楽調を漂わせ、哀愁あふれるアコースティック・サウンドに、マリア・デメトリアーディがさらに哀愁を込めてしっとりと歌う。ギリシャ然としたジャケットも秀作。
GC-0202 ミハリス・グレゴリュー(ΜΙΧΑΛΗΣ ΓΡΗΓΟΡΙΟΥ) / ΜΠΛΕ CD \3200
 サヴィナ・ヤナトゥー、マリア・ファランドゥーリらをフィーチャーした彼ならではのクラシカル&シリアス美作品。03年作。オーケストラ・アレンジに漂う陰影は、ママガキスとも、ハジダキスとも違う一種独特の異質さがあり、夢の中を彷徨うかのような儚さと憂いさが美の終結をさらに夢見る、といった二重写し構造があって、もう抜け出せないし、幻想美がすべての時を止めてしまう。彼の作品はすべて傑作と言っていい。それにしても、本作で主役となるサヴィナ・ヤナトゥーのヴォーカルの美しさ、言葉にならない。傑作! デジパック。
GC-0361 ミハリス・グレゴリュー&アフロディーティ・マーヌ(ΜΙΧΑΛΗΣ ΓΡΗΓΟΡΙΟΥ&ΑΦΡΟΔΙΤΗ ΜΑΝΟΥ) / ΑΝΕΠΙΔΟΤΑ ΓΡΑΜΜΑΤΑ CD \3500
 ジャケットも新たに、08年リマスター&デジパック盤でギリシャが生んだ国宝級の傑作が出直した。女性ヴォーカリスト、アフロディーティ・マーヌを起用し77年にリリースされた作品。鳥が飛んでいる白っぽいオリジナル・ジャケのやつ。クラシカルな旋律の中で彼女は魅入られたかのように歌い、かのオパス・アヴァントラを思い出させる。刻み込まれるピアノ、彷徨うストリングス・オケなど、ツァノス・ミクルツィコス&マリア・ディミトリアーデ、ニコス・ママンガキス&サヴィナ・ヤナトゥーらの作品にも通じ、愁いを帯びた儚さと緊迫感が絶妙に入り混じる。
GC-0115 ルドヴィコス・トン・アノギオン(ΛΟΥΔΟΒΙΚΟΣ ΤΩΝ ΑΝΩΓΕΙΩΝ) / Ο ΧΑΙΝΗΣ CD \2980
 彼のスタイルを決定付けた極めて美しく詩情的な90年リリースの3rd。ゲスト女性ヴォーカルが歌う、アクロポタミアの娘は絶品。ヴァイオリン、チェロ、フルート、らも加えたアレンジはギリシャならではのシリアス・フォークと呼べるもの。
GC-0340 ルドヴィコス・トン・アノギオン(ΛΟΥΔΟΒΙΚΟΣ ΤΩΝ ΑΝΩΓΕΙΩΝ) / ΤΟ ΜΕΙΝΤΑΝΙ CD \3500
 08年リマスター&デジパック盤。93年リリースの4作目。孤高のフォーク・シンガーで、淡く室内楽を取り入れたシリアスさとブズーキやサズといった地中海色が静謐に溶け合う。また、彼はどのアルバムでもサヴィナ・タイプの透き通った美声の女性ヴォーカリストをフィーチャーし、デュオだけでなく何曲かでソロを取らせる。この独特の叙情的なアレンジは、かげろうが揺らぐような柔らかな色彩を生み、その詩的な哀愁は神聖さまでも醸し出す、まさにギリシャならではの作風。名盤!
GC-0383 ルドヴィコス・トン・アノギオン(ΛΟΥΔΟΒΙΚΟΣ ΤΩΝ ΑΝΩΓΕΙΩΝ) / ΧΑΡΜΑΤΟΥΣΑ CD \3200
 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。傑作となった95年作5th。本作もまた詩情あふれる美しい女性ヴォーカルを絡め、さらにクラシカルな室内管弦楽も導入。ギリシャならではの陰影を幻想的に描き出している。エーゲ海のひと気のない海辺の波の音がふと聴こえてきそうだ。
GC-0119 ルドヴィコス・トン・アノギオン(ΛΟΥΔΟΒΙΚΟΣ ΤΩΝ ΑΝΩΓΕΙΩΝ) / ΤΟ ΟΧΙ ΑΠΟΚΟΙΜΗΘΗΚΕ ΣΤΗΝ ΑΓΚΑΛΙΑ〜 CD \2980
 移籍し、リリースされた99年7th。女性ヴォーカル陣も、メリーナ・カーナレーナ・ヴェネツィアノイらと有名どころをそろえている。ただ、少々普通になってしまった感も。女性陣もライカ系の人だしね。
GC-0284 ルドヴィコス・トン・アノギオン(ΛΟΥΔΟΒΙΚΟΣ ΤΩΝ ΑΝΩΓΕΙΩΝ) / ΓΚΡΕΜΟ ΔΕΝ ΕΧΟΥΝ ΤΑ ΠΟΥΛΙΑ CD \3300
 静謐なフォークを淡々と聴かせる男性シンガー。06年作。以前の作品でも述べているように、バスクの孤高のシンガー、BENITO LERTXUNDIに唯一、共通点を見出せる。フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ギターを室内楽風に配し、本作でもサヴィナ・タイプの女性ヴォーカリストを交えながら、クラシカルで詩情的で幻想的で、といった変らない音楽性で綴っている。しみじみとした寂しさ、遠い人を想う気持ち、ポルトガルで言うところのサウダーデが歌心からあふれる。潮の香りがさらに物悲しい。デジパック。
GC-0388 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΣΑΜΠΟΤΑΣ CD \3200
 08年リマスター&デジパック盤。81年リリースの1stソロ。その後のパートナーとなるサヴィナ・ヤナトゥーも数曲で参加。彼女の作品の中で最もロック色が出ており、エレクトリック・ギターやリズム・セクションも加えている。曲によってはジャズ・ロック、ピアノでのプログレ的な畳み掛けも見せ、作曲家、キーボーディストとしての彼女のルーツを見い出せるような気がする。ただ、あくまでも気がするだけだ。それぐらいすでに音楽性とアレンジは突出しており、他に類を見ないマジカル・ワールドが待っている。
GC-0341 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΜΑΣΚΕΣ ΗΛΙΟΥ CD \3500
 07年リマスター&デジパック盤。84年作。彼女が最もエレクトリックへ走っていた頃の作品。サヴィナ・ヤナトゥーとの共作を経て、そのサウンドの特異性がさらに突出した。あるようで無いリズム、反復するフレーズ、一人で呟き、ささやくような彼女のヴォーカルも楽器の一部のように処理され、人工的ながらもヒューマニズムを感じさせる魔法のアレンジ。流れ出るストリングス、淡々と物悲しいピアノ、難解なシンセ、泣き出す彼女の声、唯一無二の屈折度。さらに、センスはポップだ。
GC-0121 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΓΚΑΛΟΠ CD \3200
 82年と83年のサヴィナとの共作2枚と1枚のソロを経て85年にリリースされたソロ3作目。マジカルな幻想を奏でるエレ・ポップ作品で、彼女の独特のキーボードと作曲のセンスに驚く。サヴィナとはまた違う彼女のヴォーカルも味があって良い。
GC-0317 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / Η ΗΧΩ ΚΑΙ ΤΑ ΛΑΘΗ ΤΗΣ CD \3500
 長らく廃盤だった85年リリースの名作が限定枚数だけ再プレスされた。ソロ4作目。共作名義にはなっていないが、サヴィナ・ヤナトゥーが参加しており、彼女らの作品群の中でも特に屈折したプログレッシヴな面が強く、ギリシャ屈指の才女達が放った未体験ゾーンへハマっていく。アコ・ギ、ピアノ、シンセ、パーカッションらが静寂な幻想空間を作り上げ、サヴィナのヴォーカルが浮遊する。彼女らにとってはコンテンポラリーなヴォーカル物を目指した結果だろうけれど、発想が普通とはまったく違い、正にマジカル! ギリシャの魔法だ。
GC-0336 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΛΕΠΙΔΟΠΤΕΡΑ CD \3500
 07年リマスター&デジパック盤。86年作。サヴィナ・ヤナトゥーをフィーチャーするソロ5作目。本作もまた彼女ならではのサウンド工房的なシンセ&エレクトリック色強い作品でありながら、サヴィナの存在がそうさせるのか落ち着きがあって、薄暗く幽幻な世界が詩的に広がっていく。イメージは彼女らの共作に近い。この人肌のある孤独感、水が発するような響き、または、ギリシャである哲学感みたいな音像は、ほんとうに非日常的で独特。言葉の意味通りのプログレッシヴな才女作。
GC-0124 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΜΗ ΜΟΥ ΤΟΥΣ ΚΥΚΛΟΥΣ ΤΑΡΑΤΕ CD \2980
 91年リリースの7thソロ。ヨーロッパのロマンチシズムに包み込まれた厳格なまでのギリシャの美学と哀愁。美しいキーボードの響きは海のように深く、宇宙のように広大。そして、溶け合うヴォーカル。ヴァンゲリスからの影響もどこかに感じます。
GC-0348 レナ・プラトノス(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ) / ΗΜΕΡΟΛΟΓΙΑ CD \3600
 久々のソロ作となる08年作。のっけからダークで奇怪な世界がサンプリングされたエレクトリック・アンサンブルで全開。過去に無い凄みが迫ってくる。リズムが強調されたかと思うと、プカプカとした音群が孤独な様相で淡々と流れ、例によってヴォーカルともトークとも区別の付かない彼女のヴォイスが入る。とにかく異様、幻覚、恍惚、狂気といったイメージがシアトリカルに綴られる。部分的にはプログレッシヴ・ロックのカテゴリーに入れてもいい哀愁の闇が覆う。1曲ロシアの女性ヴォーカリストがゲスト参加。終盤のバグパイプ+メロトロン風合唱で決まり。デジパック。
GC-0349 レナ・プラトノス&サヴィナ・ヤナトゥー(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ&ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΚΑΡΥΩΤΑΚΗΣ 13 ΤΡΑΓΟΥΔΙΑ CD \3500
 ジャケットも新たになった、08年リマスター&デジパック盤。ギリシャきっての才女・二人が82年にリリースした共作。次作のΤΟ 62 ΤΟΥ ΜΑΝΟΥ ΧΑΤΖΙΔΑΚΙと並ぶ衝撃的な傑作だ。カリオタキスの詩にレナ・プラトノスが曲を付け、サヴィナ・ヤナトゥーと歌った作品で、シンセやピアノにアコギ、ヴァイオリン、ヴィオラを少し加えた幽幻かつ静寂なアンサンブルに2人のヴォーカルが木霊する。サヴィナがクリスタル・ヴォイスで歌い出す1曲目は一度耳にすると忘れられない。外せない必聴作!
GC-0337 レナ・プラトノス&サヴィナ・ヤナトゥー(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ&ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΤΟ 62 ΤΟΥ ΜΑΝΟΥ ΧΑΤΖΙΔΑΚΙ CD \3500
 07年リマスター&デジパック盤。リリースした作品がどれも傑作という彼女らが前作、ΚΑΡΥΩΤΑΚΗΣに続き83年にリリースした共作。ハジダキスの曲を歌った作品だが、後にサヴィナ・ヤナトゥーがソロでカヴァーしたトラッド・アレンジではなく、ブズーキなど若干の民俗楽器は入るものの、レナ・プラトノスの幽幻なシンセとピアノをバックにサヴィナのクリスタル・ヴォイスが響く極めて幻想的な作風に衝撃を受ける。最初のCD化の前はアナログ盤でも紹介され、本作か前作で彼女らのファンになられた方も多いはず。他の女性ヴォーカル物にはないプログレ人好みの美学がある。
GC-0128 レナ・プラトノス&サヴィナ・ヤナトゥー(ΛΕΝΑ ΠΛΑΤΩΝΟΣ&ΣΑΒΙΝΑ ΓΙΑΝΝΑΤΟΥ) / ΑΝΑΠΝΟΕΣ CD \3200
 さらに、97年にリリースされた共作。比類なきオリジナリティーと高度な音楽性を、あくまでもギリシャ然とした美学にこだわって完成させた究極の作品。美しいメロディーが次々と結晶化していくようだ。サヴィナのヴォーカルも美の極致。もちろん傑作。DIGIPACK

さて、いかがだったでしょうか? ギリシャのシンガーの場合、作曲家やアレンジャーが大きくかかわっていることがわかると思います。だれだれ作曲のだれだれが歌う、といった感じで、作品のクレジットもシンガーより作曲者のほうが大きく書かれていたり、先に表記されていたりしてややこしいです。連名表記の場合も多く、どちらのディスコグラフィーに入れたらよいか、わからない場合もあります。先に書いたように名作群を自信を持って取り揃えていますので、ぜひ、聴いてみてください。ご注文をお待ちしています。

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