HOME ブリティッシュ レア・フォーク&トラッド イタリア 中部ヨーロッパ スペイン・ポルトガル ギリシャ 北欧 北米・オセアニア 南米 LEVEL4&5 日本


新着分
(携帯ブラウザ閲覧用)



update
2025/04/25(16:10:18)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話(03-5389-6721)にてお気軽におたずね下さい。

表示金額は全て税込みです
 
 ゴールデン・ウィーク・セールのお知らせ

 店頭のみ
 4月26日(土)〜5月4日(日)
 全コーナーの新品(CD,DVD,BOX) 10%OFF
 (数枚対象外の商品があります)

 店頭でお買い上げの方に、ご来店の毎にお得になっていく
 春のプレミアム・クーポンを期間限定で差し上げます
 (クーポンのご利用期間は5月末まで可)

 4月28日(月) 定休
 5月5日(月)&6日(火) 連休

BS-19484 PAT STOTZ & CHRIS BEYA (ATOLL) / It's Time CD \3800
 アトールのギタリストのクリスチャン・ベヤと、70年代にアトールのファンだったと言うシンガーのプロジェクト2025年作。作曲も2人で行われており、クリスチャン・ベヤのマルチ・プレイを中心にベーシストも加わったバンド・スタイルの録音。英語で歌われているものの、フランスらしい空気感を持っており、クラシカルな曲想にてギターが高度なアンサンブルで密に配されるインストの組曲の1曲目や、哀愁のピアノとストリングスで幕を開ける2曲目、ロックのカッコ良さとポップセンスがミックスされた3曲目など、後のL'OCEANやILLIANよりも、むしろROCK PUZZLEの延長線上のようなサウンドと言えるのでは。ファンはぜひの好作となっている。トータル18分5曲入り限定ミニ・アルバム。見開き紙ジャケット自主盤。 FRANCE
BS-19483 MEZQUITA / Made In Spain CD \3500
 <2025年新装ジャケット&リミックス&ボーナス5曲入り> 2011年に「 30 Aniversario En Directo」のタイトルで30周年記念盤としてリリースされた2009年と2010年のライヴをリミックス&リマスターし、旧盤のボーナス2曲と新たに95年録音の未発表曲3曲を加え、タイトルを変更した2025年盤。当時、短期間のみ再結成され、かのATOLLもブッキングされていたアメリカでの大規模なプログレフェス(結果中止)に出演予定で、その会場のみで限定販売されるはずだったもの。傑作1stから1曲を除く全曲と2ndから5曲を演奏。ギター&ヴォーカル、キーボード、ベースのオリジナル・メンバーに新たなドラマーを加えた4人編成により、アンダルシア色の強いエキゾチックなテクニカル・ハード・シンフォを畳み掛ける好ライヴとなっている。追加収録されたボーナスも同傾向で聴き逃せない。3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19482 PAATOS / Ligament CD \3800
 耽美な美しさと荒涼とした孤独さが入り交じり、彼らならではの幻想が哀愁と共に立ち込める13年振りの2025年作。美声の女性ヴォーカリストが愁いを込め歌い綴る詩的で奇怪な作風へ深く入り込んでおり、初期クリムゾンの詩情を映す幽玄さと不安な空気が掻き乱れる。アンビエント的な効果を生むギター、静謐なピアノ、最小にして際立たせるメロトロン、劇的な変化をもたらすリズム・セクションらがシネマティックに絡み合い、孤高のサウンドを紡ぎ出していく。アルバム構成も見事で、中盤以降、まるで曲がひとつにつながっているかのような流れを見せ、メロウさと激しさがせめぎ合い、予期出来ぬ壮絶なラストまで、何回でも聴き込める傑作となっている。北欧&女性ヴォーカル・ファン必聴です。デジパック自主盤。 SWEDEN
MP-R003 SHUSEI'S PROJECT / Life Through Journey CD \3300
 「SHUSEI'S PROJECT / ライフ・スルー・ジャーニー <先着特典:アルバム未収録曲1曲入りCDR付き> オープニングから正に!と感じさせる、アウター・リミッツ、ヴィエナのキーボーディスト兼コンポーザーのSHUSEI(塚本 周成)率いるシンフォニック・ロック・プロジェクト2025年作。かつてのバンドメイトらに女性ヴォーカリストやヴァイオリニスト、曲によってサックス、フルート、ヴィオラ、チェロも加え録音。密度高く作曲されたキーボードとプログレッシヴなギターに華麗でエキサイティングなヴァイオリンが絡む。近代クラシックのような壮観があり、かつ、日本語での女性ヴォーカルがもたらす和情緒がファンタジックに調和。美しさの反面、その脆さも表現され、音で飽和するカオス的要素が曲によって入り乱れる圧倒的な世界観。科学、生命、神秘ら、曲ごとにテーマを持たせ、映画の感動的なエンディングへ向かうようなラストなど平和への思い、未来への思いが強く感じられる作品となっている。3曲目は盟友に捧げられた追悼曲。*クラシカルなインスト・ナンバーを収録した先着特典CDR付き。 国内盤
BS-19481 OMEGA / KonceRt. - Nepstadion 1999 2CD \3980
 <2025年リマスター> 長らく入手困難だった、超ドラマチックな99年の必聴2枚組ライヴ。ツイン・ギター、ツイン・キーボード編成にて、70年代の名作群から主に選曲されており、きらきらとしたシンセをフィーチャーしたシンフォ期のIDORABLO〜GAMMAPOLISの曲だけでなく、4作目や5作目からの哀愁のハード・ナンバーを多く取り上げているのが特徴で、アレンジはドラマチックにアップデイトされ、かつヴィンテージな魂のギターやプログレッシヴなハモンドと合わさりしびれる。合唱が荘厳に入ってくるあたり、もう、鳥肌。そして、なんと言っても5作目(OMEGA 5)に収録されていた組曲をぶ厚いオーケストレーションを加え、幽玄な泣きと共に展開。東欧シンフォの極致だ。5万人以上収容できる旧人民競技場での収録で、当時、後にDVDもリリースされ、レーザー、バリライト、スクリーン、巨大オブジェなど、フロイド並の大掛かりなステージに驚かされた。また、この頃、バンド関係の著作を管理するオメガRt.が設立され、それがタイトルに反映されている。 HUNGARY
BS-19480 SUPERSISTER / Nancy Never Knew CD \3600
 オリジナル・キーボーディストを中心としたトリオ編成による2025年作。オルガンとピアノをメインに変則リズムにて、時に軽快に飛ばし、時にダークに迫る中、メロディアスなカンタベリー・タッチのヴォーカルも加わり、唯一無二の斬新なSUPERSISTER然としたサウンドを聴かせる好作だ。シンセも幻想的に加わり、ストリングスやブラスを加味。テクニックだけでなく、キーボードのマジカルな音色変化に引き込まれていくオープニングを始め、中盤のフラワーポップなノリや、終盤のオーケストラをフィーチャーした叙情的なナンバーに加え、切々と歌われるラストのクラシカルな雰囲気など、70年代の未発表音源のようなヴィンテージ感あり。見開き紙ジャケット自主盤。 HOLLAND
BS-19300 SUPERSISTER / The Elton Dean Sessions CD \3600
 再入荷。なんとあのソフト・マシーンで知られる管楽器奏者のエルトン・ディーンをメンバーに迎えフィーチャーした74年の未発ライヴ2024年盤。73年作のPUDDING EN GISTERENや74年作のISKANDERからも演奏されているものの、SUPER MACHINE、SOFT SISTER、FENDERFARFISSIMAといったユニークなタイトルが付けられたインプロを中心に構成されており、サックスとマジカルな音色変化を見せるファルフィッサ・オルガン&エレピをメインにカンタベリー〜ジャズ・ロックの真髄を聴かせる熱演を繰り広げている。最近見つかったテープからのリマスターでドラムスの音質や楽器のセパレーションも良好。これが当時の最後のヨーロッパ・ツアーだった。ジャズ・ロック・ファン必聴ライヴとなっている。見開き紙ジャケット自主盤。 HOLLAND
BS-19479 SAVINA YANNATOU / Watersong CD \4200
 傑作。久々に、PRIMAVERA EN SALONICOとの2025年作。ギリシャ、キプロス、マケドニア、コルシカ、スペイン、イタリア、イギリス、アイルランドらのトラッドに、シェークスピアのテンペストに登場する精霊アリエルや、エジプトのモーゼの神からインスピレーションを受けた曲を交え、英語、ギリシャ語、ゲール語、アラビア語等、いろいろな言語で、オーラを放ち歌われていく。澄んだ透明感のある高域の奇跡的な美しさだけでなく、トーキングや囁き、例の奇声、チュニジアの女性ヴォーカリストとの掛け合いなど、曲によって表現方法が絶妙に変化。もう、孤高といった言葉を超越している。そして、全アコースティックとは思えないアレンジの幻想色も特筆で、いわゆるフォーク・アンサンブル+ヴォーカルとは別物の、ルネッサンス音楽に加え、ジャズや即興らのアプローチも見える。今回、さまざまな形で現れる水をテーマに、生命の源であり、再生の媒体であり、驚くべき変容をもたらす海の力や、時に自然の脅威でもあることなどを綴った、深遠な作品となっている。スリップケース付き GREECE
BS-19478 RODRIGO LEAO / O Rapaz Da Montanha CD \3800
 初期マドレデウスのキーボーディストで音楽的リーダーだったロドリーゴ・レアンの9年振りとなる2025年作。神は欺く者を赦すなら、神を赦すのは誰か?、という詩を起点に、深い情感と哲学的な問いが織り込まれる、3年の構想を経て完成させたコンセプト作で、数人の女性ヴォーカリストをフィーチャーし、ピアノとアコギのリリカルな調べを、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロらのストリングスで哀愁に染め、曲によってシンセや合唱、そして、ダイナミックなパーカッションを加えた、ダークな幽玄さと美しいクラシカルさが折り重なり合い深みを生み出す、彼ならではの作風のファン必聴作だ。現実に根ざしたメッセージ性の強い歌詞もポルトガルらしいが、多くの曲で差し込む光りのように配されるアコーディオンがポルトガルならではのサウダージを醸し出し、海の街で撮影された映画の中に佇んでいるかのような郷愁に沈んでいく。3面開き紙ジャケット。 PORTUGAL
BS-19477 FLUCTUS QUADRATUM / Laplacian CD \3800
 話題のDOMINIC SANDERSONに続く注目作!英国調のメロトロンを全編にフィーチャーし、シンセ、ピアノ、エモーショナルなギター、ドラムス、メランコリックなヴォーカルらによる、叙情的な陰影を帯びたサウンドで聴かせる4人組シンフォ・バンドの2025年デビュー・アルバム。キーボーディストが曲作りやアレンジも担い中心となったバンドで、GRACIOUSを思い出させるメロトロンやオルガンが英国ならではのヴィンテージ色を醸し出し、深遠なるドラマを生み出す。彼らは初期マリリオン、フロイドの影響を語るが、ジェネシスの翳りを思わせるところもあり。数多くのフェスにも意欲的に参加している注目株。自主盤。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません UK
BS-19476 JOHN HACKETT BAND / Red Institution CD \3300
 バンド名義での2025年新作2nd。技巧派ギタリストNICK FLETCHERのエレクトリック・ギター、JEREMY RICHARDSONのベース、DUNCAN PARSONSのドラムス、そしてJOHN HACKETTのヴォーカル、フルート、オーケストレーション、メロトロン系を含むキーボード、12弦ギターの4人で紡ぐ、バンド編成での作品で、フォーカスや、ハケット・リスペクトのエレクトリック・ギターも光る。各メンバーが曲作りに携わっており、シンフォ、クラシカル、カンタベリー、ジャズ・ロック等、各人の個性を活かしたバラエティに富んだ作風の曲が並んでいる。そして、クリムゾンの「風に語りて」をカヴァーし、イアン・マクドナルドのフルートのパートを、ジョン・ハケットらしいミステリアスさが漂う幽玄なプレイに置き換え聴き所としている。自主盤。 UK
BS-19474 JULIAN JAY SAVARIN / Beyond The Outer Mirr CD \3300
 ブリティッシュ・プログレ、及び女性ヴォーカル・ファン必聴の74年録音の未発アルバム。ヴォーカルは71年のWAITERS ON THE DANCEと同じJO MEEK。ロンドンのオリンピック・スタジオで録音。JULIAN'S TREATMENTからのメンバーだったベーシストを始め、WAITERS ON THE DANCEに参加したミュージシャンが呼ばれたとされている。メロトロンこそ使われていないが、暗く哀愁のある曲想にて、ハモンド、エレピ、シンセ、ギター、リズム・セクション、そして最後の2曲ではオーケストラもフィーチャーした、正式なアルバムとなっている。全体にブリティッシュ・ロックの名作に入る出来だが、オーケストラを大胆に配した12分越えのラストはクラシカル・ロックを超越し攻めており、本作もまた、過去の2作に負けない聴き所のある内容と言えるだろう。細かいバイオと多くのフォトを掲載した32ページのヒストリーブックレット入りスリップケース付き限定盤。リマスター。 UK
BS-19473 SOFT FFOG / Focus CD \3800
 アルバム・タイトルやCAMEL、POCUSといった曲名が暗示するリスペクトを散りばめながら圧倒的スピーディな弾き倒しで、エキサイティングなジャズ・ロックを聴かせる2025年作。ギターをメインにシンセやエレピなどキーボードも加わるハードなせめぎ合いを繰り広げる中、ラティマーやアッカーマン風のプレイや音色を、一瞬、一瞬、ちらっと手品のように見せ、ラストではジェントル・ジャイアントも彷彿。知的でかつスキのない猛烈な弾き込みを全体で展開させているが、2曲目での唐突なクラシカルなシンフォニック・パートへの劇的な構成は、やはりアルバム・タイトルを意識せざるを得ないだろう。4人組のインスト・バンドによるドラマ性も持った攻めまくりの力作となっている。 NORWAY
BS-19472 GLASS HAMMER / Rogue CD \3500
 また新たな挑戦を感じさせる驚きの2025年作。意表を突くマイク・オールドフィールドの雰囲気を振りまく1曲目。ファンタジックなキーボードに甘美なヴォーカルとイギリスのFRAGILEのギタリストのプレイが冴える2曲目も素晴らしく、シンセ、オルガン、ストリングスらをシンフォニックに配し、新加入のエレガントな女性ヴォーカルをフィーチャーした、イエスがバックのような、きらめく音像のポップな中盤へ。そういった試みに、バンドの過去の壮麗で目まぐるしいシンフォニック・ロック・スタイルを絡み合わせており、さらに、終盤では、前作でも見せていたスペーシィなグルーヴをミックスさせ、完全な新風を鮮やかに吹き込ませている。今回、アルゼンチンから参加したキーボーディストの美しく、幻想的、かつ探求的な音色と、前述のFRAGILEのギタリストのスキル、オランダから参加した男性ヴォーカリストらの持ち味が融合し、カラフルな作風を固めている。 USA
BS-19471 LARS FREDRIK FROISLIE / Gamle Mester CD \3800
 北欧を代表するヴィンテージ系シンフォ、WOBBLERのキーボーディストの2025年作。絵画、文学、神話からもインスピレーションを受けた70年代そのもののサウンドと哀愁のある雰囲気を湛えており、ノルウェー語のヴォーカルやドラムスをマルチでプレイし、ベースはNEEDLEPOINT、フルートとリコーダーはWHITE WILLOWのメンバーが担当。本物のハモンドやメロトロンを含む10台以上の多彩なヴィンテージ・キーボードを配し、それぞれの音色をツウ好みに聴かせ、プログレッシヴでかつ難しくなり過ぎない構成が深みを与えている。ダイナミックな時の流れをコンセプトにし、全編素晴らしく、薄暗さと広大さが妖しくもドラマチックに入り混じる壮大なシンフォニック性の中、高揚するメロディと劇的な衝動が渦巻いている。中でもチェンバロを配し、中世色も醸し出すゼウスの娘にちなんだ5曲目は屈指の出来! 病みつきになるシンフォ・ファン必聴作。 NORWAY
BS-19470 OAK / The Third Sleep. CD \3800
 冷たい空気を美しく纏い、ロマンチックなサウンドを聴かせる北欧ならではの2025年作。メロウに滑りだし、幽玄なメロトロンが流れ込みサックスが哀愁を誘う1曲目で、早くも質の高さが分かる。詩的であり、幽玄な雰囲気を、耽美なキーボードと時にヘヴィなギターを映えるように配し、繊細なアコギも交え、ディストピア的な悲しみや痛みを、意味深く聴かせていく。とは言え、暗くなり過ぎず、希望が差す展開の5曲目、リリカルなピアノが夢に散っていくような6曲目ら、色合いが絶妙に変化。ヴォーカルは一聴ではポスト風に感じるも、リズムら複雑な根幹が独特で、アコースティックな光りが甘美が入り混じる。モダンだが古典的なノスタルジックさがあり、ラストなど、もう独自のカテゴリーでは。デジパック。 NORWAY
BS-19469 BJORN RIIS (AIRBAG) / Fimbulvinter CD \3800
 儚く物悲しいアコギの調べで幕を開けるAIRBAGのギタリストの2025年作。懐の深いヴォーカルとハートフルなギターが印象に残る好作で、ピアノ、オルガン、ストリングスも配しながら、劇的な展開からの不安を掻き消すかのようなギターソロがなんともドラマチックなタイトル曲や、北欧然とした物悲しい叙情を湛え、ここでも絶品のソロを聴かせるラストなど甘美さも宿る。北欧神話におけるラグナロクの前兆、フィンブルの冬をタイトルに、時にエネルギッシュに、幽玄なアンビエントも幻想的に交え、音色が刺激的に交じる創作性の極めて高い世界観を見せており、今回はドラムス以外は、彼のマルチ・プレイにて、風の音が聴こえるような静寂美から膨張するダイナミックな高揚まで、バンド顔負けの内容となっている。 NORWAY
BS-19468 MAGIC PIE / Maestro CD \3800
 ドラマチックなオープニングから目まぐるしくテクニカルに巻き込み、カイパを思わせる泣きのギター、ハートフルなヴォーカル、美しいストリングスに素早く駆け上がるシンセ、ヘヴィなパートからのジャージィな展開、そして猛烈な弾き込みと、次々とプログレ然とした魅力的なサウンドを繰り出す20分近い1曲目。オルガンを配しバラード気味に聴かせる2曲目や、ハードなリフからジェントル・ジャイアントのような奇妙な展開を見せ、そこから高速アンサンブルで押しまくる3曲目などデビュー作から20年を経たバンドとは思えないフレッシュさがあり、ラストでは再びオープニング・ナンバーを受け継ぎ、感動的なエンディングへ。フラワーキングスあたりにも接近した圧巻の内容となっている。6年振りのアルバムとなる2025年作。 NORWAY
BS-19467 ALTAIR / Same - 35 Anniversary Special Edition CD \3500
 ELPに強い影響を受けたキーボーディストと初期AMAROKに参加していたドラマーのデュオによる90年デビュー作が、35周年を記念して2025年新装ジャケット&リマスターで再発。「エマーソンに捧げる」とクレジットがあり、派手なポリシンセやオルガンの弾き倒しなど、ELP傾倒ナンバーを軸に、一部パートによってはピアノの独奏や、美しく幽玄に広がる幻想サウンドも織り込んだインスト・シンフォを聴かせるフレッシュな内容だ。勢いだけでなく、エキゾチックさや、現代音楽的な要素を持ち合わせているのが特徴だろう。ライヴ盤や編集盤を含めて4枚のCDをリリースしており、ある程度知られる存在だが、本1stはバルセロナの超マイナーレーベルだった為、市場に出回っていない幻のデビュー作だった。ボーナスとして89年の未発ライヴを1曲収録。3面開き紙ジャケット限定盤。 SPAIN
BS-19466 THE U PRINCIPLE / Innocent Silence CD \3800
 <300枚限定プレス品> ジェントル・ジャイアントの影響を持った5人組2025年作デビュー作。メロトロンを始め、ハモンド、ローズ、クラヴィ、ムーグ、アープといったヴィンテージ・キーボードをフィーチャーし、まさにジェントル・ジャイアントを思わせるギターと複雑な組み合わせのリズムに、クラシカルな要素やジャズも融合させ、アコギもテクニカルに配し、シンセは21世紀プログの煌びやかさも見せる注目作だ。高らかに歌うヴォーカルが目立ちすぎる感もあるが、マジカルに変化していくアンサンブルは見事なタイトさで絡み合い、切り返し、時にタウラス・ベースも重厚に効かせ、メロトロンに寄り添う切ない泣きのギターや、オルガンの弾き倒しまで聴かせる有力株。少しイエス的なところも。見開き紙ジャケット。 GERMANY
BS-19465 ECHOLYN / TimeSilentRadio II CD \3800
 同時リリース2枚(II & vii)で1作となる10年振りの2025年作。もう片方の「vii」と合せて全9曲、計90分越えの大作で、こちらは4パート16分と6パート28分を越える長尺ナンバー2曲を収録。インスト・パートとヴォーカル&コーラス・パートがバランス良く組み合わされており、初期からのメンバーを中心とした4人にて、ゆるぎないテクニックと深みのあるメロディアスさで聴かせる、彼ららしい複雑さや奇怪さも織り交ぜられた、濃密な野心作だ。ギター、オルガン、ピアノ、シンセらの的確な配置が見事に決まっている。メジャー・デビュー作となった95年の「As the World」からの30周年記念作となっており、同プロデューサーがミックスとマスタリングを担当。デジパック自主盤。 USA
BS-19464 ECHOLYN / TimeSilentRadio vii CD \3800
 同時リリース2枚(II & vii)で1作となる10年振りの2025年作。もう片方の「II」と合せて全9曲、計90分越えの大作で、多様でありながらもつながりのある2枚となっており、こちらは、より優れたソングライターになりたいという尽きることのない情熱と好奇心から生まれた7曲、約46分の収録となっている。BRETT KULL(G&Vo)、CHRIS BUZBY(Key&Vo)、RAY WESTON(B&Vo)ら、初期からのメンバーを中心とした4人にて、メロディアスなヴォーカルをメインに、コーラスや、ギター&キーボードの心憎いアレンジで聴かせる、正にキャリアの賜物の内容となっている。リード・トラックと言えるラストを始め、なんとも安定感のある奥行きのある雰囲気が心地良い。デジパック自主盤。 USA
BS-19463 ECHOLYN / TimeSilentRadio II & vii 2CDset \7200
 <セット販売品> 同時リリースの2025年作上記2点をセット(II + vii)でご購入いただくと、お得な割引になります。数に限りがあります! USA
BS-19461 FUNGUS FAMILY / La Morte Del Sole CD \3700
 イタリアの邪悪な闇を哀愁と共に振りまくヴィンテージ系ヘヴィ・シンフォ2025年作。呪文のようなコーラスから、情熱と退廃が入り交じる伊語ヴォーカルとギターの押しで始まる1曲目など、このままハード路線と思いきや、ジャージィな展開を経てラストはメロトロンが嵐の如くオーヴァーラップ。キーボードはLA MASCHERA DI CERAのメンバーなので、納得だ。続く2曲目も狂おしいヘヴィなパートに幻想的な展開を交え、ハモンドと共に昇華。儚いピアノで始まる3曲目も振れ切った展開を見せる。そして、パワーコードをかき鳴らす4曲目。サバス路線かと思いきやシンセ・シーケンスが入り、メロトロン・フルートも。この自由な発想がなんともイタリアらしい。ただ、本作の聴き所は後半で、荒涼としたエレピや、流星の如く煌めくシンセが配される予想できないアレンジが一線を画しており、頭がバグってしまう超刺激的な内容だ。ぜひ! ITALY
BS-19459 RICK MILLER / Perspective CD \3800
 ケベックの叙情派シンフォの2025年新作。全編を覆うメランコリックなメロディと、優しくハートフルなヴォーカル、そして、エモーショナルに泣くギターが味わい深いシンフォニック・ロック作。エレクトリック・ギター、オーケストレーションを含むキーボードからヴォーカルまでのマルチプレイに、ギタリスト(アコギ)、ドラマーを加え、曲により、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロを加えた優雅なアンサンブルも印象的。また、気品のあるジョン・ハケット風のフルートも、いつもながら欠かせない幽玄な世界観を醸し出す。フロイド、ムーディー・ブルース影響下のサウンドとなっているが、「偽りの予言者」、「私のアヴァロン」、「ウクバールの囚人」といったタイトルを含む8曲で構成され、内省的で神秘的なテーマに対する彼の関心を反映している。まろやかな芳香を放つ円熟の作品だ。 CANADA
BS-19458 ENVY OF NONE / Stygian Wavz CD \3500
 ラッシュのギタリストALEX LIFESONが率いる4人組プロジェクトの2025年新作2nd。儚くも美しい可憐な女性ヴォーカリストMAIAH WYNNEのウイスパー・ヴォイスが存在感を示す、アンビエント、エレクトロニック、サイケ、シネマティックな、幻想的で浮遊感のあるモダンなダーク・ポップ・サウンド。メキシコの「死者の日」をモチーフにした曲や、トリッピーな曲、エキゾチックな旋律を用いた曲など多岐に富んだ曲を、独自のスタイリッシュな感性で聴かせる。ヒプノシスを意識したというアートワークながらも、ラッシュとは全く違うアプローチの作品となっている。デジパック仕様。 CANADA
BS-19457 THINK / We'll Give You A Buzz CD \3200
 <見開き紙ジャケット&ボーナス入り&リマスター2025年盤> 76年にアトランティックからリリースされたオセアニアン・プログレッシヴ・ロックの名作。ヴォーカル、ギター、キーボード、リズム・セクションの5人編成で、流石メジャー・リリースと言えるテクニカルに締まった演奏でメロディックな曲調を全編で聴かせる。ちょっとイエスを意識した1曲目からつかみは十分だが、ハモンドやシンセを配した哀愁漂う2曲目や、セバスチャン・ハーディーを思わせるメロウな情景の4曲目など、オセアニアの真骨頂だろう。キレのよいキーボードが抜き出ている。ボーナス8曲入りで、アルバム未収シングルから3曲、未発表曲を含むデモを収録。オフィシャル初CD化。ニュージーランドのマイナーレーベルからの限定リリース。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません。 NEW ZEALAND
BS-19456 FLAME DROP / Beyond Cosmic Infinity CD \4200
 チューリッヒの2人のマルチ・ミュージシャンがタッグを組んだシンフォ・プロジェクト2025年作。バンド・スタイルのオール・インストで迫っており、強固なリズム・セクションに支えられて、エモーショナルなシンセと甘美なギターがメロディアスなフレーズを編み出していく。ピアノやアコギの美しい叙情性もたっぷりと含み、無限大の宇宙をテーマにしながらも、とても、ヒューマンな肌感と力強さを持った、ドラマチックで広大なサウンドを聴かせるスイスならではの内容となっている。タイトル曲のメロウに溶け合うソロ描写は絶品。アルバム狂気を思い出させるVCS3風シンセや、ラストのスキャットなど、フロイドの影響があると見た。ガンダルフにも通じる、稀有なインスト作と言えるのでは。デジパック自主盤。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません SWITZERLAND
BS-19455 BAXTER / Same CD \2980
 初CD化。メロトロンをフィーチャーしたシンフォニックなナンバーが興味を引く単発73年作。オルガンが弾き込まれ、クラシックやジャズも取り込んだ3曲目や、効果音も交えアメリカらしい激しい展開を見せる6曲目など、メロディアスなヴォーカルも相まって、全曲このツウなプログレッシヴ路線で作られていたなら、かなりのコレクターズ・アイテムになっていたはず。加えて、クリムゾン風のダークなヘヴィさや牧歌的バラードなど英国の影響も感じさせる。キーボーディストやドラマーなどテクニックも十分。リマスター。 USA
BS-19454 MASTER CYLINDER / Elsewhere CD \2980
 初CD化。アメリカン・カンタベリーの知られざる傑作。81年の単発作で、キーボードやギターの4人に、フルート、クラリネット、ホルン、トランペット、サックスらの管楽器奏者数人のゲストを加えた編成の、ハットフィールズやイタリアのホムンクルスを感じさせる、緻密ながら淡い光りを湛える完成度の高い本格派だ。ベースがよく動き、ギター、ピアノ、エレピ、シンセ、オルガンらに負けないパートも。アメリカのジャズ・ロックの中では珍しいタイプと言えるが、ジェントル・ジャイアントを思わせるところも。リマスター。 USA
BS-19453 MOMENTUM / Scintillation CD \2980
 初CD化。軽いシンフォ風味もある、フュージョン系の83年作。時にクール、時に狂おしいリズムに乗り、エレピとギターがテクニカルなプレイを繰り出し、フルートやサックスの管楽器も配されたインストで聴かせる。最初はシンプルな感じを受けるも、アメリカというよりは、スペインのバルセロナあたりのジャズ・ロック・バンドを思わせる色合いを持っており、曲によってはICEBERGを彷彿させるバカテク弾き倒しナンバーあり。全員かなりのテクニシャンで、アメリカのミュージシャンの層の厚さに圧倒される。リマスター。 USA
BS-19452 BILLY GRAY / Feeling Gray? CD \2980
 初期トリップのイギリス人ギタリストがバンド2作目で脱退後、72年に伊ポリドールからリリースした激レア作。英語で歌われている為、当時のイタリアン・ロックとは一線を画しているが、ヘヴィなギターに重く畳み掛けるリズムや、数曲で加わるオーケストラ、オーボエ、哀愁のオルガンなど、分かる人には分かるイタリア特有のあの音を感じ取れる。本来はラストでのブルージィな弾き倒しが持ち味だろうが、オープニングのトラッド風味や中盤のアコギ・ナンバーなど、構成力のある好作となっている。単体では初CD化。リマスター。 ITALY
BS-19450 SOLSTICE / Clann CD \3300
 英国の爽やかな風が吹き抜ける1曲目「FIREFLY」(ライヴ盤で先行披露された)でスタートする、人気の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2025年新作8th。2020年作「SIA」、2022年作「LIGHT UP」に続く3部作の最終章で、エモーショナルなギターやフィドルをフィーチャーし、タイトなリズムセクションが引き締めるスタイリッシュなサウンドを軸に、アグレッシヴなプログレッシヴ性やジャージィなテイストも織り込み、ラストの優美かつドラマチックな長尺曲で有終の美を飾る。結成40年を越えるベテランバンドの風格を持ちながらも、フレッシュな感性に驚かされる、オリジナリティを感じさせる傑作。5曲の新曲に加え、ボーナス・トラックとして、デビュー・アルバムSILENT DANCE収録曲の新録「EARTHSONG 2025」を追加収録。3面開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-19449 RED BAZAR / Blood Moon CD \3300
 キャメル、TIGER MOTH TALESのPETER JONESがキーボード&ヴォーカルで加入し、4人組となって方向性を定めた新生RED BAZARの2作目となる2025年新作。PETER JONESも他のメンバーと全ての曲作りに参加しており、美しいアコギや幻想的なシンセを用いた叙情的な曲調と彼のヴォーカルによるシンフォニックな曲では、まさに英国ならではの陰影を帯びたカラーに染め上げる。また、ベースを効かせた力強いリズムセクションや、技巧的かつエモーショナルなギターも泣き、聴き所となっている。ヘヴィなリフとモダンなアレンジで力強いメセージを放出する1曲目からスタートし、ラストの長尺曲に至るまで、エキサイティング!デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19441 IQ / Dominion CD \3300
 再入荷。まさに別格の存在感を示す英国プログレッシヴ・ロックの王道!6年の歳月をかけて丁寧に作り上げた2025年新作。壮麗なメロトロン、幻想的なシンセ、オルガン、ピアノ、オーケストレーションも取り入れ、多彩な音色をイマジネイティヴに紡ぎ出す才能豊かなキーボーディスト、アコギも含むエモーショナルかつ精巧なギター、表情豊かなヴォーカル、オリジナルのリズム・セクションらによる、美しいメロディと胸に迫る叙情、ドラマチックな展開で聴かせるシンフォニック・ロックの傑作。パワフルかつソリッドな曲から感動的なバラードまで、緻密なアレンジを施した5曲がまるで組曲のように感じられる構成で、スケール感のあるサウンドが広がるシンフォ・ファン必聴の堂々の出来。エンジニアはROB AUBREY。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-19447 TRITONUS / Between The Universes CD \3600
 <2024年リマスター&ボーナス2曲入り> ELP色を残しつつ、シンセやストリングス系をより多くフィーチャーし、スペーシィな感覚も持たせ、叙情派シンフォへ変化した76年リリースの2nd。ドラマチックなヨーロッパが一気に沸き立ってくるタイトル曲を始め、後半では聖歌のような合唱を伴った雄大でシンフォニックな広がりにハモンドが切り込み、イタリアのクラシカルなバンドを彷彿。そして、ラストではアコギを含めグレッグ・レイクのような哀愁のバラードも聴かせる、ジャケットからは想像出来ない内容だ。77年のレア・シングルから2曲ボーナス収録。アルバム未収ナンバーで次作を期待させる良い出来だが、バンドは解散してしまう。 GERMANY
BS-19445 WILSON PROJECT / Atto Primo CD \3800
 女性ヴォーカルをフロントに北イタリアで結成された全員若手のシンフォ・バンドの2025年作。伊語で歌われるヴィンテージ感がありつつ、急激な展開など21世紀プログ要素も持つ、伝統と革新を融合したスタイルで、プログレッシヴな表情にあふれるオルガン、イタリアらしいリリカルなピアノ、可憐なシンセ、メロトロン系に、ウィンドコントローラーによるフルートやブラスを交え、ギターレスのオーセンティックなサウンドで感情の発露と共に聴かせる、メロディアスな叙情派と言えるだろう。曲によっては女性ヴォーカルの魅力を活かしたキャッチーさもあり、反面、ラストなどジャージィな雰囲気から意表を突くスリリングなパートへ転換していくラビリンスも見せている。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19442 ARTNAT / Two 2CD \4500
 ポルトガルのジェネシスと言われたタントラのオリジナル・ギタリストが結成したシンフォ・バンドの2025年作。4年振りの2作目で、ディスク1をALTERNATIVE LIFESと題しヴォーカル入りナンバーを11曲、ディスク2をPARALLEL UNIVERSESと題し、まったく別のインスト・ナンバーを9曲収録した2枚組のコンセプト・アルバムで、男女ヴォーカルにてタントラの流れを汲む神秘的でエキゾチックなサウンドを繰り広げている。曲を裏返して聴いているようなシュールさが独特で、時にハケットを思わせるギターやシンセが作り出す刺激的な迷路を彷徨いつつ、リリカルなピアノや美しいアコギ、さらにはメロトロン系をフィーチャーしたパートがあり、彼らならではの混沌の美を極めた作風にハマっていく。ディスク2ではヴァイオリンも加わり、クラシカルなものからサイケ寄りまで、より振れ幅のあるシンフォを聴かせている。ゲストで初期タントラのキーボーディストが2曲で参加。なお、バンド名はTANTRAの逆読み。3面開きデジパック自主盤CDR。*今回のみの入荷です。完売後の再入荷はございません PORTUGAL
BS-19434 FERMATA / Simile... CD \3200
 <2024年リマスター&デジパック限定盤> オリジナル・メンバーでギタリストのリーダーが新たなメンバーで再編してからの1作目となる91年にリリースされた7年振りの通算8作目。音楽性を継承しながらのアップデイトには、当時ど肝を抜かれた。とにかく1曲目の重厚なシンフォニック・チューンは圧巻。2曲目はクラシカルな展開も持ったハードなジャズ・ロックで、3曲目は霧がかった幻想的なアコースティックなナンバー、その流れは4曲目へ哀愁と共に受け継がれ、アムステルダムの記憶と題された5曲目ではフォーカスに感化されたような甘美なギターを聴かせる。終盤もSBBに匹敵する攻撃的でテクニカルなサウンドで迫る会心作だ。単体では、おおよそ30年振りの待望の再発。3面開きデジパック。 SLOVAKIA
BS-19433 ANAWA / Same SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2025リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> MAREK GRECHUTAのバックバンドとして知られる彼らの唯一の単独アルバム73年作。混声合唱団と共にドラマチックに盛り上がる厳かな2曲目が突出しており印象付けられるが、他のナンバーもヴォーカルを主にしつつ、暗く、チェロ、ヴィオラ、トランペット、さらに、ヴァイオリンやベースをジャズ・ロック的に配しており、プログレッシヴな質感は高い。シュメールの叙事詩やルネッサンス神学者の著作も用い、本作の為に起用されたヴォーカリストのニーメンを思わせる熱い絶唱に加え、オーケストラとアコギやピアノで切々と歌われるバラードが東欧然と胸に染み入る。名盤です!ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19372 SKALDOWIE / Krywan Krywan SACD \3500
 <POLSKIE NAGRANIA 2023リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> ヴァイオリンをフィーチャーした、東欧クラシカル・シンフォの72年必聴傑作。アルバム片面を使って繰り広げられるタイトル曲はスロヴァキアのタトラ山脈の絵のように美しい山、クリヴァンを歌った伝承歌をモチーフに、ムソルグスキー、ロッシーニ、ボロディン、バッハを織り込みながら、ハモンドとヴァイオリンが紡ぎ出していく。同年にデビューしたドイツのペル・メルにも近く、これを聴かずして東欧シンフォを語れない名曲となっている。録音はワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団のホールにてプログレッシヴ・ロックをコンセプトに一夜にして成し遂げられたという。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19401 Neos SAINT JUST / Same CD \3800
 再入荷。サン・ジュストの女性ヴォーカリスト、ジェニー・ソレンティの2025年作。アンビエント・プロジェクト的な作風で、英語6曲、伊語1曲の全曲新曲にて、エレクトリック・ループに曲によってヴァイオリン、ピアノ、コーラス、管楽器系、パーカッションらを加えた、耽美で幻想的なサウンドスケープに溶け込むように歌われていく。淡々としながらも、情景は波のように美しく変化を続け、まどろみ、時にリズムを刻み、通して1曲のようなコンセプトにて構成されている。彼女の美声を活かしたケイト・ブッシュを思わせるところもあり、また、伊語で歌われる2曲目は現代のサン・ジュストと言える儚さに満ちる。3面開きデジパック。 ITALY
BS-19371 DEJA-VU / Between The Leaves CD \2800
 再入荷。<2024年リマスター盤> 95年にようやく発掘&CD化された人知れず眠っていたのが信じられない哀愁シンフォの名作。HOSTの1stに参加していたギタリストとドラマーが脱退後に結成し、本作を制作。英国にも似た心に響くメロディアスなヴォーカルをフィーチャーし、切れの鋭いクラヴィやシンセやエレピを始めドラマチックなストリングスなどキーボードを全面で配し、HOST譲りのスリリングな構築、変拍子も用いつつ、どこか日陰にある儚さも持った終始プログレ・ファンを魅了する、かなり完成された内容だ。76年にジャケ無し白ラベルで100枚のみプレスされるも、メンバーの不注意により地下室のヒーターの熱でほぼ全数変形し市場に出回らなかった。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-19370 FREDDY LINDQUIST / Menu CD \2800
 再入荷。<2024年リマスター盤> 今や50万近いプレミアが付く70年リリースの超激レア・ハード・プログレ。TERJE RYPDALと共にノルウェーの初期ロック・シーンで重要な存在だったギタリストの唯一のソロ作で、MIN BULやMOOSE LOOSEにも参加している知られた2人のセッション・ドラマーに、JUNIPHER GREENEのヴォーカリストら強力なサポート・メンバーらで構成。ハードなサウンドを基調としながらも一辺倒ではなく、サイケデリックなアコースティック・ナンバーを配したり、「ペール・ギュントー山の魔王の宮殿にて」を引用したクラシカルなハモンドも飛び出す濃い内容で、サックスやエレピも配し、レア物ながらメンツの個性まとめ上げられた好作となっている。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-19430B IT BITES FD / Live And Natural 2CD+BLU-RAY \5800
 フランシス・ダナリー率いるイット・バイツの最新ライヴ映像とCD音源2枚の3枚組。2024年1月19日にイギリスのイベント会場KK'S STEEL MILLで行われたライヴを収録。2023年リリースの「LIVE FROM THE BLACK COUNTRY」とはセットリストがアンコールの1曲(YELLOW CHRISTIAN)を除いて全曲違い、昨年の新作「RETURN TO NATURAL」と同メンバーにて、新作からの2曲と、イット・バイツの1st〜3rdまでの3枚から選曲した代表曲&名曲を全12曲演奏。オリジナルに忠実かつ各メンバーを活かした洗練されたプレイで、フィッシュ・バンドのキーボーディストや、フランク・ザッパやアラン・ホールズワースとの共演で知られる敏腕セッション・ドラマー、CHAD WACKERMANの超絶ドラムも冴える。BLU-RAYにはコンサート全編の映像に加え、メイキング&ドキュメンタリー映像(90分)を追加収録。3面開き紙ジャケット仕様。*国産機で再生可。 UK
BS-19429 GHOST OF THE MACHINE / Empires Must Fall CD \3300
 ex.THIS WINTER MACHINEのギタリストGRAHAM GARBETTらにより結成された6人組バンドの2025年新作2nd。マリリオン、ジェネシス、ラッシュの影響を語り、キャッチーでソリッドな英国シンフォを聴かせるが、メロディアスでエモーショナルなギターをフィーチャーし、シンセやリリカルなピアノ、哀愁を帯びたヴォーカルで聴かせる、ドラマ性を帯びたメランコリックな英国叙情も彼らの持ち味。濃密でダークなアレンジを探求し、光と影が美しく交差する3曲の組曲を軸に展開されるコンセプト・アルバムとなっていて、その年、PROG誌の読者投票でベスト・アンサインド・バンドにも選ばれた2022年のデビュー・アルバム「SCISSORGAMES」の続編となる作品。真の正義とは何かを問いかける。デジパック仕様。 UK
BS-19428 HATS OFF GENTLEMEN IT'S ADEQUATE / The Uncertainty Principle CD \3300
 フロイド的な要素を持った、シネマティックなシンフォ性と詩情豊かなヴォーカル、ハートフルな叙情を持った、マルチプレイヤー2人と女性フルート奏者の変則トリオによる2025年新作。エモーショナルなギターをフィーチャーする場面や、ジャズエッセンス、現代クラシックの要素も持ち合わせたテクニカルなピアノも印象的。不確定性原理 (UNCERTAINTY PRINCIPLE) の先駆者であり、ドイツの核開発計画のリーダーであったハイゼンベルクや、核兵器に関連した曲、核に纏わる歴史的事件に関する事柄を取り上げたコンセプト・アルバムとなっている。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-19426 HOKR / Meandrea CD \3800
 チェコらしいダークな睨みを効かせ東欧然としたヘヴィ・プログレを身上とする彼らの2025年作。チェコのVDGGと評された前作の流れを汲む内容で、チェコ語で歌われるアンダーグラウンドなヴォーカルに、プログレッシヴなオルガンと挑戦的なサックスをフィーチャーし、変拍子で屈折する曲想は変らず、3曲目、4曲目、7曲目など、本作もまたVDGG系と言えるだろう。時にクラシカルなピアノの導入が光り、曲によって加わるチェロやイタリアン・ロック風のフルートも効果的。結成は70年代で、かつては音楽スタイルと歌詞が不適合であるとしてライヴやレコーディングを当局から拒否され続けたという。以前はPOCO LOCOの名で活動。作曲の段階から完全にプログレしている本格派。チェコ・プログ・ファン必聴です。綴じ込み付きデジパック自主盤。*今回のみの入荷です。売り切れ後の再入荷はございません。 CZECH REPUBLIC
BS-19410 EYE 2 EYE / Lost Horizon CD \3800
 再入荷。グレゴリアン・チャントで厳かに幕を開け、哀愁のヴァイオリンや幽玄な女性コーラスも交え、ハードさやシアトリカルさを増したフレンチ・シンフォの2025年作。夢と幻想を映し出す彼らならではの作風で、退廃的な文学を背景にしたような深遠な世界がドラマチックに渦巻く。ストリングス、シンセ、オルガン、ピアノらのキーボードが泣きのギターと嘆きのヴォーカルを受け止め、管楽器系も配される。幾度も立ち上がる合唱に中世を彷徨い、鏡に照らされたような澄んだクラシカル美、何かに追われているようなスリリングさらが、目まぐるしい21世紀スタイルと王道のシンフォニック・アレンジにて混ざり合う。ラストは彼らお約束のパイプ・オルガンが響き、ゴーストが手招くエンディングへ。SIIILKしかり、MAGNESISしかり、そして、HALLOWEENの新作など、現在のフレンチ・シンフォのレベルの高さと言ったら。5年振りの待望NEW! デジパック。 FRANCE
BS-19422 THE AURORA PROJECT / Evos12 CD \3600
 オランダのシンフォ・バンドの9年振りとなる2025年新作5th。本作は2枚組の大作として構想されたコンセプト・アルバムの前編としてリリースされた第1弾で、同国の女性ヴォーカル・バンドのGOLDEN CAVESのギタリストが新加入し、ハードに、エモーショナルにと多彩なプレイを見せるツイン・ギターを含む6人編成となってよりパワーアップした。「ドローン戦争後の近未来世界」をテーマにしたSF的な作品で、歌心のあるハートフルなヴォーカルで聴かせる、メロディアスなシンフォニック・ロック&ハード・プログレとなっている。コーラスも用いた長尺曲「FREEDOM OF THOUGHT」で幕を閉じ、次作への布石となっている。見開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19421 ENRIC PASCUAL / Tarraco CD \3500
 90年に唯一作をリリースしたシンフォ・バンドのHARNAKISのメンバーで、現在ではSCALADEIでメロトロンを弾きまくっているマルチ・ミュージシャンの2025年作。本作でも深遠なメロトロンを大フィーチャーし、シンセ、オルガン、ストリングス、ギター、ピアノ、リズムに、フルート、クラリネット、オーボエらの音源をクラシカルに配し、スペイン語のヴォーカルにて、5パートの組曲を含む幻想的な叙情派シンフォを聴かせる好作となっている。カタルーニャの港街、タラゴナ出身で、ローマ帝国時代にはタラッコと呼ばれており、その名称をタイトルにしたコンセプト作だ。温かみがあり、かつ澄んだ詩情は特筆だろう。ラストでOMNIのギタリストがゲスト参加。メインはキーボードだが、アンソニー・フィリップスやスティーヴ・ハケット、そして、同郷のトラッド色のないAMAROKあたりも思わせる、シンフォ・マニアの愛が詰まった作品となっている。見開き紙ジャケット限定盤。 SPAIN
BS-19419 V.A. / Progressive Rock Side Of Five Moons Vol.6 CD \3300
 スペインの気鋭プログレ専門レーベルが企画した未発や希少盤を含むレア音源集・第6弾の2025年盤。未発表曲の最新録音のAMAROKを筆頭に、初期AMAROKのギタリストでマイク・オールドフィールド愛のVICTOR ESTRADA、切れのあるシンフォを聴かせるバルセロナのUMONA、2枚のアルバムをリリースしたカンタブリアのミステリアスな叙情派のINSIGNE、ザッパの影響が強い個性派のARCHITECTS OF HYSTERIA、フレンチ・ジャズ・ロックのようなJOAN DIAZ、さらに、アストゥリアスのYUNKLAZ II、クリムゾンを感じさせるカナリア諸島のJUAN BELDA、グラナダのシンセ系MARIANO LOZANO-P等、まったく知られていないバンドも多く含む、スペイン全土から集められた音源集VOL.6。スパニッシュ・ファン垂涎の内容だ。250枚限定3面開き紙ジャケット。
収録バンド&アーティスト:UNOMA(2003)、YUNKLAZ II(2024)、ARCHITECTS OF HYSTERIA(2024)、AMAROK(2024)、INSIGNE(2005)、JOAN DIAZ(2004)、JUAN BELDA & HUGO WESTERDAHL(1994)、VICTOR ESTRADA(2003)、XAVI REIJA(2014)、MARIANO LOZANO-P(2022) SPAIN
BS-19351 FORMAS / Largos Suenos CD \3300
 再入荷。初CD化。トリアナやアラメダを彷彿させる哀愁のアンダルシアン・シンフォニック・ロックを聴かせる81年の名作1st。短期間のみ存在したセビリアのマイナー・レーベルからリリースされたレア盤で、知る人ぞ知るコレクターズ・アイテムだった。アープと思われる流暢なシンセと、ころころとしたエレピや端整なピアノに、スペイン特有の美しさを見せるストリングス、軋むような泣きのギターを配し、情熱を吐き出すヴォーカルで聴かせる力作となっている。パルマ(手拍子)も交え、まさにこの神秘的なジャケットから立ち上るようなサウンドだろう。なお、本作から2曲のヒット曲が生まれ、85年にはカセットのみで2ndをリリース。他にもカセットやシングルをリリースしているが、それらは地元のサッカーチーム、レアル・ベティス応援歌となっている。リマスター&未発表曲の新録ボーナス1曲入り。3面開き紙ジャケット限定盤。長く待たれていたCD化です。 SPAIN
BS-19414 NUOVA ERA / 20.000 Leghe Sotto I Mari CD \3300
 ジュール・ヴェルヌの冒険小説、海底二万里からインスパイアされた2025年作。メロトロンを筆頭にパイプ・オルガンも導入した重厚なキーボード群をメインに、山あり谷ありの展開にて彼らならではの70年代直結のヴィンテージ感で聴かせる伊ファン必聴作だ。前作は英語で歌われていたが、本作は伊語で歌われ、タイトルとなった36分越えの組曲とキーボーディストでリーダーのウォルター・ピニが17歳の時に書いた16分の未発表曲で構成。落ち着かない複雑さを一本の糸で密接に結びつけ、クラシカルさと中世風味を反映させた曲想はデビュー当時からの流れだが、メロトロンの多用と甘美さもあるギターが新味だろう。9年振りのアルバム。デジパック。 ITALY
BS-19417 P.F.M. / PFM Canta De Andre Anniversary 2CD \4200
 PFMがバックを務めたファブリツィオ・デ・アンドレのかの有名なツアーから45周年として、2023年〜2024年にイタリア全土で行われたツアーから収録された2025年2枚組ライヴ盤。チョッチョ、ジヴァス、ファブリの3人に、ギター、キーボード、ドラムスを加えた6人に、ゲストでフラヴィオ・プレモーリ!(ピアノ、ミニ・ムーグ、ヴォーカル、アコーディオン)と、バロック・プロジェクトのキーボーディストのルカ・ザッビーニ(キーボード、アコギ、ヴォーカル)、90年代にアンドレのレコーディングに欠かせなかったギタリストのミケーレ・アスコレーゼ(アコギ)が、ほぼ全編で参加の9人編成。アンドレの代表曲を新たなアレンジでPFM流に聴かせる、PFMファン&イタリア・ファン必聴ライヴとなっている。ドラマチックにアレンジ&拡張された名曲AMICO FRAGILE(ザッビーニのオルガンやチョッチョの爆撃ドラムスも加わった最強ヴァージョン!)や、PFMでも定番のIL PESCATOREはもちろん、今回、2010年にリリースされたアンドレのカヴァー作でありながらPFMのプログレッシヴなオリジナル・パートを幾つも含む「La Buona Novella A.D.2010」がディスク1の後半を占め、もうPFMの70年代初期のオリジナルかのような演奏で聴かせる。この凄みこそPFM。アンコールのCELEBRATION、IMPRESSIONI DI SETTEMBRE(reprice)も収録。やっぱりプレモーリのムーグでのPFMナンバーは格別だ。初回エンボス仕様3面開きデジパック。 ITALY
BS-19416 SUBMARINE SILENCE / Atonement Of A Former Sailor Turned Painter CD \3700
 ヴィンテージ感と壮大な新世界が最高のバランスでミックスされ、圧巻の展開を見せる2025年作。ジェネシス・リスペクト路線から、よりイタリア的なシアトリカルさへシフトしており、オルガンなど70年代の質感をワイルドに取り込み、幽玄なメロトロンや美しい12弦も配しつつ、イタリアン・プログレ特有の闇のラビリンスに呑み込まれていくオリジナリティーで迫る傑作だ。美声の女性ヴォーカルを含む男女ヴォーカルにて、絵画に打ち込む元船乗りをコンセプトにしている為、英語のほか、フランス語、ポルトガル語等で航海を思い出し歌われる。回想から一気に光が差し込み夜が明けるようなギターソロや、フレキシブルな新境地のシンセは超一級品。オープニングはアンソニー・フィリップスのカヴァーでロイネ・ストルトがゲスト参加し、泣きのギターを聴かせている。また、今回ベースにはMAXOPHONEのメンバーが加わっており、MAXOPHONEの故キーボーディストに捧げられたCDボーナスを収録。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19413 THE LAB EXPERIENCE / Same CD \3800
 MARCUS VIANAが2005年のデビュー・アルバムに参加し、当時話題となったブラジルのシンフォ・バンド「SLEEPWALKER SUN」のキーボーディストが率いるプロジェクト・バンドの2025年デビュー・アルバム。シンセ、オルガン、メロトロン、ピアノ、バンドメイトのリズム隊らを加えた、テクニカルなインスト曲で構成されたシンフォニック・ロック作で、クラシックのバックグラウンドを持つと言う彼のピアノ・ソロも特筆。キーボード・トリオにてスピーディーに展開されるも、時に遥かなる叙情で染め上げていく様相はブラジルのバンドならでは。2曲はSLEEPWALKER SUNの曲だがギターをキーボードに置き替えたインスト曲として再構築され、ここに新たに甦っている。3面開きデジパック仕様。 BRASIL
BS-19411 RANDOM EARTH PROJECT / Changes CD \3800
 <初回入荷限定・特製カード付き> 英国シンフォ・バンドの2025年新作2nd。オーケストレーションも加えドラマチックなサウンドを聴かせる3部構成の組曲からスタートするコンセプト・アルバム。陰影を帯びた叙情と英国ならではの品格を持ち合わせた正統派で、初期は、ジェネシス、フロイドのコピー・バンドとして活動していたとあり、その影響も見え隠れ。シンセ、オルガン、ピアノ、メロトロン系と多彩なプレイを見せるキーボード、メランコリックでシアトリカルな哀愁を紡ぐヴォーカリスト、ベーシストのベテラン・トリオに、ハケット・バンドのAMANDA LEHMANN(ギター)を含む4人のギタリストがそれぞれのカラーを出し、ドラムス、サックス奏者らがゲスト参加している。ボーナス・トラック1曲(CHRSITMAS SONG)追加収録。デジパック仕様。自主CDR盤。 UK
BS-19407 LEGACY PILOTS / Night Flight - Live CD \3800
 <直筆サイン入り/限定盤> 英国プログレへの深い憧憬とオマージュを持った、キーボーディストのFRANK USが率いるプロジェクト。変則的なメンバーで、今まで5作のアルバムをリリースしてきたが、初となるライヴ盤リリースに伴いこの時だけの5人編成でのライヴ・バンドを結成した。その為、スタジオ盤とはまた違った印象を受ける。2024年10月11日のハンブルグでのコンサートを収録し、満を持した瞬間を切り取ったポテンシャルの高い演奏で、テクニカルかつドイツならではの重厚感のあるドラマチックなシンフォニック・ロックをダイナミックに聴かせる。昨年リリースされた最新アルバム「THRU THE LENS」と、2020年〜2023年のアルバムから選曲した7曲に、ボーナス・トラック1曲を追加した全8曲を収録。紙ジャケット仕様。自主盤。*少数プレスです GERMANY
BS-19406 GLEB KOLYADIN / Mobula CD \3500
 ロシアの人気シンフォ・バンドIAMTHEMORNINGのブレーンであるキーボーディストのGLEB KOLYADINの2025年新作。自身のグランドピアノとシンセの他、バンドメイトのVLAD AVYのエレクトリック・ギター、パーカッションのEVAN CARSON、アコギ、ベース、ヴァイオリン、チェロ奏者ら総勢11人による作品。ジャケや編成からシリアスな現代音楽風の作品かと思いきや、そうではなく、透明感のある優美かつロマンチックなサウンドで綴られるコンテンポラリーなインスト・アルバムとなっていて、情感豊かなピアノ・ソロが光る場面やブリリアントな躍動感も持ち合わせ、J.P.BOFFOや ASTURIASを思い起こさせるような、プログレ・ファンにもおすすめ出来る、しっかりとアレンジされた構築性のある端正で美しいサウンドに仕上げているところは流石だ。デジパック仕様。 RUSSIA
BS-19405 MARK TRUEACK / Save Us CD \3500
 ジェネシスのチェスター・トンプソンが参加し話題となった、UNITOPIAでガブリエル風ヴォーカルを聴かせる中心人物のシンフォ・プロジェクト2025年作。1曲ながらパトリック・モラーツがキーボードと作曲で参加しており、また、本作でもチェスター・トンプソンやUNITOPIAで知られるようになった英国のギタリストのジョン・グリーンウッドを始めバンドメイトを含む15人のメンバーが参加。ヴァイオリン、フルート、ホルン、サックスなどの管弦楽や、曲によってメロトロン系やコーラス隊もフィーチャーした、オセアニアらしい雄大な光景が広がるメロディアスで壮麗なサウンドとなっている。5曲計33分。デジパック&300枚限定プレス! AUSTRALIA
BS-19402D V.A. / The Best Of... 2Days Prog+1 2024 2DVD(PAL) \4200
 北イタリアのヴェルーノで2024年に開催されたプログフェス。もう恒例のフェスと言え、今回も各国から若手&レジェンドが12組参加。静寂美から猛グルーヴで押しまくる初登場のTHE ENID、今も頭が燃えているTHE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWNを始め、ヴァイオリンやメロトロン系含む北欧ヴィンテージ・シンフォのWOBBLER、ライヴが見たかったフルートとオルガンがキャメル&キャラヴァンのAGUSA、ノルウェーの気鋭シンフォ美のMEERとジャージィなSEVEN IMPALE、イタリアからは王道ODESSAと地中海系CARAVAGGIO、そして重鎮GLEEMEN、さらに女性ヴォーカル・ファンは必見の元ギャザリングのANNEKE VAN GIERSBERGEN & BAND(ギャザリングの曲も2曲やっている。ボーナスではケイト・ブッシュのカヴァーも)など、幅広い個性派のラインナップ! 収録バンド&アーティスト:CARAVAGGIO、AGUSA、FREAK KITCHEN、ANNEKE VAN GIERSBERGEN & BAND、ODESSA、WOBBLER、THE ENID、THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN、GLEEMEN、SEVEN IMPALE、MEER、SYMPHONY X ITALY/MULTI
BS-19336 BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Seguendo Le Tracce (New Expanded Edition) 2CD \5200
 再入荷。04年に発掘リリースされた全盛期バンコの75年の圧巻超絶ライヴが、最新音楽用AIツールを使ったAIリマスター+新たに同ライヴから2曲追加収録されて、2枚組で2024年新装リリース。その奇跡的な音質の良さと演奏の凄さでファンを驚愕させた彼らの最高のライヴ盤で、初期のベストな選曲に加え、各楽器のバランスの良さ、そして75年というヴィンテージが持つ音色で展開される、スタジオ版アレンジの枠を超えたインプロヴィゼーションの多彩さに圧倒される。若々しいヴォーカルやツイン・キーボードの素晴らしさは言うに及ばず、マルテーゼはトランペットを高々と吹きまくり、ジャンニ・ノチェンツィもクラリネットで華を添える。26分に拡大された「Metamorfosi」はもう銀河。さらに04年盤には収録されていなかった、ホルンがフィーチャーされるDARWIN!収録の必殺「La Conquista Della Posizione Eretta」や狂おしい「Traccia」も新たに追加収録。ブック中のフォトも一新。3面開きデジパック。ぜひ新たにご購入を!!
CD1
1.R.I.P. (english version)
2.L'Albero Del Pane
3.La Danza Dei Grandi Rettili
4.Passaggio
5.Non Mi Rompete
6.Dopo... Niente E Piu Lo Stesso
7.Traccia II
CD2
1.Metamorfosi
2.La Conquista Della Posizione Eretta *初収録
3.Traccia + Tape Outro *初収録
Total lenght [91:26]
ITALY
BS-19400 SOCRATES DRANK THE CONIUM / Same - 2024 Remaster CD \3300
 <2024年リマスター&デジパック> ギリシャを代表するロック・バンド、ソクラテス・ドランク・ザ・コニウムの72年デビュー作。アテネを拠点に69年に結成。乾いた質感の音色で弾き倒される圧巻のギター、ベーシストによるヴォーカル、畳み掛けるドラムスのハード・トリオで、直線的な中に屈折する展開を見せるナンバーに、声量を押さえ聴かせる哀愁パート、リコーダーやフルートの導入、サイケなエコーのフィードバックなどプログレッシヴ・ハードな要素が散りばめられている。ラストは後のヴァンゲリスとの共作でシンフォニックにリアレンジされ、パティ・プラヴォもラディウスのギター入りでカヴァーしたリフが印象に残るナンバー。 GREECE
BS-19399 SOCRATES DRANK THE CONIUM / Taste Of Conium - 2024 Remaster CD \3300
 <2024年リマスター&デジパック> 演奏のキレがアップし、ハード・トリオの可能性をステップアップさせた72年リリースの2nd。ストレートに畳み掛けるナンバーに加え、複雑なリフを配したナンバーや、英フォーク・ロックから影響を受けたようなナンバー、さらにはラストのスローなブルース・ハードなどツェッペリンの影響が見えるも、ギラギラとした独特のハードネスが生まれている。同メンバーでの同年リリースだが、フレッシュな勢いに任せてのデビュー作に比べ早くも風格が表れた。彼らがデビュー前のクラブ時代に影響を受けたというストーンズのカヴァー入り。その頃はザッパやエクスペアリンスの曲も取り上げていたという。 GREECE
BS-19398 SOCRATES with Vangelis Papathanassiou / Phos - 2024 Remaster CD \3300
 <2024年リマスター&デジパック> ヴァンゲリスが演奏&プロデュースと全面バックアップした76年リリースの4作目。きらきらとしたエレピ、スペーシィなアープ、冷たい響きのストリングス等、一聴でヴァンゲリスと分かるキーボードをフィーチャーしたギリシャの名作だ。3曲目のインスト・ナンバーでは作曲にも加わっている。とは言え、ソクラテスの演奏も負けておらず、ハード色を残しつつ、リフをより変則に複雑化させ、またアコギをブズーキ風に多く配するなど、エーゲ海の民俗色をエキゾチックに取り込んだグリーク・プログレッシヴ・シンフォと呼べるに相応しい内容となっている。なおパティ・プラヴォが1曲目、2曲目、6曲目を伊語でカヴァーしている。 GREECE
BS-19392 DISTRICT 97 / Live For The Ending CD \2950
 チャーミングな実力派女性ヴォーカリストをフロントにヘヴィ&モダン&激烈変拍子で迫りくる彼らの2025年ライヴ盤。22年〜23年の欧米ツアーから最新作のSTAY FOR THE ENDINGを曲順通りに並べ再現したベストテイクをメインに13曲を収録しており、UKやクリムゾンの影響を感じさせつつ、次世代のさらにその次のフォームを見せるテクニカルでパワフルな超人的サウンドを堪能出来る。エキセントリックなギターとキーボードらの鮮烈さに対し、時にオーセンティックなメロディックさやバラードなど、女性ヴォーカルのニュアンスの良さも大きな魅力。デジパック。 USA
BS-19387 LET SEE THIN / Machine Called Life CD \3800
 BELIEVEあたりを思わせる作風になった、ポーランドらしい翳りに満ちたメロディック・シンフォを聴かせる5人組の2025年作。ヴァイオリンは入っていないものの、エモーショナルさを湛えた暗い深みに哀愁を振りまき響くハイセンスなギターと霧のようなストリングスや耽美なピアノを配し、感情を込めたヴォーカルで切々と歌われていく。時にハードなカッコよさもあり、プログラミングとパワフルな生ドラムスの組み合わせ、切り込むギター、空間を作り上げていくキーボードらのプログレッシヴな配合はジェネシスの手法を思わせるところも。ポーランドの一連の哀愁シンフォ・ファンはぜひ、の内容となっている。 POLAND
BS-19392 UJIG / Ujigami CD \3700
 ペルージャで結成されたジャズ・ロック・バンドの、アナログ先行リリースだった2022年作の24年CD化。ヨーロッパのアイデンティティを維持しながらのウンブリア・ジャズをコンセプトに、キーボード、ギター、リズム・セクションの4人が奏でるインスト・サウンドは、正確なタッチのピアノと流暢な速弾きギターで聴かせるオーセンティックなものから、サイケデリックなヘヴィさや、7拍子を導入したプログレッシヴ系、マーラー張りのストリングス・オーケストラをフィーチャーしたナンバーまで、フュージョンがベースではあるものの、後半に目立つシンセなどイタリアのバンド然としたアンサンブルの色合いが鮮烈な作風となっている。ボーナス1曲入り&見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19391 PLAYADES / Nova Delfi CD \3800
 錬金術や古代の人類文明のルーツ、失われた魔法の儀式などをテーマに瞑想的でドリーミィなサウンドを女性の伊語の浮遊ヴォイスを織り交ぜながら聴かせる2024年作。ギター、フルート、シンセ、ギリシャ・リラ、マリンバ、ベース、パーカッションらがプリミティヴに混じり合う様は、POPOL VUHやAKTUALAを思い出させるものの、実験性や東洋&中東色は無く、極めて純度の高いイタリア色で繰り広げられており、ムーグも配した、うっすらとしたシンフォ風味が夢想と共に漂う。もし、本作が70年代初期にBLA BLAあたりからリリースされていたなら、相当高額なレコードになっていたに違いない。3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19362 LATTE MIELE / Marco Polo (Sogni E Viaggi) CD \3200
 再入荷。<2024年限定再プレス> 長らく廃盤で入手困難だった、圧倒的な大傑作シンフォ09年作。組曲として展開するコンセプト物でオーケストラ入り。パイプ・オルガンに絡むギターの音色がなんともラッテミらしいが、そんな劇的なオープニングを経て、彼らの70年代の3枚のアルバム、または名シングル群までもが思い出される素晴らしい内容で、かつアップデイトされており、クラシカルさとロックがイタリア色で融合。バロック調の優雅さ、かつて以上に畳み掛けるスリリングさなど終始圧巻だ。伊語のドラマチックなヴォーカルや甘美なコーラスにはニュー・トロルスのコンチェルト・グロッソも浮かぶ。アイデアの豊富さ、情景描写の巧みさが凄い。必聴です! ITALY
BS-19190 VALENTINA GIOVAGNINI / La Mia Natura 3CD \5200
 再入荷。なんという奇跡な再発。不思議音楽館VOL.7のガーデン・シェッド独自の特典として制作したプログレ・ファン、シンフォ・ファンへ捧げるイタリアの2000年以降の女性ヴォーカル傑作選で選んだ内の1枚、ヴァレンティーナ・ジョヴァニーニの02年デビュー作をディスク1に、09年2ndと未発表曲集をディスク2とディスク3に収録した彼女の全音源を網羅するリマスター3枚組2024年盤。サンレモ02年の新人部門2位としてリリースされたデビュー作「CREATURA NUDA」はイタリア然とした情熱的な雰囲気、ハートせつないメロディーを歌い上げる歌唱力、高域でのセクシーさ、エレクトリックも多用した斬新さ、伝統的なオーケストレーション、そして最大の特徴であるケルト色が加わった傑作だった。その後、自動車事故で亡くなってしまうが、死後、作りかけていたニュー・アルバムへ向けて03年以降に録音されていた曲を編集し09年に2ndとして「L'AMORE NON HA FINE」がリリースされる。ポップな切なさを美しく歌い上げるこちらも名作だ。ディスク3に収録された未発表の6曲も素晴らしい。シャープでかつ哀愁が彩る歌声はラウラ・パウジーニも思わせる涙のメモリアル盤。シンフォ・ファンも必聴です。最先端リマスタリング技術採用。4面開き紙ジャケット限定盤。
収録アルバム
CD1:CREATURA NUDA (Remastered) 02年1st
CD2:L'AMORE NON HA FINE (Remastered) 09年2nd
CD3:RESPIRO (未発表曲集)
ITALY
BS-19388 MARIA ROSA YORIO / Con Los Ojos Cerrados CD \3200
 初CD化。チャーリー・ガルシアを筆頭に、当時のアルゼンティーナ・ロックの中心を担ったそうそうたるミュージシャンのバックアップを得て、80年にリリースされた女性ヴォーカリストのデビュー・アルバム。CHARLY GARCIA、DAVID LEBON、 ALEJANDRO CORREAといったSUI GENERIS、SERU GIRAN一派や、LEON GIECO、MIGUEL CANTILO、ALEJANDRO LERNER (SOLUNA/RAUL PORCHETTO) といった面々が各曲を提供し、参加もしている。その為、どの曲も良く、当時のアルゼンチンならではの叙情的なサウンドに乗せて彼女の美声が映える。また、ストリングスや7曲目でのチャーリー・ガルシアのシンセやピアノも美しい。ヴォーカルの多重も用いたメロディー・ラインや曲調は、スペインのVAINICA DOBLEを思わせるところも。タイトル曲は、翌年、SERU GIRANのアルバムPEPERINAに「PARADO EN EL MEDIO DE LA VIDA」として収録された。ボーナス・トラック2曲追加収録。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-19384 MAKAM / Borostyanenek CD \3700
 伝承的でありつつ、模倣でない幻惑アレンジで聴かせる2024年作。7年振りとなるオリジナル・アルバムで、リーダー以外のメンバーが一新されているものの、神秘的で奇怪な世界観は通底しており、儚くも透き通った女性ヴォーカルをフィーチャーし、アコギ、ヴァイオリン、ベース、パーカッションらの、最小の音数で聴かせる絶妙なアコースティック・アンサンブルで紡いでいく。ハンガリー・フォークとジャズがコンテンポラリーにミックスされたハイブリッドなサウンドに、本作ではブルースまで取り入れた意欲作となっている。全体に漂う翳りと気だるい哀愁が独特で、夢想感があり、かつドリーミィな曲想にもリズムの緊張感が配され、忍び寄る影を感じずにはいられない孤高の作風だ。デジパック。 HUNGARY
BS-19380 DANZA DE LA IRA / Septies Kairos CD \3500
 70年代のプログレッシヴ・ロックをリスペクトしつつ、独自のモダンな解釈でボーダーラインを行き来するシンフォを聴かせる6人編成の2024年デビュー作。細かくかつ大胆なアレンジが施されており、アンサンブル派ながら流暢なソロも見せるギターとテクニカルなシンセにスペイン語のエモーショナルなヴォーカルを配し、タイトルのギリシャ語の「一度しかない時」をテーマに、プログレ然としたテンションとチリらしい世界観が織り成していく、どちらかと言えば叙情派だろう。挑戦的なパートが続くかと思えばアコギやピアノでの一息など飽きさせない。フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンの「怒りの踊り、7つのラッパのために」からバンド名が取られ、併せて全7楽曲の収録となっている。 CHILE
BS-19375 RAYUELA / Same CD \3200
 ALASがセカンド・アルバムを、単発物ではETERNIDADやSOLUNAがアルバムをリリースした、プログレッシヴ・アルゼンチーナの黄金期であった77年にリリースされた唯一作。サックスをフィーチャーしたスピーディーなジャズ・ロックからスタートするが、フルートやアコギをバックにハートフルなスペイン語のヴォーカルを聴かせるリリカルで情景美豊かなサウンドや、変拍子を使用したテクニカルなインスト曲、そして、2曲の長尺曲も特筆で、キーボードやエレクトリック・ギターをフィーチャーしたプログレ然とした5曲目と、ピアノがクラシカルに響く導入部〜ドラマチックな泣きのシンフォが待ち受ける叙情的な感動曲で幕を閉じる。心地よいメロディー・ラインとセンスの良いアレンジに、各メンバーのスキルの高さを感じさせる。再評価したい1枚だ。2024年リマスター&アルゼンチン盤。 ARGENTINA
BS-19374 PHOG / Elements CD \3800
 メルヘンチックな中世を舞台にした絵本のようなイメージを浮かび上がらせる2024年作。マルチ・ミュージシャンによるバンドを想定したシンフォニック・ロックで、フルートもフィーチャー。キャメルやアンソニー・フィリップスにも通じるファンタジックなサウンドで、くぐもった感じのロングトーンのエレクトリック・ギターやシンセにピアノらカラフルなキーボードをあの手この手で配し、ストリングスに交えるも遠くの細工まで見通せるクリアーな構築に、空想と叙情が織り成す孤高の世界が広がっている。美しいアコギや落ち着いたオルガンなど、作品に灯る温かみがなんとも良く、かつサスペンスな展開など特有の小曲をいくつもつなぎ合せた作風にて引き込んでいく。3面開きデジパック自主盤CDR。 FRANCE
BS-19369D FRUUPP / A Twilight Adventure Box - Limited Edition BOX \9800
 <超豪華500ボックス限定盤> 73年〜75年に名盤4作を残した北アイルランドの短命バンドの、全て初出映像&初出音源で構成された限定ボックスがリリース!CDは73年のライヴを収録しており、既発の75年のライヴとは違う、1st期の完全未発表ライヴ全4曲(約28分)を収録。アルバムでは室内楽風のストリングスを加えていたが、ここではバンドのみの演奏により、ギターやキーボードなど、よりテクニカルかつプログレッシヴなプレイで聴かせている。ブリティッシュ・ロックのそれとは異なったエレガントさをすでに身につけており、クラシックの曲も織り交ぜるなど、ライヴ独自のアレンジも見せ、加えて、スタジオ盤の最大の魅力だった曲中で展開する灯火が消えそうな静寂なパートも再現されている。2024年リマスターにて。DVD(PAL)は2022年にCDリリースされ大注目を集めた75年の発掘ライヴ盤「MASQUERADING WITH DAWN」からの4曲に映像を付けたもので、1曲目は当時の写真を使用し曲に合わせた疑似ライヴとなっていて、古いフィルムが今発掘されたかのような雰囲気で作られている。他3曲は映像を重ねたイメージ・ビデオとなっている。豪華ボックスに収納の付属品として、厚さ約1センチの112ページ(カラー16ページ)の本には、未発表写真(バンド、コンサート・ポスター、未公開イラスト、レコード会社の雑誌広告、カラー・ディスコグラフィー等)と、70年代の北アイルランドとプログレッシブ・ロックの文脈におけるバンドの位置づけ、そして、2020年以降のストーリーなど、今まで語られなかったバンドの秘話が盛りだくさん。さらに、各メンバー&バンドのポストカード(6枚)、ナンバーリング入りカード、初期ツアー復刻ポスター、缶バッジ(2個)を封入。CDとDVDは各デジパック仕様(各ブックレット付)。自主盤。15cm x 22cm x 3cm *完売後の再入荷はございません。
CD:FRUUPP LIVE - A TWILIGHT ADVENTURE
DVD:LIVE - ON A CREAR DAY
WITH : BOOK MASQUERADES - THE UNTOLD STORY OF FRUUPP / POSTCARDS / NUMBER CARD / POSTER / BADGE
IRELAND
BS-19373 MAREK GRECHUTA / Szalona Lokomotywa SACD \3800
 <POLSKIE NAGRANIA 2024リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> 77年リリースの傑作5th。狂った機関車と題された演劇から生まれたコンセプト作で、ANAWAを始め、ジャズ・ロック・バンドのLABORATORIUMやEXTRA BALLのメンバーら、公演地クラクフの精鋭ミュージシャンと主演女優がレコーディングに参加。結果、小編成のオーケストラと合唱団、そして女性ヴォーカルもフィーチャーした、ロック・オペラと呼ぶには先進な刺激に満ちるエキゾチックな作風となった。ヒステリックな展開や、ジャージィーに畳み掛けるバンド演奏はプログレ然とし、当時の東欧のエネルギーと締め付けられた芸術精神の融合が生み出した、ひとつの完結を見せる必聴作。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19067 NIEMEN / Aerolit SACD \3500
 再入荷。<POLSKIE NAGRANIA 2024リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> ニーメンの最高作となった74年リリースのモンスター傑作。後にSBBに参加し、MEMENTO〜のメンバーとなるギタリストを含むGRUPA AEROLITを新たに編成し録音された唯一のアルバムで、ニーメンは最高のバンドだったと語っている。ありえない変拍子や高速キメで鬼の如くジャズ・ロックし、クリムゾンを思わせるダークなメロトロンが絵画の如く現れ、時に1人2役のムーグのインプロと絶唱ヴォーカルの呼応など、プログレ魂の沼。ニーメンと言えばヴォーカリストのイメージが強いが、本作ではキーボーディストとしても抜き出たテクニックを見せる。歌詞はポーランドの古典詩を翻案。ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。*ポーランド国内販売限定品の為、今回のみの特別入荷です。 POLAND
BS-19366 DARK / In The Sky CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART VI> 驚愕のコレクターズ・レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第6弾。初CD化。72年に数種類のジャケで64枚のみ自主リリースされた「ROUND THE EDGES」は、世界屈指のコレクターズ・アイテムの頂点に君臨し、ウルトラ・レアの名を欲しいままに今でもその伝説は崩れない。ギター、ベース、ドラムスのトリオで、唸るギター、英国的なメロディアスなヴォーカルが織り成すめくるめく英国アンダーグラウンド・ハード・バンド。彼らの71年の貴重なスタジオ&ライヴ音源、「ROUND THE EDGES」以前のセッションや、24分を越える75年のジャム・セッション「THE JAM 1975」(2001年にKISSIN SPELLからリリースされた)等も収録した、貴重音源を全10曲収録。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19365 WINDLORD / Same CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART VI> 驚愕のコレクターズ・レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第6弾。初CD化。74年にアルバム用に録音されたがお蔵入りとなった未発表スタジオ・セッション音源。ツイン・ギターを含む7人編成のバンドで、ハイトーン・ヴォーカル、灼熱のリード・ギターとジャージィなサックスの爆音を響かせるソリッドなハード・プログレを聴かせる。1曲目ではツェッペリンの影響を感じさせるものの、全体としてはサックスをギターと同様にフィーチャーし、メロウな曲想も見せつつ、攻撃的なサウンドを得意としていたようだ。また、アルバム用のマテリアルの為、演奏、曲のクオリティも高い。当時ノーサンプトンでライヴを中心に活動した伝説の短命バンド。2024年リマスター&3面開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19364 JEAN TURK WITH AXE & MAD DOGS / Blue On Blue CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART VI> 驚愕のコレクターズ・レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第6弾。初CD化。女性ヴォーカリストJEAN TURKが、北米から英国に渡り、伝説のサイケ・ハード・バンドのAXE、MAD DOGS (WINDLORDの前身)のメンバーと知り合い、スタジオ録音したセッション音源。彼女のヴォーカルを活かしたムーディな雰囲気のブルース・ロックを聴かせる。前半の「SPACEWARD SESSION WITH MAD DOGS」5曲では、ブルージィなギターやフルートもフィーチャーし、後半の「SIS SESSION WITH AXE」6曲は、AXEの5人がバックを務めており、サックス、エレピを含むキーボード、そして、ANTHONY BARFORD のキラー・リード・ギターで泣かせる。DARKのSTEVE GILES がプロデュースを手掛けた。AXEがレコーディングしたのは69年のアルバム(アセテートで6枚のみのメガレア)だけだと思われてきたが、本作は76年に録音されていた驚きの発掘音源。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19277 SOLARIS / The Martian Chronicles III - I or A.I. 2CD \4200
 再入荷。遂に2枚組の壮絶な内容で完成した火星年代記の続編III-2024年作。ハリウッド級のスペクタクルで壮大なサウンドに仕上がっており、ERDESZ ROBERTやKOLLAR ATTILAらのオリジナル・メンバーに若手のギタリストらを加えた8人の本隊と、ヴァイオリン、チェロ、コーラスら総勢13人が参加。ソラリスのエッセンスをすべてつぎ込み、3つの組曲からなる想像を超えた圧巻のシンフォニック・ロックを前人未踏のスケールで構築。エモーショナルなヴィンテージ・シンセと七変化する哀愁のギター、主役を張るフルート&リリカルなリコーダー、かつてない激しいオルガン、男女ヴォーカルやコーラスもエキゾチックに加わり、生打楽器と響き合う巨大なヴァーチャル・パーカッションを交え、AIと未来をテーマに、空想世界のサスペンスを奥深く描き出している。アコギやピアノやヴァイオリンの叙情性など、いわゆる引きの生のしたたる美しさが全体のリアリティを押し上げ、コンチェルト・グロッソ風のクラシカルさも激烈なディスク1に加え、AIとの共存をヘヴィかつ夢想的に描いたディスク2は正に孤高。4面開きデジパック自主盤。 HUNGARY
BS-19361 SOLARIS / Marsbeli Kronikak CD \3200
 <廃盤ラスト・ストック> 84年リリースの傑作。ポルタメントを効果的に使い煌めくムーグとシンフォニックに配されるポリシンセ、クラシックと軽音楽とロックがミックスされメインも張るフルート、ソリッドなハードさと切ない泣きを使い分けるギター、浮き上がる妖しげな混声合唱、豪快かつスピーディな驚異の持続性を見せるリズム、時に静寂に近いピアノやアコギ、さらにダークな異空間など、英国のプログレに影響を受けず、独自のスタイルで生み出されたことを強く感じさせる歴史的名盤だろう。後半のファンタジックでリリカルなパートと細かく刻む速さの対比は空前絶後。アルバム未収ボーナス2曲入りハンガリー盤。廃盤の為、完売後の再入荷はございません。 HUNGARY
BS-19305 OMEGA / Trans And Dance CD \3200
 再入荷。<2024年リマスター&4曲ボーナス入り30周年記念限定盤> シンフォニック・プログレとしてのオメガの最高傑作。最初にこのアルバムを聴いた時、感動の震えが止まらなかった。激動の旧東欧の混乱を乗り越えて、8年振りに95年にリリースされた14作目。ガマポリスの頃の哀愁に回帰し、サウンドは驚くほど哀愁に染まったままエモーショナルにアップデイトされ、ハンガリー語のエキゾチックなヴォーカル、ドラマチックな泣きのギター、クラシカルで華麗なキーボード群らが織り成し、厳かな合唱を伴い盛り上がるラストは正にクライマックス。初期オメガのメンバーだったGABOR PRESSERも参加。タイトルは音楽スタイルを意味するものではなく、超越的なものを指していると言う。翌年には「Transcendent」のタイトルで英語ヴァージョン(同タイトルの04年ハンガリー語リミックス盤もあるので要注)もリリースされた。未発表の別ヴァージョン2曲等、ボーナス4曲入り。 HUNGARY
BS-19273 OMEGA / Elo Omega Kisstadion '79 CD \3000
 再入荷。<2022年リマスター> ハンガリー盤としては初CD化となる79年に2枚組でリリースされた名ライヴ(2in1CD)。プログレのライヴ盤の中でもダントツだろう。オープニング・ナンバーはアルバム未収のオーヴァーチュア的なインストで、他は6作目以降のシンフォ期のナンバーから選曲。録音状態により、ムーグとストリングスを中心としたキーボードがスタジオ盤よりも神秘的に響くなんともエキゾチックな哀愁がたまらなく、孤独さ、物寂しさを描いている。絶頂期の名曲ぞろいなので、ライヴで聴くベスト盤として最高だ。序盤からぐいぐい引き込まれていく。オーディエンスの熱狂振りも凄いが本ライヴもまた思想的なヤジが入らないよう拍手喝采は後入れ、加えて盛られおり、その作り出された不自然さが逆に当時の東欧らしさを強烈に匂わせている。 HUNGARY
BS-19359 LOST WORLD BAND / The Dawn CD \3600
 初期に作曲され、デモ的に制作された96年のカセット&CDRのみに残されていた10曲を新アレンジで新録した2024年作。冒頭の短いオープニングとフルート・パートのみ当時の録音から復刻され、ヴァイオリン、ギター、キーボード、ベース、ドラムス、ヴォーカルらは、すべて新録。クリムゾンの影響が強く出た攻撃的なナンバーを始め、スリリングなキーボードのイタリアン・ロック風のシンフォ、コルサコフの熊蜂の飛行へのオマージュと言える超速弾きナンバー、パガニーニとヴィヴァルディを合せたようなクラシカル・ロックらが収録されている一方で、アコギやピアノにオーケストレーションを加え、英語で歌われるミステリアスなバラードや、フォーク調のハートフルなヴォーカル・ナンバーもあり、トランペットで高らかにエンディングを迎える彼らならではの内容となっている。見開き紙ジャケット自主盤。 RUSSIA
BS-19345 VERONIQUE CHALOT / J'Ai Vu Le Loup - Ritmi E Canti Tradizionali Bretoni E Occitanici CD \3200
 初CD化。かつてオクシタンのジャッキー・マクシーと言われた美声ヴォーカリストで、当時フランスからイタリアに渡り、イタリア盤のみでリリースされたレア・フォーク&トラッドの傑作。彼女が奏でるアコギ、ダルシマー、オートハープ、エピネット・デ・ヴォージュ(フランスの民俗撥弦楽器)に加え、ボンバルド(オーボエ類の木管楽器)、ファゴット、リコーダー、ヴァイオリン、コントラバス、パーカッション奏者らバックにイタリア人ミュージシャンが加わり、多彩な楽器構成で、物悲しくも美しいメロディや、ダンサンブルなサウンド、古楽調のアレンジに乗せて歌い聴かせる。彼女のヴォーカルが似ているからか、ペンタングルを連想させるところも。ブルターニュとオクシタンの伝統音楽をサブタイトルに掲げたソロ名義での78年デビュー・アルバム。2024年リマスター&イタリア盤。見開き紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-19344 VERONIQUE CHALOT / A L'Entree Du Temps Clair CD \3200
 イタリア盤初CD化。ソロ名義での79年2ndアルバム。当時フランスからイタリアに渡り、イタリア盤のみでリリースされたレア・フォーク&トラッド。彼女が奏でるアコギ、ハーディ・ガーディ、ダルシマー、エピネット・デ・ヴォージュ(フランスの民俗撥弦楽器)に加え、ヴァイオリン、ブズーキ、コントラバス、ボーラン、打楽器類、クロモーン(フランスの宮廷音楽の木管楽器)、カブレット(19世紀のフランスのバグパイプ)、エレクトリック・ベース、ドラムスらイタリア人ミュージシャンが加わり、重厚なコントラバスが夢想感を醸し出すバロック調の曲や、彼女の美声ヴォーカルを重ねた静謐かつ厳かな趣も持ち合わせており、全曲トラッドを取り上げた前作に対し、本作では古楽のレパートリーに加え、自作曲も3曲披露している。2024年リマスター&イタリア盤。見開き紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-19343 BELIEVE / The Wyrding Way CD \3800
 ISILDURS BANEの新作に参加した英国のヴォーカリスト、JINIAN WILDEを起用し制作された7年振りの2024年作。クラシカルな弦カルテットでトータル感を醸し出した、優しさと物悲しさが背を合わせる彼らならではの詩情に満ちたシンフォニック・ロックで、芸術的な域とも言えるMIREK GILの甘美なエレクトリック・ギターと、ゆらゆらと漂う儚くも美しいヴァイオリンをフィーチャーし、時にピアノも交え、クリスタルのような音の鳴りの透明かつ幽玄なキーボード、引きのパートを際立たせる繊細なアコギ、JINIAN WILDEによる多重コーラスなど、ピュアな叙情性が前作からさらに熟成した哀愁シンフォの極みを聴かせる、最もクラシカルな気品のある充実の内容となっている。デジパック。 POLAND
BS-19340 NICK FLETCHER / A Longing For Home CD \3200
 ハケット兄弟のバンドメイトでもある技巧派ギタリストの2024年新作4th。超絶プレイでテクニカルに圧倒するが、ジャズ・ロック一辺倒ではなく、フォーカスを思わせる甘美な曲や流暢なプレイも聴かせ、スタイリッシュで変化に富んでいる。また、本作ではエレクトリックに加え、クラシック・ギターの腕前も披露し、ラストでは当店でアルバムが高評だったロシアの女性ヴォーカリストDIKAJEEが参加し、妖しくも幻想的な世界観を醸し出している。ノルウェーのジャズ・シーンで活躍しているピアニスト、イギリス人女性キーボーディスト、リズムセクションはドイツ人といった多国籍の一流ミュージシャンが集結して作り上げた作品で、哲学者プラトンが言及した4つの高尚な芸術(数学、幾何学、音楽、天文学)からインスパイアされたコンセプト・アルバム3部作の第3弾。 UK
BS-19299 MILLENIUM / Hope Dies Last CD \3300
 再入荷。円熟したサウンドとブラッシュアップされたリリカルさがポーランドならではの溶け合いを見せるシンフォとなった2024年作。ぞくそくとさせるオープニングから堂々としたメロディックなノリにキャリアを感じさせる前半。そして、悠然とした哀愁の幽玄さに包まれる4曲目を始め、ここぞの所で昏く燃ゆる夕日に煌くような泣きのギターをドラマチックにフィーチャーし、加えて、新加入の管楽器奏者のやや濁らせた独特の音色のフルートが各所で響き、今までにはない聴き所を配している。また、美しいストリングス、物悲しいピアノらに、こちらも今までにはあまりない哀愁のオルガンを配し、ハイライトと言えるラストまで、心に訴えかけてくるアレンジのイマジネーションが奥深い。2年振りのファン待望作。ゴースト・トラック入り。3面開きデジパック。 POLAND
BS-19332 KINGFISHER SKY / Feeding The Wolves CD \3800
 人気の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2024年新作5th。EPを経て6年振りとなる待望のフル・アルバムだ。チェロ奏者を含む6人組で、ややヘヴィなギターをフィーチャーするも、チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラといったストリングスをドラマチックに導入したアレンジが光り、また、ピアノや、アコギ、アイリッシュ・ブズーキ、マンドリン、フルートといったアコースティック・アンサンブルやオーケストレーションが美しい幻想色を帯びたファンタジックな曲もあり、カヤック辺りにも通じるようなエレガントな美メロはオランダのバンドならでは。キャッチーに、クラシカルに、シンフォニックに、エキゾチックに、エモーショナルかつダイナミックに聴かせる超力作。ゲストに、TROY DONOCKLEYがイリアンパイプとフルートで、そして、1曲目ではex.カヤックのEDWARD REEKERSがヴォーカルで参加している。必聴作。3面開きデジパック仕様。自主盤。 HOLLAND
BS-19331 PERFECT STORM / Stairs CD \3600
 オランダのシンフォ・バンドの2024年新作2nd。エモーショナルさにジャージィさをミックスさせたテクニカルなギターをフィーチャーし、緻密なアレンジを施したタイトかつソリッドな演奏で聴かせる。スタイリッシュでキャッチーなサウンドを継承しつつ、様々なスタイルを取り込み、クラシカルな美メロを加えた幻想的な場面や、ジャズ・エッセンス、ハード、前作では見られなかったアナセマ的な叙情美も加え、プログレを軸にオリジナリティーを追求し新たな次元へと昇華した力作となっている。シリア出身の男性ヴォーカルと、リード・ヴォーカルも取るジャズ畑でも活動する美声女性ヴォーカリストのハーモニーも華やか。各メンバーはそれぞれ多角的に活動しておりプレイにも実力を感じさせる6人組。見開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19326 CROMA / Doble Cos CD \3300
 カタルーニャのシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドの79年作。ストリングスやオルガンやシンセなどキーボードをファンタジックに配し、弾き込まれるギターとドラマーはかなり上手く、美しいイメージを発散し、かつ演奏がせめぎ合う様はCAIやIMANを思わせるところもある、たおやかな陽光に哀愁が叙情的に溶け合うインスト作だ。結成は73年で、TRIANA、ICEBERG、BLOQUE、ATILAらと共にフェスに出演にも出演。かなりの数のライヴを行っている。そんな彼らがスタジオのエンジニアに誘われて、8トラックで録音したのが本作。実際にはデモ録音で、アルバム名など無いままテープだけが残されていたが、若干手を加え15年にメンバーが本タイトルでCD用に編集をしたものを2024年にリマスター。新録ボーナス1曲入り。ナンバーリング入り500枚限定・3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19325 STORM / Eternal Youth CD \3500
 スペイン屈指のオルガン入りハードなサウンドで74年にデビューした彼らの、原点に立ち戻った2024年作。ヘヴィなリフや熱いソロを痛快に聴かせるギターと、カッコいいレスリー・ハモンドは王道と言え、曲によってアコギや、ムーグ・シンセをプログレ然と配し、アンダルシアの哀愁も湛えたスペイン語のヴォーカルで熱く歌われる、永遠の若さと題される通りのパワフルで重厚なヴィンテージ・サウンドを、セビリアで最も伝統のあるスタジオでアナログにこだわったレコーディングを完遂。7曲の新曲に加え、1stと2ndからそれぞれ1曲を違った新鮮な空気を吹き込み新録。ラストは絵に描いたようなアンダルシアン・ハード・シンフォとなっている。ボーナス1曲入りで、MEDINA AZAHARAのヴォーカリストがゲスト参加。3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19310 BEARDFISH / Songs For Beating Hearts - Limited Digipack Edition CD \3500
 ジェントル・ジャイアントやイエスを思わせる2024年作。9年振りのアルバムで、前作の後に解散するも近年に再結成された。一時期はメタル寄りにもなった彼らだが、最高作だった前作のようなプログレッシヴなサウンドで構築されており、BIG BIG TRAINにも参加しているマルチ・ミュージシャンのオルガンやシンセを始めとするキーボードのスリリングさ、メロウで甘美ながら強靭さも兼ね備えるギターの巧みさ、安定したヴォーカルに曲によっては室内楽風のストリングスも配し、アコギのドリーミィさも織り交ぜながら、20分越えの組曲を軸にヴィンテージでありつつ斬新な音色も交え、完全復活を遂げた北欧らしい力作。ボーナス入り限定3面開きデジパック。 SWEDEN
BS-19306 EL RELOJ / 50 Anos - En Vivo En El Auditorio Belgrano 2CD \4200
 <結成50周年記念ライヴ盤> 2022年4月9日ブエノスアイレスでのライヴを収録した2枚組。情熱的なハイトーン・ヴォーカルは健在で、ワイルドなオルガン、ヘヴィなギター、ドラムスにて、初期のヘヴィ・プロレから後期のメタリックなサウンドまで、パワー全開の押せ押せで聴かせる、新旧織り交ぜた全21曲。2020年&2022年の新曲2曲と、73年と76年のシングル3曲、75年〜2002年までのアルバムからの曲等で構成され、1stから5曲、当時アルゼンチンのセミラミスと評された2ndからも2曲を収録。74年に作曲され当時ライヴのみで演奏された「SENTIMENTO ETERNO」や、チェロ、ヴィオラ、アコギのアコースティック・アンサンブルで織り成す美しい2曲のバラードも特筆。オリジナルのギター&ベース(&ヴォーカル)2人に新メンバーを加えた4人組にて。2024年リリース。 ARGENTINA
BS-19297 BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Greggio E Pericoloso CD \3300
 初リリースとなる81年に録音されていたTVドラマのサウンド・トラック。ノチェンツィ兄弟によって作曲された12トラック約43分収録のインスト作で、バンドによるバンコ然としたプログレッシヴなナンバーと、シンセによる抽象的なエクスペリメンタルな作風の2つの面を持っており、前者はピアノCP-80を核にシンセやギターが切り込む「Il Ragno」あたりのキレで滑走する1曲目を始め、CANTO DI PRIMAVERAから抜け出したような美しい曲、さらに跳ねるベースやこの時期に加わっていた打楽器奏者のパーカッションも効かせ、バンコ以外何ものでもない曲想と演奏になっている。後者はポリシンセも配し、ノチェンツィならではの攻撃的なパッセージも交えた刺激的な音色とアレンジが張り巡らされている。当時のアルバムとしては80年の「Urgentissimo」81年の「Buone Notizie」期のものだが、本作では彼らの真のプログレッシヴなスピリットが聴けるファン必聴リリースとなっている。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19294 G.O.L.E.M. / Gathering Of The Legendary Elephant Monsters CD \3700
 哀愁に染まった、正統派のヴィンテージ・ヘヴィ・シンフォを聴かせる2024年作。熱いヴォーカルをフィーチャーし、ギターレスにて、オルガン&シンセ・サイドとエレピ&メロトロン・サイドの2人のキーボーディストが共演するグリーンスレイドを思わせる編成にて、妖しい雰囲気をどっぷり醸し出しつつ、縦線のそろったシャープな演奏を繰り広げる今のバンドならではのサウンドだ。ワイルドなオルガンはハード・ロックも思わせるが、切々としたヴォーカル、深みのあるメロトロン、そしてムーグ系シンセは、まさにイタリアン・シンフォであり、ヒープやアードバーク的なノリの曲であってもクラシカルなブリッジが挿入され、厳かな合唱や教会風の旋律などイタリア色が絶えない。ラストのエレピとオルガンのパーカッシブな変則リフのアイデアに脱帽だ。 ITALY
BS-19288 EYES OF BLUE + BIG SLEEP / The Light We See - The Recordings 1969-1971 3CD BOX \4980
 <3枚組・コンプリート・ボックス> メロトロン・ファンにも大穴的な存在のEYES OF BLUEが68年と69年に残した2枚のアルバムと、後進バンドBIG SLEEP名義の名盤「BLUEBELL WOOD」を収録した3枚組ボックス。EYES OF BLUEの1stは、クラシカルなハモンドやハープシコードもフィーチャーしたメロディアスなサウンドで、プログレ通も納得させる英国・黎明期の音だ。2ndは、クラシカルなプログレ度も増し、特に、メロトロン、ハモンド、ハープシコード等をフィーチャーしたプログレッシヴな10分近い1曲目は特筆。BIG SLEEPは、英国然とした響きを保つオルガンとピアノ、ストリングス・アレンジによる優雅な1曲目やクラシカルな5曲目に代表されるが、終始メロディアスな曲調とヴォーカルで聴かせる。クレシダのようなハモンドとギターを聴かせ所に持ってくる後半の長尺曲も何とも英国的だ。後にジェントル・ジャイアントに入るJOHN WEATHERSが忠実なプレイをし、本作を引き締めている。2024年リマスター&各紙ジャケット収納。
CD1:CROSSROADS OF TIME (1968) +1 BONUS
CD2:IN FIELDS OF ARDATH (1969) +1 BONUS
CD3:BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD (1971)
UK
BS-19286 AXIS / Same CD \3200
 <ラスト・ストック> メロトロンやファズ・ハモンドをフィーチャーし、クリムゾン・ミーツ・キャラヴァンなサウンドを聴かせる73年の名作3rd。ギリシャのバンドだが独裁政権から逃れ、フランスを拠点としていたことで知られる彼ら。前2作はヒット・ナンバーを含むシングルを中心にしたコンピ色が強かったが、一転、100%プログレッシヴ・ロックをコンセプトに作り上げたのが本作。幽玄かつ、リザード張りの哀愁メロトロン、グレイとピンクなハモンドなど、その手を聴き込んだマニアックさが良く、ジャージィで攻撃的なピアノや、また、終盤はチャーチ・オルガンと合唱で荘厳さに包まれギリシャらしい。 GREECE
BS-19129 ANNA SJALV TREDJE / Tussilago Fanfara CD \2980
 再入荷。初CD化。北欧シンセ・ミュージックの77年の傑作。中世と未来をテーマに2人のマルチ・ミュージシャンがシンセとオルガンとエフェクトでねじれるギターを駆使し、エコーをかけクラウス・シュルツェのような暗黒をスカンジナヴィアの幻想へ落とし込んだ、まさに北欧のダークな夢想が果てなく広がっていく神秘的な作風となっている。そして、エレクトリックでありながらメロディアスであり、ラストなどメンバーが後に参加するRAGNAROKに似た哀愁が染み込んでいく。この年代でしか生まれなかった奇跡的な必聴名作だろう。リマスター。 SWEDEN
BS-19134 RED / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。バンド名通りクリムゾンを思わせるヘヴィな変拍子ナンバーでスタートする彼ら唯一の83年作。ギターをメインにキーボードも加えた5人編成にてクリムゾン系のリフとマハヴィシュヌの影響も感じさせる速弾きで押しまくるハード・フュージョンを組み合わせ、シンセやオルガンやピアノも加わった技巧派のインスト・サウンドはポンプらの当時のネオ・プログレとは全くの別物だ。動きの多いベースやパーカッションなど、どちらかと言えばブランドXあたりからの派生なのかもしれない。メロウに聴かせる叙情美も。リマスター。 UK
BS-19285 HUIS / In The Face Of The Unknown CD \3800
 ケベックの人気バンドMYSTERYのギタリストMICHEL ST-PERE が在籍する、もうひとつの正統派シンフォ・バンドの2024年新作4th。キーボードにジェネシスの幻影を残しつつ、ノスタルジックな雰囲気たっぷりのピアノやクリアーなトーンを使った幽玄な叙情がケベックのバンドならではの個性を感じさせる。各メンバーが曲を書いており、中でも、MICHEL ST-PERE の「CROSSROADS」はメランコリックな泣きのギターが炸裂する彼らしいドラマチックなプログレッシヴ・サウンドとなっている。ヴォーカル・パートに重きを置き、ハードなオルガンやネオプログレ系のサウンドも取り入れた、今までとは違う事をやりたかったという彼らが到達した新境地。デジパック仕様。 CANADA
BS-19183 OMEGA / Babylon + Kisstadion 1987 2CD+BOOK BOX \6500
 再入荷。<2024年リマスター&6曲ボーナス+ライヴ+ブック> 当時のオメガのラスト・アルバムとなった13作目の87年作。前作のヒットを受けハードなキャッチーさとエキゾチックなエレ・ポップが融合したサウンドに、2曲目、5曲目、7曲目のような切々と東欧然としたバラードも交え収録。ドラムスの派手なデジリヴァーブやギターシンセにCP-80などこの年代の音色が印象的だが、宗教や哲学をテーマにしているという。ゲストのサックスが目新しい。ボーナスとして前作と本作から選曲された未発の英語アルバム「The Dark Side Of The Earth」から6曲入り。また、本ボックスのみのリリースとなるディスク2には25周年を記念して87年9月に行われたライヴから初出の12曲収録。残存するテープから編集されたもので、当時の最後のライヴとされる。さらに本ボックスには64ページのフォト集がセットになっている。ハンガリーでの限定生産品! HUNGARY
BS-19264 ALPHATAURUS / 2084 Viaggio Nel Nulla CD \3300
 まさにレジェンドそのものと言ったサウンドと風格のある伊ヴォーカルで聴かせる2024年作。うなるシンセ、ワイルドなオルガン、したたるピアノ、差し込むストリングス等、キーボードとアンサンブル型のギターが重厚なラビリンスを複雑に構築。前半はややダークでモダン、そしてキャッチーさを見せるも、中盤では豪快かつテクニカルな畳み掛けに繊細な叙情もアコースティックに加え、このバンド特有の空が一気に晴れる壮大なドラマがイタリア然と展開される。フルートやメロトロン系も効果的に配され、ラストではオーボエも加わったオーケストレーションが優雅に広がり、ヴォーカルを哀愁に染めるバンド史上最もクラシカルなナンバーとなっている。伊ファン必聴作!3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19269 ALIANTE / Anime Invisibili CD \3700
 イタリアらしいカラフルで美しいシンフォへ変貌した2024年作。前作でキーボーディストが交代し(TEODICEAを結成)、新任キーボーディストとギタリストも加わった4人編成になった彼ら。最初はジェネシスやキャメルあたりも感じさせるも、朝焼けとも夕焼けともとれる哀愁を帯びた空をメロウに滑走するイメージは時にイル・ヴォーロも思わせ、たおやかな地中海色も漂い、イタリア特有の飛翔のロマンチックさを湛える。フルートもフィーチャーし、全編インストではあるものの、キーボーディストの特にハイセンスなシンセやエレピと終始メロウな歌心いっぱいのギターが織り成す世界へ溶け込んでいく。砂漠の夜と題された切なさを伴うラストでは、またキャメル・ビューへ。300枚限定盤。 ITALY
BS-19115 MONA LISA / Vers Demain CD \2800
 <ラスト・ストック> 超入手困難盤になっている彼らの79年リリースの5th。ジャケットのイメージとヴォーカリストの脱退などメンバー・チェンジにより別バンドのように扱われたリリース当時だったが、テクニカルに畳み掛ける1曲目からインパクト十分で、長尺曲は聴けないものの、ジェネシスのようにニュー・ヴォーカリストに見事に転身した初期のドラマーとサウンドの色彩を決定付けていたオリジナル・キーボーディストの存在(本作ではギターも担当)により、タイトル曲を始め2つのインスト・ナンバーを含むシアトリカルなモナリザ・カラーを湛えつつ、タイトかつ技巧的に洗練された、今となっては外せない必聴作となっている。アルバム未収のボーナス3曲入り。 FRANCE
BS-19263 PAVLOV'S DOG / Essential Recordings 1974-2018 5CD BOX \11000
 <50周年記念ボックス> 今年で50周年を迎え、記念ツアーや新作リリースの予定もある彼らの、デビュー・アルバムから2018年までの5枚のスタジオ作を収録したボックス。メロトロン・ファン必聴アイテムとしても知られるシンフォ・バンドで、名盤1stは、メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、クラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、哀愁を帯びたドラマ性、テクニカルな演奏が一体となった独自のスタイルで聴かせる。2ndは、ビル・ブルーフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでも知られ、ストリングスとメロトロンの絶妙なハーモニー、ラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる1stと甲乙付け難い名作。CD3は、ヴォーカリストとキーボーディスト以外のメンバー・チェンジを経て90年に突如リリースした4作目。キャッチーなノリの当時のヒット路線そのものと言えるサウンド。ボーナス8曲は1990/2005/2006年のライヴ音源。CD4は、77年に録音されお蔵入りになっていた幻の3rdアルバム。2ndの延長上にあるメロディアスなサウンドで、アレンジで聴かせる1stに比べるとよりストレートな印象を受けるが、特にファンタジック香る8曲目などは美しく叙情的。ボーナス8曲は2011/2012年のライヴ音源と別ヴァージョン。CD5は、2018年作で、まさにファンの期待を裏切らない出来。情感豊かなヴァイオリンを全編にフィーチャーし、一度聴いたら忘れないあのスタイルで聴かせるデヴィッド・サーカンプの悲哀を帯びながらも温かみを感じさせるヴォーカルで織り成す、哀愁と叙情で聴かせる感動の円熟作。2024年リマスター盤。各紙ジャケット収納。
CD1:PAMPERED MENIAL (1974)
CD2:AT THE SOUND OF THE BELL (1976)
CD3:LOST IN AMERICA (1990) +8 LIVE BONUS
CD4:HAS ANYONE HERE SEEN SIGFRIED?(1977) +8 BONUS
CD5:PRODIGAL DREAMER (2018)
USA
BS-19256 STACKRIDGE / Lost And Found - The Reunion Years 1999-2015 4CD BOX \6500
 <4枚組・限定ボックス> 再結成後のスタジオ作とライヴ音源を収録したボックス。CD1は、「MR.MICK」から23年を経てリリースされた当時の話題作。ストリングスを導入した英国調のアレンジも優雅で、あの70年代の彼らの感性を甦らせたかのようなハートフルなサウンドが広がる。CD2は、前作から10年振りにリリースされた09年新作。ANDY DAVIS、JAMES WARRENらオリジナル・メンバーを中心に、女性ヴァイオリニスト2人(&バッキング・ヴォーカルも光る)や、ドラムス、キーボードを加えた8人編成で、英国風の美旋律ポップをメロディアスに聴かせる。遊び心も満載の愛すべき1枚。CD3&4は、2015年に最後のツアーとして行われた「FINAL BOW TOUR」から、12月の地元ブリストルでの公演を収録した2枚組ライヴ音源。これでしか聴けない新曲「OVER THE HORIZON」からスタートし、初期の5作品からの曲や、再結成後のアルバムからの曲を演奏した全22曲を収録。長い歴史に思いを馳せる感慨深いファイナル・ライヴ盤。ボーナス・トラック12曲追加収録(レア・シングル、EPの曲、デモ音源等)。各紙ジャケット収納。
CD1:SOMETHING FOR THE WEEKEND +8 BONUS (1999)
CD2:A VICTORY FOR COMMON SENSE +4 BONUS (2009)
CD3&CD4:THE FINAL BOW, BRISTOL 2015
UK
BS-19173 ATILA / Encarnasio CD \3300
 再入荷。エキゾチックなスペイン色に染まった、まさにこれぞスパニッシュ・シンフォと言える2024年作。46年振りの新作で、オープニングに見られる邪悪さを始め、幻想色を交え濃密に絡み合うキーボードやギターの妖し気なアンサンブルは名作3rd「Reviure」を彷彿させるもので、強力なリズム・セクションと妖艶な女性ヴォーカルを含むスペイン語の男女ヴォーカルをフィーチャーし、まるでタイム・トンネルでつながっているかのようなヴィンテージ色の作品に仕上がっている。80年代、解散直前まで試行錯誤していた当時の未発表曲3曲など全盛期の面影そのもので、奇怪で緻密なサウンドにゾクゾクさせられる。また、新曲も良く、狂おしい哀愁を交えたジャズ・ロック・タッチのものもあり、ゲスト参加のGUADALQUIVIRのギタリストのプレイが光る。伝統的なスパニッシュ・ロックの名盤がまたひとつ生まれた。3面開き紙ジャケット限定盤。 SPAIN
BS-19245 DOM / Edge Of Time CD \3600
 72年リリースのギガレア作。ジャケットからはハード物を想像しがちだが、ピルツ系にも似た雰囲気の瞑想感のあるドリーミィな作風で、フルート、パーカッション、そしてパイプ・オルガン風に荘厳に流れるオルガン・トーンに印象付けられ、うつろなアシッド・テイストがあり、まさにツウ好み、コレクター好みのプログレ・ファンの心を捉えるのに充分な要素を持っている。ギター、ベース、ヴォイスに奇妙な電子音がミックスされ、初期フロイドの実験音楽を彷彿させる部分もあるものの、なんとも寂し気な孤立感が支配している。クラウト・ロックのようでそうじゃない独特の質感はドイツとハンガリーの混合メンバーによるものだろう。彼らの唯一作。23年振りのCD再発。リマスター。 GERMANY
BS-19130 FLIGHT / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。アメリカらしいバカテク・シンフォを繰り広げる技巧集団の75年作。ウェイクマン級のキーボードとトランペットをメインに目まぐるしくリズムが畳み掛け複雑に変化するプログレッシヴなインストにメロウなヴォーカルを融合させ、弾き倒しのギターやメロトロンっぽい音も配し、メジャー・リリースだったことが窺えるテクニカルな緻密さに華やかな光が当たるサウンドを構築。猛烈タム回しなど持続性も圧巻。ラストではELP風のノリも見せ、全編聴き応えのある力作となっている。待たれていたCD化と言えるだろう。リマスター。 USA
BS-19227D TIGER MOTH TALES / Inside The Cocoon + Bonus DVD Live At Poppodium Boerderij 2024 CD+DVD(NTSC) \3500
 <10周年記念盤/ボーナスDVD付き2枚組> 今や英国シンフォ・シーンに欠かせない存在となった、マルチ・プレイヤーPETER JONESの未発表音源を収録したCDと2024年のライヴ映像の2枚組。CDには、セッション、ライヴ、リハーサル、インタビュー等を収録した「COCOON」制作の舞台裏を収めた77分収録のオーディオ・ドキュメンタリーとなっている。ボーナスDVDは、初出となる2024年にオランダで行われたアコースティック・ライヴで、TIGER MOTH TALESの曲とジェネシスのフェイヴァリット・ソングを含む全9曲を収録。さらにボーナスとして「COCOON」についてのインタビューや、新曲「RETURN TO CHIGWICK」のプロモ・ヴィデオも収録。卓越したプレイはもちろん、叙情的な歌声にも定評がある彼のジェネシスも是非聴いてみたいところ。月影染みます。見開き紙ジャケット仕様。
<DVD収録曲> 1.TURN IT ON AGAIN (GENESIS) / 2.FEELS ALRIGHT / 3.DANCING WITH THE MOONLIT KNIGHT (GENESIS)/ 4.THE CARPET CRAWLERS (GENESIS) / 5.THE LOCK KEEPER / 6.WE'LL REMEMBER / 7.HAROLD THE BARREL (GENESIS) / 8.RIPPLES (GENESIS) / 9.STILL ALIVE
UK
BS-19226 DARK / Round The Edges-Definitive Edition CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。72年に数種類のジャケで64枚のみ自主リリースされた、世界屈指のコレクターズ・アイテムの頂点に君臨する1枚。ウルトラ・レアの名を欲しいままに今でもその伝説は崩れない。ギター、ベース、ドラムスのトリオで、唸るギター、英国的なヴォーカルが織り成すめくるめくアンダー・グラウンド・ハード・サウンド。屈折したリフを持つナンバーからサバス級のヘヴィーなナンバーまで迫力と質量は充分。最近、英国にて原盤が何と500万円超えで売れたそう。アビイ・ロード・スタジオでリマスタリングされた決定版。2024年リマスター&オリジナルの激レア・カラー・ゲートフォールドを再現した見開き紙ジャケット仕様。オリジナル・ブックレットのレプリカ封入。320枚限定リリース。 UK
BS-19225 GREENFLY / Satan's Daughter CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。ヘヴィ・プログレ・アンダーグラウンド名盤のひとつと言われる、72年に録音された幻の作品で、狂気のリード・ギターと渦巻くオルガンが織り成すハード・プログレを聴かせるスコットランドのバンド。凝ったアレンジや、ベースのリフとパーカッションに乗せてソロが展開されるナンバーもあり、ハイトーン・ヴォーカルながら詩的な歌詞で綴り、そのコントラストが際立っている。WRITING ON THE WALLミーツBENT WINDといった雰囲気で、もしも当時VERTIGOからリリースされていたなら高額で取引きされたに違いない。70年代の英国ファン&コレクターは是非聴いておきたい1枚だ。オリジナル・マスターテープからの2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19224 MARVELOUS KID / After The Race CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。73年にダブリンで録音された未発表アルバム。サックス/フルート奏者を含む5人組のバンドで、バカテク・ギターとカンタベリー・オルガンをフィーチャーした、テクニカルかつシンフォニック系のプログレッシヴ・ロックを聴かせる。ハートフルなヴォーカルを交えたファンタジックな英国叙情も持ち合わせ、カンタベリーの幻影が美しくたなびき、フルートが映える15分を越える長尺曲がハイライト。70年代初頭にイギリス各地でライヴを行い、プログレ・フェスでのヘッドライナーや、スタックリッジやジェントル・ジャイアントのサポートも行った。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19223 AARDVARK / Same CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。70年にBODKINで知られるWEST LABELにて、アセテートのみ(現存するのは2枚のみで50万円!)残されたメガ・レア盤。これまで誰も聴いた事が無かったという知られざる幻の作品。スコットランドのハイランド地方の人里離れた村に住んでいた、フォーク・ロック・バンドで、ギター、ベース、フルート、バグパイプ、ヴァイオリン、ヴォーカルのトリオ編成にて、ヒッピー感覚を交えた自作曲を聴かせる。トラッド色は無くオリジナリティを感じさせる正統派で、バグパイプで曲を繋いでいくところもスコティッシュ的。あのDECCAのアードバークとは全くの別バンド。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。各320枚限定リリース。 UK
BS-19215 DELVING / All Paths Diverge CD \3800
 北欧のバンドに似たヘヴィ・プログレを聴かせる驚くべき破壊力を持ったプログレッシヴ・ロック・バンドへと変貌したELDERのギタリストであり、マルチ・ミュージシャンの2024年作。本作でも冷たい響きを持ったメロトロンをフィーチャーし、ギター、キーボード、ベース、ドラムスのヴィンテージ・グルーヴで圧倒するサウンドを繰り広げているが、眩しい色彩があり、シンセ・シーケンスを導入したファンタジックなスペーシィさや、ELDERをよりテクニカルにしたような構築を見せ、全体像として幻惑とハードな攻撃性が交差するドラマチックなシンフォを聴かせる力作となっている。曲中での変化や仕掛けが生み出すスリリングなサスペンスに引き込まれてしまう。高いスキルが光る内容だ。デジパック仕様・欧州プレス盤。 GERMANY
BS-19214 TROJKA / Strobemorke CD \3600
 独自の北欧カンタベリー・プログレをハイセンスで聴かせる2024年作。ノルウェー語で歌われるキーボード・トリオに本作ではギタリストが加入。テクニカルにアレンジされたエレピやシンセ、そしてオルガンにギターが芯を持って加わり、ポップなヴォーカル&コーラスを変拍子に乗せ、激しくヘヴィな膨張から優しいミドルテンポの叙情まで広フィールドにインテリジェンスなアルバム作りを見せている。メロディックさに一線を画す凝ったアンサンブルが絶妙に混じり、モダンながらもどこかノスタルジックな親しみ安さが染み、ダイナミックな成熟を感じさせる出来となっている。曲によってストリングス、サックス、フルートも配され、色彩も芳醇に。ラストも痛快! 5年振りの3作目。今の北欧必聴バンドのひとつ。 NORWAY
BS-19208 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza - 2024 Remix SACD \3980
 <CROATIA RECORDS 2024リミックス&リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> CDレイヤーにはオリジナルの24トラックからのリミックス、SACDにはハイレゾ・ステレオと5.1 サラウンド・ミックスを収録。79年にライヴを挟みリリースされた通算5作目。多くのファンが絶賛する彼らの最高作と言えるだろう。ハモンドがプログレッシヴなハード・ナンバーに加え、レコードの両面ラストではフィルハーモニー・オーケストラをフィーチャーし、旧ユーゴならではの胸が締め付けられる哀愁のド級シンフォニック・ナンバーが聴ける。特にラストは合唱団も加えたバンド1、2を争うドラマチックでシンフォニックなナンバーだ。リミックス音源はもう別物のようなアレンジの解像度とダイナミックな音質で、ドラムスの鳴りや、アコギやピアノの明確さなど、びっくり。また検閲でオフにされた歌詞が一部聴けるという。さらに、ジャケットは当時、レコード会社が難色を示し不可になった初案ヴァージョンを使用。何枚もお持ちの方も超必携盤です!ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。4面開き変形紙ジャケット&ゴールド・ディスク仕様。限定入荷。*現地で完売した為、売り切れ後の再入荷は未定となります。 BOSNIA-HERZEGOVINA
BS-19193 PRESENCE / Them CD \3980
 イタリアン・プログレ・シーンで知られる存在の女性ヴォーカリスト、SOPHYA BACCINIをフロントにする、妖艶な女性ヴォーカル・ハード・シンフォをゴシック色を交え聴かせる2024年作。8年振りのアルバムで、メタル色もあるものの、以前よりヴィンテージ色を押し出し、ギター、オルガン、シンセらに、ピアノやストリングスやフルート系などクラシカルな耽美さを各所に配し、落差の激しいシアトリカルな叙情性とヘヴィなサウンドを交差させ魅せるイタリアならではの内容となっている。ストラヴィンスキーなど近代クラシックの影響の受けた23分越えのタイトル曲など複雑に入り組むロック・オペラ的でもあり、バンドが目指していた頂点を極めるものだろう。パートによってはキーボード・トリオ+オーケストラ風にもなり、ELPに影響を受けたバンドかと思わせる本格振りだ。デジパック。 ITALY

解説は個人の主観で書いています。それぞれの好みもあり、また聴いて来られた音楽歴、プログレ歴で受け止め方も違ってくると思いますので、
解説は目安としてください。オープンな気持ちで接してもらえ、音楽を楽しんでもらえるのが一番かと思います。店主。


FOR SALE IN JAPAN ONLY.
(c)ガーデン・シェッド 2000 / 無断転載お断りします。