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2024/12/10(14:42:52)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話(03-5389-6721)にてお気軽におたずね下さい。

表示金額は全て税込みです
 
 店頭年末セールのお知らせ

 12月10日(火)〜12月31日(火)
 全コーナーの新品CDが 20% OFF!
 (一部対象外商品あり)

BS-19355 CIRCULINE / C.O.R.E. CD \3500
 IONAのDAVE BAINBRIDGEが正式ギタリストとして、ベースにはKYROSから女性ベーシストが加わり新編成でリリースされた8年振りの2024年作3rd。男女ヴォーカル&清涼なコーラスをフィーチャーし、エッジの効いたベースや華麗なシンセなど今までのイエス影響を残しつつ、DAVE BAINBRIDGEのテクニカルでシャープなギターがテンションを高める新たな作風のハートフルなドラマチックさを持ち込んでおり、また12弦アコースティックのきらきらとした美しさなどIONA譲りと言え、かつピアノやメロトロン系の叙情にキメのスリリングなプレイや幻想感を織り込み、複雑な構築のラストなど一線を画すシンフォニック・ロックを作り上げている。現カンサスのヴァイオリニストがゲスト参加。ROBERT BERRYによるミックス。3面開きデジパック自主盤。 USA
BS-19354 JOZEF SKRZEK / Na 1013 Kilometrze CD \2800
 当時リリースされなかった78年のソロ作。「Welcome」のレコーディング準備の合間に、シンセやピアノとパーカッションを多重し録音されたテープで、1曲ながらSBBのギタリストとドラマーも参加。フルートやサックスらの管楽器も曲によって加え、そして、ほぼインストながら、あの切々としたヴォーカルを女性コーラスを交え聴かせる曲も。神秘的なサントラ風、シンセ・グルーヴ、シンフォ系など、彼らしい音楽性が散りばめられており、全体にロマンチックな雰囲気があり、珍しくチェンバロによるバロック調の曲も収録。1作目の「Pamietnika Karoliny」と、傑作必聴ソロとなった「Ojca Chrzestnego Dominika」との間の作品となり、幻の2ndとなる。07年のボックス「Viator 1973 - 2007」で初公開となったが、単体では初CDリリース。加えて、その後の関連録音や、作業セッション、ライヴ等から8曲(内4曲が初出)が新たにボーナス入り。リマスター。 POLAND
BS-19353 EXODUS / Niedokonczony Sen CD \2800
 終らない夢と題された、全曲アルバム未収のレア音源集2024年リマスター盤。アルバム以前の貴重な音源で、デビュー当時、ライヴで人気を博していたナンバーの77年のスタジオ・デモ4曲を始め、78年と79年のシングル両面から4曲、さらにラジオ局のテープからの2曲、計10曲を収録。アルバムと同じく、12弦の繊細な美しさや透明感のある結晶のような輝きなど、ジェネシスやイエスの影響を感じさせつつ、ポーランド語のヴォーカルが生むエキゾチックな響きが融合し、この年代の東欧のトップ・クラスの叙情派シンフォをドラマチックな哀愁と共に聴かせている。すでに十分な完成度の高いフレッシュなデモも聴き物だが、アルバム同様にリリカルに息吹くシングルは絶品。多くは06年のボックスに収録されているが、新たにリマスターされ、彼らの当時の感性がより際立って感じられる必聴盤となっている。 POLAND
RWKY0013 KINZOKU-YEBIS / Live Evil God CD \3300
 「金属恵比須 / 邪神(ライヴ)覚醒」 <先着特典:武田家滅亡:ピアノなし4人リハーサルバージョンCDR> サウンドの要だったキーボーディストが脱退した為、今回、プロビデンス/那由他計画の塚田円(マルチ・キーボード)と、アヴァン・バンド烏頭の大和田千弘(ピアノ)を、別の日にそれぞれゲストに迎えた2つのコンサートから、まるでひとつのショーのように曲を配し収録した2024年ライヴ盤。両者ともゲストの粋を遥かに超えたパートを自身のアイデアとアレンジで参戦。殺気だった妖艶美が乱れるハード・プログレッシヴなバンドの定番人気ナンバーに、メロトロン、オルガン、シンセでシンフォニックな攻撃性を加味し、オリジナルのキーボード・ソロ曲も披露する塚田、対して、現代音楽を彷彿させるスリリングな音塊をピアノで叩き込む大和田、共に持ち味が十分にバンドに吹き込まれたプログレ&シンフォ・ファン必聴の内容だろう。特に邪神覚醒でのピアノは正に楽曲を新たな形態に覚醒させている。新加入のベーシストの破壊力にも注目。全10曲約60分収録。見開き紙ジャケット自主盤。12月11日発売 国内盤
BS-19045 EXODUS / Widok Z Gory Najwyzszej - Live 1980 2CD \3200
 再入荷。東欧シンフォの名作のひとつ、THE MOST BEAUTIFUL DAYをメインにした全盛期80年の発掘ライヴを2枚組で収録した2024年盤。ポーランドのイエスと言われたアルバム全曲に加え、同傾向のシングル曲やスリリングな未収曲も含む当時の全貌が見えるセットリストにて、ハウ張りのテクニカルなギター、きらめくシンフォニックなアナログ・キーボード群、ファルセットをうまく使うヴォーカリストと彼が弾く12弦ギター、リッケン張りのベース、手数の多いドラムスが一体となってリリカルで構築的なサウンドを東欧の哀愁を込めてドラマチックに聴かせている。スタジオ盤の繊細さや幽幻さも持ち込まれており、完成度の高いステージを展開している。イエス影響のサウンドに翳りのあるエキゾチックなヴォーカルが加わるあたりアトールを思わせるところも。また、キーボーディストのウェイクマンを意識したような10分近いクラシカルなソロも聴き物だ。シンフォ・ファンはぜひ! リマスター。 POLAND
BS-19352D IONA / Live In London DVD(NTSC) \0
 <レーベル・プロモーション> 通販&店頭にて2枚以上お買い上げの方に先着順で差し上げます。ご希望の方は商品注文時にカゴへ入れてください。または、店頭にてお申し付けください。すでに廃盤で入手困難となっている2004年11月に収録されたバンド全盛期のライヴDVD(2005年リリース)。よりダイナミックにアレンジされたプログレ・ファンにおすすめの圧巻のシンフォニック・ナンバーを中心に、アコースティック・タッチの曲など、幅広い選曲で構成された全14曲、約2時間。5台のカメラを駆使したカメラ・ワークで映像クオリティーも高い。魂を揺さぶられる感動のライヴ!自主盤。*ラベル表記がディスク2になっていますが、内容はコンサートの本編を収録したディスク1です。ジャケットは付いていません。*数に限りがあります。(UK/OPEN SKY)
BS-19351 FORMAS / Largos Suenos CD \3300
 初CD化。トリアナやアラメダを彷彿させる哀愁のアンダルシアン・シンフォニック・ロックを聴かせる81年の名作1st。短期間のみ存在したセビリアのマイナー・レーベルからリリースされたレア盤で、知る人ぞ知るコレクターズ・アイテムだった。アープと思われる流暢なシンセと、ころころとしたエレピや端整なピアノに、スペイン特有の美しさを見せるストリングス、軋むような泣きのギターを配し、情熱を吐き出すヴォーカルで聴かせる力作となっている。パルマ(手拍子)も交え、まさにこの神秘的なジャケットから立ち上るようなサウンドだろう。なお、本作から2曲のヒット曲が生まれ、85年にはカセットのみで2ndをリリース。他にもカセットやシングルをリリースしているが、それらは地元のサッカーチーム、レアル・ベティス応援歌となっている。リマスター&未発表曲の新録ボーナス1曲入り。3面開き紙ジャケット限定盤。長く待たれていたCD化です。 SPAIN
BS-19350 ALEX CARPANI / The Good Man CD \3700
 パワフルなハード・シンフォをメロディックに聴かせるキーボーディスト(&ヴォーカル)の2024年作。2つの組曲で構成された大作志向で、バンクス系シンセにギターとソプラノ・サックス、オペラチックな女性ヴォイスと美しいヴァーチャル・オーケストラをフィーチャーし、手堅いリズム・セクションで締める痛快な力作だ。モダンな作風でありつつ、境界は入り組み、パイプ・オルガンやオーケストレーションのドラマチックな導入により、イタリアン・ロックの美学がノスタルジックに浮かび上がる。荒波にさらされる紙の船を人の運命に例え、駆り立てる情熱や心の脆さをコンセプトに制作。同様の作風が続く近年のアルバムの、ひとつの到達点と言えるのでは。デジパック自主盤。 ITALY
BS-19349 MARIA ROVERAN / Come In Un Film CD \4800
 ドリーミィなサウンドに、まどろむように歌われる幻想的な女性ヴォーカリストの2024年作。ヴェネツィア国際映画祭を始め、日本でも上映されている映画の主役級の女優で、最後の夏の夜や深夜の海辺の町といったテーマを映像的に思い浮かべながら歌詞と曲にしていったという、アルバム・タイトルがぴったりの内容で、甘くも儚い歌声でゆったりとイメージを描き残していくようにイタリア語で歌われていく。透き通った美声であり、かつ思い詰めたかのような切なさがあり、時に囁くように、まさに女優ならではの感情表現が全編で漂う。ダークなアンビエントに、ピアノ、アコギ、ストリングスらを交えたコンテンポラリーなアレンジはイタリア然としているものの、どこかKIRKELIGのセンスにも通じるのでは。ラストでは南イタリアのタランテッラ風味も。綴じ込み付き見開き紙ジャケット限定盤。今回のみの入荷です。売り切れ後の再入荷はございません。 ITALY
BS-19346 ANTONELLA RUGGIERO / Puccini? CD \3980
 マティア・バザールの初代女性ヴォーカリスト、アントネッラ・ルッジェーロの2024年作。プッチーニ没後100年を記念して、ロベルト・コロンボの幻想的でマジカルなシンセなどキーボードと音源を駆使したプログレ的とも言えるエレクトリック・アレンジにて、ギタリストも加えリリースされた作品で、女声のためのアリアであるか男声のためのアリアであるかは考慮せず、トスカ、ラ・ロンディーヌ、トゥーランドット、ジャンニ・スキッキ、すてきな夢、蝶々夫人などから彼女に自然に合う楽曲が全9曲選ばれている。クリスタルの如く響き合う壮大で万華鏡のようなサウンドに、今も奇跡的と言える高域の美声で、宝石の如く、時に妖艶に歌い綴られるファン必聴作。タイトルに?があるのは、えっ、これがプッチーニですか?という意味らしい。3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19345 VERONIQUE CHALOT / J'Ai Vu Le Loup - Ritmi E Canti Tradizionali Bretoni E Occitanici CD \3200
 初CD化。かつてオクシタンのジャッキー・マクシーと言われた美声ヴォーカリストで、当時フランスからイタリアに渡り、イタリア盤のみでリリースされたレア・フォーク&トラッドの傑作。彼女が奏でるアコギ、ダルシマー、オートハープ、エピネット・デ・ヴォージュ(フランスの民俗撥弦楽器)に加え、ボンバルド(オーボエ類の木管楽器)、ファゴット、リコーダー、ヴァイオリン、コントラバス、パーカッション奏者らバックにイタリア人ミュージシャンが加わり、多彩な楽器構成で、物悲しくも美しいメロディや、ダンサンブルなサウンド、古楽調のアレンジに乗せて歌い聴かせる。彼女のヴォーカルが似ているからか、ペンタングルを連想させるところも。ブルターニュとオクシタンの伝統音楽をサブタイトルに掲げたソロ名義での78年デビュー・アルバム。2024年リマスター&イタリア盤。見開き紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-19344 VERONIQUE CHALOT / A L'Entree Du Temps Clair CD \3200
 イタリア盤初CD化。ソロ名義での79年2ndアルバム。当時フランスからイタリアに渡り、イタリア盤のみでリリースされたレア・フォーク&トラッド。彼女が奏でるアコギ、ハーディ・ガーディ、ダルシマー、エピネット・デ・ヴォージュ(フランスの民俗撥弦楽器)に加え、ヴァイオリン、ブズーキ、コントラバス、ボーラン、打楽器類、クロモーン(フランスの宮廷音楽の木管楽器)、カブレット(19世紀のフランスのバグパイプ)、エレクトリック・ベース、ドラムスらイタリア人ミュージシャンが加わり、重厚なコントラバスが夢想感を醸し出すバロック調の曲や、彼女の美声ヴォーカルを重ねた静謐かつ厳かな趣も持ち合わせており、全曲トラッドを取り上げた前作に対し、本作では古楽のレパートリーに加え、自作曲も3曲披露している。2024年リマスター&イタリア盤。見開き紙ジャケット仕様。 FRANCE
BS-19343 BELIEVE / The Wyrding Way CD \3800
 ISILDURS BANEの新作に参加した英国のヴォーカリスト、JINIAN WILDEを起用し制作された7年振りの2024年作。クラシカルな弦カルテットでトータル感を醸し出した、優しさと物悲しさが背を合わせる彼らならではの詩情に満ちたシンフォニック・ロックで、芸術的な域とも言えるMIREK GILの甘美なエレクトリック・ギターと、ゆらゆらと漂う儚くも美しいヴァイオリンをフィーチャーし、時にピアノも交え、クリスタルのような音の鳴りの透明かつ幽玄なキーボード、引きのパートを際立たせる繊細なアコギ、JINIAN WILDEによる多重コーラスなど、ピュアな叙情性が前作からさらに熟成した哀愁シンフォの極みを聴かせる、最もクラシカルな気品のある充実の内容となっている。デジパック。 POLAND
BS-19340 NICK FLETCHER / A Longing For Home CD \3200
 ハケット兄弟のバンドメイトでもある技巧派ギタリストの2024年新作4th。超絶プレイでテクニカルに圧倒するが、ジャズ・ロック一辺倒ではなく、フォーカスを思わせる甘美な曲や流暢なプレイも聴かせ、スタイリッシュで変化に富んでいる。また、本作ではエレクトリックに加え、クラシック・ギターの腕前も披露し、ラストでは当店でアルバムが高評だったロシアの女性ヴォーカリストDIKAJEEが参加し、妖しくも幻想的な世界観を醸し出している。ノルウェーのジャズ・シーンで活躍しているピアニスト、イギリス人女性キーボーディスト、リズムセクションはドイツ人といった多国籍の一流ミュージシャンが集結して作り上げた作品で、哲学者プラトンが言及した4つの高尚な芸術(数学、幾何学、音楽、天文学)からインスパイアされたコンセプト・アルバム3部作の第3弾。 UK
BS-19339 INNERSPACE / The Last Sign CD \3800
 ケベックはモントリオールで結成されたスタイリッシュなシンフォ・バンドの7年振りとなる2024年作。ハードでヘヴィなキャッチーさと、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、トランペット、フリューゲルホルンらを配したオーケストレーションの哀愁が立ち込める叙情的なナンバーが同居しており、中にはクラシカルな弦オケの静謐なインストも含む。そういった2面性が後半ではドラマチックに融合し、ソリッドでタイトなバンドの骨格と幽玄でリリカルなシンフォ・アレンジが一体化し、壮大なドラマに引き込まれていく。重厚なアンサンブルを突き抜けてシンセがスリリングに駆け巡り、合唱も荘厳に現れる。また、ピアノやアコギの耽美な響きが美しく、その凛とした透明感はケベックならでは。ちなみにバンドは同郷のハルモニウムからの影響も語っている。変型紙ジャケット自主盤。 CANADA
BS-19338 KRISTOFFER GILDENLOW / Empty CD \3600
 急浮上した2024年新作。エモーショナルなギターをフィーチャーし、円熟した哀愁と叙情に満ちたサウンドに乗せてハートフルなヴォーカルで歌い聴かせる、フロイド系のメランコリックなシンフォニック・ロック作。陰鬱な空気感を纏いながらも、ここぞというところでドラマチックな展開を見せ、曲により導入される美しいストリングス・クァルテットも光り、ラストの10分近い長尺曲の最後には壮大な泣きのギターが待ち受ける。自身のベース、キーボード、ヴォーカルに加え、ギタリスト、ドラマー、バッキング・ヴォーカルらも加えたバンド・スタイルで聴かせる。ex.PAIN OF SALVATIONのベーシストとして有名だが、メタリックなところは皆無で、近年のカヤックのアルバムや、NEAL MORSE、FOR ALL WE KNOWら多数のプログレ系アーティストと共演してきた経験がサウンドにも反映された、最もプログレに傾倒した作品となっている。彼自身はスウェーデン人だが現在はオランダで活動中。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 HOLLAND/SWEDEN
BS-19337 WIZRD / Elements CD \3800
 イエスも感じさせながら猛烈な弾き込みで圧倒する4人編成の2024年作。ジャズ音楽院の学生を中心にオスロで結成されたバンドで、緊迫感とエネルギーは前デビュー作よりも高まっており、かつ、ワイルドなオルガンのヘヴィなカッコよさ、サイケデリックに配されるシンセ、ハードな演奏と反するややポップでメロディアスなヴォーカルなど、音楽領域を深く広げたスリリングな破壊力バツグンの内容となった。また中盤ではジェントル・ジャイアントもびっくりの激烈な変拍子で畳み掛け、クリス・スクワイア張りのベースでまくし立てる。この辺りはギターもキーボードも、まるでイエス魂。時に3声で歌われるコーラスにもイエスへのアプローチが見える。女性を含むゲスト・ヴォーカルが数人参加。オルガンの弾き倒しからドリーミィなラストへの落差も凄まじい。 NORWAY
BS-19321B SOLSTICE / Return To Cropredy + New Light (1980-2024) CD+BLU-RAY \5800
 再入荷。人気の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2023年8月12日のライヴ盤「RETURN TO CROPREDY」がCDとBLU−RAY映像の2枚組にてリリース。エキサイティングかつ美旋律を奏でるフィドルや、エモーショナルなギターをフィーチャーし、幻想的なメロディをタイトなリズム・セクションが引き締める。アグレッシヴなプログレッシヴ性やジャージィなテイストも織り込んだ、英国の気品と優美な叙情を帯びたスタイリッシュなシンフォニック・ロックを聴かせる、彼らの絶頂期を捉えた名ライヴ。来年リリース予定の新作アルバムに先駆けて、新曲「FIREFLY」も披露しており、2023年の傑作「LIGHT UP」、2020年の「SIA」といった近年の曲に加え、97年の「CIRCLES」、92年の「NEW LIFE」からも選曲された、全8曲(約70分)。毎年8月に3日間に渡り行われているフェアポート主催の野外コンサート「FAIRPORT'S CROPREDY CONVENTION」で約2万人の聴衆の前で行われ、ポテンシャルの高い演奏でダイナミックに繰り広げる。BLU−RAYには、ライヴ全編の映像、新たに制作されたドキュメンタリー「NEW LIGHT (1980-2024)」の映像 、BIG BIG TRAINのGREGORY SPAWTONと、STEVEN WILSONのインタビュー映像などを収録。3面開き紙ジャケット仕様。本ブルーレイは欧州仕様の為、再生環境によっては映らないケースもありますので、予めご了承ください。 UK
BS-19299 MILLENIUM / Hope Dies Last CD \3300
 再入荷。円熟したサウンドとブラッシュアップされたリリカルさがポーランドならではの溶け合いを見せるシンフォとなった2024年作。ぞくそくとさせるオープニングから堂々としたメロディックなノリにキャリアを感じさせる前半。そして、悠然とした哀愁の幽玄さに包まれる4曲目を始め、ここぞの所で昏く燃ゆる夕日に煌くような泣きのギターをドラマチックにフィーチャーし、加えて、新加入の管楽器奏者のやや濁らせた独特の音色のフルートが各所で響き、今までにはない聴き所を配している。また、美しいストリングス、物悲しいピアノらに、こちらも今までにはあまりない哀愁のオルガンを配し、ハイライトと言えるラストまで、心に訴えかけてくるアレンジのイマジネーションが奥深い。2年振りのファン待望作。ゴースト・トラック入り。3面開きデジパック。 POLAND
 
 号外フリー・ペーパー / ストレンジ・デイズ第7号

 店頭&通販(もれなく同梱)でお買い上げの方に差し上げています!
 *数に限りがあります。

 記事;
 *ディスク・レビュー <デッカ&デラムのプログレ&サイケ3枚組コンピ、
  ピンク・フロイド、フォノジェニックス(新月) etc>
 *PAPER SLEEVE COLLECTION (イタリアン&ジャーマン・プログレ)
 *特集 英国プログレ・バンド-FROST-インタヴュー&レビュー
 等

BS-19334 CARLOTTA SILLANO / Nella Natura Vuota Dei Simboli Appassiti CD \3980
 シンフォ・ファンにもおすすめの、幽玄な世界観の中でアンニュイな歌声を聴かせる女性ヴォーカリストの2024年作。パイプ・オルガンを含むマルチ・ミュージシャンで、すべての曲も手掛ける才女だ。ダークなエレクトリック・アンビエントと、耽美なピアノ、シンセ、オルガン、アコギ、パーカッション、そしてクラシカルなストリングス・カルテットが融合したエレガントなサウンドに、甘く溶け込むように伊語で歌われていく。曲によってはミレーヌ・ファルメールにも通じるものの、優雅なイタリア色も濃く立ち込める。ウィリアム・ブレイクに影響を受け、古典文学や神話から想像を広げ、映画や舞台音楽も手掛ける彼女。神聖な山、ルネッサンス庭園、象徴的な絵画らを題材に、さまざまなシナリオを呼び起こす幻想的な内容となっている。3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19333 AMEDEO MINGHI / Anima Sbiadita CD \3980
 イタリア然とした切なくもロマンチックな愛に包まれる2024年作。70年代や80年代にはシンフォ・ファンも魅了する好作をリリースしたシンガーであり、作曲家。本作は8年振りのアルバムで、オーケストラやピアノを優雅かつクラシカルにフィーチャーした70年代を彷彿させる作風ながら、アンビエント的なプログラミングも配され、単なる懐古趣味ではない、2つのジェネレーションのドラマチックで壮大な融合が感動を呼ぶ内容だ。哀愁が縁どるバラードやミドル・テンポの曲を軸に、ジャンニ・トーニのようなポップなナンバーやギターも加わるバンドをバックにしたナンバーなど、イ・プーやリッカルド・フォッリらのラヴ・ロック&ポップ・ファン必聴作となっている。デジパック。 ITALY
BS-19332 KINGFISHER SKY / Feeding The Wolves CD \3800
 人気の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2024年新作5th。EPを経て6年振りとなる待望のフル・アルバムだ。チェロ奏者を含む6人組で、ややヘヴィなギターをフィーチャーするも、チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラといったストリングスをドラマチックに導入したアレンジが光り、また、ピアノや、アコギ、アイリッシュ・ブズーキ、マンドリン、フルートといったアコースティック・アンサンブルやオーケストレーションが美しい幻想色を帯びたファンタジックな曲もあり、カヤック辺りにも通じるようなエレガントな美メロはオランダのバンドならでは。キャッチーに、クラシカルに、シンフォニックに、エキゾチックに、エモーショナルかつダイナミックに聴かせる超力作。ゲストに、TROY DONOCKLEYがイリアンパイプとフルートで、そして、1曲目ではex.カヤックのEDWARD REEKERSがヴォーカルで参加している。必聴作。3面開きデジパック仕様。自主盤。 HOLLAND
BS-19331 PERFECT STORM / Stairs CD \3600
 オランダのシンフォ・バンドの2024年新作2nd。エモーショナルさにジャージィさをミックスさせたテクニカルなギターをフィーチャーし、緻密なアレンジを施したタイトかつソリッドな演奏で聴かせる。スタイリッシュでキャッチーなサウンドを継承しつつ、様々なスタイルを取り込み、クラシカルな美メロを加えた幻想的な場面や、ジャズ・エッセンス、ハード、前作では見られなかったアナセマ的な叙情美も加え、プログレを軸にオリジナリティーを追求し新たな次元へと昇華した力作となっている。シリア出身の男性ヴォーカルと、リード・ヴォーカルも取るジャズ畑でも活動する美声女性ヴォーカリストのハーモニーも華やか。各メンバーはそれぞれ多角的に活動しておりプレイにも実力を感じさせる6人組。見開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19330 TIMELOCK / Atomic Swap CD \3600
 カヤックの影響を持つキーボーディストをオーケストラル・キーボーダー&アレンジャーとして迎え、ツイン・キーボード編成でリリースされた2024年作。前22年作で14年振りに復活。92年にSI-MUSICからデビューし、初期はソリッドなサウンドだったが、ポンプ〜ネオ・プログレ路線からシンフォ色を強めていった。ドラマチックに輝く壮大なイントロのナンバーが続く、キャッチーかつ荘厳な力作となっており、甘美なギターと派手なシンセとメロディックなヴォーカルが主導する、どの曲もインパクトの強いサウンドだ。ピアノ、アコギ、女性ヴォーカルらの美しいアクセント付けも上手く、加えて、ポイントとなる本物に迫るオーケストレーションが全体に奥行きとメリハリをもたらし、アルバムを印象付けている。見開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-19329 MAGICK BROTHER & MYSTIC SISTER / Tarot Part II - Limited Edition CD \3500
 スペインの妖しくも美しい独自の世界観で聴かせるミステリアスなバンドの2024年新作3rd。70年代の英国プログレの影響を派生させたスパイロジャイラやヘルダーリンの1stを思わせるような夢想感のあるパート1に対し、このパート2では、スペイシーなシンセが螺旋を描く、サイケデリック・シンフォ・プログレや、メロトロンをフィーチャーしたカンタベリー・テイスト、前作でも見られたアンダーグラウンド・フォーク調の美曲など、イマジネイティヴ豊かな構成となっている。女性ヴォーカリストでキーボーディストのEVAが弾くシンセ、メロトロン、オルガン、ピアノ、そして、アコ&エレクトリック・ギター/ベース、ドラムスのトリオに、女性の台詞やヴォイスも交え、シタールやパーカッションも導入しエキゾチックな雰囲気を演出している。本作はタロットの大アルカナを基にしたコンセプト・アルバムのパート2で、2部構成の作品の続編。3面開きデジパック仕様。 SPAIN
BS-19328 NEEDLEPOINT / Remnants Of Light CD \3500
 北欧カンタベリー・シンフォの必聴バンドのひとつとなった彼らの2024年作。キャラヴァンに寄せたメロディアスなサウンドを全編で展開させる好作だ。ソフトでメロウな英国調のヴォーカルを聴かせるリーダーのギタリストを中心に、ハモンド、ムーグ、アープ、プロフェット、クラヴィ、ピアノらのヴィンテージ・キーボードを配し、堅実なリズム・セクションが支え、フルートも交えた本格派となっている。前作で極めた感のある彼らだが、6作目となる本作ではメンバー・チェンジがあり、新たなジャズ系のキーボーディストのカンタベリー路線を踏まえた上でのエキセントリックな切り込みが見られ、3曲目や4曲目、そしてラストなどエレピやオルガンにシンセもミックスさせた挑戦的なプレイをスリリングに繰り出している。見開き紙ジャケット自主盤。 NORWAY
BS-19327 WEITE / Oase CD \3500
 ベルリンで結成されたメロトロン入りプログレッシヴ・ロック・バンドの2024年作。セッション・プロジェクト的なデビュー作を経て、2作目となる本作ではキーボーディストをメンバーに加え、本格的なバンドとしてのアルバムを制作。ELDER、DELVINGのメンバーが参加しており、ハードさに煌めく幻惑的なパートを交えながら、彼らに似た北欧のバンドを思わせるメロウなファンタジックさとカンタベリーを掛け合わせたような風味が加わっているのが特徴だ。オール・インストにて、ジャージィさや複雑なパターンも配し、寂し気なメロトロンに加え、中盤でのシンセによる耽美なサウンドスケープ、フロイド的なオルガンの鳴りなど、キーボーディストの参加がバンドの完成度を高めており、曲によってはシンフォになったと言えるだろう。デジパック。 GERMANY
BS-19326 CROMA / Doble Cos CD \3300
 カタルーニャのシンフォニック・ジャズ・ロック・バンドの79年作。ストリングスやオルガンやシンセなどキーボードをファンタジックに配し、弾き込まれるギターとドラマーはかなり上手く、美しいイメージを発散し、かつ演奏がせめぎ合う様はCAIやIMANを思わせるところもある、たおやかな陽光に哀愁が叙情的に溶け合うインスト作だ。結成は73年で、TRIANA、ICEBERG、BLOQUE、ATILAらと共にフェスに出演にも出演。かなりの数のライヴを行っている。そんな彼らがスタジオのエンジニアに誘われて、8トラックで録音したのが本作。実際にはデモ録音で、アルバム名など無いままテープだけが残されていたが、若干手を加え15年にメンバーが本タイトルでCD用に編集をしたものを2024年にリマスター。新録ボーナス1曲入り。ナンバーリング入り500枚限定・3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19325 STORM / Eternal Youth CD \3500
 スペイン屈指のオルガン入りハードなサウンドで74年にデビューした彼らの、原点に立ち戻った2024年作。ヘヴィなリフや熱いソロを痛快に聴かせるギターと、カッコいいレスリー・ハモンドは王道と言え、曲によってアコギや、ムーグ・シンセをプログレ然と配し、アンダルシアの哀愁も湛えたスペイン語のヴォーカルで熱く歌われる、永遠の若さと題される通りのパワフルで重厚なヴィンテージ・サウンドを、セビリアで最も伝統のあるスタジオでアナログにこだわったレコーディングを完遂。7曲の新曲に加え、1stと2ndからそれぞれ1曲を違った新鮮な空気を吹き込み新録。ラストは絵に描いたようなアンダルシアン・ハード・シンフォとなっている。ボーナス1曲入りで、MEDINA AZAHARAのヴォーカリストがゲスト参加。3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19319 Z MACHINE / Merging Worlds CD \3800
 メル・コリンズが居た頃の70年代のクリムゾンを彷彿させる、と海外の雑誌やフェスで話題になった英国はウェールズのヘヴィ・プログレ・バンドの2023年デビュー作。ツイン・ギターと管楽器奏者を含む5人編成のインスト・バンドで、1曲目からハードなギターとサックスでクリムゾンかと思わせるリフで迫る。時にバルカン系の変拍子も配し、ギターはフリップの影響を見せるもワウやクリアーなトーンも交え、激しく弾き込みながらツインで絶妙で多彩なアンサンブルを構築し、サックスが蔦の如く複雑かつ気ままに絡んでいく。クールなパートでのメロディアスさもあり、そこではフルートがリリカルにフィーチャーされる。クリムゾン影響下には違いないが、寄せ過ぎていないところがポイント。英国ジャズ・ロック・ファンもぜひ。自主盤。 UK
BS-19318 THE MADRIGAL PROJECT / 11th Hour CD \3800
 イエスとジェントル・ジャイアントがミックスされたようなアメリカらしい緻密に作曲&構築された2024年作。88年と96年に2枚のテクニカルなシンフォ作をリリースしたMADRIGALのメンバーのプロジェクト的な4人編成のニュー・バンドで、ゲストでOLIVER WAKEMAN、BILLY SHERWOOD、JANE GETTERら著名なミュージシャンが参加。1曲目は正にイエスなサウンドで、2曲目はクリムゾンも加わったようなハードさも持ち、ややガブリエルを思わせるヴォーカルをフィーチャーし、かつてMADRIGALが見せていたクラシカルな切り返しも織り込み、エモーショナルかつメカニカルなテクニックと終盤ではメロディアスな叙情も聴かせる好作となっている。モダンながらラストに代表されるシアトリカルな曲想がこの手では他にない魅力だ。 USA
BS-19317 KORNMO / Varjevndognsnatt CD \3800
 北欧神話などを題材に取り上げるシンフォ・バンドの2024年作。ゆったりとしたメロディアスなサウンドを信条とし、サスティーンが効いた無垢なギターに、ストリングス、シンセ、ピアノ、メロトロン系を配し、さらに、キーボードによるチェロやホルンも交え、インストで綴っていく。そして、アコギが特徴で、ジェネシスの月影風に織り込まれ、中世を醸し出しロマチックな情景を生むが、中盤や後半では歪んだオルガンが荒くれ、氷河など自然の厳しさを感じ取れ、何か長く壮大な旅路に迷い込んでしまう。それは彼らが仕掛けたコンセプトであり、本作は春分の夜と題され、伝承や神話、さらには哲学もベースとし、アイルランドで始まりノルウェーの深い森で終わる物語に基づいている。北欧の白夜も感じさせる純な叙情派だ。3面開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-19316 AMAROK / Canciones Para Un Planeta Herido 2CD \3800
 スペインはカタルーニャの秘宝、アマロックの2024年作。リリカルなピアノとフルートをメインにした透き通るコンテンポラリーさに、アンソニー・フィリップス調の12弦や、シンセ、オルガン、メロトロン系でプログレ・シンフォ色を織り込み、管楽器のジャズ色や、ブズーキなどギリシャ音楽からの影響も交え、儚く繊細なピュアさなどファンタジックさが極まりない。後半ではサズやターキッシュ・カーヌーン(トルコ琴)らのアラビックな妖香が女性ヴォーカルと共に混じり合う。古代が映し出されるような夢想や異国のシュールさがヴェールの如く柔らかに織り成すあたり、本バンドならではの情景だ。古生物学者でもあるリーダーのROBERT SANTAMARIAを中心に、近年のコアメンバーに新たにヴァイオリン奏者とアコギ&ウード奏者らを加え録音された3年振りの作品で、2枚組の大作となっている。3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-19315 GIULIANA BERGAMASCHI - STEFANO BENINI - DAVID CREMONI / Come D'incanto - Le Orme In Acustico CD \3800
 MOONGARDENやSUBMARINE SILENCEで知られるギタリストとジャズ系のフルート奏者、そして柔らかな歌声の女性ヴォーカリストによるオルメ・トリビュート2024年作。COLLAGE以降の初期の曲を中心に、VERITA NASCOSTEやSTORIA O LEGGENDAからも2曲ずつ等、全14曲収録。アコギとフルートに曲によってオルガンも加わったアコースティックなアンサンブルをバックにリリカルに歌われるファンタジックな作品で、アコギは時に技巧的に、フルートは時にタル風にと、プログレ色を配した凝ったアレンジを見せる。SMOGMAGICAの曲ではあのアルバム独特のまどろむような幻想感が再現されており、また、シングル曲も取り上げるなど、マニア度も高い。甘く儚い女性ヴォーカル、格別なフルートらがオルメの曲の良さを見事に引き出している。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19254 ODESSA / Stazione Getsemani XXV CD \3600
 再入荷。イタリア然としたヘヴィ・シンフォの99年の名作をリアレンジし現在のメンバーで新録した、もう新作といっても過言ではないほどヴァージョン・アップした2024年作。彼らのデビュー作で、アレンジだけでなくタイムも拡張し、楽器のアップグレードな充実と共に時間を掛けて録音。パッションほとばしる伊語ヴォーカル、ハードなキレが増しジャージィさも巧みなオルガンやクラシカルな気品のピアノにリリカルなフルート、終盤ではメロトロンなどヴィンテージ感を持ちつつ、鮮烈なシンセや新たなギタリストのカラーなど21世紀プログ色も交えた融合はかなりのインパクトで、時にデメトリオ・ストラトスへのリスペクトもありアレア風のアラビックさも加えられ、また、ラストはどこか初期バンコの哀愁を感じさせる。RDMのコンタミからとトリップのカヴァーを収録。伊ファンは外せない1枚となった。 ITALY
BS-19271 ACTITUD MODULADA / Uno Con El Mar CD \3300
 再入荷。ex.FLOR DE LOTO/ex.KHARMINA BURANNAのキーボーディスト、FRAGILのドラマーらによるペルーのシンフォ・バンドの2024年新作3rd。前作まで参加していたFRAGILのTAVO CASTILLOが脱退し、新たにサックス奏者を迎える等、メンバーチェンジを経ての新体制によるもので、南米ならではの優美で叙情的なシンフォニック・ロックへとより方向性を定めた力作。ノスタルジックかつドラマ性を帯びたメロディアスな曲や、ワルツ調のメロディを取り入れたシンフォ然とした曲など、エレガントなピアノやサックスも存在感を示し、また、歌心のあるスペイン語の歌詞も心に響く。敢えて例えるならロック骨格を聴かせる近年のPFMに通じるところも。今年はバンド結成10周年を迎え、国内外の様々なフェスへの参加も決まり、スペシャル・イヤーの意欲作。見開き紙ジャケット仕様。 PERU
BS-19270 ACTITUD MODULADA / II CD \3300
 再入荷。2019年の2ndアルバムも新作と同時初入荷。当時バンドがコンサートのみで少数自主販売した2ndアルバムが、新作と同時に正式にCD発売となった。ペルーを代表するシンフォ・バンドFRAGILのTAVO CASTILLO、ex.FLOR DE LOTO/ex.KHARMINA BURANNAのキーボーディストらで結成され、2018年のデビュー・アルバムで注目された。幻想的なシンセとピアノがリリカルに響き、甘美なギター、強力なリズム、そして、バンドの特徴でもあるTAVOの妖しくもロマンチックなフルートが随所で光り、テクニカルなプログレッシヴ性を軸に、ジャズ・ロック、シンフォニック・ロックを巧みなプレイで聴かせる。南米ならではのサウンドの中にも、ジェネシスを思わせるところも。叙情的で歌心のあるスペイン語の歌詞と、インスト曲も含む全6曲。見開き紙ジャケット仕様。 PERU
BS-19311 THE MASTER'S BREW / Elixir CD \3800
 元フラワー・キングスのキーボーディスト、TOMAS BODINのプロジェクト・バンド2024年作。当初はソロ・アルバムとして考えられていたが、構想が膨らみ、フラワー・キングスのドラマーや、ギタリスト、ベーシストら4人のバンドとして録音。4曲目や8曲目のようなタメが効いたスウェーデンならではの哀愁メロを奏でるシンフォ系を始め、スパニッシュ風のジャズ・ロック、エキゾチックなフュージョン、さらには北欧トラッドやバルカンやラテン音楽のエレメンツも抽出したサウンドを聴かせるオール・インストの好作だ。タッチの効いたオルガンや美しいシンセらキーボードとギターやベースの息の合った呼応は正にプロフェッショナル。速いリズムからゆったりとした幻想感まで曲想は広く、時にフラワー・キングスも感じさせながら、ロマンチックなピアノ曲で締めくくられる。3面開きデジパック自主盤。 SWEDEN
BS-19310 BEARDFISH / Songs For Beating Hearts - Limited Digipack Edition CD \3500
 ジェントル・ジャイアントやイエスを思わせる2024年作。9年振りのアルバムで、前作の後に解散するも近年に再結成された。一時期はメタル寄りにもなった彼らだが、最高作だった前作のようなプログレッシヴなサウンドで構築されており、BIG BIG TRAINにも参加しているマルチ・ミュージシャンのオルガンやシンセを始めとするキーボードのスリリングさ、メロウで甘美ながら強靭さも兼ね備えるギターの巧みさ、安定したヴォーカルに曲によっては室内楽風のストリングスも配し、アコギのドリーミィさも織り交ぜながら、20分越えの組曲を軸にヴィンテージでありつつ斬新な音色も交え、完全復活を遂げた北欧らしい力作。ボーナス入り限定3面開きデジパック。 SWEDEN
BS-19308 BLIND EGO / The Hunting Party CD \3800
 <初回入荷限定・直筆サイン入り> シンフォ・バンドRPWLのギタリストKALLE WALLNERが率いるプロジェクトの4年振りとなる2024年新作5th。変拍子やポリリズムを自然な流れの中に配し、シンフォ、ヘヴィ・プログレ、メロディック、キャッチー、スタイリッシュなサウンドまで、幅広い音楽性で聴かせ、また、細やかなアレンジやメランコリックな叙情は母体バンドのRPWLを連想させるところも。ここぞという要所でエモーショナルに泣き、時にハードにと変化するギターが主体となり、そして、様々な問題を定義したという歌詞を表現力豊かに歌うヴォーカルも欠かせない。バンドメイトのキーボーディストYOGI LANG、新ヴォーカリストらによる4人編成にて。3面開き紙ジャケット仕様。 GERMANY
BS-19242 RED SAND / Pain't Box CD \3300
 再入荷。<初回入荷限定・メンバー直筆サイン入り> 甘美でハートフルに震えるギターを聴かせまくる叙情派シンフォの頂点に立った2024年作。ややダークなオープニングに新境地を感じさせ早くも興奮してしまう。曲想に溶け込む穏やかな歌声の新たなヴォーカリストを迎え、メロトロンを曇らせたような幽幻なストリングスや感動的なソロへ導く哀愁のアコギなどトータルな色合いがなんともノスタルジックで、痛快な走りとノリを見せながら、中盤はフロイド、終盤のオルガンはジェネシスを感じさせ、寄り添うメロウさから張り詰めたインパクトまで泣きのギターをすべて出し切った30分を越えるラスト等、1音1音心を込めて演奏される壮大な作風となった。本作で11作目だが、作品を追うごとに傑作の度合を越えていく彼ら。インスト・ナンバーも素晴らしく、朝もやの中の爽快さがたまらない。3面開き紙ジャケット自主盤。 CANADA
BS-19306 EL RELOJ / 50 Anos - En Vivo En El Auditorio Belgrano 2CD \4200
 <結成50周年記念ライヴ盤> 2022年4月9日ブエノスアイレスでのライヴを収録した2枚組。情熱的なハイトーン・ヴォーカルは健在で、ワイルドなオルガン、ヘヴィなギター、ドラムスにて、初期のヘヴィ・プロレから後期のメタリックなサウンドまで、パワー全開の押せ押せで聴かせる、新旧織り交ぜた全21曲。2020年&2022年の新曲2曲と、73年と76年のシングル3曲、75年〜2002年までのアルバムからの曲等で構成され、1stから5曲、当時アルゼンチンのセミラミスと評された2ndからも2曲を収録。74年に作曲され当時ライヴのみで演奏された「SENTIMENTO ETERNO」や、チェロ、ヴィオラ、アコギのアコースティック・アンサンブルで織り成す美しい2曲のバラードも特筆。オリジナルのギター&ベース(&ヴォーカル)2人に新メンバーを加えた4人組にて。2024年リリース。 ARGENTINA
BS-19303 ODDLEAF / Where Ideal And Denial Collide CD \3600
 フランスから大注目のシンフォ・バンドの傑作が登場!2024年のデビュー・アルバムで、キャメル、クリムゾン、イエスの影響を語る正統派。ファンタジックで幽玄な趣を持ち、ドラマチックな英国調サウンドの中にもフランス特有の翳りを纏ったメロディを織り込み、オリジナリティを感じさせる力作。MAGENTAのクリスティーナを彷彿させる伸びやかな美声女性ヴォーカルをフィーチャーし、メロトロン、ハモンド、シンセ、ピアノを含むヴィンテージ系のテクニカルなキーボード、メロディックなギター、的確なリズム、フルート奏者らによる5人組で、美しくクラシカルな叙情を醸し出すだけでなく、イアン・アンダーソン張りに激しいプレイも見せるフルートもバンドに欠かせない。ジェネシス、ルネッサンスを連想させる曲もあり、MAGENTAファンにもおすすめ。演奏力、楽曲共に完成度が高い、シンフォ・ファン必聴作。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。 FRANCE
BS-19298 RAVEN SAD / Polar Human Circle CD \3300
 ダイナミックでエモーショナルな哀愁に覆われていくシンフォニック・ロックを聴かせる2024年作。前作で飛躍的にスケールアップした彼ら。その深みと良さを堅持しつつ、ギターのヘヴィなエッジを押し出し、表現力のあるヴォーカルに、端正な美しさを切なく放つピアノ、シンセ、オルガン、ストリングス系に本格的なオーケストレーションを雄大に加え、メリハリを持たせながら重厚かつ繊細な叙情で展開。中でも26分越えの6つのパートに分かれたタイトル曲は白眉の出来と言え、ドラマチックなギターとハートフルなキーボードと歌い込むヴォーカルの迫真の演奏を堪能できる。その後半、サイケデリックな幻想を取り巻き、ジャージィなプレイから一気に正統派で畳み掛ける痛快さがたまらない。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19297 BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Greggio E Pericoloso CD \3300
 初リリースとなる81年に録音されていたTVドラマのサウンド・トラック。ノチェンツィ兄弟によって作曲された12トラック約43分収録のインスト作で、バンドによるバンコ然としたプログレッシヴなナンバーと、シンセによる抽象的なエクスペリメンタルな作風の2つの面を持っており、前者はピアノCP-80を核にシンセやギターが切り込む「Il Ragno」あたりのキレで滑走する1曲目を始め、CANTO DI PRIMAVERAから抜け出したような美しい曲、さらに跳ねるベースやこの時期に加わっていた打楽器奏者のパーカッションも効かせ、バンコ以外何ものでもない曲想と演奏になっている。後者はポリシンセも配し、ノチェンツィならではの攻撃的なパッセージも交えた刺激的な音色とアレンジが張り巡らされている。当時のアルバムとしては80年の「Urgentissimo」81年の「Buone Notizie」期のものだが、本作では彼らの真のプログレッシヴなスピリットが聴けるファン必聴リリースとなっている。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19294 G.O.L.E.M. / Gathering Of The Legendary Elephant Monsters CD \3700
 哀愁に染まった、正統派のヴィンテージ・ヘヴィ・シンフォを聴かせる2024年作。熱いヴォーカルをフィーチャーし、ギターレスにて、オルガン&シンセ・サイドとエレピ&メロトロン・サイドの2人のキーボーディストが共演するグリーンスレイドを思わせる編成にて、妖しい雰囲気をどっぷり醸し出しつつ、縦線のそろったシャープな演奏を繰り広げる今のバンドならではのサウンドだ。ワイルドなオルガンはハード・ロックも思わせるが、切々としたヴォーカル、深みのあるメロトロン、そしてムーグ系シンセは、まさにイタリアン・シンフォであり、ヒープやアードバーク的なノリの曲であってもクラシカルなブリッジが挿入され、厳かな合唱や教会風の旋律などイタリア色が絶えない。ラストのエレピとオルガンのパーカッシブな変則リフのアイデアに脱帽だ。 ITALY
BS-19293 THE SAMURAI OF PROG feat.Marco Grieco / The Time Machine CD \2850
 イタリアのプログレッシヴ・マルチ・ミュージシャン、マルコ・グリエコがすべての曲作りとキーボードで全面参加した2024年新作。全編で愁いと哀愁が彩るクラシカルな作風となっており、ヴァイオリン、トランペット、フレンチ・ホルン、フルートら生管弦を本格的に配した、もうイタリアン・クラシカル・シンフォと言っても過言ではない内容だろう。シンセなどグリエコらしいジェネシス色も上手く落とし込まれ、所々コンチェルト・グロッソ的なアンサンブルとドラマチックに交じり合っているのが本作の特徴だ。クライヴ・ノーランを始め、すすり泣くギターを聴かせるロイネ・ストルトや、甘くも切ないヴォーカルを聴かせるMAGENTAのクリスティーナら、ゲストも目玉。タイトルが示すように人類の夜明けから現代に至るまで旅をし、ダ・ヴィンチやアインシュタインなどの歴史上の人物との出会いなど、重要な歴史的瞬間を探り、未来への希望に満ちた反映で幕を閉じる。舞台音楽を手掛けるマルコ・グリエコらしい深みのある力作だ。3面開き紙ジャケット。 FINLAND/MULTI
BS-19292 THIRD QUADRANT / Universal Circles CD \3300
 英国シンフォ・バンドの2024年新作。このバンド名にピンときたらツウです。82年にコレクターズ・アイテムで知られるレア盤「SEELING YOURSELF AS YOU REALLY ARE」をリリースしたバンド。当時はジェネシス影響下のポンプ・ロックを聴かせたが、よりシンフォニック・ロックへと傾倒し、2016年に突如再結成を果たし驚かせた。ツイン・キーボードが光り、ギター、ドラムスの4人組にて、オーケストレーションやストリングス系をフィーチャーしたリッチなサウンドと、ハートフルなヴォーカルが英国的で、コンテンポラリーでまろやかな芳香をたたえメロディアスに聴かせる。特に、昨年シングル・リリースされた「DIM AND DISTANT FUTURES」 の12分を越えるアルバム・ヴァージョンはプログレ然とした好曲。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19288 EYES OF BLUE + BIG SLEEP / The Light We See - The Recordings 1969-1971 3CD BOX \4980
 <3枚組・コンプリート・ボックス> メロトロン・ファンにも大穴的な存在のEYES OF BLUEが68年と69年に残した2枚のアルバムと、後進バンドBIG SLEEP名義の名盤「BLUEBELL WOOD」を収録した3枚組ボックス。EYES OF BLUEの1stは、クラシカルなハモンドやハープシコードもフィーチャーしたメロディアスなサウンドで、プログレ通も納得させる英国・黎明期の音だ。2ndは、クラシカルなプログレ度も増し、特に、メロトロン、ハモンド、ハープシコード等をフィーチャーしたプログレッシヴな10分近い1曲目は特筆。BIG SLEEPは、英国然とした響きを保つオルガンとピアノ、ストリングス・アレンジによる優雅な1曲目やクラシカルな5曲目に代表されるが、終始メロディアスな曲調とヴォーカルで聴かせる。クレシダのようなハモンドとギターを聴かせ所に持ってくる後半の長尺曲も何とも英国的だ。後にジェントル・ジャイアントに入るJOHN WEATHERSが忠実なプレイをし、本作を引き締めている。2024年リマスター&各紙ジャケット収納。
CD1:CROSSROADS OF TIME (1968) +1 BONUS
CD2:IN FIELDS OF ARDATH (1969) +1 BONUS
CD3:BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD (1971)
UK
BS-19275 CHIMERA / Obstakel CD \3200
 再入荷。初CD化。81年2ndアルバムは、FOLQUEに並ぶヨーロピアン・エレクトリック・トラッド作で、前作とはアプローチが異なる甲乙付け難い出来となっている。前作同様、オランダ語で歌う絶品の女性ヴォーカルはもちろん、叙情風味を醸し出す男性ヴォーカルも良く心に染みる。アコギ・アンサンブル、オルガン、ベース&フレットレス・ベース、ドラムス、パーカッション、ヴァイオリン、ダルシマー、マンドーラ、ブズーキ、リコーダーなどの楽器のアンサンブルも素晴らしく、FLAIRCKを連想させるようなテクニカルなインスト・パートや、霧の奥から湧き出るような厳かな幻想色も印象的。トラッドや中世音楽を取り上げ、英米のバンドとは違う歴史を感じさせる、こちらも名作。3面開き紙ジャケット仕様。2024年リマスター&オランダ盤。 HOLLAND
BS-19286 AXIS / Same CD \3200
 <ラスト・ストック> メロトロンやファズ・ハモンドをフィーチャーし、クリムゾン・ミーツ・キャラヴァンなサウンドを聴かせる73年の名作3rd。ギリシャのバンドだが独裁政権から逃れ、フランスを拠点としていたことで知られる彼ら。前2作はヒット・ナンバーを含むシングルを中心にしたコンピ色が強かったが、一転、100%プログレッシヴ・ロックをコンセプトに作り上げたのが本作。幽玄かつ、リザード張りの哀愁メロトロン、グレイとピンクなハモンドなど、その手を聴き込んだマニアックさが良く、ジャージィで攻撃的なピアノや、また、終盤はチャーチ・オルガンと合唱で荘厳さに包まれギリシャらしい。 GREECE
BS-19134 RED / Same CD \2980
 再入荷。初CD化。バンド名通りクリムゾンを思わせるヘヴィな変拍子ナンバーでスタートする彼ら唯一の83年作。ギターをメインにキーボードも加えた5人編成にてクリムゾン系のリフとマハヴィシュヌの影響も感じさせる速弾きで押しまくるハード・フュージョンを組み合わせ、シンセやオルガンやピアノも加わった技巧派のインスト・サウンドはポンプらの当時のネオ・プログレとは全くの別物だ。動きの多いベースやパーカッションなど、どちらかと言えばブランドXあたりからの派生なのかもしれない。メロウに聴かせる叙情美も。リマスター。 UK
BS-19285 HUIS / In The Face Of The Unknown CD \3800
 ケベックの人気バンドMYSTERYのギタリストMICHEL ST-PERE が在籍する、もうひとつの正統派シンフォ・バンドの2024年新作4th。キーボードにジェネシスの幻影を残しつつ、ノスタルジックな雰囲気たっぷりのピアノやクリアーなトーンを使った幽玄な叙情がケベックのバンドならではの個性を感じさせる。各メンバーが曲を書いており、中でも、MICHEL ST-PERE の「CROSSROADS」はメランコリックな泣きのギターが炸裂する彼らしいドラマチックなプログレッシヴ・サウンドとなっている。ヴォーカル・パートに重きを置き、ハードなオルガンやネオプログレ系のサウンドも取り入れた、今までとは違う事をやりたかったという彼らが到達した新境地。デジパック仕様。 CANADA
BS-19183 OMEGA / Babylon + Kisstadion 1987 2CD+BOOK BOX \6500
 再入荷。<2024年リマスター&6曲ボーナス+ライヴ+ブック> 当時のオメガのラスト・アルバムとなった13作目の87年作。前作のヒットを受けハードなキャッチーさとエキゾチックなエレ・ポップが融合したサウンドに、2曲目、5曲目、7曲目のような切々と東欧然としたバラードも交え収録。ドラムスの派手なデジリヴァーブやギターシンセにCP-80などこの年代の音色が印象的だが、宗教や哲学をテーマにしているという。ゲストのサックスが目新しい。ボーナスとして前作と本作から選曲された未発の英語アルバム「The Dark Side Of The Earth」から6曲入り。また、本ボックスのみのリリースとなるディスク2には25周年を記念して87年9月に行われたライヴから初出の12曲収録。残存するテープから編集されたもので、当時の最後のライヴとされる。さらに本ボックスには64ページのフォト集がセットになっている。ハンガリーでの限定生産品! HUNGARY
BS-19272 ACTIONFREDAG / Turist I Eget Liv - Expanded Edition CD \3600
 北欧然としたジャズ・ロックをカンタベリー・テイストを漂わせテクニカルに聴かせる注目のデビュー作。現在のノルウェーのプログレ・シーンを賑わせているTUSMORKE、JORDSJO、MEER、PANZERPAPPA、そしてTHE CHRONICLES OF FATHER ROBINらのメンバーも加わっているクールでかつエネルギッシュな気鋭作で、ノルウェー語&英語で歌われる男女ヴォーカルをフィーチャーし、キーボード、ギター、フレットレスベースらに、クラリネット、フルート、サックス、ハープ、絶品の美旋律を聴かせるヴァイオリンを曲によって配し、エレピのモダンな輝きも効いたサウンドを展開。メロディアスなイントロから北欧的な広がりを見せるラストなどシンフォ色もあり、ぜひ、の好作となっている。アナログと配信のみだった2023年作にボーナスを1曲加え初CD化された2024年盤。このなんとも北欧っぽいジャケットも最高です! 見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-19264 ALPHATAURUS / 2084 Viaggio Nel Nulla CD \3300
 まさにレジェンドそのものと言ったサウンドと風格のある伊ヴォーカルで聴かせる2024年作。うなるシンセ、ワイルドなオルガン、したたるピアノ、差し込むストリングス等、キーボードとアンサンブル型のギターが重厚なラビリンスを複雑に構築。前半はややダークでモダン、そしてキャッチーさを見せるも、中盤では豪快かつテクニカルな畳み掛けに繊細な叙情もアコースティックに加え、このバンド特有の空が一気に晴れる壮大なドラマがイタリア然と展開される。フルートやメロトロン系も効果的に配され、ラストではオーボエも加わったオーケストレーションが優雅に広がり、ヴォーカルを哀愁に染めるバンド史上最もクラシカルなナンバーとなっている。伊ファン必聴作!3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19192 MEER / Wheels Within Wheels CD \3600
 再入荷。ノルウェーのシンフォ・バンドの2024年新作3rd。エレクトリックに、ヴァイオリン、ヴィオラも加えた8人編成のバンドで、飛翔し高鳴るストリングスが随所でその色彩を美しく放つ。コーラスを加えた壮大なスケール感のあるドラマ性の中にも、北欧幻想が宿るドリーミィさも持ち合わせた、目まぐるしく多彩なアレンジが素晴らしい。各メンバーの演奏テクニックも申し分なく、また、ソロでも通用しそうな少しハスキーな魅惑の女性ヴォーカルと、柔らかで叙情的な男性ヴォーカル、どちらも非常に魅力的で惹きつけられる。唯一無二のサウンドを誇る、インテリジェント・ポップとシンフォ・プログレのダイナミックな融合。一級品。 NORWAY
BS-19266 GRUPPO AUTONOMO SUONATORI / Live in Mexico City 2023 CD \3700
 <メキシコ・オンリー300枚限定盤> 70年代にはオルメのカヴァーを得意としていたミュージシャンが当時の仲間や若手らと97年に結成したヴィンテージ派シンフォ・バンドの2023年メキシコでのライヴを収録した2024年限定盤。21年デビュー作の曲を中心に未発表を3曲加えたセットリスト。本ライヴではオリジナル・メンバーの伊語ヴォーカル(&ベース/ギター)に、新たなキーボード(&ヴォーカル)、ドラムスのトリオ編成となっており、アルバム未収の4曲目や5曲目などストリングスのクラシカルさやオルガンのプログレッシヴな弾き倒しにて、よりコアなイタリアン・プログレを演奏している。アルバム同様に教会に佇んでいるような厳かなラストが感動的。正に70年代直系と言えるのでは。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-19115 MONA LISA / Vers Demain CD \2800
 <ラスト・ストック> 超入手困難盤になっている彼らの79年リリースの5th。ジャケットのイメージとヴォーカリストの脱退などメンバー・チェンジにより別バンドのように扱われたリリース当時だったが、テクニカルに畳み掛ける1曲目からインパクト十分で、長尺曲は聴けないものの、ジェネシスのようにニュー・ヴォーカリストに見事に転身した初期のドラマーとサウンドの色彩を決定付けていたオリジナル・キーボーディストの存在(本作ではギターも担当)により、タイトル曲を始め2つのインスト・ナンバーを含むシアトリカルなモナリザ・カラーを湛えつつ、タイトかつ技巧的に洗練された、今となっては外せない必聴作となっている。アルバム未収のボーナス3曲入り。 FRANCE
 
 号外フリー・ペーパー / ストレンジ・デイズ第6号

 店頭&通販(もれなく同梱)でお買い上げの方に差し上げています!
 *数に限りがあります。

 記事;
 *ディスク・レビュー (フォーカス、フラワー・キングス etc)
 *PAPER SLEEVE COLLECTION (ルーチョ・バッティスティ6作品)
 *PAPER SLEEVE COLLECTION (ヘンリー・カウ、イタリアン・ロック)
 *イエスBBC音源、ジョン・アンダーソン新作
 *湾岸レコード・フェア
 等

BS-19263 PAVLOV'S DOG / Essential Recordings 1974-2018 5CD BOX \11000
 <50周年記念ボックス> 今年で50周年を迎え、記念ツアーや新作リリースの予定もある彼らの、デビュー・アルバムから2018年までの5枚のスタジオ作を収録したボックス。メロトロン・ファン必聴アイテムとしても知られるシンフォ・バンドで、名盤1stは、メロトロン、リリカルなピアノ、フルート、クラシカルな趣のあるヴァイオリン、ヴィオラ等のアンサンブルと、よく泣くギター、悲哀に満ちたヴォーカルをフィーチャーし、哀愁を帯びたドラマ性、テクニカルな演奏が一体となった独自のスタイルで聴かせる。2ndは、ビル・ブルーフォードや、アンディ・マッケイのサックス等をゲストでフィーチャーしたことでも知られ、ストリングスとメロトロンの絶妙なハーモニー、ラストのようなドラマチックな曲まで、多彩なアレンジで聴かせる1stと甲乙付け難い名作。CD3は、ヴォーカリストとキーボーディスト以外のメンバー・チェンジを経て90年に突如リリースした4作目。キャッチーなノリの当時のヒット路線そのものと言えるサウンド。ボーナス8曲は1990/2005/2006年のライヴ音源。CD4は、77年に録音されお蔵入りになっていた幻の3rdアルバム。2ndの延長上にあるメロディアスなサウンドで、アレンジで聴かせる1stに比べるとよりストレートな印象を受けるが、特にファンタジック香る8曲目などは美しく叙情的。ボーナス8曲は2011/2012年のライヴ音源と別ヴァージョン。CD5は、2018年作で、まさにファンの期待を裏切らない出来。情感豊かなヴァイオリンを全編にフィーチャーし、一度聴いたら忘れないあのスタイルで聴かせるデヴィッド・サーカンプの悲哀を帯びながらも温かみを感じさせるヴォーカルで織り成す、哀愁と叙情で聴かせる感動の円熟作。2024年リマスター盤。各紙ジャケット収納。
CD1:PAMPERED MENIAL (1974)
CD2:AT THE SOUND OF THE BELL (1976)
CD3:LOST IN AMERICA (1990) +8 LIVE BONUS
CD4:HAS ANYONE HERE SEEN SIGFRIED?(1977) +8 BONUS
CD5:PRODIGAL DREAMER (2018)
USA
BS-19260 HAVEN OF ECHOES / Memento Vivere CD \3800
 ドイツの人気シンフォ・バンドだったFREQUENCY DRIFTの中心人物でマルチプレイヤーのANDREAS HACKと、柔らかく多彩な声を使い分けイマジネーションを掻き立てるイギリス人ヴォーカリスト、パーカッシヴなドラマー、バンドメイトのハープ奏者NERISSA SCHWARらによる2024年新作2nd。時にヘヴィな様相も見せるエレクトリック・ギター、ピアノ、シンセ、そして、NERISSAが弾くエレクトリック・ハープで綴る、シネマティックかつ、メランコリックなサウンドに様々な色彩を重ねていく。人生に於ける無常や運命をテーマにしたコンセプト・アルバム。THE PINEAPPLE THIEFを思わせるところも。デジパック仕様。自主盤。 GERMANY
BS-19258 STUCKFISH / IV CD \3200
 英国叙情の中にキャッチーなメロディを交えたモダンなサウンドで聴かせるメロディック・シンフォ・バンドの2024年新作4th。メロディスで伸びやかなギターをフィーチャーし、哀愁を帯び、時に高らかに歌い上げるヴォーカル、そして、新キーボーディストを迎え、シンセ、ピアノ、オルガン等のキーボード・パートもより充実し、陰影のあるサウンドとスケール感のあるプレイで聴かせる。管弦楽をフィーチャーしたシネマティックな曲想も含み、アコースティック・ギターや、ヴォーカル・ハーモニーの多用、長尺曲を取り入れるなど、バンドにとって初めての試みとして、様々なアイデアを持ち寄ったとういう意欲作。自主盤の2ndで、フォーカスのTHIJS VAN LEER をゲストに迎え注目を集めた。デジパック仕様。 UK
BS-19256 STACKRIDGE / Lost And Found - The Reunion Years 1999-2015 4CD BOX \6500
 <4枚組・限定ボックス> 再結成後のスタジオ作とライヴ音源を収録したボックス。CD1は、「MR.MICK」から23年を経てリリースされた当時の話題作。ストリングスを導入した英国調のアレンジも優雅で、あの70年代の彼らの感性を甦らせたかのようなハートフルなサウンドが広がる。CD2は、前作から10年振りにリリースされた09年新作。ANDY DAVIS、JAMES WARRENらオリジナル・メンバーを中心に、女性ヴァイオリニスト2人(&バッキング・ヴォーカルも光る)や、ドラムス、キーボードを加えた8人編成で、英国風の美旋律ポップをメロディアスに聴かせる。遊び心も満載の愛すべき1枚。CD3&4は、2015年に最後のツアーとして行われた「FINAL BOW TOUR」から、12月の地元ブリストルでの公演を収録した2枚組ライヴ音源。これでしか聴けない新曲「OVER THE HORIZON」からスタートし、初期の5作品からの曲や、再結成後のアルバムからの曲を演奏した全22曲を収録。長い歴史に思いを馳せる感慨深いファイナル・ライヴ盤。ボーナス・トラック12曲追加収録(レア・シングル、EPの曲、デモ音源等)。各紙ジャケット収納。
CD1:SOMETHING FOR THE WEEKEND +8 BONUS (1999)
CD2:A VICTORY FOR COMMON SENSE +4 BONUS (2009)
CD3&CD4:THE FINAL BOW, BRISTOL 2015
UK
BS-19253 MASA CRITICA / Lunatico CD \3600
 リリース当時話題となったシンフォ・バンドLA GORGONA/ALGEBRA LINEALのギタリストでマルチプレイヤーJAMIE GARCIA MARESによるプロジェクトの2024年新作3rd。伸びやかなエレクトリック・ギターや美しい6&12弦、ナイロン・ギター等を多彩に使い分け、リリカルなフルートの調べや幻想的なシンセも駆使したメロディアスなシンフォニック・ロック作。リズムセクションも加えたバンドスタイルで、スペイン語の男女ヴォーカルを迎え、美声女性ヴォーカル、哀愁を帯びた叙情的な男性ヴォーカルのそれぞれがリード・ヴォーカルを取る。インスト曲も含み、全体を通してプログレの軸から外れる事無く構成されていて、アレンジ面でもブラッシュアップされ彼の才能が隅々にまで発揮されている。見開き紙ジャケット仕様。 MEXICO
BS-19252 ALGEBRA LINEAL / Esperanza En El Futuro CD \3600
 邪悪さを纏ったメキシカン・イタリアン・ロックとでも言えるヘヴィ・シンフォを聴かせる2024年新作3rd。フルートやオルガンを効かせたダークな骨太サウンドは70年代のイタリアン・プログレへのリスペクトを感じさせ、現代音楽風のピアノやシンセも用い、泣きを含んだギターをフィーチャーし、哀愁を纏ったヴォーカルも豊かな叙情を醸し出す。オープニングはオルメを思わせるところもあり、また、タイトル曲ではヒープのジプシーそっくりのフレーズが飛び出す。ドラマーでマルチプレイヤーのGABRIEL MARTINEZを中心に、JAMIE GARCIA MARESら4名のギタリストや女性ヴォーカリストらをゲストに迎えバンドスタイルにて聴かせる、パンドラの箱にインスパイアされたコンセプト・アルバム。ボーナス1曲追加。見開き紙ジャケット仕様。 MEXICO
BS-19173 ATILA / Encarnasio CD \3300
 再入荷。エキゾチックなスペイン色に染まった、まさにこれぞスパニッシュ・シンフォと言える2024年作。46年振りの新作で、オープニングに見られる邪悪さを始め、幻想色を交え濃密に絡み合うキーボードやギターの妖し気なアンサンブルは名作3rd「Reviure」を彷彿させるもので、強力なリズム・セクションと妖艶な女性ヴォーカルを含むスペイン語の男女ヴォーカルをフィーチャーし、まるでタイム・トンネルでつながっているかのようなヴィンテージ色の作品に仕上がっている。80年代、解散直前まで試行錯誤していた当時の未発表曲3曲など全盛期の面影そのもので、奇怪で緻密なサウンドにゾクゾクさせられる。また、新曲も良く、狂おしい哀愁を交えたジャズ・ロック・タッチのものもあり、ゲスト参加のGUADALQUIVIRのギタリストのプレイが光る。伝統的なスパニッシュ・ロックの名盤がまたひとつ生まれた。3面開き紙ジャケット限定盤。 SPAIN
BS-19249 PURE REASON REVOLUTION / Coming Up To Consciousness CD \3500
 2024年新作。男女ヴォーカルによる4人編成のバンドで、ポップとシンフォ・プログレを融合させた独自のスタイルで聴かせる。本作では、フロイドの影響を持ち込み、今までとは違う方向性も垣間見せている。オルタナ系をベースに、ヘヴィーなギター、ドリーミィなシンセ、メロディアスなヴォーカル、幻想的なメロディも取り入れた、シネマティックでメランコリックな波動が美しく広がる。また、静謐な空間に流れ出すピアノの音色も効果的で、英国のバンドならではの美的感覚に満ちている。同国のシンフォ・バンドTHE PINEAPPLE THIEFのBRUCE SOORD (ギター)と、JON SYKES (ベース)らがゲスト参加している事でもサウンドの方向性を感じさせる。 UK
BS-19248 IAN GOTHE & FERNANDO PERDOMO / Never Let Go - A Tribute To Camel CD \3800
 ヨーロッパとアジアとの間にあるコーカサス山岳にあるアルメニアのギタリストでフルートも聴かせるIAN GOTHEとDAVE KERZNER BANDのメンバーが制作したキャメル・トリビュート2024年作。オルガンやギターのヴィンテージ感、決め手のフルート、遠くで鳴るメロトロン系、儚いアコギ、あのヴォーカル・スタイルなどオリジナルに忠実でありつつ、細かなアディショナル・アレンジも施し、デビュー作のオープニング・ナンバーのSLOW YOURSELF DOWNでは幽玄なアコースティック色に落し込むなど非常にクオリティーの高い内容となっている。そして、初期のキャメルにあった霧のもやがかかったような独特の雰囲気が再現されており、AIR BORNやSPIRIT OF THE WATERらムーンマッドネスの叙情美ひたたる名曲も感涙させる、キャメル・ファン必聴トリビュートとなっている。見開き紙ジャケット。
曲目:ANOTHER NIGHT、REFUGEE、SPIRIT OF THE WATER、PREPARATION、AIR BORN、NEVER LET GO、RHAYADER、SLOW YOURSELF DOWN、SANCTUARY、FRITHA、CITY LIFE
ARMENIA/USA
BS-19246 JEREMY HARMER / Idiosyncratics And Swallows' Wings CD \3600
 初CD化。69年に自主盤で99枚のみリリースされた知られざるメガ・レア・フォーク作。メランコリックで内省的なアンダーグラウンド・フォークで、彼のアコギとハートフルなヴォーカルに加え、TREES結成前のDAVID COSTAが数曲でギターを弾き「TUESDAY P.M.」では、共作にてサイケデリックな側面を描き出している。アコギをメインにしているが、エレクトリックな曲も含み、また、フルート、ヴィオラ、ベース、ドラムスのミニ・チェンバー・アンサンブルや、英国調のオーケストラ、厳かな女性コーラスを加えた曲もあり、BERT JANSCHや、WILL MALONEを思わせるところも。大学在学時に自主リリースし、当時関係者のみに販売したため市場に出回ることが無かった。現在は20万円以上で取引されている激レア物。 UK
BS-19245 DOM / Edge Of Time CD \3600
 72年リリースのギガレア作。ジャケットからはハード物を想像しがちだが、ピルツ系にも似た雰囲気の瞑想感のあるドリーミィな作風で、フルート、パーカッション、そしてパイプ・オルガン風に荘厳に流れるオルガン・トーンに印象付けられ、うつろなアシッド・テイストがあり、まさにツウ好み、コレクター好みのプログレ・ファンの心を捉えるのに充分な要素を持っている。ギター、ベース、ヴォイスに奇妙な電子音がミックスされ、初期フロイドの実験音楽を彷彿させる部分もあるものの、なんとも寂し気な孤立感が支配している。クラウト・ロックのようでそうじゃない独特の質感はドイツとハンガリーの混合メンバーによるものだろう。彼らの唯一作。23年振りのCD再発。リマスター。 GERMANY
BS-19156 EIVOR PALSDOTTIR / Enn - Limited Digipack CD \3700
 再入荷。当店でシンフォ・ファンにも圧倒的な人気を誇るフェローの女性ヴォーカリスト2024年作。ストリングス・カルテットを纏い星空に舞い上がるような1曲目に代表される壮大な作風となっており、スローなエレクトリック・ビートに溶け込む2曲目、アンビエント・ポップに高い声域を聴かせる3曲目、耽美なピアノと弦に木霊する4曲目、彼女の真骨頂と言えるダーク・ファンタジーに包まれる5曲目などなど、終盤ではヘヴィな異端曲から戦争で傷ついた母なる地球ガイヤと題されたラストへ展開し、天と地を動かし光へ手招きするかのような平和と抱擁の優しさに満ちた感動の出来となっている。フェローの詩人とのコラボによりフェロー語で歌われる本作もまた必聴傑作となった。デジパック限定盤。 FAROE
BS-19227D TIGER MOTH TALES / Inside The Cocoon + Bonus DVD Live At Poppodium Boerderij 2024 CD+DVD(NTSC) \3500
 <10周年記念盤/ボーナスDVD付き2枚組> 今や英国シンフォ・シーンに欠かせない存在となった、マルチ・プレイヤーPETER JONESの未発表音源を収録したCDと2024年のライヴ映像の2枚組。CDには、セッション、ライヴ、リハーサル、インタビュー等を収録した「COCOON」制作の舞台裏を収めた77分収録のオーディオ・ドキュメンタリーとなっている。ボーナスDVDは、初出となる2024年にオランダで行われたアコースティック・ライヴで、TIGER MOTH TALESの曲とジェネシスのフェイヴァリット・ソングを含む全9曲を収録。さらにボーナスとして「COCOON」についてのインタビューや、新曲「RETURN TO CHIGWICK」のプロモ・ヴィデオも収録。卓越したプレイはもちろん、叙情的な歌声にも定評がある彼のジェネシスも是非聴いてみたいところ。月影染みます。見開き紙ジャケット仕様。
<DVD収録曲> 1.TURN IT ON AGAIN (GENESIS) / 2.FEELS ALRIGHT / 3.DANCING WITH THE MOONLIT KNIGHT (GENESIS)/ 4.THE CARPET CRAWLERS (GENESIS) / 5.THE LOCK KEEPER / 6.WE'LL REMEMBER / 7.HAROLD THE BARREL (GENESIS) / 8.RIPPLES (GENESIS) / 9.STILL ALIVE
UK
BS-19231 TUSMORKE / Dawn Of Oberon CD \3600
 美しく溶け合うフルートと深淵なメロトロン、メロディアスなヴォーカルとクラシカルなハーモニー等、イタリアのような幕開けの北欧シンフォ2024年作。キーボーディストらメンバー・チェンジがあり、前作でシンフォニック路線へ戻った彼らだが、よりファンタジックでリリカルな方向へ向かっている。ヴィンテージなオルガンやギターに加え、シンセや光したたるピアノはシンフォ正統派であり、英語ヴォーカル(一部ノルウェー語)と相まって時に英国シンフォも思わせる。本作では妖精王国の探検をコンセプトとし、このバンドならではの風変わりさを少し残しつつ、カンタベリー・テイストや森の神秘も織り交ぜ、彼らの作品の中で甘美なメルヘンすら感じさせる最もシンフォニックな内容となった。 NORWAY
BS-19200 LAUGHING STOCK / Shelter CD \3600
 再入荷。メロトロンやオルガンを幽幻に配し、ヴァイオリンやヴィオラ・ダ・ガンバ、フルートやトランペットも曲によってフィーチャーした、なんとも薄暗い北欧の幻想が絵画的に浮かび上がる2024年作。ナイーヴなヴォーカルを交え、ピアノやアコギの耽美な夢想と時にヘヴィなディストーション圧を交差させ、夕暮れの仄かな光が闇に消えていく逢魔が刻の哀愁を見せられる。パートによってはアンビエントが効いたポスト・フォークのようでもあり、パーカッションをドラムス的に用いながら、ナイロン・ギターや12弦などアコースティックの極めて美しい叙情性を引き出しつつ、シンフォニックな色彩を絶妙に加えたエレクトリックの融合。トータルに仕上げられたモダンな北欧美学に浸れる。TIM BOWNESS入りのボーナス収録。 NORWAY
BS-19226 DARK / Round The Edges-Definitive Edition CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。72年に数種類のジャケで64枚のみ自主リリースされた、世界屈指のコレクターズ・アイテムの頂点に君臨する1枚。ウルトラ・レアの名を欲しいままに今でもその伝説は崩れない。ギター、ベース、ドラムスのトリオで、唸るギター、英国的なヴォーカルが織り成すめくるめくアンダー・グラウンド・ハード・サウンド。屈折したリフを持つナンバーからサバス級のヘヴィーなナンバーまで迫力と質量は充分。最近、英国にて原盤が何と500万円超えで売れたそう。アビイ・ロード・スタジオでリマスタリングされた決定版。2024年リマスター&オリジナルの激レア・カラー・ゲートフォールドを再現した見開き紙ジャケット仕様。オリジナル・ブックレットのレプリカ封入。320枚限定リリース。 UK
BS-19225 GREENFLY / Satan's Daughter CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。ヘヴィ・プログレ・アンダーグラウンド名盤のひとつと言われる、72年に録音された幻の作品で、狂気のリード・ギターと渦巻くオルガンが織り成すハード・プログレを聴かせるスコットランドのバンド。凝ったアレンジや、ベースのリフとパーカッションに乗せてソロが展開されるナンバーもあり、ハイトーン・ヴォーカルながら詩的な歌詞で綴り、そのコントラストが際立っている。WRITING ON THE WALLミーツBENT WINDといった雰囲気で、もしも当時VERTIGOからリリースされていたなら高額で取引きされたに違いない。70年代の英国ファン&コレクターは是非聴いておきたい1枚だ。オリジナル・マスターテープからの2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19224 MARVELOUS KID / After The Race CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。73年にダブリンで録音された未発表アルバム。サックス/フルート奏者を含む5人組のバンドで、バカテク・ギターとカンタベリー・オルガンをフィーチャーした、テクニカルかつシンフォニック系のプログレッシヴ・ロックを聴かせる。ハートフルなヴォーカルを交えたファンタジックな英国叙情も持ち合わせ、カンタベリーの幻影が美しくたなびき、フルートが映える15分を越える長尺曲がハイライト。70年代初頭にイギリス各地でライヴを行い、プログレ・フェスでのヘッドライナーや、スタックリッジやジェントル・ジャイアントのサポートも行った。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。320枚限定リリース。 UK
BS-19223 AARDVARK / Same CD \3300
 <SEELIE COURT LABEL SERIES PART V> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第5弾。初CD化。70年にBODKINで知られるWEST LABELにて、アセテートのみ(現存するのは2枚のみで50万円!)残されたメガ・レア盤。これまで誰も聴いた事が無かったという知られざる幻の作品。スコットランドのハイランド地方の人里離れた村に住んでいた、フォーク・ロック・バンドで、ギター、ベース、フルート、バグパイプ、ヴァイオリン、ヴォーカルのトリオ編成にて、ヒッピー感覚を交えた自作曲を聴かせる。トラッド色は無くオリジナリティを感じさせる正統派で、バグパイプで曲を繋いでいくところもスコティッシュ的。あのDECCAのアードバークとは全くの別バンド。2024年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。各320枚限定リリース。 UK
BS-19218 SBB / Live Cuts - Arhus 1979 2CD \3200
 未発ライヴ・シリーズ「Live Cuts」第11弾。79年5月にデンマークは第2の都市オーフスで行われた当時のトリオ編成最後の公演を2枚組にて収録した2024年盤。まるでマルチで録音されたかのような音の良さで、アルバム「Follow My Dream」を中心に「Welcome」のドラマチックな2曲目などポリ・ムーグ&ミニ・ムーグが天下を取るシンフォニックな前半、即興ナンバーを中心としたテクニックが炸裂する後半、彼らならではの黄金比とも言える完成された圧巻のステージとなっている。速さ、キレ、輝き、絶頂期。そして東欧然とした嘆きのヴォーカルが切り込むように胸に染み入る。また、この時期としては意外にハードな演奏も見られ、直線を猛爆走するロックが強烈にカッコいい。リマスター。 POLAND
BS-19215 DELVING / All Paths Diverge CD \3800
 北欧のバンドに似たヘヴィ・プログレを聴かせる驚くべき破壊力を持ったプログレッシヴ・ロック・バンドへと変貌したELDERのギタリストであり、マルチ・ミュージシャンの2024年作。本作でも冷たい響きを持ったメロトロンをフィーチャーし、ギター、キーボード、ベース、ドラムスのヴィンテージ・グルーヴで圧倒するサウンドを繰り広げているが、眩しい色彩があり、シンセ・シーケンスを導入したファンタジックなスペーシィさや、ELDERをよりテクニカルにしたような構築を見せ、全体像として幻惑とハードな攻撃性が交差するドラマチックなシンフォを聴かせる力作となっている。曲中での変化や仕掛けが生み出すスリリングなサスペンスに引き込まれてしまう。高いスキルが光る内容だ。デジパック仕様・欧州プレス盤。 GERMANY
BS-19214 TROJKA / Strobemorke CD \3600
 独自の北欧カンタベリー・プログレをハイセンスで聴かせる2024年作。ノルウェー語で歌われるキーボード・トリオに本作ではギタリストが加入。テクニカルにアレンジされたエレピやシンセ、そしてオルガンにギターが芯を持って加わり、ポップなヴォーカル&コーラスを変拍子に乗せ、激しくヘヴィな膨張から優しいミドルテンポの叙情まで広フィールドにインテリジェンスなアルバム作りを見せている。メロディックさに一線を画す凝ったアンサンブルが絶妙に混じり、モダンながらもどこかノスタルジックな親しみ安さが染み、ダイナミックな成熟を感じさせる出来となっている。曲によってストリングス、サックス、フルートも配され、色彩も芳醇に。ラストも痛快! 5年振りの3作目。今の北欧必聴バンドのひとつ。 NORWAY
BS-19213 ANDY NIXON (FREEDOM TO GLIDE) / The Waterline CD \3600
 フロイド影響下の英国シンフォ・バンドFREEDOM TO GLIDEのギタリストの2024年デビュー作。バンドは一貫して反戦をテーマにしてきたが、ここではそれを離れ、海辺の漁師町で育ったという彼の海に纏わるテーマで綴る、プライベート感あふれる作品となっている。ハートフルなヴォーカルを効かせた、爽快感のあるシンフォニック・ロックとなっているが、アコギも美しく、また、ギルモア風のギターも健在で、やはりフロイドを感じさせるところも。そして、英国ならではのコンテンポラリーなドラマ性や特有の美的感覚は、母体バンドに近い印象も。シンセやオーケストレーションも含む自身のマルチプレイに加え、ゲストで女性ヴォーカリスト、ドラマー、BADFINGERのBOB JACKSONのハモンド・オルガンも聴ける。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-19208 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza - 2024 Remix SACD \3980
 <CROATIA RECORDS 2024リミックス&リマスター SUPER AUDIO CD-HYBRID DISC> CDレイヤーにはオリジナルの24トラックからのリミックス、SACDにはハイレゾ・ステレオと5.1 サラウンド・ミックスを収録。79年にライヴを挟みリリースされた通算5作目。多くのファンが絶賛する彼らの最高作と言えるだろう。ハモンドがプログレッシヴなハード・ナンバーに加え、レコードの両面ラストではフィルハーモニー・オーケストラをフィーチャーし、旧ユーゴならではの胸が締め付けられる哀愁のド級シンフォニック・ナンバーが聴ける。特にラストは合唱団も加えたバンド1、2を争うドラマチックでシンフォニックなナンバーだ。リミックス音源はもう別物のようなアレンジの解像度とダイナミックな音質で、ドラムスの鳴りや、アコギやピアノの明確さなど、びっくり。また検閲でオフにされた歌詞が一部聴けるという。さらに、ジャケットは当時、レコード会社が難色を示し不可になった初案ヴァージョンを使用。何枚もお持ちの方も超必携盤です!ハイブリッド仕様につき通常のCDプレイヤーで再生可。4面開き変形紙ジャケット&ゴールド・ディスク仕様。限定入荷。*現地で完売した為、売り切れ後の再入荷は未定となります。 BOSNIA-HERZEGOVINA
BS-19194 TAL NEUNDER / L'Albero Della Vita CD \4200
 再入荷。イタリアの今年の最大級とも言えるプログレッシヴ・ロック・バンドがメジャーからデビューした。1000セット限定でリリースされたオルメのLE ORME...And Friends 3CDボックスのディスク3に収録されていた大注目のバンドで、メロトロンとオーケストラが壮大に奏でられるあのボックス収録曲「Sirima」も収録の爆期待の1stアルバムである。ギター&ヴォーカル、キーボード、ベース、ドラムスの4人によるヴィンテージ趣向の音作りで、ハイトーン気味の伊語で歌われ、重厚なハードさに夢想漂うアコースティック色も鮮烈に交え、シンフォ色をドラマチックに持たせた正にイタリアの70年代初期そのもののサウンドを豪快に聴かせる超大型新人だ。ライヴではジョルジョ・ピアッツァとPFMの曲を演奏したり、オルメのオープニング・アクトを務めるなど、すでに人気を確実なものにしている。2024年必聴作。 ITALY
BS-19196 YANG / Rejoice! CD \3800
 クリムゾンに影響されたバンドのひとつ、SHYLOCKのギタリスト率いるバンドの2024年作。まさにギターはロバート・フリップを随所で思わせるも、本作では英語にフランス語を交え歌うドリーミィな女性ヴォーカルをフィーチャーし、ポリリズムを駆使した攻撃的でテクニカルなナンバーから、ロングトーンを配したヘヴィな変拍子ナンバー、フランス然とした哀愁を纏うナンバー等、ラストのようなメロウに昇華するシンフォ色や、繊細なモダン工芸ような美しいアコギも交え、ストリングスなどキーボードも加え聴かせるスタイリッシュな内容となっている。見方を変えれば、EMMANUELLE PARRENINをエレクトリックにクリムゾン風にしたようなとでも言えるのでは。良い出来。 FRANCE
BS-19193 PRESENCE / Them CD \3980
 イタリアン・プログレ・シーンで知られる存在の女性ヴォーカリスト、SOPHYA BACCINIをフロントにする、妖艶な女性ヴォーカル・ハード・シンフォをゴシック色を交え聴かせる2024年作。8年振りのアルバムで、メタル色もあるものの、以前よりヴィンテージ色を押し出し、ギター、オルガン、シンセらに、ピアノやストリングスやフルート系などクラシカルな耽美さを各所に配し、落差の激しいシアトリカルな叙情性とヘヴィなサウンドを交差させ魅せるイタリアならではの内容となっている。ストラヴィンスキーなど近代クラシックの影響の受けた23分越えのタイトル曲など複雑に入り組むロック・オペラ的でもあり、バンドが目指していた頂点を極めるものだろう。パートによってはキーボード・トリオ+オーケストラ風にもなり、ELPに影響を受けたバンドかと思わせる本格振りだ。デジパック。 ITALY
BS-19005B ORANGE POWER VOL.7 BOOK \2860
 
「不思議音楽館 ORANGE POWER Vol.7」 在庫残少

 ■ガーデン・シェッド独自制作の「永久保存特典ペーパー」を差し上げます! プログレ・ファン、シンフォ・ファンへ捧げるイタリアの2000年以降の女性ヴォーカル傑作選です

 特集:南米ウルグアイ(この規模の特集は世界初かも)
  (ヒストリー+ピックアップ伝説アーティスト+レビュー126枚)
 特集:北欧アイスランド(この規模の特集は世界初!)
  (ヒストリー+レビュー84枚)
 総勢30名の無人島レコード・レビュー10選(レビュー300枚以上)
 日本のプログレ・バンド最前線(フェス・レビュー)
 ディスクス再発レビュー
 レコード・コレクター虎の穴「オークション」
 世界レア盤・廃盤買い付け記 特別寄稿トルコ編
 レコード・マニア偏愛録
 Collectors Notes 他
 新企画も満載!
 (全164ページ/カラー14p)
 完全限定制作品


解説は個人の主観で書いています。それぞれの好みもあり、また聴いて来られた音楽歴、プログレ歴で受け止め方も違ってくると思いますので、
解説は目安としてください。オープンな気持ちで接してもらえ、音楽を楽しんでもらえるのが一番かと思います。店主。


FOR SALE IN JAPAN ONLY.
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