update 2010/01/10


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表示金額は全て税込みです

〓[BOSNIA-HERZEGOVINA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0001 BIJELO DUGME / Kad Bi Bio Bielo Dugme CD \3000
 ゴラン・ブレゴヴィッチが率いた、サラエボ出身の旧ユーゴスラビアの代表格。74年リリースの1st。バルカンの情熱的なメロディー、クラシカルなフレーズをDEEP PURPLE、URIAH HEEP調のハード・ロックに転換させ、ドラマチックに聴かせる。起伏、暖急によるインパクトも強烈。イタリアン・プログレ&へヴィ・プログレ・ファンならノックアウト。2曲のボーナス入りで、77年のLIVE、KONCERT KOD HAJDUCCKE CCESMEから。
LV-0002 BIJELO DUGME / Sta Bi Dao Da Si Na Mom Mjestu CD \3000
 メロトロンを印象的に導入した75年リリースの2nd。BIJELO DUGME(ビエロ・ドゥグメ)とは白いボタンという意味。重圧なハモンドとヘヴィなギター、胸をしめ付け、かきむしるようなヴォーカル。ドラマチックな泣き。旧ユーゴが生んだハード&ヘヴィ・プログレッシヴの最高峰! ボーナスは87年のLIVE、MRAMOR KAMEN I ZELJEZOからの。
LV-0003 BIJELO DUGME / Eto! Bas Hocu! CD \3000
 77年リリースの3rd。シンフォニックな超名曲、SANJAO SAM NOCAS DA TE NEMANを収録した彼らの名作のひとつ。メロトロンやハモンドをフィーチャーし、真に衝撃的なシンフォ・ハード・プログレッシヴ・サウンドで、イタリア張りに迫る! 初期5枚はヘヴィ・シンフォ・ファンなら文句なしの必聴アイテム! ボーナス入り。
LV-0004 BIJELO DUGME / Koncert Kod Hajduccke Ccesme CD \3000
 4作目にあたる77年リリースのライヴ。彼らのテーマ・ソングとも言えるプログレッシヴでカッコイイ1曲目や、泣きのメロトロンがあふれ出す5曲目etc.と聴き所は多い。全体にはスタジオ・テイクよりもハードでヘヴィ。この時点で、彼らのアルバムはすべて10万枚から30万枚売れたという。
LV-0005 BIJELO DUGME / Bitanga I Princeza CD \3000
 79年に英国のアビー・ロード・スタジオで録音、さらにベオグラード・フィル・ハーモニー・オーケストラを加えた5作目。彼らが最も充実していた頃の作品で代表作とも言える。彼らならではのメロディアスなハード・ナンバーと、オーケストラを導入したドラマチックなシンフォニック・ロック・ナンバーをバランスよく収録。王道を行く感動の一撃! 衝撃が走ります。ボーナス2曲入り。
LV-0006 BIJELO DUGME / Dozivjeti Stotu CD \3000
 80年リリースの6作目。前作、BITANGA I PRINCEZAのハード・プログレ指向から、バルカン・ロック指向へ変化しはじめた作品。しかし、5曲目に代表されるようなメロトロンを大胆にフィーチャーした、泣きのシンフォ・バラードも収録。3曲のボーナス入り。
LV-0008 BIJELO DUGME / Uspavanka Za Radmilum CD \3000
 83年リリースの8作目。本作リリース後、メンバー・チェンジがあり、バルカン色をさらに強めてゆくが、本作ではボスニア・ヘルツェゴビナが誇るハード・ロック・バンドとして、その雄姿を十分に見せつける。オルガン、シンセも入り、例の熱い泣きのヘヴィ・プログレ・サウンドで迫る。大泣きの8曲目やアコースティックな9曲目も彼ららしい。
LV-0025 BIJELO DUGME / Sanjao Sam Nocas Da Te Nemam CD \3000
 10枚組ボックス収納と同じデジタル・リマスター盤。84年にリリースされた彼らの泣かせ名ベスト・コンピ。旧盤が廃盤になっていた為、単体では入手不可だったもの。バラード集となっており、結果、メロトロン、オーケストラを導入した曲がインパクトを残すシンフォニック・ロック集となっている。ロック・バラードのヴァリエーションの域を超えたタイトル曲や、英国のアビイ・ロード・スタジオで録音、さらにベオグラード・フィル・ハーモニー・オーケストラを加えた12曲目は、激ドラマチック! テイク違いやシングル曲もあり、このCDでしか聴けない曲も。入門作品としても最良です。
LV-0010 BIJELO DUGME / Ima Neka Tajna Veza ('80s Best) CD \3000
 80年代後半のアルバムを中心としたベスト。その後の活躍を予感させるブレゴヴィッチのバルカン・アイデインティティー色に満ち、さらに、旧ユーゴの国内事情の混乱とともに、非常に民族色の濃いロック・サウンドへ変化。女性兵士の行進や、戦場に横たわる英雄など、当時のジャケットも印象的でした。まさに壊れゆくバルカンの哀愁に満ちています。
LV-0021 BIJELO DUGME / Digitally Remastered 10 Albums 10CD \17800
 辺境ファン悶絶の凄い限定BOXが出ました! ラスト3作を除く彼らのすべてを網羅した10枚組。しかも、全デジタル・リマスターで、ブックレットもオリジナルLPにあった歌詞やフォトをカラーで掲載。2枚組のシングル・コンピも入っており、各ジャケットやデータがブックレットにカラーで載るなど資料性もバツグン。だけどなんと言ってもその音質の良さで、オーケストラや合唱団をフィーチャーしたアルバム、 ETO! BAS HOCU!、BITANGA I PRINCEZAなどもともとが英国アビーロード・スタジオ録音だけに、見事にリマスター効果が出ています。SANJAO SAM NOCAS DA TE NEMANやSVE CE TO MILA MOJA PREKRITI RUZMARINといったあのシンフォニックな劇的ナンバーが圧倒的なスケールで迫り来る。旧ユーゴスラヴィアが辿った悲しみと怒り、そして平和の願いがここに。絶叫。完全保存版です! 収録アルバム;Kad Bi Bio Bijelo Dugme (1974)、Sta Bi Dao Da Si Na Mom Mjestu (1975)、Eto! Bas Hocu! (1976)、Koncert Kod Hajduccke Ccesme (1977)、Bitanga I Princeza (1979)、Dozivjeti Stotu (1980)、5.April 1981 (1981)、Singlce 1974-1980 2CD (1982)、Uspavanka Za Radmilu M (1983)、Sanjao Sam Nocas Da Te Neman (1984)
LV-0023 BIJELO DUGME / 2005 Reunion Tour (Sarajevo、Zagreb、Beograd) 2CD \3800
 旧ユーゴスラヴィアの人達にとってこの再結成ライヴ・ツアーの意味と重さは計り知れない。サブ・タイトルが示すように、ボスニア、クロアチア、セルビアにまたがってツアーが行われている。ヴォーカリストなどオリジナル・メンバーも加わり、キーボードも初期キーボーダーのVLADO PRAVDICのハモンドに、後期キーボーダーのLAZA RISTOVSKIのシンセというツイン編成。さらに、なんとフル・オーケストラ入り! もう内戦後はありえないと思われた彼らの再会と演奏。ブレゴヴィッチ、そして会場のファンはみんな泣いていたはずだ。1st、2ndからのハード・ナンバー、そして、あの名曲、SVE CE TO MILA MOJA、SANJAO SAM NOCASもオーケストラ入りでシンフォニックに熱演。バルカンの平和を願う全32曲。
LV-0011 GORAN BREGOVIC / Same CD \3000
 BIJELO DUGMEのギタリストであり、リーダーであった彼のバンド在籍時75年の1stソロ。バックはBIJELO DUGMEのメンバーが中心で、バンド曲もセルフカヴァーするなど、当時のバンドの音にも近い。女性ヴォーカルもフィーチャーした曲も。その後、王妃マルゴをはじめ多数のOSTや、ギリシャやポーランドの女性ヴォーカリストのプロデュースを手掛け、世界的な成功を。
LV-0012 INDEXI / Modra Rijeka CD \3000
 78年リリースの4作目。BIJELO DUGME、SMAK、TIME、TAKOらの名作群に並ぶ旧ユーゴ・プログレッシヴの必聴名作のひとつ。歌心を大切にし、かつ、プログレッシヴなハモンド、うねるムーグ、美しいアルペジオのアコ・ギetc.で、非常にイタリアに近いシンフォニック・ロックを聴かせてくれる。サラエボ出身。現在も活動中。
LV-0026 REZONANSA / Nemoj Meni CD \3000
 5枚のアルバムをリリースしたフォーク・ロック男女デュオの75年デビュー作。キーボードも含むバンド編成となっており、ギター、ピアノ、オルガン、ストリングス・シンセ、ヴァイオリン、フルートらのバックと、女性が柔らかに歌うニュアンスがいかにもレア・プログレッシヴ・フォークといった感じで、バルカンというよりはゲルマンのような翳りと夢見があり、コレクターを間違いなく惹き付ける魅力がある。少しポップな曲もあり、イタリアのRICCHI E POVERIも重なる。75年から77年の4枚のシングルの内、LP未収曲を6曲ボーナス収録。3面開きデジパック。

〓[SERBIA-MONTENEGRO]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0121 DORDE ILIJIN / Zabranjeno Prisluskivanje! CD \2500
 ベオグラード出身のTAKOのキーボーディストが、83年にKORNI GRUPA(KORNELYANS)のドラマーの参加を仰ぎリリースしたシンフォニックなソロ。彼の名前をアルファベットに正式に直すと、DJORDJE ILIJINが正しい。各種キーボードをフィーチャーし、プログレ然とした涙のシンフォ・ナンバーから、ドリーミィーなナンバーまで幅広く聴かせる。TAKOでも聴けたフルートやリコーダーもリリカル。叙情派の美しい旋律が散りばめられた旧ユーゴ物の決定的な名作! ボーナス4曲収録で、こちらもロマンチックな佳作ぞろい。旧東欧シンフォ・ファン必聴!
LV-0130 IGRA STAKLENIH PERLI / Same&Vrt Svetlosti CD \3200
 3面開き紙ジャケット&リマスター・セルビア盤。古くから知られる旧ユーゴの代表格。79年の1stと80年の2ndの2in1。うねりながら疾走するリズムにマイナー・トーンを持続する響きが全体に立ち込め、陰鬱なオルガン、挑戦的なギター、そして、重圧さを醸し出すヨーロッパ然としたクラシカルなフレーズがドラマチックに入る。サイケデリックな要素を残しながらもそれを妖しさに変えて纏い、ずばりのプログレッシヴ・ロックを展開。結成当初はタンジェリン・ドリームにも傾倒していたというが、楽器スタイルはまったく違うものの、なんとなくその名残りが伝わる1st、シンフォニック・ロックとなった2nd、年代を考えると隔絶された独自の闇に潜んでいたとしか思えない。*CD直入れのためスレが若干あります。
LV-0105 KORNI GRUPA / Same CD \3000
 74年にムゼオ・ローゼンバッハ・タイプの傑作をリリースしたKORNELYANSの前身バンド。本作は72年にリリースされた1stで、後のKORNELYANSを予感させるピアノ、ハモンド、チェレスタ、ギター、ヴォーカル、リズムらが一体となり、ズッシリかつ巧みな演奏を展開する。ヘヴィ・プログレ・ファンはマスト。
LV-0106 KORNI GRUPA / Prvo Svetlo Neobicnog CD \3000
 変名KORNELYANSとしても知られる、彼らの71年〜75年のベスト。1曲目と4曲目は75年3rd、MRTVO MOREから、2曲目は74年のシングルのみの曲、3曲目は17分にも及ぶハモンドがきいたプログレッシヴな未発曲、5曲目は12分のライヴ・テイク、6曲目、7曲目はKORNELYANSのNOT AN ORDINARY LIFEから。
LV-0126 KORNI GRUPA / Kolekcija Singlova CD \3000
 彼らのシングル・コンピ。69年にデビュー・シングルをリリース後、確認出来るだけでも17枚のシングルが存在する。本CDはその中から70年代中期までの、選り抜き14曲を選曲。ハモンドが闇に響くヘヴィな曲、オーケストラ入りのクラシカルな泣きのバラード、畳み掛けるプログレッシヴなナンバーなどアルバムとはまた違った印象を受ける。旧ユーゴの代表格のひとつ。ボーナスとして、これまたプログレッシヴなライヴ・テイクを収録。
LV-0136 LAZA RISTOVSKI / Merge + 2/3 CD \3200
 初CD化。SMAK、BIJELO DUGMEで知られるキーボーディストの82年作と83年作の2in1。一人多重によるシンセ・ミュージックだが、タンジェリンのようなシークエンス物や雰囲気で持って行くエコ・タイプではなく、1stはクラシカルに作曲された難解さの無い叙情派でメロディーが明確にあり、2ndはリズム・マシーンも多用され例えばスペインのNEURONIUMを思わせるサウンドを聴かせる。後者のほうに目立つが、パトリック・モラーツ風のテクニカルなソロがシンセやハモンドによって弾き込まれるのも特徴だ。3面開きデジパック&リマスター。
LV-0137 LAZA RISTOVSKI / Vojnicki Dani + Roses For A General CD \3200
 初CD化。SMAK、BIJELO DUGMEで知られるキーボーディストの84年作2枚の2in1。3rdも一人多重作だがポリシンセの響きを活かした作品でユーゴスラビアの泣きのメロを幽玄に加えたシンフォニックな中盤が聴き物。何かの番組の為に作られたものらしい。バレイの為に作曲されたという4thはオープニングがポップなので印象を落としてしまうが、スパニッシュ・モードを基調に弾き込まれるところはやはりパトリック・モラーツを彷彿させ、後半はSBBのJOZEFのソロあたりにも通じ、ラストはメロトロン入り。3面開きデジパック&リマスター。
LV-0107 LAZA RISTOVSKI / Svetlost U A.Duru CD \3000
 SMAKとBIJELO DUGMEという、セルビアとボスニアの境界線を越えて活動し、又、IPE I LAZAといった旧ユーゴを代表する名作を残した彼のベスト。女性ヴォーカルをフィーチャーしたIPE ILAZAの火を吹く究極のプログレッシヴ・ナンバー、POSLIJE SVEGAを収録! SMAK加入以前の、BEZIMENIなるグループのテイクもムゼオ張りだ。プログレ・ファン失神!
LV-0133 R.M.TOCAK / Same CD \3000
 初CD化。SMAKのギタリスト、RADOMIR MIHAJLOVIC TOCAKの76年1stソロ。SMAKの1stからヴォーカリストを抜いたメンバーで録音されており、キーボードはLAZA RISTOVSKI。アレアかと思う速いバルカン・ジャズ・ロックの1曲目からテンション全開で、泣きが効いた2曲目、ギアチェンジを繰り返しドライヴするハードな3曲目へと続く。畳み掛けるドラマーも弾き倒すベーシストも手を休めないので前半だけでも相当来る。ギターはもちろん、歯切れ良く絡むオルガンやエレピの巧みさはイタリアのエトナのようだ。3面開きデジパック&リマスター。
LV-0134 SMAK / Same CD \3000
 デジパック&リマスター盤。必聴名作として名高い75年リリースの1st。本作では鍵となるキーボーディストのLAZA RISTOVSKIが在籍しており、リーダーのR.M.TOCAKのギターと絶妙のコンビネーションを見せている。旧A面はヴォーカル入りの泣きのハードさで迫り、旧B面は完ペキなプログレ・スタイルで聴かせる。この後半の20分近いインストの大作は旧ユーゴの中でもトップクラスで、近代クラシックからも影響を受けたクリエイティヴな楽曲をテクニカルな演奏で展開。当時のLP未収シングルから8曲ボーナス入り。3面開きデジパック&リマスター。
LV-0109 SMAK / Crna Dama CD \3000
 旧ユーゴきってのギタリスト、R.M.TOCAK率いるクラグイエヴァツ出身のグループ。77年リリースの2nd。特に旧B面が圧巻。スリリングなリズムで畳み掛け、イタリアを思わせる情熱的なプログレッシヴ・サウンドで迫る。ラストは一転し、オーケストラをフィーチャーし、せつせつと歌い上げる。
LV-0132 SMAK / Stranice Naseg Vremena CD \3000
 初CD化。英語盤やベスト盤を挟み、78年にリリースされた3rd。ニュー・トロルスのニコを思わせるハイトーンのヴォーカル、テクニカルなギターとクールなキーボード、まったくブレないガッチリとしたリズム・セクションで畳み掛ける名作と言え、ジャズ・ロック・ファンも満足させるハード・プログレッシヴで迫ってくる。情熱で焦がされるメロウさとヘヴィな構築性が交差し、旧ユーゴならではのイタリアン・ロックを彷彿させる重厚さに、カッコ良さ、攻撃性がプラス。ラストの大曲など普通にならない曲構成もこのバンドの魅力で、改めて旧ユーゴ物はいいな、と思ってしまう。78年と79年のLP未収シングルから4曲ボーナス入りでこちらもかなりいい。3面開きデジパック。
LV-0114 S VREMANE NA VREME / Same CD \3000
 フォーク・ロック・タッチの叙情派バンド。75年リリースの1st。後にも数枚のアルバムをリリースするが、闇と叙情が同居する本作が一番プログレ色が強い。邪悪な雰囲気を発散させる1曲目(チェルベロ?)、ストリングスとフルートが美しい4曲目、イタリア調の6曲目etc.。また、ボーナス曲には女性ヴォーカルがフィーチャーされていて、こちらも興味のあるところ。
LV-0131 ZLATNI PRSTI / Same&Nokaut! CD \3200
 ブルガリア寄りの街、ザイエチャルのハード・プログレ・バンド。彼らが76年と79年に残した2枚のアルバムの2in1。KORNI GRUPAやTIMEを思わせるずっしりとしたサウンドで、哀愁たっぷりのヴォーカルにタイトなクラヴィやエレピ、効果的なソリーナ、影を帯びるハモンド、プログレッシヴなシンセ、重いのにキレと小技を効かせるリズム・セクションなど、旧ユーゴらしさあふれるサウンドで聴かせる。特に76年作は例によってイタリアに似た雰囲気を持ち、エキペのような泣きのシンフォニック・バラードも収録。リマスター&3面開き紙ジャケット。*CD直入れのためスレが若干あります。

〓[CROATIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0201 DADO TOPIC / Neosedlani CD \3000
 79年に2枚組でリリースされた、ex.TIMEのヴォーカリストのソロ。2in1 CD。バックのメンバーはTIMEとKORNELYANSのメンツが中心。特に後半が良く、TIMEというよりは初期SMAKに近い、テクニカルでプログレッシヴな演奏を見せる。中でも8曲目は、タイプは違うがハミルやソレンティのような魂を揺さぶる彼のヴォーカルと、重厚な演奏の交差に圧倒される。新たな感動だろう。
LV-0202 DRUGI NACIN / 1st + GROUPA NEPOCIN / Svijet Po Kojem Gazim CD \3000
 75年リリースの1stと、変名バンドGROUPA NEPOCINでリリースされた77年の2ndのリマスター2in1 CD。ハモンドとヘヴィなギターが効いた、哀愁たっぷりのハード・ロックであった1st。ストリングス・アンサンブルやフルートをリリカルに散りばめ、やはりどこかイタリアを思わせるシンフォニック・ロック寄りのNEPOCIN。どちらも古くから知られてきた典型的な旧ユーゴ・サウンド。
LV-0204 JOSIPA LISAC / Dnevnic Jedne Ljubavi CD \3000
 20枚近くのアルバムをリリースし、現在も活動中のクロアチアを代表する女性ヴォーカリスト。73年のアルバム。オーケストラを導入した歌物だが、バックにあのTIMEを起用。ロック色の強い曲ではハモンド、フルートをきかせたプログレッシヴな演奏が聴ける。全体にはブルージィーなナンバーやバラードも多い。
LV-0207 STIJENE / Cementna Prasina CD \3000
 クロアチアのアドレア海に面した街、スプリトの女性ヴォーカル・プログレ・バンド。81年リリースの1st。エキゾチックなキーボードを交えたインスト・ナンバーもあり、情熱的なヴォーカルと哀愁を帯びたハードなギター、そしてホットなドラムで畳み掛ける。泣き泣きの5曲目はストリングスのオケも効いたBIJELO DUGMEを思わせるバラードで、この旧B面のトップを聴かされたなら大枚を叩くしかなかった、コレクター殺しの名曲である。続く6曲目もプログレ風味十分で、ラストはハモンドがたなびきハスキーなヴォーカルなど初期SAVAGE ROSEを連想させるも、心はバルカンだ。80年〜82年のシングル4枚から7曲ボーナス入り。泣きのシンフォでこちらも良い。3面開きデジパック&リマスター。

〓[SLOVENIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0322 BULDOZER / Pljuni Istini U Oci CD \3200
 初CD化。75年リリースの1st。プログレ・ファンにはあまり馴染みの無い名前のスロヴェニアのバンドで、ハモンドとギターをフィーチャーし屈折したヴォーカルで聴かせる、ボンゾ・ドック・バンドやザッパをハード・プログレへ持って来た様なヘヴィなサウンドを展開。脱力型かとも思うがややこしい変拍子が持続したり、メロウなサイケ色を見せたり、旧ユーゴらしいツェッペリンの影響を感じさせたり、例によってイタリアン・ロックの闇の部分に通じたり、この音楽性は一筋縄では行かない。旧ユーゴ異色の名盤。スロヴェニア盤で限定入荷。
LV-0323 BULDOZER / Zabranjeno Plakatirati CD \3200
 初CD化。77年リリースの2nd。ハモンドとヴォーカルが唸るヘヴィでブルージィーなオープニング。展開はやはり屈折しており、なんか歌詞もヤバそうだ。続く曲もツェッペリンとザッパが合体したようなハードさと偏屈さが入り乱れ、妖しすぎるサイケ色が灯る。さらに続く曲もノリのいいブギかと思えば途中で折れて曲調が変ってしまう。後半も部分的に聴けばヘヴィ・プログレだが、とにかくねじれている。まったく軽さのないサウンドだが、サムラあたりのファンにも受けそうだ。スロヴェニア盤で限定入荷。
LV-0301 DUMA LEVANTINA / Pesmi Spanskih Zidov CD \2800
 SEDMINAを改名し、98年にリリースされた作品。セファルディとなっているが、女性ヴォーカリストKLARISAを中心に聴かせる独特の世界は、スロヴェニアならではの世紀末的な匂いとエキゾチックな闇がある。クラリネットやチェロのメロディーも妖しい。なお、サビナ・ナヤトゥーのセファルディ作に感銘を受けたとブックレットに記されている。
LV-0321 SEPTEMBER / Zadnja Avantura CD \3000
 初CD化。スロヴェニアのアルティ・エ・メスティエリと言われる彼らの76年作必聴1st。リュブリャナで結成されたバンドで、エレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーし、キリコ張りのドラムに切れ味の鋭いキーボードやギターが一体となり、イタリア風の疾走型ジャズ・ロックを展開。ヴォーカルが入るとレブ・イ・ソルにも似るが、このバンドの特徴はなんと言っても「ティルトを聴いた」としか思えない近似値があり、またそのテクニックに舌を巻く。当時のシングル、ライヴからボーナス3曲入り。3面開きデジパック&リマスター。

〓[MACEDONIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0402 LEB I SOL / 1st + 2nd CD \3000
 マケドニアの英雄、VLATKO STEFANOVSKI率いるスーパー・グループ。77年の1stと78年の2ndのリマスター2in1。各メンバーのテクニックは圧巻で、そのスピーディーなジャズ・ロックはARTI&MESTIERIクラス。また、ヴォーカルをメインにした曲では、メロトロンやシンセなどを配した美しい叙情性を聴かせる。シンフォ・ファンも、ジャズ・ロック・ファンも必聴名作。
LV-0408 LEB I SOL / Rucni Rad + Beskonacno CD \3000
 VLATKO STEFANOVSKIを中心に、ARTI E MESTIERIを思わせる超強力なジャズ・プログレを聴かせる彼ら。RUCNI RADは79年にリリースされた3rdで、最もジャズ・ロック色が強く完成されたもの。バルカン色に地中海色も加わり、まばゆいばかりのテクニカルなサウンドを閃光のように放つ。BESKONACNOは81年リリースの4th。やはり、テクニカルなサウンドに圧倒されるが、よりバルカン色が強い。リマスターによる2in1 CD。
LV-0411 LEB I SOL / Sledovanje CD \3000
 82年作5th。1曲目から強固なベースに支えられてバルカンチックなサウンドを聴かせる。ちょっとVENEGONI&CO.のようだ。STEFANOVSKIのギターがジャージィーに唸り出すと、もう彼らの独壇場。超絶な初期に比べると緩んだのはたしかだが、彼らのもうひとつの魅力である歌心のあるヴォーカル・ナンバーも不思議なエキゾチックさを放ち、旧ユーゴのバンドの中ではやはり特異な存在。地中海色も淡く回り、その色合いは独特だ。ボーナス4曲入り
LV-0410 LEB I SOL / Akusticna Trauma CD \3000
 82年に2枚組でリリースされたライヴの2in1リマスターCD。VLATKO STEFANOVSKIのギターをメインとし、重厚で破壊力のあるリズム隊と一体となって、テクニカルな演奏が枠を打ち砕くように繰り広げられていく。初期のプログレシッヴ・ナンバーがエネルギッシュに演奏され、また、イタリアを思わせるメロディアスなヴォーカル・ナンバーも織り交ぜられている。バルカン&地中海の光にあふれるダイナミックなサウンド。スピーディーなプレイに圧倒。眩し過ぎるスーパー・ジャズ・ロック!
LV-0414 LEB I SOL / Live in Macedonia 2CD \4800
 30周年記念ツアーの06年ライヴを収録した2枚組CD。スタジオでの新曲も1曲含む全25曲。とにかく凄い。スタジオ盤をはるかに超えたテンションとインパクト。ハードにしなり唸るバンドのグルーヴ感、カミソリの刃先も外さないスリリングなキレ、地中海の夕焼けに染められたような叙情美とドラマチックさ。彼らが最も気に入っているという名作2ndの曲をほぼ全曲やっており、1st、3rd、4thからも2曲づつなど、バルカンの風味をたたえながらトップ・ギアのジャズ・ロックで加速し、泣きと歌心のあるシンフォニック美で引き込んでいく。まさに集大成ライヴ盤。
LV-0415 LEB I SOL / Itakanataka CD \3200
 TIMEのDADO TOPICをゲストに迎えた19年振りの08年スタジオ・アルバム。なんと、VLATKO STEFANOVSKIは居らず、オリジナル・メンバーのキーボーディストとベーシストが中心となって再編されている。で、いったいどうなのかと思ってしまうが、初期のジャズ・ロックを取り戻しており、1曲目から唸り声をあげてしまう。新しいギタリストもSTEFANOVSKIに似たスタイルでバンドに溶け込んでおり、ポップさはほとんどなく、ややハードな質感で、バルカン、地中海色がほとばしるテクニカルな熱演をタイトに繰り広げている。ファン必聴!
LV-0416 LEB I SOL / Kolekcija 83-89 5CD BOX \14000
 7作目以降のほぼ未CD化ゾーンだった5枚、KALABALAK、TANGENTA、ZVUCNI ZID、KAO KAKAO、PUTUJEMOが各紙ジャケット&リマスターにて収納された限定ボックス。たしかに、この時期はバルカン・ポップ色を強めるも、テクニカルなキレのある演奏と曲によって見せる叙情的な泣き、ドラマチックな盛り上がりなど、流石と言った貫禄で聴かせる。閃光が走るVLATKO STEFANOVSKIのギターやメロウなヴォーカル、それを支える強固なチームワークは旧ユーゴスラヴィアのバンドの中でもダントツだ。86年のZVUCNI ZIDは70年代の音源も含み、シングル、プロモ、ジャムセッションを集め、ドキュメンタリーとしても使用されたレア・コンピ盤。
LV-0405 VLATKO STEFANOVSKI / Trio CD \3000
 圧巻! LEB I SOLのギタリストによるトリオ。とにかくもう弾きまくりで、そのバルカン&地中海のパワーといったら、マウロ・パガーニのフレーズをゲイリー・ムーアがアレアをバックに弾きまくったような、とても表現できる物凄いもの。MIDIギターによるハモンド、フルート、クラリネット、ストリングス等の音色もアンサンブルとして加えられ、カラフルさも倍増。ヴォーカルも味があって良い。

〓[ROMANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0518 CELELALTE CUVINTE / Same (1st) CD \2800
 アルゼンチンのような叙情と現代的なテクニカルさを兼ね備えた、東欧唯一のラテン系ならではのプログレッシヴ・ハード。87年リリースの1st。美しいアコギにリコーダーが郷愁を誘い哀愁を帯びるもさらりと歌われる1曲目、ツイン・ギターが絡み情熱的に盛り上げる2曲目、木陰でフォーク調の3曲目、泣きが入ったカッコいいハードロック調の4曲目、テンポの緩急を付けプログレ然とした展開の5曲目と6曲目など、他の東欧に無い独自のカラーを発散させている。2作目と甲乙付け難い。初CD化。リマスター・ルーマニア盤。
LV-0519 CELELALTE CUVINTE / Same (2nd) CD \2800
 アルゼンチンのような叙情と現代的なテクニカルさを兼ね備えた、東欧唯一のラテン系ならではのプログレッシヴ・ハード。90年リリースの2nd。PFMのようなピアノにオルガンが重なるオープニングはイタリアかと思ってしまう。1stより洗練された分だけキャッチーさ(あくまでも東欧での)も出て来ているが専属キーボーディストが参加している為、プログレ然と畳み掛ける3曲目や5曲目、切々と歌われる7曲目など音が厚くなりシンフォになっている。辺境ファンはぜひ。1作目と甲乙付け難い。初CD化。リマスター・ルーマニア盤。
LV-0505 MONDIAL / Remember CD \2800
 辺境ファンにとっては極め付けと言えるグループ。活動は古く60年代後半からすでにアルバムをリリースしている。69年〜71年のベスト・コンピ。オルガン、ファズ・ワウ・ギター、ヴォーカル、そして曲によってはストリングスを加え、ややハード&サイケ調で聴かせる。10分以上の曲があり、そこでは屈折した曲調と展開のプログレッシヴな面を見せる。
LV-0522 PHOENIX / Cei Ce Ne-Au Dat Nume CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。この国で最も知られるプログレッシヴ・ロック・バンド。クロアチア寄りの都市、ティミショアラで結成された彼らの69年リリースの1st。フルートやヴァイオリン、12弦ギターを効果的に配し、攻撃的なギターとラウドなベースがバトルする、かなり挑発的なサウンド。この時点ではサイケ色も残っていて当時の東欧の中では異色だった。流石、非バルカンのラテン民族国家。エキゾチックなヴォーカルに独特のハートがあり、本作以前には多数のシングル・ヒットを飛ばしていた実は人気バンド。
LV-0523 PHOENIX / Mugur De Fluier CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。邪悪な空気を発散させる70年リリースの2nd。ダークながらもメロディアスなヴォーカル、リコーダーやヴィオラによるトラディショナルな味付け、組曲風の展開、重いリズムなど、東欧唯一のラテン系民族だけに、当時のチェコやハンガリーなど他の共産諸国とはサウンドの趣が違っていた。狂ったようなファズ・ギターが唸る曲などかなり刺激的でサイケデリックだが、いくつかの曲は国民的なオリジナル・ソングを聴かせるバンドとしてヒットした。プリミティヴさが妖しく響き、東欧に多かったジャズ色がまったく無いのも特徴だ。
LV-0524 PHOENIX / Cantafabule CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。71年に2枚組でリリースされた3rd。(2in1) オリジナル・ジャケットでのルーマニア盤CDはこれが初。古くから知られ、その代表作と言えるのが本作。のっけから陰湿なムードを放ち、ギター、シンセ、チェレスタ、ピアノ、リコーダー、フルート、パーカッションを絡め、サイケからプログレへ突入したヘヴィな組み立てに、ポイントとなる古楽がかったフォークローレをアコースティックに織り込んだ、ダークで謎めいた音作りで聴かせる。トラディショナルな教会音楽を思わせるコーラスもエキゾチックさを加味。辺境物の定番。
LV-0525 PHOENIX / Vremuri Anii 60 CD \2800
 08年リマスター&デジパック・ルーマニア盤。母体となるスクールバンドが62年に結成されその後PHOENIXと変名し68年に国営レーベルからシングル・デビュー。本CDはそんな1stアルバム以前の60年代の音源をシングル中心に集めたもの。極初期はオーケストラなどを加えたヒット性重視のビート・ポップ、またはバラード物だが、年代と共にファズ・ギターやオルガンをフィーチャーしたサイケ・ポップへと変化し、クラシカルな曲調や様々なサウンド・エフェクトを配したサージェント・ペパーズ風のプログレッシヴな姿勢を見せていく。貴重音源だが国民的バンドであった。
LV-0517 PROGRESIV TM / Dreptul De A Visa CD \2800
 07年リマスター盤。フルートを変化自在にフィーチャーするルーマニアのヘヴィ・プログレッシヴ・ロック・バンドの74年作。キーボードは入らないものの完成度は高く、歌心のあるヴォーカル&コーラス、入魂のギター、強力なリズム・セクションにより、王道のハード・ロックの風格も見せ、そこに東欧唯一のラテン系民族というカラーが出ており、翳り、邪悪なほとばしり、クラシカルなフレーズなど南米やイタリアを思わせるものがある。辺境ファンを満足させること間違いなし。10分を超えるラストは特筆。
LV-0516 SFINX / Zalmoxe CD \2800
 ファンタジックな色彩を帯びた旧東欧シンフォの最高峰のひとつ。78年リリースの彼らの2nd。旧東欧圏ならEASTの傑作2ndあたりにも近いが、ジェネシスなどの西側のプログレッシヴ・ロックからも影響を受け、空想力豊かな、他にない不思議なイメージがどんどんと広がってゆく。極めてエキゾチックな響き。シンフォ・ファン必聴の1枚! ボーナス・トラック入り。

〓[BULGARIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0630 DIANA EXPRESS / Gold Collection CD \2500
 辺境コレクターに人気の高い74年リリースの1stなど、6枚のアルバムと2枚のシングルから20曲選曲されたコンピ。1stと75年リリースの2ndはクラシカルなシンフォ、またはヴィンテージ感満載のオルガン・ロックを展開するので辺境プログレ・ファンはぜひ聴いておきたいスーパー・アイテム。と、言ってもチャイルド・イン・タイムのフレーズが来たりするので、そこはこの年代の東欧のご愛嬌。はっきり言って全曲良く、嗚呼、この切々としたヴォーカルの哀愁感。FSBにも近く、ノスタルジックなロマンがせつない。デジパック3面開き。
LV-0621 FSB / Single Collection CD \2500
 いかにもレアそうなシングル・ジャケットが並んだこのカヴァー。降参。内容も凄く、全17曲の内、未CD化が7曲、さらに、近年の未発が3曲。しかも、この未CD化の7曲のレア・シングル曲は1stアルバル以前の75年物。しかもしかも、5曲目はPFMのセレブレイションのカヴァー。さらにさらに、7曲目は9月の印象のカヴァー! ブルガリア語のヴォーカルも曲想にマッチしていて、最後にはウェイクマン・ハレルヤが入るわで、もう大変です。他の曲もイタリアのようなドラマチックなシンフォ・ナンバーで辺境ファン直撃!
LV-0604 FSB / Non Stop CD \2500
 77年リリースの1st。メロトロンも含むツイン・キーボードと、確実なリズム・セクションから生み出されるテクニカルでかつ叙情的、そしてドラマチックなシンフォニック・ロック・サウンド。P・モラーツやジェントル・ジャイアントのカヴァーもあり、そのテクニックは証明されれているが、一方でバラード系の歌心にも胸を打たれる。クラシカルなピアノから一気に畳み掛けるラストは圧巻!
LV-0605 FSB / II CD \2500
 傑作。テクニカルかつ叙情的な極上のシンフォニック・ロックを展開する彼らの78年リリースの2nd。旧東欧という枠をはずしてもダントツの出来。ドラマチックなシンフォ・バラードや、フルートもフィーチャーしたジャズ・ロックを交える前半も良いが、女性スキャットから導かれる後半は衝撃まちがいなし。クライマックスへ一気になだれ込む。もう失神!
LV-0609 FSB / Ten Year After CD \2500
 85年リリースの彼らの名作のひとつ。通算8枚目。最も彼らの特徴がよく出たドラマチックな1曲目、エキゾチックなシンフォ・ナンバーの3曲目、1stにも収められていた名曲の4曲目(新録)etc.。メロディーの美しさと、旧東欧とは思えない洗練されかつ巧みなアレンジに驚かされる。ブルガリアが生んだスーパー・グループ、それがFSBである。良い!
LV-0619 FSB / In Concert 2CD \3200
 2枚組で86年にリリースされた彼らの集大成的ライヴ。彼らのプログレッシヴな演奏をあますところなく収録。スタジオ盤以上に内容が濃く、ブルガリアの国民的スーパー・グループ、FSBの必聴作として語られてきたもの。このCD化を心待ちにしておられた方も多いはず。85年5月、ソフィアでの録音。もう、CDでおなじみの曲ばかりだが、よりスケール・アップされ、メリハリがありドラマチック。シンフォニックに引き伸ばされたインスト・パートも聴き物。美しいヴォーカル・メロディーや泣きのギターも印象的。

〓[RUSSIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0778 ARAKS / Ispoved CD \2980
 80年にリリースされた一大コンセプト・アルバムで、旧ソ・シンフォ必聴物のひとつ。オーケストラと合唱をクラシカルに配し、エキゾチックかつシュールな演奏がテクニカルに繰り広げられていく。多種キーボード、ギター、フルート、チェロなど隙間なく埋められ、シアトリカルなヴォーカルが泳いでいく。まさに絢爛たる詩風。変拍子を自在とする圧迫感のあるリズム・セクションも旧ソ独特のスタイルだ。叙情的でかつヘヴィ。GRUPPA MOSCOWにも似ているが、曲調が最後までバラけず終始プログレッシヴな姿勢を貫き通すのも特筆。かつてのアナログはCONFESSIONという英タイトルが付けられていた。
LV-0794 AUTOGRAPH / 25 Let Spustya 2CD \4800
 25周年記念ライヴ2枚組。今でこそソ連も含めた旧東欧エリアから強力なシンフォニック・ロック・バンドが次々と現れ、最近になってやっと聴く側の垣根もなくなってきたように思うが、その昔は旧ソの代表格だったのに知る人しか知らなかったアフートグラフが復活。ギタリストはスポックス・ビアードのドラマーとソロCDも出し話題にもなった。歴史が長く、また歴史に巻き込まれ、彼らは生きるために音楽性を変え、アメリカへも渡った。レクイエム、アイルランド・スターといった集大成的な選曲で20曲を収録。本ライヴの意味の重さは計り知れない。エマーソン、ウェイクマンを思わせるクラシカルでテクニカルなキーボード、哀愁を振り絞るギター、ハード・ロック・ノリのリズム・セクション、説得力十分の泣きのヴォーカル、言っちゃなんだがリトトラが子供に見える、超重厚感。ドラマチック!
LV-2817 AVIVA / Rokus Tonalis CD \2500
 ピアニストでありマルチ・プレイヤーのDMITRI A.LOUKANIENKO率いるプロジェクトの07年デビュー作。すぐに思い浮かぶのが、LITTLE TRAGEDIES。あと、ややBANCOとARSNOVA。リズムは打ち込みなのでワイドレンジが限定されるものの、それを感じさせないダイナミックさと打ち込みのメリットを生かしたメカニカルな変拍子にクラシカルな旋律が重なり合う。LITTLE TRAGEDIESに比べると、あのような四方八方への尖がり方ではなく整合感が取れているほうだが、それでも曲に落ち着きがなく、先が読めず、そうこうしているうちにキーボードの数が蜂のように増え、ロシア特有の音色の嵐になる。LOST WORLDの次は間違いなく、これ。必聴!
LV-2851 AVIVA OMNIBUS / Nutcracker In Fury CD \2500
 ロシアのエマーソンと呼べる人物はいったい何人いるのか。そんな一人、Mr.AVIVAことDMITRI LOUKANIENKOがバンド、AVIVA OMNIBUSとしてリリースした08年作。クラシックを学んだピアニストであり、彼いわく自分がエマーソンに似ているのではなく、エマーソンがロシア、スラヴ系のクラシックに強く感化されているのであって、結果、双方のロックが類似しているのだと。NUTROCKERで知られるチャイコフスキーの3曲目はそれでも偶然なのか? でも、前作に比べ、オリジナリティーが格段に進化。狂気じみた超攻撃的な畳み掛け、異様にとがった音色、ヘヴィなタッチ、雲の切れ間に煌くエニド風のオーケストレーション、ちょっとリトトラに似過ぎた感もあるが、彼はリトトラなんて知らない、って言うのでしょか。毎度、恐るべしロシア軍団。凄まじい内容。
LV-2866 CAPRICE / Six Secret Words CD \2500
 初回限定デジパック仕様&限定特製カード付き! フェアリー・ヴォイスを加えたロシアのアカデミック・ネオ・クラシカル音楽集団CAPRICEの、違った一面を知ることが出来る09年新作。ヴァイオリン、チェロ、ハープ、ピアノ、フルート、リコーダー、クラリネットなどによる室内管弦楽と、透明感のある美声ソプラノ・ヴォーカルで織り成す美旋律サウンドで、その繊細で緻密なアレンジはCAPRICEらしいが、いつもの屈折したエキセントリックさは影を潜め、ひたすら静謐で優美なサウンドを追求したコンセプト・アルバム。また、本作では、イタリアのロベルト・カッチャパリャを連想させる部分も。
LV-2856J EDWARD ARTEMYEV / Warmth Of Earth CD \3300
 傑作&必聴作。新規ボーナス(オリジナルLPヴァージョン4曲)を加えた紙ジャケットSHM-CD。彼が旧ソ連のプログレッシヴ・ロック・バンド、ブーメランを率いて85年にリリースした驚愕のシンフォニック・ロック・アルバム。BRAND X並のスピーディーなリズム・セクションにギターやシンセ群が壮大に響く。実際にはアルテミエフは作曲と監修のみ、という話もあるが、いずれにせよこの別世界とも言えるスケール感は彼ならでは。フィーチャーされる女性ヴォーカルもいい。また、アコギなどリリカルなナチュラルさも美しい。唯一の難点はドラムなど改善しきれていない音質か。SHM-CDを採用した意味が無い。国内盤
LV-2839 EDWARD ARTEMIEV / Muzyka Iz Kinofil'Mov 2CD \4500
 機械じかけのピアノのための未完成の戯曲(77年)、オブローモフの生涯より(79年)といったニキータ・ミハルコフ監督の映画のサウンド・トラックから25曲をディスク1に、04年の映画BOGATSTVOのサウンド・トラックをディスク2に収録した07年デジタル・リマスター・コンピ。生オケ物ではなく彼のシンセをメインにした作品で、70年代のものはエニド張りに美しく、ロシアのトラッド風味もあり、一部には女性ヴォーカルも入り、04年作はダークながらも広大なロシアを思わせるシンフォニック性とプログレッシヴな作りになっている。3面開きデジパックで宇宙船のコックピットのようなソ連製シンセをバックにした彼の内ジャケ写真にもうなる。
LV-2840 EDWARD ARTEMIEV / Prestuplenie I Nakazanie 2CD \3980
 構想&作曲10年以上という07年新作。ドストエフスキーの罪と罰からインスパイアーされた一大シンフォニック・ロック・オペラ。キーボード、ギター、リズム・セクション、オーケストラ、キャスティングされた男女ヴォーカル陣&合唱団が繰り広げる空前のスケール。リトトラ風の優雅でロマンチックな泣きと叙情性、ロスト・ワールド風のヘヴィ・プログレッシヴ性、でも、例えが逆で、ここが原点。無数にも思えてくる音数だが、すべて作曲された鬼のようなスコアに支配され、これはもう彼の帝国。スリリングでかつドラマチックな後半が特に圧巻。綴じ込みダブル・ブックレットの4面開きデジパック。
LV-2841 ETERNAL WANDERERS / The Door To A Parallel World CD \2500
 女性ヴォーカルをフィーチャーした、シンフォ・バンドの08年デビュー作。英語で歌われているので原産地がカモフラージュされるが、彼女が弾くキーボード群は明らかにロシア的で、エキゾチックさを浮き立たせている。カラフルなサウンドの構築派と言え、イエス風ながらも屈折が止まらない2曲目の4分12秒からのスリリングさや、最初はハツラツとしていたギターがどんよりしてしまう6曲目の後半や、イントロから雰囲気が妖しく何かが起りそうな予感が的中し途中からシンセがリトトラ状態になり、なんでこうなるロシア、みたいな7曲目など面白さがハミ出ている。
LV-0715 GORIZONT / Summer In Town CD \2500
 まるでエニドにハウが参加したような、華麗なシンフォニック・ロックを繰り広げる1作目。特にシンフォニック・ロックとしてのズバ抜けたオリジナリティーと完成度、そして演奏力を聴かせる前半はあまりにも素晴らしく、エニドの2nd、イエスのリレイヤーのイメージに極めて近い。次作へつながるロシア然とした後半も個性的。85年録音。
LV-0716 GORIZONT / The Portrait Of A Boy CD \2500
 旧ソ連・ロシア最大の発掘と言われた、超ド級シンフォニック・ロック・バンドの89年リリースの2nd。のしのしと怪物が歩くような重低音の上を、ギター・シンセとキーボード類がまるで生き物のように絡み合い暴れまくる前半、壮絶なシンフォニック・チューンから感動的なクライマックを迎える後半、もうその音の洪水に、ただ圧倒され呑み込まれるだけ。1stと合せて必聴!
LV-2843 THE GOURISHANKAR / Close Grip CD \2500
 2作目の2ND HANDSが爆発的セールを生んだ彼らの03年の1stアルバムがジャケットも新たに08年リマスター・リリース! 2ND HANDSのインパクトが強烈だったので、最初はどうしても後戻り的な聴き方になってしまうが、本作以前のEPの曲の再録4曲を軸にイメージを広げるこの時点での新曲3曲とジェントル・ジャイアントのカヴァー、FOR NOBODYをボーナスとして加えた十分に濃い内容を持っている。テクニカルでフレキシブルな曲調の予想だにしない展開、途中の多彩な音色、交差する激しさと安らぎ、賛美歌風のコーラス、優美なギター、駆けるシンセ、メロトロン系も入り、エモーショナルさ、ドラマチックさも強く、シンフォニック・ロックとしてオーセンティックな泣きも見せる。ぜひ聴いてください。
LV-2823 THE GOURISHANKAR / 2nd Hands CD \2500
 ロシア北西部のローカルな街で結成されたプログレ・バンドの2作目となる07年作。これがとんでもない出来と濃縮度で、クリムゾン、イエス、ジェネシスといったあたりから、THE FLOWER KINGS、さらにはPFM、DEUS EX MACHINAといったあたりまでのパーツを組み合わせた驚愕作と言え、ヴァイオリン、ヴィオラ、フルートなどの管弦楽器、女性ヴォーカル、アンビエントな仕掛けまで自在に取り込まれている。英語で歌われるメロディアスなヴォーカルは流行のファルセットも見せ、これまたどこまでもフレキシブル。それで散漫かと言うとそうじゃない。ころころと変っていく曲調に共通点があり、ロマンが映るシンフォニック・ロックで統一。現在のプログレ産出国としてロシアを決定付ける傑作。必聴!
LV-2813 INNA ZHELANNAYA / Vodorosl' CD \2980
 06年リマスター盤! ロシア孤高の女性ヴォーカリスト。長らく廃盤で入手困難だった95年リリースの彼女の1st。本作以前はロック・バンドのALLIANSに在籍しており、MARI BOINEとの共演で若干知られる程度だったが、ここまで才女だったとは。ソロ・デビュー作にして傑作! 民俗楽器とロック・アンサンブルは見事に融合し、パガノッティのようなベースの上でヴァイオリンらのソロ楽器が踊る。エキゾチックな哀愁感と、ロシアならではの深い幻想色。アレンジ、演奏、個性、曲の良さ、どれも一級。彼女が一声を放っただけで衝撃が駆け抜ける。
LV-2814 INNA ZHELANNAYA&FARLANDERS / Inozemets CD \2980
 ジャケットも新たな06年リマスター盤! ロシア孤高の女性ヴォーカリスト。長らく廃盤で入手困難だった98年リリースの彼女の必殺2nd。哀愁を帯びた彼女のヴォーカルの素晴らしさはもちろん、パガノッティやペッカを思わせる強力なFARLANDERSの演奏に圧倒される。前作でのトラディショナルな風味を残しながら、バンドは変拍子を唸らせプログレッシヴ・ロックの領域に突入。彼女の1stの曲もパワー・アップされ再録されているので、本作はバンドとしての再スタート・リリースと受け止めるべきか。まだの人は必ず聴くべし。
LV-2821 INNA ZHELANNAYA&FARLANDERS / Moments CD \2980
 07年リマスター盤! 女性ヴォーカリスト、INNA ZHELANNAYAをフィーチャーする超絶プログレッシヴ・トラッド・ロック・バンドの99年のライヴ。前作、INOZEMETSを受けてかINNA ZHELANNAYA & FARLANDERS名義でリリースされた。彼女の3作目と取るべきか、バンドの2作目と取るべきか、まぁ、どちらでもよし。スタジオ盤未収曲も興味深いが、収録曲もアレンジが変えてあって、全体を包み込むエキゾチックでミステリアスな空気に圧迫され呑み込まれていく。ラストでそのパワーは爆発するが、それにしても彼女のヴォーカルは素晴らしい! 未発ボーナス1曲入り。
LV-2822 INNA ZHELANNAYA&SERGEY GREBSTEL / Tantsy Teney CD \2980
 07年リマスター盤! FARLANDERSのベーシストとの連名でリリースされた02年作。彼女の作品としては当時限定でリリースされた為、ほとんど出回らずレア度は高い。多弦フレットレス・ベースやパーカッションなど重心を低く保ったダークなアンサンブルに溶け込みながら、影が忍び寄るように時に妖しく、我に陶酔するかの如く時にパワフルに歌われていく。この湿った独特の世界、まだまだ手が届かない異国情緒にあふれた彼方から生まれ出る音。バックは当然FARLANDERSのメンバーらでクセのあるツワモノ揃い! 3曲のリミックス・ボーナス入り。
LV-2825 INNA ZHELANNAYA / The Best + 10 Let CD+DVD(PAL) \4200
 FARLANDERSを含むベスト・セレクションCDに、04年の10周年記念ライヴDVDがセットになった、限定パッケージ07年ロシア盤。CDにはクリムゾンのTREY GUNNが参加したライヴ・テイク3曲も含まれ、またこれが凄まじく、ジャズ・ロックとヘヴィ・プログレッシヴが合体。DVDは12曲入り1時間以上の内容で、ヴァイオリンや管楽器を加えたFARLANDERSの強力な演奏が見もの。キーボーディストの感覚もスタジオ盤で耳にする以上にプログレッシヴだ。INNAは意外に淡々と歌い、ヘヴィな曲でのシャウトに聴える部分も平然と歌っている。声がもともと強い人なのだ。ロシア色炸裂。トラッド・ファン、女性ヴォーカル・ファン、そして、プログレ・ファン必見。3面開きデジパック。
LV-2844 INNA ZHELANNAYA / Zima CD+DVD(PAL) \4200
 07年モスクワでのライヴ。FARLANDERSのSERGEY GREBSTELを含むバンドをバックにした彼女ならではのジャズとトラッドが入り交ざったロック・スタイルだが、キーボーディストとヴァイオリニストが生むシンフォニック性が強く出て、また、ドラムがめちゃくちゃカッコよく、より、プログレッシヴで、さらに幽玄さが洗練され、息が止まるほどドラマチックになった。エキゾチックな音色や生ならではの残響感も素晴らしく、ロシア最強の美学とインパクトと言い切ってしまいたい。ロシアの同傾向のトラッド・ロック・バンドから女性ヴォーカリストとギタリストがゲスト参加。3面開きデジパック。
LV-2862 LITTLE TRAGEDIES / The Paris Symphony CD \2500
 初CD化。97年に録音されていた作品で、キーボード、ベース、ドラムスのトリオ編成。E.L.&P.の影響を感じさせる音作りだが、派手さと近代クラシックをプログレ化させた感性はロシアならではの凄みに満ちている。リーダーでキーボーディストのGENNADY ILYINがパリを訪れた時の印象を表現したコンセプト作で、組曲のナポレオンなど何物にも似ないオリジナリティーを持ちそれがすでに暴走を始めており、とにかくシンセの音数と鳴りが極めて激しい。96年録音の未発3曲のボーナス入りでこちらもクラシカル・ロックが枠から突き出ている。
LV-0743 LITTLE TRAGEDIES / The Sun Of Spirit CD \2500
 98年作。前半は、ARTEMIEVも顔負けのエキゾチックでかつ荘厳なキーボード・ラビリンス。旧ロシア帝国の威厳を描いたような圧迫感が凄い。そのダークな迷宮に迷い込めばもう虜。後半、5曲目はあのエマーソン・タッチのオルガンとヘヴィなリズムで畳み掛けるE.L.&P.風ナンバー。クラシカルな曲調と哀愁感の深いヴォーカル。自在に変化していくシンフォニック構想も彼らならでは。琥珀に閉じ込められたような時と美がある。必聴作。
LV-2859 GENNADY ILYIN (LITTLE TRAGEDIES) / The Sun Of The Spirit CD \2500
 アートワークも新たに98年作がキーボーディスト名義により紙ジャケット限定ロシア盤&1曲ボーナス入りで出直した。本来この時期のバンドはKEY/B/DRによるトリオ編成で本作と99年作のPORCELIN PAVILIONはギタリストとのプロジェクト作だと言う。ギター以外の楽器は彼の手によるものでエキゾチックでかつ荘厳なキーボード・ラビリンスが所狭しと繰り広げられていくが、後半に入りエマーソン・タッチのオルガンとヘヴィなリズムで畳み掛けるE.L.&P.風の5曲目などバンドの音圧で迫ってくる。クラシカルな曲調に添うヴォーカル、自在に変化していく構想、琥珀に閉じ込められたような時と美がある。
LV-0727 LITTLE TRAGEDIES / Porcelin Pavilion CD \2500
 RUMBLN'ORCHESTRAに似た華麗なクラシカル・ロックをロシア然と展開する衝撃作。何度も何度も押し寄せてくる劇的なクライマックス、胸をしめつける哀愁、ロシア語のエキゾチックなヴォーカル、見事なテクニックのキーボード、優美な旋律のギター、シアトリカルな深み、それらが相俟って生まれる孤高のオリジナリティー。シンフォ・ファン必聴! 99年作。
LV-0791 LITTLE TRAGEDIES / Return CD \2500
 05年作。(曲クレジットは03年) 今回は、リズム・セクションやギター、管楽器奏者も加えた5人編成で録音されている。E.L.&P.を機械的にスピード・アップしたような演奏が暴発寸前まで暴れ狂っていく様がスリリングでたまらない。ヘヴィなギターや重厚なリズムに重なるキーボードの嵐。TANQUAMもそうだが、これがロシア風交響曲なのか。一転、平常心を取り戻し入る紳士然としたヴォーカル、クラシカルなピアノ・コンチェルト。ギターが甘美になればワルツを奏で、エニド張りの舞踏会の始まり。ラフマニノフも、バッハも、エマーソンも、ジョン・ゴトフリーも、イングウェイも、ニコライ2世もみんなここに。凄すぎ。
LV-2802 LITTLE TRAGEDIES / New Faust 2CD \3200
 2枚組でリリースされた06年作。前作RETURNと同じ5人編成でのバンド録音。本ブックレットでは、98年作のTHE SUN OF SPIRITも、衝撃的だった99年作のPORCELIN PAVILIONも、実はキーボーディストでリーダーのGENNADY ILYINのソロ作に過ぎないと語られている。それを物語るように、本作は前作以上にバンドの音となっており、特にDISC Iで顕著に現れている。E.L.&P.とエニドがいっしょにやって来たような、絢爛豪華なクラシカル・ロックがあらゆる歴史を取り込んで大展開。ドラマチックな重厚さ、スリリングな速さ、哀調を込めたヴォーカル、時にヘヴィに時に優美にとギタリストの存在も大きくなり、幽閉な幻想感に満ちる後半や、ハープシコード系で弾きまくる部分など、ロシアのエキゾチックさもたっぷり。キャパシティーに挑戦したかのような、超力作!
LV-2806 LITTLE TRAGEDIES / The Sixth Sense CD \2500
 早くも次の06年作。前作と同じ5人編成。1曲目はE.L.&パウエルにハードエッジのギターを加えたような、重厚なリズム打ちとほぼダビングの無いバンド・グルーヴ感で聴かせるので、今回はこの路線なのかと思うと、2曲目の途中から、ロシア然と屈折していく。いや、プログレッシヴに壊れていく。3曲目も前後の哀愁のヴォーカル&ギター・パートに対し、はちゃめちゃなシンセ・ソロ (リボン・コントローラー?) の発想が普通じゃない。しかも名演! 全体を聴き通すと、クラシカルさ、ドラマチックさ、スリリングさ、メランコリックさ、エキゾチックさらはそのままで、よりメロディーが整理され、曲を曲として聴かせている。ロシア語のヴォーカルもさらにじっくりと聴かせる。胸躍る完成度!
LV-2824 LITTLE TRAGEDIES / Chinese Songs - Part One CD \2500
 素晴らしい! ゆったりと霧がかった哀調で切々と入っていくオープニング。このまま燃える火を内に秘め1曲目はこれで終わるのかと思いながら、プレイヤーのタイムを見ていると残り1分を切ったところで、劇的な展開。高揚はさっと引いてオーボエが風に消えていく。まだこちらの火照りが残っているところへ2曲目はいきなり怒涛の攻め。ドラマーがカッコよく、コージー・パウエルを彷彿させる。リズム・パターンの変化で飽きさせない。3曲目は繊細なクラシカル美。4曲目のロシアン・タッチ、彼ららしい荘厳さを見せる5曲目、むせび泣く大叙情の6曲目、約束を裏切らないドラマチックなラストの7曲目。アルバムとして最もまとまりを見せた07年作!
LV-2834 LITTLE TRAGEDIES / Chinese Songs - Part Two CD \2500
 CHINESE SONGSの続編07年作。前作と同様に、中世の中国の詩をロシア語に訳し歌っているが、ポイントは我々が思う中国の東洋的なイメージではなく、国境をユーラシア大陸で接したロシア・サイドから見た東欧寄りの中国であり、アルバム・タイトルは片隅においやり、あくまでもロシアを夢見たほうがいい。続編ということもあり、いきなりドラマチックな佳境からスタートし、相変わらずのスリルとサスペンスが情熱と叙情に満たされ次々と展開されるが、セミラミスとソラリスが合体したような早撃ちで畳み掛ける5曲目にはまだこんな隠し技があったのかと足がすくむ。ラストは全盛期のエニドの如く、満天の星空がロマンチックに広がる。時間があればぜひ2作通して聴きたい。
LV-2853 LITTLE TRAGEDIES / Cross CD \2500
 09年作。見開き紙ジャケット限定ロシア盤。1曲目から怒涛。例によってコージー・パウエルを彷彿させるドラムと共にシンセとオルガンが洪水の如く押し寄せ、プログレ・ファンを直撃。一転、中世ルネッサンス調のアコギから始まる2曲目。この落差がなんともこのバンドらしく、クラリネットに導かれロシア語で切々と歌われ、感動的なまでに高揚していく。彼らの曲作りにしてはまともな展開の3曲目、かと油断すれば4曲目で思い切りしっぺ返し。これぞリトトラの真骨頂。嗚呼、凄すぎ。曲そのものが弾き倒し。COLOSSUSのTHE SPAGHETTI EPIC 3へ提供された19分越えの7曲目でさらに拡張されラストへ一気に雪崩れ込む。最後の最後まで気が抜けない。*ブックレット(英訳詞)、帯、内袋付き。
LV-2815 LOST WORLD / Awakening Of The Elements CD \2500
 06年新作。トリオながらもそれぞれがバカテク・マルチ・ミュージシャンで、フルート、ヴァイオリンも加わり、ギターはフリップ級、管弦はフレアーク級の凄さでもって前作同様、同じバンドが演奏しているのかと疑う程、曲によってアンサンブルの組み立て方や曲想まで違う。が、これがバラバラかと言うと、とてつもなくアルバム化しており、ロシア人の発想の偉大さを思い知らされる。アフター・クライングをガチガチにして、東欧だけでなく西欧の色合いも絶妙に混ざった光景で聴かせる唸る出来。その鋭角サウンドにマゾヒスティックな快感!
LV-2864 LOST WORLD BAND / Sound Source CD \2500
 09年作。リーダーのソロ作で天才的なピアノを披露した女性キーボーディストと初となるドラマーをメンバーに加え、ヴァイオリン/ギター/ベース、キーボード、フルート、ドラムスの4人編成のバンド作としてリリースされた3作目。なので、聴く前から恐ろしいが、曲ごとの音楽性がある程度まとまり、初期アフター・クライングを思わせる東欧色をクラシカルかつダークに孕んだプログレッシヴなサウンドを展開。それでも、クリムゾン的な攻撃性、室内楽風のアコースティックな透明感、E.L.&P.をオケでロックしたようなノリなど、後半はもうやりたい放題。で、それのどれもが一級品。
LV-0786 TANQUAM / Artanasan CD \2500
 フランスのゴシック・レーベルより141枚限定でリリースされ、オペラチックなツイン女性ヴォーカルをフィーチャーしたそのシンフォニック・サウンドが知られるところとなった彼らの03年作。そのロシア盤が遂にリマスター&デジパックでリリース。こちらも少数プレスらしい。10年程前から活動しており、デモ・カセットを数本作っていた。鬼のように弾き込まれ重ねられたシンセ群と、プログラミングも多用した変拍子リズム・セクション、暗黒を突き抜ける女性ソプラノ・ヴォイスが一体となり凄まじいシンフォニック・ロックを展開。中世色も孕む静なる叙情はエニド、鍵盤の嵐はトニー・カルネヴァーレ、エキゾチックな広大さと迫り来るダイナミズムはアルテミエフといった感じ。恐るべしロシアの傑作。
LV-2861 V.A. / Folk Navigatsiya CD \2980
 ロシア、ウクライナを中心とした15曲入りフォーク・オムニバス。08年盤。人気のFLEURを始め、POLYN'YA、DOROGA VODANA、OSTROLIST、REELROAD、PELAGEYA、THE DARTZ、BERGORA、VELESLAVA、MEL'NITSA、MEDVEZHIY UGOL、NACHALO VEKA、TOL MIRIAM、ALEVTINA、KALINOV MOSTといったレアな男女ヴォーカルのバンドや女性ソロ・アーティストを収録。どの曲もFLEUR、もしくはINNA ZHELANNAYAを思わせるこの地域の風味を秘めており、非常に興味深く聴くことが出来る。なかには洗練されたコンテンポラリーさとケルト色を交えたバンドもあり、進行形のシーンに遭遇した驚きを隠せない。
LV-2852 V.A. / DANTE'S DIVINE COMEDY Part One - Inferno 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表するバンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ。ダンテの神曲をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによるヴィンテージ・サウンドを繰り広げる! 4枚組、全34バンドが参加。その参加アーティスト名を見るだけでも興奮するが、中でも特に注目はロシアのLITTLE TRAGEDIESやハンガリーのYESTERDAYSらの東欧勢に加えて、RUSTICHELLI E BORDINI、CHERRY FIVEで知られる、あのCARLO BORDINIとTAPROBANTのキーボーディストによるデュオのDE ROSSI E BORDINI、そしてなんとあのNUOVA ERAが復活しオープニングを飾っているなど、ぶっちぎりの話題性を持ちリリースされた。どのバンドも気合が入った、まさに入魂の1曲をここに提供した必聴作! <収録バンド> Nuova Era(Italy)、Yesterdays(Hungary)、Little Tragedies(Russia)、Lady Lake(Holland)、Greenwall(Italy)、Nemo(France)、Nexus(Argentina)、Atlantis1001(Italy)、Flamborough Head(Holland)、Colossus Project(Italy)、Il Court(Italy)、Willowglass(UK)、Wicked Minds(Italy)、Brighteye Brison(Sweden)、Matthijs Herder(Holland)、Garmond(Italy)、Ars Nova(Japan)、Il Castello Di Atlante(Italy)、Groovector(Finland)、CAP(Italy)、Ozone Player(Finland)、Sinkadus(Sweden)、Viima(Finland)、Nota Bene(Italy)、Entrance(Chile)、Advent(USA)、Contrappunto Project(Italy)、Armalite(Italy)、Corte Aulica(Italy)、Raimundo Rodulfo(Venezuela)、De Rossi e Bordini(Italy)、Tempano(Venezuela)、Nathan Mahl(Canada)、Simon Says(Sweden)
LV-2865 V.A. / THE DIVINE COMEDY PART II - Purgatorio 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表する注目バンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ09年作。ダンテの神曲から、INFERNO(地獄篇)の続編となる第2部の「煉獄篇」をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによる、全35バンドが参加した4枚組。SIMON SAYSがイントロとラストを締めくくり、それぞれのバンドが、メロトロン、ハモンド、ムーグ等をフィーチャーし、テーマに沿った統一感を持ったマニアックなヴィンテージ・サウンドを繰り広げる。特に注目は、もうすぐデビュー作がリリースされる予定のハンガリーのTABULA SMARAGDINAで、YESTERDAYSのギタリストが美声女性ヴォーカルをフィーチャーして新たにスタートしたバンド! <収録バンド> SIMON SAYS(Sweden)、NEMO(France)、KBRIDGE(Italy)、OZONE PLAYER(Finland)、RAIMONDO RUDULFO(Venezuela)、TEN MIDNIGHT(Italy)、SOULENGINE(Italy)、WILLOWGLASS(UK)、ATLANTIS1001(Italy)、CONTRAPPUNTO PROJECT(Italy)、SOPHYA BACCINI(Italy)、NEXUS(Argentina)、NUOVA ERA(Italy)、SURVIVAL(Holland)、LITTLE TRAGEDIES(Russia)、ARMALITE(Italy)、PHIDEAUX(USA)、TOMMY ERIKSSON(Finland)、ENTRANCE(Chile)、MAXWELL'S DEMON(USA)、RAK(Swiss)、COLOSSUS PROJECT(Italy)、MATTHIJS HERDER(Holland)、MAD CRAYON(Italy)、TABULA SMARAGDINA(Hungary)、BLANK MANUSKRIPT(Austria)、LADY LAKE(Holland)、GROOVECTOR(Finland)、MIST SEASON(Finland)、FLAMBOROUGH HEAD(Holland)、YESTERDAYS(Hungary)、B612(Venezuela)、EQUILIBRIO VITAL(Venezuela)、JINETES NEGROS(Argentina) +ボーナス PASINI&RAGOZZA(Italy)

〓[ESTONIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0805 IGOR GARSNEK&NEVIL BLUMBERG / Synopsis CD \2500
 86年リリースのエストニアン・プログレの傑作! ex.RUJAのキーボーディストIGORとex.RADARのギタリストによるシンフォニック・ロック作品で、エキゾチックかつメロディックに聴かせる。やはりシンセの音色が独特で、パートによってはジャケットのようなシュールな幻想感も漂わせる。アコースティックなパートもリリカルで美しい。キャメルやカイパあたりを思わせる極上の叙情派!
LV-0808 KASEKE / Poletus + Sonum CD \2500
 エストニアの最高峰。IN SPEとRUJAのメンバーが中心となって結成されたプログレ・バンド。83年のLPに81年の4曲入りEPを加えCD化されたもの。エネルギッシュかつテクニカルに、プログレッシヴなサウンドが繰り出されてゆく。高度なアンサンブルと演奏力で、スピーディーに流れ出すメロディアスなチューンに舌を巻く。フルートもポイント。必聴!
LV-0839 MESS / Kusi Eneselt 2CD \3200
 エストニアが誇るキーボーディスト、SVEN GRUNBERGが70年代に率いていた伝説のプログレ・バンド。以前CD化されていた74年〜75年録音の作品をデジタル・リマスターしたものに、76年のタリンでの未発ライヴ盤をセットした1000枚限定2枚組デジブック (綴じ込みカラーブックレット) ヴァージョン。このライヴ盤はこの限定盤のみでしか手に入らない。また、75年のヴィデオ映像!や、レア・トラックがボーナスとして追加されている。あの独特のチューンのシンセ、ハモンド、ピアノ、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムスの編成に、オーボエ、ホルン、パイプ・オルガン、混声合唱団を加えたこれぞ旧ソならではのスーパー・シンフォ。エキゾチックで広大な響きに驚かされる。辺境シンフォ・ファン必聴の1枚。聴くしかない!
LV-0842 PANTOKRAATOR / Tormidesoojad CD \2500
 90年にアルバムを1枚リリースし解散した彼らが、イエスやジェネシスに影響されたシンフォニック・ロック・バンドとして復活。09年作。男女ヴォーカルをフィーチャーし、エストニアやフィンランドのスピリチュアルを十分に取り込み、不思議なファンタジーと繊細な叙情を豊かに含みドラマチックに聴かせる傑作となった。テクニカルで鮮やかなシンセとギターが織り成すサウンドは一級品で、民俗的なバルティック・コーラスも交えたクオリティーの高い録音も素晴らしく、バルト海に舞い降りた静寂の嵐といった感じだ。特に後半はもうエストニアだとは信じられない出来! 3面開きデジパック。
LV-0816 SVEN GRUNBERG / Hingus CD \2500
 シンセ・シンフォの傑作。81年リリースの1stソロ。独特の音色と、広大な果てなき次元へ粒子となって流れてゆくようなメロディー、そして、アルテミエフに匹敵する素晴らしい感性と創造力。MESSやVSP PROJEKTとは又違う音楽性だが、彼の才能が最もあふれ出たのが本作である。神秘の中から音像がイメージとなって浮び上る。
LV-0817 SVEN GRUNBERG / Om CD \2500
 名作HINGUSに続く88年リリースの2nd。以前に、ドイツのERDENKLANGからもCDリリースされていたが全曲リミックスされたものだった。初のオリジナル・テイクでのCD化。HINGUSに比べてよりメロディーが浮き出ており、あの光の粒子のような鮮明な音色が極めて美しく、時を越えてどこまでも広がってゆくようだ。美作!

〓[LATVIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-0910 BIRUTA OZOLINA / Sirdsgriezi CD \2800
 霊的な美を発散させる女性ヴォーカリストの02年作2nd。前作ではルーツに根差していたが、本作ではシンセやチェロをコンテンポラリーにバックに配し、さながらサヴィナ&レナの北欧版といった幽玄な響きを見せる。エレピはミニマル・アート風に淡々と鳴り、かと思えば、ジャズ・センスで抉りをかける。そこへ、チェロのクラシカルな調べ、パイプ・オルガン風キーボードや民族楽器のコクレ(カンテレ似)が静寂美を重ねていく。バルトの深い森の精霊のような彼女のヴォーカルも絶品。マイナス・イオンが沸き立つような美傑作!
LV-0922 BIRUTA OZOLINA&PATINA / Same CD \2980
 サヴィナ・ヤナトゥーの北欧版といった幽玄な響きで聴かせる傑作、SIRDSGRIEZIをリリースした美声の女性ヴォーカリストがジャズ・ロック・バンドと組んだ06年作。ECMやKIRKELIGレーベルにも似た雰囲気ながら、そこはやはりバルトならではのクリスタルな響きがあり、民俗楽器のコクレやシンセが美を拡散させる。まさにサヴィナを思わせる霊的ヴォイスの2曲目、プログレ的なアレンジをキーボードやギターが見せ、ロシアやポーランド寄りの哀愁を歌い掛ける6曲目などシンフォ・ファンの胸も温める。この幻想感にゆっくりと癒されたい。デジパック。
LV-0919 IVA / Snovideniya CD \2980
 バルトならではの幽玄さを纏う女性ヴォーカリスト。ジャケットの感じからギリシャのマリア・パパドポリューを連想してしまうが、それで思いっきり正解。アレンジはあれをバルト風に凍てつかし、異形と美形を繰り返すエレクトリックな幻想美世界で、ヴォーカルもソフトで高く優麗。そして、聴き進むにつれどんどんと落ち込んでいく孤独感。身を切るようなチェロが入り、シンセサイザーが繭となり彼女を遠くへ奪っていく。このセンスは完全にプログレで、リズムのメリハリも上手く雰囲気に流されない展開を見せる。女性ヴォーカル・ファン注目傑作。ちょっと衝撃的ですよ。希少プレス品。
LV-0927 OLIVE MESS / Cherdak CD \2700
 ラトヴィアのバロック・プログレ・バンド。6年振りとなる08年作。70年代のクリムゾンやチェンバー・プログレから影響されており、それらが中世音楽とミックスされた旧ソ連エリアらしい独特のサウンド。凝ったアンサンブルと曲構成、テクニカルな演奏、立ち込める邪悪な薄暗さ、謎めいた雰囲気、ロシアのLOST WORLDあたりを思わせるアカデミックさ、吟遊詩人を気取った男性ヴォーカル、闇に映える女性ヴォーカル美、教会風オルガン、多用されるハープシコード、バグパイプ、リュートなど、部分的にはグリフォンも思わせ、かなり濃厚。
LV-0902 ZODIAK / Disco Alliance + Music In The Universe CD \2500
 80年リリースの1stと83年リリースの2ndの2in1。旧ソ連系ならではのエキゾチックなシンセ・ロックを演奏する。クラフトワーク的なノリの曲も多いが、5曲目、10曲目などはまったくの叙情派シンフォ。泣きのメロディーがなんとも良い。当時の旧ソ連体制の中で、独自のスタイルでロックを演奏し成功した重要グループ。
LV-0904 ZODIAK / Music From The Movies CD \2500
 2つのOSTから編集され、85年にリリースされた彼らの3作目。初期のようなエレクトリック・サウンドも見られるが、曲によってはシンフォニック・ロックと呼べるドラマチックで華麗なサウンドを展開。5曲目、6曲目なんて、アルテミエフのように壮大。旧ソ連時代にあって、国外でもAUTOGRAPHと並び成功したグループ。デジタル・リマスター盤。
LV-0905 ZODIAK / In Memoriam CD \2500
 89年リリースの4作目。以前にバンド自主リリースで出ていたCD、DEDICATIONと同じ内容(DEDICATIONは2曲のボーナス入り)。と言うことは、あれって、バンドによる本作の自主再発だったのね。調査不足でした。本作のみマルカス・ヴィアナ張りのヴァイオリンをフィーチャーし、クラシカルで美しいシンフォニック・ロックに変身。ラトヴィアのエニドと言ってしまおう。彼らの最高作。デジタル・リマスター盤。

〓[LITHUANIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-9008 AISTE SMILGEVICHIUTE&SKYLE / Babilonas CD \2980
 2000年作の07年デジパック&リマスター盤。ユーロヴィジョンにも出演した女性ヴォーカリストをフィーチャーするコンテンポラリー・フォーク・ロック・バンドで、両者共90年代半ばから作品をリリースしており、フルート、アコーディオン、チェロをファンタジックに織り交ぜ、ポップなノリも見せながら聴かせる。同じバルト3国でも北欧寄りのサウンドを持つエストニアやラトヴィアに比べると、国境を持つポーランドあたりに近く、ヨーロッパとロシアの中間的な色合いが独特で、オルガン、シンセ、ギターに加え、女性ヴォーカルが漂わせる叙情性は特筆。
LV-9011 AISTE SMILGEVICHIUTE&SKYLE / Povandenines Kronikos CD \2980
 この名作がデジパックで再プレス! 透明感と哀愁のある女性ヴォーカルをフィーチャーしたコンテンポラリー・フォーク・ロック。07年作。この水の妖精のようなジャケットが内容を映しており、洗練されたポップ色も浮き上がり、ギターやキーボードはシンフォニック・ロックなポジションを取る。ドラマチックな1曲目などポーランドの女性ヴォーカル・シンフォに混ざっていても違和感が無い。フルートやチェロが詩情を添える2曲目や3曲目なども思い切って言えば初期クィダムへ通じる。後半はトラディショナルさを増すが、リリカルさや洗練度は保たれ、よりエキゾチックな深みにハマる。
LV-9010 ATALYJA / Saula Riduolela CD \2980
 傑作ではと思わせる1曲目。ヴァイオリンとヴィオラのクラシカルでポップなアンサンブルに女性ヴォーカルがエキゾチックに加わる。リズム・セクションのメリハリも良くコンテンポラリー・トラッド・ロックとして一級品だ。3作目となる09年作。曲によっては男性も歌っているが、低い音色のフルート系、カンテレ系など、この地域ならではの民俗楽器も幽玄さを醸し出し、エレクトリック・ギターも入った約10人のミュージシャンが描き出すパースペクティヴは幻想的で美しく、緩みのない冷えた感触に包まれる。インスト曲も絶品。完全なプログレ・リスナー向き。4面開きデジパック。
LV-9012 KEISTO FOLKLORO GRUPE / Aleliumai Loda CD \2980
 女性ヴォーカルをフィーチャーしたコンテンポ・トラッド・フォーク・バンドの08年作。6作目。カンテレ系のローカル・ハープ、オカリナ系の手作り木管楽器、ハーディ・ガーディー系の古楽器など非常に美しいアンサンブルが響く。しんしんと雪が降る夜の原野が映し出され、神聖とも言えるヴォーカルやコーラスが精霊に歌いかける。このスピリチュアルなサウンドはラトヴィアやリトアニアにしか生息しない。迷い込んではいけない隔絶された無垢の地。心を静めて聴き入ると浄化されていくが、奥にある哀愁と悲しみが痛々しい。3面開きデジパック。
LV-9013 ZALVARINIS / Folk N'Rock CD \2980
 リトアニアが誇る最強トラッド・ロック・バンド08年作3rd。デビュー当時はガルマルナあたりの影響を感じさせていたが、ハードなギターと変拍子をパワフルに叩き出すリズム・セクションはインターナショナルなロック・スピリッツに満ち、INNA ZHELANNAYAを思わせる女性ヴォーカルがデュアル、トリプルで入る。このコントラストがとてもエキゾチックで、5曲目などツェッペリンから持ってきているんじゃないか、と思うソリッドなセンスが美しい。ハード・リチュアル派。ラストの加速アンビエントがこれまた斬新。3面開きデジパック。

〓[BELARUS]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1002 PESNIARY / Gusliar CD \2500
 あまりにも荘厳なクラシカル・シンフォの必聴傑作。彼らが最もプログレに接近していた時期の最高作と言えるもの。ヴァイオリンやキーボードをメインにしたアンサンブルは、本格的なクラシックの手法とテクニックで荘厳に演奏され、ロックとドラマチックに融合・対比する。泣き泣きのヴォーカルとコーラスも特徴。80年リリース。

〓[UKRAINE]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1151 ANTONY KALUGIN / The Water CD \2200
 KARFAGENのキーボード奏者の02年ソロ09年盤。シンセ、オルガン、ピアノ、ギターなどすべて彼のマルチ・プレイによるプライヴェートな作品ながら、夕暮れが近い空へ広がっていくようなファンタジックさが滲み、KARFAGEN同様のエキゾチックな暗めの色彩に覆われていく。彼自身はニューエイジ的なアプローチだと言っているが、クラシックやジャズの要素が混在し、パートによってはそのままKARFAGENで使えそうなシンフォニック・アレンジも見せている。ロマンチックな叙情派。ガンダルフの東欧版といった感じか。約60分入りCD-R。
LV-1148 CARDIOWAVE / Interferentsiya CD \2980
 FLEURのメンバー絡みのコンセプト物コンピレーション08年作。ウクライナを中心にFLEURタイプのバンドを集めた作品で、コンテンポラリーな幽幻美フォークを18曲収録。実際にFLEURのメンバーのプロジェクト作品も収録されており、ただ驚くのは、ほとんどのバンドがFLEURかと思うスタイルで、女性ヴォーカル、アコギ、フルート、ピアノ、チェロ、パーカッション、アンビエントらを織り込んだ美旋律を聴かせ、さらに曲の雰囲気がどれもFLEURそのものだ。なにはともあれFLEURファン必聴。3面開きデジパック・ウクライナ盤。
LV-1129 ER.J.ORCHESTRA / Gabrielius CD \2980
 98年リリースの1st。ウクライナという地域を感じさせるエキゾチックで独特の幻想色が美しく、ピアノやアコ・ギ、リコーダー、ヴァイオリンらで叙情的な風味を奏でる。全員テクニシャンでかなりの出来。特にヴァイオリンのプレイが独創的で素晴らしい。このデビュー作時点で欧米のレヴェルに達している。05年リマスター&デジパック・ウクライナ盤。
LV-1132 ER.J.ORCHESTRA / On The Hill Again CD+DVD(PAL) \3980
 パット・メセニー・タイプのジャズ・ロックを聴かせる彼らのライヴ録音とスタジオ録音で構成された02年作2ndの3曲多い完全版リマスターCDに、DVDがセットになった06年スペシャル・エディション。管弦楽器をフィーチャーし、リリカルでセンシティヴなサウンドを作り上げている。この地方独特の東西の文化が混ざった匂いと、シリアス、アヴァンギャルドな面が混在。美しいエキゾチックな叙情風味は格別。リラもハープ的というよりは琴に近い感覚で郷愁を誘う。DVDはイメージ映像が重ねられた02年の40分近いライヴ・ステージをメインにボーナスを加えたもので、CD未収のファンタスティックな曲を含む。3面開きデジパック。
LV-1111 ER.J.ORCHESTRA / The Unicorn CD \2980
 パット・メセニー・グループのような幻惑ジャズ・ロックをハイセンスにセンシティヴに演奏する彼らの04年作3rd。今回はチェンバー・オーケストラとの共演となっており、その幽玄さが格段に優雅に増し、美しい叙情性があふれ、クラシカルな響きや異国情緒がものの見事に描き出されている。音の切れ味、深さはリト・ヴィターレを引き合いに出してもよいだろう。25分近い組曲もあり、ここでも素晴らしく幻想的な音楽が展開されていく。ジャズ・ロックとかそういうジャンルを超えた傑作。最近のヴィターレ・ファンはマスト。めちゃくちゃいいです。ウクライナ盤です。
LV-1154 ER.J.ORCHESTRA / The Unicorn Live 2CD \3500
 3作目の傑作「UNICORN」リリース時の04年ライヴ。2枚組09年盤。UNICORN全曲と1stのGABRIELIUSから2曲という構成で、ピアノ、ギター、ヴァイオリン、リコーダー、フルート、トランペット、コルネット、ヴィブラフォン、リズム・セクションらにチェンバー・ストリングス・オケと女性コーラスが加わった30人近いミュージシャン・クレジットがあり、まさにリリカルでセンシティヴな音楽を生み出すオーケストラといった感じだ。パット・メセニー・グループ、またはリト・ヴィターレあたりのファン必聴バンド。録音状態も良くスタジオ盤以上に緊迫したテンションを見せている。スリップケース付き。
LV-1155 ER.J.ORCHESTRA / The Best Of Lives:Volume One CD \2980
 各10分を越えた未発表曲の07年ライヴ・テイク2曲と、06年にボーナスDVDのみでリリースされた02年のON THE HILL AGAIN YEARSから2曲と、本盤に合わせて同時リリースされた04年のTHE UNICORN LIVEから1曲の計5曲トータル70分以上収録のベスト・オブ・ライヴ09年盤。女性ヴォーカルをフィーチャーした未発のラストなどプレイヤーのソロバトルが繰り広げられる技巧的なジャズ・ロックとなっており、リリカルさを保ちながらの高いテンションはまさにウクライナのパット・メセニー・グループと言えるだろう。哀愁に染まったヴァイオリンとリコーダーがポイントだ。リマスター&スリップケース付き。
LV-1143 FLEUR / Trilogiya 3CD \4200
 オデッサの女性ヴォーカル幻惑美グループ。3面開きデジパックにてウクライナ・オンリーでリリースされた、07年リマスター3枚組スペシャル・パッケージ盤。02年1stのPRIKOSNOVENIE、04年2ndのVOLSHEBSTVO、05年3rdのSIYANIEがセット。フランス・リリース盤より曲が多く収録されている。女性デュオをメインに、フルート、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ、シンセ、アコ・ギ、コンバス、パーカッションを幽幻に配しクラシカルな情緒を芳せ、例えば英国のSHELLYAN ORPHANをウクライナ風味にしたような、薄暗な哀愁を帯びたメロディーが切なく響く。楽曲の素晴らしさ、うつむく儚さは絶品。
LV-1126 FLEUR / Vsyo Vyshlo Iz Pod Kontrolya CD \2980
 06年作4th。ウクライナ・オンリーでリリースされた3面開きデジパック・ウクライナ・エディション。ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピアノ、シンセ、ギター、コンバス、ドラムスの8人編成。このグループの基本的なアコースティック路線は以前と変わらず、女性ヴォーカルの幻惑美をメインに置いたものだが、プログラミングを導入したアンビエント・リズムが目新しい。結果、幽幻なチェンバー・アンサンブルの色合いと、リズムが明確化された曲でのコンテンポラリー色が混ざり合い、独特の物悲しいノスタルジックな雰囲気を作り出している。
LV-1147 FLEUR / Eyforiya CD \2980
 かなりいい。08年作5th。ウクライナ・オンリーでリリースされた3面開きデジパック・ウクライナ・エディション。愁いをたたえる女性デュオとアコースティック&エレクトリック・アンサンブルの溶け合いは美と幽玄さを極め、かつリズム感の生命力を持って聴かせる。これぞ、東欧幻想を秘めたプログレッシヴ・フォーク・ロックだ。前作でのアンビエントはほとんど姿を消し、かわりにシンセやギターが織り成すシュールなトーンが重なるように舞い降りる。加わる物悲しいヴァイオリン、チェロ、フルートのクラシカルさなど絶品で、ラスト2曲はもう罪なほど深く感動的。必聴です!
LV-1149 FLEUR / Pochti Zhivoy + Serdtse 2CD \3800
 フランス・デビュー以前の、2000年結成当時の10曲入りスタジオ・デモ作と01年のライヴ11曲をリマスターで収録した2枚組08年盤。両作ともオフィシャル初リリース。オルガとエレナの2人の女性ヴォーカル、フルート、アコギ、チェロ、キーボード、パーカッションが幽幻美を描く、といったスタイルはすでに完成されており、柔らかなフォーク・タッチが初々しく、愁い、神秘、世紀末といった光景がヴェールから薄暗く透けて見える。ライヴでは音が少しくっきりとしているが、アンサンブルはより洗練され独自性を発揮。3面開きデジパック・ウクライナ盤。
LV-1138 HOGGWASH / The Last Horizon CD+CDR \2800
 初回予約特典のボーナスCD-R付き。英国ウェールズのCDショップのプログレ好きオーナーがプロットしたシンフォ・プログレ・プロジェクトをウクライナのKARFAGENのキーボーディストでありブレインのANTONY KALUGINがギタリストなどバンドメイトと共にウクライナで録音しコラボ作として完成させた07年作。ANTONYは曲に加筆もし、また、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロらの生楽器も導入したアレンジを施している。まさに、ジェネシスやキャメルなどの英国シンフォをKARFAGEN色で染めたような、どちらのファンも必聴の出来。*今回入荷分限りCD+ボーナスCDR。CDRはサイン入りで、CD未収曲3曲、ANTONY KALUGINのソロ曲2曲、さらに、KARFAGENの未発曲のリハを録ったヴィデオ・クリップ入り!
LV-1128 KARFAGEN / Continium CD \2500
 美しくてドラマチックなインスト指向のシンフォ・プログレ06年作。ロシアとウクライナで活躍中のコンポーザーでありキーボードディストが中心となり結成されたツイン・キーボードを核とするバンドで、ギターや女性ヴォイスなどゲストも加わり、カラフルなサウンドで聴かせる。クリアーな叙情性はガンダルフ、または同国のER.J.ORCHESTRAのようなエキゾチックさも映し出され、的確なリズム・セクションに、旧ソの風味を残しながらも現在のシンフォ・スタイルから影響されたぶ厚いシンセ・ワーク、カンタベリー・タッチのオルガンや、ちょっとホールズワースなギター、メロトロン・トーンなど、ウクライナ初のマニアックな狙いのシンフォニック・ロックとなった。出来、録音もインターナショナルへ通用する。注目!
LV-1131 KARFAGEN / The Space Between Us CD \2500
 早くも07年作2nd。とても深い。ちょっとしたバンド・スキルなら、今回はノヴァ路線で行くのですね。となる前半で、それでも、なんたる美。賛辞が尽きないが、これで終わらないのが彼らの凄さ。デイヴ・スチュワートのオルガンとアンディ・ラティマーのフルートが共演したかのような5曲目、発想の違う優美なダークさで東欧シンフォの縮図を見る6曲目、リトトラ系サウンドを一人ピアノ・ソロでやってしまう7曲目、古典的なクラシカルさへ引き込む8曲目、バンクスにメロトロンを弾かせたような9曲目、ウクライナの民俗色が出る10曲目等、仰天ラストの16曲目までそれぞれが、なんかあり、各曲5秒たりとも聴き逃せない。
LV-1156 KARFAGEN / The Key To Perception 2CD \2500
 06年の1stと07年の2nd両作全曲に未発4曲とデモ8曲を加えた09年2枚組(CD-R)。97年に書かれヴァイオリン入りのバンド編成でスタジオ録音された未発表曲などこの年代からスタイルを打ち出しており、1stアルバムに至るまでに十分な曲のストックがあったようだ。また、デモはとても丁寧に作られており、ラジオのBGMとして実際に使用されたテイクも含まれている。02年のソロ作、THE WATERでも分かるようにANTONY KALUGINは作曲の才能にめぐまれた宅録マニアであり、KARFAGENはそこから生まれた彼の1stプロジェクトと言えるだろう。ファンにとってはとても興味深い内容だ。
LV-1105 MARIA BURMAKA / With The Angel On The Shoulder CD \2980
 うつむいた少女の祈りと、無垢な気持ちに寄り添う天使の舞。まさに、そんなイメージが伝わってくるウクライナの女性ヴォーカル物。はかなさを演出するアレンジに、バスクのOLATZを思わせるような独白的なヴォーカル。物悲しすぎるバラードはいったい何を語ろうとしているのか。ちょっと背伸びをしたポップス調でもそれは変ることなく、彼女の心を聴いてあげてください。泣き。2001年作。
LV-1115 MARIA BURMAKA / no.9 CD \2980
 04年作。淡い色彩のジャケットが物語るような、ファンタジックな傑作となった彼女の新作。ウクライナという国の地域性を残しながら西欧アレンジを取り入れた、そんな魅力にあふれている。曲はどれもシングル・カット出来そうなぐらいメロディアスで、かつナイーヴな感傷が滲む。フォーク&ポップな夢がしゃぼん玉のように流れてくる。優しくてせつない彼女の思いが流れてくる。受け止めて包んであげたい。ヴィデオ・クリップ2曲入り。
LV-1125 MARTA / Dykhanie CD \2980
 ウクライナNO.1の美形ポップス・シンガー。待望の06年新作2nd。BURMAKAに似た優しい歌声で、センチメンタルな曲調をハートせつなく歌って聴かせる若手の実力派。ジャケはゲームのヒロイン風のイラストですが、中ジャケのフォトを見れば間違いなくこの国のトップ・アイドル。サウンドは欧米色に染まらず、陰りやうつむきがソフトに混じり、アコースティックとエレクトリックを重ね、地域性から生まれる独特の哀愁とエキゾチックさを全編に発散。アレンジは洗練され後半では幻想色も加わり、アルバム通して完成度高し。ヴィデオ・クリップ3曲入り。
LV-1129 MARTA / Mne Mnogo Ne Nado CD \2980
 ウクライナNO.1の美形と言えば彼女。その人気の為、英語盤がライセンスされウクライナ盤の輸出が規制されるなど彼女を取り巻く状況はさらに加熱しているようだ。本作はロング・セラーとなった、DYKHANIEに続く彼女の作詞作曲による本国での3作目。ブックレット中のフォトを見ながら彼女の切々としたヴォーカルを聴いたならば誰しも虜になるはず。ポップを基調に懐かしさのあるウクライナ・メロが乗り、隠し味のトラディショナルなアンサンブルも加わり他に無い哀愁感を生み出している。ヴィデオ・クリップ入り。06年リリース。
LV-1139 MARTA / Tantsy Na Obratnoy Storone Luny CD \2980
 新曲と旧曲のリミックスをロシア語で歌ったロシア向けの07年作。なので、過激というか、ぎりぎりのジャケット。はっきり言って上は透けています。ケース中、ブックレット中はさらに過激。悩殺。秒殺。彼女は声もいいし、実力もあるし、ウクライナNO.1の美形なのに、ここまでしないとロシアでは注目されないのか。サウンドもサイバー・ビートでやはりロシア向け。ただし、乗るメロディーが高域でひらひらとする哀愁のウクライナ・メロなので、エキゾチックな切なさを生んでいる。うしろで鳴る音数の多彩さも独特。
LV-1150 MARTA / Neskol'ko Sekund CD \2980
 全曲彼女の作詞曲でリリースされた08年作。ロシア向けの為か過激な悩殺ジャケの前作から、女性ロッカー風のキャラにイメチェン。それでもブックレット中のはだけた胸元やヴィデオ・クリップ(3曲)がたまりません。内容的にはかなり良く出来ており、彼女のソング・ライターの才能を感じさせられる。ポップでありながら高域へ哀愁が羽ばたくような3曲目などウクライナらしいメロウさで翳りもあり、バンドと適度なアンビエントを交えたバックも統一感があり、女性ヴォーカリストとして実力を付けたと思う。スリップケース付き。
LV-1153 MARTA / The Best CD+DVD(PAL) \3200
 13曲のヴィデオ・クリップDVD付き20曲入りベスト09年盤。ほとんどの曲は彼女の作詞作曲でソングライターとしての才能も評価したい。ウクライナらしいセンチメンタルなメロディーを乗せたエキゾチックな曲調が特徴で、ヴィジュアルだけでは無い、実力を伴った超人気のポップ・シンガーだ。もちろん、本盤のDVDは必見でルックスの良さはダントツ。抵抗し難い魅力を発散させており、ずぶ濡れスケスケなどかなりあぶない。また、女性ロッカー的なクリップもあり、こちらも申し分なくカッコいい。変型デジパック。
LV-1135 OLYA&MONSTR / Same CD \2980
 FLEURの女性ヴォーカリスト、OLGA PULATOVAの07年ソロ作。ダークでエレクトリック・アンビエントなサウンドにギターやヴァイオリン、リズムを加え、耽美と言うよりは象徴派主義を思わせる幻想が入り混じった、デカダンな様相で聴かせる。彼女の弱々しいヴォーカルに暗く立ち込める不気味さが凄みを増し、不安と葛藤を経て、クラシカル美な光景が優雅に映し出されるそのイメージ構成は非常にシネマティック。レナ・プラトノスあたりも思わせるが、特に、中盤以降には東欧の深い物悲しさが流れ込んでおり感動的だ。3面開きデジパック。
LV-1152 SUNCHILD / The Invisible Line 2CD \2500
 ボーナス盤付きの限定版。KARFAGENのANTONY KALUGINのシンフォニック・ロック・プロジェクト09年作2nd。英語で歌われる男女ヴォーカルや管弦楽の導入は前作と同様だが、音楽性が整理されており、前身のHOGGWASHの流れを汲む前作に比べて彼自身のアイデンティティーが出ており、メランコリックなメロディアスさ、気品のあるクラシカルさ、透明な叙情性、民俗楽器も用いた適度なエキゾチックさなど、ウクライナ独特の色彩がナチュアルに溶け込み、サウンドに雄大な光景をドラマチックに映し出している。アルバム未収曲&デモ計7曲とメイキング・ヴィデオを収録したボーナスCD-R付き。

〓[REPUBLIC OF GEORGIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-A001 IVERIYA / Melodiya Collection CD \2980
 トルコとロシア南部に挟まれた小国グルジアのバンドの16曲入りコンピ08年リマスター盤。初期は旧ソ連型コーラス・グループだが恐ろしくテクニカルなピアノを取り入れたジャズ・ロックもあり、ヴォーカル・バンドながらもお茶の間タイプでは無い。CDクレジットは74年〜86年とあるが後期になるとトルコ語やペルシャ語に似たアクセントのグルジア語で歌われ、ロシア物というよりはERSEN、HARDAL、KARDASLARといったアナトリアのバンドに似る。曲によって女性ヴォーカルも入り、ファズ&ワウ・ギター、オルガン、バタバタのリズムなど究極の辺境サイケ&プログレへ。デジパック。

〓[ARMENIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-2303 OAKSENHAM / Conquest Of The Pacific CD \2500
 傑作! グリフォンとジェントル・ジャイアントに強い影響を受けたアルメニアのプログレッシヴ・ロック・バンド。06年スタジオ作。ヴァイオリン、フルート、ギター、キーボード、リズム・セクションに、バスーン、オーボエ、ホルン、クラリネット、チェロ、ハープもゲストで加わり、中世的なクラシックの荘厳さをロックでスリリングに展開。グリフォンの女王失格に迫った傑出した内容だ。さらにシンフォニック・ロックの叙情性と広角なイメージがあり、マイク・オールドフィールド、キャメルといったファンにも受け入れられると思う。パーツによってはフレアークも浮かぶ。ジェントル・ジャイアントをグリフォンがアレンジしたようなカヴァーも含む。メンバーはフィルハーモニック・オーケストラ所属だそうで、そのキレ味が響く。くり抜き変形ジャケット。

〓[TURKMENISTAN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1201 GUNESH / 1st + Looking At The Earth CD \2500
 トルクメニスタンの怪物。80年の1stと84年の2ndの2in1。曲順としては1〜6が2ndのモンスター・アルバム、LOOKING AT THE EARTHで、フリオ・キリコのようなバカ・テク・ドラムに吠えまくるベース、スピーディーなギター、カルロ・シリオットのようなエキセントリックなヴァイオリン、エキゾチックなシンセ、怪し気なヴォーカル、、、終始、ムンムンとしたアラビックな雰囲気にむせる。圧巻!
LV-1202 GUNESH / 45 Dergees In The Shadow CD \2500
 84年〜90年のマテリアルを集めたアルバムで当時LPでも出ていたもの。1stやプログレッシヴなLOOKING AT THE EARTHに比べると、エキゾチックな民族色もより強いが、超絶テクニックでスピーディーに演奏されるギトギトのジャズ・ロック・ナンバーはもう笑ってしまうほどの凄さ。トーキング・ドラム・バトルも開いた口がふさがらない。

〓[ISRAEL]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1332 DOUBLE SPACE / Windings CD \2500
 注目作! 淡いエキゾチックさとファンタジックさをたたえた、非常にイスラエルらしいプログレッシヴ・バンドが自主リリースによりデビュー作を出した。ピアノとブズーキが静謐に奏でられえ、ヴィブラフォン、フルート、ギター、リズム・セクションが軽やかにセンスよく加わってくるオープニング。管楽器奏者はソプラノ・サックスやリコーダーにも持ち替え、男女ヴォーカルによってヘブライ語で歌われる。全体にアコースティック寄りで、歌をメインに置いてはいるが、変拍子や鋭いシンセ・パート、屈折する曲進行などジャズ・ロックの旨みも多く、叙情が滲み出るメロウさ、地中海へ通じる色彩など、最後まで感情豊かに作られている。05年作。
LV-1336 EGGROLL&THE SHAKES / Fairytale CD \2500
 ジェネシス、クリムゾン、ジェスロ・タルなどのカヴァーをやってきた彼らの06年デビュー・オリジナル作。5人編成のバンドに管弦楽をクラシカルに配し作り上げるそのサウンドは英国ナイズされたもので、メロウなヴィンテージ感にあふれ、イスラエルならROCKFOUR、英国で探すならやはりスタックリッジ、またはB.J.H.を思わせる。英語によるウォームハートなヴォーカル、アコ・ギ、ピアノ、オルガン、そしてシンフォニックに包む生オケなど、親しみやすさとノスタルジックな郷愁を誘うメロディーに埋め尽くされており、インスト曲も繊細で美しい。スタジオ・ワークのクオリティーも高く、注目の内容です。デジパック。
LV-1305 FOURTEEN OCTAVES / Same CD \2980
 とても優しく、叙情的な歌心にあふれたイスラエルの名作のひとつ。V.テンペラを思わせるようなYONY RECHTERの巧みなキーボード・ワークに、クラシカルな生のストリングスを対比させて聴かせるその内容は、イタリアを愛してこられた方々にぜひとも聴いていただきたいもの。特に中盤の叙情美は格別です! 79年リリース。
LV-1348 LEMMUS LEMMUS / Same CD \2800
 女性ヴォーカルやメロトロンも入ったサイケ・フォーク&ロック・バンド。08年作。リーダーはレコード・コレクターでもあるそうで、もう、ジャケからして70年代初期どっぷり。まどろむギター、包み込むオルガン、リリカルなアコギ、クラシカルなピアノ、MKIIメロトロン、ハープシコード、とろける女性ヴォーカル、寄り添うフルート、リコーダー、夢想シタール、甘い男性ヴォーカルらにプログレ幻想もあり、ノルウェーのTHE SMELL OF INCENSEを思わせる佇まいだ。アラブ色は無く、ラストなど英国調で、月に照らされるパートス、または初期クリムゾンの哀愁が満ちていく。自主リリース。
LV-1333 LORD FLIMNAP / Point Of View CD \2500
 E.L.&P.と同じ編成を基本とするプログレッシヴ・ロック・トリオ。89年にカセットのみで本作をリリース。後にドイツ盤でCD化されたがすでに廃盤で、今回、ボーナス・トラックを4曲加えてリマスターによりイスラエル盤で出直した。ベーシストはギターも多く重ねており、キーボード・トリオと言うよりはオルガンが目立つダークなへヴィ・プログレと言ったほうがよいかもしれない。だが、ヴォーカルは甘く英語で歌われ、BJH風。自主制作の為、プロデュース不足を感じさせるが、3人のテクニックや曲想は十分で、当時メンバーは15才から16才だったと言う。とは思えないマニアックな英国風サウンド!
LV-1334 MELECHET / In Between CD \2500
 イスラエル産では初となるクラシカル・シンフォニック・ロック。06年リリース。4人編成のロック・バンドに生のストリングス・セクションを絡め、テクニカルなギターやプログレッシヴなキーボード、的確なリズム・セクションでややダークに、情景豊かに展開。巧みで締まった速いアンサンブルと、アコ・ギの爪弾きや叙情に漂うシンセのまどろみが大胆に配置され、この作品を大きく見せている。ヘブライ語の気だるく物悲しい男性ヴォーカルや、美声の女性ヴォーカルも雰囲気に合っており、クラシカルに切り込んでくる生ストリングスと相俟って、ロック・コンチェルトといった出来。自主リリース。
LV-1346 NOA BABAYOF / From A Window To A Wall CD \3200
 アメリカのESPERSで知られるGREG WEEKSのプロデュースと弦アレンジでリリースされた、なんとも幻想的でクラシカルな愁いを繭のように纏うイスラエルの女性ヴォーカル・フォーク。07年デビュー作。彼女の歌声、包む雰囲気はずばりBRIDGET ST.JOHNで、また、VASHTI BUNYANも思わせる。見かけはアコースティック・ギターでの弾き語り風だが、装飾を施す生ストリングスが奇怪なイリュージョンを醸し出し、フルート、リコーダー、パーカッションがさらに謎めいた仕掛けをめぐらす。扉の手前は暖かな陽だまり、中へ入ると魔法の森。極上の夢見。3面開きデジパック・イスラエル盤。
LV-1306 NO NAMES / Same CD \2980
 75年リリースの傑作シンフォ。SHESHETと並ぶそのクオリティーは見事、圧巻としか言いようがない。イスラエルの3人のスーパー・ミュージシャン、SHEM TOM LEVI、SHLOMO GRONICH、SHLOMO YDOVが繰り広げるテクニカルでかつメロディアスな美・美・美! フルート、リコーダ、ヴァイオリン、ギター、オルガン、ピアノ、メロトロン(?)そして恐るべし変拍子、クラシカルな叙情。プログレ・ファン必聴作!
LV-1344 REALEAF / Possibly Not CD \2800
 07年デビュー作。初期クリムゾンの詩情を受け継ぐ北欧のバンド、ANEKDOTENやLANDBERKを思わせるメランコリックさがあり、オープニングからメロトロンかと思うくすんだフルート系のキーボードとダウナーなヴォーカルがミスティなムードを見せる。妖しい陰影が濃密で、サイケデリックなシンセ、官能的なギターなど、こらえきれない感情の高まりがプレイとなって吐き出されていき、その中で、特徴的なコーラスは宗教的とも言え、リリカルで、ヨーロッパのクラシカルさが幽玄に映る。その瞬間がステンドガラスのように美しい。注目のニュー・グループ。自主リリース。
LV-1350 SHEM TOV LEVY / In The Mood CD \2980
 初CD化。彼が在籍したNO NAMESとSHESHETの間にリリースされた76年作1st。フルート奏者として知られるが、まるでイタリアのカンタウトーレを思わせるハートフルなヴォーカルと優美でファンタジックな楽曲はイスラエルならではと言え、ストリングスや管楽器をエキゾチックに持ち込んだ3曲目、SHESHET風のテクニカルなジャズ・ロックで聴かせる5曲目、甘くクラシカルな8曲目など、その作曲センスと優れたプログレッシヴ性には目を見張るものがある。名作です。リマスター&NO NAMESのライヴを含む4曲のボーナス入り。
LV-1339 SHESHET / Same (30TH ANNIVERSARY EXPANDED EDITION) 2CD \2980
 30周年記念盤として限定でリリースされた2枚組スペシャル・エディション。イスラエルのハットフィールドと言われる彼らの77年リリースのセルフ・タイトル作の07年リマスター盤に、初CD化となる事実上2ndのサウンド・トラック・アルバム(ヴァイオリン入りでなんだかアルティ・エ・メスティエリみたいです)をボーナスCDとしてセット。ソロも出している美声の女性ヴォーカリスト、YEHUDITH RAVITZをフィーチャーし、イスラエルとは思えない程に洗練され、優美なギター、リーダーのSHEM TOM LEVIの極上のフルート、テクニカルなリズム・セッション、ピアノ、シンセらがあくまでも美しく叙情的に、まるで夢を紡ぐかのように奏でる。一級品の傑作! スリップケース付き。
LV-1328 SHLOMO GRONICH / Why Didn't You Tell Me CD \2980
 イスラエル孤高のプログレッシヴ・ロック必聴作! 個性派シンガーが71年にリリースした1stアルバムで、弦セクション、ピアノをイタリアン・ロックのようにクラシカルに加え、フルート、シンセ、オルガンらを交え暗く屈折し独特の展開を連ねていく。彷徨うヴォーカルはまるでアラン・ソレンティを思わせ、優美な狂気の中でその存在感を示す。平穏と知性を自ら破壊するような攻撃性も見せ、非常にその内容が重い作品。9曲のレア・ボーナス入り。外紙ケース付き。限定盤。
LV-1337 SHLOMO GRONICH / Cotton Candy CD \2980
 リマスター&スリップケース付きで出直し。イスラエルのスーパー・プログレッシヴ・グループのNO NAMESを経てアメリカへ渡っていた彼が母国へ戻り82年にリリースした3rd。優美な狂気が入り乱れる孤高のデビュー作、WHY DIDN'T YOU TELL MEに比べると年代的なポップさも見えるが、オープニング・ナンバーの暗さ、そして、まるでマグマを思わせるヴォーカルと変拍子のアグレッシヴな演奏で重厚に展開するラストの豪傑ナンバー、LUNA PARKに話題集中。イスラエルのベスト・プログレッシヴ・テイクのひとつだ。81年のデモとシングルから6曲のボーナス入り。
LV-1347 TELIOF / Is It ? CD \2500
 イスラエルから女性ヴォーカルをフィーチャーした注目の凄いプログレ・バンド。テルアビヴで結成された彼らの08年デビュー作。テクニカルなキーボードとギターに、パイプ・オルガン、混声合唱、ヴァイオリン、チェロ、リコーダー、フルートも加え、クラシカルで洗練された構築性とまどろむ叙情性を兼ね備え、シンフォニック・ロック、ジャズ・ロック、そして、女性ヴォーカリストやコーラスのニュアンスが放つポップな感覚をメロディアスにミックス。アラブ色はまったく無く、ややSHESHETも思わせ、あくまでもヨーロッパの気品で聴かせる必聴傑作! 4面開き紙ジャケット限定パッケージの自主盤。*CD直入れのためスレが若干あります。
LV-1343 TRESPASS / In Haze Of Time CD \2500
 しばらく入手困難だった02年リリースの1stがジャケットも新たに再リリース。トレースにポリシンセを加えたようなバロック調のシンフォニック・ロック色はベスト・セラーになった2ndのMORNING LIGHTSと同じで、リコーダーやツボを押さえまくりの泣きのギターまで入り、さらりとおどけるピアノ、対する落ち着いたハープシコードの優雅さ、突然猛スピードのシンセ、横からアタックするオルガン、ニュー・トロルス風のクラシカルなコーラスなどプレイだけでなく予測不可の曲の作り方が、天才的でめちゃくちゃスリリング!
LV-1335 TRESPASS / Morning Lights CD \2500
 デビュー作がキーボード・プログレ・ファンに大好評だった彼らの06年新作2nd。今回はバロック調のシンフォニック・ロック色を強く持ち、トレースにグリフォンがちょっと組み合さったような、そして、LITTLE TRAGEDIESのようなスピード感と古色のある絢爛豪華さが、ヨーロッパ調に引き締まって整合され、全盛期のイタリアン・ロックを思わせるような素晴らしさ。いや、当時のイタリアにもここまでバロッキーでテクニカルなトリオ・スタイルに徹底したバンドは居なかった。ファンタジックに歌われるヴォーカル(英語)はイスラエルならではで、リコーダーの音色と共にクラシカルな気品をもたらしている。ヴィヴァルディのカヴァーも含み、トレース・ファンは絶対的な必聴盤!
LV-1351 YEHUDITH RAVITZ&YONI RECHTER / Once And Forever (30th Anniversary Expanded Edition) CD+DVD(PAL) \2980
 30周年記念盤として限定でリリースされたDVD付きスペシャル・エディション。SHESHETの女性ヴォーカリストとイスラエルきってのキーボーディストYONY RECHTERのコラボ作で彼女のソロ2作目にもあたる79年の作品。美しいメロディーを歌う彼女のちょっぴりセンチメンタルなヴォーカルをアコギやジェントルでリリカルなピアノが引き立てていく。プログレっぽいインスト曲もあり、また優しさが宿るデュエットも聴け心が温まる。DVDには当時のスタジオ・ライヴを全14曲収録。本作を中心にYONY RECHTERを含むバンドで演奏されている。スリップケース付き。
LV-1315 YONI RECHTER / Intentions CD \2980
 イスラエルのプログレ・シーンの重要アーティストのひとりである彼の79年リリースのソロ・アルバム。オーケストラをフィーチャーし、クラシカルで温かい肌ざわりの曲調が続く。テクニカルなピアノやフルートをメインにした美しいインスト・パートなど、シンフォニックな味わいのある名作となっている。優しい彼の歌声がなんとも良いです。
LV-1352 ZINGALE / The Bright Side CD \2500
 いきなりイエス風サウンドが炸裂する約30年振りの09年新作。シンセとギターを自在に弾きこなす2人のオリジナル・メンバーを中心にドラマーを加えて録音された作品で、ハードなタッチからカラフルなノリまで音楽性は広いが色彩感や様式は統一されており、エキゾチックでテクニカルな構築美を繰り広げている。英語で歌われ空想あふれるイメージと屈折した透明感、そしてスリリングさと壮大なドラマチックさを万華鏡のように配したプログレッシヴな編曲は非常に凝っていて、特に中盤から後半はかなりの聴き応えがある。これぞ辺境シンフォ! 見開き紙ジャケット。

〓[CZECHO / SLOVAKIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1475 BARNODAJ / Maugli CD \2700
 PROGRES 2の前身。78年リリース。PROGRESS ORGANIZATIONから改名。もしくは活動を再開するにあたっての変名だとも言われている。英国人作家、ラドヤード・キップリングのジャングル・ブックをベースにした作品。シタールやオケが入るオープニングからハモンドもいい音を出しており、プログレッシヴな手応えを感じる。いかにものシンセ、ヘヴィな輪郭を与えるギター、ちょっとSYNKOPY 61にも似たヒープを感じさせるノリなど、ハードな部分ほど特徴を出しているバンドだ。切々と歌われるヴォーカルとタイトなリズムはチェコならではで、意外とラストまで一気に聴ける。リマスター&3曲ボーナス入り。
LV-1405 COLLEGIUM MUSICUM / 1st + Konvergencin 2CD \3500
 旧チェコスロヴァキアを代表するキーボーディスト、MARIAN VARGA率いるグループ。70年の1stと71年の2nd、さらに初期のシングルをボーナスとして収録した2枚組。クラシックの曲も取り上げ、一言で言ってしまえばNICEだが、当局の関与により(スタジオに監視員がいた)、激しさが押さえ込まれたような不自然さが逆に個性的。東欧特有の暗さのあるヴォーカルも良い。
LV-1486 COLLEGIUM MUSICUM / Live CD \2500
 旧チェコスロヴァキアのNICE。パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。73年リリースの3作目。シンフォ色で取るならDIVERGENCIEだが、クラシックをベースとした攻撃的なオルガン・ロックとして選ぶなら本作だろう。ライヴということでかなりアグレッシヴな展開を見せている。前2作はスタジオ録音ということもあり、激しさが押さえ込まれていたが、歪んだハモンドやクリス・スクワイア張りのトーンなど、なにか、無言の怒りを感じ取れる演奏だ。もう壊れてしまったかのようなパワー全開の中盤はSBBにも匹敵。
LV-1487 COLLEGIUM MUSICUM / Marian Varga&Collegium Musicum CD \2500
 パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。ギタリストが加わった75年リリースの4作目。こちらもスタジオ・ライヴ録音にてパワー全開。ハモンドはピアノを交えた室内楽的なものからエマーソン張りに弾き倒される豪快なシーンまで超ワイドレンジにフィーチャーされ、壊れてしまったかのような凶暴性とクラシカルな叙情性が大きく対比しており、また現代音楽へのアプローチなど、かなり斬新なことをやっていたバンドだった。デジタル・リマスターにより音質や音圧が改善され、ダイナミックさに圧倒させられる。
LV-1410 COLLEGIUM MUSICUM / Divergencie 2CD \3800
 名作。彼らが本格的にクラシックと向き合った作品。フル・オーケストラを導入し、2枚組の大作として81年にリリースされた7作目。かつてのE.L&P色はなく、ストリングスや美しいピアノを生かしたヴォーカル曲も多い。クラシカルで深い哀愁感に、東欧ならではの感銘を受ける。前半はインスト指向、後半はヴォーカル中心となっている。リマスター盤。
LV-1493 FERMATA / Same + Piesen Z Hol 2CD \2800
 75年の1stと76年の2ndの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。初期COLLEGIUM MUSICUMに居たギタリストがマハヴィシュヌ・オーケストラのようなバンドを目指して73年に結成したジャズ・ロック・バンド。強力にドライヴするリズム・セッションに絡み付くようなギターとうねるシンセ群。インストながらも、まったく飽きさせないスリリングな演奏に舌を巻く。押しまくりSBBを連想させる豪快な1st、ヴァイオリン入りでバカテクに圧倒される2nd、共に重厚で圧巻だ。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-1494 FERMATA / Huascaran + Dunajska Legenda 2CD \2800
 77年の3rdと80年の4thの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。生のストリングス、ポリシンセ、アコギの導入などシンフォニック・ロック的にもなり、激しいジャズ・ロックの中にナイーヴで叙情的な展開を見せる2作品。クラシカルな弦楽四重奏を受けてギターとシンセがドラマチックに泣きのソロを取るなど初期2作とは曲想が違ってきており、ジェントル・ジャイアント風なアレンジも持っている。特に4thは曲の良さとテクニカルな演奏のバランスが取れた名作だ。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-1495 FERMATA / Biela Planeta + Generation 2CD \2800
 80年の5thと81年の6thの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。ジェントル・ジャイアントに通じるテクニカルな面を強調した2作品で、重い低域のうねりと煌びやかな高域の構造から生まれるエキゾチックな音色と音圧は東欧ならでは。作曲の技巧性はSBBよりも上を行き、一糸乱れずせめぎ合う。一方でアコギやシンセが作り出す空間美には奥行きが生まれ、また6thではサックスもフィーチャーされダークさも加わった新たな面を見せている。硬派のジャズ・ロック・ファン必聴作。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-1496 FERMATA / Ad Libitum + Simile... 2CD \2800
 84年の7thと91年の8thの2枚組カップリングによる09年リマスター盤。7thはヴォーカルを本格的にフィーチャーした初の作品で圧巻のテクニカルさを保ちながら2曲目のような東欧然としたシンフォニック色を展開。SYNKOPYやMODRY EFEKTにも通じるドラマチックな金字塔作だ。8thはリーダーがバンドを新たなメンバーで再編してからの1作目で自主リリースだった為、LPも93年にプレスされたCDもレアだったもの。これがまったく別バンドのような凄いシンフォに変身しており当時はど肝を抜かれた。中にオリジナル・ジャケット両面を掲載。
LV-1414 FERMATA / Dunajska Legenda CD \2500
 名作。80年リリースの4作目で彼らの最高作と言えるもの。生のストリングスまで導入し、叙情的なシンフォニック・ロック要素もより味わえる。テクニック、オリジナリティーのある1級のプログレッシヴ・サウンドだ。デジタル・リマスターにより音質もクリアーでかつダイナミック。シングルから2曲ボーナス入り。
LV-1472 FERMATA / Ad Libitum CD \2500
 オリジナル・ジャケット&7曲のボーナス入りで出直し。初のヴォーカル作品となった84年リリースの7作目。テクニカルなサウンドはそのままで、東欧然とした歌心が加わり、1曲目や2曲目等を始め、明らかに新境地を開拓し、ヴォーカルを入れた試みが見事に成功している。彼らの作品の中で最もドラマチックな作風だ。SYNKOPYやMODRY EFEKTにも並ぶ強力なシンフォ性高し! ボーナスはこれらの英語ヴァージョン。
LV-1418 FERMATA / X CD \2800
 自主制作のSIMILE(91年作)、REAL TIME(92年作)を経て、メジャーのスロヴァキアBMGからリリースされた10作目となる99年作。ギターがバンドをリードし、カラフルなキーボードの好サポートや、ビシバシと決まるリズム・セクションらが一体となって、重厚でかつスリリングな演奏を見せつける。全編インストながらも、PART I、IIと題された曲など、まさに東欧のBRAND Xといった迫力で圧倒。プロフェッショナルな貫禄で迫る。
LV-1497D FERMATA / Live V Klube Za Zrkadlom DVD(PAL) \3800
 通算12作目となる、彼ら初のライヴDVD。プラティスラヴァでの07年録音。初期COLLEGIUM MUSICUMに居たギタリストがマハヴィシュヌ・オーケストラのようなバンドを目指して73年に結成したジャズ・ロック・バンド。HUASCARAN、BIELA PLANETA、GENERATIONといった旧作や、再編後のX、SIMILE、NEXT等から全11曲。ベーシストはPRUDY、COLLEGIUM MUSICUM、MODRY EFEKTにも参加した旧チェコスロヴァキアの猛者、FEDOR FRESO。4人のテクニックとコンビネーションが見事で、音が厚く、東欧独特の低域のヘヴィさと高域の鋭さがプログレ然と唸る。叙情性、ギターの泣きもあり、SIMILE収録の2曲目のド派手なインパクトと言ったら! 91年のプロモ・クリップ等のボーナス入り。
LV-1420 JAZZ Q / Symbiosis CD \2500
 正式にはJAZZ Q PRAHAと名乗っていた彼らの74年リリースの2nd。強力な女性ヴォーカリスト、JOAN DUGGANをフィーチャーし、重くブルージィーで、かつジャージィーに展開。各メンバーのテクニックも素晴らしく、女性ヴォーカルをフィーチャーしたこの手のものとして、AFFINITYやCAROL GRIMES&DELIVERY等が思い浮ぶほど。ボーナスも強力。
LV-1490 MAHAGON / Same + Slunecnice Pro Vincenta Van Gogha 2CD \2700
 初CD化。女性ヴォーカルのフォーク・バンドとしてスタートした彼らが当時の東欧のクロスオーヴァー・ブームに乗ってジャズ・ロック・バンドへ変貌しリリースした78年の1stと80年の2ndに8曲ボーナスを加えてリリースされた2枚組リマスター盤。1stはヴァイオリンやフルートなど多彩なメンバーでテクニカルなサウンドを聴かせる。なんと言っても美声の女性ヴォーカルのニュアンスが良く、弦オケをバックにした叙情性やスキャットのロマンチックさなど、東欧と言うよりはフレンチ・ジャズ・ロック、もしくはカンタベリーに近い緻密さを持っている。2ndはリズミカルな曲と切々とした女性ヴォーカルをメインにした曲に分かれているものの、後者のエキゾチックさと哀愁は非常に魅力的。女性ヴォーカル・ファンは見逃せません。
LV-1423 MODRY EFEKT / Nova Synteza CD \2500
 チェコ・ラジオ・ジャズ・オーケストラとの共演盤。71年リリース。ホットで、スリリングかつ豪快なジャズ・ロックを展開。屈指のギタリスト、RADIM HLADIK率いる彼らもまた、こういったジャズの形態を借りなければアルバムがリリース出来なかった。ただ、本作の評判が良く、VOL.2も制作され、結果、傑作となった。1stの英語ヴァージョンKINGDOM OF LIFEから3曲のボーナス入り。
LV-1424 MODRY EFEKT / Nova Synteza 2 CD \2500
 旧東欧プログレの名作のひとつ。前作の評判が良かったため、よりスケール・アップし、74年にリリースされた第2弾。バンドのプログレッシヴな演奏と、チェコ・ラジオ・ジャズ・オーケストラ、合唱団が一体となり、もの凄いエネルギーを発散させ、これでもかというほどドラマチックに圧倒する旧チェコの金字塔。ロックとクラシックとジャズが渾然一体となり、国家の重圧の中で生み出された感動的なリアリティーがここに。シングルからボーナス2曲入り。
LV-1449 MODRY EFEKT / 33 CD \2500
 81年リリースの最終作。英タイトルの輸出盤を除くと7作目。SYNKOPYのOLDRICHは抜けてしまったものの、RADIM HLADIKのテクニカルなギターを中心とし、スリリングで重厚なプログレッシヴ・ロックをあますところなく展開。叙情的な広がりを描くキーボード群、フレットベース張りに唸るムーグ・ベース、泣きのヴォーカル、煽るように畳み掛けるドラムスetc。前作、SVET HLEDACUを受け継いだヘヴィ・シンフォの必聴作となっている。7曲のボーナス入りで、80年の未発ライヴと、RADIM HLADIK名義でリリースされた3枚のシングルから。デジタル・リマスター盤。
LV-1491 PAVOL HAMMEL&MARIAN VARGA / Zelena Posta CD \2500
 COLLEGIUM MUSICUMの母体となったPRUDYの2人が72年にリリースしたコラボ作の、パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。PAVOL HAMMELは今やスロヴァキアを代表するシンガーで、80年代には音楽を含め国内の文化に幅広く貢献。MARIAN VARGAはCOLLEGIUM MUSICUMを率いたキーボーディスト。内容はヴォーカルをフィーチャーしたCOLLEGIUM MUSICUMといった感じで、同時期のバンドほどストレートな攻撃性は無いものの室内楽風のオケを導入するなど美しい叙情性と屈折したプログレッシヴな曲作りは特筆。FEDOR FRESO、RADIM HLADIKら強力なメンバーがバックアップ。
LV-1492 PAVOL HAMMEL、MARIAN VARGA&RADIM HLADIK / Na II. Programe Sna CD \2500
 72年作の続編とも言える76年リリースのコラボ作の、パッケージも新たになったデジタル・リマスター盤。こちらにはMODRY EFEKTのギタリスト、RADIM HLADIKがメンバーとしてクレジットされ3人の共作となっている。その彼のテクニカルなギターをフィーチャーしたMODRY EFEKT張りのハードな1曲目、室内楽風のオケとピアノが美しいヴォーカル・ナンバーの2曲目、COLLEGIUM MUSICUM調のオルガン・ロックの3曲目など3人の個性がスキル高く交じり合っている。HLADIKの硬質なアッカーマン風のギターとVARGAの教会風のオルガンの組み合わせは部分的にフォーカスを思わせる場面も。
LV-1483 PROGRESS ORGANIZATION / Barnodaj CD \2700
 PROGRES 2の前身の前身。71年リリース。前半はチェコ語で歌われ、後半はクリームやビートルズのカヴァーなど英語で歌われている。ロックを演奏すると投獄されたという旧体制の中で多くのミュージシャンはジャズの仮面で活動していたが、このバンドは何故か欧米のサイケ色を持った本ロック・アルバムを無防備にリリース。次作まで7年間作品が出せなかったのは当局に目を付けられたからなのか。オケも入ったポップ寄りでもあり、オルガンとギターを交え、東欧の暗さを秘めたメロディアスなサウンドとヴォーカルを聴かせる。リマスター&5曲ボーナス入り。
LV-1481 PROGRES 2 / Dialog S Vesmirem Live 1978 CD \2700
 BARNODAJで息を吹き返した彼らはバンド名をPROGRES 2に変え、80年に同タイトルのスタジオ・アルバムをリリース。本来、本作は惑星の移民を歌った旧チェコスロヴァキア初のロック・オペラで、同タイトルのLPは「移住」が思想にあたると、旧共産政府の検閲により曲と歌詞の一部がカットされたと言う。本CDは検閲前の78年の初演をライヴ収録した17曲入りオリジナル・ヴァージョン+1曲ボーナス入り。キーボードが構築美を見せ、甘いトーンのギターなど、シンフォニックでもあり、ジャズ・ロックでもあるといった旧東欧ならではのサウンド。ダークでヘヴィ、妖しさやテクニカルさが光る。
LV-1482 PROGRES 2 / Treti Kniha Dzungli 2CD \3800
 メンバー・チェンジを経て82年にリリースされた2枚組。英タイトルはTHE THIRD JUNGLE BOOKなので、BARNODAJのMAUGLIの続編とも取れるが、エコをコンセプトにしたシンフォニック・ロックの大作となった。旧チェコスロヴァキアの代表シンフォと言え、この国においては、SYNKOPYのSLUNECNI HODINYやMODRY EFEKTの名作群に並ぶ必聴作。叙情派シンフォとヘヴィ・シンフォを重ね合わせたような強力なサウンドで、高域のストリングス美、中低域でうねるムーグなど、シュールな情景さえも感じる独特の深い幻想世界。DISC-2には81年のシングル2曲と、82年の本作のライヴ・ヴァージョンを約30分弱収録。なお、DISC-1はBOB J PRO盤のチェコ語ヴァージョン・リマスター仕様。
LV-1484 PROGRES / Story 1968-2008 2CD \3800
 08年の10月に2日間に渡ってチェコのブルノで行われた40周年記念ライヴ。CDとDVDの同時リリースで、CDは2枚組にて25曲入り。DVDより5曲多く収録されている。PROGRESS ORGANIZATION、BARNODAJ時代の曲も演奏され、メンバーがその年代に合わせて入れ替わる、といった総出演での熱演だ。もちろん、DIALOG S VESMIREM、TRETI KNIHA DZUNGLIからも演奏され、旧チェコ屈指のヘヴィ・シンフォをテクニカルに聴かせる。唸るシンセ、暴れるオルガン、メロウなギター、重厚なリズム・セクション、そして泣きのヴォーカルなど、かなりリハをつんだと思われる完ペキな演奏で圧倒。失われていない東欧色がエキゾチック。
LV-1473 SYNKOPY 61 / Festival + Xantipa + Formule 1 2CD \3800
 全盛期のMODRY EFEKTにも在籍した旧チェコスロヴァキアきってのキーボーディスト、OLDRICH VESELY率いるSYNKOPYの前身バンド。コレクターには知られた72年、74年、75年の10インチ3枚全曲をDISC-1に、66年から77年のシングルやレア・トラックをDISC-2に収録した2枚組リマスター盤。以前にVALKA JE VULのタイトルで3枚出ていたコンピ盤とも収録がやや違い、特に10インチでコレクターの気を引いたヒープのカヴァー、EASY LIVIN、LOOK AT YOURSELFは初CD収録。プログレッシヴで重厚なハモンド、ヘヴィなギター、哀愁のヴォーカル、ワイルドなリズム・セクション、曲によって入るオーケストラが一体となり、これぞ、ハード・プログレといったサウンドを聴かせる。OLDRICH VESELYがMODRY EFEKTに在籍していた時期のSYNKOPYとしての音源も聴き物。
LV-1438 SYNKOPY&OLDRICH VESELY / Slunecni Hodiny CD \2500
 MODRY EFEKTを経たキーボーディストOLDRICHがバンドを再編し、81年にリリースした大傑作。3人のキーボーディストにヴァイオリンも加え、完全なトータル・アルバム構成で、哀愁に満ちたドラマチックなシンフォニック・ロックをエキゾチックに展開。泣きのヴォーカルも印象に残る。本作を聴かずしてシンフォニック・ロックを語れない。かつては東欧のムゼオ・ローゼンバッハと言われた。デジタル・リマスター盤。

〓[HUNGARY]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-3193 AFTER CRYING / Opus 1 CD \2500
 初CD化。89年にカセットのみでリリースされていたレア作。A面約27分1曲、B面約29分1曲。GABOR EGERVARI(フルート)、PETER PEJTSIK(チェロ)、CSABA VEDRES(ピアノ)のバンドはまだトリオ。チェンバー・アンサンブルだが、そのクラシカルさ、過激さ、テクニカルさ、アカデミックさは半端じゃない。映る詩情の深みは言葉では語れず、後半は合唱団も加わり、ダークなエキゾチックさを増す。国はまさに民主化に向っている時期。録音は88年。リスト音楽院での生演(恐るべし学生達!)。このレヴェルの連中がプログレバンドを結成したという記録。あまりにも凄まじい。チェンバー・ファン必聴!
LV-3194 AFTER CRYING / 1989 CD \2500
 初CD化。89年にカセットのみでリリースされていたレア作。前カセット作はほぼインストに徹していたが、本作では全員がヴォーカルを取り、グレゴリアン・チャントや女性ヴォーカルのスラヴ色もミックス。メンバーにヴァイオリン、さらにゲストで管楽器も加え、またサンプリング・リズムも使用。クリムゾンやザッパの影響が見えるサウンドが芽生えているが、まだ、その暗さ、冷たさに宿る東欧色には劇薬のような危険性を孕んでおり、同じチェンバーでも西側のバンドが借り物の魔術に聴えてしまう。後半のクラシカルな美を支配する怨念のような力に圧倒される。チェンバー・ファン必聴!
LV-3001 AFTER CRYING / Overground Music CD \2500
 90年に人知れずアナログLPでリリースされていた1st。この時点ではまだシリアスでアコースティックな趣が強い。チェロ、ヴァイオリン、フルート、オーボエ、メロディアスなヴォーカル(本作のみ英語)をフィーチャーし、女性ヴォーカルも入るが、なんといってもVEDRES CSABAのピアノが素晴らしい。
LV-3002 AFTER CRYING / Megalazottak Es Megszomritottak CD \2500
 92年リリースの2nd。VEDRES CSABAのピアノ、キーボードを中心に、クラシカルな室内楽風の管弦がチェンバー・ロック的に加わる。前作に比べてリズム・セクションの導入や、ギターのフィーチャー度などロック色が増した。東欧ならではの暗さと詩情がミステリアスなまでに美しい。本作からハンガリー語。
LV-3003 AFTER CRYING / Fold Es Eg CD \2500
 94年リリースの3rd。前作まではシリアスな曲調のものが多かったが、本作ではエマーソン張りのピアノ、オルガンをフィーチャーし、よりプログレッシヴなスタイルを独自に完成させている。詩情あふれるフルート、チェロetc.もクラシカルで美しい。ラストは胸を打たれる。初めて接したとき、東欧のシーンの新たな夜明けを感じ、感動した作品。名作。
LV-3004 AFTER CRYING / De Profundis CD \2500
 傑作! VEDRES CSABAが抜けてしまったものの、1年以上のスタジオ・ワークをかけて制作された4作目。96年作。小編成のオーケストラも加わっていて、圧巻のスケールで感動的な展開が目まぐるしく、クラシカルにドラマチックに続く。ハンガリーが生んだモンスターによる90年代のプログレ・シーン屈指の1枚。必聴作。
LV-3005 AFTER CRYING / Elso Evtized 2CD \3500
 96年にリリースされた、100分を超える未発表テイクを含む2枚組。7曲はスタジオ録音でクラシカルなオーケストラを絡めたもの。また、8曲は91年のライヴ、1曲は94年のライヴから。そして93年のライヴではクリムゾンの21世紀〜を圧巻の演奏で披露。ハンガリーきっての天才集団。ファンなら聴き逃せません。
LV-3006 AFTER CRYING / 6 CD \2500
 より重厚なサウンドへ変化した97年作。バルトークやストラビンスキーが初期クリムゾンと合体したような、クラシカルでかつヘヴィな超プログレッシヴ・サウンド。エマーソンへ捧げられたラストはワークスのSIDE 4を思わせる。とにかく圧巻としか言いようがない。空前のスケール。クラシカル・へヴィ・シンフォの究極作!
LV-3007 AFTER CRYING / Almost Pure Instrumental CD \2500
 4曲の新曲を加え、クラシカルなインスト曲を中心に集めた98年リリースのコンピ。と言っても旧曲にも手を加え、ひとつの作品としてまとめられている。新曲は、例によって生の弦や管をフィーチャーし、初期エンドを思わせるような、シンフォニックな叙情に妖精が宿ったかの如く繊細に仕上げられている。彼らの凄さをあらためて証明。
LV-3008 AFTER CRYING / Struggle For Life 2CD \3600
 2枚組で2000年にリリースされたライヴ・アルバム。バンドの張り詰めたテンションがそのまま伝わってくるかのようで、手に汗をにぎるとはまさにこのこと。そして、視野が広がってゆくような壮大なスケール感と、胸を打つ叙情。ジョン・ウェットン・ゲスト入りのSTARLESSもフル・ヴァージョンで演奏。エンハンスド仕様でいろいろな楽しみも。
LV-3082 AFTER CRYING / Bootleg Symphony CD \2500
 2000年10月にブタペストのクラシック・ホールで行われたオーケストラとの共演ライヴ盤。旧曲のリアレンジ中心だが、この日のために編成されたオーケストラは21st CENTURY SYMPHONIC ORCHESTRAと名付けられ、オペラチックな女性ヴォーカルもフィーチャーし、もうエマーソンのピアノ・コンチェルト+ゴジラ+クリムゾンといった並はずれのスケール。
LV-3123 AFTER CRYING / After Crying Show CD \2500
 6年振りのスタジオ作となった03年作。中世と近未来がリローデッドされ交配したような、クラシカルかつプログレッシヴな音世界。バンド演奏と管弦楽を大胆に融合させた彼らならではのサウンドに本作では初期にあったような陰鬱さが濃く漂い重く圧し掛かる。悲しみの果てにあるようなヴォーカルと荘厳なオーケストレーションのカタストロフィー。狂ったようなラヴェルのボレロやクリムゾンのスターレスを思わせるような渦巻き。女性ソプラノも加えて美と闇が次から次へと姿を変える。一種の個体のような音。クリムゾンを捉えるヘヴィネスとドラマチックさに泣く傑作!
LV-3175D AFTER CRYING / After Crying Live DVD(PAL) \3500
 凄いとしか言いようのない彼らのライヴが遂にDVDに。04年のステージで約2時間弱の収録。VO、G/KEY(a)、KEY(b)、KEY(c)/TRUMPET、CELLO/B、DRの6人編成。VOとDR以外は基本的に譜面を見ながらプレイする。KEY(b)はもとはVEDRES CSABAが担当していたと思われる主にピアノとソロ・シンセを、KEY(c)は主にブラス&ストリングス&オルガン系を担当し、キーボードを左手で弾きながら時に右手でトランペットを同時に吹くこのバンドのキーマンの一人。KEY(a)はギターがメインだがどちらも相当上手い。CELLO/BはあのPETER PEJTSIKで本バンドのリーダー。オケの仕事も有名なのでもうちょっと年寄りかと思えばけっこう若い。この4人が緻密にパートを組み合わせ、さらにメンバーとしてクレジットされるエンジニアがサンプリングを重ねる。ヴォーカルとコーラスがエキゾチックさを出し、東欧独特の雰囲気が充満。ロックとクラシックとジャズの融合と簡単に言うが、レヴェルが違いすぎる。爆熱する後半の凄まじさといったら。
LV-3198 ANDROID / Edentol Keletre CD \2500
 シンフォ・バンドの09年デビュー作。と言っても結成は古く80年で96年に同名タイトルをカセットでリリース。2度目の再活動によりそのリメイク版となるのが本作だ。英国のプログレ・バンドやSBB、FERMATAの他に、KITAROあたりからも影響を受けていると言う。メカニカルな中に東欧特有の叙情が潜むサウンドはたしかにFERMATAに近いかもしれない。初期から演奏されているという10分越えの4曲目やラストの7曲目などいかにも辺境シンフォといった展開を見せツンツンしたシンセやギターが欧米には無い感覚で複雑に構築されている。力作。
LV-3199D DJABE&STEVE HACKETT / Sipi Emlekkoncert 2DVD(PAL) \3500
 ハケット・ファン注目の本ライヴが2時間以上のボーナス・フッテージ(別の野外ライヴでFIRTH OF FIFTHのソロ部分も!)入りでDVDリリース。DJABEは90年代半ばに結成されたハンガリーのコンテンポラリー・ジャズ&スラヴ系ワールド・ミュージックを演奏するグループで、ヨーロッパで賞を取るなど高い評価を受けている。03年作でハケットが共演後、各地のコンサートを同行するなど、かなり入れ込んでおり、自身のブログでも何回も紹介、「最高のバンド」と語っている。本作は07年収録を主体とした2枚組でのライヴで、本編2時間以上の内、約70分近く7曲でハケットがスペシャル・メンバーとしてプレイ。11分のアコースティック・メドレーではクラシカル・ガスに始まりジェネシスの曲も演奏。エレクトリック・ギターでバンドに参加している曲は、フィードバックやアームを自在に操り、時に攻撃的に時に甘美にあのギターワークを全開。ある意味、自身のソロ作以上にのびのび、またはトリッキーにプレイしており、終盤など、もはやゲストの域を超えた演奏と存在感だ。ボーナスにはDJABEのセルビアでの1時間以上のライヴの他に、ハケットのサウンド・チェックの様子やインタヴュー、ハケット入り野外コンサートでのFIRTH OF FIFTHのソロ部分等入り。
LV-3013 EAST / Jatekok CD \2500
 81年リリースの1st。SOLARISとともにハンガリーを代表する強力なシンフォニック・ロック・グループ。本作ではテクニカルなジャズ・ロックにキャメル風の泣きをミックスし、エキゾチックに展開。強力な演奏力はトップクラス。英語ヴァージョンと、ハンガリー語ヴァージョンが当時リリースされた。本CDはハンガリー語ヴァージョン。
LV-3014 EAST / Huseg CD \2500
 傑作。旧東欧を代表する最もシンフォニックでドラマチックな82年リリースの2nd。エキゾチックなメロディー・ラインと、ダイナミックな演奏に終始引き付けられる。強烈なオリジナリティー、洗練されたアンサンブル、シンフォ性、テクニック、どれをとっても世界レベル。シンフォ・ファン必聴の名作!
LV-3015 EAST / Resek A Falon CD \2500
 ヴォーカリストのチェンジがあり、83年にリリースされた3rd。なぜか、この年代のOMEGA同様にシンセを多用したエレ・ポップ・サウンドに急変してしまっているが、クラシカルできらびやかなアレンジと、マイナー調の美しいメロディーは一聴でEASTとわかるもの。
LV-3204 EAST / Az Aldozat:Szodoma CD \2500
 初CD化。84年リリースの4作目。舞台音楽の為に制作されたインスト作品でエレポップに成りかけていた前作とは違いぶ厚い透明感を持った彼ららしいシンフォを聴かせる。ハンガリーならではの疾走感のある1曲目、シリアスな2曲目、美しいキーボードとエモーショナルなギターが東欧然と響く3曲目、激しくダークな4曲目、キャメル張りの叙情を奏でる泣きの5曲目などバンド初期のプログレッシヴな方向性を持った最後の作品と言える。この後、ヴォーカルをメインにしたスタイルへと変わっていくが、ドラマチックさはより深みを帯びていく。リマスター。
LV-3016 EAST / A Szerelem Sivatage CD \2500
 88年リリースの6作目。シンフォニック・ロック・スタイルからヴォーカルをメインにした音作りへと変わり、その後のスタイルが完成された作品。ただ誤解の無いように。重厚なキーボード群、泣きのギター、メロディアスなヴォーカル、哀愁深い曲調、ドラマチックな展開etc、スタイルは変われど本質はさらにリアリティーを増したように思う。
LV-3017 EAST / Radio Babel CD \2500
 94年リリース。英語盤、TAKING THE WHELL(92年)を挟んで通算8作目。ヴォーカルをメインにした曲調ながらも、エキゾチックで哀愁に染まった力強いナンバーが収録されている。歌心を大切にしたヴォーカルを、泣きのギターと深い音色のキーボードがドラマチックに演出し、重厚な感動をもたらしている。音楽そのもののリアリティーがあります。
LV-3202 FOKATELEP / Same CD \2500
 AFTER CRYINGと同時期ぐらいからブダペストで活動を始めたアンビエント・サイケ・バンド、KORAI OROMのメンバーが女性ヴォーカルをフロントに据えスタートさせたプログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドの08年デビュー作。スラヴ・スタイルの女性ヴォーカルからまず連想されるのがロシアのINNA ZHELANNAYAで、ジャズとトラッドをミックスさせ民俗楽器やエレクトリック楽器で幻想感のあるサウンドを聴かせる。なんと言ってもこのジャケットに浮き出ているような妖しい世界が本作の最大の魅力だが、時にスピーディーに突っ走る曲など多彩で、コルモランのような攻撃的な面も見せる。ゲストでNIKOLA PAROV参加。3面開きデジパック。
LV-3144 FUGATO ORCHESTRA / Neander Variaciok CD \2500
 ハンガリーならではのシンフォニック・ロック・プロジェクト。04年作。オーケストラとロックを融合させ、全体に中世スラブの哀愁を含み、前半はリリカルなシンフォニック・ロックを聴かせる。後半はバロック・リコーダーも活躍しクラシカルなオケと壮麗に融合。簡単に言ってしまえばエニドにリチャード・ハーヴェイが加わったようなスタイル。その後、オペラチックな女性コーラスも幽玄に入り、ここから後半に掛けてはジャズの要素も表面化しキーボードや管楽器が咲き乱れる。ラストへ向けて徐々にアフター・クライングのようなダークさもプログレッシヴに加速させる。マルチ・メディア仕様でライヴ映像やmp3ボーナス入り。
LV-3025 KOLINDA / Elfelejtett Istenek CD \2500
 FORGOTTEN GODSという意味のタイトルでリリースされた2000年作。非常に神秘的でかつ垂れ込むような幻想感があり、シリアスさまで兼ねそなえた、孤高のエキゾチックなオリジナリティーで聴かせる。そして女性・美・ヴォーカル。広大な空間に詩情が沸き立ち、あふれんばかりの叙情が流れる。演奏も完ペキ。文句なしの傑作。
LV-3026 KOLLAR ATTILA / Musical Witchcraft CD \2500
 SOLARISのフルート奏者のソロ98年作。SOLARIS時代から構想のあった、バロック&ルネッサンス音楽をベースにしたオリジナル・アレンジを、SOLARISのメンバーをバックに完成させたクラシカル・ロック・サウンド。おなじみバッハなど盛りだくさんだが、プログレ&ロック色を意識した内容。
LV-3120 KOLLAR ATTILA / Musical Witchcraft II - Utopia CD \2500
 ソラリスのフルート奏者のソロ・シンフォ作第2弾。バスーンやヴァイオリンを加えアコースティックなナンバーでは中世風味を増し、また一方で、ソラリスのリズム隊とギタリストの協力・参加を得て、グリフォンやタルをダークにしたようなクラシカル・ロックを展開。彼のフルートはバロッキーなテイストからアンダーソン張りのハードなプレイまで、その素晴らしさを聴かせてくれる。東欧特有の厳格な美とハートフルな歌心が作品に漂う。流石、良い出来。2転、3転、とソラリスになる。2002年作。
LV-3165 KOLLAR ATTILA&MUSICAL WITCHCRAFT / Zsoltarok Es Filmzene CD \2500
 ソラリスのフルート奏者のソロ作第3弾。彼の以前の作品と同じく、ソラリス関係のミュージシャンも参加したバンド・スタイルで制作されており、ヴァイオリンや女性ヴォーカルも入った叙情的なサウンドを聴かせる。ジョン・ハケットやガンダルフにも通じる世界も見え、クラシカルなスタイルから、トラッド、イアン・アンダーソン風の中世色など、そこに東欧のリリカルさを浮き立たせた柔らかでイメージ豊かな内容。後半はアンプラグドでのライヴ収録となっており、ナイーヴな面がより出ている。
LV-3073 KORAL / Same CD \2500
 ハンガリーきっての哀愁漂うハード・プログレ・バンド。80年リリースの1st。OMEGA以上にハモンドやシンセ、ピアノをプログレッシヴに使用し、シンフォニックな味わいが濃い、ドラマチックで泣きのサウンドを聴かせる。各メンバーもテクニックの持ち主で、早いスティックさばきや、クラシカルなピアノ等、プレイのレベル高し。2曲のボーナス入り。
LV-3171 KORAL / Koral III (Az ocean) CD \2700
 84年リリースの3rd。オメガに代表されるハンガリーのロック・シーンで、ハード・プログレッシヴからスタートし、後期EASTのような美しさとメロディアスさを付けて来た。オメガやEASTもそうであったように、本作ではスタイリッシュなエレクトリック色もアレンジに取り入れ、曲はキャッチーなハード・ポップさも見せるが、そこはこの年代の東欧ならでは。なんでこんなに物悲しく歌うのか。6曲目、11曲目あたりの叙情はまさに本物。締まったテクニカルさもポイント。81年のボーナス2曲入り。
LV-3029 KORMORAN / Folk&Roll CD \2600
 かつて東欧のグリフォンと呼ばれた84年リリースの彼らの1st。強力なリズム・セッションに、ギター、フルート、ヴァイオリン、民族楽器を加え、ロマの伝承音楽、東欧トラッド、中世音楽らが、プログレッシヴ・ロック感覚と融合し、テクニカルかつスリリングに展開される。プログレ・ファン再認識を。ヴォーカルも東欧然として良い。本作後、バンドはマイノリティーな文化と音楽の探求を始める。
LV-3147 KORMORAN / Rockuiem CD \2800
 当時はまだアナログ・リリースだった90年作の初CD化。タイトルだけでイってしまいそうな、例によって一大コンセプト作。のっけからGLASS HAMMERもびっくりのクラシカルなシンフォニック絵巻。そびえるキーボードの壁、吼えるフルートとつんざくパイプ群、イエスみたいなコーラス、美しく重なる弦アンサンブル、トランシルヴァニアの悲しみをたたえたヴォーカル、おごそかな合唱、東欧中世風味、泣きのロック・ギター、ややこしい拍子。スラブ叙情をたっぷりと含有した、辺境改め、まさに秘境シンフォ。ボーナス1曲入り。
LV-3031 KORMORAN / Huzd A Harangot CD \2600
 1000年以上の独自の歴史を持った、トランシルヴァニア地方の小さな村の悲劇を歌ったコンセプト作品。女性ヴォーカリストや、ゲストでトランシルヴァニアのヴァイオリニストを加え、彼らならではの哀愁のある力強いロック&トラッド・アンサンブルを重厚にかつドラマチックに聴かせる。リアリティーがあるからこその説得力。東欧ならではの音。良い! 98年作。
LV-3032 KORMORAN / 1848 CD \2600
 今から150年前、ハンガリーの国民に今でも語り継がれているという歴史的な音楽シーンがあり、詩があり、歌があった。それらをドラマチックに再現させた作品。女性ヴォーカリストもフィーチャーし、クラシカル&民族楽器を交え、力強いロック&トラッド・アンサンブルでそれらの<歌>を東欧ならではの重厚さで感動的に聴かせる。すでに約35作のアルバム・関連作をリリース。
LV-3106 KORMORAN / Godolloi Koncert CD \2800
 2001年のライブ。まちがいなく彼らの最高傑作だと思う。ハンガリー・トランシルバニアの伝統的な音楽と叙事詩を、コンテンポラリーなアレンジでドラマチックに聴かせる。悲痛な叫びを上げるパイプと泣きまくるギター、悲しみに満ちたヴォーカル、シンフォニックな奥行きを与える弦セクションとキーボード、タイトなリズムをキープする強力なリズム・セクション。かつて、東欧のグリフォンと言われた1stからも5曲も取り上げている。めちゃくちゃ良い。
LV-3115 KORMORAN / Taltosok Fiai CD \2800
 ゲスト・ヴォーカルを加えてリリースされたA SZERETET HIDJAに続き、真打とも言える2002年作。多種の民族楽器とヴァルティナのような女性コーラス・ヴォーカルをフィーチャーし、かつてないヘヴィなサウンドをエキゾチックに繰り広げている。ハンガリーのいにしえの文化に取り組んだコンセプトだそうで、古いスラヴ言語で歌われている模様。ヴァルティナとガルマルナが融合したかのような超エキセントリックなエナジーを発散。なんだ、この凄さは。ユーロ・トラッドとか、プログレッシヴ・ロックとか、ラジカルとか、そう言った枠をぶち破った、とてつもない作品。これを聴かずして先へ進めない恐るべし問題傑作!
LV-3183 KORMORAN / Balvanyosvar Legendaja CD \2500
 感動の傑作。08年作。ルーマニアの革命後、ハンガリーに移り住みコルモランの音楽とメッセージに共感したミュージシャンが故郷のトランシルヴァニアの古城にまつわる苦難の愛をテーマに書いたコンセプト作。もう、シンフォニック・プログレと言える超ドラマチックな内容で、常に驚かされる新鮮味があり、スパノダキスとバンコが合体したような6曲目などまさにそう。スラヴの民俗楽器の乱舞が続き、ギターがヘヴィに唸りまくる。変拍子のうねり、飛び交うシンセ、狂う管楽器、エモーショナルな叫び、悲愴な幻想感、これはアフター・クライングに並ぶ驚愕の出来! もちろん、美声の女性ヴォーカル入り。
LV-3166 KORMORAN MEMORY BAND / Bardo CD \2700
 イエスが始まるのか、と思うびっくり仰天の出だし。初期コルモランのメンバーで結成されたプロジェクト的な分家バンドの06年デビュー作。彼らはもう一度、あえてカルパチア地方のトラッドと、欧米のロックを意識的に融合させた。男女ヴォーカルにフィドルやパイプをフィーチャーする基本は現在の本家と変わらないが、割り切りがシンプルな分だけインパクトが強烈で、リズム・セクションとギターとキーボードがパワフルなロック色を打ち立て、スラヴ色と劇的に融合。正にプログレッシヴ・コルモラン! 本家を超える注目度。
LV-3188 KORMORAN MEMORY BAND / Erdelyi Betlehem CD \2500
 コルモランのメンバーで結成されたプロジェクト的な分家バンドの08年。スラヴ・トラッドをベースに彼ら流のクリスマス・ソングを聴かせる。ロック色やアンビエントまで導入したコンテンポラリー・トラッドとして流石の出来だが、ルーツからブレずにこの斬新さを持ち込んでいるところが凄いと思う。清楚な明かりに照らされる少女の合唱や、深山に迷い込んだような聖なる神秘性など次々とイメージが映し出され、またアレンジが絶妙に変化し、男女ヴォーカルで歌われる。欧米の一般的なクリスマス物とは、まったく異質の厳かさ。プロモ・クリップ入り。
LV-3033 LOCOMOTIV GT / Same CD \2500
 3rdアルバムでOMEGAを抜けたキーボーディストGABOR PRESSERを中心に結成されたバンド。本国ではポピュラーな存在であり、10枚以上のアルバムと多くのシングルをリリースしている。本作は71年リリースの1st。後期はふつうのロック・バンドになってしまうが、初期、特に1stと2ndは、プログレッシヴなオルガンと殺気立ったギターが支配していて良い。
LV-3034 LOCOMOTIV GT / Ringasd El Magad CD \2500
 72年リリースの2nd。1stも良いが最もプログレ色のある作。GABOR PRESSERが、OMEGA時代以上にプログレッシヴなオルガン・ワークやクラシカルなピアノ・プレイを見せており、東欧然とした歌心のあるバラードや合唱の導入など、起伏のあるハード・プログレ・スタイルで聴かせる。隠し味的なジャズのセンスも見逃せない。
LV-3189 OMEGA / Trombitas Fredi Es A Rettenetes Emberek CD \2200
 現在も活動を続けるハンガリーの国民的トップ・グループ。68年リリースの記念すべき1st。当時はOMEGA RED STARと名乗っていた。後期のようなハード色は薄く、フィリップス以前のオルメのようなメロディアスなサイケ・ロックといった感じだ。4曲目あたりのリコーダーなど、スラブ系のトラッド&民俗色もあり。リマスター&シングルから7曲ボーナスを加えたDEFINITIVE EDITION盤。
LV-3190 OMEGA / 10000 Lepes CD \2200
 69年リリースの2nd。前作よりもロック色が強まり、生のオーケストラをフィーチャーしたり、沈み込むような暗いオルガン・ワークをフィーチャーしはじめる。サイケ色の残ったアート・ロックという感じで、プログレ色も生まれてきた。2曲目は今でもライヴで演奏される彼らのお気入りのナンバー。リマスター&シングルから5曲ボーナスを加えたDEFINITIVE EDITION盤。
LV-3191 OMEGA / Ejszakai Orszagut CD \2200
 70年リリースの3rd。プログレ色を打ち出した、当時の東欧ならではの暗い哀愁感のある作品。ワイルドで時にクラシカルなハモンド、フルート、ヴァイオリンらをフィーチャーし、1曲目、6曲目、8曲目、12曲目など、プログレッシヴな味わいのナンバーだ。メロディアスでかつ重厚、へヴィ・プログレ・ファンは本作あたりから。リマスター&シングルから3曲ボーナスを加えたDEFINITIVE EDITION盤。
LV-3045 OMEGA / 200 Evvel Az Utolso Haboru Utan CD \2500
 GABOR PRESSER脱退後、ハード・ロック・バンドとして生れ変った彼ら。本作は72年に4作目のスタジオ作として完成していながら、その過激な内容のためにオクラ入りになってしまっていた幻のアルバム。タイトルはドイツ・ベラフォン・リリースの200 YEARS AFTER THE LAST WARで使用されたが、中味はまったくのオリジナルで98年まで未発表だったもの。パープル、ヒープ影響下のサウンドを完成させており、マイナー・メロにさらに東欧色が加わることによって劇的さを増す。東西の壁崩壊により解き放たれ、デジタル・リマスターにて衝撃のリリースとなった。
LV-3047 OMEGA / Szvit CD \2500
 73年にリリースされた初期オメガの代表作と言える5作目、OMEGA 5のDEFINITIVE EDITION盤。オーケストラとの共演の、あのドラマチックな組曲を彼らが当時に望んでいたオリジナル・ミックスにて収録。こちらのテイクのほうが絶対良いし、他の曲もリマスターされ、圧倒的な奥深さのある違いを見せている。当時、このテイクは過激すぎると、スタジオ駐在の政府の役人に認めてもらえず、おとなしめのテイクに差し替えられリリースされた。歪められた歴史。怒りの99年リリース!
LV-3091 OMEGA / Tuzvihar (Nem Tudom A Neved) - Stormy Fire CD \2500
 ドラマチックなハード・シンフォ・プログレ期へ突入した74年リリースの6作目、NEM TUDOM A NEVED (赤いジャケのやつ) に4曲のボーナスを加え出し直されたされたリマスター&DEFINITIVE EDITION盤。ボーナスは英語VERSIONで未発テイクあり。前作まではハモンドを多用していたが、本作からソリ−ナやシンセを積極的に導入。このスタイルはGAMMAPOLISで完成を見せる。メロディアス。
LV-3104 OMEGA / Idorablo + Timerobber CD \2500
 77年リリース。ハンガリー語オリジナルVERSION(青いジャケ、空に時計が飛んでいるやつ)に、英語盤TIME ROBBERを加え、デジタル・リマスターを施したDEFINITIVE 2in1 EDITION。泣きのメロディーは親しみやすいもので、当時、全ヨーロッパで多大な人気を誇っていた。ヨーロッパ然としたメロディーはクラシカルで重厚。国内はもちろん、旧東欧周辺諸国のバンドに多くの影響を与えたグループ。
LV-3111 OMEGA / Csillagok Utjan + Skyrover CD \2500
 8作目。ハンガリー語オリジナルVERSIONに、英語盤SKYROBERを加え、デジタル・リマスターを施したDEFINITIVE 2in1 EDITION。78年の作品。次作GAMMAPOLISの布石となるドラマチックな泣きのシンフォニック・ナンバーが多い。当時の東欧の中では一番のロック先進国だったハンガリー、このOMEGAが出現しなければ、周辺諸国のシーンすら変っていたに違いない。ハード・シンフォ・ファン・マスト・バンド!
LV-3110 OMEGA / Gammapolisz + Gammapolis CD \2500
 79年リリースの9作目。ハンガリー語オリジナルVERSIONに、英語VER(2曲カット)を加え、デジタル・リマスターを施したDEFINITIVE 2in1 EDITION。クラシカルで華麗な、ハード・シンフォニック・サウンドが最も完成された彼らの代表作のひとつ。哀愁感にかきむしられるようなメロディーとサウンドは常に劇的。はじめてOMEGAを聴くなら本作か、SZVITをおすすめ。ハード派はSZVITを。以降、80年代はエレ・ポップ化してしまう。
LV-3161 OMEGA / Transcendent CD \2500
 プログチッタにぜひ呼んでほしいバンドのひとつ、オメガ。激動の旧東欧の混乱を乗り越えて95年にリリースされた、TRANS AND DANCEのボーナス入りリマスター盤。最初にこのアルバムを聴いた時、感動的な震えが止まらなかった。本国では一回のコンサートで8万人を動員出来るスーパー・グループ。知らない間にこんなにもシンフォニックでドラマチックなアルバムを作っていた。メロディアスなヴォーカル、泣きのギター、クラシカルで華麗なキーボード群、曲も良いし、おごそかな合唱を伴い盛り上がるラストは正にクライマックス。傑作!
LV-3162 OMEGA / Egy Eletre Szol CD \2500
 しばらく廃盤だった98年作の4曲ボーナス入りリマスター盤。マイナー調のメロディアスなヴォーカルをメインに、一聴で彼らとわかるドラマチックで重厚なサウンド。80年代に入り一時期はエレ・ポップ指向だったが、華麗なるシンフォ・ハードへ一大復帰した前作、TRANSCENDENT(TRANS AND DANCE)の感動を残し、何かふっ切れたようなストレートな感覚は新鮮。ラストはお約束の合唱入りで東欧然と盛り上がる。ボーナスはTRANSCENDENTの英語ヴァージョンから3曲等の収録。
LV-3163 OMEGA / Egi Jel CD+DVD(PAL) \3200
 まさに貫禄の出来となった、8年振りとなる06年新作。そして遂にメジャーからのリリース! 初回DVD付き限定仕様。ヘヴィなギターに負けないポリシンセがうなる1曲目、ハモンドをフィーチャーしハード・ロックまっしぐらな2曲目、オメガ然とした翳りのあるミディアム・テンポの3曲目、シンフォニックなアレンジを見せる4曲目、クラシカルなぶ厚い泣きの5曲目、ガマポリスの頃を思い出させるバラードの6曲目などなど、悲壮感漂うラストまでどの曲も彼ららしい全力投球の全13曲。限定ボーナスDVDには、本作のスタジオ・メイキング、本作からの最新ライヴを収録。
LV-3060 RUMBLIN' ORCHESTRA / Spartacus CD \2500
 ハンガリーから出現した恐るべし驚愕のクラシカル・プログレッシヴ・シンフォニック・ロック・バンド。エマーソンとウェイクマンを掛け合せたような超絶プレイを見せつけるキーボード・プレイヤーを中心に、息もつけない圧巻の迫力と展開。荘厳な合唱団、フルート、チェロの美、哀愁のオーボエ、ヴァイオリンetc.はアフター・クライングを超える?圧倒的な内容。全プログレ・ファン必聴! 98年作。
LV-3061 RUMBLIN' ORCHESTRA / The King's New Garment CD \2500
 世界中のキーボード&シンフォニック・ロック・ファンが驚愕するであろう彼らの2000年作2nd。トータル70分以上の力作コンセプト・アルバム。前作同様、あのもの凄いキーボード・ワークを中心に、オーボエ、フルート、ヴァイオリン、チェロ、トランペットらのクラシカル楽器と、8人編成のコーラス隊が加わっている。生楽器のパートがより増えリリカルかつ劇的。
LV-3062 SOLARIS / Marsbeli Kronikak CD \2500
 かつてプログレ・ファンの目をEASTとともに、ハンガリーへ向けた83年リリースの傑作。シンフォニックに駆け巡るシンセの嵐、泣きのギター、美しい叙情風味たっぷりのフルート、3連系で畳み掛けるリズム、妖し気なコーラスetc.、へヴィな部分はまるでセミラミス! ボーナス・トラックもめちゃくちゃ良い!
LV-3063 SOLARIS / 1990 +2 Bonus 2CD \3800
 90年にリリースされた2枚組の完全収録+2曲ボーナス。録音は収録曲によって違っており、古いテイクも。火星年代記の延長線上にあるサウンドで、クラシカルなフレーズを多用し、キーボード類にフルート、ギター、リズムで畳み掛ける。大作のLOS ANGELES 2026が聴き物。東欧独自のマイナー・メロディーが印象に残る。ボーナス・トラックも良い。
LV-3065 SOLARIS / Nostradamus-Book Of Prophecies CD \2500
 1999年に向けて、ノストラダムスをテーマに録音中、オリジナル・メンバーのISTVAN CZIGLAN突然死という、何か運命的なアクシデントにより、リリースが大幅に遅れた新作。混声合唱団の導入により、超激ドラマチック・シンフォを東欧然と、重厚にかつクラシカルに展開。これぞ1999年のエピタフなのか。混沌とした中世と世紀末が見事に描き切られている。文句なしの必聴!
LV-3177D SOLARIS / Archive Videok DVD(PAL) \2800
 コンサート会場でチケット購入者に配布された言わば非売品特典DVD。5トラック・約16分半というダイジェストながらバンドの偉大さと旧東欧時代の映像も含んでいることから、とても価値のある彼らの映像アーカイヴと言える。95年にアメリカのプログフェストで実際に見た彼らのライヴはバンドとして非常にソリッドだった。その95年プログフェストでのライヴ、99年ニュー・ヨークでのライヴ、96年ブラジルでの映像、99年作NOSTRADAMUSのヴィデオ・クリップ!、80年代の演奏姿を含む記録映像(クリップ風)など、唸ってしまう。
LV-3180D SOLARIS / Nostradamus - Live In Mexico DVD(PAL)+CD \3800
 ドラマチックで感動的! 04年メキシコでのライヴDVD+CD。ノストラダムス組曲を3面スクリーンも用いた劇的なステージで聴かせる。火星年代記以上にシンフォニックでかつ東欧の荘厳さと一大叙情にあふれたサウンドはライヴでも圧巻の一言。パワーを増し、グレゴリアン・チャントを思わせるおごそかな合唱、切り裂くフルート、唸るシンセ、畳み掛けるオルガン、歌うギター、重厚なリズム・セクションが一体となってシアトリカルに展開。切実と身に襲い掛かる哀愁感。MUSICAL WITCHCRAFTのライヴ映像やメキシコでのドキュメント等のボーナス入り。24ページのスペシャル・ブックレット付き。
LV-3205 TABULA SMARAGDINA / A Szavakon Tul CD \2500
 神秘的、魔術的なエメラルド・タブレットをバンド名にしたプログレ・バンドの09年デビュー作。YESTERDAYSのギタリストが10年ぐらい前からやっている別バンドで、コンピ盤のTHE DIVINE COMEDY PART IIに収録されアルバム・リリースに期待が寄せられていた。YES、UK、GENTLE GIANTから影響を受けたというが、年季を感じさせるオリジナリティーがあり、ハンガリー語のウォームハートなヴォーカルも良く、ツイン・メロトロン、ハモンド、ムーグ、ローズといったヴィンテージ・キーボードをフィーチャーし、YESTERDAYSでも特徴的だったパット・メセニーのような繊細なアコギ、1曲ながら女性ヴォーカル、スクワイア張りのベースらにモダンな感覚も織り交ぜ聴かせる。エンハンスド仕様でライヴ映像等入り。
LV-3067 TOWNSCREAM / Nagyvarosi Ikonok CD \2700
 AFTER CRYINGを脱退した、キーボーディストVEDRES CSABAのグループ。すべてのプログレ・ファン、シンフォニック・ファンへ推選の傑作。彼の超人的なキーボード・プレイをメインに、強力なリズム隊、生の管と弦、叙情的なヴォーカルを加え、一糸乱れず斬新なアンサンブルで迫る。エディ・ジョブソンに匹敵する感性だと思う。97年作。
LV-3184 YOU&I / Same CD \2500
 しばらく廃盤だった95年に自主リリースされたデビュー作が再リリース。後期のギタリストがYESTERDAYを結成するなど、今、再び注目される彼ら。イエス風のシンフォニック・ロックを完成させていった2ndや3rdとはやや違い、女性ヴォーカルをメインに、ケルト・トラッドを取り入れるなどIONA系の美サウンドで魅了。そんな光景がふわーっと優しく広がっていく前半、この後のアルバムにつながるシンフォニックな後半、ハンガリーの新時代到来の風を感じさせる好作だ。
LV-3068 YOU&I / Go CD \2500
 98年リリースの2nd。自主プロダクションだったデビュー作に比べ、かなりリッチな仕上りとなった。とにかく女性ヴォーカルが良いのと、曲、演奏、アレンジ、録音すべて数段良くなった。彼女のヴォーカルをメインで聴かせる前半、シンフォニック・ロック然とした後半、すべてクリアーで、美しく大きなスケールの叙情が覆う。7曲目はあまりにもシンフォニック!
LV-3080 YOU&I / Exit CD \2500
 完全にイエス・タイプのシンフォニック・ロック・バンドへ変身した彼らの3作目。女性ヴォーカル・ファンも必聴の女性ヴォーカリストVOLGYESSYをメインにフィーチャーし、終始メロディアスでドラマチックなサウンドを繰り広げてゆく。コンセプト・アルバムとなっており、細やかな情景描写やスケール感の演出など見事。ポーランドのQUIDAMの最大のライバル。01年リリース。
LV-3011 VEDRES CSABA JULIA GYERMAN / Lelektanc CD \2700
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ2作目。彼のパイプ・オルガンと、奥さんのヴァイオリン、ソプラノによる作品。バッハやフォーレなど全12曲のうち、5曲は彼のオリジナルで、そのクオリティーはKIRKELIG KULTURVERKSTEDの例えばIVER KLEIVEらの作品に匹敵。フォーレを歌う奥さんのソプラノも本格的で美しい。2000年作。
LV-3012 VEDRES CSABA / Zongorazene CD \2700
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ3作目。パイプ・オルガンをフィーチャーした前作から早くもといった感じだが、本作は1stソロと同じくピアノ・ソロとなっている。AFTER CRYING時代の曲もやっており、ヴィットリオやエマーソンのようなアグレッシヴなバカテクに、ただただ舌を巻く。曲によってシンセで薄味付けも。2000年作。
LV-3079 VEDRES CSABA / Mire Megvirrad・Stanislawski Dalok CD \2700
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ4作目。今回は彼のヴォーカル(良い!)も入っていて、さらにフルートやトランペット(AFTER CRYINGのメンバー)も加わり、まるで初期AFTER CRYINGそのものの様相を見せる。ウォーム・ハートなヴォーカルとテクニカルでリリカルなピアノの組み合わせ、詩情があふれ出るフルート、叙情が沸き立つ素晴らしい内容。2000年作。
LV-3100 VEDRES CSABA / Ephata 1 CD \2700
 01年作。5作目。弦楽四重奏とトランペットを加えた、非常に彼らしいアカデミックな作風。過去の4作に比べ、プログレッシヴ色が強く、初期アフター・クライングの核だけを取り出したようなサウンドとも言えるが、そのDNAはさらに10年先へ進化していて、近未来を垣間見るような斬新な音楽性でありながら、70年代初期へタイプスリップしたような、ノスタルジーにあふれる。ポセイドンでシンフィールドが見ていた叙情と、バイブル・ブラックでフリップがとり付かれていた激しさが渾然一体となって、ハンガリーで突然変異した。ケタ違いの天才。
LV-3169 VEDRES CSABA&KAIROSZ KVARTETT / Aldott Ido CD \2500
 06年作。今回は弦楽四重奏をフィーチャーした、ピアノと弦楽のためのコンチェルトとなっており、彼が作曲した彼流のコンテンポラリーなクラシックといったところだが、これは紛れもなくAFTER CRYINGで、美しくもテンションが緩まないプログレッシヴな孤高の音楽が提示される。実際にリズム・セクションは入っていなくても、即座にバンコやUKに成りうる変拍子やジャズが混在し、これまた彼流のコンテンポラリーなロックなのだと確信する。4楽章からなる後半は圧巻! 一気に最後まで聴かせる曲の巧みさと、彼のピアノの才能。ボーナスではPEJTSIK PETERがAFTER CRYINGの曲を友情ソロ演。
LV-3206 VEDRES CSABA / Csendzenek - Ephata II CD \2500
 ex.AFTER CRYINGのキーボーディストのソロ09年作。荘厳な混声合唱団とストリングス・カルテットをフィーチャーし、美声の女性ヴォーカルを交え、彼の格調高きピアノ、透明感あふれるシンセ、重厚なパイプオルガン、リズムを穏やかに醸し出すプログラミング、そしてあのウォームハートなヴォーカルで神聖さと天上の幻想色を溶け合わせ聴かせる。クラシカルだがシリアスな冷たさはなく、彼らしいヒューマンな温かさと優しさに包まれる。究極の叙情主義とも言えるこの素晴らしさ。フルートの調べと戯れる曲などそのリリカルさはもう度を越しており胸に染み入る。
LV-3186 YESTERDAYS / Holdfenykert CD \2500
 美形の女性ヴォーカリストとフルート奏者をフィーチャーしたハンガリーのシンフォ・バンド07年デビュー作。柔らかでファンタジックなサウンドに、女性ヴォーカルとフルートのニュアンスがとても心地よく、曲によってはコンテンポラリーなソフトポップにも響く。繊細なギターはパット・メセニーを思わせ、ベースは少しジャージィーなラインを取り、メロトロン系がバックを埋める。さりげなくイエスのフレーズが織り込まれ、後半はYOU AND Iのような構築性も見せ、声がマジェンタのクリスティーナに似ているところもあり、今後も期待されるグループだ。ラストはアネモス・ミーツ・キャメル。
LV-3187 V.A. / DANTE'S DIVINE COMEDY Part One - Inferno 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表するバンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ。ダンテの神曲をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによるヴィンテージ・サウンドを繰り広げる! 4枚組、全34バンドが参加。その参加アーティスト名を見るだけでも興奮するが、中でも特に注目はロシアのLITTLE TRAGEDIESやハンガリーのYESTERDAYSらの東欧勢に加えて、RUSTICHELLI E BORDINI、CHERRY FIVEで知られる、あのCARLO BORDINIとTAPROBANTのキーボーディストによるデュオのDE ROSSI E BORDINI、そしてなんとあのNUOVA ERAが復活しオープニングを飾っているなど、ぶっちぎりの話題性を持ちリリースされた。どのバンドも気合が入った、まさに入魂の1曲をここに提供した必聴作! <収録バンド> Nuova Era(Italy)、Yesterdays(Hungary)、Little Tragedies(Russia)、Lady Lake(Holland)、Greenwall(Italy)、Nemo(France)、Nexus(Argentina)、Atlantis1001(Italy)、Flamborough Head(Holland)、Colossus Project(Italy)、Il Court(Italy)、Willowglass(UK)、Wicked Minds(Italy)、Brighteye Brison(Sweden)、Matthijs Herder(Holland)、Garmond(Italy)、Ars Nova(Japan)、Il Castello Di Atlante(Italy)、Groovector(Finland)、CAP(Italy)、Ozone Player(Finland)、Sinkadus(Sweden)、Viima(Finland)、Nota Bene(Italy)、Entrance(Chile)、Advent(USA)、Contrappunto Project(Italy)、Armalite(Italy)、Corte Aulica(Italy)、Raimundo Rodulfo(Venezuela)、De Rossi e Bordini(Italy)、Tempano(Venezuela)、Nathan Mahl(Canada)、Simon Says(Sweden)
LV-3195 V.A. / Tuonen Tytar II (A Tribute To Finnish Progressive Rock Of The 70's) 3CD \3980
 フィンランドの雑誌企画によるシリーズ09年リリース作。WIGWAM、NOVA、TABULA RASA、FINNFOREST、HAIKARA、KALEVALA etc.といった70年代のフィンランドを代表するバンドの曲を取り上げ、現在の世界各国のプログレ・バンドがカヴァー。CD化が待たれる叙情派シンフォの名作、FANTASIAやSCAPA FLOWの曲も選曲され、SCARLET THREADと、VIIMAがそれぞれ演奏し、そういった未CD化のマニアックなバンドを取り上げてるのもさすが同国のバンドという感じがする。全編を通して単なるカヴァー・アルバムではなく、メロトロンやオルガンをフィーチャーしたこのシリーズならではのヴィンテージ感に加え、今のシンフォに通じるアレンジと、各バンドの特徴を活かしたサウンドに変化しているので聴いていて面白く聴き応えあり。歌詞もバンドによって新たにスペイン語やイタリア語、英語に訳され歌われている。因みにYESTERDAYSは女性ヴォーカル入り。また、知られていない謎のバンドも多く含まれ、中でもイタリアのFAUNO DI MARMOはヴィンテージ感あふれるテクニカルな王道ヘヴィ・プログレを聴かせ、デビュー作が待ち遠しい。<収録バンド>Jinetes Negros(Argentina)、The Samurai Of Prog(Finland)、 B612(Venezuela)、TOMMY ERIKSSON(Finland)、Overhead(Finland)、Pax Romana(Finland)、Kate(Finland)、Trion(Holland)、Willowglass(UK)、Contrarian(USA)、Simon Says(Sweden)、Cristiano Roversi(Italy)、Ageness(Finland)、The Phase(Finland)、Jeavestone(Finland)、Tkingdkeys(Finland)、Kumina.org(Finland)、Piece Of Cake(Finland)、Pinnacle(USA)、Onsegen Ensemble(Finland)、Karmic Jaggernaut(USA)、Fauno Di Marmo(ITALY)、Ozone Player(Italy)、Yesterdays(Hungary)、Scarlet Thread(Finland)、Mist Season(Finland)、Viima(Finland)、Equilibrio Vital(Venezuela)、Stringpuree Band(Finland)、Kosmos(Finland)、Haikara(Finland)
LV-3203 V.A. / THE DIVINE COMEDY PART II - Purgatorio 4CD \4800
 現在のシンフォニック・プログレ・シーンを代表する注目バンドが世界から集結した凄いオムニバス。フィンランドの雑誌企画によるシリーズ09年作。ダンテの神曲から、INFERNO(地獄篇)の続編となる第2部の「煉獄篇」をテーマに、各バンド本作でしか聴けない書き下ろしによる、全35バンドが参加した4枚組。SIMON SAYSがイントロとラストを締めくくり、それぞれのバンドが、メロトロン、ハモンド、ムーグ等をフィーチャーし、テーマに沿った統一感を持ったマニアックなヴィンテージ・サウンドを繰り広げる。特に注目は、もうすぐデビュー作がリリースされる予定のハンガリーのTABULA SMARAGDINAで、YESTERDAYSのギタリストが美声女性ヴォーカルをフィーチャーして新たにスタートしたバンド! <収録バンド> SIMON SAYS(Sweden)、NEMO(France)、KBRIDGE(Italy)、OZONE PLAYER(Finland)、RAIMONDO RUDULFO(Venezuela)、TEN MIDNIGHT(Italy)、SOULENGINE(Italy)、WILLOWGLASS(UK)、ATLANTIS1001(Italy)、CONTRAPPUNTO PROJECT(Italy)、SOPHYA BACCINI(Italy)、NEXUS(Argentina)、NUOVA ERA(Italy)、SURVIVAL(Holland)、LITTLE TRAGEDIES(Russia)、ARMALITE(Italy)、PHIDEAUX(USA)、TOMMY ERIKSSON(Finland)、ENTRANCE(Chile)、MAXWELL'S DEMON(USA)、RAK(Swiss)、COLOSSUS PROJECT(Italy)、MATTHIJS HERDER(Holland)、MAD CRAYON(Italy)、TABULA SMARAGDINA(Hungary)、BLANK MANUSKRIPT(Austria)、LADY LAKE(Holland)、GROOVECTOR(Finland)、MIST SEASON(Finland)、FLAMBOROUGH HEAD(Holland)、YESTERDAYS(Hungary)、B612(Venezuela)、EQUILIBRIO VITAL(Venezuela)、JINETES NEGROS(Argentina) +ボーナス PASINI&RAGOZZA(Italy)

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LV-1829 AFTER / Hideout CD \2500
 クィダムのキーボーディストとの共同プロデュース&ミックスでリリースされた08年作2nd。ベースは1stと同じく現クィダム。前作よりもややダークな感じになりながら作品の統一カラーが生まれ、たしかに、キーボードや鳴り物の仕掛けはクィダム風だが、ポーランドのバンドならではの曲と歌メロの良さを引き出したアレンジで聴き手を離さない。6曲目以降の後半はプログレッシヴな中に淡くて優しい感情が広がり、もちろん、前半からメランコリックさも絶やさないが、この独特の心の絵がラストでより感動的に映し出される。いいバンドになった。
LV-1748 ALBION / Wabiac Cienie CD \2500
 QUIDAM、TURQUOISEに迫る女性ヴォーカル美の叙情派シンフォ。11年振りの05年新作2nd。女性ヴォーカリストの優麗な歌声とポーランド語の歌詞、冷たくて幽玄な幻惑感を終始立ち込ませ、展開部では彩光を与えドラマチックな変化を生み出すキーボード、この国ならではの泣きのギター・ワーク、テクニックもあってスリリングな切り込み、それらが一体となってバランスよく作品を印象付けている。さらに特徴として、最近のこのエリアのバンドが失いつつある東欧色がミステリアスな霧のように覆っており、すべてを見せない深さあり。良い。
LV-1771 ALBION / Remake 2CD \2800
 05年作、WABIAC CIENIEでシンフォ・ファンにブレイクした彼らの94年作1st、SURVIVAL GAMESと、翌年にそれをリメイクし3曲新しい曲を加えポーランド・オンリーでリリースされたALBIONの2枚の06年リマスター盤2枚組。女性ヴォーカルがWABIAC CIENIEとは違い英詞によるマリリオン系を目指したサウンドながら、東欧らしい線の細さに女性の柔らかさが感じ取れる好作であった。透き通る叙情性が美しい。本盤には97年録音のデモなどから5曲の未発ボーナスが入っており、それらはポーランド語で歌われ、より翳りを増す。
LV-1808 ALBION / Broken Hopes CD \2500
 ポーランドのバンドはどうしてこんなにもハートフルなんでしょう。幽玄な美的感覚を閉じ込めた女性ヴォーカル・シンフォ07年作。前作、WABIAC CIENIEの延長線上にあるサウンドで、薄暗さと、さっと射し込む光の陰影が東欧ならではの幻想感を生み、一人ぼっちで誰もいないような孤独が迫ってきて、気が付けば知らないはずのワルシャワの街角に佇む。霧の魔物が宿る劇的なキーボード、感情をあらわに泣くギター、終始マイナーな曲調、たしかにキャメルあたりの情景が映るが、悲しさの痛みが違う。いくつかインスト曲もあるが、それを忘れさせる程の語りかける詩情あり。
LV-1668 AMAROK / Same CD \2500
 2001年にリリースされた1st。マルチ・ミュージシャンを中心に、他のメンバーを加えたバンド編成で、名が指すように、マイク・オールドフィールドの影響色が強い。フロイドの炎のような出だしで始まり、ヴァイオリン、アコ・ギ、泣きのギターが、この上ない叙情を紡ぎ出していく。リリカルに舞うフルートと2人の女性ヴォーカルも加わり、スリリングで強力な演奏力も見せつける。QUIDAMとYOU AND Iの中間的な印象だ。ルネッサンス調の瑞々しいロマン美にもあふれ、万人に気に入ってもらえる内容と出来。
LV-1683 AMAROK / Neo Way CD \2500
 2002年リリース2nd。前作よりもマイク・オールドフィールド色を強めており、また、COLIN BASSの参加によりキャメルも強く感じさせられる。マルチ・プレイヤーのMICHAL WOJTASのギター・プレイも、前作のギルモア風から、かなりオールドフィールドとラティマーに接近しており、そのハートフルな曲調と合わさって、マイク・オールドフィールドxキャメルといったシンフォ・サウンドを形成。瑞々しいフルートや女性美ヴォイスも加わって、非常にファンタジックだ。2曲目、4曲目はキャメルだと言えば、みんなそう思ってしまうだろう。
LV-1866 AMARYLLIS / Inquietum Est Cor CD \2500
 MOSTLY AUTUMNやMAGENTAファンにもおすすめの美声女性ヴォーカル・シンフォニック・プログレ・バンド。ポーランドから登場した6人編成のバンドの09年自主デビュー作。宗教的なテーマを持ったコンセプト・アルバムで、英国のものとは違った東欧ならではの哀愁を帯びた神秘的なメロディや、ラテン語で歌われる歌詞が独特で、他には無いオリジナリティーを放つ注目バンドだ。時折りヘヴィな面も見せるギターやシンセの中に、リュートやテオルベ、サズといった生の弦楽器をロック調に溶け込ませ、自作曲に交えて引用される中世音楽の厳かなメロディと、シンフォニック性がドラマチックにミックスされる。クオリティの高い極上のアルバム。綴じ込みブックレット付きデジパック仕様。
LV-1844 BEAM-LIGHT / Same CD \2500
 女性ヴォーカルをメインにした歌物シンフォ的な08年作。このグループ名のデビュー作となっているが、全曲の作詞・曲、そしてキーボードも担当する彼女のソロ作、または、クレジットから察するとドラマーとのデュオ作といったところだ。ギターにサックスなど管楽器も加わり、デカダンな幻想を秘めたダークな情景が歌われていく。少々ポップでもあり、プログレを隠し味にしたアレンジと、暗さが抜けない東欧さが混じって、そのアンニュイな空気が独特。いわゆるニュー・ウェーヴになっていない、また、音響派にもなっていないのがポイント。ナルシストという感じなんですけど。
LV-1767 BELIEVE / Hope To See Another Day CD \2500
 元コラージュのギタリスト、MIREK GILがバンドメイトだったヴォーカリストを誘い、6人編成で新たなバンドをスタートさせた。ベーシストも元コラージュ、現サテライト。日本人の女性ヴァイオリニストも加わっている。全編、MIREK GILの甘いギターがリードを取り、メロウな曲調で聴かせる絵に描いたような叙情派メロディック・シンフォの会心作となった。ポーランド特有の霧掛かった色彩、憂いのヴォーカル(英語)、哀調を重ねる泣きのヴァイオリンも高ポイント。そしてもちろん、MIREK GILのギターが心を揺さぶる。コラージュ、サテライト、クィダムらのファンは必聴!
LV-1823 BELIEVE / Yesterday Is A Friend CD \2500
 08年作2nd。初回限定盤。ヴァイオリンを加えた優美でダークなシンフォニック・ロックを、愛、平和、自由、真実、信念といったテーマで展開。ギターのヘヴィさが薄れドリーミィーさが甘美に差し、ひたすらメロディックな音群に溺れる。特にヴァイオリンが全編で効いており、クラシカルかつエモーショナルで、これはもうヴァイオリン入りのプログレ名盤に加えなきゃいけない。純粋に泣けるこのハートフルさ。じっくりと聴かせるガラスの心。極上の曲が続く。東欧シンフォの新たな地平と言えるポテンシャルを秘めた必聴作! フリップへ捧げられた曲など、3曲のボーナス入りデジパック限定ヴァージョン。
LV-1857 BELIEVE / Live At The 1st Oskar Art Rock Festival 2006 CD \2500
 レーベルが主催した06年の未発ライヴを収めた09年盤。1stから全曲とMR.GILのソロ作から1曲を演奏。ダークなメロディックさはアルバムと同じだが、特にロックバンドのライヴではモニターの関係で正確なピッチが難しいと言われているヴァイオリンの上手さが光り、中盤から後半はクラシカル・ロックとしても成り立つ。バンドとしてまだステップ段階といった序盤だが、中盤以降はグルーヴ感を増し、キレのあるオルガンやエモーショナルなギター・ソロをフィーチャーしポーランドらしい泣きがドラマチックに満ちていく。3面開きデジパック。
LV-1863 BELIEVE / This Bread Is Mine CD \2500
 ボーナス入りデジパック限定盤。ヴォーカリストをチェンジしての09年作3rd。アコギとフルートの幽玄な調べが闇を誘うオープニング。このなんとも言えない郷愁を漂わせる光景が作品の中で幾度も現れ鍵となる。クラシカルでエモーショナルなヴァイオリンとロングトーンを維持するギターのコンビネーションがバンドのカラーを今まで以上に打ち出しており、冒頭で予告されたコンセプトをドラマチックに展開していく。ポーランド特有の感情移入が胸を締め付け、チェロの導入など翳りに満ちたシンフォニック・ロックを聴かせるファン必聴作。ピンク・フロイド関連を手がけるエンジニア、ANDY JACKSONによる英国マスタリング。
LV-1700 COLLAGE / Basnie CD \2500
 ヴィデオ・クリップ3曲のボーナス入りで出直したリマスター盤。89年リリースのデビュー作。リリース当時、即座に話題になったのが記憶に新しい。多くのファンから高い評価を得た。緻密で多彩なキーボード群と優美なギターをフィーチャーし、洗練された中にも東欧らしいファンタジーがきらめく。ポーランド語。英タイトル、FAIRY TALESとしても紹介された。リマスターにより音質向上が目立つ。3曲のヴィデオ・クリップは91年、95年、さらにオランダでの95年のライヴ。
LV-1732 COLLAGE / Nine Songs of John Lennon CD \2500
 長らく廃盤だった92年録音のジョン・レノンへのトリビュート・アルバム。リマスター&ヴィデオ・クリップ入りでの出直し。アルバムとしては1stのBASNIEと名作MOONSHINEの間に制作されたもの。全曲ジョン・レノンのカヴァーと聞けば当時引いてしまった方もおられるかもしれないが、ところが、これがおもいっきりコラージュ風シンフォになっていて、まさに大穴中の大穴。曲も長く引き伸ばされ独自のアレンジや展開が施され、あの独特の哀愁の影を持ったシンフォニック・ロックへと転換されている。ラストなど、かなりドラマチック。リエディション・ボーナスとして、SAFEのプロモ・ヴィデオ入り。
LV-1701 COLLAGE / Moonshine CD \2500
 ヴィデオ・クリップ2曲と、オリジナル盤には収録されなかった同タイトルからの未発曲1曲のボーナス入りで出直したリマスター盤。94年に、今は無きオランダのSIレーベルからインターナショナルにリリースされ、同時にシンフォニック・ファンから絶賛された彼らの3rd(JOHN LENNONカヴァー作挟む)。非常にメロディアスで繊細、幻想感のある奥行きの深いサウンド。全体にミステリアスな雰囲気が漂う。クラシカルでマイナー調のメロディーと湿った叙情は旧東欧ならではのもの。英語。必聴傑作。ヴィデオ・クリップは95年オランダでのライヴ。(ヴィデオクリップはPCの環境によって再生できない場合があります)
LV-1702 COLLAGE / Changes CD \2500
 ヴィデオ・クリップ2曲と、未発曲2曲のボーナス入りで出直したリマスター盤。94年に、ZMIANYというタイトルでリリースされたカセット作品に、MOONSHINEのアウト・テイクを加え95年にCDリリースされたもの。ZMIANYも85年から92年の未発表曲を再録したものだったので、MOONSHINEのヒットにあやかったアーカイヴ的な内容のアルバムと言える。だが、曲の出来は良く、彼ららしい深いイメージのあるシンフォ作品には変わりない。ポーランド語で歌われる曲がやはり良い。ヴィデオ・クリップは95年ポーランドでのライヴ。(ヴィデオクリップのうち1曲はPCの環境によって再生できない場合があります)
LV-1703 COLLAGE / Safe CD \2500
 ボーナス(アルバム未収曲で10分近い好シンフォ・ナンバー)入りで出直したリマスター盤。95年リリース。東欧ならではのエキゾチックで美しいサウンドは、さらに磨きがかけられ、繊細な詩情にあふれる。作品としての完成度は極めて高いが、インパクト、オリジナリティーという点ではMOONSHINEを越えられなかった。結果、バンドは分裂。ブレインのMIREK GILはソロへ。ヴォーカリストはポップ畑でメジャー・デビューする。
LV-1791 EXODUS / The Most Beautiful Day CD \2500
 デジパック06年リマスターで出直し。かつて、ポーランドのイエスなんて言われた彼らの、古くから知られてきた名作。80年リリースの1st。イエスとジェネシスから強い影響を受け、旧東欧の哀愁感に染まったシンフォニック・ロックを展開。繊細で丹念なサウンドだ。リリカルな叙情がきらきらとこぼれ落ちる。ほんと感動的。個人的にポーランドのベスト3の1枚だったもの。4曲のボーナス入り。同年の録音で同傾向の良い内容。
LV-1787 EXODUS / Super Nova CD \2500
 デジパック06年リマスターで出直し。スリリングな展開を見せる82年リリースの2nd。完成度を取るなら、イエス、ジェネシスからの影響を明確に感じさせる1stだが、なんとも言えない悲愴感が渦巻く本作も強く印象に焼き付く。後半、曲がバラついてしまうものの、エキゾチックでドラマチックなシンフォニック・ナンバーの1曲目、痛いほどの悲しみを泣き叫ぶ2曲目など前半のインパクトは強烈。胸を締め付けられる感情の重み。旧東欧色が色濃く出た渾身の1枚。ラジオ・ワルシャワでの81年・82年のテイクから5曲ボーナス入り。
LV-1750 JOZEF SKRZEK / Pamietnik Karoliny CD \2500
 WELCOMEとMEMENTO Z BANALNYM TRYPTYKIEMの間、79年にリリースされた1stソロ。子供の合唱なども取り入れたファンタジックなコンセプト作となっており、ピアノやシンセにより美しい情景が綴られていく。パイプ・オルガンが荘厳に導入される旧A面の後半あたりから、エディ・ジョブソンのような音使いのプログレッシヴな旧B面前半が特に聴き物。以前、JOZEF SKRZEK自身によるオフィシャルCD-Rで出ていましたが、オリジナル・ジャケット&リマスターCDで出直しました。当時のラジオ音源から未発ボーナス7曲入りで、ここでもジョブソン風シンセ・ワールドが聴け、これらがまたシンフォニックで良い!
LV-1858 JOZEF SKRZEK / Ojciec Chrzestny Dominika CD \2500
 デジパック&リマスター限定盤。荘厳なパイプ・オルガンが響き幕を開ける彼の傑作2ndソロ。80年リリース。旧東欧然としたクラシカルなシンフォニック作としてダントツの出来。多彩な楽器を彼1人で操り、畳み掛ける作風ではないが、全盛期のリック・ウェイクマンにだって負けない音符の詰め込まれた内容だ。おごそかなヴォーカルやコーラスも良い。バレエのための作品らしいが、オペラ並の仰々しさ。全2曲という大作指向。エニドやイエス・ファンもぜひ聴いてみてください。6曲ボーナス入り。
LV-1841 KLAN / Mrowisko + EP 2CD \2800
 08年デジタル・リマスター盤2枚組。ハモンドが効いたヘヴィ・プログレを聴かせる71年作に、それ以前にリリースされていた4曲入りEPを加えたもの。感情を込め切々と歌われるのでニーメンのプログレ作を思わせるが、邪悪さが立ち込めストリングスが絡む4曲目など、これはイタリアン・ロックだろう、と言った感じの音だ。後半にはサイケ色もあり、舞台演劇の為のコンセプト・アルバムだったことが判明している。71年当時のポーランドで、ここまでプログレを出している作品はニーメンのダブル・エニグマティックと本作だけだ。3面開きデジパック。
LV-1704 LIZARD / W Galerii Czasu CD \2500
 3曲のボーナス入りで出直したリマスター盤。96年リリースの1st。ジャケットの色彩がそのまま閉じ込められたようなファンタジックさと、UKのようなテクニカルな面がうまくミックスされ、さらにポーランドらしい詩情とクラシカルな哀愁がブレンド。個性が宿る、叙情派シンフォニック・ロック。ポーランド語。ボーナスは未発ライヴ。
LV-1740 LIZARD / Tales From Artichoke Wood CD \2500
 前作でゲスト扱いだったヴァイオリニストが正式メンバーとなりリリースされた05年作。このクラシック系のヴァイオリニストの腕を随所で活かし、バンドのルーツであるクリムゾンやUKを匂わせながらヘヴィでかつ引きの聴かせ所もたっぷりと余裕を持たせ、濃厚なプログレッシヴ・サウンドで進行していく。全体できらめくクリアーなトーン使いとエキゾチックなキーボードが新鮮味。後半に行くほど攻撃性を増し、クリムゾン・レッド化。
LV-1770 LIZARD / Spam CD \2500
 SPAM#1からSPAM#6の全6曲で構成された06年コンセプト作。ヴァイオリニストの存在が前作以上に効いており、本作では彼らのカラーであるクリムゾンとUKを通過したヘヴィなサウンドの上でエレクトリック・ヴァイオリンをプログレッシヴに好演。ポーランドならではのエキゾチックさ、このバンドの場合はシュールさがサウンドに溶け込み、強力な音の中にダークな東欧さを閉じ込め、曲調が穏やかになるとそれを美しく発散。アルバム・ラストは初期に戻ったようなファンタジックなシンフォ・スタイルからクリムゾンへ個性的な展開を見せている。
LV-1825 LOONYPARK / Egoist CD \2500
 女性ヴォーカルをフィーチャーしたプログレ・バンドの08年デビュー作。彼女はLIQUID SHADOWのヴォーカリストでもあり、作品SPECTRUMは01年から03年の録音だったので、現在掛け持ちかどうか分からないが、こちらは全曲英語で歌われるマニアックなシンフォ・スタイル。やはり、ジェネシス、ハケット、キャメルあたりがベースになっている、シアトリカルでミステリアスな風味も持つサウンドで聴かせる。ギターは甘美に、シンセは寂しく、ピアノは冷たく泣き、暗いストリングス・キーボードがエキゾチックに入り、雰囲気は重く陰鬱だ。この感じがたまらなくポーランド。
LV-1611 MAREK GRECHUTA / Korowod CD \2500
 ポーランドも旧チェコスロヴァキアと同様に、当時は政府がロックや前衛芸術を禁止していた。そんな中、彼が普通のシンガーのスタイルから抜け出し、ロック・バンドANAWAをバックにリリースした71年作2nd。プログレッシヴでかつ重みというか、説得力のある独特の内容。ボレロにブラスがオーヴァーラップする5曲目なんてゾクゾクします。8曲のボーナスは当時のライヴ。リマスター盤。
LV-1612 MAREK GRECHUTA / Magia Oblokow CD \2500
 ANAWAを率いてのプログレッシヴ作、KOROWODを経て、前作DROGA ZA WIDNOKRESでは歌物に戻ってしまっていたが、74年にリリースされた本4thでは、ロック・バンドWIEMをバックにし、再びプログレ色を強める。特に、初期クリムゾンのような哀愁に満ちたプログレッシヴ・サウンドを組曲展開する旧B面は傑出している。9曲の未発ボーナスもプログレッシヴ! リマスター盤。
LV-1613 MAREK GRECHUTA / Szalona Locomotiwa CD \2500
 77年リリースの傑作5th。小編成のオーケストラと合唱団、そして女性ヴォーカルもフィーチャーしたコンセプト作品。ロック・オペラと呼ぶには刺激的でエキゾチック。ヒステリックな展開や、ジャージィーに畳み掛けるバンド演奏もプログレ然とし、当時の東欧のエネルギーと制圧された芸術精神の融合から生まれた、ひとつの完結を見せている。ボーナス11曲入り。リマスター盤。
LV-1837 MILLENIUM / Exist CD \2500
 08年作・限定デジパック版。泣きとタメがぐっと効いて、心に悲しみの色を塗り込まれるようなポーランドならではのサウンド。ジェネシス、フロイドといった下絵も彼らの絵の具で染められれば違ったパースペクティヴになり、リアリティを持つ。ヴォーカル、ギター、キーボードはもちろん、リズム・セクションまで感情を露にシンフォを奏でる。10分超えの曲が全4曲という大作指向で3曲目あたりの密度はサテライトあたりにも通じ、ひらすらドラマチックにメロディーが歌う4曲目などバンドの作曲力はピークに達した。この曲、過去の彼らからは信じられない展開が待っており、彼らも遂にガラスの心を手に入れた。かなり良い! *デジパック・トレイのツメが一部欠けています。ご了承ください。
LV-1843 MINDFIELDS / One CD \2500
 メランコリックな泣きが効いたポーランドならではの叙情派。07年デビュー作。浅い霧を感じるも雄大に澄んでいて、彼らのシンフォニックな音に包まれながら浄化されていく。目の前にあった奇跡的な景色を切り取ってドラマチックに再現したようなリアリティーが感動的に広がる。人には言えないぐらい純粋で、繊細でかつ力強い。彼らもまたガラスの心でそんな情景を伝える。多彩な表情を見せるキーボードとギター、感情がしたたるヴォーカル、暖かなリズム・セクションが生み出す美旋律シンフォ。7曲目は泣きの名曲。キャメル・ファンは外せません。
LV-1864 MOONRISE / Soul's Inner Pendulum CD \2500
 バンドと成りリリースされた09年作2nd。デビュー作は中心人物のマルチ録音によるものだったが曲が光っていた為、注目があった。本作では欠いていたダイナミックさを身に付け、最近のマリリオンを思わせるエモーショナルさが充満。純メンバー的なMILLENIUMのヴォーカリストと音楽性が合っており、メロトロン系も含む美しいキーボードや泣きのギターをフィーチャーし全編ハートフルに聴かせる。やはり要所を専門の担当ミュージシャンにまかせるとこうも違うのか、と思ってしまう。管楽器系の音色やアコギがこれまた叙情的で美しい。ポーランドからまた楽しみなバンドの登場だ。ラストはキャメル・ビュー。3面開きデジパック。
LV-1742 MR.GIL / Alone CD \2500
 ヴィデオ・クリップ4曲入りで出直したリマスター盤。ヴォーカリストとの音楽性の相違で解散してしまったコラージュだが、その音楽性は本ギタリストのソロへ受け継がれ、現在のサテライトへ注ぎ込まれた。98年作。ベースやキーボード(現サテライト)はコラージュのメンバーがバックアップ。コラージュよりデリケートな叙情派シンフォに仕上がっており、なんと言っても曲が素晴らしい。優美なギターはもちろん、美しく幾重にも折り重なったキーボードや、ウォームハートな彼のヴォーカル(英語)にも強く惹き付けられる。ヴィデオ・クリップは内3曲が98年のライヴ。
LV-1822 NEMEZIS / Same CD \2500
 女性ヴォーカルをフィーチャーした、ポーランドらしいスタイルの叙情派シンフォ08年作。1曲目からギターは泣きを見せるが、ぐっとメロディアスさをたたえる2曲目の後半はキャメル・ビューと言った感じで思わず音量を上げてしまう。チャーチ・オルガン風で始まる3曲目はギター・エッジがハードになりアルビオンをキャッチーにしたようなノリで聴かせるので、こういったキャラのバンドなのかなと想像させるが、美しいアルペジオでふんわりとした音色の4曲目は途中で意表を付かれるソロ展開になり、6曲目へと進むとクィダムにコラージュのキーボードを足したようなエキゾチックさに。ラストの大曲は月光に照らされた美旋律があふれでる。全曲英語だが、この音はポーランド語のほうが絶対に合うと思う。
LV-1697 NIEMEN / Strange Is This World CD \2500
 通称レッド・エニグマティックのVOL.2がリリースされた翌年、72年にCBS UKからリリースされた英語による初のインターナショナル盤。AKWARELE、ENIGMATICと自身のバンドを率いた彼が、ここにGRUPA NIEMENを結成。その実態は、JOZEF SKRZEK、ANTYMOS APOSTOLIS、JERZY PIOTROWSKIら。つまり本作のバックはデビュー前のSBB。さらに、コンバス奏者が1人加わっていて、彼の不気味なボーイング・プレイが作品に特徴を与えている。メインにハモンドを弾いているのはNIEMANで、レスリー・ハモンドがプログレッシヴに炸裂。全体にブルージィーだが、唸るような泣きが凄まじい。凶暴につき注意。
LV-1698 NIEMEN / Ode To Venus CD \2500
 通称MARIONETKIをはさみ、73年に再びCBS UKからリリースされた英語によるインターナショナル盤。初CD化。MARIONETKIもGRUPA NIEMENを率いたものだったが、本作では完全にSBBの3人+NIEMENという編成。曲によってはSBBがNIEMENの存在を無視したような演奏をテクニカルに繰り広げ、4曲目、6曲目など、SBBのアルバムでは? と思う程の場違いな高速ジャズ・ロック・ナンバー。結果、SBBとは決別し、NIEMENはこの年、ドイツ、アメリカでもアルバムをリリース。翌年、名作AEROLITを発表。彼らしさを十二分に取り戻す。
LV-1714 NIEMEN / Mourner's Rhapsody CD \2500
 2004年、1月17日にこの世を去ったCZESLAW NIEMEN。彼がポーランドにもたらした功績は計り知れない。彼がいなかったら、SBBも誕生していなかったどころか、70年代のポーランド、そして、影響を及ぼしたと思われるチェコスロヴァキアのシーンもかなり違っていたはずだ。本作は目を世界へ向け、CBS UKからリリースされた74年作。ヤン・ハマー、リック・レアードなど、マハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーや、ECM系のジャズメンを従え制作された。ハモンド、メロトロン、ムーグといったニーメン必須キーボードと、彼の絞り出すようなヴォーカルを核とし、クラシカルな合唱をドラマチックにフィーチャーしたラストでクライマックスを劇的に迎える。同年、彼はAERORITもリリースしており、その音楽家魂は頂点にあった。合掌。
LV-1800 NIEMEN / Katharsis CD \2500
 24 BIT REMASTER&DIGIPACK 2007 LIMITED。75年リリース。AEROLITでの限界を感じてか、バンドという負担と制約を受けず、とてもシュールで独創に満ちた作品を1人で作り上げた。メロトロンやムーグなど多種のキーボードを多重し孤高の精神と芸術性を帯びる頂点の1枚。マハビシュヌ・オーケストラのメンバーが参加した前年のインターナショナル作、MOURNER'S RHAPSODYのインパクトが強い為、今となっては一聴での印象を薄くしてしまっているが、本作はとんでもなく濃く、異質であり、プログレ魂の沼である。東欧の悲壮感が襲う。かじり聴き厳禁。
LV-1801 NIEMEN / Idee Fixe I CD \2500
 24 BIT REMASTER&DIGIPACK 2007 LIMITED。当時は2枚組でリリースされた77年作。再びGRUPA AEROLITがバックバンドとしてクレジットされるが、ギタリスト以外は一新され、SBBもサポートした管楽器奏者が加わっている。のっけからメロトロンが流れ、物悲しいヴィオラが入る曲もあり、シンセやエレピが無伴奏アドリブで現れたかと思うと、サンプリングの走りとでも言えそうな変拍子が重なり、延々とシュールなキーボード・ソロが続く。ヴォーカルの気取りも独特さを増し、AEROLITとKATHARSISのアイデアを混ぜたような、超個性作。
LV-1802 NIEMEN / Idee Fixe II CD \2500
 24 BIT REMASTER&DIGIPACK 2007 LIMITED。当時は2枚組でリリースされた77年作。未だ混沌とする彼の感性が展開を複雑化させているのか、とにかくこの時点でもバック、特に彼のシンセに対する扱い方が音色・奏法共にエロティック。かつ、神聖な響きを持ち、ある種の東欧シンセ・ミュージックのような側面を見せる。それがまた半端ではなく、JOZEF SKRZEKやEDWARD ARTEMYEVを例に挙げてもいいぐらいだ。さらに、畳み掛けるプログレッシヴ&シンフォ&ジャズ・ロック性も加わる。78年作のミニ・アルバム、SEN SREBRNY SALOMEIの8曲がボーナス入り。
LV-1809 NIEMEN / 41 Potencjometrow Pana Jana CD \2500
 74年、AEROLIT期の怒涛の未発ライヴ。全1曲で入魂の41分57秒。エレクトリック・ヴァイオリンをフィーチャーしたGRUPA AEROLITと共にあのエキゾチックなジャズ・ロックを個性的にテクニカルに展開。例のクリムゾン風メロトロンや、後のアルバムのKATHARSIS、IDEE FIXEに通じる無機質なシンセ・エレクトロニクスも織り交ぜ、前半はスピーディーに、後半はMARIONETKIにあったようなフリーフォームなアヴァンギャルド性を見せている。なお、ヴォーカルはスキャットで呼応。ファン必聴。デジパック。
LV-1854 NIEMEN / Kattorna (Live 1972) + Pamflet Na Ludzkosc (Live 1975) 2CD \2980
 ニーメン最強のライヴ・アーカイヴ2枚組09年盤。SBBにコンバス奏者を加えたGRUPA NIEMEN期の72年の録音と、メロトロンをフィーチャーするGRUPA AEROLIT期の75年の録音。彼の彷徨い絶唱するヴォーカルと魂のハモンドがSBBの暴力的な演奏と一体化しフリーフォームで炸裂する前者、ツイン・キーボードでソロを取り合い強力なジャズ・ロックをベースにプログレッシヴでシュールな展開を見せる後者、どちらも孤高だ。特に後者のメロトロンは録音が生々しく、金属質のストリングス、テープが切れそうなアタックで弾かれるフルートなどメロトロン・マニア必聴。ドラム・ソロと共に響くラストは思わず鳥肌。3面開きデジパック。
LV-1820 OPENSPACE / Same CD \2500
 注目のシンフォ・バンド。デモ盤を経ての08年デビュー作。ギター、キーボード共に湿り気があり、適度なエキゾチックさと他にないサウンド・デザインがあり、叙情派ながらテクニカルで硬派の鋭角さを持っている。ハイブリッド型とも言え、きらめくピアノやリリカルなアコギ、この手のバンドにはめずらしいハモンド系の音色、斬新なシンセ・ソロやさっと色合いが変る展開など少しRIVERSIDEやSATELLITEにも似ており、英語ではメロディックなヴォーカルも、後半はポーランド語で歌われ感情が高まり、ぐっと、哀愁感と東欧色に染まる。燃え尽きるようなラストで決まり。
LV-1827 OSADA VIDA / The Body Parts Party CD \2500
 地図に無い国、シレジアのプログレッシヴ・ロック・バンド。08年作。初回限定盤。人の思考を映し出したコンセプトを持ち、前作にあったサイケデリック色が薄くなり、また、バンドの演奏力がアップ。もともとタイトでよくしなるサウンドだっただけに、いい方向に行っていると思う。バッキング、ソロ、ヴォーカルが複雑に絡むハード・ハイブリッド型で、ポーランド特有のダークなメロウさが漂う。硬い音色と柔らかな音色、硬いフレーズと柔らかなフレーズ、これらの組み合わせが実に鮮やかで、発想に自由な空気が満ちている。中盤でぐっと沸き立つ哀愁も格別だ。3面開きデジパック&2曲ボーナス入り限定盤。
LV-1793 PETER PAN / Days CD \2500
 かなり良い。MIREK GILと共にコラージュの音楽性を作り上げ、サテライトの作詞・曲などコンセプトを握るドラマー、WOJTEK SZADKOWSKIによるシンフォ・バンド07年デビュー作。テクニカルな演奏の密度で圧倒し、ドラマチックな展開をスリリングに引き起す先鋭のサウンド。フラワー・キングス、カイパといったギターが効いたタイプのシンフォニック・ロックだ。英語で歌われているものの、ミスティな音色とバックボーンにある叙情、泣きが入れば入るほど広がる視野はポーランド然とし、ガラスの心が映る。ギタリストが書いたインストの5曲目は特筆。ロイネ・ストルトのお株を奪った。ジャケットはカイパも手掛けたJAN TERNALDによるもの。初回限定デジパック盤。
LV-1845 QUIDAM / Same + Rzeka Wspomnien 2CD \2500
 DEFINITIVE 2CD SUPER JEWEL EDITION。女性ヴォーカル・シンフォの名作、96年リリースの1stと、レア・レコーディング10曲を集めたボーナス盤がセットになった2枚組。DEEP RIVERと名乗っていた結成当時のテイクや、アンディー・ラティマーへ送ったデモ、女性ヴォーカリストやギタリストの外でのコラボ(これがまたいい!)、ハケットやキャメルのカヴァー、4作目のPOD NIEBEM CZAS (THE TIME BENEATH THE SKY) 時の未発曲などを含み、さらに、93年の映像アーカイヴや、97年のライヴから1st1曲目の衝撃の名曲、SANKTUARIUM等のヴィデオ・クリップ入り。06年デジタル・リマスター。スリップケース付き。
LV-1846 QUIDAM / Baja Prog + Live In Mexico 99 CD+DVD(PAL) \2500
 DEFINITIVE CD+DVD SUPER JEWEL EDITION。99年メキシコでのプログレフェスからの収録のCDと、そのライヴを捉えたDVDがセットになった2枚組。DVDはCDには収録されなかったオリジナル曲3曲など曲が一部組み替えられ全7曲に、メキシコでのドキュメント映像 ( ほとんど彼らの観光ヴィデオで微笑ましい ) もボーナスで入る。ジェネシス、キャメルのカヴァーなどもファン・サービスを超えた自分達のカラーで演奏され、予想以上の気合の入った演奏で「シンフォニック美」を奏でる。06年デジタル・リマスター。スリップケース付き。
LV-1851 QUIDAM / Pod Niebem Czas (Definitive Edition) CD+DVD(PAL) \2500
 廃盤になっていた02年作のDVD付き09年DEFINITIVE EDITION。女性ヴォーカリスト、EMILA在籍最後のアルバム。エキゾチックなオープニング・ナンバーで幕を開ける初期の傑作で、フルート、オーボエ、フリューゲル・ホルンなどもハートフルに加え、ゲストも入れると11人のミュージシャンが参加。泣きのギター・ワークは健在で、ガラス細工のように繊細なキーボードと極上の美アンサンブルを紡ぎ出している。その中でもやはり女性ヴォーカリスト、EMILAの歌声が最高だ。そして、彼女の最後のステージとなった03年ポーランドでのライヴをDVD収録。南米など他国でのライヴを終え、またメンバー・チェンジがあり、ゲストでコリン・バスを迎えるなど区切りとして地元で行われた気合の入ったライヴだったらしい。全19曲入りでコリン・バスは5曲に参加。4曲が彼のソロ・アルバムからの曲で1曲はキャメルのYOUR LOVE IS STRANGER THAN MINE。ただ、あまりにもEMILAのチャーミングさが印象的で、コリン・バスの曲は早く終わってほしいとさえ思ってしまう。ステップを踏み、時にアコギを弾きながら歌う彼女の姿は今さらに多くのファンを生むはずだ。女性ヴォーカル・ファン必見。バンド一期の集大成。アルバムの英タイトルはTHE TIME BENEATH THE SKY。スリップケース付き。
LV-1744 QUIDAM / SurREvival CD \2000
 リズム・セクションの入れ替えなど、メンバーを大幅にチェンジしてリリースされた05年作。女性ヴォーカリストが抜け、今回は男性ヴォーカルが新たに加わっているが、声質がバンドの音と合っており違和感はない。ギター、キーボード、フルート奏者は以前のまま。女性的なリリカルさはモダンなメロディアスさへ力強く変化し、演奏力が増した。バーンのプログレ版のようなカッコいいイントロでまずは新境地へ。タイトル曲やラストの大作等、あのギターはより強者になり、存在感を示す。また、各所でフルートが絶品。注目盤! 英語。
LV-1810 QUIDAM / Alone Together CD \2300
 傑作。07年作。SurREvivalと同じメンバーだが、新生クィダムとして新たなオリジナリティーを確立している。柔らかくかつテクニカル、タイトでかつファンタジック、まだこんなにあったのかと思うシンフォ・プログレのレシピ。考え抜かれたアレンジをスリリングに加速させるグルーヴ感があり、他のバンドを安易に例えに挙げると失礼な程に独自のカラーで染めている。フルート、ゲストで入る女性ヴォーカルがなんとも叙情性を沸き立たせ、もう消えそうなくらいの静寂なパートを照らす。恐ろしくハートフルでロマンチック。汚れ無きガラスの心に泣きそう。ポーランド国内流通盤。スリップケース付き。
LV-1865 RSC / Parakletos CD \2500
 90年代に入り復活した彼らの97年力作。彼らの売りであるヴァイオリンを時にクラシカルに、時にアグレッシヴにフィーチャーし、さらにトランペット、サックス、2人の女性コーラス、ソプラノを加え、ポーランドならではのミステリアスな陰影があるサウンドをフロイドやネクター張りにドラマチックに展開。畳み掛ける演奏もテクニカルで年輪が窺える。作品の密度濃し! デジパック。
LV-1690 SATELLITE / A Street Between Sunrise And Sunset CD \2500
 COLLAGE直系のシンフォニック・バンド。03年デビュー作。イラストはマリリオンやフィッシュを手掛けたアーティストが起用。十分なセッションとスタジオ・ワークを経て、ドラマチックでメロディアスな傑作が誕生した。東欧の色彩感を描き出すシンセ群、ウォームハートなヴォーカル(英語)、MR.GILの優美なロングトーンの泣きのギター、確実にアップデイトされたリズム陣、すべてが、シンフォニックであり哀愁の佇まいを見せる。完全にメジャー級の内容。
LV-1737 SATELLITE / Evening Games CD \2500
 イマジネイティヴでかつ深淵なドラマチックさで迫る04年作2nd。デジパック限定ヴァージョン! 人が成長すると共に薄れていく幼少期のピュアーな感性、知らずうちに感化されるゲームなどの仮想世界、そういった意識をテーマに綴ったコンセプト作。切れ目なく細やかに大胆に続く場面展開、幾重にも重ねられたキーボード、優美に泣くギター、英語で歌われているものの、かつてのCOLLAGEのように旧東欧エリア独特のエキゾチックさを孕み、かなりの説得力で聴かせる。さらに、音色も含めてアレンジのアイデアというか新鮮さにも驚く。叙情派シンフォ・ファンは絶対に見逃せません。傑作です。この限定盤のみ2曲のボーナス・トラック入り。
LV-1811 SATELLITE / Into The Night CD \2500
 07年作。初回限定デジパック・ヴァージョン・ボーナス2曲入り。鮮やかだ。これほどまでに曲中で多彩な変化を起すバンドはそうはない。テンポ、曲調はもちろん、くっきりとした輪郭がまるでCGを使ったようにぼやけたり、キーボードによるものだが、バンドとオーケストラが入れ替わったり、コンソールすべてのトラックが鳴っていたかと思うとピアノとアコギだけになったり、これらをファンタジーと呼ばずして何がファンタジーなのか。前半の組曲だけでなく、後半も曲が切れ目なくつながっているので、ファンタジーはさらに拡大し、もう、シンフォニック・ロックのアドベンチャー・ワールド。ドラマチック。必聴!
LV-1852 SATELLITE / Nostalgia CD \2500
 09年新作。2曲ボーナス入りのデジパック限定盤! よりオリジナリティーを宿したサウンドは究極にメロウでファンタジーそのもの。1曲目からこのバンドにしか出来ない多彩な変化が曲中で起り続け、その計算された精密さは半端じゃない。なのに流れ出る音楽はヒューマンで温かく、愁いを受け止める優しさが漂う。ヴォーカルであれギターであれ主旋律をシンフォニックに際立たせ、かつリリカルなアコギやピアノなどシンプルな部分も残し、でも1分後には別物に姿形を変えてしまうアレンジの発想が本当に凄い。まるで自分の1分前の記憶が飛んだような錯覚に陥る。すべてのファンに聴いて頂きたい傑作!
LV-1758 SBB / Same (1st) CD \2500
 ボーナス入りで出直したデジパック&リマスター限定盤。正式名、SZUKAJ、BURZ I BUDUJ (SEARCH、BREAK&BUILD)。略してSBB。(発音はエス・ベー・べー) BREAKOUTやNIEMENのアルバムに参加していたベーシスト兼キーボーダー、JOZEF SKRZEKを中心に結成された。いきなりライヴ録音でリリースされた74年の1st。旧体制により、当時まだロックが制圧されていた中での、すさまじいばかりの破壊力を持つヘヴィ・ジャズ・ロック・プログレは正に圧巻! ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1815 SBB / Complete Tapes 1974 2CD \2800
 いきなりライヴ録音でリリースされた74年の1st。その音源元となった74年4月18日と19日のテープから完全収録された、2枚組でのコンプリート・ヴァージョン。現在のポーランドからチェコ北部とドイツ東部にまたがり、JOZEF SKRZEKのルーツでもある地図に無い国「シレジア」のブルース・バンドの略として結成当時はSBBとしていたが、NIEMENらに感化されプログレッシヴ・ロック・バンドとしてデビューする頃には、SBBの意味をSZUKAJ、BURZ I BUDUJ(SEARCH、BREAK&BUILD)とした。旧体制により、当時まだロックが国家に制圧されていた中での、すさまじいばかりの破壊力を持つ、ヘヴィ・ジャズ・ロック・プログレは正に圧巻! 3面開きデジパック。限定1000枚ナンバーリング入り。
LV-1847 SBB / Nowy Horyzont CD \2500
 ボーナス入りで出直したリマスター盤。75年リリースの2作目。初のスタジオ作だが、ライヴ感を残しバンドのグルーヴ感を十二分に伝えている。東欧独自の歌心と、走り出すともう止まらない演奏の融合は彼らならではのもの。ハード・ロック・バンドも顔負けの重いドライヴ感と、スタジオ録音を忘れさせる自由奔放な、そしてテクニカルなインプロヴィゼーションに圧倒される。ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1862 SBB / Pamiec CD \2500
 ボーナス入りで出直したリマスター盤。76年リリースの3作目。エネルギッシュなジャズ・ロック・スタイルから、JOZEF SKRZEKのキーボードをよりフィーチャーし、整合感の取れたシンフォニック・ロック・スタイルへ変化しつつある時代の作品。叩き出される変拍子と、ギター、キーボードが白熱していく演奏はとてつもない膨張を起しラストを迎える。全3曲という大作指向ながら、まだすべてが収まりきっていない。ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1765 SBB / Ze Slowem Biegne Do Ciebie CD \2500
 ボーナス入りで出直したデジパック&リマスター限定盤。77年リリースの4作目。へヴィ・ジャズ・プログレから、キーボードをメインに置いた重量感のあるシンフォニック・プログレへサウンドが変化した作品。バンドは翌年、ドイツでFOLLOW MY DREAM、チェコでSLOVENIAN GIRLS、東ドイツでもAMIGAからアルバムをリリースし精力的に活動を行った。最もノリに乗った時期。アルバム1枚で2曲という大作指向で迫る。両曲とも後半がドラマチック! ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1749 SBB / Same (1978) CD \2500
 ボーナス入りで出直したデジパック&リマスター限定盤。78年にチェコスロヴァキア・オンリーでリリースされたスタジオ・アルバム。後にリミックスされ、SLOVENIAN GIRLSとしてドイツでもリリースされた。アルバム片面1曲ずつという大作指向で、弾力のあるジャズ・ロックと東欧シンフォをエキゾチックに織り交ぜた、プログレッシヴなサウンドを展開。時にスマートでシャープ、時にヘヴィにうねりながらドライヴする。FOLLOW MY DREAM、WELCOMEと並び絶頂期の3部作と言える内の1枚。ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1746 SBB / Follow My Dream CD \2500
 ボーナス入りで出直したデジパック&リマスター限定盤。78年リリース。この年、彼らは何故か国外の、旧チェコ、東西ドイツで3枚のアルバムをリリース。本作は西ドイツ録音で、初のインターナショナル・マーケットを対象に制作・リリースされた。英語で歌われているが、ポリムーグ、クラヴィ、ハモンド、ローズなどマルチ・キーボードをより取り揃え、ジャズ・ロックとシンフォニック・ロックを行き来する光射すサウンドへ変化した。ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1850 SBB / Welcome CD \2500
 ボーナス入りで出直したリマスター盤。絶大なインパクトを放つ1曲目にてアナログ時代はB面をほとんど聴いていないような気がする。キーボードを燦然とフィーチャーし、銀河が押し寄せるような超インパクト。1回聴くともう耳について忘れられません。ドラマチックなシンフォニック・バラードの2曲目が箸休めになってしまう。外せない必聴傑作。79年リリース。ブックレット付きで、JOZEF自身によるライナー。ボーナスはANTHOLOGY 22CDBOX収録盤と同じ。
LV-1761 SBB / Memento Z Banalnym Tryptykiem CD \2500
 ボーナス入りで出直したデジパック&リマスター限定盤。技巧とアレンジが見事なバランスを見せる80年リリースの傑作。久々の国内作となり、母国語で歌っているため、インターナショナルな感じだったWELCOMEに比べ、より東欧らしい良さと味わいがある。ギタリストを加え、テクニカルでかつセンシティヴなプログレッシヴ・サウンドを繰り広げている。作品に漂う暗い哀愁感が身に染み入る。ツウな人はこれに尽きる。ボーナスはANTHOLOGY 22CD BOX収録盤と同じ。
LV-1731 SBB / Anthology 1974-2004 22CD BOX \18000
 JOZEF SKRZEKらメンバー監修による22枚組限定BOX。各紙ジャケット&24ビット・デジタル・リマスター。約60のボーナス曲 (各アルバムに合わせた年代のラジオ音源や未発&レア・テイクの数々) 入り。また、初CD化アルバム2枚を含み、さらに、このBOXでしか手に入らない未発レア・コンピ盤 (注目はデビュー以前のテイクで、トランペット、サックス、ヴァイオリン入りのジャズ傾倒のスタジオ&ラジオ音源。すでに完成されていながら当時の国営レーベルから商業面でオクラにされていたテイクの数々) 2枚入り、約30ページのスペシャル・ブックレット付きという唸る内容。完全保存版です。アルバム・リスト■1974 SBB + 1 bonus、1975 Nowy Horyzont +4 bonus、1975 Pamiec +7 bonus、1977 Ze Slowem Biegne Do Ciebie +1 bonus、1977 Same +4 bonus(Wolanie O Brzek Szkla) チェコ版SLOVENIAN GIRLS、1977 Jerzyk +8 bonus(77年作初CD化) カセットのみで出ていたもの、1977 Follow My Dream +3 bonus、1977 Amiga Album +9 bonus(77年作初CD化) 旧東ドイツ・オンリーで出ていたもの、1978 Welcome +8 bonus、1980 Memento Z Banalnym Tryptykiem +1 bonus、1993 Live 1993(2in1)、1994 Live In America'94 +4 bonus、1999 Absolutely Live'98、1999 W filharmonii:Akt 1 +3 bonus、1999 W filharmonii:Akt 2 +2 bonus、2000 Goodbye / The Golden Harp(2in1)、2001 Karlstad Live'75 +2 bonus、2001 Budai Ifjusagi Park Live'77、2002 Nastroje + Video Clip、2004 Gottingen,Alte Ziegelei'77 +1 bouns、2004 Sikorki *ボーナスCD(未発レア・トラック8曲入り)、2004 Wicher W Polu Dmie *ボーナスCD (未発レア・トラック8曲入り)
LV-1755 SBB / Lost Tapes Vol.1 (Studio&Live Recordings 1974-1978) 9CD BOX \11000
 またSBBボックス! もちろん前ボックスとは重ならない内容。74年から78年までのアーカイヴを8枚に分け収録。まるでハード・ロック・バンドのような初期スタジオでのセッションや大型ロック・フェスでのライヴ、管楽器奏者とウッドベーシストを加えたジャズ指向の国営ラジオでの生演、またはジャズ・フェスでのライヴ、ギター抜きでドラムスとのシンフォニックなデュオ・パフォーマンス、彼らとしては異色のアヴァンギャルドなOST音源、さらに、彼らがバックを務めた女性ヴォーカリスト、HALINA FRACKOWIAKの75年作「GEIRA」(オリジナル・ジャケット、ボーナス入り) をセットした凄いヴォリューム。すべてデジタル・リマスターにて。紙ジャケット仕様。ブックレット付き。1000限定ボックス。ナンバーリング入り。
LV-1789 SBB / Lost Tapes Vol.2 (Studio&Live Recordings 1971-1979) 9CD BOX \11000
 年末恒例となったSBBボックス。70年代のアーカイヴを未発&レア音源から収録。最古と思われる71年のテイクや、激しいインプロヴィゼーションが繰り広げられる72年のテイク、さらに本当はウェルカム期じゃないのかと思うシンフォニックな74年のテイクなど、ますます興味深い。また、今回は旧東ドイツでのライヴも多く含まれ、これはきっとSTERN COMBO MEISSENらにヒントを与えたはず。凶暴で暴発的な演奏なのに瞬時にテクニカルかつ繊細な美しさへ変る彼らのスタイル。編成も含めて唖然となるほどフレキシブルだ。しかし、旧共産国の方々の物持ちの良さというか、大事になさる点は見習うべきですね。すぐに、マスター・テープ消失だのと言っているのは、いけません。各紙ジャケット入り。ナンバーリング入り1000ボックス限定!
LV-1867 SBB / Malczewski 3CD \3500
 これは注目の未発&未CD化音源。主に76年から78年に彼らが手がけた舞台音楽や美術・映像用の音楽を集めたもので、いわゆるサウンドトラック的なものではなく、シンフォニック・ジャズ・ロックと呼べるシュールで高度な演奏が展開される。荘厳さが漂い、77年作のZE SLOWEM BIEGNE DO CIEBIEとリンクするディスク1、DVDリリースされたベルギーでの前衛舞踏団とのジョイント・ライヴにヘヴィで豪快なスタジオ・トラックを加えたディクス2、4人編成での79年のライヴから組曲FOLLOW MY DREAMと報道ドキュメンタリーで構成されるディスク3。どれも濃く、崇拝的だ。3面開きデジパック+100ページのスペシャル・ブックレット。スリップケース入り。限定ファン・クラブ・リリース09年盤。
LV-1849 STRAWBERRY FIELDS / Rivers Gone Dry CD \2500
 COLLAGE、SATELLITE、PETER PANのブレイン、WOJTEK SZADKOWSKIのニュー・プロジェクトによる女性ヴォーカルをフィーチャーしたバンドの09年デビュー作。ギター、キーボード、ベースらメンバーは全員SATELLITE。なので、SATELLITEのヴォーカルが男性から女性へ替わった編成での録音。東欧のメランコリックさと幻想感にギャザリングのようなタッチをミックスした、シンフォ・ファンも女性ヴォーカル・ファンも魅了する内容で、一聴ではシンプルな曲調だが、オーケストレーションが夕焼けのように美しく、ギターが哀愁を綴るラストの感動に包まれて、もう一度最初へ戻ると、音の多彩さに気付き印象が変る。これぞ、SATELLITEならではの隠されたトリック。ミルキーなメロウさが格別です。
LV-1665 TURQUOISE / Same CD \2500
 2001年に大きな話題を呼んだ彼らのデビュー作。女性ヴォーカルをフィーチャーし、QUIDAMに負けないファンタジックなシンフォニック美に包まれる。エキゾチックな叙情と、霧にかすむような幻想立体感。優しく、ハートフルな曲調に透き通った女性ヴォーカルがとてもよく合う。ヴェールのように垂れ込むストリングス、華麗に舞うギター、劇的な展開、駆け抜けるシンセ、すべて、天使の羽衣のような彼女のヴォーカルを引き立たせる。中世風味を帯びたアコースティック・パートもロマンチック。シンフォ・ファン&女性ヴォーカル・ファン必聴作。
LV-1688 TURQUOISE / Po Drugiej Stronie CD \2500
 03年リリースの2作目。メンバー・チェンジがあったものの、前作の流れをそのまま受け継ぐ叙情派シンフォを限りなく美しく展開。女性美ヴォーカルをフィーチャーし、柔らかで繊細なキーボードやメロディアスなギターを配し、また、ヴァイオリンも効果的に絡め、ドラマチックな波をいくつも連れ進行していく。洪水から現れるパイプ・オルガン、そんな架空の神話のようなファンタジーが次々と映し出され、シンフォ・ファンなら誰が聴いても満足する音を作り上げている。6曲目からスタートする壮大な組曲も良い。冒頭とラストの教会オルガンの響きも作品を印象付けている。
LV-1774 TURQUOISE / Futura CD \2500
 06年新作3rd。また女性ヴォーカリストが代わっており、それでも女性ヴォーカルにこだわった姿勢はリーダーの描くファンタジーと密接な関係があるらしい。愁いの美ヴォーカルをフロントにした優麗なシンフォ路線は変らず、変ったと言えば歌詞が英語になっているのと、ギターが強めになった。でも、今風に感化されたかと言うとそうでもなく、ふわふわとした女性的な幻想感はこのバンドならではで、ラストの中世風味を持ったクラシカルな曲の印象的なフレーズをアルバム冒頭のイントロダクションに使うなど、トータル性でも聴かせる。決してすっきりと晴れない翳りはポーランドならでは。

〓[SOUTH AFRICA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ZA-1701 THE ABSTRACT TRUTH / Silver Tree CD \2800
 3枚のアルバムをリリースしたケープ・タウンのグループ。70年にEMIよりリリースされた2nd。ギター/ヴォーカル(ex.FREEDOMS CHILDREN)、キーボード/フルート、ベース/フルート/パーカッション、サックス/フルート、という変則な4人編成。英国調のハモンドといい、ヴォーカルといい、曲調といい、キャラバンのアウトテイクだと言ってもほとんどの人が信用するようなサウンド。
ZA-1727 CANAMII / Concept CD \2500
 09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! メンバーがEMIのエンジニアだった為、恵まれた環境で録音され、リリースは80年にWEAから、といったメジャーの力が投入されたコンセプト作。アニー・ハズラムとケイト・ブッシュが好きだと語るコケティッシュな女性ヴォーカルをフィーチャーし、絡み付くギターや英国プログレから影響を受けたという美しく鳴り響く複数のキーボード群がなんともマニアックなシンフォを繰り広げる。ジャケットはどう見ても月夜のファンタジア。たしかにバーデンスっぽい音使いも見られ、全体を包み込む辺境色やクラシカルなフレーズのテクニカルな入り乱れなど、旨味が押し寄せるアルバム仕立てになっている。
ZA-1711 CIRCUS / The Arena CD \2800
 南アフリカ・ジンバブエのグループ。グラム・ロックからスタート(メイクがいかにもそれっぽい)。その後、英国のハード・ロックにより傾倒し、77年に本作をリリース。1曲目や7曲目に見られるような、シンセをフィーチャーしたシンフォ・ハードや、プロコル・ハルムのカヴァーも収録。辺境ハード、ハード・プログレ・ファンは見逃せません。ラストなんかもけっこう来ます。デジタル・リマスターにて再発。正規・南ア盤CD。
ZA-1724 DUNCAN MACKAY / Chimera CD \2800
 09年デジタル・リマスター&ボーナス入り南アフリカ盤! ヨハネスブルグで録音され74年に南アフリカ・ヴァーティゴからリリースされた、キーボード・ファンにはたまらない必聴作。彼がジョン・ウェットンらクリムゾンのメンバーと77年にリリースした名作スコアのプロトタイプと言える作品で、ここにスタープレイヤーは居ないものの女性ヴァイオリニストとテクニックのあるドラマーをバックに鍵盤を弾きまくり、ハモンド、アープ、ピアノらがクラシカルかつ攻撃的に飛び交う、ちょうどトレースとE.L.&P.の間に立つようなサウンドを聴かせる。哀愁はヨーロッパそのもの。後にスコアで再録される曲もあるが、本作のほうがプログレッシヴ。ボーナスは90年に録音されたもので、美しく攻撃的な彼らしいナンバー。
ZA-1723 FREEDOMS CHILDREN / Battle Hymn Of The Broken Hearted Horde CD \2800
 68年リリースの1st。スコットランド出身のソングライターが率いるバンドで、彼らの登場が南アフリカのロック・シーンを変えた。意味深い歌詞を英国のサイケデリック・ムーヴメントそのものと言ったサウンドに乗せて歌う。プログレが香るクラシカルなハモンドとヘヴィなギターが特徴だが、本作ではアコギなど同時にフォーキーなメロディアスさがあり、黄昏たドリーミィーさが漂う。ナレーションやブラスを加えトータルな構成に打って出た夢のあるデビュー作。リマスター&68年のシングルからボーナス1曲入り・南ア盤。
ZA-1718 FREEDOMS CHILDREN / Astra CD \2800
 南アフリカの最重要バンド。4枚のシングルと3枚のアルバムをリリース。本作は70年リリースの2nd。まるでイタリアン・ロックを聴いているような、邪悪なハモンドとクラシカルなピアノをプログレ然とフィーチャーし迫るヘヴィなサウンド。サイケディリックで混沌とした要素も強く、これがまた独特の重厚さを醸し出していて良い。67年と68年のシングルからボーナス3曲入り。正規・南アフリカ・リマスター盤。
ZA-1714 FREEDOMS CHILDREN / Galactic Vides CD \2800
 南アフリカの最重要バンド。ドイツ製ブートも出回っている72年リリースの3rdが、デジタル・リマスターにて南アフリカで正規リリース。基本的にはヘヴィ・ロックを得意とするグループだが、曲によってオーケストラを加え、ダークで混沌とした通好みの音に仕上げている。当時の英国の音に非常に近く、ヴァーティゴの一連のヘヴィ作品にも通じる味とクオリティーを持っている。ボーナス1曲入り。
ZA-1709 HAWK / African Day CD \2800
 南アフリカ屈指のレア・サイケ・ハード。71年リリースの1st。70年代初期に4枚のLPをリリースし、内1枚は英カリスマからのリリースであった。アコ・ギ、ピアノ、太いベース、アンダーソン張りのフルート、ドラムス、パーカッション、ヴォーカル、そして呪術的なコーラスらで、なにやら謎めいたサイケ・ロックを展開。JADE WARRIORの1stあたりに近い。リマスター&71年のライヴを4曲ボーナス収録。
ZA-1712 HAWK / Africa She Too Can Cry CD \2800
 73年リリースの3作目。同タイトルで南ア盤が前年にリリースされた後、1stからタイトル曲が組曲形式で再録され、一部のトラックを入れ替えて英カリスマから出されたもの。旧B面を占めるこの組曲はまさにアフリカン・プログレッシヴ・ロックと呼べる素晴らしい出来で、妖しげな部族風太鼓が鳴り、大地の霧が払われるようにフルートが大草原へと広がっていく。1st同様に呪術的なコーラスを絡め、アフリカの自然がパノラマのように歌われていくが、ギターやハモンドなど音の質感が英カリスマ流になっており、非常にイメージがうまく確立されている。リマスター南ア盤。シングルや次作から5曲ボーナス入り。
ZA-1729 JOHN AND PHILIPA COOPER / The Cooperville Times CD \2500
 アンダーグラウンド・フォーク・ファン&コレクター必聴! 69年に南アフリカでリリースされた激レア・フォーク・ロック作が初CD化。アルバムの名義は男女デュオながら、サイケデリックなエレクトリック・ギター(FREEDOMS CHILDRENのJULIAN LAXTON)、アコギ、ベース、ドラムス、キーボード、フィドル、フルートなどを導入した8人編成のバンド・スタイルで聴かせ、その60年代風のメロディアスなポップさは、ITHACAや、メロウキャンドルのアルバム以前の68年のシングル曲のようなイメージ(マニアックですみません)。女性ヴォーカルがソロで歌う曲もすごくキュート。かつてメロウキャンドルの後進バンドFLIBBERTIGIBBETのアルバムが南アフリカのみでリリースされたが、本作もまた非常に英国的なサウンドを奏でている。ポコラ本でお皿5枚&フェイバリット・マーク入り。09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤!
ZA-1730 McCULLY WORKSHOP INC. / Same CD \2500
 リーダーによる09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! 70年リリースの1st。ビートルズのサージェント・ペパーズやデビュー当時のピンク・フロイドなど英国のシーンから強い影響を受けたサイケポップで、本作には女性キーボーディストが参加しておりコーラスでも歌声を聴かせている。彼女の弾く暗いオルガンが鍵となった曲や、本バンドの特徴であるトランペットやフリューゲルホルンが活かされた曲、フルートが浮遊する木陰フォークなど、コレクターにはたまらない居心地の良さだ。ムーディ・ブルースに似た思想・宗教的な詞も見られる。
ZA-1725 McCULLY WORKSHOP / Genesis CD \2500
 初CD化。リーダーによる09年デジタル・リマスター&南アフリカ盤! 何回かの休眠とメンバー・チェンジはあったものの、60年代半ばにMCCULLAGH兄弟がフォーク・ロック・バンドとして始め、現在もライヴを行っている長寿バンドで本作はコレクターの難関のひとつとして君臨していた71年リリースの屈指の激レア2nd。聖書の創世記を緩くヒントに哀愁を帯びたメロウなサイケポップをプログレ風味を感じさせながら聴かせる。ブラスロックとは一味違ったトランペット、ホルン、トロンボーンを配し、時に狂おしいフルートを混ぜ、ねばっこいギター、メロウなヴォーカル、ホットなリズムなど全7曲中3曲が組曲という力作だ。
ZA-1705 McCULLY WORKSHOP / Buccaneer CD \2800
 7枚のシングルと4枚のアルバムをリリースしたメロディアスなロックを得意とするグループ。コレクターの間ではメロトロン入りの75年作、AGESが知られている。本CDはそのAGESの曲も含む98年再録作品で、新曲も6曲収録。リリカルなキーボード、アコ・ギ、コーラスなどMOODY BLUESに似ているところも。バンドによる自主リリースCD。
ZA-1706 OTIS WAYGOOD BLUES BAND / Same CD \2800
 70年代初期に3枚のアルバムをリリースしたブルース・ロック・バンド。ジンバブエで結成され、その後はケープ・タウンで活動していた。本作は70年リリースの1stで、英国調の渋いブルース・ロックを基調としながらも、サックスや浮遊感のあるフルートを全体にフィーチャーした暗い影のある音を持つ。3rdからボーナス3曲入り。リマスター・南アフリカ正規盤。
ZA-1716 OTIS WAYGOOD BLUES BAND / Simply Otis Waygood CD \2800
 前作1stでは、浮遊感のある独特のサイケ・ブルース・ハードを演奏していた彼ら。71年に同じくEMI PARLOPHONEからリリースされた本2ndでは、前作でも特徴付けていたフルートやサックスをより非ハード&非ブルース調に(つまり、プログレ風? 英ヴァーティゴやネオンのバンドを連想させるような)効果的に使用し、ヘヴィさと翳りが入り混じる魅力を確実なものとしている。また、3rdから6曲ボーナス収録されており、1stCDのボーナス3曲と合わせれば3rdのTHE LIGHT CLAPS AND SCREAMも正規に完全CD化されたことになる。正規南ア・リマスター盤。
ZA-1713 SUCK / Time To Suck CD \2800
 英国、イタリア、南アフリカ、ギリシャ人による多国籍・南アフリカン・ハード。70年リリースの唯一の作品。曲のほとんどがカヴァーで、CRIMSON(21st〜)、COLOSSEUM、BRAIN AUGER、FREE、DEEP PURPLE、BLACK SABBATHらのレパートリーを取り上げている。その演奏のパワーは凄まじく、ステージでも荒れ狂っていたようだ。フルートもフィーチャーし熱く迫る。当時、ジャケ違いでフランス盤も出ていた。正規リマスター南ア盤。ボーナス1曲プラス。
ZA-1731 THIRD EYE / Awakening CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの69年作1st。ダーバン出身のバンドでハード指向ながらもメロディックなヴォーカルと女性キーボーディストがワイルドに弾くハモンドがコレクターを離さない。ブラス・セクションが配され、アコギを使った曲やクラシカルなフレーズが織り込まれるなど同年代の英国物と比べてもなんら見劣りしない。深めにエコーが掛けられたサウンドはインストになると狂おしく畳み掛けられ、ツイン・ギターが激しさを増す。層が厚いとは言えないものの、強力なシーンが南アにあった。09年再発盤。 SOUTH AFRICA
ZA-1732 THIRD EYE / Serching CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの69年作2nd。デビュー作と同メンバーで同年にリリース。サイケポップの良さも聴かれた前作だったが、本作ではよりロック色を強めており、旧B面は長い曲で構成されるなど当時のアート感覚が持ち込まれている。少しジミ・ヘンドリックスを思わせるソウルフルなヴォーカルも特徴で、ハモンドがプログレッシヴにフィーチャーされる10分越えの曲では後半ピアノに切り替えドラマ性を出すなど年代を考えるとかなり先端を走っている。ブレを感じない英国直系型。09年再発盤。 SOUTH AFRICA
ZA-1733 THIRD EYE / Brother CD \2500
 南アフリカのロック・レジェンドと言われる彼らの70年作3rd。女性キーボーディストとは思えないプログレッシヴなハモンドが切れ良くかつ豪快にバンドをまとめていく。彼女は1st録音時でなんとまだ14才だったと言われ、ということは本作でもまだ15才! アーサー・ブラウンのFIREのカヴァーが収録されており、ヴィンセント・クレーン張りに弾き倒している。当時リリース元のポリドールが短期間にアルバム3枚という無謀な契約をした為、録音は荒いが、どれも情熱がほとばしる意思の強いサウンドを聴かせる。09年再発盤。 SOUTH AFRICA
ZA-1726 V.A. / Slowly ... From The South 2CD \3500
 すべてオフィシャル・ライセンスによる2枚組24曲入り南アフリカ産のプログレ、サイケ&ロックの09年コンピ盤。70〜80年代の音源を中心に現在のメロディック系バンドも加えたもので、未CD化やオフィシャル初CD化が満載! DUNCAN MACKAYのCHIMERAはエデット・ヴァージョン、HAWKは未CD化の3作目から、女性ヴォーカルをフィーチャーするシンフォニック・ロック・バンドのCANAMII、サイケポップなIMPI、ジェントル・ジャイアントの影響を感じさせるTHE KALAHARI SURFERS、MCCULLY WORKSHOPは未CD化の2ndから、オルガン&ブラス・ロックのTHE SQUARE SET-BOYS、ヘヴィ・プログレのTHE INVADERS、キャラヴァン風のSTEVE LINNEGAR'S SNAKESHED、英ヴァーティゴから71年にリリースされたASSAGAI、君臨するハードサイケのTHE THIRD EYE、そして、FREEDOM'S CHILDREN、WILDEBEEST、OTIS WAYGOOD、南アの中心人物、RAMSAY MACKAYの82年ソロ、RABBITTはLP未収72年シングル曲などシーンをほぼ網羅し、さらに近年のアーティスト&バンド、JACKHAMMER、OFF THE EDGE、DAVID'S CONFESSION(オケ&合唱団入りシンフォ)もかなり出来が良く注目!

〓[IRAQ]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-9501 AL-BASIM / Revival CD \2500
 今話題のトランスワールド・プログレッシヴ・ロック本(シンコー・ミュージック刊行)でマニアックに紹介されていたので久々に取ってみました。クレジットから当初は謎のイランのグループ、REVIVALとされた79年録音のレア作。その後、アメリカ録音であり、リーダーはイラク人だと判明。ジャケットのイメージだと油臭いハードな内容を想像してしまうが、美しいフルートとメロディアスなギターをリズム・セクションが好サポートするシンフォとジャズ・ロックが織り交ざったイスラエルあたりにも通じる叙情的なサウンドで聴かせる。再注目の1枚!

〓[TURKEY]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-2041 BARIS MANCO / 2023 (Digipack) CD \2980
 限定300枚デジパック&リマスターにて。コレクターの間で最も有名な75年作。以前に同タイトルでCD化されたものは少し曲が組み替えてあったので、オリジナルの内容&ジャケットでは初CD化となる。シンセ、ソリーナ、オルガンらのキーボードをシンフォニックに配し、クラシカルなフレーズや自然界の音を効果的に取り入れたコンセプト作で、明らかにプログレッシヴ・ロックと言える音作りで通している。ギター、フルート、サックスらの他に、タンブール(パキスタン系の弦楽器)、ダヴァル(トルコ太鼓)、サズらを加えた民俗色とエレクトリックが一体となった辺境プログレならではの音!
LV-2013 BARIS MANCO / 2023 CD \2980
 曲順が違い、一部はカットされているものの、辺境コレクターの間で崇め続けられて来たバルシュ・マンチョの旧作がCD化された。彼は来日経験もあるトルコきっての有名なシンガーで、本作は75年にリリースされたコンセプト作。シンセ、ハモンドらのキーボード、ギター、ベースに、タンブール(パキスタン系の弦楽器)、ダヴァル(トルコ太鼓)、サズらを加えた辺境プログレならではの音。本作の続編とも言える79年作から2曲と、シングルから1曲足されている。民族色とエレクトリックが渾然一体となった、まさに辺境シンフォ!
LV-2043 HARDAL / Nasil ? Ne Zaman ? CD \2500
 初CD化。トルコのプログレッシヴ・サイケの代表作の1枚。78年リリースの1st。同国のバンドの中では後発だが、その分だけ垢抜けたアレンジを持っており辺境色とのブレンドはこの上ないエキゾチックさを放つ。ファズ一辺倒かと思いきやギターはうねりながらもテクニカルなバッキングも見せ、アコギも使用。キーボードはシンセ、オルガン、エレピ、ソリーナとマルチな色彩を付ける。切々としたヴォーカル・メロ、サビでの甘い女性コーラスなど現地であればヒット性も持ち合わせた内容だ。バランスのとれたいいバンドだと思う。4曲目、6曲目あたりの泣きがたまりません。
LV-2018 MOGOLLAR / Dum-Tek CD \2980
 中央トルコのアナトリア地方 (カッパドキアのあるところ)、及び黒海側に展開される民族音楽をベースにしたロックをアナドル・ロック、またはアナトリアン・ロックと称して呼ばれるが、その代表格が本グループ。ディープな民族楽器とファズ・ギター、ムーグ、ローズらを混載し、アナトリアの哀愁をテクニカルなサウンドに乗せて、エキゾチックに繰り広げる75年作2nd。その変拍子とアンサンブルは、サムラやファーマーズ・マーケット、果てはジェントル・ジャイアントを引き合いに出せるような、プログレ・ファンびっくりの音。胸を締め付けるような哀愁がシンフォ調に流れ出す6曲目にもやられる。
LV-2020 MOGOLLAR / Mogollar's 94 CD \2980
 これぞ、アナトリアン・シンフォというサウンドをテクニカルに、エキゾチックに、ドラマチックに展開する彼らの94年作。強いて本作を例えれば、近年のコルモラン風とも言えるが、合唱が入り、ギターが泣き、キーボードが壮大感を与える2曲目など、これが、アナトリアの音だとしか言いようがない。大草原を覆い尽くすようなキーボード・ストリングス、絡まるサズやブズーキ、大地に響くパーカッション、まさに、アジアとバルカンとロシアとヨーロッパと中東を橋渡しする音。ギリシャに近いのでスパノダキスの例えも出せる。大発見!

〓[INDONESIA]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-2144 COZY STREET CORNER / Nirmana CD \2500
 PROGRESSIVE ROCK SONY INDONESIA絡みで出直した02年作。チェンバーチックなストリングス・セクションやアコ・ギをたおやかに配し、クリシェを夢見フォークにしたような曲と、キャラヴァン風のノリの曲で終始メロディアスに聴かせる。5曲目、7曲目ではバンジョーが沖縄三線のような味を出していて、東アジアを感じる。これがトルコだったらバンジョーもサズ風になるんですよ、きっと。IMANISSIMOやDISCUSのようなインパクトは無いけれど、インドネシアのカラーは充分で、聴いているうちに妙に耳に残ってしまう作品。ほんわかとした良い出来。
LV-2102 DISCUS / 1st CD \2700
 圧巻! あまりにも個性的で、ぶっ飛んだプログレッシヴ・ロックを演奏する8人編成のインドネシアのグループ。所狭しと駆け回るツイン・キーボード、的確かつ弾きまくられるギター、デヴィット・クロスのようなヴァイオリン、吹き荒れるフルートetc.、今までまったく聴いたことがないような曲調・構成・アンサンブル。これほどまでのグループが誕生していたとは驚きを隠せない。99年作。
LV-2155 ERWIN GUTAWA / Rockestra CD \2500
 CHRISYEの名作、BADAI PASTI BERLALU再録盤などを筆頭に、プロデューサー、アレンジャー、コンポーザーとしてインドネシアの音楽シーンで名を馳せるERWIN GUTAWAが制作した、インドネシアン・ロック&ポップスのシンフォニック・ロック・アレンジ06年作。GODBLESSやGURUH SUKARNO PUTRAなど70年代から90年代にヒットした曲を中心に、女性を含む現在売れっ子のシンガーがヴォーカルを取り、彼がキーボードを担当するロック・バンドに、英国アビイロード・スタジオにてロンドン・シンフォニー・オーケストラや壮麗な混声合唱団を融合させた、激シンフォ&ドラマチックな内容。立体に浮かび上がる特殊ジャケット付き。シンフォ・ファン必聴!
LV-2161 GOD BLESS / 36th CD \2500
 ヴォーカリストとギタリストを中心に再び復活し12年振りとなる09年新作をリリース。過去5枚のアルバムを出し90年代後半にも一度再編されている彼らだが、今回はメタルには行かず、キーボードをシンフォニックに配したドラマチックな70年代風のハード・プログレで統一。少しアップデイトされた、それでいてレトロな重さ、カッコいい変拍子、合唱団、クィーンを思わせる展開、アクセント的なガムラン、インドネシア語のセンチメンタルな歌心など非常に総合的な組み合わせが効いた力作となっており、バンドの最高作と断言出来る一撃だ。インドネシアのプログレを追ってきた方、マストです。
LV-2142 IMANISSIMO / Z's Diary CD \2500
 噂のPROGRESSIVE ROCK SONY INDONESIAからのリリース。04年作。広大に描かれた、トータル70分を超える一大プログレッシヴ・ロック組曲。ヘヴィ・エッジのギターもバンド全体の屈折した空想美広がるサウンドにうまく埋まり、インストながら女性ヴォーカルや合唱をヴィジュアル的に配し、シンフォニックな場面展開を綴っていく。DISCUSほどの土着色はないが、それでもキーボードが生み出すエキゾチックさは満点で、南の国の神話が解き放たれているようなスケール感を味わえる。ガンダルフを思わせるラストも圧巻。
LV-2159 MAKARA / Maureen CD \2500
 ドラマチックなシンフォニック・ロック! 80年代にアルバムをリリースしたプログレ・バンドの22年振りの08年新作。インドネシアのシーンを育て、DISCUSにも関わったANDY JULIASを中心に、同じくDISCUSからキーボーディストとベーシストも参加。女性の悲劇を歌ったコンセプト作で、英国、オランダあたりのバンドを思わせるサウンドを劇的に繰り広げる。インドネシア語で歌われているのであの独特の哀愁もあり、キーボードによる多彩なオーケストレーションをふんだんにフィーチャーし、テクニカルなギターとのコンビネーションも良く、引いた時のアコースティック・パートの繊細さや、甘美なコーラス、スリリングなリズムの仕掛けなど、これはもうインドネシアン・シンフォの金字塔になるのでは。PROGRESSIVE ROCK SONY INDONESIAからのリリース。必聴!
LV-2160 SIMAK DIALOG / Demi Masa CD \2500
 カンタベリー・ジャズ・ロックを思わせる傑作となった彼らの09年作。硬派でありながら哀愁を灯したメロウさを漂わせ、エレピとギターが核となりクンダンらの打楽器に煽られて研ぎ澄まされれた感性で演奏されていく。インドネシアらしいカラーに染まる1曲目から個性が出ており、複雑なリズムを編み出しながらバックとソロが自在にかみ合いミュージシャンの呼応が激しさを高める。アカデミックだが人の温度を感じるこの音楽センスに脱帽! 多彩なプレイで魅了するギタリストのスキルにも注目。*アメリカ盤も出ていますが、本盤はインドネシア製3面開き紙ジャケット・オリジナル盤です!
LV-2152 VANTASMA / Beyond Fallen Dreams CD \2500
 ペンドラゴンあたりを思わせる正統派ネオ・シンフォ・バンド06年作。PROGRESSIVE ROCK SONY INDONESIAからのリリースで、英語で歌われるインターナショナルなこの手のスタイルはインドネシア初と言えるもの。ギターがやや手前でキーボードがやや後気味。リズム・チェンジが多く、ギターがツインでハモリながら執拗に甘美さでサウンドを埋め、キーボードはストリングスもオルガンもなるだけ鍵盤数を押さえる。その壁の厚さ。曲、メロもよく、ドラマチックだ。4曲目のイントロ部分などキャメル/オランダ系のバンドかと思うほど切ない。音質がガッチリとしていない分、人臭さがあってハートが伝わる。注目!

〓[PHILIPPINES]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-2203 ASIN / Himig Ng Pag-Ibig CD \2500
 女性ヴォーカル・サイケ・フォークの激レア盤として、レコード・コレクターの間でも注目されてきた79年作2nd。本作はフィリピンのメロウキャンドルとも称され、かなりの高値で取引されてきたファン垂涎の1枚。ポコラ本でもお皿4つ。アコースティック&ファズ・ギター、ドラムス、リコーダー、ストリングスを導入したフォーク・ロックで、哀愁を帯びたヴィンテージ感あふれるサウンドをバックに、タガログ語による美声女性ヴォーカルと男性ヴォーカルで歌う。特にラストではブレッド・ラブ&ドリームスを連想させるようなドリーミィなサイケ感覚も。フィリピン・フォークの傑作。デジタル・リマスター盤、フィリピン盤正規再発。
LV-2204 ASIN / Sinta Himig Kayumanggi 2 CD \2500
 欧米からの影響を感じさせ洗練された印象を受けるアルバム。前作までとは違ったイメージで、メロディアスなフォーク・サウンドは残しつつも、女性ヴォーカル・ポップス物といった雰囲気。イタリア民謡のSORRENTOなども取り上げている。1曲目とラストの曲だけは彼らの過去のアルバムの曲をアレンジを大幅に変えて新らたに収録。タガログ語。デジタル・リマスター盤、フィリピン盤正規再発。
LV-2205 JUAN DE LA CRUZ / Himig Natin CD \2500
 73年2nd。ポコラ本でもレア度はお皿4枚のフィリピン屈指の激レア・ハード。クリームを思わせる攻撃的なハード・ブルース・ロックで、クリームと同様にベースの音量がデカく、非常に重量感のあるサウンドで聴かせる。スピード・グルー&シンキのJOSEPH SMITHが在籍したことでも知られる。GRATEFUL DEADのカヴァーや、タガログ語で歌われるラストなど、サイケデリックな要素も見せる。この国のロック文化財重要アイテム。デジタル・リマスター盤、フィリピン盤正規再発。
LV-2206 JUAN DE LA CRUZ / Maskara CD \2500
 OSANNA顔負けのフェイス・ペインティングで迫る75年リリースの4作目 (ライヴ盤をはさむ)。前作のブルース・ハード色に加え、ピアノ、アコースティック・ギター、オーケストラもフィーチャーし、より大物バンド的な音楽性の広さを見せる。破壊的なアート・ロック風で圧倒する2曲目に対し、クラシカルなバラードを聴かせる6曲目などの、アルバムとしてのコントラストも印象に残る。前作よりもタガログ語で歌われる曲が多く、アイデンティティーを打ち出した名作。デジタル・リマスター盤、フィリピン盤正規再発。
LV-2217 MIKE HANOPOL / Lagablab CD \2500
 JUAN DELA CRUZのベーシスト(本作ではギターを弾いている)の06年新作。多数のセッション・ミュージシャンを迎えてリリースされた。見掛けから想像されるほどヘヴィではなく、泣きの効いたロック・ポップ・アルバムで、彼のタガログ語のヴォーカルをフィーチャーした、インドネシアのクリシェを連想させるようなメロディアスなサウンド。部分的にハード・プログレッシヴなブリッジも見かけられ、賛美歌を引用したロック・アレンジ、また女性ヴォーカリストとのデュエットなど、バリエーションを持たせている。クリシェ・ファンはぜひ。
LV-2212 WALLY GONZALES / Tunog Pinoy CD \2500
 JUAN DE LA CRUZのギタリストが77年にリリースした激レア1stソロ。ポコラ本でもお皿5枚のヴァリューで紹介。JUAN DE LA CRUZの音楽性を継承するものの、よりメロディアスで、またシンセなどキーボード・ソロもフィーチャーし、乱暴に言ってしまえばゲイリー・ムーアのフィリピン版か。JUAN DE LA CRUZのJ.SMITHとは違いWALLYのヴォーカルはウォーム・ハートで、インドネシアのクリシェのような味わいを持つ。影をどっぷりと落とす3曲目はプログレ・ファンを貫く。デジタル・リマスター盤。フィリピン盤正規再発。
LV-2208 WALLY GONZALES / Wally On The Road CD \2500
 同じくポコラ本でお皿5枚の激レア・アイテムとして紹介されている78年の2nd。さらに2作とも彼のお気に入りマークまで付いている。前ソロ作に比べるとJUAN DE LA CRUZに近いが、キーボードが見せ場を作るインスト・ナンバーや、WALLY'S BLUESと題された8曲目など、プログレッシヴ風味でも引き付ける。JUAN DE LA CRUZがMASKARAリリース後、活動休止していた時期にリリースされた彼の思いがつまったソロ2作。デジタル・リマスター盤。フィリピン盤正規再発。

〓[BAHRAIN]〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
LV-1906 OSIRIS / Same CD \2500
 ペルシャ湾に面したバーレーンのプログレ・バンド。82年リリースの1st。LPリリース当時、まず2ndが入荷し、キャメル・タイプのメロディアスなサウンドが話題になった。本作も英語で歌われ、キャメルを強く思わせる英国シンフォの影響を受けた音作りに、パーカッションをアラビックに使用した2曲目など中近東のフレーヴァーが自然と入っており、勢いで押し流してしまうハードさとロマンチックな歌心が混ざったデビュー作らしいポテンシャルを持っている。89年の未発ボーナス1曲入り。
LV-1905 OSIRIS / Visions From The Past CD \2500
 中東バーレーンで80年代から活動している正統派プログレ・バンド。通算5作目となる07年新作。前作までは中近東カラーの無いインターナショナル志向だったが、本作では、ツイン・キーボードによるハモンド、ピアノ、シンセや、フルートなどを効かせた、ジェネシス、キャメル影響下の叙情的な泣きを含んだシンフォニック・サウンドに、アラブの弦楽器カヌーンや、ダルブッカなどの湾岸パーカッションを導入し、またアラビアン・ポエムを曲間に挿入するなど、アラブ・スタイルを織り交ぜ、同じイスラム影響下でも、スペインのバンドとはまた違う、他の国のバンドには無いオリジナリティーをかもし出している。コンセプト作。英語。


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