69年リリースの1stアルバム。当時、発売されてすぐに発禁になったという、いわく付きのアルバムで、廃盤コレクターの間では注目されてきた。曲は全て悪魔に因んだオカルティックなものが並んでいるが、彼らが本気で悪魔を崇拝していた訳ではなく、プロデューサーが作詞家に依頼して作られたものだった。その為、サウンドの方は、ヤクラのようなドロドロではなく、オルガン、ギター、ベース、ドラムスといったバンド・スタイルで、パワフルな女性ヴォーカルをフィーチャーしたプログレッシヴ・ハードとなっている。ロックに悪魔的言語を持ち込んだ先駆者で後のバンドにも影響を与えた。ラストは「SATANIC MASS」での黒ミサの儀式実況13分。内ジャケットではヴォーカルのお姉さんが素っ裸で生贄にされている。2024年リマスター盤。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。
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