1曲目から感激するほど圧倒的な良さの甘美なシンフォニック・ロックをドラマチックに聴かせる2025年作。初期KNIGHT AREAのメンバーが数人参加し、前デビュー作はキーボーディストの長年の想いが詰まったプロジェクト作であったが、本作はほぼ同じメンバーによるバンドとしての作品で、作曲も分担し、デビュー作以上にジェネシスやキャメルといった叙情的で美しいロマンが灯る。切なくメロウな歌心いっぱいのヴォーカル、つややかに伸びるギターやバンクスっぽいシンセ、月影を連想させるアコギ、さらに、月夜のリリカルなフルートと悲哀のヴァイオリンもフィーチャーし、メロトロン系や初期KNIGHT AREAでもドラマチックに用いられていたタウラス・ベースの重厚感がサウンドを引き締める。フランス語で歌われる哀愁のナンバーも。叙情派ファン絶対的必聴作! 限定メディアブック仕様。 HOLLAND |