HOME ブリティッシュ レア・フォーク&トラッド ケルト&その他 イタリア 中部ヨーロッパ スペイン・ポルトガル ギリシャ 北欧 北米・オセアニア 南米 LEVEL4&5 日本


新着分
(携帯ブラウザ閲覧用)



update
2023/03/28(13:23:00)

入荷済みのものからおもだったおすすめ盤をピックアップしています。
もちろん入荷はこれらだけではありませんからぜひご来店下さい。
在庫に関しては、電話(03-5389-6721)にてお気軽におたずね下さい。

表示金額は全て税込みです
BS-18621D MAGENTA / Reaching For The Moon Live - Limited Edition 2CD+2DVD(NTSC) \5200
 <1000枚リリース/限定盤> 人気の英国女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの4枚組(2CD+2DVD)最新ライヴ盤。2022年5月21日のライヴ映像&ライヴ音源を収録。スクリーンを掲げたステージングに、オーケストレーションや、生のフルートとオーボエを加えた、クラシカルかつドラマチックなアレンジで聴かせ、新鮮な感動が甦る。前半のディスク1は、「GLITTERBALL」や「BROKEN」といったフェイヴァリット・ソング等、キャッチーで親しみやすいシングル曲を中心に選曲した8曲。後半のディスク2は、2020年の最新アルバム「MASTERS OF ILLUSION」の曲を中心に、初期の曲も含む9曲を収録。COVID-19によるライヴ休止期間を経て、KITE PARADEのANDY FOSTERらゲストを加えた9人編成でのバイタリティー溢れる好演となっている。4面開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-18620 MARCO BERNARD / The Boy Who Wouldn't Grow Up CD \2500
 ラッテ・エ・ミエーレのキーボーディストのオリヴィエーロを始め、イタリアのプログレ・ミュージシャンも多く参加し、管弦楽入りのクラシカルな伊シンフォも思わせるTHE SAMURAI OF PROGのオリジナル・メンバーの2023年作。ドラマチックなOCTAVIO STAMPALIA(JINETES NEGROS)の1曲目を除き、他はすべてイタリアン・シンフォニック・キーボーディストが作曲しており、ラネストラネのドラマーや現トリップのギタリストやイルバレのドラマーなど30人以上のメンバーが参加。ジェネシス色も伺えるが、ピーター・パンを題材にしたコンセプトに合うシアトリカルな楽曲はイタリア勢の得意とするところだろう。中でもやはりラテミのオリヴィエーロによる6曲目はRAFAEL PACHAの参加も手伝って初期ラテミの瑞々しさが漂うファン必聴佳曲。また、ラストはMARCO BERNARDがイタリア時代の79年にヌメロ・ウーノからリリースしたELEKTROSHOCKの収録曲を当時のギタリストらとシンフォ・プログレ・アレンジで再録した興味深いナンバーとなっている。3面開き紙ジャケット。 FINLAND/MULTI
BS-18619 RAFAEL PACHA / A Bunch Of Forest Songs CD \2500
 今やTHE SAMURAI OF PROGに欠かせないレギュラー・メンバーとなったスペインの天才マルチ・ミュージシャンの2023年作。THE SAMURAI OF PROGのMARCO BERNARDやイタリアのシンフォニック・キーボーディストALESSANDRO DI BENEDETTIらサムライ関係のミュージシャンが参加しており、マイク・オールドフィールドにも通じるケルト・シンフォを壮麗に展開。ヴァイオリン、パイプ、ティン・ホイッスル、リコーダー、ブズーキらを配しながら、巧みなエレクトリック・ギターや華やかなシンセにリズム・セクションのロック色を7拍子などプログレッシヴに加えたファンタジックなサウンドだ。アコギにはハケット叙情も感じさせる。配信をメインに多くの作品をリリースしてきた彼だが、99年以降に書かれた楽曲を元に再アレンジし新たに再録し、未発表曲も加えた美しい集大成作となっている。3面開き紙ジャケット。 SPAIN/MULTI
BS-18618 DAVID CARROLL & FRIENDS (FROM GRYPHON AND FAIRPORT) / Bold Reynold CD \2500
 グリフォンのBRIAN GULLAND、GRAEME TAYLOR、DAVE OBERLE、ファポート・コンヴェンションのCHRIS LESLIE、DAVE PEGGら朋友を迎えた2023年新作。70年代にフォーク・バンド&楽器製作で活動していたDAVID CARROLLを中心としたプログレッシヴ・フォーク作品で、クラムホルン、イングリッシュホルン、イリアン・パイプ、フィドル、タブラ、ブズーキ、ダルシマー、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス等、多彩に使用し、中世色を持ち合わせたヴィンテージ感のあるサウンドで聴かせる。ヴォーカルも味わい深い。トラッド曲で構成されているが、フェアポートのアイデアを取り入れた「SHE MOVED THROUGH THE FAIR」や、BRIAN GULLANDのクラムホルンから始まるストローブスの「THE BATTTLE」のカヴァー等、各参加ミュージシャンを活かしたアレンジも興味深い。見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18594 KITE PARADE / Retro CD \2700
 再入荷。キャッチーで爽快感のあるサウンドが心地よい春の息吹を連れてくる、シンフォニック・ロック・プロジェクトの2023年新作2nd。ジェネシス影響下の英国薫るサウンドで、ベテラン・マルチプレイヤーのANDY FOSTERを中心に、ドラムスにビッグ・ビッグ・トレインのNICK D'VIRGILIOと、現ウイッシュボーン・アッシュのJOE CRABTREEらを迎え制作された。的確なリズムに支えられ、ギター、キーボード、ベース、サックス、ヴォーカルに至るまで自身がプレイしているが、どれも上手くプロフェッショナルな腕前だ。さらに、リリカルなピアノやアコギも交えた美しい叙情性も持ち合わせており、ラストはエモーショナルな泣きのギターでドラマチックに幕を閉じる。ミキシングとマスタリングは、BIG BIG TRAIN、IQ も手掛けているROB AUBRAYが担当し、特性を活かした音の広がりを感じさせる仕上がりとなっている。見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18535 HANNIBAL / Same CD \2500
 再入荷。70年にB&Cからリリースされた唯一作。この年、INDIAN SUMMERも手掛けた、サバスのプロデューサーRODGER BAINによって世に送り出された。ヴァン・ダー・グラフ・タイプのサックスもミソだが、さりげなくクラシカルなフレーズを流し込むオルガンや、時折りジョン・エサリッジを彷彿させるギタリストの技が光り、INDIAN SUMMERを連想させるようなジャージィなギター・ソロなど、細かいところでのスキルを感じさせる。退廃的に歌い込んでいくヴォーカルがブルージィ。RAW MATERIALにも近いが、よりスローで重い。ジャケットはキーフ。3面開き紙ジャケット仕様。2023年リマスター盤。 UK
BS-18617 ZOO / I Shall Be Free CD \2800
 フレンチ・プログレの黎明期にスタジオ・ミュージシャンで結成された彼らの70年リリースの2nd。ヴァイオリンとサックスなど管弦楽器両方を演奏出来る2人のマルチ・ミュージシャン(1人はEMMANUEL BOOZのアルバムにも参加)をフィーチャーし、ツイン・ヴァイオリンやブラス・セクションを配したブリティッシュ・ナイズされたサウンドを熱演。ギターやオルガンなどメンバーの技量は流石に高く、同年代の英国のバンドに匹敵する演奏を繰り広げている。ハード〜プログレ〜ジャズ〜ファンク〜バラードなど、ごった煮とは言え、アレンジは緻密に計算されており、ドラッグ色のない力作となっている。ヴォーカリストは後にCLEARLIGHTに参加。フランス盤としてはこれが初CD。リマスター&デジパック。 FRANCE
BS-18616 VELUDO / Nascimento E Morte CD \2950
 ブラジルのシンフォ・バンドの2023年新作3rd。70年代に活動したが当時はアルバムを残さなかった幻のバンドで、2000年代に入り再結成を果たした。本作は70年代に残された未発表曲を新録した作品となっているが、プログレッシヴな1曲目からダイナミックにスタートし、咽び泣くギターをフィーチャーしたドラマ性、フルートを効かせた叙情豊かなサウンドとハートフルなヴォーカルで聴かせ、見事にアップデートしている。また、アンデス色を伴ったアイデンティティが南米のバンドらしい。ボーナス・トラック6曲は、75年&80年代のライヴ等の当時のレア音源で、ヴァイオリンもフィーチャーしたシンフォニック・ロック。リマスターにて音質も良好。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。*収納がゆるく盤面にスレが見られます。予めご了承ください。 BRASIL
BS-18615 VELUDO / Ao Vivo 2CD \4200
 74年〜78年まで活動したが当時アルバムを残さなかった幻のバンドの貴重なライヴ音源を収録した2枚組。ディスク1は、75年の「FESTIVAL DA BANANA PROGRESSIVA」からの5曲と、ボーナス5曲(当時の未発表スタジオ曲、リハーサル音源等)を収録。4人組にて、レスリーで歪みまくったハモンドやシンセを曲によって使い分け、ギター・ソロや、ポルトガル語のヴォーカルも交えた南米特有のダークなプログレを展開する。ハード、テクニカル、シンフォニック、叙情的にと引き出しが多く、当時、アルバムが出ていてもおかしくないサウンドだ。ボーナスではヴァイオリンやフルートも加えたバンドに、MUTANTESのSERGIO DIASやトランペットをゲストに迎えたジャズ・ロック、ドラマチックなシンフォ、美しいバラード等で、どれもクオリティが高い。ディスク2は、2017年の「TEATRO SOLAR」と、2018年の「TEATRO IPANEMA」で行われたライヴ音源を7曲と、ボーナス2曲を収録。ライヴは2015年の再結成作から全曲と未発表曲で構成されている。プログレ期の後期MUTANTESにも似たシンフォニック・ロックで、オルガン、フルートを効かせたテクニカルなプレイでダイナミックに聴かせる。6曲目では女性ヴォーカルがメインを取る曲も。ボーナスは76年と78年のデモ音源。2022年リマスター盤。3面開きデジパック仕様。自主盤。 BRASIL
BS-18613 MARIO CASTELNUOVO / Sette Fili Di Canapa CD \3200
 <廃盤ラスト・ストック> シンフォ・ファンも必聴の82年の傑作デビュー作。ボッテガ・デッラルテのブレイン、ロマーノ・ムスマッラ(キーボードとギターを担当)らが参加し、ピエロ・リュネール等で知られるITレーベルからリリースされた作品で、他のイタリアのシンガーの作品とは一線を画する内容を誇っている。洗練され、クラシカルでかつインテリジェンスな雰囲気を漂わせ、哀愁、深みが極まりない。広大なイメージが美しく広がる1曲目からイル・ヴォーロを思わせるラストまで、名曲佳曲ぞろいの名作だ。オーケストラを配しシューベルトのピアノソナタに詞を付け歌った曲も。ドラマーは元IL RITRATTO DI DORIAN GRAY、管楽器奏者は元BLOCCO MENTALE。*廃盤の為、売り切れ後の再入荷はございません。 ITALY
BS-18592 LUCIANO BASSO / To Tell CD \2950
 再入荷。70年代の名作VOCIや傑作COGLI IL GIORNOで知られるキーボーディストの2023年作。彼を含む2人のピアノにフルートとヴァイオリンを曲によって違う組み合わせをした、イタリアならではのクラシカルな叙情あふれる好作となっている。ロマンチックな優しさと追憶の儚さはロベルト・カッチャパーリアを思わせるも、基本はVOCIに通じるパターンで作曲されており、リズミカルなタッチやロック系のコードなど明らかにプログレ系のキーボードが聴ける一方で、物悲しい夢想が漂う幽玄な曲想や、カルテットにてそのままプログレ・バンドと融合してもおかしくないクラシカルなナンバーなど、構成も凝っており、イージーさがまったくない伊シンフォ・ファンにおすすめの内容だ。とても良いです。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-18610 KINETIC ELEMENT / Chasing The Lesser Light CD \2800
 エマーソンやウェイクマンの影響を語るキーボーディストが結成したシンフォ・バンドの2023年作。アメリカらしい見通しの良いクリアーなサウンドながらも凝ったアレンジの構築を見せており、シンセ、ピアノ、オルガンなどカラフルな音使いのキーボード、トーンを抑え甘美なフレーズを繰り出すギター、エッジの効いたベース、引き出しが多く上手さが光るドラムス、朗々としたヴォーカルの5人のバランスの取れた演奏にて、時にキーボードはプログレッシヴな弾き倒しでも迫り、曲中の多彩な変化やハッとする仕掛けに加え、キュンとした哀愁をキャッチーなノリで聴かせるなど、彼らの代表作となっている。3面開きデジパック。 USA
BS-18609 FRAMAURO / Alea Iacta Est CD \2800
 人気シンフォ・バンドのMILLENIUMの前身とも言えるFRAMAUROの再編後の2作目となる2023年作。MILLENIUMのキーボーディストをメインにバンドメイトや彼のTRK-PROJECTやLOONYPARKのメンバーで録音。自身のヴォーカルも良く純情で胸に響き、MILLENIUM以上にシンセやオルガンなどキーボードをシンフォニックに押し出しながらエモーショナルな泣きが効いたギターをこれでもかとドラマチックにフィーチャーし、メリハリのあるサウンドで展開。またピアノやアコギなど引きの叙情もナイーヴに配し、切なさが温かみへと移り変わっていくような感動的なラストまでじっくり聴きたい、そんな心のこもった出来となっている。初回限定3面開きデジパック。 POLAND
BS-18608 IMAGINAERIUM / The Rise Of Medici CD \2850
 アリーナ/ペンドラゴンのキーボーディストCLIVE NOLANと、フランスの人気シンフォ・バンドNINE SKIESのマルチプレイヤー兼ヴァイオリニストERIC BOUILLETTE(最近ではDRIFTING SUNやTHIS WINTER MASCHINEといったイギリスの多くのバンドにも参加)を中心としたプロジェクトの2022年デビュー・アルバム。フィレンツェで栄華を誇ったメディチ家をテーマにした壮大なコンセプト・アルバムで、作詞&作曲を気鋭の2人で手掛けており、ネオ・プログレから、ルネッサンス音楽、クラシック、オペラまで幅広い音楽性を取り込んだシンフォニック・ロックをドラマチックに聴かせる。ドラムス、ベース、ハープ奏者、ヴォーカルに、MARC SPENCER、ANDY SEARS (ex.TWELFTH NIGHT)、英伊の女性ヴォーカリストらも迎えキャスティングし配している。3面開きデジパック仕様。 UK/FRANCE
BS-18607 SFF / The Complete Recordings 3CD \3500
 妥協のない美学と独創性を追求したスーパー・シンフォニック・トリオ、SFF(SCHICKE FUHRS FROHLING)。彼らが当時に残した、SYMPHONIC PICTURES (76年)、SUNBURST (77年)、TICKET TO EVERYWHERE (79年)の3枚のアルバムと、02年に発掘リリースされたLIVE 75、以前のCDにもボーナス収録されていた78年ブレイン・フェスから2曲を加え、リマスターしたコンプリート収録の3枚組2023年盤。テクニカルな曲調にダブル・メロトロンがプログレ然と鳴り響く76年1stはムーグも弾くドラマーと、複数の鍵盤を自在に操るキーボーディストと、バンドのキーマンと言えるギター/ベース/キーボードをマルチにこなすプレイヤーの3人がロックという枠にとらわれず繰り広げる頭脳的なモンスター作。その延長線上にある77年2ndは鋭角的に畳み掛ける一方で、リズムを押さえキーボードや甘美なトーンのギターの響きを重視さた幻想的な広がりも見せる。前作も含めてヴォーカルが入らない全編インストであることに気付かないほどイメージが沸く。なお、2ndはベーシストがクレジットされ4人になっている。79年の3rdは確実に次世代のサウンドを取り入れた意欲作となっており、スタイルは違うがラストなどエニワンズ・ドーターも見えるスタイリッシュさがある。LIVE 75は1st以前の音源で、メロトロン入りで屈折するダークな曲調をクリムゾンの影響を覗かせながら展開。ラウドな録音も手伝ってアルバムでのイメージよりヘヴィだ。内4曲はアルバム未収曲。部分的にはISLANDのようなヘヴィネスも。
CD1:SYMPHONIC PICTURES + SUNBURST
CD2:TICKET TO EVERYWHERE + 2 BONUS (BRAIN FESTIVAL 1978)
CD3:LIVE 1975
GERMANY
BS-18605 MIGUEL Y EUGENIO / En Junio CD \2800
 初CD化! AUCANの前身バンドと言える72年の唯一作。12弦、アコ&エレクトリック・ギター、リコーダー、ヴォーカルのMIGUELとEUGENIO PEREZ兄弟に、サポート・メンバーとして LITTO NEBBIA (ピアノ)、OSCAR MORO (ドラムス)、HORACIO FUMERO (ベース)、LEON GIECO (ヴォーカル)、DOMINGO CURA (パーカッション)を従えたバンド編成にて聴かせる。プログレッシヴ&フォーク・テイストを持ち合わせた叙情あふれるメロディアスなサウンドに、歌心あるヴォーカル、丁寧なアレンジを施した当時のアルゼンチーナ・ロックならではのサウンドとなっている。本名義にてライヴ活動を行っていたが、75年に2人の弟を加えてAUCANを結成し2枚の名盤を残した。 ARGENTINA
BS-18514 SCALADEI / School Of Pure Soul CD \2950
 再入荷。メロトロンを果てしなくフィーチャーしたバルセロナのシンフォ・バンド2023年作。スペインというよりはポルトガルのバンドを思わせる儚いロマンチックさに包まれており、ひたすら泣きの叙情を聴かせる。切々とソロを紡ぐギターと全編で鳴り続けるメロトロン&ストリングス。その深淵さ、月夜の眩惑。アップテンポでの甘美なメロウさなどまさにキャメルだが、ハケットやジェネシスも感じさせつつ、17分越えのタイトル曲など本バンド固有の幻想感だろう。良い。あのHARNAKIS、DR.NOを経たマルチ・ミュージシャンとギタリストのユニットでベーシストなどゲストも参加。30年の熟成を感じさせる芳香あり。200枚限定・見開き紙ジャケットCDR。 SPAIN
BS-18604 CORMORANO / Obliquizioni D'Autunno... Prima Che L'Aquilone Se Ne Voli Via CD \2800
 イタリアン・プログレ・ファンに強烈なインパクトを放つであろう75年に結成されたバンドの復活2023年作。当時、アレアに近い音楽性で圧倒していたと伝えられるが90年にカセットをリリースするまで作品を残せなかった。オリジナル・メンバー3人を含む6人で再編され、デメトリオ・ストラトスに少しフランチェスコ・ディ・ジャコモをミックスしたような伊語ヴォーカルにて、アレアがシンフォになったような作風で聴かせる王道イタリアンである。ギター、キーボード、サックスを配し、ヴィンテージな風格でありながら、アレンジは21世紀の技巧も取り込んでおり、他にないオリジナリティーで迫り来る。70年代当時演奏されていた曲も3曲含み、演劇性や地中海色を見せつつ、円熟と新味がせめぎ合う必聴作となっている。 ITALY
BS-18603 OLD ROCK CITY ORCHESTRA / Ipsilon CD \2850
 女性ヴォーカル・シンフォへ見事に変身した2023年作。ソーニャ・クリスティーナやケイト・ブッシュを思わせる女性ヴォーカリストをフィーチャーし、ピアノ、シンセ、オルガンにギターを交え、以前のハードさを抑えつつキーボードの多様なアレンジを軸としたイタリア特有のラビリンス系アンサンブルにて、時にバンコのようなタイトな複雑さと妖しい闇を感じさせるサウンドへ引き込んでいく。そして、ポップな一面やイタリアならではのクラシカルな叙情があり、女性ヴォーカルの良さを押し出しCONQUERORのライバルになったとも言えるのでは。ラストはどこかフォルムラ・トレやウーノの郷愁を思い出した。 ITALY
BS-18601 AIRBRIDGE / Paradise Moves CD \2700
 初CD化。82年にリリースされたネオ・プログレ・バンドの当時の唯一作がAUDIO ARCHIVESからCD化。シンフォニックなキーボードを散りばめ、叙情的なヴォーカル・パートやコーラスを交えた英国調のメロディアスさを持ち合わせており、70年代の英国ロックを継承した独自のアプローチを見せる。特にジェネシスの影響を色濃く感じさせるタイトル曲や、シアトリカルな趣ある曲は、当時のIQやPALLAS等と比べても決して見劣りしない出来栄えとなっているが、メンバーの脱退により分解し、本作のみを残して解散した。現在は再結成を果たし活動を再開している。2022年リマスター&英国盤。 UK
BS-18600 CIRCUS 2000 / I Am The Witch - The Anthology 2CD \2980
 今やどちらも激レア6ケタのウルトラ・コレクターズ盤となった70年の1st「Same」と72年作2nd「An Escape From A Box」に、初CD化を含むシングルと未発表曲をボーナスとして11曲を加えリマスターしたコンプリート収録の2枚組2023年盤。英語で歌う女性ヴォーカルをフィーチャーしたサイケデリック・バンドとして知られるが、1stのどよーんとした暗みに溶け込む妖しさとクレジットにないオルガンやフルートの隠し味も加わって、シタール奏法に深いエコーなどアシッドな哀愁を持った雰囲気が最高だ。そして意外にポップ。2ndはサイケ色を残しながらの進化があり、バカテク集団のNOVAに加わる手数の多いドラマーがテンションを上げ、ギターも攻撃的になり、一方でジャージィなアシッドさを秘め、非イタリア的には違いないが、3曲目や4曲目の展開など、やはりイタリアだと思ってしまう闇を感じる。ラストはクリムゾン風で完全にプログレ。なお、シングルは2枚が伊語で歌われており、ぐっとカラーが変わる。また未発に終った3rdへ向けて録音されたという伊語で歌われる99年まで未発表だった2曲は当時のプログレ・ムーブメントに感化されたシンフォで、この路線でアルバムが完成していたならSAINT JUSTと肩を並べていたに違いない。他、MONOヴァージョン、ジューク・ボックス・エディット等を収録。リマスター&3面開きデジパック。 ITALY
BS-18599 GUGGENHEIM / Anthology CD \2700
 <ボーナス・トラック12曲追加収録> 72年にDECCA傘下のマイナーレーベルINDIGOからリリースされた唯一作がAUDIO ARCHIVESからCD化。マンチェスターを拠点として活動していたトリオで、ヴォーカル、アコ&エレクトリック・ギター、ベース、ピアノ、パーカッションをプレイし、ロック・アンサンブルも持ち込んだロック調の曲や、牧歌的でドリーミィなフォーク、サイケ・ポップ等、多彩に聴かせる。ボーナス・トラックは、72年から77年までの貴重なアーカイヴ音源から収録。女性ヴォーカルがメインの曲もあり。2022年リマスター&英国盤。 UK
BS-18595 MATT DORSEY / Let Go CD \2800
 ジェネシス、イット・バイツ影響下のシンフォニック・ロック注目のデビュー・アルバム!ジェネシス系シンフォ・バンドSOND OF CONTACTやDAVE KERZNER BANDのベーシストとしても活躍する彼の2023年作。終始プログレ・ファンを魅了するメロディックな必聴作で、明瞭ながらも英国的な翳りがあり、フランシス・ダナリーにも似たハートフルなヴォーカル、バンクス・タイプのキーボード、クリス・スクワイアのようなベース、タイトなリズムに支えられたテクニカルなプレイでダイナミックに聴かせるメジャー級の出来となっている。自身のマルチプレイを中心に、バンドメイトのキーボーディストDAVE KERZNER、GTRやマリリオンにも一時在籍したドラマーのJONATHAN MOVER、そして、MARCO MINNEMANNらを迎えリリースされた意欲作。アートワークはED UNITSKY。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 USA
BS-18591 JAIME ROSAS / Ikaro CD \2800
 ENTRANCEのバカテク・キーボーディストの2022年新作。前作から11年を経ての久々のリリースとなる。多彩なキーボードに加え、ギタリスト、パーカッショニスト、女性ヴォーカリストらも参加。アマゾンのシャーマンが神聖な儀式で使うマジカルな歌「イカロ」をテーマにした組曲形式のコンセプト・アルバムで、プログラミングも用いた荘厳かつ神秘的なスケール感のあるシンフォ作となっているが、いわゆるELP系の攻撃的なオルガンの弾き倒しや、スリリングな展開などテクニカルなプレイを散りばめ、本来の持ち味も充分に活かしている。デジパック仕様。 CHILE
BS-18590 SAGE MALONE / I Can Do Without You CD \2800
 初CD化。86年リリースの2nd。ジェネシス、キャメル、クリムゾンらに影響を受けて78年にオスロで結成。84年にデビューEPを自らのレーベルからリリースし、翌年に1stアルバムをリリース。エレドラなど80年代のフォームに入っていながらのドラマチックなメロトロンの導入にシンフォ・ファンのコレクターズ・アイテムとなった。本作は1stの音楽性を洗練させた延長線上のもので、前半はポップでバグルスあたりも思わせるが、アコギとメロトロンが叙情的な4曲目やアルバム後半は落ち着いたメランコリックな曲が続き、哀愁を秘めた英国調のヴォーカルをフィーチャーし、ピアノ、シンセ、サックス、フルート、ギターなどシンフォニックな趣を湛える。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18589 POPOL VUH / Quiche Maya CD \2800
 <2023年リマスター盤> ハードなポップさと儚いメロウさを同居させ、アルバムをより強固なものとした73年リリースの2nd。英国の影響、とりわけクリムゾンを感じさせる叙情があり、3曲目を始め幽玄に現れる翳りのあるメロトロンが効果を生む。ハモンドやムーグも配され、ねばり気のある哀愁のギター、アコギやピアノでのバラード、クラシカルな仕掛け、展開の多様性を含め曲作りのヴァリエーションも広がり、一気にシンフォニックに泣きまくる4曲目など王道だろう。また5曲目での北欧色、シンセをサイケデリックに使用した終盤など終始プログレへの意識が高い。なお、クラヴィネットがリズミカルな1曲目はバンド最大のヒット曲となった。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18588 ART DECO / Turhat Tarinat CD \2850
 フィンランドの湖水地方ユヴァスキュラで結成された女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2023年作。メロトロン系もフィーチャーし、ダークな雰囲気とツイン・ギターを配した構築がフィンランド語のヴォーカルと上手く絡む。中盤ではストリングスとピアノによる北欧ならでのファンタジックさもあり、ヴィンテージ寄りのほのぼのとした雰囲気はウィグワムにも通じ、一風変ったコード進行など影響があるのではと思ってしまう。何かが迫りくるような緊迫感を持った5曲目や6曲目あたりの曲想も独特だ。文字どおりプログレッシヴで、そしてテクニカル。英国のプログレ・ラジオ番組でオンエアーされ話題になったというラストはフィンランドならではの泣きがドラマチック。デジパック自主盤CDR。 FINLAND
BS-18403 SIIILK / Eemynor CD \2500
 再入荷。PULSARのオリジナル・ギタリストとキーボーディストが結成したSIIILKの待望の2022年作3rd。物悲しくダークな幻想が渦巻くサウンドは正にPULSARで、温かくも物憂げなヴォーカル、燃ゆる愁いに満ちる甘美なギター、イリュージョンの余韻たっぷりのキーボード、不意を突く出会いの可憐な女性ヴォーカルなど前作の流れを汲み、かつ作品そのものが蜃気楼を追想するかのようなコンセプトで作られており、アコギも交えながらゆったりと展開していく。なんという奥行きの深さ。そして、徐々に熱くなり、ギターは泣き上げ、メロトロンも劇的に加わる。キャメル・ファンは必聴だ。2回、3回と聴き返すほど良さが伝わる。PULSARのアンサンブルに欠かせなかったオリジナル・メンバーの管楽器奏者もゲスト扱いながら参加。デジパック。 FRANCE
BS-18587D V.A. / The Best Of... 2Days Prog+1 2022 2DVD(PAL) \3800
 北イタリアのヴェルーノで2022年に開催されたプログフェス。もう恒例のフェスとなったが2021年はコロナ禍による入国制限等の状況が見えないとして海外組を呼ばずイタリアのバンドだけで行われたが、今回は逆でインターナショナル・バンドのみの出演となった。注目はASIA MINORだろう。新作3rdから2曲と名作2ndから1曲、計20分の収録で幽玄な泣きのフルートが最高。MAGENTAは映像作品も多いがライヴでやるのは珍しい初期シングルBROKENを始め3曲、SOLSTICEは傑作となった2020年作SIAから等2曲が収録されており、2人の女性コーラスを加えたインパクトあり。シンフォ・ファンは見逃せない。初日に盛り上がりを見せたATOMIC ROOSTERはPETE FRENCHとSTEVE BOLTONを中心に再結成。ハモンド入りのハードな豪快さは伊プログレに通じるところあり。HAWKWIND、5月に来日するGONGは宇宙と交信しながらラジオ・ノームの曲も演奏。存在感が強烈。STRATOSFEARやPHAEDRAといった70年代の曲を演奏するヴァイオリン入りの新TANGERINE DREAMなどレジェンドも必見。シリーズ初期に比べると画質も各段にアップ。12組・計28曲収録。
収録バンド&アーティスト:ASIA MINOR、MAGENTA、SOLSTICE、ATOMIC ROOSTER、HAWKWIND、GONG、TANGERINE DREAM、GODSTICKS、RETROSPECTIVE、THE FIERCE AND THE DEAD、SEVEN STEPS TO THE GREEN DOOR、KRISTOFFER GILDENLOW
MULTI
BS-18584 GIANNI TOGNI / In Una Simile Circostanza CD \3200
 オリジナル・ジャケットでは初CDとなる75年デビュー作。ピエロ・リュネールで知られるITレーベルからリリースされた激レアな1枚で、プログレ・ファンにはアルトゥーロ・スタルテリ(一曲ながら非常に光っている)やカルロ・シリオットの参加で、その価値を高めていた。後のイ・プー路線とは違ったリリカルながらも内省的でどこか屈折したITレーベルならではのカンタウトーレ作品となっており、アコギ、フルートやサックスの管楽器、チェロやヴァイオリンの生弦、ピアノ、オルガン、エレピ、ハープシコード、ソリーナらのキーボードがイタリアらしい叙情を醸し出す味わい深い内容だ。本作はマイナー・リリースで終ってしまったが、翌年からイ・プーのツアーに同行し、80年にCGDから再デビューして大ヒットを生み81年に来日。長らく廃盤で入手困難だった。23年振りのCD再発。 ITALY
BS-18583 SBB / Live Cuts - Sopot 1979 2CD \3200
 SBBの新たな未発ライヴ・シリーズ「Live Cuts」第5弾。NIEMEN AEROLITからギタリストが加わり傑作シンフォMEMENTO期の4人編成になった彼らの79年7月野外オペラ劇場で行われた特別なコンサートをバンドが保管していたオリジナル・テープからリマスターした2023年2枚組。この日、NIEMENのアルバムにも参加したジャズ・トランペッターをゲストに迎えており、5人編成での驚異の演奏を聴かせている。前半はSBB4人にてFOLLOW MY DREAMのGOING AWAY組曲を中心に、WELCOME、MEMENTOの曲とアルバム未収の超絶ナンバーを猛奏。サウンドボード録音のためミニ・ムーグの生々しさが強烈。ギターのテクニカルさも圧巻。後半はトランペッターが加わり、ジャージィなインプロをハードに展開。即興の嵐と波。激しく交わるツイン・ギターにエレピとムーグとシンフォニックなストリングス、そこへトランペットが狂おしく高鳴り続ける。部分的には「Pop Session 1979」のタイトルで06年のSBB BOX VOL.2に短縮編集で収録されていたが、完全版としてはこれが初出。 POLAND
BS-18582 RICK WAKEMAN & THE ENGLISH ROCK ENSENBLE / A Gallery Of The Imagination CD \2200
 アートギャラリーに並ぶ絵画をイメージし、様々なスタイルの新曲を書き下ろしたという2023年新作。美声女性ヴォーカルをフィーチャーし、ムーグ・ソロや、ノスタルジックな美旋律を配したクラシカルなピアノ曲も交え、バラエティーに富んだ作風と言いつつも、ロマンチックな英国叙情とシンフォニックな趣はリック・ウェイクマンならではのもの。現キャラヴァンのベーシスト、リー・ポメロイを含むTHE ENGLISH ROCK ENSEMBLEの4人を従えた5人編成にて。幼少期の頃に学んだピアノ教師の「音楽は絵を描くようなもので、演奏するときは音楽を通して絵を描いているのだ」という教えを表現した作品となっている。 UK
BS-18555 MANGO / La Mia Ragazza E Un Gran Caldo CD \3200
 再入荷。<2023年リマスター盤> イタリア珠玉の1枚。全曲、マウリツィオ・ファブリツィオのオーケストラ・アレンジでリリースされた76年デビュー作。ピアノやアコギをバックにした導入部から、ストリングスがゆったりと覆い被さり、サビへ向けて厚みを増していくという典型なイタリアン・カンタウトーレのスタイル。それが甘すぎることもなく、泣きのオーボエ、リリカルなフルートも場面ごとに効果を上げる。バルサモやアルンニ・デル・ソーレあたりにも通じる歌心が切々と滲み出る叙情派の名作だ。こわれそうな感情がリアルに伝わる。女性コーラスも加わり、アップテンポのナンバーではシャープな演奏も聴かせるシンフォ・ファンにもおすすめの作風となっている。長らく廃盤で入手困難だった。21年振りのCD再発。 ITALY
BS-18451 REALE ACCADEMIA DI MUSICA / Lame Di Luce CD \3200
 再入荷。必聴の出来となった2022年作。可憐な女性ヴォーカルをフィーチャーし、リリカルなピアノ、プログレッシヴなオルガン、美しいシンセ、メロディアスなギター、堅実なリズム・セクションがイタリアン美学の結晶を見せる。クラシカルな1曲目やロカンダを思わせる2曲目など70年代へ回帰するかのような内容で、他の曲も歌心のあるヴォーカルを聴かせつつ落ち着いた曲ではメロトロン系も配し、ポップやジャズのフィーリングも交えた円熟の深みがある好作だ。曲によって男性ヴォーカルも加わり歌の比重も強くなるが、キーボードのみで展開するシンフォニックなナンバーもあり、この歌とインストの整ったバランスはイタリアならではだろう。オリジナル・ギタリストによって再編後の4年振りの2作目。CDボーナス2曲入り。 ITALY
BS-18554 LITTO NEBBIA / Cosas Que No Quieren Morir Vol.1 & Vol.2 CD \2800
 再入荷。数多くのアルバムを残しているアルゼンチーナ・ロック界の重鎮であるヴォーカリストでキーボーディストの未発表曲集。76年にリリースされたアルバムで、ジャズ・ギタリストRODOLFO ALCHOURRONに提供した曲や、JORGE PANTANOの映画「BOBETA, ILUSION Y DESPERTAR」のサントラとして使用された曲を中心にした全11曲。南米ならではのメロディアスなサウンドに乗せて歌われ、オーケストラを加えたロマンチックな叙情で聴かせる曲などヴォーカリストとしての面と、リズムセクションも加え、ピアノやシンセを駆使したインスト曲や、ストリングスをフィーチャーしたクラシカルな曲など、作曲家としての実力も存分に発揮している。さらにVOL.2として、未発表のボーナス・トラック13曲(74年)を追加してのCD化。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18553 MIRTHA DEFILPO / Canciones Para Perdedores CD \2800
 再入荷。初CD化。アルゼンチンの女性ヴォーカリストの76年ソロ唯一作。あまり知られていないが、彼女は詩人、作詞家でもあり、LITTO NEBBIAのパートナーとしてほとんどの作品に参加してきた。キーボード、ダブルベース、ドラムスから成るLITTO NEBBIA TRIOを従え、曲も全てをLITTO NEBBIAが手掛け全面的にバックアップしている。彼女の情感豊かで、時に朗々と歌い聴かせるヴォーカルを支える、LITTOのシンセ、ピアノのプレイも光るが、さらに、エレピや12弦ギター、バンドネオン奏者らがゲスト参加し、洗練されたプレイでサウンドで盛り立てている。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18548 SPINETTA JADE / Madre En Anos Luz CD \2800
 再入荷。長らく廃盤で入手困難だった、INVISIBLEでも知られるギタリストLUIS ALBERTO SPINETTAが率いるバンドの84年の4thでラスト・アルバム。80年代以降のスピネッタのサウンドに於いて非常に重要となるキーボーディストJUAN CARLOS "MONO" FONTANAとの共同作品となっている。当時は斬新だったドラムマシンを持ち込み、新たな試みとしてエレクトロニック・サウンドに果敢に挑戦し、ファンの間では議論を巻き起こしたが、特徴的な軽やかなヴォーカルと、クールで都会的なサウンドは健在。美しい愛の物語を紡ぐ叙情的なバラードもあり、また、アルゼンチン北部の信仰をテーマにした「MULA ALMA」など異色の曲も。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18547 ARCO IRIS / Los Elementales CD \2800
 再入荷。ALASやLA MAQUINA DE HACER PAJAROSがセカンド・アルバムをリリースし、単発物ではETERNIDADやSOLUNAがアルバムをリリースした、プログレッシヴ・アルゼンチーナの黄金期であった77年に、自主レーベルからリリースされた彼らの代表作。メンバー・チェンジにより新たにウルグアイからドラマーとギタリストを迎えて制作された。テクニカルでスピーディーなジャズ・ロック・サウンドと、眩いばかりのブリリアントな叙情が交錯していく。フルートの導入や、歌心のあるヴォーカルがアルゼンチンらしいメロディアスさをかもし出す。四大元素の地、火、水、風の4つのテーマで構成された大作指向。ボーナス・トラック2曲追加。2022年リマスター盤にて旧盤より音質向上&アルゼンチン盤。 ARGENTINA
BS-18525 ARKITEKTURE / Rationalis Impetus CD \2600
 再入荷。SNSで大きな話題を呼んでいる韓国のアネクドテンとでも言えるソウルのプログレッシヴ・ロック・バンド2022年デビュー作。メロトロンが哀愁と共に吹き荒れる1曲目から正に驚愕のインパクトを放つ。ヴァイオリンにフルートやサックスらの管楽器も加わった5人編成で、ギターレスのオール・インストながらメロトロンの他にオルガンやピアノやシンセも配されるシンフォニック・ロックでもあり、その悲哀に染まる壮大なドラマチックさはクリムゾンのポセイドン、引いた時の静寂な詩情はアイランズを彷彿。後半では東欧のバンドも思わせるクラシカルなチェンバー色もあり、トータルなアルバム構成も見事。言われなければ絶対に欧州のバンドだと思ってしまう。見開き紙ジャケット・限定入荷。 SOUTH KOREA
BS-18579 RICK MILLER / Altered States CD \2800
 ケベックの叙情派アーティストの2023年新作。ハートフルなヴォーカルと、キーボードを含むマルチプレイに加え、咽び泣くエモーショナルなギター、的確なリズムを刻むドラムス、フルート、ヴァイオリン、チェロを導入したクラシカルなアレンジも織り込んだ、シンフォニック・ロックをメランコリックに聴かせる。フロイド、ムーディー・ブルース影響下の幽玄な幻想色も彼のサウンドの特徴となっているが、従来のジョン・ハケット風のフルートに加え、本作では幻惑のフルートを効かせたキャメル色も見られ、今までとは違うスタイルも取り入れ、さらに、専任のギタリストを加えたことでサウンドが大幅にアップした。彼の最高作となった円熟の境地に入った力作。 CANADA
BS-18578 SUNCHILD / Time And The Tide - 4Disc Deluxe Limited Edition 4CD \4200
 人気シンフォ・バンド、KARFAGENのキーボーディストのANTONY KALUGIN率いる、こちらも人気シンフォ・バンドの廃盤になってしまっていた初期作4作のリマスターに80分を越えるボーナス(全17曲!)を加えた2023年4枚組CD。メランコリックなメロディアスさにウクライナ独特の色彩がナチュアルに溶け込み雄大な光景をドラマチックに映し出している09年のTHE INVISIBLE LINE、管弦楽を導入し多彩な音色と多彩なフレーズにてクラシックからカンタベリーまで取り込みKARFAGENの初期2作の高い音楽性を継承した10年のTHE WRAP、ギターの泣きや巧みに操られるシンセなどアップデイトされたインスト・パートが光るタイトな作風のメロディックな12年のISOLATION、ヴォーカルの孤独感やアンビエントの暗さなどエモーショナルさを押し殺した切なさが全体に染み影の絶えないサウンドへ変化した15年のSYNESTHESIA。ボーナスとして7曲の未発表曲や、インスト・ヴァージョン、ロング・ヴァージョン、オルタ・ヴァージョン、デモ、ライヴなどアルバム同期の音源から80分以上収録。5面開き紙ジャケット&ミニ・ポスター付き限定盤。 UKRAINE
BS-18577 NEURONIUM / Quasar 2C361 & Vuelo Quimico - The Harvest Years 2CD \3200
 77年の1stと78年の荘厳な名作2ndをカップリングした2枚組リマスター2023年盤。ヨーロッパで絶大な評価を受けたグループで、本2作は二人のシンセ奏者と一人のギタリストによる編成。ローガンとエルカの2台のストリングス・シンセの冷たい響きにロング・トーンのギターが加わり、ベルリン・スクールと言われるシーケンス・パターンも配されるが、決定的に違うのはマルチプレイによる儚いフルートと叙情的なアコギ、そして物悲しいヴォーカル(2作目のみ)で、フランスのPULSAR初期3作にも通じる哀愁・幻想美とも言える。イクウィップメントがグレードアップし、天上の合唱で締めくくられる神秘的な2作目は古くから知られてきた名盤だ。タンジェリン系とは別物です。 SPAIN
BS-18573 MORSE CODE / La Marche Des Hommes CD \2800
 <ラスト・ストック品> ケベックの名盤。プログレッシヴ・ロック・バンドとして再スタートを切った75年作。3rdアルバムの07年リマスター盤。曲の良さで取るなら本作だろう。テクニカルでドラマチックな部分は次作へ引き継がれているが、愁いというか、哀愁が作品全体にまどろみ、非常に聴き込める1枚となっている。シンフォニックなハモンド、泣きのメロトロン、ハートフルなヴォーカルらが重厚なサウンドをリリカルな物とし、涙腺に触れる必聴作。ボーナス・トラック2曲はアルバム収録曲のミックス違い&シングル・ヴァージョン。 CANADA
BS-18572 CONQUEROR / 20 Years Of Games CD \2800
 愛しい女性ヴォーカルを聴かせイタリア然としたキーボードを華麗にプレイする姉と、リリカルなフルートやサックスを担当する妹の、美人姉妹率いるシンフォ・バンドのAMSやMELLOW RECORDSなど以前にリリースされたトリビュートCDに収録されていた7曲と自身のEPCDに収録されていたのアルンニ・デル・ソーレのカヴァー...E MI MANCHI TANTOに加え、今回初出となるゴブリンのGOBLINの全9曲を収録した2023年コンピ盤。現在、妹は抜けてしまっているが、本録音は在籍時のものがほとんどで、ハケットのSHADOW OF THE HIEROPHANTを始め、フロイドのON THE TURNING AWAY、イエスのLIFT ME UP、マリリオンのTHE GREAT ESCAPEなど最後のムーディ・ブルースのQUESTIONまで2人のコンビネーションが冴える美シンフォを奏でている。廃盤になっているものが多く、一気にまとめ聴き出来るファンなら持っていたい1枚となっている。3面開きデジパック。 ITALY
BS-18571 MINDANCE / Colors CD \2800
 ドリーミィなサウンドを聴かせる4人組の2023年作。フロイドとポストの影響を語っており、モダンなカラーにヘヴィな展開を交えた21世紀スタイルと言えるが、ダークさには邪悪さを感じさせる闇があり、イギリスや北欧のこの手のタイプとは違うイタリアの影を持っている。曲中での落差や先が見えない曲想もイタリア的ラビリンスと言え、単に雰囲気に流されない芯が見えるサウンドを聴かせている。10分を越える5曲目を始め、個性的なギターを配した中盤から終盤など、彼らのオリジナリティーで染めており、クリエイティビティは高く、加えて70年代初期のフリーダム思想やサイケデリックな様相も漂っている。 ITALY
BS-18570 LA STREGA TRA NOI / Correlazioni CD \2850
 パッションあふれる伊語ヴォーカルをフィーチャーし、魔女をテーマに闇の切なさをシアトリカルに聴かせる濃厚なシンフォ・バンドの2023年作。弾き込まれるシンセやオルガンにオーケストレーションを配し、ギターレスにてイタリア特有のノリでまくし立てる個性派だ。リズムはシンプルながらもコロコロとしたクラシカルなキーボードとヴォーカルのコンビネーションはどちらかと言うとヴィンテージ・スタイルで、後半ではバッティスティそっくりのメロディーが飛び出すなどカンタウトーレ風の質感も見せる。元は85年にパヴィーアで結成され、1枚のレコードを自主リリースしたメタルバンド、WITCH HUNTERSのキーボーディストらがプログレへ傾倒し、2015年から始めたバンドで、本作はメタル色皆無。あのREAL WORLD STUDIOでミックスされている。デジパック自主盤。 ITALY
BS-18565 THE JOHN IRVINE BAND / Scanning The Dark Horizon - Limited Edition CD \2600
 スコットランドのギタリスト兼マルチプレイヤーと、ドラマーによるユニット・バンドの2023年新作。デューク前後のジェネシスのヘヴィな部分からの影響や、トニー・バンクスを連想させるシンセ、ラザフォードを思わせるカッティング、さらにリズム変化や展開など、かなりそれっぽいが、21世紀型のテクニカル・シンフォにアレンジされている。もしもバンクスが弾き倒しタイプだったら、と思わせるような作風だ。オリジナルストーリに基づいたコンセプト・アルバムで、スコットランドらしいブリリアントな透明感も持ち合わせたインスト作品となっている。3面開きデジパック仕様。自主盤。 UK
BS-18564 RAIN / Radio Silence CD \2600
 ex.FROST* & IQを筆頭に多数のバンドで活躍するドラマーのANDY EDWARDSと、ex.IQ & ARENAのベーシストのJOHN JOWITTの2人を擁する4人組バンドの2023年新作2nd。2人の鉄壁のリズムを支柱に、各人が違ったジャンルで活動しているキーボーディスト、ギタリスト、ヴォーカリストら一流プレイヤーが集まりスキルを感じさせるプレイで圧倒する。スタイリッシュなサウンドの中にも、叙情的なシンフォ、ハード、ジャズ・ロックと様々な要素を織り交ぜ、また、夢想感が漂うヴォーカルが非常に英国的。デビュー作に比べ、バンドとしての完成度がさらにアップした。3面開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18561 MARIA DEL MAR BONET / Same CD \3200
 長らく入手困難だったマヨルカの人気女性ヴォーカリストの70年デビュー作が2022年リマスターにて再発! プログレ・ファンにも80年代から90年代のコンテンポラリーな作品が知られる彼女だが、ジャケットも含めて本作の飾り気のないピュアな初々しさも格別。カタルーニャ語で歌われ、マヨルカ島に伝わる6曲、メノルカ島に伝わる2曲、自作曲5曲での構成。アコギとベースをメインに、曲によってチェロ、フルート、パーカッション、ストリングス・キーボードらが入るが、彼女の魅力を聴かせるべく、時にアカペラなどシンプルなアンサンブルで統一。エキゾチックな1曲目から魅了される。後にスペイン国立管弦楽団の音楽監督に任命されるアントニ・ロス・マルバの編曲であった。33年振りのCD再発。リマスター&3面開き紙ジャケット。 SPAIN
BS-18517 CARAVELA ESCARLATE / III CD \2800
 再入荷。メロトロン・ファンにもおすすめの、シンフォ・バンドの2023年新作3rd。イギリス、イタリアの70年代プログレの影響を語る正統派バンドで、クリムゾンのような英国的な哀愁のメロトロンや、オルガンをフィーチャーした、キーボード、ドラムス、ベースのトリオ編成にて、ヴィンテージ感のある叙情豊かなシンフォに、時に邪悪なハード・プログレも交えた重厚なサウンドで聴かせる。また、ポルトガル語のヴォーカルで切々と歌う淡い情景美が漂うナンバーもあり、ブラジルのアイデンティティを感じさせる。そして、ラストはEL&Pへのリスペクトが強く出たインスト曲で幕を閉じる。キーボーディストのRONALDO RODRIGUESは再結成MODULO 1000にも参加した実力派。 BRASIL
BS-18481 SOLARIS / Misty Morning CD \2800
 再入荷。初CD化。こちらはノルウェーの知られざるグループ。超マイナー・レーベルから77年にリリースされた彼らの唯一のアルバムで、前年に「World Of Dreams」をリリースしたOLE G NILSSEN率いる5人組。そのソロでの英国プログレ色を受け継いでおり、キャラヴァンあたりを思わせるメロディアスでクールなヴォーカルのポップ色に甘美なギターが加わり、3曲目のような叙情的なシンフォ・ナンバーや5曲目のようなツイン・ギターが絡むテクニカルなナンバー、さらに、終盤にも8曲目のような冷ややかな艶のあるギターで聴かせる美しいインスト・ナンバーがあり、曲によってはケルス・ピンクあたりと並べることも出来る。おおらかな歌心が北欧然と流れ出る。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18480 MIN BUL / Same CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター盤> ノルウェー・ポリドールから70年にリリースされたフリー・ジャズ・ロックの激レア盤。TERJE RYPDAL率いるトリオで、アヴァンギャルドなジャズがロックと熱く融合していくサイケデリックな内容で、ヘヴィなフレーズをループで固定するウッドベースの木の質感と、メタリックなトーンでハードにプレイするTERJE RYPDALが対象的だ。TERJE RYPDALはサックスも吹いているが、やはり聴き所は3曲目のような攻撃的で過激なギター。ナチュラル・ディストーションにエコーやワウを交え、ロックへ傾倒しながら、つっかかるような独特のスタイルで猛進。またラストはメロウなサウンドで渋さを見せる。北欧ジャズ・ロック、闇の問題作。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18558 LAZULI / 11 - Limited Digibook CD \3200
 現在のフレンチ・プログレを代表するバンドの待望の2023年作。フランス語のヴォーカルは高貴にブラッシュアップされ、サウンドは多彩になり、角のあった凄みが円熟と共にファンタジーに溶け出し、前作の地平を拡大したような作風となった。ダークなハードさも残っているものの、フランス特有の淡い夢想が漂い、終盤のシアトリカルな回廊を彷徨っていく奥深さが計り知れない。ギターやキーボードに加え、彼らの顔とも言える「ギターとシンセとヴァイオリンをミックスしたような音が出せる」カスタムメイドのエレクトリック・ディヴァイス「LEODE」、そして、フレンチ・ホルンとベースを補完するシンセの重厚さが他にない音像を生み出している。56ページ綴じ込み限定デジブック仕様。 FRANCE
BS-18557 OVERHEAD / Telepathic Minds 2CD \3980
 超ドラマチックな幕開けに思わずのけぞってしまう必聴シンフォとなった2枚組での2023年作。パワフルさが増した強固なサウンドに幽玄かつハードにも自在に表情を変えるフルートがソラリス張りに配され、しなやかに唸るシンセやエレガントなギター、心情を歌い込むヴォーカル、そして鉄壁と言えるリズム・セクション。彼らの最高作であり、現在のシーンのトップクラスとなった。アコギには初期クリムゾン色を残しつつ、ヘヴィさとテクニカルさが織り成し、メロトロンも劇的に現れる。ジェネシスっぽく始まり果てはフルートが暴れオルガンがスリリングに弾き倒されるラストまで、圧倒的な聴き応えだ。キーボーディストを新たに加え、5年振りにリリースされた渾身の6作目。デジパック自主盤。 FINLAND
BS-18552 LESLEY DUNCAN / Moon Bathing CD \2800
 イギリスの女性ヴォーカリストの草分け的存在で、幅広い層での人気を誇る彼女の75年4thアルバム。クリス・スペディングを筆頭にスタジオ・ミュージシャンらを従えた、コンテンポラリーでポップ・テイストのあるサウンドに乗せて、はつらつとしたナチュラルな美声を響かせる。ストリングス、フルート、サックスを導入した曲もあり、夫であるJIMMY HROWITZのピアノ、クリス・スペディングのスライドギターも光る。当時セッション・シンガーとして、フロイドの狂気や、アラン・パーソンズら数多く参加していた事でも注目された、その実力はお墨付き。2023年リマスター盤。紙ジャケット仕様。韓国盤。 UK
BS-18327 MERLIN / Same CD \2500
 再入荷。CRUCISのGUSTAVO MONTESANOと、PATORALのALEJANDRO DE MICHELEの2人のギタリスト(&ヴォーカル)により結成された5人組のバンドが80年にリリースした唯一作。彼らのギターワークとスペイン語によるハートフルなヴォーカル、敏腕キーボーディストと、リズム・セクションにはセッションマンを迎え繰り広げられる、テクニカルかつメロディアスな叙情性は両グループの良さを物語っている。ネオ・プログレの要素も交えたプログレッシヴ性、クラシカルなシンフォ性、グルーヴ感のあるプレイで聴かせる、活動期間はたった1年だったという短命バンドが残した奇跡の1枚。ボーナス・トラック2曲(デモ・ヴァージョン)を追加収録。2022年リマスターにて旧盤より音質向上&アルゼンチン盤。 ARGENTINA
BS-18545 THE ONE / Sunrise CD \2850
 長年に渡り活動を続けているオランダのミュージシャンでプロデューサーのTIMOTHY VAN DER HOLSTによるプロジェクト・バンドの2023年デビュー・アルバム。ジャズ畑で活躍してきた彼が、ジェネシス、イエス、キャメル、クリムゾン、フロイドの影響を自身のサウンドに落とし込んで作り上げた渾身のシンフォニック・ロック作。オルガン、ピアノ、シンセ、ベース、ドラムスのマルチプレイに、ギタリスト、ヴォーカリストらを加えた4人編成のバンドで、ゲストにDAVE KERZNER BANDのFERNANDO PERDOMOらも名を連ねる。フルートを導入しプログレッシヴな感性が迸る曲や、色彩豊かなファンタジックさがオランダらしい。叙情派ファンは注目。見開き紙ジャケット仕様。 HOLLAND
BS-18443 IZZ / I Move - 20th Anniversary 2CD Edition 2CD \3200
 再入荷。デビュー作から早くも新境地を見い出した02年作2ndの20周年を記念しての2022年リマスターをディスク1に、当時の未発表曲、ライヴ、別ヴァージョン&別ミックス、2022年新録によるアコースティック・ヴァージョンなど全初出の計18曲70分を越える未発表ボーナスをディスク2に収録。型をやぶった力作と言え、4曲目あたりから、この作品に隠されている凄さが徐々に見えてくる。そして、7曲目からその本性を剥き出しにし、非常にクリエイティヴなシンフォ・プログレを展開。意表をつく技巧的な曲構成、甘くメロディアスなヴォーカル、繊細な装飾と大胆なノリ、クラシカルな切り込み、など曲の中に様々な組み合わせがあって、創造性にあふれている。14曲目はさながら全盛期のイエスのようなアイデアに満ちている。さらにリマスターにより新しい命と力が与えられた。3面開きデジパック。 USA
BS-18543 MOSAIK / Same CD \2800
 初CD化。79年に北欧シンフォの名作をリリースしたATLASの後身プロジェクト・バンドと言える82年作。ATLASを彷彿させるキャメルやジェネシス風味のシンフォニック・ジャズ・ロックを始め、美しいアコースティック・ピアノと管楽器が北欧叙情を奏でる曲、スウェーデン語ヴォーカルをフィーチャーしたフォーク・タッチの曲、どこか、BJORN J:SON LINDHを思わせるECM系のシリアスな曲など、パートによってはヴァイオリンも配し、クールに聴かせる隠れた好作となっている。中にはATLASのために書かれていた曲ではと想像させるものもあり、ハケットを連想させる幽玄な1曲目からギターやフルートを多重したラストまで、淡い情感を秘めた北欧らしい1枚となっている。彼らの唯一作。リマスター&見開き紙ジャケット。 SWEDEN
BS-18542 ARAGORN / The Suite CD \2600
 初CD化。75年にテスト・プレスのみでジャズ・ロック作をリリースしたSNAKES ALIVEの前身バンドの、今まで未発だった74年作。指輪物語をベースにしたコンセプト・アルバムとなっており、クラシカルなピアノとジェスロ・タルを思わせるフルートをフィーチャーし、メロディアスなヴォーカルとギターらで聴かせるGRAVY TRAINあたりに通じる暗めのヴァーティゴ系と言える内容だ。とは言え、ドリーミィーなギターや、キーボードとフルートのプログレッシヴな共演はイタリアを思わせるところがあり、けっこうツウな迫りで来る。ミックスはEMIスタジオで行われているので、録音クオリティーは高い。バンドは72年に結成。SNAKES ALIVEを経て、76年にカンタベリー・タイプのバンド、STEPPSへ発展する。未発セッションからボーナス1曲入り。リマスター韓国盤。 AUSTRALIA
BS-18540 CELESTE / Celeste With Celestial Symphony Orchestra CD \2950
 生の管弦楽など小編成のオーケストラを配した2023年作。すべて新曲による13曲の計70分を越える作品となっており、オーケストラとのアルバム制作はデビュー当時からの夢だったと語っている。チェレステ然としたメロトロンをたっぷりとフィーチャーし、ギターやリズム・セクションなど近年のメンバーを固定したバンドに伊語の男女ヴォーカルを加え、優雅な日差しに戯れるような気品あふれるシンフォを聴かせる、まさにチェレステならではの内容となっている。柔らかなアープ・シンセやハモンドにソリーナらのヴィンテージ・キーボードも添えられ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ホルン、オーボエ、クラリネットらと儚いピアノやアコギらが染まり合い、76年作の王子の冒険のファンタジーを垣間見せるファン必聴作。 ITALY
BS-18539 LUCA SCHERANI / Everything's Changing CD \2950
 LA COSCIENZA DI ZENOやFABIO ZUFFANTI周辺で知られるキーボーディストの11年振りとなる2023年作。ストリングス・カルテットや管楽器を配し、ロックと融合させ、伊語ヴォーカルをフィーチャーしたクラシカルなシンフォニック・ロックとなっており、彼が在籍したHOSTSONATENにも通じるイタリアの美学が生み出したサウンドを聴かせる好作となった。加えてプログラミングを使ったインストやアーバンでジャージィなナンバー、美声の女性ヴォーカルを配した曲など幅広い作風を見せる。中にはシリアスな曲やオペラもあり、才能の豊かさを思い知らされるが、生弦や甘美なギターと共にシンセが絡み合い美旋律で昇り詰めていくあたり、彼が在籍したバンドのキャリアを物語っている。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-18538 LIFESTREAM / Alter Echo CD \2800
 ドラマチックな正統派シンフォとなった2022年作2nd。デビュー作のキャッチー&ハードな部分を残しながら、フロイドのような哀愁のまどろみを見せており、エモーショナルなシンセをフィーチャーし、ギターの泣きと共にメロディアスなサウンドを描き出す好作だ。このアトラクティブな内容はジャケットからは伝わり難いが、変拍子や緩急を付けたアレンジは予想以上に変化し、メランコリックな翳りがあり、オルガンに加えイタリアのバンドらしいピアノのリリカルさも光る。女性も交えたコーラスも多彩で、ジェントル・ジャイアント技も見せる。インストの小曲ひとつとっても安易さがない。良いです! デジパック。 ITALY
BS-18537 ZOPP / Dominion CD \2800
 英国シンフォ・プログレへと大きく舵を切った2023年新作2nd。デビュー・アルバムでは本格派のインスト・カンタベリー・ロックを聴かせたが、本作ではヴォーカルも加え、テクニカル性とメロウなシンフォニック性を織り交ぜた、イエスやマリリオンを彷彿させるようなサウンドへと進化した。マルチプレイヤーRYAN STEVENSONと、イタリア人ドラマーANDREA MONETA (LEVIATHAN) を中心に、フルート、サックス、フレンチホルン等の管楽器を加え、また、メロトロンやEGGの影響を語るカンタベリー色のあるオルガンも健在。CELESTIAL FIREの女性ヴォーカリストSALLY MINNEARも1曲参加。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-18305 LOS JAIVAS / La Ventana + Singles CD \2500
 再入荷。チリのIRTレーベルからリリースされ大成功を収めた73年2nd。チリの音楽史上最も売れたシングルのひとつで、国内で最も有名で象徴的な曲と今も言われ続けているヒット・シングル「TODOS JUNTOS」を含み、彼らを一躍チリのトップ・バンドに押し上げたアルバム。プログレッシヴ、サイケデリック、民俗音楽を交え、室内弦楽も導入した、情熱的でオリジナリティ溢れるサウンドを聴かせる。ボーナス・トラックとして、72年&73年のアルバム未収シングル4曲(CUERO Y PIEL、AYER CACHE)、(INDIO HERMANO / CORRE QUE TE PILLO) を追加収録。2022年リマスター、3面開きデジパック仕様。チリ盤。 CHILE
BS-18524 ARTI & MESTIERI / Official Live Bootleg Rome Sept. 11th 2021 2CD \3980
 再入荷。2021年9月11日ローマでの公演を収録。ESSENTIA - Live In Japanとほぼ同じセットリストで、キリコを中心とし、主に15年作UNIVERSI PARALLELIからの選曲にTILTの1曲目など1st&2ndの曲も数曲ずつ取り上げられている。ヴェネゴーニは参加していないが、新たにギタリストを加え、他は19年の来日メンバーと同じで、ヴァイオリニストをフィーチャーした5人編成。ロック色とジャズ色の融合はまさにアルティと言え、加えて、ヴァイオリンが醸し出す地中海色が美しくロマンチックに映える。またオザンナにも参加しているキーボーディストのプレイが本ライヴでも冴えており、シャープなシンセ、温かな揺れのエレピ、幽玄なストリングス系(+メロトロン系も)などシンフォ風味も加味。バンド一体となってギアをトップに入れた時のエネルギッシュさは衰えを知らない。300枚限定ナンバーリング入り見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-18532 ZALATNAY SAROLTA / Hadd Mondjam El CD \2800
 初CD化。アルバム・デビュー以前のハード・プログレ・バンドSKORPIOをバックにした女性ヴォーカリストの73年作。ブダペストの妖精と言われた彼女。前作はLOCOMOTIV GTをバックにロック寄りのポップスやバラードを聴かせていたが、本作は強力なロック作となっており、演奏力を誇るSKORPIOに負けないヴォーカルをハンガリー語で聴かせ、ワイルドなシャウトからメロウな翳りまで表情豊かな歌声で魅了。そして、なんと言っても、もうひとつの聴き所は結成されて間もないSKORPIOのパワフルかつタイトな演奏で、ギターなど英国ハードの影響にウェイクマン級のテクニックで弾き込まれるハモンドが見せ場を作る。曲によってフルート、弦オケ、ハープシコードもフィーチャー。リマスター3面開き紙ジャケット。 HUNGARY
BS-18409 KALEVALA / People No Names - 50th Anniversary Edition CD \2800
 再入荷。6ケタの激レア・アイテムとして拝められる72年リリースの1st。単体では初CDとなる2022年リマスター盤。ジャケットからは妖しいサイケを想像してしまうが、技巧的な演奏に驚かされる、まさに驚愕の内容だ。英国の超一流のギタリストにも負けない恐るべし速弾きやオルガンかと思ってしまうレスリーを通したエレピ、ハード・エッジで迫りまくるベース、ジャズ・ロックも凌駕するドラムス、一方で物憂げなピアノとアコギがたなびく黄昏のナンバーもあり、加えて、1曲目を始めとする予想外の展開の連続、各曲の個性的な独立性、奇抜なテクニカルさなど今でも十分に通用する作曲やオーヴァーダヴなど凝った録音にも注目。北欧の秘宝名作。デジパック。 FINLAND
BS-18529 SUNCHILD / Exotic Creatures And A Stolen Dream CD \2700
 人気シンフォ・バンド、KARFAGENのキーボーディストのANTONY KALUGIN率いる、こちらも人気シンフォ・バンドの5年振りとなるSUNCHILDの2023年作。イエスの透明感、キャメルの甘美さ、ジェネシスの叙情性、そして、フラワー・キングスのエモーショナルさを連想させる純シンフォニック・ロックなサウンドを感動的に展開しており、KARFAGENやMODERN-ROCK ENSEMBLEにも参加しているギタリストとカルーギンの多彩なキーボード、胸を打つウォームハートなヴォーカルらで聴かせるファンタジックな好作だ。組曲2曲で構成されており、メロディを際立たせた曲想にて、管楽器やアコギ、女性ヴォーカルも交え、時に物悲しさを漂わせ、儚くもロマンチックで優しい世界を描き出している。本編未収の関連曲など初回限定ボーナス4曲入りデジパック・ヴァージョン&ミニ・ポスター付き! UKRAINE
BS-18528 SOLSTICE / Light Up CD \2800
 人気の女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの2023年新作7th。女性ヴォーカリストがJESS HOLLANDに代わっての新生SOLSTICEの2作目で、フィドル、ヴィオラ、エモーショナルなギターをフィーチャーし、幻想的なメロディをタイトなリズム・セクションが引き締める。アグレッシヴなプログレッシヴ性やジャージィなテイストも織り込んだ、英国の気品あふれる優美な叙情を帯びたスタイリッシュなサウンドに、透明感のある甘めの美声ヴォーカルも映える。そして、ラストでまさに有終の美を飾る、結成40年を越えるベテランバンドの風格に満ちた、オリジナリティを感じさせる傑作。見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18444 MEMORIANCE / L'Ecume Des Jours - D'Apres Boris Vian CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター&ボーナス入りデジパック盤> 79年必聴名作2nd。青春の甘い空想と儚く悲しい恋愛小説「うたかたの日々」をベースにしたトータル・アルバムで、その見事な展開に引き込まれる屈指のフレンチ・シンフォだ。最初、そんなに引っかかりはないと感じるも、すでに彼らの術中で、先を探りたくなり、中盤から終でのイメージが沸き立つ流れにハマっていく。完成度は同年代のアンジュに匹敵。また、ツイン・キーボードになり音色は多彩に、新ドラマーによりリズムは繊細かつ技巧的になり、1stのET APRES...と甲乙付け難いが、スケールで取るなら本作だろう。同年のシングルから2曲ボーナス入り。フランス盤としてはこれが初CD。デジパック。 FRANCE
BS-18320 CRUCIFERIUS / A Nice Way Of Life CD \2800
 再入荷。<変形・見開き紙ジャケット限定盤> パガノッティ、フランソワ・ブレアンら4人組が70年にリリースしたブリティッシュ・ロック影響下の作品。妖しい女性コーラスで幕を開け、英語で歌われるホットなヴォーカル、後にERGO SUMを結成するギタリストのハードなプレイ、ソロ作がシンフォ・ファンに知られるブレアンのカッコいいハモンドとジャージィなピアノが核となり、アップテンポで畳み掛けていく。年代的なサイケ色少々に、ハード・ロックやプログレが交じり合った、ガチな演奏で聴かせるテンションの高い1枚。前年にシングルをリリースし、アルバムは本作のみ。フランス盤としてはこれが初CD化。2022年リマスター盤。 FRANCE
BS-18523D FURIO CHIRICO'S THE TRIP / Equinox CD+DVD(NTSC) \3980
 フリオ・キリコをメインに新たに結成されたフリオ・キリコズ・ザ・トリップの2022年デビュー・アルバムをディスク1に、22年のデビュー・ライヴをDVDに収録した2枚組イタリア盤。ヴォーカル・ナンバー6曲とインスト3曲で構成されたアルバムはすべて本バンドによる新曲で、ギター、キーボード、ベース&ヴォーカル、ドラムスの4人編成で録音。リリース50周年を意識したような72年作ATLANTIDEを思わせるスピーディなハモンドと叩きまくりのドラムスの1曲目に圧倒されるが、クラシカルなオーケストレーションや英語ながらトロルスを思わせるバラードなどバンド全員で作曲構築されたオリジナリティーがあり、また、ギターの速弾きなど21世紀型で、70年代の後期トリップとは違う、重厚でカラフル、シンフォニックな趣がある。ライヴは本作から3曲、ATLANTIDEから4曲目、CARONTEから1曲、計40分の収録。野外イヴェントでのパワフルな演奏だ。3面開き紙ジャケット。 ITALY
BS-18518 MR GIL / Love Will Never Come CD \2800
 COLLAGE、SATELLITE、BELIEVEとポーランドのシーンを牽引してきたギタリスト、MIROSLAW GIL(MIREK GIL)の10年振りとなる2022年作。前2作はアコースティック寄りだったが、本作ではBELIEVEのリズム・セクションを加えたバンド編成となっており、翳りのある詩情と叙情が染み渡るシンフォを聴かせている。アコギも含めた多彩なトーンのギターと落ち着きを払ったヴォーカルをメインに、所々で激しさを見せるも、淡々とした昏さがポーランドならではで、アルペジオが醸し出すアンビエントの幻想感と優雅さが特徴的で、甘美なロングトーン・ソロで切なさが描かれる。その哀愁感とその深さは絶品だ。また、小技が効いたドラマーのアンサンブルが格別。ゲストでの甘い歌声の女性ヴォーカリストもいい。デジパック。 POLAND
BS-18513 WALLENSTEIN / Blitzkrieg CD \2800
 結成時のバンド名だったBLITZKRIEGをタイトルにした72年作1st。アメリカ人やオランダ人も含む多国籍メンバーで録音された。クラヴィが終始テクニカルに弾き倒されるオープニング・ナンバーからパワー全開で、ギターも負けじとフレーズを詰め込み、スペーシィさを醸し出すフェイズ処理が少々時代を感じさせるが、メロトロンやクラシカルなピアノが彩る次曲も途中から相当テンションが上る。無機質なジャケットからは想像出来ない叙情も秘めたハード寄りの力作。見開き紙ジャケット仕様。2022年リマスター盤。 GERMANY
BS-18489 MOSTLY AUTUMN / Back In These Arms - Live 2022 2CD \2980
 再入荷。MAGENTAと並ぶ人気の英国女性ヴォーカル・シンフォ・バンドの最新2枚組ライヴ盤。2022年6月4日オランダでのライヴを収録したもので、パンデミックにより度々延期になっていた、最新作「GRAVEYARD STAR」のツアーから。エモーショナルなギターをフィーチャーしたドラマチックなサウンドに乗せて歌うOLIVIAの美声ヴォーカル、そして、ANGELAの叙情たっぷりのフルートも特筆。近年の3作からを核に、1999年のデビュー作を含む8作品からの曲を幅広く演奏。また、アルバムのボーナス・ディスクのみに収録された2曲(GAZE / HEART BODY AND SOUL)のライヴも貴重で、さらに今回は、リーダーのBRYAN JOSH のソロ・アルバムJOSH & CO.からの曲 (IN FOR THE BITE)も1曲披露。テンションが高く新旧の名曲揃いの全21曲、2時間半。3面開きデジパック仕様。自主盤。 UK
BS-18512 ALAS / Rio No Solo Es Piedra - En Vivo En Brasil 2003 CD \2500
 アルゼンティーナ・プログレの雄、ALASの初となるライヴ盤。アメリカ、アルゼンチン、ブラジルで一連のコンサートを行うために一時期再結成され、本作は2003年に行われたブラジル・リオデジャネイロの「リオ・アート・ロック・フェスティバル」でのライヴ音源を収録したもの。オリジナルメンバーのピアノ、ベース、ドラムスの3人に加え、ギタリスト、バンドネオン奏者を迎えた5人編成にて、タンゴのメロディを取り入れたアコースティック・ジャズ・アレンジにて聴かせる。卓越したピアノのテクニック、情感あふれるバンドネオンのソロもフィーチャーした、複雑でテクニカルかつシャープなプレイに目を見張る。2ndの「PINTA TU ALDEA」の曲も取り上げており、05年の3rd「MIMAME BANDONEON」を反映させたものとなっている。2022年リリース。特殊見開き紙ジャケット仕様。 ARGENTINA
BS-18501 OMEGA / Nem Tudom A Neved CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター&3曲ボーナス入り> 絶頂シンフォ期オメガのハンガリー語ヴァージョンがリマスター&オリジナル・ジャケットで再発! ムーグを大胆に導入するなど過渡期の75年作6th。オルガン、クラヴィ、ストリングス系などキーボードが多彩になり、後半ではオーケストラも配し、エキゾチックな色合いが広がる哀愁の東欧シンフォ色を発散。4曲は先に西ドイツでリリースされた英語ヴァージョンのハンガリー語ヴァージョンで、残りの4曲目は本作の為書かれた新曲で構成。前作までの流れとは違い、洗練されたサウンドとなった。後半の物悲しくもキラキラとしたファンタジーに包まれるスペーシィ感が独特。初期曲の再録、ラジオ音源、映画テーマ曲のボーナス3曲入り。 HUNGARY
BS-18500 OMEGA / Idorablo CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター&2曲ボーナス入り> 絶頂シンフォ期オメガのハンガリー語ヴァージョンがリマスター&オリジナル・ジャケットで再発! バンドの最も成功したスタイルの時代を切り開いた77年作7th。英語ヴァージョンが先にリリースされるなど、当時、全ヨーロッパで多大な人気を誇っていた。ギターアルペジオにシンセやオルガンを配し、エキゾチックな泣きの空間を醸し出しながら聴かせる前半の組曲や、神秘的なシンフォニック・ロックと言える終盤は後のライヴでも定番となった優れた傑出ナンバー。本作もまた彼らの代表作と言えるだろう。国内はもちろん、旧東欧周辺諸国のバンドに多くの影響を与えた。未発表曲と初CD化となるシングル曲、計2曲のボーナス入り。 HUNGARY
BS-18484 ALESSIO TRAPELLA / La Ricerca Dell' Imperfezione CD \2800
 再入荷。UT NEW TROLLS、LE ORME、ALDO TAGLIAPIETRA BANDらに参加しているヴォーカルも担当するマルチ・ミュージシャンがキーボーディストやギタリストやドラマーらとバンドとして録音した2022年デビュー作。ずばり、ニュー・トロルスのDNAを受け継いでおり、プログレのスパイスが効いたイタリアン・ロックを胸アツのイタリアン・ヴォーカルで聴かせる注目作だ。ギター、ハモンド、ピアノ、シンセ、リコーダーらを配したヴィンテージ・スタイルで、アコギの爪弾きにコンバスの弓弾きのノスタルジックさなど70年代の発掘物かと思わせる哀愁があり、ヴォーカルは時に甘く切なく歌い込まれ、メロディックなハードさやイキなジャージィさを織り交ぜ展開。言われなければ72年黄金期の幻の1枚を想像してしまう。伊ファン必聴です。自主盤。 ITALY
BS-18483 CARMINE CAPASSO / Assenza Di Gravita CD \2800
 再入荷。近年のTHE TRIPやSAMURAI OF PROGに参加しているギタリストでヴォーカリストがSAMURAI OF PROGの主要&常連メンバーやELISA MONTALDO(IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE)ら約25人のミュージシャンと作り上げたシンフォニック・ロック・プロジェクト2022年作。冒頭では一瞬フロイドも思わせるも、イタリア語でメロディアスに歌われ、哀愁したたるバラードやPFM的なポップ色やピアノにバンクス風の幽玄なシンセが舞うインスト・ナンバーもあり、中にはオーケストレーションをイタリア然と配したドラマチックな曲も。メロトロンやハモンドも使用され、最近のSAMURAI OF PROGに欠かせなくなったイタリアのキーボーディスト、MARCO GRIECO、ALESSANDRO DI BENEDETTIらもゲストで加わっており、参加メンバーの熱い想いが詰まった力作となっている。デジパック。 ITALY
BS-18510 ALGEBRA LINEAL / Frota La Lampara CD \2980
 邪悪さを纏ったメキシカン・イタリアン・ロックとでも言えるヘヴィ・シンフォを聴かせる2022年デビュー・アルバム。70年代のイタリアン・プログレをリスペクトした、ダークかつ妖しい雰囲気が漂い、骨太な中にもサイケデリックな音像や、シアトリカルな展開、そして、叙情性を帯びた哀愁のサウンドで聴かせる。リリース当時話題を集めたシンフォ・バンドLA GORGONAのギタリストらによるトリオ編成ながら、スペイン語とイタリア語で歌うヴォーカリストを除く他の2人が、ギター、ベース、ドラムス、シンセ、オルガン、ピアノ、フルートなど多彩かつマルチにプレイ。また、後半での神秘的な光景が中南米らしい。ボーナス・トラック2曲を追加収録。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。 MEXICO
BS-18509 MASA CRITICA / La Sabiduria De Los Ancestros CD \2980
 クラシカルなシンフォで幕を開ける2022年作。同時入荷の「ALGEBRA LINEAL」を新たに結成し、リリース当時話題となったシンフォ・バンドLA GORGONA(2015年&2020年作)のギタリストによるソロ・プロジェクトで、リズムセクションも加えたバンドスタイルで録音されており、伸びやかなエレクトリック・ギターを中心に、6&12弦、ナイロン・ギター等を多彩に使い分け、シンセも駆使したサウンドをダイナミックに展開する。「先人の知恵」というタイトルのコンセプト・アルバムとなっていて、インスト作品ながら、ストーリーの情景が目に浮かぶように広がり、展開されていく。そして、全体を通してプログレの軸から外れる事無く構成されているところは流石だ。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。 MEXICO
BS-18508 JUSTINE / Same CD \2800
 70年にリリースされた英国レア・フォーク・バンドの唯一作。可愛らしい声質の女性ヴォーカリスト2人と男性4人のバンド。ギター、フルート、ピアノ、ストリングス、ドラムス等をバックにした男女のメイン・ヴォーカルとコーラスによるもので、例えるならWESTWINDに似たドリーミィ・ポップ・サウンドを聴かせ、また、時折り入るビートルズ風の美しいメロディー・ラインも当時らしい。中心メンバーのJOHN McBURNIEはこの後JACKSON HEIGHTSに加入し、6&12弦ギターを聴かせた。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。 UK
BS-18507 VERBAL DELIRIUM / Conundrum CD \2800
 幽玄さをモダン・プログレッシヴ・ロックで聴かせる2022年作。6年振りとなるが前作とリーダーでキーボーディストのJARGONが20年にリリースした傑作「The Fading Thought」をミックスしたような作風で、ハミルやジョー・ペインを彷彿させるヴォーカルに混声合唱も交え、壮麗なオーケストラル・シンフォニック・ロックから、メリハリが効いたテクニカルなナンバーや、オルガンや管楽器を配したバルカン風変拍子ナンバーまで、時にジェネシスや近年のエニドも見え隠れするも先がまったく読めない、でも、甘くポップな歌メロが通底し、前半の奇怪な伏線を終盤で回収するかのようなラストのドラマチックさですべてを持っていってしまう超力作となっている。CICCADAの中心メンバーがゲスト参加。3面開きデジパック。 GREECE
BS-18506 RENAISSANCE / Azure D'Or - Expanded Edition 2CD+BLU-RAY \4200
 <3枚組・限定ボックス / エクスパンデッド・エディション> 前作の「A SONG FOR ALL SEASONS」同様、当時ジェネシスも手掛けたデヴィッド・ヘンツェルのプロデュース&エンジニアリングによる79年の名作。黄金期のメンバーでの最後のアルバムであり、それまでのオーケストラを全てキーボードに置き換えたフレッシュな感覚で聴かせる。キーボードはやはりデヴィッド・ヘンツェルの趣味なのかARP、CS、CPといった、当時トニー・バンクスが愛用していたキーボードを持ち込み、ジェネシスを連想させる音色でファンを驚かせた。ディスク1は、本編のリマスター。ディスク2は、オリジナル・マスタテープからのニュー・ステレオ・ミックスを収録。各ボーナスは、CD初収録となる「JEKYLL AND HYDE (single version) 」や、 アルバム未収シングル「ISLAND OF AVALON」、デモ、別ヴァージョン等。BLU-RAYには、映像コンテンツとして「THE MILL HOUSE & BRAY STUDIOS PROMOTIONAL FILM 1979」の5曲(JEKYLL AND HYDE / FOREVER CHANGING / THE WINTER TREE / CARPET OF THE SUN / SECRET MISSION)で、スタジオ・プロモ・ビデオや、アコースティック・セッション等となっている。NEW 5.1 SURROUND SOUND MIX / NEW STEREO MIX / ORIGINAL STEREO MIX (96 KHZ/24- BIT)も収録。各紙ジャケットに収納。貴重写真とメンバーへの新規インタヴューを掲載したものと、79年UKツアーのプログラムを復刻した2種類のブックレット付き。2022年リマスター&英国盤。
CD1:AZURE D'Or (2022 REMASTER) + 2 BONUS
CD2:AZURE D'Or (2022 NEW STEREO MIX) + 5 BONUS
BLU-RAY:映像 THE MILL HOUSE & BRAY STUDIOS PROMOTIONAL FILM 1979 (5 SONGS) 音源 AZURE D'Or New 5.1 Surround Mix etc. + 3 BONUS
UK
BS-18504 FREEDOM TO GLIDE / The Chronicles Of Stolen Souls CD \2950
 英国シンフォ・バンドの2022年新作4th。オーケストレーションを含むシンセ、ピアノ、オルガン、ギルモア風のエモーショナルなギター、ハートフルなヴォーカルをフィーチャーしたユニット・バンドで、叙情美あふれるメランコリックなサウンドが特徴。デビュー・アルバムから一貫し反戦をテーマにしており、本作では第一次世界大戦から、現在のウクライナでの戦争も踏まえた「戦争の虚しさ」を強調した歌詞となっている。2014年から2019年に渡る彼らのプロジェクトの集大成と言えるアルバムで、各年のクリスマスまでの1週間に1曲ずつ作曲、録音、制作、リリースされ、「ワーク・イン・プログレス」として期間限定でファンにデジタル配信されていた曲を手直し、拡張し、新曲を加えてプロローグとエピローグを含む、感動を散りばめた新作コンセプト・アルバムとして完成させた作品。フロイド影響下のバンドは数多いが、まさに英国のバンド以外には出し得ない音に満ちている。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-18486 CATAPILLA / Embryonic Fusion CD \2600
 未発表曲を中心とした当時の貴重音源が驚きの発掘!70年代初期、VERTIGOレーベルに「CATAPILLA」と「CHANGES」の2枚の名盤を残した英国屈指のジャズ・ロック・バンド。今回初出となる、アルバム・リリース以前の70年のリハーサル音源が発掘された。デビュー・アルバムのANNA MEEKとは違い、アルバムの録音直前に脱退した女性ヴォーカリストJO MEEK(後にJULIAN JAY SAVARINに参加)がリード・ヴォーカルを取っており、また、9曲の収録のうち、1&2曲目の「PROMISES」と「TUMBLEWEED」の2曲はアルバム収録曲ながら、アレンジもかなり違っている。トラフィックのカヴァー1曲と、他の6曲は未発表曲で構成されているのも驚き。デビュー・アルバム録音前に脱退した当時のギタリストが所有していたテープ音源なので音質はラフだが、アーカイヴ物として眠っていたVERTIGOファン垂涎のお宝発掘に驚きを隠せない。デジパック仕様。2022年リマスター盤。 UK
BS-18447 PLUTO / Voyage Into A Dreamers Mind CD \2800
 再入荷。遂に初CD化。ハケット・ファン超必聴のマイナー・シンフォの名作のひとつ、PLUTOことマルチ・プレイヤーのPETTER ESPEN GUTHEによる80年デビュー作。タイトなプレイが光るドラマーと2人のヴォーカリストが加わったバンド・スタイルで録音。絵を描くように紡がれるギターと曲想はハケットを北欧のドリーミィさと幽幻さに落とし込んだようなリアルさがあり、メロトロンもフィーチャーし、カイパやケルス・ピンクといった北欧シンフォ独特の哀愁で聴かせる。ナイロン・ギターのロマンチックさなど、まるでハケットだが、多くのパートで配されるリリカルなリコーダーが本作の決め手となっており、全体にゆったりとしつつ凛とした叙情が深く満ちていく。リマスター&見開き紙ジャケット。*曲順はレコードのB面が前半にA面が後半に収録されています。クレジットはレコードと同じです。 NORWAY
BS-18476 COLLAGE / Over And Out CD \2800
 90年代のポーランドを代表するコラージュの27年振りの新作となる2022年作。当時の最終作となったSAFEのキーボーディストとリズム・セクションの3人に新たにギタリストと後期QUIDAMのヴォーカリストが加わった5人編成で、まさにあの日本でも大人気となったコラージュ・サウンドを聴かせる。残念ながらMIREK GILは抜けてしまっているが、新加入のギタリストがプレイ・スタイルを受け継いでおり、エキゾチックなキーボードと見事に溶け合っている。当時の面影を残した90年代の香りが曲想に漂い、思い出のアルバムを開いたようなシンフォニック・ロックをドラマチックに堪能出来る。哀愁にこれでもかと塗られていくアンサンブルの濃淡が独特だ。彼らのMOONSHINEやSAFEと並ぶ傑作だろう。STEVE ROTHERYがギター泣きまくりのゲスト参加。 POLAND
BS-18472 AKROASIS / Zephyros CD \2800
 サルデーニャのインスト・バンドの2022年作。ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピアノ、アコギらをメインにしたアコースティック色にエモーショナルなエレクトリック・ギターやドラムスなどロック・セクションが加わり、来日をしたデビュー当時はサルデーニャの音楽文化を伝えるワールド・ミュージックとして紹介されたが、イタリアン・プログレシッヴ・ロック専門レーベルからリリースされた本作では風をテーマとしたシンフォと呼べる内容となっており、20分越えの組曲からスタートする。ギターのハートフルな泣きがよく、フルートの立体的なハーモニー、ネイのエキゾチックさなど地中海の美しさに端整なジャズ色もミックスさせたイタリアらしい作品だ。ジジ・ヴェネゴーニあたりの世界観に通じるのでは。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-18415 TWENTY FIVE VIEWS OF WORTHING / Same - Rare Studio Recordings 1972-1977 CD \2600
 再入荷。<SEELIE COURT LABEL SERIES PART IV> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第4弾として、6タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。アイランド・レコードと契約を結び、72年〜77年にアイランドのスタジオで録音された未発表音源。オルガン、エレピ、ハープシコード、フルート、クラリネット、トランペット、サックスを効かせた端正でテクニカルなプレイに、ハートフルなヴォーカルを合わせ聴かせるサウンドは、プログレッシヴかつカンタベリーで、キャラヴァン、ソフト・マシーン、ハットフィールド&ザ・ノースといったバンドを彷彿させる。当時、ジェネシス、キャラヴァンらのライヴ・サポートも務めたという、高い演奏力を感じさせる一級品。ライナー・ノーツとレア・フォトが掲載されたブックレット付き。2022年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18414 CHARGE / Same CD \2600
 再入荷。<SEELIE COURT LABEL SERIES PART IV> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第4弾として、6タイトルを各380枚限定リリース。90年代初頭にKISSING SPELLからリリースされ、話題となった73年作。ワウやエコーを使ったサイケデリックなエフェクトを効かせ、さらにブルージィさも加味し、当時の英国ならではの屈折したアンダーグラウンドな雰囲気たっぷりに聴かせるプログレッシヴ・テイストを持ったハード・ロック・トリオ。本シリーズの第3弾で初お目見えしたツェッペリン影響下の正統派BABY BERTHAの後進バンド。原盤は99枚プレスされたと言われるが実際には2枚しか現存していないという幻の激レア・アイテム。2022年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18412 MYTHICA / A Wallet Of Winds CD \2600
 再入荷。<SEELIE COURT LABEL SERIES PART IV> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第4弾として、6タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。69年に録音され、71年にアセテート盤1枚のみを残した幻の未発表スタジオ・アルバム。アコースティック・ギター(&ヴァイオリン)、ハーモニカ、ヴォーカルによるトリオで、C.O.B.やI.S.B.、DULCIMER辺りを連想させるような、当時の英国を色濃く感じさせる味わい深さを持った、70年代のアンダーグラウンド・フォーク・ファン垂涎の作品。リーダーによるライナー・ノーツと歌詞が掲載されたブックレット付き。2022年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18410 CROOKED OAK / The Foot O' Wor Stairs CD \2600
 再入荷。<SEELIE COURT LABEL SERIES PART IV> コレクター驚愕の新レーベルSEELIE COURT LABELの超メガレア・アイテムCD化第4弾として、6タイトルを各380枚限定リリース。初CD化。79年にリリースされたフォーク・ロック・バンドの2作目。アコギに加え、ノーザンブリアン・スモール・パイプ、アイリッシュ・パイプ、ホイッスル、シターン、フィドル等も加えたトリオ編成にて、トラッド曲を突き詰め独自のアレンジで聴かせる、ジャケットのイメージにぴったりのサウンド。本シリーズの第2弾で初CD化された「FROM LITTLE ACORNS GROW」の次作にしてラスト・アルバム。2022年リマスター&見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18463 FLAMBOROUGH HEAD / Jumping The Milestone CD \2700
 実に9年振りのオリジナル・アルバムとなる2022年作。女性ヴォーカルをフロントにハートフルなギターと鮮やかなキーボードとリリカルなリコーダー&フルートが哀愁を紡いでいく作風は彼らならではと言え、15年にソロをリリースしている新加入のギタリストがこれまたラティマー・タイプで琴線に触れるフレーズを織り成し、テーマとなる甘い美メロを繰り出す。緩やかな曲想でファンタジックなシンフォを聴かせるのが真骨頂だが、まさにその芸は円熟の域に達しており、ピアノ、オルガン、ストリングスの的確性、ギターソロの必然性、繊細に配されるリズム変化など一朝一夕では生み出せないアレンジにて展開。全体に彩る儚さがなんともロマンチック。キャメル・ファンはぜひ! 3面開きデジパック。 HOLLAND
BS-18462 EDDIE MULDER / Signature CD \2700
 メロウなギターとキーボードがカラフルに絡み合うシンフォで幕を開ける2022年作。 FLAMBOROUGH HEADを経て、LEAP DAY、TRIONを掛け持ちするギタリストの2022年作。現在は再びFLAMBOROUGH HEADにベースで参加。本作はバンドメイトら7人のメンバーが加わっており、LEAP DAYのキーボーディストを始めドラマーらとの数人でのバンド録音のものから、アコギを組み合わせた神秘的な曲や、ギターとプログラミングによるコンテンポラリー・シンフォとでも呼べる曲など構成に富み、曲によってはフルートも交え、すごくプロフェッショナルな演奏なのにシェアできるムードが優先し、似た曲想でも曲ごとの質感が違うなど、どこかフォーカスを思い出させる。TON SCHERPENZEELが2曲、COLIN BASSが1曲でゲスト参加。3面開きデジパック。 HOLLAND
BS-18424 AUDIO'M / Godzilla CD \2850
 再入荷。フランスの正統派シンフォ・バンドの6年振りとなる2022年新作2nd。メロトロンをフィーチャーした、ダークでテクニカルなシンフォニック・ロック作で、エモーショナルなギターや、ヘヴィな弾き込みのベース、ヴィンテージ感のあるキーボードをフィーチャーし、クラシカルなパートも織り込んだ、ドラマチックで凝ったアレンジで聴かせる。ジェネシスや、イエスの影響を感じさせながらも、フランスならではの美しい翳りに満たされており、彼らのオリジナリティを増幅させている。また、情感豊かな女性ヴォーカリストの存在も大。本作は3部構成の大作「GAIA」の第1部「GODZILLA」で、43分1曲で構成されたコンセプト・アルバムとなっている。必聴の傑作。3面開きデジパック仕様。自主盤。 FRANCE
BS-18423 AUDIO'M / Same CD \2850
 再入荷。発売当時注目された2016年デビュー作も新作にあわせて少数再入荷。女性ヴォーカル、ツイン・キーボード、ツイン・ギターに、リズム陣、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバも加えた9人組。クラシカルなパートを織り込んだ凝ったアレンジが特徴的で、オルガンや、メロトロン系の音色も取り入れたヴィンテージ感のあるキーボード・プレイと、優美なギターをフィーチャーし、重厚なサウンドでドラマチックに聴かせ、シンフォニック・ロックの王道を行く。また、翳りを帯びたファンタジックな叙情美も持ち合わせており、メロディ・ラインにジェネシスの影響が見え隠れする場面も。デビュー作とは思えない堂々の傑作。英語。自主盤。 FRANCE
BS-18455 MIGUEL CANTILO Y JORGE DURIETZ...Y OTROS / Apostoles CD \2800
 75年にRCAのスタジオで録音し完成させるも政府の検閲によりリリース出来ず、ようやく80年にリリースされたという作品。PEDRO Y PABLOの3rdとも言われ、メロディアスで淡い叙情に包まれたシンフォニックなサウンドと柔らかなヴォーカルは彼ららしいが、本作ではキーボードにCHARLY GARCIAや、LA PESEDA一派のギタリストKUBERO DIAZ、SUI GENERISやLA BIBLIAなど多数のアルバムにも参加したヴァイオリニストのJORGE PINCHERSKYら多数のアーティストを迎えており、サイケデリック&プログレッシヴな面も取り入れている。ヴァイオリンをフィーチャーしたクラシカルな趣が美しい4曲目やCHARLY GARCIAのミニムーグが光る6曲目など聴き所も多い。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18454 INVERNALIA / Tenebras CD \2800
 アルゼンチンのシンフォ・バンドHABITATのギタリストALDO PINELLIが新たにスタートしプロジェクトの2022年新作2nd。彼のエレクトリック&アコギ、シンセ、ピアノ等のマルチプレイに加え、近年のHABITATのドラマーとキーボーディストも迎え、さらに、妖しく響くヴァイオリン、フルート等も導入した、クリムゾンチックなダークでアグレッシヴなプログレッシヴ性と、スペイン語による柔らかなヴォーカルも交えた中世音楽風味を帯びたクラシカルでシネマティックな幻想を帯びた叙情的なシンフォ性が美しく交差する。 ARGENTINA
BS-18450 KERYGMATIC PROJECT / Dreams World 2CD \3980
 シンフォニック・トリオ・バンドの2枚組での2022年作。キーボード、ベース(&ヴォーカル&ギター)、ドラムスのトリオで演奏されているヴァージョンと、同9曲をトリオ・バンド+オーケストラとの共演アレンジ風に仕立てたクラシカルで壮大なオーケストラル・ヴァージョンの2つのヴァージョンを収録。ジェネシスやエマーソン・レイク&パウエルの影響を感じさせる彼らだが、オーケストラを意識した本作ではイタリアのバンドならではのピアノの美しさも印象的で、持ち前のキャッチーかつ翳りのある曲想がオケを想定してスケール感をアップしており、アナログ・シンセ的な音色を配したトリオ・ヴァージョンに対し、バンドにストリングスやブラスを加えて演奏したようなオーケストラル・ヴァージョンの聴き比べが面白い力作だ。全体のきらびやかさや、美しさなどスイスにまたがるマッジョーレ湖に面した美しい街、ストレーザで結成されたバンドらしさが出ている。活動歴は長い彼らの野心的なコンセプト アルバムだ。3面開きデジパック限定盤。 ITALY
BS-18383 BANDA BELZONI / Timbuctu CD \2800
 再入荷。アルティのギタリスト、ジジ・ヴェネゴーニを筆頭としたシンフォ・バンドの2作目となる2022年作。PFMのフランコ・ムッシーダ、オザンナのリノ・ヴァイレッティらレジェンドをゲストに迎え制作。イタリアらしい陽光を感じさせるサウンドで、メロトロンを含む美しいキーボード群にヴェネゴーニの鮮やかなギターがエレクトリック&アコースティックでエキサイティングにメロディックに加わる。フレーズに時折センチメンタルなアルティが浮かぶのは言うまでもない。哀愁の情景を醸し出す伊語ヴォーカルも良くマッチしており、他にあのガゼボや、気鋭バンドのLO ZOO DI BERLINOのキーボーディスト、さらにSYNDONEのメンバーも参加。イタリアの探検家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ベルツォーニの航海をコンセプトにしている。見開き紙ジャケット限定盤。 ITALY
BS-18448 PARALLELAS / Introspeccion CD \2800
 リリカルな叙情がアルゼンチンらしい風情を醸し出す、2019年デビュー・アルバム。キーボーディストが率いる、ベース、ドラムスのトリオ編成で、シンセ、ピアノ、エレピを駆使し、クラシカルなアレンジも取り入れた、柔らかなメロディ・ラインが美しい南米ならではのシンフォニック・ロックを聴かせる。テクニカルなプレイを交えたプログレッシヴ性も持ち合わせており、また、ラストでは、チェンバロの音色による哀愁に満ちたバロック調のサウンドで綴り、最後にはチャーチオルガンを取り入れたドラマチックな展開が待ち受ける。スペイン語による情感豊かでハーフルなヴォーカルや、エレピなど、PABLO EL ENTERRADORを思わせるところも。デジパック仕様。自主盤。 ARGENTINA
BS-18446 ANDERSEN & PLEYM / Have Your Own Feeling Have Your Own Way CD \2800
 初CD化。後にST.HELENAを結成するキーボーディストら2人のデュオ作として71年に250枚のみプレスされたメガレア物。英国フォークの影響を感じさせる甘くドリーミィーなヴォーカルをアコギではなくオルガンとピアノ主体で聴かせる作風が独特で、曲によってトロンボーンやエレクトリック・ギター、ベース&ドラムスも加わるが、あくまでもキーボードとヴォーカルをメインとし、ギターなど数人の友達と学校の音楽室で録音された自主盤だ。物静かな曲ではDUNCAN BROWNEあたりに通じるも、オルガンの弾き倒しとファズギターによるサイケデリックなロック色が強いナンバーもあり、プログレ前夜の雰囲気が立ち込める見逃せない愛着を感じる。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18445 BAZAR / Drabantbyrock CD \2800
 <2022年リマスター盤> HOSTの1stあたりを思わせる激レアの良質なコレクターズ・アイテムとして知られるハード・プログレ・バンドの74年作2nd。ツイン・ギター(&ヴォーカル)とリズム・セクションの4人編成で、曲によってハモンドやピアノ、リリカルなフルートも加わる。ノルウェー語で歌われ、中にはカイパのようなトラッドをベースにした北欧らしい哀愁のインスト・ナンバーも含み、アコギも用いられ、カッコ良く畳み掛けるナンバーにメロディアスなナンバーも混じる。手数の多いドラムスに乗り硬質なギターが熱いインプロを展開するラストはジャズ・ロックへ。71年にオスロで結成され、73年にROLF AAKERVIK & BAZAR名義でデビュー。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18433 NEUSCHWANSTEIN / Alice In Wonderland CD \2700
 <2022年リマスター新装盤>79年に叙情派シンフォの愛聴盤、BATTLEMENTをリリースしたバンドの極上のジャーマン・シンフォと言える幻の1st。76年にコンセプト・アルバムとして録音されるも09年にCD化されるまで未発表だった。ジェネシスに没頭したBATTLEMENTと比べると同じ叙情派でも音の傾向はやや違い、こちらはフルートを色彩豊かに配した夢想感のある70年代型のゲルマン・シンフォで、クラシカルな情緒を織り混ぜたリリカルなサウンドで聴かせる。メンバーはBATTLEMENTからヴォーカリストを抜いた5人で、ツイン・キーボード編成。また、今回の再発では、独語のナレーションからソーニャ・クリスティーナによる英語のナレーションに差し替えられている。 GERMANY
BS-18430 TWENTY FOUR HOURS / Ladybirds CD \2850
 ジェネシスを始め英国プログレに影響を受けている彼らがアルバムとしては初となるイタリア語で歌うナンバーを数曲フィーチャーした2022年作。2曲目など70年代のカンタウトーレのようなバラード・シンフォと当初からのガブリエルやハミルのソロのような、ややニュー・ウェーブがかったナンバーが混在。エキゾチックなキーボードにヴァイオリンやサックスも加わり、ジャケットのようなシュールな夢想も交じり合う個性派だ。後半ではフロイドやVDGG風などサイケなごった煮があり、そこからオルガンがたなびく哀愁のファンタジーへ抜けていく独特の内容を持っている。デジパック。 ITALY
BS-18426 SBB / Live Cuts - Ostrava 2002 2CD \3500
 SBBの新たな未発ライヴ・シリーズ「Live Cuts」第3弾。初出となる02年11月にチェコのオストラヴァにあるクラブで録音されたテープからリマスターした2枚組2022年盤。プロモーションを兼ねたショート・ツアーが同年の年末に掛けて行われていたが、ギタリストのAPOSTOLIS ANTHIMOSが体調不良の為、同行出来ず、ポーランドのキャリアのあるロック・ギタリストのANDRZEJ URNYが参加。結果、FOLLOW MY DREAMやWELCOME収録のキーボードをバックに切々と歌うヴォーカル・ナンバーと、インプロヴィゼーションを主体としたハードなギター・トリオ的なナンバーを混在。オープンなセットリストと言え、荘厳なオルガンや幻想的なムーグのインプロも聴ける。このフォーマットの自在さが、ある意味、SBBならでは。 POLAND
BS-18425 SBB / Live Cuts - Enger 1977 CD \2950
 SBBの新たな未発ライヴ・シリーズ「Live Cuts」第4弾。初出となる77年6月にドイツ・エンガーで行われたコンサートの模様をバンドが保管していたオリジナル・テープからリマスターした2022年盤。ギタリスト抜きでのキーボード(&ヴォーカル)とドラムスの2人で演奏されており、曲は2ndや3rdの初期のヘヴィ・シンフォ・ナンバーに加え、翌年リリースとなるチェコ・アルバムの両面からや、また、この時期によく演奏されていたスタジオ盤未収の直線的な破壊力のあるカッコいいナンバーなど、選曲は申し分ない。殺気立ったドラムスと唸りを上げるキーボードは洗練とは別物のパワーに満ちあふれており、絶唱ヴォーカルが胸に刺さる。FOLLOW MY DREAMでのインターナショナル・デビューを前にした圧巻の内容だ。 POLAND
BS-18422 JORDSJO / Jord Sessions CD \2800
 17年にカセットでリリースされたアルバム、JORD(18年にCD化)の曲に追加録音をした「リミックス」をメインに、同時期に録音されていた2曲(1曲は初CD収録)とファン向けのコレクターズ・シングルとしてリリースされたデモ(初CD化)を収録した2022年盤。ANGLAGARDあたりを思わせるサウンドが話題となったが、リミックス及び追加録音により神秘的なプログレッシヴ性が濃くなり、ますますANGLAGARDに近くなった。メロウなギター、妖しくも美しいフルート、シンセ、オルガン、メロトロンらにノルウェー語のエキゾチックなヴォーカルが加わる。本編と同年に録音され今回追加収録された3曲もメロトロンのツウな配し方など出来が良く、ジェントル・ジャイアントの影響も感じさせ、特に初CD化となるデモ(13分)はデモの域を超えた内容で北欧シンフォの真髄を極めている。深い。ANGLAGARDファンはぜひ! NORWAY
BS-18420 OPUS AVANTRA / Loucos CD \2850
 深く尊く、神聖な幻影を見せる26年振りのスタジオ作となった2021年作。ドネラ・デル・モナコの紛れもないヴォーカルとアルフレッド・ティソッコのピアノをフィーチャーし、ヴァイオリン、チェロ、アコーディオン、トニー・エスポジトによるパーカッション、シンフォ・バンドのSEZIONE FRENANTEとの連名作をリリースしたばかりのマウロ・マルテッロのフルートらのアコースティック・アンサンブルに、アンビエントやループなど気鋭のエレクトロニック・アレンジメントを曲によって加え、さらに弦オケも足すなどオパス・アヴァントラの創設者ジョルジオ・ビゾットの哲学を受け継いだ孤高の内容となっている。ヴェネチアをテーマにした曲が多く、クラシカルな芳醇さと悲哀が交じり合い、タイムカプセルを開けたような冒頭でもう虜と言えるが、74年のデビュー作へのオマージュも感じさせつつ聴き進むにつれ彼らの精神、前衛的な革新性が見事にコラージュされている。イタリア盤。 ITALY
BS-18419 CYE / The Strange Animal From The North CD \2980
 SISYPHOSのレーベルから限定リリースされたスイスならではのシンフォを聴かせる2022年作。90年代初期に2枚のアルバムをリリースした彼らの28年振りの復活作で、かつてはポンプ系だったが、本作はドラマチックな音圧で吹きあふれる壮大壮麗なクラシカル・シンフォニック・ロック作となっており、4つの組曲で構成。ハケットとウェイクマンが本気でコラボしたら、と言った感じのサウンドで、つややかなエレクトリック・ギターにアコギも加え、華麗なストリングスや眩いシンセにハープシコードやピアノが切り込む。重厚なリズム・セクションはELP級で、オルガンがフィーチャーされると、まさにといった風にも。圧巻である。強靭な筋がブレず、姿勢が決まっているのがスイス産ならでは。SISYPHOSのリーダーとの共同プロデュース。限定入荷。 SWITZERLAND
BS-18418 SISYPHOS / Recapitulation 1979-1989 CD \2980
 遂に初期レア音源がCD化! 96年に傑作「Moments」でCDデビューする以前のギター・トリオ時代の1st〜6thのアナログ盤6枚(81年〜90年)から9曲と、同時期の未発表曲(79年〜81年)4曲で構成された73分収録の2022年コンピ盤。初期はアナログ盤オンリーだったので、これが初CD化である。初期はハードなナンバーを演奏していたが、本CDの選曲はプログレを意識したものとなっており、変則アクセントと屈折した展開を持つプログレ・ファン向きのナンバーが集められ、ピーター・ハミルを思わせるヴォーカルとインスト・パートでは強烈なグルーヴ感での白熱の演奏が聴け、年代が進むにつれアレンジは進化し多様化。また、女性キーボーディストのLILI THE PINK名義でリリースされた88年の幻のシングルは彼女のジョブソンを思わせるピアノをフィーチャーした変拍子のプログレッシヴ・ロックで、ずばりUKのデンジャー・マネーを彷彿。オーボエ・ソロも入る。この後、しばらくのブランクを経てMENTAL HEALTHのキーボーディストが合流し、シンフォ・バンドへ転身。「Moments」の衝撃リリースとなる。リマスター限定盤。*少数プレスのため売り切れ後の再入荷は未定です。 SWITZERLAND
BS-18417 TIGER MOTH TALES / A Visit To Oxfordshire - Live CD \2700
 2022年7月1日&2日の2日間に渡り行われたプログフェス「PROG FOR PEART」でのライヴ音源。キャメル他、多数のバンドに参加し才能を発揮しているマルチプレイヤーPETE JONESの、キャメル、ジェネシス、スティーヴ・ハケット影響下のシンフォニック・ロック・ソロ・プロジェクトだが、ライヴではバンドメイトであるRED BAZARのメンバーを起用し、4人編成のバンドでプレイしている為、アルバムとは違ったアレンジが施され楽しめる。2014、2017、2018、2020年作から選曲された全11曲。ラッシュのドラマーの故NEIL PEARTの追悼チャリティー・コンサートで、THE ENID、KRNATAKA、ALSO EDEN、LAST FLIGHT TO PLUTO、THE FAR MEADOWら、2日間で16組のバンドが出演した。見開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18416 CLAIRE HAMILL / A Pocket Full Of Love Songs CD \2600
 イエス影響下のシンフォ・バンド「FRAGILE」でリード・ヴォーカルとして参加し注目を集めた、女性ヴォーカリストの2022年新作ソロ・アルバム。71年にISLAND RECORDSからリリースされたデビュー・アルバム「ONE HOUSE LEFT STANDING」は名盤としてプログレ・ファンにもよく知られている。元祖美形女性シンガーとして、それ以来、ソロとして50年以上活動してきた彼女。本作はストリングスやキーボードも加えたメロディアスなフォーク・ロック・アルバムで、彼女のキュートな歌声も映える。 UK
BS-18358 WIGWAM / Fairyport - Deluxe Edition 2CD \3200
 再入荷。71年リリース傑作3rdに約90分のボーナスを収録した2022年リマスター盤。プログレッシヴなハモンドとピアノが繰り広げるジャズ・ロック&カンタベリー色にヴォーカルのメロディアスさが溶け合う。JUKKA GUSTAVSONとPEKKA POHJOLAによるコンテンポラリーなコード進行が独創性を生み、JUKKA TOLONENをゲストに迎え、オーボエ、バスーン、クラリネットも加え展開。ペッカはヴァイオリン、ピアノ、アコギ、ハープシコードとマルチ才能ぶりを発揮。ボーナスは約90分あり、1トラックを除き、すべて初出。D面に収録されていた71年ライヴ録音の「Rave-Up For The Roadies」は17分に短縮されたエディット・ヴァージョンだったが、今回、初となる36分の完全版で収録。トローネンのギターが圧巻だ。加えて、70年のラジオ音源からトルコ風ブルー・ロンドやザッパなどカヴァーも交えたメドレー含む5トラック計41分(グスタフソンのハモンド弾き倒しが凄まじい)、デモ2曲、また完成版ではカットされたペッカが弾くヴァイオリン入りのヴァージョンやオーケストラ入りヴァージョンも収録。3面開きデジパック限定盤。 FINLAND
BS-18407 MANUEL SCHMID UND MAREK ARNOLD / Ziele CD \2850
 現STERN COMBO MEISSENのヴォーカリスト(&キーボードも担当)と近年STERN COMBO MEISSENに参加し、FLAMING ROW、CYRIL、ARGOS、KARIBOWなど多くのジャーマン・シンフォ・バンドにも参加している管楽器奏者でキーボーディストのコラボ2022年作。澄んだメロディーが美しいドイツ語によるヴォーカルをフロントに、バンドメイトらが加わったメロディアスな好作で、ロックとポップの間にシンフォ色も隠し味としてミックスさせたAOR的ではあるものの、特に中盤から後半、曲の哀愁感と出来が素晴らしく、ピアノやシンセが前にフィーチャーされる4曲目やドラマチックに展開する5曲目は近年のSTERN COMBO MEISSENにも近く、穢れ泣きピアノに導かれるバラードの6曲目など傑出しており、胸に染み入る。本作ではMELANIE MAUやFREQUENCY DRIFTで知られるギタリストやイタリアの女性ギタリストのMARCELLA ARGANESEがゲスト参加。 GERMANY
BS-18355 GALAHAD / The Last Great Adventurer CD \2700
 再入荷。TWELFTH NIGHTのベーシストMARK SPENCERが新たにメンバーに加わり、リリースされた2022年新作。オーケストレーションも交えた多彩なキーボードワーク、エモーショナルかつハードなギター、ソリッドなリズム、ハートフルなヴォーカルで織り成す、ドラマチックな叙情性とモダンなダイナミズムが融合したシンフォニック・ロック作で、他のバンドとは異なるオリジナリティを感じさせる力作となっている。アルバム・ラストを飾るのは、STUの父へ捧げたというプライヴェートな長尺曲。プロデュース、ミックス、マスターリングはKARL GROOM。ボーナス・トラックとして、「NORMALITY OF DISTANCE」と、STU NICHOLSONと故NEIL PEPPERによって09年に書かれたデモ「ANOTHER LIFE NOT LIVED」の新録ヴァージョンの2曲を追加収録。デジパック仕様。自主盤。 UK
BS-18368 GLASS HAMMER / At The Gate CD \2700
 再入荷。荘厳なパイプ・オルガンが響きイエス色全開でドラマチックにスタートする2022年作。ファンタジックな華々しさにハードでカッコいいオルガンの弾き倒しやヘヴィなギターを上手くミックスさせ、また前2作で見せたシーケンサー風のプログラミングの融合など20年作のDREAMING CITYから始まった新たなバンドキャラの3部作の最終編として、決着を付ける堂々の内容となっている。耽美で物悲しいピアノと女性ヴォーカルで幽玄に聴かせる8曲目からラストの9曲目への流れは白眉の出来で、再びパイプ・オルガンに導かれ、アコギやメロトロンの調べが幻想的に加わり、甘美なギターのハモリやオペラチックなコーラスなど、それまでのダークな作風に一気に眩い光を与え、感動的に解放していく。久々にJON DAVISONがゲスト参加。デジパック。 USA
BS-18404 THE LOST VISION OF THE CHANDOO PRIEST / Same CD \2800
 アルファタウラスのキーボーディストらが後押しした若い才能のあるプログレ・ミュージシャン2人によるユニット的な2022年作。UNREAL CITYの女性ギタリストと、彼女も加わっているQUEL CHE DISSE IL TUONOのキーボーディスト(CELLAR NOISEのメンバーでも)によるベースやドラムスも含むマルチ・プレイで録音されており、メロトロンを始め、ソリーナにイタリア製のストリングス・キーボードのローガンやエルクも加え、他にローズやバンクス的なオルガンも配し、60年代風のヴィンテージなサウンドから70年代シンフォ&幻想プログレなインストまでイタリアン・プログレの多様性を見せるマニアックな内容となっている。デジパック。 ITALY
BS-18402 LIMITE ACQUE SICURE / Same CD \2850
 バンコのトリビュート・バンドとして活動してきた彼らのスタジオ録音のオリジナル曲6曲に、バンコの1stからIL GIARDINO DEL MAGOのカヴァーライヴを加えた2022年デビュー作。多彩なキーボードやギターにフルートを交えたシンフォを演奏しており、クラシカルな物悲しさやリズムなどたしかにバンコの影響を感じさせつつ、オルメに似た伊語の歌心を聴かせ、男性をメインにパートによって女性ヴォーカルも加わる。100%のイタリア色にてエモーショナルな曲想で展開されるイタリア・ファン必聴の出来だ。冒頭の地中海色、中盤の影のラビリンス、そして、70年代初期のイタリアに通じる無垢な息吹。ロマンチックな夢想も香り、高貴な雰囲気も湛える。ハープなど独自の色付けも施したIL GIARDINO DEL MAGOは堂々の16分の演奏。かなり出来がいい。 ITALY
BS-18397 EMMANUELLE PARRENIN / Maison Rose CD \2800
 フランスの名門レーベルBALLON NOIRから、77年にリリースされたレア・プログレッシヴ・フォークの名盤。アシッド感覚を伴った神秘的でスピリチュアルなオーラを持った幽玄なサウンドに乗せて、美声女性ヴォーカルが夢想的に響く。彼女の弾くハーディ・ガーディー、スピネッタ、ダルシマーと、ゲストによるフルート、アコギ等によるアコースティック・アンサンブルは中世的な香りをほのかに漂わせ、彼女のヴォーカルをサポートする。自身が地方で集めた伝統的な音楽に由来しており、独特の繊細な世界観に満ちている。そして、タイトル・トラックはあまりにも厳か。近年ではフランスのヴァシュティ・バニアンと言われる彼女の当時の唯一のアルバム。ボーナス2曲(当時の未発表曲 17 DECEMBRE / LA FORET BLEUE)を追加収録。リマスター盤&2022年リリース。デジパック仕様。 FRANCE
BS-18395 MAGENTA / The White Witch - A Symphonic Trilogy CD \2800
 傑作。ROBERT REEDが100人越えのフル・オーケストラを想定して旧曲を新たにアレンジし、さらに新曲を1曲加えて3部構成の約50分の組曲に再編し、新作として完成させた2022年作。壮大なスケール感でクラシカル&ドラマチックに聴かせるシンフォニック・アルバムで、キーボード&ソフト音源を駆使し、生のオーケストラかと思ってしまうほど超リアルなオーケストレーションに、フルート&オーボエの生楽器を加え、さらにリアリティを高めている。17世紀の英国を舞台にした戦争やパンデミックを現代に重ねたコンセプトの中世色が漂う。バンドメイトのCHRIS FRYの瑞々しいクラシック・ギターや、もちろん、クリスティーナの美声ヴォーカルも映える。2001年のデビュー・アルバム「REVOLUTIONS」収録の「THE WHITE WITCH」と、続く2004年作「SEVEN」収録の「LUST」を基にタイトルも新たにし、この物語を完成させる新曲で希望を見い出し荘厳にラストを飾る。見開き紙ジャケット。 UK
BS-18394 25 YARD SCREAMER / Nemesis CD \2700
 ウェールズのバンドの2022年新作は、今までのダークな翳りを帯びたメランコリックなサウンドを踏襲しながらも、新たな要素を持ち込んだという意欲作。シネマティックな音像と、柔らかな物腰のヴォーカルで綴るポスト・シンフォとも言えるもので、淡々とした中にも突如として現れるエキセントリックなギター等、パイナップル・シーフ辺りを思わせるところもあり。現代のミスコミュニケーションや贖罪といったトピックにアプローチした、彼らのアルバムに於ける新しいストーリーの始まり。3面開き紙ジャケット仕様。 UK
BS-18354 BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Orlando - Le Forme Dell'Amore - Limited Digipack Edition CD \2600
 再入荷。ダーウィンを超えた驚愕の作り込みに圧倒される2022年作。見事な感情移入で歌い込まれるヴォーカルにティンパニーが打ち鳴らされ神の手によるピアノが切り込んでくるオープニングから金縛りにあってしまう。バンコ然としたハモンドとムーグ、引っ掻くようなギター、不協和音と攻撃的なユニゾン、狂気じみた半音階、複雑に合体する変拍子、ピアノは時に物悲しく、アコギの叙情性と交わる。ルネッサンス期の叙事詩「狂えるオルランド」をコンセプトに数年掛けてスタジオで録音された。まるで厳格なもうひとつのダーウィンとも言えそうだが、ムーグの今風のチューニングやシロフォンとマリンバの導入、そしてバンド初となる女性ヴォーカリストのゲスト参加(ヴィットリオの娘ヴィオラ・ノチェンツィ)など、新味もあり、彼らの挑戦が止まらない。どんなにハードルを上げて聴き出しても、はるか上から越えて来る信じられない内容となっている。3面開きデジパック限定盤。 ITALY
BS-18391B BIG BIG TRAIN / Summer Shall Not Fade - Live At Loreley 2CD+BLU-RAY \4800
 今のイギリスを代表するシンフォ・バンドの2018年7月13日にドイツ・ローレライで行われたプログレ野外フェス「NIGHT OF THE PROG FESTIVAL」でのライヴ映像を収録したブルー・レイと同音源CD2枚の3枚組。バンドのライヴ史上一番の出来となった素晴らしいパフォーマンスを収めたもので、後に脱退することになるヴァイオリニストのRACHEL HALLや、急逝したヴォーカリストDAVID LONGDONらが揃った貴重なマテリアルとなる。「THE UNDERFALL YARD」「ENGLISH ELECTRIC」「FOLKLORE」「GRIMSPOUND」からの曲を13曲演奏。5人のブラスセクションとDAVIDのフルートの存在も大きく、また、大型スクリーンと照明を組み合わせたステージングもドラマ性を引き立たせている。英国ファン&シンフォ・ファン必見の傑作ライヴ。綴じ込みブックレット仕様。自主盤。*国産機で再生可。DVDの発売予定はございません。 UK
BS-18390 DAVID LONGDON / Door One CD \2800
 BIG BIG TRAINのヴォーカリストで、昨年事故により急逝したDAVID LONGDONの遺作となったアルバム。やはりBIG BIG TRAINの流れを汲んだシンフォニック・ロックで、メロトロン系も加えたコンテンポラリーな英国叙情で聴かせ、何より彼の声の印象、存在が大きい。ヴォーカル、キーボード、アコ&エレクトリック・ギター等自身がマルチにプレイし、ドラムスにJEREMY STACEY (KING CRIMSON)、ベースにSTEVE VANTSIS (FISH)、サックス奏者THEO TRAVIS (THE TANGENT)、古くからの朋友であるギタリスト、ストリングスらを迎え録音された。数年に渡り本作の為のアイデアを蓄積し、BIG BIG TRAINの「COMMON GROUND」の後からレコーディングを行い、彼が亡くなった昨年11月の時点でアルバムはすでに90%出来ており、残された制作関係者の手によって完成させた。2022年作。見開き紙ジャケット仕様。自主盤。 UK
BS-18362 LODESTONE / Time Flies CD \2800
 初CD化。71年にPHILIPSからドイツ盤のみでリリースされたバンドの唯一作。オーケストラやハープシコード、ハモンドをフィーチャーしたプロコル・ハルム辺りに通じるようなクラシカル・ロックと、フルートやトランペットを加えたポップな曲調とハートフルなヴォーカルで、当時の英国らしいサウンドをメロディアスに紡ぐ。オルガンに重ねられるハープシコードの気品はベガーズ・オペラを思い起こさせる。宇宙旅行をテーマにしたコンセプト・アルバムとなっているが、全体を通しての牧歌的なイメージが英国的。2022年リマスター&英国盤。 UK
BS-18361 TWOGETHER / A Couple Of Times CD \2800
 73年作に自主リリースされた激レア・オルガン物で現在は20万以上するとも言われている。キーボードとドラムスの2人で録音されており、パーカッシヴなトーンでの攻撃的なナンバーから哀愁たなびくクラシカルな曲想などハモンドを多用し、曲によってピアノやシンセも加え、数曲ではヴォーカルが入り、全体にベースがオーヴァーダブされている。ジャージィでもあり、叙情的でもあり、ドイツによくあるタイプだが、中盤以降の翳りが刺さり、コレクター心を離さない。ラストはどこか初期シュルツェのようなオルガン瞑想で終る。こんなバンドにシングルがあったことすら驚きだが、そこからボーナス2曲入り。リマスター。 GERMANY
BS-18238D STERN-COMBO MEISSEN / 55 Jahre Stern-Combo Meissen - Das Jubilaumskonzert 2DVD(PAL) \4800
 再入荷。2019年にマイセンで行われた55周年記念ライヴを収録した2022年2枚組DVD。77年のデビュー作から新作のFREIHEIT ISTまで、短縮版の「錬金術師の物語」、「禿山の一夜」、「展覧会の絵」も含む、オール・タイム・ベストな選曲となっており、今はバンドを離れた初期のメンバーや女性ヴォーカリストのVERONIKA FISCHERら数人のゲストも迎え開催された。ヴィンテージ感のある重厚でクラシカルなツイン・キーボード群に彩られる初期のプログレ&シンフォ期のナンバーはもとより、後期のヴォーカルをメインに聴かせる曲も東欧の哀愁が効いており、トレンドに透明感のあるセンチメンタルさが染み入る。また、年代を追うセットリストにより、彼らが80年代に入りメインストリームの野心を持つバンドにどのように変化していったか感じ取れ、現在ドイツのいつくかのシンフォ・バンドをかけ持つMANUEL SCHMIDの存在が効いており、後期の曲の良さがより引き出され、今までのDVDにはない新たな見応えと聴き応えがある。ベルリンのマイナーレーベルからのリリース。3面開きデジパック。 GERMANY
BS-18359 ENGLAND / The Concerts In Japan 2CD \3500
 <リミックス&リマスター2022年盤> 2枚組にて2006年の来日コンサートを収録。国内盤が同年にリリースされたが、1枚物で8曲入りだったのに対し、本盤は12曲入りの拡張版。リミックスに加え、収録日の違いなのか追加録音なのかエレピがムーグになっているなど1曲目のMIDNIGHT MADNESSから違いがはっきりと分かる。ベースやコーラスも補完されており、別物として接することの出来る、新たなライヴ作と言えるだろう。カットされていたALL ALONEも収録されている。また、当時は未発表だった新曲のIT COULDN'T BE YOU、MASTERS OF WAR、LAMENT FOR ALEXらも収録されており、ガーデン・シェッドにはないコンテンポラリーでジャージィで時にヘヴィな側面に驚かされたことを思い出す。旧盤1枚物をお持ちの方もこれは買い足し必至です。3面開きデジパック。 UK
BS-18308 SAGE MALONE / Words CD \2800
 再入荷。初CD化。メロトロンをフィーチャーし、ジョン・ウェットンとグレッグ・レイクを合わせたような哀愁ヴォーカルを聴かせるシンフォ・バンドの85年作。EP&シングルと2枚のアルバムを自主リリースしたバンドの1stアルバムで、エレドラのシモンズの導入など80年代トレンドに、7曲目の「Masquerade」のようなこの年代では希少になったメロトロン(ストリングス&フルート&クワイア)の劇的な配置やハモンドB3など70年代ヴィンテージが混在し、クリムゾンやフロイドらの英国プログレッシヴな憧憬と共に北欧ならではの冷たく澄んだ美しい空気が生フルートも入り発散されていく。嘆きのラストはまるでクリムゾンで鳥肌物。メロトロン・ファン必聴作。1曲目はご愛嬌ということで。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18307 GUNNAR ANDREAS BERG / Snowdawn CD \2800
 再入荷。初CD化。ノルウェージャン・ギター・ジャズ・ロックの傑作とされる80年リリースのデビュー・アルバム。TERJE RYPDALと並ぶと評価されており、音色も含めプレイのタイプが良く似ている。前半は正にTERJE RYPDALを思わせる抽象的でかつ自由でクールなサウンドを北欧色でシリアスに聴かせており、ECM系ファンにはたまらない作風だ。後半はハードに始まりテンション高くマハヴィシュヌ系ジャズ・ロックを展開。エレピに加え、幽玄なオルガン、一部でシンセや女性ヴォイスも配される。また、アコースティック・ナンバーではマクラフリンと言うよりもハケットを連想させる幻想性があり、キーボードようにフィーチャーされるプリレコ・コーラスが印象的。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18306 FOLQUE / Vardoger CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター盤> 最も完成度が高い77年リリースの3作目。マンディー・モートン似の女性ヴォーカル、LISA HELLJESENが在籍した最後のアルバムで、魔女と英雄のおとぎ話などトラッドにオリジナル曲を交え、ノルウェー語にて男女ヴォーカルで歌われていく。ギター、マンドリン、ダルシマー、フィドルがアンサンブルのメインでインスト曲もあり、また6曲目のようなピアノをバックにしたコンテンポラリーなバラードや8曲目のような繊細かつプログレッシヴ・フォークと言える力強さなど、このあたりが北欧のスプリガンズと言われる所以か。ディストーションやフェイザーなどエフェクターが効いたエレクトリック・ギターもポイントだ。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18348 STERN COMBO MEISSEN / Finlandia CD \3200
 1976年から2022年までのライヴからクラシックの曲をカヴァーしているテイクのみを11曲収録した2022年盤。半分は70年代の録音で、タイトルにもなっているシベリウスのFINLANDIAを筆頭に、ガーシュウィンのRHAPSODY IN BLUE、バッハのTOCCATA UND FUGE、ヘンデルのCONCERTO GROSSO D-MOLL OP.6 NR10、ムソルグスキーの展覧会の絵から古城、そして禿山の一夜。ここまではすべて70年代の録音(ラジオ局DRAのアーカイヴで録音状態良好)で、ハモンドやムーグなどヴィンテージ・キーボードが彩りオリジナル・パートもプログレッシヴに交えたクラシカル・シンフォニック・ロックとなっており、やはりELPの影響を感じさせるが東欧らしさも十分。ファン必聴だ。続くヴィヴァルディの四季・春は82年の録音でメロトロンを使っている。後半は2014年以降の録音で、ラヴェルのボレロ、シューマンの子供の情景、覧会の絵からヴォーカル(ドイツ語)入りでのプロムナード、キエフの大門を感動的に聴かせる。2曲ほど既発だが、他は収録日が違うなど大半が初出となっている。デジパック。 GERMANY
BS-18347 MISTY / Here Again CD \2500
 英国プログレ・バンドのお蔵入りとなった幻のアルバム「HERE AGAIN」が初のリリース。70年にEMI PARLOPHONEからレア・シングル「HOT CINNAMON/CASCADES」(本CDにも収録)をリリースしたが、同時期に録音されたアセテート盤を残すも、当時アルバム・リリースには至らなかった。プロコル・ハルムやナイスのようなハモンドをフィーチャーしたクラシカル・ロックや、後期サイケデリック・ポップと初期プログレッシヴ・ロックが混ざり合ったブリティッシュ・ロック黎明期的なサウンドとなっているが、非常に出来が良く、今回発掘リリースされた奇跡に感謝したい。ボーナス・トラック4曲(当時ローカルTVに出演した際のライヴ音源15分)を追加収録。2022年リマスター&英国盤。デジパック仕様。 UK
BS-18280 BACHDENKEL / Rise And Fall - The Anthology 3CD BOX \4200
 再入荷。<3枚組・コンプリートボックス> 70年代に2枚のアルバムを残した英国プログレ・バンドの3枚組。当時「英国最大の無名グループ」と音楽雑誌の編集者に言われた彼ら。ジャケは知っていてもちゃんと聴いた事がある人は少ないのでは?68年に結成され地元のバーミンガムのアンダーグラウンド・シーンで活動していたが、その後フランスに渡り73年にデビュー・アルバム「LEMMINGS」をリリース。英米でのメジャー・リリースは叶わず、フランスのPHILIPSのみでのリリースとなった。トリオ編成ながら、ハートフルなヴォーカル、ギター、オルガン、ピアノ、ハープシコード、ベース、ドラムス等多彩で、ハード、サイケを交えた、メランコリックで幻惑的なサウンドが特徴。77年に自主盤で2ndアルバム「Сталинград(STALINGRAD)」をリリース。12弦ギターを導入した叙情的で美しい曲からスタートし、よりアレンジされたシンフォ・プログレに傾倒したアルバムで、ピーター・ガブリエルを意識したようなヴォーカルも印象的。当時、キャメル、イエス、クリムゾン、ジェネシスのオープニングアクトも務めた。ディスク3には、同時期のアウトテイク、別バージョン、デモ、ライブ音源、そして、前身バンドU-NO-WHOのデモ音源も含む22曲を収録。各紙ジャケット収納。スリップケース付き。
CD1:LEMMINGS (1973) + 6 BONUS
CD2:Сталинград (STALINGRAD) (1977) + 6 BONUS
CD3:RARE RECORDINGS
UK
BS-18189 V.A. / A Game For All Who Know - The H & F Recordings 5CD BOX \5800
 再入荷。原盤ならこの1箱で300万円は越えるであろうお宝アルバム5枚を収納したボックス。ピーター・ハウエル&ジョン・フェルディナンドが残した関連作、ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS (69年) → TOMORROW COME SOMEDAY (70年) → AGINCOURT (70年) → ITHACA (72年) → FRIENDS (72年)の、激レア・フォーク・プライヴェート・プレス5枚を一挙紙ジャケット仕様&リマスター盤にて収納。ポップ・フォーク&ドリーミィなサントラ2作、サイケ・フォークのAGINCOURT、プログレッシヴ・フォークのITHACA、テスト・プレスのみのITHACAの2NDと言われるFRIENDS。レア・フォト満載の24Pブックレット封入。マニア必携の限定盤。*2016年版・再入荷
CD1:ALICE THROUGH THE LOOKING GLASS / Same
CD2:TOMORROW COME SOMEDAY / Same
CD3:AGINCOURT / Fly Away
CD4:ITHACA / A Game For All Who Know
CD5:FRIENDS / Fragile
UK
BS-18341 MACCHINA PNEUMATICA / Appartenenza CD \2850
 ムゼオを思わせる熱いヴォーカルをフィーチャーし、凶暴なオルガン、しなるシンセ、ピアノらのキーボードを主体にギターと重厚なリズム・セクションでイタリアらしいヘヴィ・シンフォを聴かせる2022年。豪快な突進にメカニカルな構築が織り込まれているのがポイントで、ヴィンテージ派ながらモダンにも感じさせる、ある意味、イタリアン・プログレの二刀流だ。発火しそうなレスリーの歪やギターリフなど70年代風で、加えてソロはエモーショナルな煌めきを見せ、 パワフルでダイナミック、そして、終始、翳りを帯びる。元々キーボード・トリオとして結成されており、そのプログレッシヴさと後に加わったヴォーカリストのギターセンスの融合が個性を生み出した力作となっている。デジパック。 ITALY
BS-18340 CORAL CAVES / Journey To The End Of The Light CD \2850
 パレルモのシンフォ・バンドの2022年作。フランスの作家ルイ=フェルディナン・セリーヌの夜の果てへの旅をテーマとした組曲を始め3つのパートで構成されており、冒頭でのサックスやフルートにアコギを絡めた郷愁がなんともイタリアらしく、メロウなギターにシンセやオルガンやピアノに加えメロトロン系も配され、徐々にシアトリカルなクライマックスへ沼っていく。パートIIではアコースティックでファンタジックな叙情を湛え、英語のヴォーカルからジェネシスを感じさせるが、イタリアのひっそりとした古い街並みが透けて見え、その混ざり具合が魅力となっている。また、ピーター・ガブリエルのHERE COMES THE FLOODとマリリオンのLAVENDERのカヴァー入りで、前者は教会の鐘が鳴るなど哀愁はイタリアの佇まいが浮かぶ。 ITALY
BS-18338 P.MOBIL / Az Elso Nagylemez 1978 CD \2800
 ハンガリー特有の哀愁が効いたハード・プログレを聴かせる78年のライヴ。パープルの影響を強く持ち、80年にアルバム・デビューする頃にはシンプルなハード・ロック・バンドとなってしまったが、70年代はカッコいいハモンドをフィーチャーしたヒープ風のプログレ色とリッチー張りのギターにはジャズ色もあり、時にフロイド風の夢想も見せていた。73年にP.MOBIL(Perpetuum Mobile)としてスタートし、シングルはリリース出来たものの、レコード会社による歌詞修正等を拒否し続けた為、アンダーグラウンドな道を辿った。本ライヴはそんな当時の日の目を見なかったナンバーが中心で、加えてシングルのみの曲や、すでに人気のあった組曲HONFOGLALASも演奏されている。幻の1stアルバムとも言える内容だ。2022年リマスター・デジパック。 HUNGARY
BS-18325 GREEN ASPHALT / Same CD \2850
 ジェントル・ジャイアントに触発された最高のアルバムの1つとなったマルチ・ミュージシャン中心の2022年デビュー作。ドラマーやギタリストに管楽器奏者や女性を含む3人のヴォーカリストも参加しており、完全なバンド・スタイルで録音。ポリリズムやコーラスによる、もろジェントル・ジャイアント風な奇妙なテクニカルさに、フラワー・キングスを思わせる21世紀シンフォがドラマチックにミックスされた注目の内容だ。アコギやリコーダーなど繊細な美しさはスウェーデンならではで、フォーキーなメロディアスさに包まれるナチュラルさに加え反するダークな幻想を見せるエレクトリック色などオリジナリティがあり、中世色と上手く交じり合っている。なお中心人物であるDAN BORNEMARKはジェントル・ジャイアント・ボックスのプロデューサーで、解説も手掛けている。見開き紙ジャケット自主盤CDR。 SWEDEN
BS-18252 SOFT FFOG / Same CD \2800
 再入荷。ロジャー・ディーンを思わせるジャケットが目を引く2022年デビュー作。知的でかつエキサイティングなジャズ・ロックを演奏する4人組で、猛烈な弾き込みのギターと、エレピ主体にシンセが絡むキーボードが張り合い、イエスやクリムゾンを連想させるフレーズも散見。オール・インストだがTERJE RYPDALを思わせる変化自在にクールなサウンドを聴かせるギタープレイのヴァリエーションの多彩さと幽玄なストリングスなどロジャー・ディーン風アートワークに合うファンタジックな奥行を持っており、また、ヘヴィでハードなせめぎ合いとシリアスに構築されたパートとのドラマ性が見事で、音色に独自性があり、モダンなエキゾチックさを秘め迫ってくる力作となっている。 NORWAY
BS-18317 ENERGIT / Same - Expanded 2CD Edition 2CD \3200
 単体初CD化。JAZZ QとFLAMENGOのメンバーが結成したジャズ・ロック・バンドの75年作1stをディスク1に、74年のライヴや77年のシングル&EP、さらに未発音源2曲をディスク2に収録した2022年リマスター&エクスパンデッド・エディション。初期はハードなサウンドだったと言われるが、レコードを出す頃にはスタイルが変り、噛みつくようなギター、華麗なエレピ、フレンチ・ロックも思わせる管楽器が強靭なリズム・セクションの上でソロを取り合う。睨みが効いた前半の大曲や後半のムーグ・ソロのうねりなど、ねっとりとした重さと暗さと陰湿さは東欧ならではのエキゾチックさだ。ディスク2ではSBBのような激しさも見せている。旧チェコの必聴ジャズ・ロックの1枚。 CZECH REPUBLIC
BS-18277D OMEGA / Koncert Nepstadion 1994 DVD(PAL) \3800
 <ラスト・ストック> 7万人を収容し、土砂降りの雨の中で行われた野外スタジアムでの94年のライヴ。スコーピオンズのクラウス・マイネとルドルフ・シェンカーがゲスト参加していることでも知られる。GAMMAPOLISZやCSILLAGOK UTJANなど70年代後期の作品を軸にOMEGA RED STAR期や70年代初期のシングルのみの曲など幅広い選曲となっており、ハード&シンフォなドラマチックなステージに圧倒される。が、なんと言っても、豪雨。みんなズブ濡れ。ステージも、ドラム・セットのところまでびしゃびしゃ。しかし、ものすごい熱気。雨なのか、スモークなのか、もう途中からまざって大変。稲光と雷鳴。こんな中で、バリライトを動かして大丈夫なのか。サポーター化した7万人も大合唱ではねる、踊る。クラウスとVを持ったルドルフが登場して、もう興奮のるつぼに。正に伝説のスーパーライヴ! HUNGARY
BS-18314 STUD / September CD \2800
 ドイツ及びヨーロッパ・ツアーで成功し、72年にドイツのBASFレーベルからリリースされた2ndアルバム。当時、71年に英DERAMからの1stと本作のスタジオ・アルバム2作と、73年にライヴ盤を残して解散したイギリスの短命バンド。ex.FAMILYのヴァイオリニストが参加した本作は、全編に優美かつスリリングなヴァイオリンと、ピアノ、アコギ・アンサンブルも加え、英国然とした愁いを帯びたヴォーカルで綴る、メロディアスで叙情あふれるバラードが絶品のアルバムとなっている。TAST、BLOSSOM TOES、FAMILY関係とあり、当時、スーパーグループと評された。見開き紙ジャケット仕様。韓国盤。 UK
BS-18310 OMEGA / Time Robber & Skyrover CD \2980
 76年作IDORABLOの英語ヴァージョン「TIME ROBBER」と78年作CSILLAGOK UTJANの英語ヴァージョン「SKYROVER」を収録したカップリング2枚組2022年盤。前者はハンガリー語ヴァージョンよりも1年先行でリリースされ、バック共に別録となっているため曲構成は同じでも演奏とアレンジが少し違っている箇所がある。シンセとオルガンをスペーシィに配し、エキゾチックな空間を醸し出しながら重厚な泣きを見せ、前半の組曲やラストなど代表曲が生まれた。後者はクラシカルでドラマチックなシンフォ性が哀愁と共に強調されており、厳かな合唱やキーボード・ソロなど多彩な展開の前半が印象に残る。次作のGAMMAPOLISを最終章とするシンフォ3部作と言えるのでは。リマスター&3面開きデジパック。 HUNGARY
BS-18304 CONGREGACION / Congregacion Viene... CD \2500
 LOS JAIVASで知られるチリのIRTレーベルからリリースされた72年作。当時、アルバム1枚と3枚のシングルを残した伝説的な短命バンドにして名盤。アコギ、ヴァイオリン、フルート、リコーダー等によるアンサンブルが美しく、クラシカルに響くプログレッシヴ・フォーク・ロック作品。政治、哲学、宗教的な歌詞を歌う歌心のあるヴォーカルが、バッキングの浮遊感のある美声ヴォーカルを伴い神秘的な色彩を放つ。数ある南米のバンドの中でも最も夢想的では。ボーナス・トラックとしてアルバム未収シングル2曲(MENGANO / Y REGRESARAS A TU CUARTO 名曲!)を追加収録。2022年リマスター、デジパック仕様。チリ盤。 CHILE
BS-18297 GURNEMANZ / Walking Under Blue Moon CD \3200
 <結成50周年記念盤> 79年に「BLUE MOON」というタイトルで3rdアルバムのリリースが予定されたが、スタジオで録音される事なく幻となり、今回、結成50周年を迎えるにあたり、メンバーが集まってリリースを発案し、3rdアルバムの為の曲を当時残されていたライヴ音源で構成再現し、43年の時を経て実現させた。70年代に2枚のレア・アルバムを残したドイツの伝説のプログレッシヴ・フォーク・バンドで、アコ&エレクトリック・ギター、ブズーキ、コンバス、リコーダー、ティン・ホイッスル等による叙情的でメロディアスな翳りを伴ったサウンドに乗せて、愁いを帯びた美声女性ヴォーカルでしっとりと聴かせる。技巧的なアコギ・アンサンブルも特筆。78年〜79年のライヴ音源で構成されているが音質は良好。12曲目(&16曲目)のタイトル曲は当時の未発表曲で、今回歌詞が見つかり新たに作曲して2021年にスタジオで新録音したもの。ボーナス・トラック4曲入り。2022年リマスター盤。自主盤。 GERMANY
BS-18296 GURNEMANZ / Live & Rare CD \3200
 <結成50周年記念盤> 70年代に2枚のレア・アルバム「SPIELMANNSKINDER(1975)」と「NO RAYS OF NOISE(1976)」を残したドイツの伝説のプログレッシヴ・フォーク・バンドが結成50周年を迎えるにあたり、メンバーが集まって発案しリリースした、アーカイヴ・レア音源集。メンバー手持ちの当時のライヴ音源やリハーサル音源から厳選した16曲に、さらにボーナス・トラックとして9曲を収録した全25曲。アコ&エレクトリック・ギター、コンバス等による叙情的でメロディアスな翳りを伴ったサウンドに乗せて、愁いを帯びた美声女性ヴォーカルでしっとりと聴かせる4人組。技巧的なアコギや、マンドリン、ブズーキ、リコーダーのアンサンブルも美しい。デビュー・アルバム以前に、オープンリール・テープで3作品「FAR MARGARET AND SWEET WILLIAM(1972)*CD化済」、「LIAZE(1973)」、「SISU(1974)」を各50枚のみライヴ会場で販売した事もあったそうで、その音源も含まれているかも。音質も良好。2022年リマスター盤。自主盤。 GERMANY
BS-18281 RECREATION / Music Or Not Music CD \2500
 クラシカルなピアノやレスリーが効いたハモンドをプログレ然とフィーチャーする、キーボード、ギター(&ベース)、ドラムスのトリオによる72年作2nd。ファズ系のディストーションを効果的に配しており、中部ヨーロッパらしいクラシカル・ロック的なサウンドに、サイケデリックな闇の幻想が繰り返される夢のように交差。小曲をつなぎ合わせたシアトリカルなインスト・アルバム構成にて、効果音も交えながら全体に1曲のようなトータルな作風で進行していく。ベルギー産らしい象徴派でもあり、壊れたトレースのようでもあり、途中ジャズ・ロックも織り交ぜた独自のサウンドを生み出している。終盤のコラージュは反戦のメッセージだったと思われる。オフィシャル初CD化。デジパック。 BELGIUM
BS-18278 BRIDGET ST.JOHN / From There To Here - UK/US Recordings 1974-1982 3CD BOX \3800
 <3枚組ボックス> 彼女自身が監修した、74年から82年までの音源を収録した3枚組。初期の名盤を収録したボックス「DANDELION ALBUMS AND BBC RECORDINGS COLLECTION」の続編と言える3枚組ボックス。74年〜82年の音源を収録したもので、74年にクリサリスからリリースされた4作目にしてラスト・アルバム「JUMBLEQUEEN」は、ドリーミー・フォークの名曲をタイトルに掲げ、ストリングス・アンサンブルを導入し内省的な姿が映し出される曲も。76年にニューヨークへ移住し、78年〜82年にかけてニューヨークの一流ミュージシャンとコラボした楽曲を集めた「TAKE THE 5IFTH」、そして、ディスク3には「THE NEW YORK SESSIONS」と題した今回初出となる未発表14曲を含むレア発掘音源を17曲収録。各紙ジャケット収納。
CD1:JUMBLEQUEEN (1974) + 6 BONUS (3 UNRELEASED)
CD2:TAKE THE 5IFTH (1978-1982)
CD3:THE NEW YORK SESSIONS 17 SONGS (14 UNRELEASED)
UK
BS-18273 OMEGA / Gammapolis & Live At Kisstadion 2CD \2980
 長らく入手困難だった79年の名ライヴ・アルバムと78年作GAMMAPOLISZの英語ヴァージョンをカップリングした2枚組2022年盤。79年9月ブダペストにあるスタジアムでの2日間のライヴから収録されたLIVE AT KISSTADIONはプログレ名ライヴのひとつで、GAMMAPOLISZの曲を中心にドラマチックなハード・シンフォ・プログレ期へ突入した6作目のNEM TUDOM A NEVED以降のアルバムから選曲されている。英語とハンガリー語で歌われ、キュンキュンと泣くギターとスペーシィなエキゾチックさを醸し出すシンセが印象的だ。オメガ、オメガとファンの絶叫が凄いが、同録ではなく、ハンガリー語で歌い出すファンの合唱が英詞に重ならないようにするためと、思想的なヤジが入らないようにするために拍手喝采、ファンの合唱は別収録でオーヴァーダブされた。1曲目はスタジオ盤未収。9曲目では同国のブルース・バンドのHOBO BLUES BANDのメンバー数人が飛び入り参加。また、GAMMAPOLISZの本英語ヴァージョンはハンガリー語ヴァージョンよりも1年先行でリリースされている。リマスター&3面開きデジパック。 HUNGARY
BS-18272 KONG LAVRING / Same CD \2800
 <2022年リマスター盤> FOLQUEの1stに参加していたギタリストが結成したバンドの77年デビュー作。ノルウェー語による美声の女性ヴォーカルと温かな男性ヴォーカルをフィーチャーし、ギター、マンドリン、ベース、ドラムスらの基本構成に曲によってピアノ、クルムホルン、ダルシマー、アコーディオンらが加わり、FOLQUEと比べるとアレンジが幾分シンプルだが同じく中世色があり、哀愁が透き通り染み入ってくる。また、トラッド中心だがフィドルが入らないため、エレクトリックな質感が強い。バンド名はノルウェーの御伽噺にちなんで付けられた。スウェーデンのFOLK & RACKAREとのつながりも。アナログ・コレクター垂涎のレア・アイテム。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18271 HOST / Hardt Mor Hardt CD \2800
 <2022年リマスター盤> ノルウェーが生んだ屈指の北欧シンフォの傑作。デビュー作からメンバーが一新され、もう別バンドと言える76年リリースの2nd。ヴォーカリストは同じなのでそのイメージは保たれているが、テリー・ポジオを思わせる強烈なリズムを叩き出す元ST.HELENAのドラマーと、同じく元ST.HELENAのギタリストのテクニカルなプレイに、ジョブソン張りのスリリングなオルガンがフィーチャーされ、ギターがスキなく入り、急激な展開が何度も配され、アコギやフルートの叙情性も効果的に加味。さらに、バラードではオーケストラまで導入。アルバム前半の畳み掛けが凄まじいが、後半は北欧色を押し出した空気が張っている。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18242 KERRS PINK / Same CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター盤> これが初のノルウェー盤CDとなる80年デビュー作。今も新作をリリースし続ける彼ら。アップデイトされた近年の作品にはないノスタルジックな慕情があり、込められた哀愁は初期カイパにも通じ、儚いフルートも配し、ノルウェー語のヴォーカルが北国のエキゾチッさを醸し出す。メロトロン・コーラスでドラマチックさを引き立てる9曲目、バロックとトラッドが交差しラストはオーロラの如く感動的なソロが夜空に織り成す10曲目など、この後半の感情の発露は今でも色あせない。バンド史は古く、72年に結成。HOSTのギタリストとの共同プロデュースとなっている。キャメル度ではドイツのルソーと双璧。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18241 AUNT MARY / Janus CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター盤> 北欧屈指のヘヴィ・シンフォの傑作となった73年リリースの3rd。クリムゾンの21世紀を思わせる1曲目から3曲目までは組曲のようにつながっており、バンコかと思う4曲目、タル風の6曲目、ELP風の8曲目、シンフォニックな9曲目などなど本作ではハモンドだけでなくムーグも重厚に配され、イタリア・ファンも息を呑むプログレッシヴさを見せる。シュールな幻想を具現化させた多彩な試みが詰っている力作だ。英国の影響をサウンドに落とし込んだ1st、リッチークラスのギターテクが炸裂しパープルにエマーソンが加入したかのような2nd、そして、シンフォの名作となった本3rd。どれも完成度が高い。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18263 SPIROGYRA / The Future Won't Be Long - The Albums 1971-1973 3CD BOX \3800
 <3枚組・限定ボックス> メロウ・キャンドル、チューダー・ロッジと並び、英国美声女性ヴォーカル・プログレッシヴ・フォーク・ロック「三種の神器」と称賛されたバンドの71年、72年、73年の全3枚のアルバムを収録したボックス。孤高の傑作3rdは、木管楽器と、ヴァイオリン、チェロ等のストリングスが英国調に優美に、そしてバーバラ・ガスキンの何とも言えない美しく心にしみ入る歌声が一体となり溶けていく。メロウな雰囲気と独特のオリジナリティに包まれた、一瞬に凝縮された美の結晶。深い翳りと叙情に包まれた名盤3枚。各紙ジャケット収納。ブックレット封入。2022年リリース。
CD1:ST.RADIGUNDS
CD2:OLD BOOT WINE + 4 BONUS
CD3:BELLS, BOOTS AND SHAMBLES +1 BONUS
UK
BS-18260 STORM / Live - 50 Anos De Tormenta 2CD \3200
 69年に結成されたセビリアのハード・プログレッシヴ・ロック・バンドの初となるライヴ2枚組2022年盤。19年5月セビリアで行われたコンサートを収録したもので、アナログ先行リリースだったが、さらに3曲を加えCD化された。70年代の2枚のアルバム、英ハード風だった74年デビュー作から5曲、シンフォ色を持った80年作から1曲、復活後の14年作から3曲、そして、最新の19年作から9曲のセットリスト。英語とスペイン語で歌われ、ヴィンテージ感あふれるヘヴィなギターにワイルドなオルガンとシンセが織り成すサウンドはスペインのパープルと呼ばれる最も正統派で、哀愁のシンフォ風味もあり、テクニックも申し分ない。倍のタイムに引き伸ばされた終盤のナンバーなどライヴならではの呼応がたまらない。4面開き紙ジャケット。アンダルシアの超マイナー・レーベルからの超限定リリース! SPAIN
BS-18259 VAREKAI / Me Siento Vivo CD \2800
 アルボロテで結成されたアンダルシアをルーツとするバンドの2022年デビュー作。ロマの言語で、あらゆる場所を意味するバンド名を持ち、泣きそのもののフラメンコ・ヴォーカルとハードなツイン・ギターを配したサウンドはMEDINA AZAHARA直系と言え、近年デビューして人気を博したSHERISHあたりと比べると幾分ストレートだが、リズムに変化を持たせ迫りくる熱き情熱は負けていない。音楽という魔力で引き寄せるといったコンセプトに合わせてジャケットは同郷グラナダの女性アーティストがその魔力をデザインしたものだという。来日もしている若手のフラメンコ・ギタリストが1曲ゲスト参加。見開き紙ジャケットCDR。アンダルシアの超マイナー・レーベルからの超限定リリース!*収納がゆるく盤面にスレが見られますが交換・返品は出来ませんので予めご了承ください。 SPAIN
BS-18257 WALLENSTEIN / Cosmic Century CD \2800
 ゲルマンの香りに満ちたシンフォニック・ロックの名作。メンバー・チェンジや新たにヴァイオリニストを加え、音楽性を変化させ73年にリリースした3rdアルバム。ヴァイオリンをスリリングに加えたクラシカルなプログレッシヴ性と、ドイツならではのロマンチックな叙情でドラマチックに聴かせる、THE SYMPHONIC RICK ORCHESTRAなる3曲で構成された組曲を軸にした作品で、ピアノ、そして、メロトロンもフルート、コーラスと効果を最大限に発揮している。また、内省的なヴォーカリストの存在も雰囲気を高めるのに功を奏している。後半は、初期に通じるようなハードな展開を見せる。見開き紙ジャケット仕様。2022年リマスター盤。 GERMANY
BS-18169 BUBU / Anabelas - Deluxe Edition CD \2800
 再入荷。78年の名盤が2022年リマスター盤にてリリース。ダークに畳み掛けるシンフォニック・ロックと、チェンバー・ロックがテクニカルに融合した傑作。コンポーザー兼アレンジャーのDANIEL ANDREOLIが指揮をとり、ギター、ベース、ドラムスのロック・アンサンブルに、ヴァイオリン、フルート、サックス等を加え、スペイン語の男性ヴォーカルと、女性コーラスや混声合唱も交え、ヘヴィなギター、クラシカルな叙情、秘めたるドラマ性などが、張り詰めた緊張感の中に緻密に散りばめられている。エスプリを効かせた、鮮烈で狂おしいほどの美。他にはないオリジナリティーを誇る不朽の名作。3面開きデジパック仕様。 ARGENTINA
BS-18254 TERCIA / El Viaje CD \2850
 メキシコ・シンフォの2022年デビュー・アルバム。70年代〜80年代に4人組のバンドとして活動しコンサートも行ったが、アルバムを残す事は無く解散した。今回、ELP、イエス、PFMの影響を語るキーボーディストが当時のオリジナル曲を新録音し、初のアルバム・リリースとなった。オーケストレーションも交えたクラシカルなキーボードを主体に派手かつ荘厳なプレイを展開しつつ、その一方でスペイン語によるハートフルなヴォーカルと牧歌的な叙情で聴かせるパートでは少しPFMを連想させ、イタリアン・プログレを彷彿させるようなドラマ性も持ち合わせている。アコギやヴォーカルも自身がこなすマルチプレイ作品。3面開き紙ジャケット仕様。自主盤。*ジャケット背中の最下部に税関検査開封時にカッターで切られた箇所がございます。予めご了承下さい。 MEXICO
BS-18250 DEMON THOR / Anno 1972 + Written In The Sky CD \2800
 クラシカルなピアノとプログレッシヴなオルガン、そして、メロトロンをフィーチャーし、中部ヨーロッパならではのメロディアスなサウンドを聴かせる彼らの73年作2nd「Written In The Sky」に72年作1st「Anno 1972」から4曲加えた2022年リマスター盤。ジャーマン・ハードに近い曲もあるものの、WALLENSTEINあたりに通じる薄昏い哀愁があり、特に2ndの18分越えのタイトル曲はメロトロンをふんだんに(ストリングス&フルート&クワイア)使った長尺なシンフォとして評価出来る。後半もオーボエを印象的に配するなど、クラシックの土壌があり、ロックと融合した70年代初期ならではの作風が見られる力作だ。また、2ndには同国のプログレ・バンドKROKODILがバックに加わっているが、契約上の問題でレコードにはクレジットされなかった。リマスター&見開き紙ジャケット。 SWITZERLAND
BS-18243 FOLQUE / Kjempene Pa Dovrefjell CD \2800
 <2022年リマスター盤> ノルウェーでは彼らの最高作とも言われる75年リリースの2作目。その後のバンドを支えるギタリストと専属のドラマーが加わり、スプリガンズのようなロック色を強めた。マンディー・モートン似の女性ヴォーカルをフィーチャーし、ほぼ全曲トラッドだが、曲の良さが際立ち、ピアノやリコーダーも交え、ダルシマー、ハーディングフェーレ、マンドリンらを配し、ソリッドな音色にワウも使うエレクトリック・ギターや、ベースにはジャズも感じさせる厚みとタイトなリズム・アレンジが特徴だ。魔法を使える女の子や血なまぐさい伯爵の暗殺など18世紀から19世紀の詩が主に使われている。英国の一流どころに並ぶ出来。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18198 OLE G NILSSEN / World Of Dreams CD \2800
 再入荷。初CD化。76年に超マイナー・レーベルからリリースされた激レア物。クリムゾンの詩情とフロイドのダークな幻想感とキャラヴァンのポップさを混ぜ合わせたようなメロディアスな内容で、英語で歌われ、華麗なギターにピアノやオルガンなどキーボードが巧みにかつリリカルに加わり、曲によってヴァイオリンやフルートが添えられる。ヴォーカルをメインにした構成だが、手数の多いドラムスにより、インスト・パートになるとジャズ・ロックの様相も見せ、シンセも入る。後半ではオーケストラがフィーチャーされるバラードも。ノルウェー北部の島にある街、ハーシュタのレコード店のオーナーでもあり、そんな彼の英国好きな趣味が香る隠れた名作だ。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18197 AKASHA / Same CD \2800
 再入荷。<2022年リマスター盤> メロトロン多用で有名な77年リリースのシンフォニック・ロックのレア盤。泡のようなシンセなど暗く妖しいスペーシィなサイケ色を加えたマニアックなサウンドを展開しており、音楽性の曖昧さが逆に他にない味を出している。ギターも受け持つキーボーディストがすべてを牽引し、速いパッセージを織り込んだ構築的なキーボード・トリオ・スタイルからメロトロンを幽幻に効かせたヴォーカル入りの緩い曲まで独自の世界を提示。スカンディナヴィア半島の最北端の北極圏のバンドでホテルの地下シェルターで録音された極めてローカルな雰囲気がいい。ST.HELENAを経てHOSTの2ndに参加したギタリストも一時在籍していた。リマスター&見開き紙ジャケット。 NORWAY
BS-18234 ELLESMERE / Livesmere 2CD \3200
 ジェネシスのロマンチックさとイタリアの良さを合わせ持つ彼らによる2019年のライヴを収録した2022年2枚組。主にディスク1は15年リリースの1stから、ディスク2は18年リリースの2ndから選曲されており、2曲の未発表曲を含む。前半はアンソニー・フィリップスやハケットのスペクトラル・モーニングスにも通じるアコースティック寄りのファンタジックなシンフォをフルートも配し奏でており、後半はツイン・キーボードにてシンセにオルガンやリズム・セクション(ドラマーはRANESTRANE、上手い!)をよりフィーチャーし、クリムゾンやイエス色も混じる。この徐々にサウンドに厚みが加わていく構成に引き込まれていく。ジャケットに映っているタウラス・ベースも効いており、また、数曲ながらヴォーカルもいい。1曲ジョン・ハケットがゲスト参加。見開き紙ジャケット。 ITALY
BS-18233 TIME HORIZON / Power Of Three CD \2700
 エイジアを思わせるサウンドでデビューした彼らの7年振りとなる2022年作。アメリカならではのキャッチーなヴォーカルに、ジェフ・ダウンズを思わせる壮大さと煌びやかさでバンドを包み込むキーボードと巧みでエモーショナルなギターで聴かせる大型のスケールを持っており、本作ではエマーソン風シンセやRYO OKUMOTO風ハモンドなどプログレッシヴな音質がより充実。アルバム構成も押し一辺倒ではなく、フレットレスベースが効いた透明感のあるインスト・ナンバーやアコースティックなバラードも美味。曲想をふくらませながらアレンジし、広大な幻想感を適度に漂わせながら展開していくキャリアを感じさせる好作となっている。SAGAのMICHAEL SADLERゲスト参加。3面開きデジパック。 USA
BS-18224 JAZZ Q / Zivi Se Divi - Live In Bratislava CD \2800
 <2022年新装盤> 長らく入手困難だった75年スロヴァキアでの未発ライヴ(2013年リリース)が新装ブックレットにて限定再プレス! まるで、マハヴィシュヌ・オーケストラを思わせる演奏が話題を呼んだ。ジェリー・グッドマンを彷彿させるヴァイオリニスト在籍時のもので、オリジナルの他にマハヴィシュヌのSANCTUARYやビリー・コブハムのSTRATUSも取り上げている。バンドの顔と言えるエレピをメインにしたキーボード、激しいエレクトリック・ギター、スピーディなリズム・セクションら、当時の東欧の中でも最もロックが弾圧された旧チェコのミュージシャンの、監視が強かったスタジオ作では発散出来ない反骨魂が叫んでいる。まだ、女性ヴォーカリストも残っており、パワフルな歌声を披露。録音状態も良く、ピーク期の傑作ライヴ。 CZECH REPUBLIC
BS-18223 ORION'S BEETHOVEN / Tercer Milenio CD \2500
 アルゼンチン盤初CD化。77年にPOLYDORからリリースされた2ndアルバム。ダークで屈折したプログレッシヴ・ハード・ロック作品。スペイン語によるハイトーンのヴォーカルにコーラスも交えた重厚なサウンドとなっているが、ハード一辺倒ではなく、2曲目ではCHARLY GARCIA(メロトロンのクレジット)、チェロ奏者らがゲストで加わった情感たっぷりの曲や、5曲目ではアコギの爪弾きをバックに歌われるメランコリックなバラードもあり、アルゼンチンならではの切ない叙情に身を焦がす。2022年リマスター盤。 ARGENTINA
BS-18172 PASTORAL / En El Hospicio CD \2500
 再入荷。75年の2ndアルバムが2022年アルゼンチン盤にてリマスター再発。アコースティック・ギターの美しいアンサンブルと、オルガン、エレピ、エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス、後のシーンで活躍を見せるバンドネオン奏者らを加え、スペイン語によるハートフルなヴォーカルと2人のハーモニーを中心にしたフォーク・タッチのサウンドで聴かせる。非常に内省的でメロディアスな、アルゼンチン特有のなめらかな叙情に満ちた優美なサウンドで聴かせる。アレンジとキーボードはLITTO NEBBIAの手によるもので流石、小技が効いている。 ARGENTINA
BS-18171 PASTORAL / Humanos CD \2500
 再入荷。アルゼンチン盤初CD化。バンド最高作と言われる76年の3rdアルバムが2022年リマスター盤にて再発。オーケストラを導入しよりシンフォニック・ロックに傾倒した作品で、そのカラフルなジャケットと共に廃盤レコード時代から注目されていたアルバム。ギター&ヴォーカルのデュオに、キーボードにCHARLY GARCIA、ギターにCRUCISのPINO MARRONEらを筆頭に、多数のゲストを迎え制作された。繊細かつファンタジックな美サウンドで、特に、2曲目や7曲目はクラシカルな叙情に彩られたドラマ性のある美しい曲。メンバーのALEJANDRO DE MICHELEは、後にMERLINにも参加する。 ARGENTINA
BS-18170 PASTORAL / Atrapados En El Cielo CD \2500
 再入荷。アルゼンチン盤初CD化。77年の4thアルバムが2022年リマスター盤にて再発。前作の成功を得て、ストリングスを含む総勢15人のゲストを迎えて制作されたシンフォニック・ロック作。エレクトリック・ギター、ベース、ドラムス、フルート、サックス、バグパイプ、バンドネオン、オルガン、ピアノ等、楽器も多彩。儚げなヴォーカルとアコギの爪弾きで聴かせる幻想色や、アグレッシヴなストリングスを導入した展開など、アレンジ面でもより進化した。繊細な空間美が優しく広がり瑞々しい感性が光る、前作と甲乙つけ難い名作。ボーナス・トラック2曲(77年のアルバム未収シングル両面)を追加収録。 ARGENTINA
BS-18218 AMANDA / Weltenraum CD \2850
 中期フロイドとノヴァリスをミックスしたようなオーストリアのプログレ・バンド2022年作。初期は音楽性がはっきりしなかったが20分前後の長尺曲2曲からなる本作でプログレ化した。ドイツ語寄りの方言で歌われ、オルガン&ピアノ、ギター、リズム・セクションの4人編成によるシンプルなサウンドだが熱量による厚みがあり、厳かな哀愁が幻想感と共に全編漂う。70年代のヴィンテージ色で統一され、一部シンセも加わるもののレスリー系ハモンドとスローなギターがアンサンブルのメインとなり、切々としたヴォーカルで物悲しく歌われていく。長尺な中にプログレッシヴな展開が仕掛けられており、オルガンもハードにソロを取っていく。ウィーンのマイナーレーベルからのリリース。デジパック。 AUSTRIA

解説は個人の主観で書いています。それぞれの好みもあり、また聴いて来られた音楽歴、プログレ歴で受け止め方も違ってくると思いますので、
解説は目安としてください。オープンな気持ちで接してもらえ、音楽を楽しんでもらえるのが一番かと思います。店主。


FOR SALE IN JAPAN ONLY.
(c)ガーデン・シェッド 2000 / 無断転載お断りします。